JP2000101809A - 画像通信装置および画像通信方法 - Google Patents

画像通信装置および画像通信方法

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JP2000101809A
JP2000101809A JP10283339A JP28333998A JP2000101809A JP 2000101809 A JP2000101809 A JP 2000101809A JP 10283339 A JP10283339 A JP 10283339A JP 28333998 A JP28333998 A JP 28333998A JP 2000101809 A JP2000101809 A JP 2000101809A
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Yuji Kurosawa
雄治 黒澤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量の画像データ受信時にメモリオーバーフ
ローをできるだけ防止することができ、かつ記録部の動
作不能時等に対しても効率の良い通信を実現する。 【解決手段】 大量の画像データ受信時に、記録部の印
字スピードが遅いことや画像の復号化のスピードが遅い
こと等によりメモリオーバーフロー間近となったとき、
受信を遅延させる処理を実行することにより、回線側を
保留または減速させるような処置をとり、メモリオーバ
ーフローを防止し、受信を正常に終了させる。また、記
録部が動作不能のときは、なるべく速く通信を終了し、
最終的にメモリオーバーフローのときは、相手にエラー
を返すことにより、相手の通信料金を低減し、また通信
線路を他の通信に利用できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信用メモリを有
する画像通信装置および画像通信方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の画像通信装置および
画像通信方法に関するの技術として、以下のような提案
が知られている。 (1)特開平6−284238号 受信画像メモリの残量を監視し、メモリ残量が一定量以
下になったことを検知すると、記録制御部は記録モード
を高速の記録モードへ切り替えて画像を記録する。 (2)特開平7−283919号 受信記録対象画像が全白ラインのときは、インクリボン
の送りを停止したまま記録紙のみをラインフィードで
き、受信バッファのオーバーフローを防止できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例には以下の欠点があった。
【0004】(1)大量の画像データ受信時に、記録部
の印字スピードが遅いことや画像の復号化のスピードが
遅いことにより、メモリオーバーフロー間近となったと
き、回線側を保留させるような処置をしないと、印字ス
ピードの改善等により装置側の処理スピードを多少改善
したとしても、結局はメモリオーバーフローとなってし
まう。
【0005】(2)カートリッジのインクなしや、紙な
し、記録紙ジャム、記録部カバーオープン等により記録
部が動作不能のときは、メモリオーバーフロー近くで遅
延動作を入れても、使用可能な残メモリ量は決まってし
まっているので、無意味に通信時間を引き延ばすだけ
で、結局はメモリオーバーフローとなってしまう場合が
ある。そのような場合には、なるべく速く通信を終了
し、相手にエラーを返した方が相手の通信料金の低減と
なるし、通信線路を他の通信に利用できる。
【0006】(3)通信部が独立しているような構成の
場合、通信部が記録部の状態を直接監視することは困難
である。
【0007】(4)通信部が独立しているような構成の
場合、読取/記録を制御するCPUと通信部との間のI
/Fは、よりシンプルにすることが望ましく、やり取り
する情報も最低限必要なものにする方が望ましい。
【0008】そこで本発明は、大量の画像データ受信時
にメモリオーバーフローをできるだけ防止することがで
き、かつ記録部の動作不能時等に対しても効率の良い通
信を実現できる画像通信装置および画像通信方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は、
受信した符号化画像データを記憶する記憶手段と、前記
符号化画像データを記録用データに変換して記録する記
録手段と、前記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量
検知手段と、前記検知手段からの出力より、前記記録手
段が動作しているか停止しているか判断する判断手段
と、前記記憶手段の残記憶容量をある閾値と比較する比
較手段と、前記比較手段からの出力に応じて、受信中の
通信を遅延させる遅延手段と、前記記録手段の動作が停
止していると判断した場合、前記遅延手段を動作させ
ず、前記記録手段の動作が停止していないと判断した場
合、前記遅延手段を動作させる制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0010】また本出願の第2の発明は、受信した符号
化画像データを記憶する記憶手段と、前記符号化画像デ
ータを記録用データに変換して記録する記録手段と、前
記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検知手段と、
前記記憶手段へ格納する符号化データの記憶容量を検知
する格納容量検知手段と、前記残容量検知手段からの出
力と前記格納容量検知手段からの出力より前記記録手段
が動作しているか停止しているか判断する判断手段と、
前記記憶手段の残記憶容量をある閾値と比較する比較手
段と、前記比較手段からの出力に応じて、受信中の通信
を遅延させる遅延手段と、前記記録手段の動作が停止し
ていると判断した場合、前記遅延動作手段を動作させ
ず、前記記録手段の動作が停止していないと判断した場
合、前記遅延手段を動作させる制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0011】また本出願の第3の発明は、受信した符号
化画像データを記憶する記憶手段と、前記符号化画像デ
ータを記録用データに変換して記録する記録手段と、前
記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検知手段と、
一定時間内の前記残容量検知手段による出力の変化量よ
り前記記録手段が動作しているか停止しているか判断す
る判断手段と、前記記憶手段の残記憶容量をある閾値と
比較する比較手段と、前記比較手段からの出力に応じ
て、受信中の通信を遅延させる遅延手段と、前記記録手
段の動作が停止していると判断した場合、前記遅延手段
を動作させず、前記記録手段の動作が停止していないと
判断した場合、前記遅延手段を動作させる制御手段とを
有することを特徴とする。
【0012】また本出願の第4の発明は、受信した符号
化画像データを記憶する記憶手段と、前記符号化画像デ
ータを記録用データに変換して記録する記録手段と、前
記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検知手段と、
前記検知手段からの出力より前記記録手段が動作してい
るか停止しているか判断する判断手段と、前記判断手段
からの出力により実施中の受信の処理を決定する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0013】また本出願の第5の発明は、通信ブロック
と読取/記録ブロックとが別々に制御され、両者が双方
向デジタルI/F部により接続される画像通信装置にお
いて、通信に関する動作を制御する第1の制御手段と、
前記第1の制御手段に制御される第1の記憶手段と、読
取/記録を制御する第2の制御手段と、前記第2の制御
手段に制御され、受信した符号化画像データを記憶する
第2の記憶手段と、前記第2の制御手段に制御され、前
記符号化画像データを記録用データに変換して記録を行
う記録手段と、前記第1の制御手段および前記第2の制
御手段に制御され、読取/記録制御ブロックと通信ブロ
ックとの間でデジタルデータのやり取りを行う装置内I
/F部と、前記第2の記憶手段の残記憶容量を前記装置
内I/F部を介して第1の制御手段で検知するための残
容量検知手段と、前記残容量検知手段からの出力より、
前記記録手段が動作しているか停止しているかを前記第
1の制御手段で判断するための判断手段と、前記第2の
記憶手段の残記憶容量をある閾値と比較する比較手段
と、前記比較手段からの出力に応じて、前記第1の制御
手段が受信中の通信を遅延させるための遅延手段とを有
し、前記第1の制御手段は、前記記録手段の動作が停止
していると判断した場合、前記遅延手段を動作させず、
前記記録手段の動作が停止していないと判断した場合、
前記遅延手段を動作させることを特徴とする。
【0014】また本出願の第6の発明は、受信した符号
化画像データを記憶手段に記憶する記憶工程と、前記符
号化画像データを記録用データに変換して記録する記録
工程と、前記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検
知工程と、前記残容量検知工程による検知結果より前記
記録工程が動作しているか停止しているか判断する判断
工程と、前記記憶手段の残記憶容量をある閾値と比較す
る比較工程と、前記比較工程による比較結果に応じて、
受信中の通信を遅延させる遅延工程と、前記記録工程の
動作が停止していると判断した場合、前記遅延工程を動
作させず、前記記録工程の動作が停止していないと判断
した場合、前記遅延工程を動作させる制御工程とを有す
ることを特徴とする。
【0015】また本出願の第7の発明は、受信した符号
化画像データを記憶手段に記憶する記憶工程と、前記符
号化画像データを記録用データに変換して記録する記録
工程と、前記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検
知工程と、前記記憶容量へ格納する符号化データの記憶
容量を検知する記憶容量検知工程と、前記残容量検知工
程による検知結果と前記格納容量検知工程による検知結
果より前記記録工程が動作しているか停止しているか判
断する判断工程と、前記記憶手段の残記憶容量をある閾
値と比較する比較工程と、前記比較工程の比較結果に応
じて、受信中の通信を遅延させる遅延工程と、前記記録
工程の動作が停止していると判断した場合、前記遅延工
程を動作させず、前記記録工程の動作が停止していない
と判断した場合、前記遅延工程を動作させる制御工程と
を有することを特徴とする。
【0016】また本出願の第8の発明は、受信した符号
化画像データを記憶手段に記憶する記憶工程と、前記符
号化画像データを記録用データに変換して記録する記録
工程と、前記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検
知工程と、一定時間内の前記残容量検知工程による検知
結果の変化量より前記記録工程が動作しているか停止し
ているか判断する判断工程と、前記記憶手段の残記憶容
量をある閾値と比較する比較工程と、前記比較工程の比
較結果に応じて、受信中の通信を遅延させる遅延工程
と、前記記録工程の動作が停止していると判断した場
合、前記遅延工程を動作させず、前記記録工程の動作が
停止していないと判断した場合、前記遅延工程を動作さ
せる制御工程とを有することを特徴とする。
【0017】また本出願の第9の発明は、受信した符号
化画像データを記憶手段に記憶する記憶工程と、前記符
号化画像データを記録用データに変換して記録する記録
工程と、前記記憶手段の残記憶容量を検知する残容量検
知工程と、前記検知工程の検知結果より前記記録工程が
動作しているか停止しているか判断する判断工程と、前
記判断工程の判断結果により実施中の受信の処理を決定
する制御工程とを有することを特徴とする。
【0018】また本出願の第10の発明は、通信ブロッ
クと読取/記録ブロックが別々に制御され、両者が双方
向デジタルI/F部により接続される装置における画像
通信方法において、通信に関する動作を制御する第1の
制御工程と、前記第1の制御工程に制御される第1の記
憶工程と、読取/記録を制御する第2の制御工程と、前
記第2の制御工程に制御され、受信した符号化画像デー
タを第2の記憶手段に記憶する第2の記憶工程と、前記
第2の制御工程に制御され、前記符号化画像データを記
録用データに変換して記録を行う記録工程と、前記第1
の制御工程および前記第2の制御工程に制御され、読取
/記録制御ブロックと通信ブロックとの間でデジタルデ
ータのやり取りを行う装置内I/F工程と、前記第2の
記憶手段の残記憶容量を装置内I/F工程を通して第1
の制御工程が検知するための残容量検知工程と、前記残
容量検知工程の検知結果より前記記録工程が動作してい
るか停止しているかを前記第1の制御工程が判断するた
めの判断工程と、前記第2の記憶手段の残記憶容量をあ
る閾値と比較する比較工程と、前記比較工程の比較結果
に応じて、前記第1の制御工程が受信中の通信を遅延さ
せるための遅延工程とを有し、前記第1の制御工程は、
前記記録工程の動作が停止していると判断した場合、前
記遅延工程を動作させず、前記記録工程の動作が停止し
ていないと判断した場合、前記遅延工程を動作させるこ
とを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態および実施例】図1、図2は、本発
明の一実施例としてのファクシミリ装置の構成を示すブ
ロック図であり、図1は通信制御ブロックの構成を示
し、図2は読取/記録制御ブロックの構成を示してい
る。
【0020】CPU1は、本通信ブロックを制御するも
のであり、その内部にDMAC(DMAコントローラ)
と割り込みコントローラを内蔵している。このCPU1
は、ROM2に格納されているプログラムに従って動作
する。
【0021】RAM3は、送信データや受信データや音
声データが一時的に格納される。また、RAM3の一部
分はCPU1のワークエリアとして使用される。
【0022】双方向パラレルI/F部(装置内I/F
部)4は、読取/記録制御ブロックとの間でデータをや
り取りする。双方向パラレルI/F部4は、IEEE1
284に準拠しており、ハード的にはホストとなってい
る。また、リバース方向のデータ転送としては、ニブル
モードとECPモードをサポートしており、フォワード
方向とリバース方向に時分割で転送する。
【0023】HDLC(High-Level Data Link Control
Procedure)コントローラ5は、G4通信時に使用され
るものであり、G4ファクシミリがサポートするOSI
の7レイヤ構造のレイヤ2(Data Link )の部分を受け
持つ。HDLCコントローラ5とRAM3との間のデー
タ転送は、CPU1に内蔵されたDMACにより行われ
る。レイヤ3以上の階層は、CPU1によりソフトウェ
アで行われる。
【0024】スイッチ回路8は、ISDN回線のB1、
B2チャネル(ISDN回線I/F部9)に、HDLC
コントローラ5とコーデック7からのデータ経路を選択
の上、接続する。もちろん両方をB1、B2チャネルに
それぞれ接続することも可能である。また、HDLCコ
ントローラ5からのデータをB1、B2の両方(2B)
に接続することもできるようになっている。これをバル
ク通信という。スイッチ回路8は、CPU1の制御の下
に動作する。
【0025】G3モデム6は、CPU1の制御によりI
SDN上でG3通信を達成するための変復調等を行うも
のである。すなわち、RAM3内の送信データは、割り
込み処理によりG3モデム6へ転送され、また受信デー
タは、G3モデム6から割り込み処理によりRAM3へ
転送される。G3モデム6は、音声のデータ圧縮のため
符号化/復号化の機能を内蔵しており、同様にデータ
は、RAM3との間でやり取りされる。
【0026】コーデック7は、G3モデム6から出力さ
れたアナログ信号をPCM符号化するとともに、スイッ
チ回路8から入力されたPCMのデジタルデータを復号
化し、そのアナログ信号をG3モデム6へ供給する。
【0027】ISDN回線I/F部9は、レイヤ1とD
チャネルのレイヤ2をサポートするICと回線/装置間
の絶縁を保つためのトランス等から構成される。Dチャ
ネルのレイヤ3は、CPU1がコントロールしてソフト
ウェアで行っている。
【0028】以上、通信制御ブロックの各部分について
説明してきたが、RAM3には送信/受信時のデータが
一時的に格納されており、それらのデータは4を介して
順次読取/記録制御ブロックのRAM33に格納され
る。つまり、RAM3の容量はそれほど大きくなく、R
AM33の容量はそれと比べてかなり大きいものであ
る。また、RAM3はバックアップされていないが、R
AM33は数時間程度バックアップされているものとす
る。
【0029】また、双方向パラレルI/F部4上のファ
クシミリ通信用データはMMR符号化データでやり取り
される。また、MMR符号以外で送受信する場合は、通
信制御ブロック内でデータ変換される。なお、MMR以
外の通信とは、G3通信で考えられる。
【0030】次に、図2において、CPU31は、マイ
クロプロセッサ等から構成され、ROM32に格納され
ているプログラムに従ってRAM33、不揮発性RAM
34、キャラクタジェネレータ(CG)35、読取部3
8、印字制御部42、操作部37、表示部36、コーデ
ック39、解像度変換部40、H−V変換部41、双方
向パラレルI/F部43を制御する。
【0031】RAM33は、読取部38によって読み取
られた2値化画像データあるいは印字制御部42に記録
される2値化画像データを格納するとともに、双方向パ
ラレルI/F部43を介して通信制御ブロックへ出力す
る符号化画像データと、通信制御ブロックから双方向パ
ラレルI/F部43を介して入力された符号化画像デー
タを格納する。
【0032】不揮発性RAM34は、電源が遮断された
状態にあっても保存しておくべきデータ(たとえば短縮
ダイヤル番号等)を確実に格納するものである。
【0033】キャラクタジェネレータ35は、JISコ
ード、ASCIIコード等のキャラクタを格納するRO
Mであり、CPU31の制御に基づき必要に応じて所定
コードに対応するキャラクタデータを取り出す。
【0034】読取部38は、DMAコントローラ、画像
処理IC、イメージセンサ、CMOSロジックIC等か
ら構成され、CPU31の制御に基づいて密着型イメー
ジセンサ(CS)を利用して読み取ったデータを2値化
し、その2値化データを順次CPU33に送る。なお、
この読取部38に対する原稿のセット状態は、原稿の搬
送路に設けられたフォトセンサを用いた原稿検出部(図
示せず)により検出できるようになっている。
【0035】印字制御部42は、DMAコントローラ、
インクジェット記録装置、CMOSロジックIC等から
構成され、CPU31の制御によってRAM33に格納
されている記録データを取り出し、ハードコピーとして
記録出力する。
【0036】操作部37は、画像送信、受信等をスター
トさせるキーと、送受信時における解像度等の動作モー
ドを選択するモード選択キーと、ダイヤリング用のテン
キーないしワンタッチキー、留守/在宅を切り替えて設
定する留守モードキー等から構成されている。
【0037】表示部36は、時計表示用の7セグメント
LCDおよび各種モードを表示する絵文字LCDと、5
×7ドット16桁×1行の表示を行うことができるドッ
トマトリクスLCDとを組み合わせたLCDモジュール
と、LED等から構成されている。
【0038】コーデック39は、CPU31が符号化さ
れたデータを復号化したり、生データを符号化するのを
手助けするものであり、生データ/RL(ランレング
ス)変換回路、RL/生データ変換回路等から成る。
【0039】解像度変換部40は、読取部38よりRA
M33に蓄えられた2値化データや、双方向パラレルI
/F部43を介してRAM33に蓄えられた受信符号化
データをコーデック39を利用してCPU31が復号化
した生データを、200pels/inch の解像度から記録用
の解像度360dpiに変換する。解像度変換部40で
は主走査方向についてのみ解像度を変換し、変換された
データはまたRAM33に蓄えられる。副走査方向の解
像度変換は、CPU31によりソフトウェアによりライ
ンコピーすることにより行われる。
【0040】横縦変換(H−V変換)部41は、横に相
当する主走査方向のデータをインクジェットヘッドのノ
ズル数aと同じライン数aだけ用意し、実際の記録時に
必要なヘッドに供給するデータを得るために、各ライン
の同一ドット目のデータをa個ずつ副走査方向に取り出
して、ヘッドに供給するデータ順に並び替える作業を行
う。
【0041】双方向パラレルI/F部43は、IEEE
1284に準拠したI/F部となっている。ハード的に
はペリフェラルとなっている。この双方向パラレルI/
F部43は通信制御ブロックと接続され、通信制御ブロ
ックからの受信データをRAM33へ格納したり、RA
M33に格納された送信データを通信制御ブロックへ送
ったりする。また、両ブロック間のステータスや設定デ
ータ等のやり取りも行っている。
【0042】次に、図3〜図5は、本実施例におけるフ
ァクシミリ装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、本実施例の動作について各フローチャートに基づ
き具体的に説明する。
【0043】まず、S1で電源オン時に、イニシャライ
ズ処理を実行する。S2は各処理の待機状態であり、何
か各処理開始のトリガが外部から与えられれば、要求の
処理へ分岐する。具体的には送信要求、ISDN網より
の受信要求、コピー要求等である。
【0044】S3では、分岐するための要求としてIS
DN網よりの着信要求(SETUP信号)がDチャネル
上に来ているかどうかをCPU1が監視する。そして、
SETUP信号が来た場合、信号の内容を解析し、BC
(Bearer Capability )およびHLC(高位レイヤ整合
性)よりG4着信またはG3着信と判断した場合には、
S4へ進む。また、SETUPなしの場合は、S2へ戻
って要求が来るのを待つ。
【0045】S4では、SETUP信号の内容より、G
4着信と判断した場合はS5へ進み、G3着信と判断し
たS21へ進む。
【0046】S5ではG4の受信処理を行う。まず、C
PU1はCPU31とネゴシエーションをとりG4受信
を動作を開始する。CPU1の制御の下、ISDN回線
からISDNI/F部9に入力されたデータは、スイッ
チ回路8を経由してHDLCコントローラ5へ入力され
る。HDLCコントローラ5でHDLCフレームが外さ
れ、つまり物理レイヤ(レイヤ1)とデータリンクレイ
ヤ(レイヤ2)の半分がHDLCコントローラ5で行わ
れ、データはDMAでRAM3へ送られる。RAM3の
データはCPU1の制御の下、上位レイヤへと解析さ
れ、画像データをRAM3内の違うエリアへー旦蓄え
る。蓄えられた画像データは、DMAで双方向パラレル
I/F部へ送られ、CPU1の制御の下読取/記録制御
ブロックへ送られる。そのデータは双方向パラレルI/
F部43を介してDMAでRAM33内の受信バッファ
へ格納される。
【0047】S6では、RAM33内の受信バッファエ
リアのオーバーフローが近いかどうか監視する。これは
CPU31が受信バッファの空きエリア容量を一定時間
毎に双方向パラレルI/F部43、4を介してCPU1
へ知らせることによりCPU1が監視する。そして、近
い場合(残メモリエリアがある値より小さくなった場
合)はS7へ進み、近くない場合はS5の処理をそのま
ま継続する。
【0048】S7では、CPU1が一定時間毎に送られ
てくる受信バッファの空きエリア容量の情報を監視し、
かつCPU1は、その一定時間内に読取/記録制御ブロ
ックへ送った画像データのデータ量を検出する。ここで
送られてきた受信バッファの空きエリアから一定時間内
の受信バッファの空きエリアの減少量と、送った画像デ
ータのデータ量を比較し、両者が何回か連続で等しいと
き、記録部が停止していると判断する。そうでない場合
は記録部が動作していると判断する。そして、記録部停
止と判断したときはS8へ、そうでない場合はS9へ移
行する。
【0049】なお、画像データ量の認識方法としては、
ここでCPU1は、一定時間毎に送られてくる受信バッ
ファの空きエリア容量の情報が送られてきたときに、そ
の時間内に送った画像データ量をCPU1自身がカウン
トしていて認識する場合や、双方向パラレルI/F部4
がカウントしており、CPU1が双方向パラレルI/F
部4に問い合わせることにより認識することも可能であ
る。
【0050】S8では、そのまま継続中の受信処理を継
続して行う。そしてS10へ移行する。S10では、C
PU1が通信終了したかどうかを監視しており、終わっ
ていればS13で受信を正常に終了したと判断し、その
後待機ルーチンへ移る。また、S10で通信が継続中の
場合はS11へ移行し、読取/記録制御ブロックから送
られてくる受信バッファの空きエリア情報より、受信バ
ッファがオーバーフローしたかどうか監視し、オーバー
フローしていない、つまり空きエリアがまだあるときは
S10へ戻る。
【0051】また、オーバーフローしていた場合は、S
12で、そのまま通信を区切りのいいところまで続行
し、ページ間手順信号(レイヤ5、RDGR信号)によ
り受信側からエラーが発生したことを伝え、その時点で
受信をエラー終了する。
【0052】S9では、現在受信している通信を待たせ
るような処理を実行する。具体的には、ページ間で送信
側からレイヤ5のCDPB(ドキュメントページ間境界
コマンド)がきたとき、RDPBN(ドキュメントペー
ジ境界否定レスポンス)を返したり、またレイヤ5の無
通信監視タイマのデフォルトは60秒にCSS(セッシ
ョン開始コマンド)で設定されているため、CDPBが
きたときにRDPBP(ドキュメントページ境界工程レ
スポンス)またはRDPBN(ドキュメントページ境界
否定レスポンス)を返すのを60秒まで遅らせることに
より行う。以上のような処理を実行した後、S14へ移
行する。
【0053】S14では、S9の処理により、読取/記
録制御ブロックより送られてくる受信バッファのメモリ
空きエリアが一定量まで回復したらS17へ移行する。
まだ一定量まで回復していない場合は、S15へ移る。
【0054】S15では、S7で行ったように記録が停
止しているかどうか判断し、記録が停止していないと判
断した場合は、S14へ戻る。また、停止していると判
断したときはS16に移行し、S9で行ったようなペー
ジ間のウェイトやページの再送処理は中止し、通常の受
信を再開し、なるべく速い時間で受信を終了するような
方向へもっていく。また、受信終了前に受信バッファが
オーバーフローした場合は、そのまま通信を区切りのい
いところまで続行し、ページ間手順信号(レイヤ5、R
DGR信号)により受信側からエラーが発生したことを
伝え、その時点で受信をエラー終了する。
【0055】S4でG3受信の場合は、S21でECM
か通常のG3かを判別し、ECMのときはS22へ移行
し、G3の場合はS41へ移行する。
【0056】S22では、G3(ECM)の受信処理を
行う。まずCPU1は、CPU31とネゴシエーション
をとりECM受信を動作を開始する。CPU1のもと、
ISDN回線からISDNI/F部9に入力されたデー
タは、スイッチ回路8を経由してコーデック7へ入力さ
れる。コーデック7でD/A変換され、G3モデム6へ
入力される。
【0057】G3モデム6でアナログ信号が復調されデ
ジタル画像データが再生され、また、G3モデム6でH
DLCフレームが外され、DMAでRAM3へデータは
送られる。RAM3のデータはCPU1の制御の下、M
MRでない場合はMMR符号に変換され、画像データを
RAM3内の違うエリアへ一旦蓄える。
【0058】蓄えられた画像データは、DMAで双方向
パラレルI/F部4へ送られ、CPU1の制御の下、読
取/記録制御ブロックへ送られる。読取/記録制御ブロ
ックへ送られたデータは、双方向パラレルI/F部43
を介してDMAでRAM33内の受信バッファへ格納さ
れる。
【0059】S23では、RAM33内の受信バッファ
エリアのオーバーフローが近いかどうか監視する。これ
はCPU31が受信バッファの空きエリア容量を一定時
間毎に双方向パラレルI/F部43、4を介してCPU
1へ知らせることによりCPU1が監視する。そして、
近い場合(残メモリエリアがある値より小さくなった場
合)はS24へ進み、近くない場合はS22の動作をそ
のまま継続する。
【0060】S24では、CPU1が一定時間毎に送ら
れてくる受信バッファの空きエリア容量の情報を監視
し、かつCPU1はその一定時間内に読取/記録制御ブ
ロックへ送った画像データのデータ量を検出する。ここ
で送られてきた受信バッファの空きエリアから一定時間
内の受信バッファの空きエリアの減少量と、送った画像
データのデータ量を比較し、両者が何回か連続で等しい
とき、記録部が停止していると判断する。そうでない場
合は、記録部が動作していると判断する。そして、記録
部停止と判断したときはS25へ移行し、そうでない場
合はS26へ移行する。
【0061】S25では、そのまま継続中の受信処理を
継続して行う。そして、S28へ移行する。
【0062】S28では、CPU1が通信終了したかど
うかを監視しており、終わっていれば、S31で受信を
正常に終了したと判断しその後、待機ルーチンへ移る。
S28で通信が継続中の場合はS29へ移行し、読取/
記録制御ブロックから送られてくる受信バッファの空き
エリア情報より、受信バッファがオーバーフローしたか
どうか監視し、オーバーフローしていない、つまり空き
エリアがまだあるときはS28へ戻る。オーバーフロー
していた場合は、S30で、そのまま通信をページエン
ドまで続行し、送信側のページ間手順信号に対し、受信
側は手順を返さないようにし、その時点で受信をエラー
終了する。
【0063】S26では、現在受信している通信を待た
せるような処理を実行する。具体的には、ページエンド
でエラーブロックの再送を要求し、再送要求は何度も繰
り返し行う。以上のような処理を実行した後、S32へ
移行する。
【0064】S32では、S26の処理により、読取/
記録制御ブロックより送られてくる受信バッファのメモ
リ空きエリアが一定量まで回復したらS35へ移行す
る。まだ一定量まで回復していない場合はS33へ移
る。
【0065】S33では、S24で行ったように記録が
停止しているかどうか判断し、記録が停止していないと
判断した場合は、S32へ戻る。また、停止していると
判断したときは、S34に移行し、S26で行ったよう
な再送処理は中止し、通常の受信を再開し、なるべく速
い時間で受信を終了するような方向へもっていく。そし
て、受信終了前に受信バッファがオーバーフローした場
合は、そのまま通信をページエンドまで続行し、ページ
間手順信号に対し返信せず受信をエラー終了する。
【0066】S41ではG3の受信処理を行う。まずC
PU1は、CPU31とネゴシエーションをとりG3受
信を動作を開始する。CPU1のもとISDN回線から
ISDNI/F部9に入力されたデータは、スイッチ回
路8を経由してコーデック7へ入力される。コーデック
7でD/A変換され、G3モデム6へ入力される。G3
モデム6でアナログ信号が復調されデジタル画像データ
が再生され、DMAでRAM3へデータは送られる。
【0067】RAM3のデータはCPU1の制御の下、
MMRでない場合はMMR符号に変換され、画像データ
をRAM3内の違うエリアへ一旦蓄える。蓄えられた画
像データは、DMAで双方向パラレルI/F部へ送ら
れ、CPU1の制御の下読取/記録制御ブロックへ送ら
れる。そのデータは双方向パラレルI/F部43を介し
てDMAでRAM33内の受信バッファへ格納される。
【0068】S42では、RAM33内の受信バッファ
エリアのオーバーフローが近いかどうか監視する。これ
はCPU31が受信バッファの空きエリア容量を一定時
間毎に双方向パラレルI/F部43、4を介してCPU
1へ知らせることによりCPU1が監視する。そして、
近い場合(残メモリエリアがある値より小さくなった場
合)はS43へ進み、近くない場合はS41の制御をそ
のまま継続する。
【0069】S43では、CPU1が一定時間毎に送ら
れてくる受信バッファの空きエリア容量の情報を監視
し、かつCPU1はその一定時間内に読取/記録制御ブ
ロックへ送った画像データのデータ量を検出する。ここ
で送られてきた受信バッファの空きエリアから一定時間
内の受信バッファの空きエリアの減少量と、送った画像
データのデータ量を比較し、両者が何回か連続で等しい
場合には、記録部が停止していると判断する。また、そ
うでない場合は、記録部が動作していると判断する。そ
して、記録部停止と判断したときはS44へ、そうでな
い場合はS45へ移行する。
【0070】S44では、そのまま継続中の受信処理を
継続して行う。そしてS46へ移行する。S46では、
CPU1が通信終了したかどうかを監視しており、終わ
っていれば、S49で受信を正常に終了したと判断し、
その後待機ルーチンへ移る。S46では通信が継続中の
場合は、S47へ移行し、読取/記録制御ブロックから
送られてくる受信バッファの空きエリア情報より、受信
バッファがオーバーフローしたかどうか監視し、オーバ
ーフローしていない、つまり空きエリアがまだあるとき
は、S46へ戻る。オーバーフローしていた場合は、S
48でそのまま通信をページエンドまで続行し、送信側
のページ間手順信号に対して受信側は手順を返さないよ
うにし、その時点で受信をエラー終了する。
【0071】また、S45では、現在受信している通信
の速度を落とすような処理を実行する。具体的にはペー
ジエンドで前手順のやり直しを要求し、トレーニング信
号に対してフォールバックし、通信速度を落とすように
する。以上のような処理を実行した後、S50へ移行す
る。
【0072】S50では、通信が終了したか判断し、終
了の場合はS53へ移る。S53では、受信を正常に終
了したと判断し、その後待機ルーチンへ移る。
【0073】また、通信終了していないときはS51へ
進み、読取/記録制御ブロックから送られてくる受信バ
ッファの空きエリア情報より、受信バッファがオーバー
フローしたかどうか監視し、オーバーフローしていな
い、つまり空きエリアがまだあるときはS52へ移行す
る。また、オーバーフローときはS55でそのまま通信
をページエンドまで続行し、送信側のページ間手順信号
に対して受信側は手順を返さないようにし、その時点で
受信をエラー終了する。
【0074】S52では読取/記録制御ブロックから送
られてくる受信バッファの空きエリア情報より、受信バ
ッファがある一定量まで改善したかどうか監視し、改善
していた場合はS54で次ページより通常スピードの受
信を再開する。また改善していない場合はS50へ戻
る。
【0075】なお、以上の説明において、S45から後
の一連の動作で、ただフォールバックによるスピードダ
ウンとして説明したが、残メモリ容量に基づいてスピー
ドダウンするスピードを決定することも可能である。こ
れにより、メモリオーバーフローしない範囲で、できる
だけ受信スピードを高めることが可能となる。
【0076】また、記録部停止かどうかの判断では、C
PU1が一定時間毎に送られてくる受信バッファの空き
エリア容量の情報を監視し、かつCPU1はその一定時
間内に読取/記録制御ブロックへ送った画像データのデ
ータ量を検出し、一定時間内の受信バッファの空きエリ
アの減少量と、送った画像データのデータ量を比較して
判断するようにしたが、この他にも、例えばCPU1の
方で、あるバイト(またはワード)数を転送したとき、
またはある時間後に、CPU1の方から読取/記録制御
ブロックへ問い合わせ、返答された空き容量情報から判
断することも可能である。
【0077】あるいは、ある一定時間内に送られるデー
タはおおよそいくらであるから、それと空き情報をある
程度の幅をもち比較することにより、同様の判断を行う
ことも可能である。また、単に一定時間毎に送られてく
るバッファの空き情報を前回のものと比較してバッファ
の減少量を記憶し、その減少量が毎回等しいとき、記録
部停止と判断する方法もある。
【0078】以上説明したように、本発明の実施例は、
以下のような特有の効果を得ることができる。
【0079】(1)G4、G3のECMの場合、大量の
画像データ受信時に、記録部の印字スピードが遅いこと
や画像の復号化のスピードが遅いことによりメモリオー
バーフロー間近となったとき、回線側を保留させるよう
な処置をすることにより、メモリオーバーフローさせな
いことが可能となる。また、G3の場合でもスピードを
減速させることにより、メモリオーバーフローを遅らせ
ることができ、いずれの場合も受信を正常に終了させる
ことができる。
【0080】(2)カートリッジのインクなしや、紙な
し、記録紙ジャム、記録部カバーオープン等により記録
部が動作不能のときは、メモリオーバーフローが近くで
遅延動作を入れても、使用可能な残メモリ量は決まって
しまっているので、無意味に通信時間を引き伸ばすだけ
で、結局はメモリオーバーフローとなってしまう場合が
ある。そのような場合に、なるべく速く通信を終了し、
相手にエラーを返すことができるので、相手の通信料金
の低減となり、通信線路を他の通信に利用できるという
効果がある。
【0081】(3)通信部と読取/記録部が別々に構成
されているので、通信部が記録部の状態を直接監視する
ことは困難であるため、互いの間をI/F部によりつな
ぎ、その窓により監視する必要があるが、ここで用いる
I/F部は、よりシンプルにすることが望ましく、やり
取りする情報も最低限必要なものにする方が望ましい。
これに対し、本実施例では、読取/記録ブロックからの
受信バッファの空き容量情報のみにより、記録部が停止
かどうかも判断することができ、I/F部の構成および
やり取りする情報の簡素化を達成できる。
【0082】(4)特に本実施例のように読取/記録ブ
ロックからの空き容量情報がかなり頻繁に送られてくる
ため、そこに加えて記録正常異常のデータも毎回送られ
てくるとなると、そのためにI/F部をさらに占有して
しまい、本実施例でのI/F部は双方向セントロであり
半二重通信であるため、そのために転送画像データの量
が減ってしまうことになる。また、記録異状時のみその
データを送るようにしても、結局異常データあるかない
かの判断のためにウェイトが必要となり、スループット
は落ちてしまう。これに対し、本実施例では、読取/記
録ブロックからの受信バッファの空き容量情報のみによ
り、記録部が停止かどうかも判断することができるの
で、装置のスループットを向上させる効果がある。
【0083】(5)読取/記録ブロックと通信ブロック
が分かれた構成でも、通信ブロックが装置の空きメモリ
情報を細かく把握しているので、それに応じた臨機応変
の対応が可能となる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第
1、第6の発明によれば、以下のような効果がある。
【0085】(1)大量の画像データ受信時に、記録部
の印字スピードが遅いことや画像の復号化のスピードが
遅いこと等によりメモリオーバーフロー間近となったと
き、受信を遅延させる処理を実行することにより、回線
側を保留または減速させるような処置をすることによ
り、メモリオーバーフローさせない、またはメモリオー
バーフローを遅らせることが可能となり、受信を正常に
終了させることができる。
【0086】(2)カートリッジのインクなしや、紙な
し、記録紙ジャム、記録部カバーオープン等により記録
部が動作不能のときは、なるべく速く通信を終了し、最
終的にメモリオーバーフローのときは、相手にエラーを
返すことにより、相手の通信料金の低減となり、また通
信線路を他の通信に利用できるという効果がある。
【0087】(3)通信制御部が記録部の状態を直接監
視することは困難であるような場合でも、それを受信バ
ッファの空き容量から間接的に監視することのみによ
り、達成することができる。
【0088】(4)受信バッファの空き容量情報から記
録部の異常の判断するためやり取りする情報を少なくで
き、装置のスループット向上を計れる。
【0089】また、本出願に係る第2、第7の発明によ
れば、以下のような効果がある。
【0090】(1)大量の画像データ受信時に、記録部
の印字スピードが遅いことや画像の復号化のスピードが
遅いこと等によりメモリオーバーフロー間近となったと
き、受信を遅延させる処理を実行することにより、回線
側を保留または減速させるような処置をすることによ
り、メモリオーバーフローさせない、またはメモリオー
バーフローを遅らせることが可能となり、受信を正常に
終了させることができる。
【0091】(2)カートリッジのインクなしや、紙な
し、記録紙ジャム、記録部カバーオープン等により記録
部が動作不能のときは、なるべく速く通信を終了し、最
終的にメモリオーバーフローのときは、相手にエラーを
返すことにより、相手の通信料金の低減となり、また通
信線路を他の通信に利用できるという効果がある。
【0092】(3)通信制御部が記録部の状態を直接監
視することは困難であるような場合でも、それを受信バ
ッファの空き容量から間接的に監視することのみによ
り、達成することができる。
【0093】(4)受信バッファの空き容量情報から記
録部の異常の判断するためやり取りする情報を少なくで
き、装置のスループット向上を計れる。
【0094】(5)受信バッファの残記憶容量情報と送
出データ容量から、記録停止を判断することにより、正
確にかつ簡単に記録停止を判断することができる。
【0095】また、本出願に係る第3、第8の発明によ
れば、以下のような効果がある。
【0096】(1)大量の画像データ受信時に、記録部
の印字スピードが遅いことや画像の復号化のスピードが
遅いこと等によりメモリオーバーフロー間近となったと
き、受信を遅延させる処理を実行することにより、回線
側を保留または減速させるような処置をすることによ
り、メモリオーバーフローさせない、またはメモリオー
バーフローを遅らせることが可能となり、受信を正常に
終了させることができる。
【0097】(2)カートリッジのインクなしや、紙な
し、記録紙ジャム、記録部カバーオープン等により記録
部が動作不能のときは、なるべく速く通信を終了し、最
終的にメモリオーバーフロ―のときは、相手にエラーを
返すことにより、相手の通信料金の低減となり、また通
信線路を他の通信に利用できるという効果がある。
【0098】(3)通信制御部が記録部の状態を直接監
視することは困難であるような場合でも、それを受信バ
ッファの空き容量から間接的に監視することのみによ
り、達成することができる。
【0099】(4)受信バッファの空き容量情報から記
録部の異常の判断するためやり取りする情報を少なくで
き、装置のスループット向上を計れる。
【0100】(5)一定時間毎の受信バッファの残記憶
容量情報から、記録停止を判断することにより、正確に
かつ簡単に記録停止を判断することができる。
【0101】本出願に係る第4、第9の発明によれば、
以下のような効果がある。
【0102】(1)通信制御部が記録部の異常を直接検
知できない場合、それを受信バッファの空き容量から間
接的に見ることのみにより達成することができ、その情
報を通信に役立てることができる。
【0103】(2)受信バッファの空き容量情報から記
録部の異常の判断するためやり取りする情報を少なくで
き、装置のスループット向上を計れる。
【0104】本出願に係る第5、第10の発明によれ
ば、以下のような効果がある。
【0105】(1)大量の画像データ受信時に、記録部
の印字スピードが遅いことや画像の復号化のスピードが
遅いこと等によりメモリオーバーフロー間近となったと
き、受信を遅延させる処理を実行することにより、回線
側を保留または減速させるような処置をすることによ
り、メモリオーバーフローさせない、またはメモリオー
バーフローを遅らせることが可能となり、受信を正常に
終了させることができる。
【0106】(2)カートリッジのインクなしや、紙な
し、記録紙ジャム、記録部カバーオープン等により記録
部が動作不能のときは、なるべく速く通信を終了し、最
終的にメモリオーバーフローのときは、相手にエラーを
返すことにより、相手の通信料金の低減となり、また通
信線路を他の通信に利用できるという効果がある。
【0107】(3)通信制御部と読取/記録制御部が分
離しており、通信部が記録部の状態を直接監視すること
は困難であるような構成においても、両部の間のI/F
部を経由して、それを受信バッファの空き容量から間接
的に監視することのみにより、達成することができる。
【0108】(4)また、このような構成により、通信
部を他の装置に流用して使用することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のファクシミリ装置にお
ける通信制御ブロックの構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例のファクシミリ装置における読取/
記録制御ブロックの構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例のファクシミリ装置における動作を
示すフローチャートである。
【図4】上記実施例のファクシミリ装置における動作を
示すフローチャートである。
【図5】上記実施例のファクシミリ装置における動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、31…CPU、 2、32…ROM、 3、33…RAM、 4、43…双方向パラレルI/F部、 5…HDLCコントローラ、 6…G3モデム、 7、39…コーデック、 8…スイッチ回路、 9…ISDN回線I/F部、 34…不揮発性RAM、 35…キャラクタジェネレータ、 36…表示部、 37…操作部、 38…読取部、 40…解像度変換部、 41…H−V変換部、 42…印字制御部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した符号化画像データを記憶する記
    憶手段と;前記符号化画像データを記録用データに変換
    して記録する記録手段と;前記記憶手段の残記憶容量を
    検知する残容量検知手段と;前記検知手段からの出力よ
    り、前記記録手段が動作しているか停止しているか判断
    する判断手段と;前記記憶手段の残記憶容量をある閾値
    と比較する比較手段と;前記比較手段からの出力に応じ
    て、受信中の通信を遅延させる遅延手段と;前記記録手
    段の動作が停止していると判断した場合、前記遅延手段
    を動作させず、前記記録手段の動作が停止していないと
    判断した場合、前記遅延手段を動作させる制御手段と;
    を有することを特徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 受信した符号化画像データを記憶する記
    憶手段と;前記符号化画像データを記録用データに変換
    して記録する記録手段と;前記記憶手段の残記憶容量を
    検知する残容量検知手段と;前記記憶手段へ格納する符
    号化データの記憶容量を検知する格納容量検知手段と;
    前記残容量検知手段からの出力と前記格納容量検知手段
    からの出力より前記記録手段が動作しているか停止して
    いるか判断する判断手段と;前記記憶手段の残記憶容量
    をある閾値と比較する比較手段と;前記比較手段からの
    出力に応じて、受信中の通信を遅延させる遅延手段と;
    前記記録手段の動作が停止していると判断した場合、前
    記遅延動作手段を動作させず、前記記録手段の動作が停
    止していないと判断した場合、前記遅延手段を動作させ
    る制御手段と;を有することを特徴とする画像通信装
    置。
  3. 【請求項3】 受信した符号化画像データを記憶する記
    憶手段と;前記符号化画像データを記録用データに変換
    して記録する記録手段と;前記記憶手段の残記憶容量を
    検知する残容量検知手段と;一定時間内の前記残容量検
    知手段による出力の変化量より前記記録手段が動作して
    いるか停止しているか判断する判断手段と;前記記憶手
    段の残記憶容量をある閾値と比較する比較手段と;前記
    比較手段からの出力に応じて、受信中の通信を遅延させ
    る遅延手段と;前記記録手段の動作が停止していると判
    断した場合、前記遅延手段を動作させず、前記記録手段
    の動作が停止していないと判断した場合、前記遅延手段
    を動作させる制御手段と;を有することを特徴とする画
    像通信装置。
  4. 【請求項4】 受信した符号化画像データを記憶する記
    憶手段と;前記符号化画像データを記録用データに変換
    して記録する記録手段と;前記記憶手段の残記憶容量を
    検知する残容量検知手段と;前記検知手段からの出力よ
    り前記記録手段が動作しているか停止しているか判断す
    る判断手段と;前記判断手段からの出力により実施中の
    受信の処理を決定する制御手段と;を有することを特徴
    とする画像通信装置。
  5. 【請求項5】 通信ブロックと読取/記録ブロックとが
    別々に制御され、両者が双方向デジタルI/F部により
    接続される画像通信装置において、 通信に関する動作を制御する第1の制御手段と;前記第
    1の制御手段に制御される第1の記憶手段と;読取/記
    録を制御する第2の制御手段と;前記第2の制御手段に
    制御され、受信した符号化画像データを記憶する第2の
    記憶手段と;前記第2の制御手段に制御され、前記符号
    化画像データを記録用データに変換して記録を行う記録
    手段と;前記第1の制御手段および前記第2の制御手段
    に制御され、読取/記録制御ブロックと通信ブロックと
    の間でデジタルデータのやり取りを行う装置内I/F部
    と;前記第2の記憶手段の残記憶容量を前記装置内I/
    F部を介して第1の制御手段で検知するための残容量検
    知手段と;前記残容量検知手段からの出力より、前記記
    録手段が動作しているか停止しているかを前記第1の制
    御手段で判断するための判断手段と;前記第2の記憶手
    段の残記憶容量をある閾値と比較する比較手段と;前記
    比較手段からの出力に応じて、前記第1の制御手段が受
    信中の通信を遅延させるための遅延手段と;を有し、 前記第1の制御手段は、前記記録手段の動作が停止して
    いると判断した場合、前記遅延手段を動作させず、前記
    記録手段の動作が停止していないと判断した場合、前記
    遅延手段を動作させることを特徴とする画像通信装置。
  6. 【請求項6】 受信した符号化画像データを記憶手段に
    記憶する記憶工程と;前記符号化画像データを記録用デ
    ータに変換して記録する記録工程と;前記記憶手段の残
    記憶容量を検知する残容量検知工程と;前記残容量検知
    工程による検知結果より前記記録工程が動作しているか
    停止しているか判断する判断工程と;前記記憶手段の残
    記憶容量をある閾値と比較する比較工程と;前記比較工
    程による比較結果に応じて、受信中の通信を遅延させる
    遅延工程と;前記記録工程の動作が停止していると判断
    した場合、前記遅延工程を動作させず、前記記録工程の
    動作が停止していないと判断した場合、前記遅延工程を
    動作させる制御工程と;を有することを特徴とする画像
    通信方法。
  7. 【請求項7】 受信した符号化画像データを記憶手段に
    記憶する記憶工程と;前記符号化画像データを記録用デ
    ータに変換して記録する記録工程と;前記記憶手段の残
    記憶容量を検知する残容量検知工程と;前記記憶容量へ
    格納する符号化データの記憶容量を検知する記憶容量検
    知工程と;前記残容量検知工程による検知結果と前記格
    納容量検知工程による検知結果より前記記録工程が動作
    しているか停止しているか判断する判断工程と;前記記
    憶手段の残記憶容量をある閾値と比較する比較工程と;
    前記比較工程の比較結果に応じて、受信中の通信を遅延
    させる遅延工程と;前記記録工程の動作が停止している
    と判断した場合、前記遅延工程を動作させず、前記記録
    工程の動作が停止していないと判断した場合、前記遅延
    工程を動作させる制御工程と;を有することを特徴とす
    る画像通信方法。
  8. 【請求項8】 受信した符号化画像データを記憶手段に
    記憶する記憶工程と;前記符号化画像データを記録用デ
    ータに変換して記録する記録工程と;前記記憶手段の残
    記憶容量を検知する残容量検知工程と;一定時間内の前
    記残容量検知工程による検知結果の変化量より前記記録
    工程が動作しているか停止しているか判断する判断工程
    と;前記記憶手段の残記憶容量をある閾値と比較する比
    較工程と;前記比較工程の比較結果に応じて、受信中の
    通信を遅延させる遅延工程と;前記記録工程の動作が停
    止していると判断した場合、前記遅延工程を動作させ
    ず、前記記録工程の動作が停止していないと判断した場
    合、前記遅延工程を動作させる制御工程と;を有するこ
    とを特徴とする画像通信方法。
  9. 【請求項9】 受信した符号化画像データを記憶手段に
    記憶する記憶工程と;前記符号化画像データを記録用デ
    ータに変換して記録する記録工程と;前記記憶手段の残
    記憶容量を検知する残容量検知工程と;前記検知工程の
    検知結果より前記記録工程が動作しているか停止してい
    るか判断する判断工程と;前記判断工程の判断結果によ
    り実施中の受信の処理を決定する制御工程と;を有する
    ことを特徴とする画像通信方法。
  10. 【請求項10】 通信ブロックと読取/記録ブロックが
    別々に制御され、両者が双方向デジタルI/F部により
    接続される装置における画像通信方法において、 通信に関する動作を制御する第1の制御工程と;前記第
    1の制御工程に制御される第1の記憶工程と;読取/記
    録を制御する第2の制御工程と;前記第2の制御工程に
    制御され、受信した符号化画像データを第2の記憶手段
    に記憶する第2の記憶工程と;前記第2の制御工程に制
    御され、前記符号化画像データを記録用データに変換し
    て記録を行う記録工程と;前記第1の制御工程および前
    記第2の制御工程に制御され、読取/記録制御ブロック
    と通信ブロックとの間でデジタルデータのやり取りを行
    う装置内I/F工程と;前記第2の記憶手段の残記憶容
    量を装置内I/F工程を通して第1の制御工程が検知す
    るための残容量検知工程と;前記残容量検知工程の検知
    結果より前記記録工程が動作しているか停止しているか
    を前記第1の制御工程が判断するための判断工程と;前
    記第2の記憶手段の残記憶容量をある閾値と比較する比
    較工程と;前記比較工程の比較結果に応じて、前記第1
    の制御工程が受信中の通信を遅延させるための遅延工程
    と;を有し、 前記第1の制御工程は、前記記録工程の動作が停止して
    いると判断した場合、前記遅延工程を動作させず、前記
    記録工程の動作が停止していないと判断した場合、前記
    遅延工程を動作させることを特徴とする画像通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7315651B2 (en) * 2002-07-23 2008-01-01 Ricoh Company, Ltd. Image recording apparatus and image data selection method

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