JP2001111847A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
いずれかが装着可能なファクシミリ装置において、カー
トリッジの種別およびインク切れ等の状況に応じた適切
な画像データを受信する。 【解決手段】 主制御部は、プリンタからカートリッジ
種別情報を入力し、カートリッジ種別情報が「カラー」
の場合は、格納エリアに「カラー」を格納し、カートリ
ッジ種別情報が「モノクロ」の場合は、格納エリアに
「モノクロ」を格納する。通信が開始されると、主制御
部13は、格納エリアに格納されている「カラー」また
は「モノクロ」の情報に従ってDISのフルカラービッ
トおよびJPEGビットを設定する。また、カートリッ
ジが装着されていない場合やインク切れの場合でも、格
納エリアに格納されている「カラー」または「モノク
ロ」の情報に従ってDISのフルカラービットおよびJ
PEGビットを設定する。
Description
タの他に、カラー画像データをファクシミリ通信するこ
とができるカラー機能を搭載したファクシミリ装置に関
する。
をファクシミリ通信する前に、被呼側の端末は、被呼端
末が有する受信機能(即ち、ファクシミリグループ番
号、送受機能、端末定数など)を送信側の端末(発呼端
末)に通知するディジタル識別信号(DIS)を送信側
の端末に送出する。また、発呼端末が受信を行う場合に
は、ディジタル送信命令(DTC)で発呼端末の受信機
能を被呼端末(この場合送信端末)に通知する。そし
て、送信側の端末は、DISまたはDTCを受信する
と、ファクシミリ通信で用いる各パラメータをディジタ
ル命令信号(DCS)で受信側の端末に通知する。
ータをファクシミリ通信できるカラー機能を搭載したモ
デルが普及している。被呼端末は、やはりカラー画像デ
ータを受信可能であることをDISで発呼端末に通知す
る。また、発呼端末が受信を行う場合には、やはりカラ
ー画像データを受信可能であることをDTCで発呼端末
に通知する。
示す図である。カラー機能を搭載したファクシミリ装置
は、図4に示すように、例えば80ビットで構成された
ディジタル識別信号およびディジタル送信命令(DIS
/DTC)のうち、68ビット目に割り当てられたJP
EGおよび69ビット目に割り当てられたフルカラーの
ビットでカラー画像データを送受信可能であることを相
手側の端末に通知する。JPEGビットはJPEGデー
タ復号機能を有することを示し、フルカラーはビット
は、フルカラーJPEGデータ復号機能を有することを
示す。
ことをディジタル識別信号またはディジタル送信命令
(DIS/DTC)で通知されると、送信側の端末は、
カラー画像の送信を行うことが指示されていれば、カラ
ー画像データを通信回線を介して受信側の端末に送信す
る。受信側の端末は、カラー画像データを受信すると、
そのカラー画像をプリンタで出力する。
搭載したファクシミリ装置であっても、モノクロ画像デ
ータの受信用として使用されている場合がある。すなわ
ち、ファクシミリ装置内のプリンタに、シアン、マゼン
ダおよびイエロの3色のカラーカートリッジが装着され
ず、黒色の単色カートリッジが装着されている場合があ
る。
いる場合、単色カートリッジが装着されている場合、カ
ラーカートリッジが装着されていてもインク切れである
場合、単色カートリッジが装着されていてもインク切れ
である場合等の種々の受信環境が生じうるので、DIS
/DTCにおける情報設定が適切でないと、適切な画像
データの受信ができないという可能性が生ずる。
よびインク切れ等の状況に応じた適切な画像データを受
信することができるファクシミリ装置を提供することを
目的とする。
リ装置は、プリンタに装着されるカートリッジの種別を
認識し、カートリッジの種別に応じて、相手側の端末に
対してカラー画像受信機能またはモノクロ画像機能のい
ずれかを通知する通信制御手段を備えたことを特徴とす
る。
カートリッジと単色カートリッジとのいずれかが装着可
能であって、最後に装着されたカートリッジの種別を記
憶する記憶手段を備え、通信制御手段が、カートリッジ
が装着されていない場合には、記憶手段に記憶されてい
るカートリッジの種別の情報に従って相手側の端末に対
してカラー画像機能またはモノクロ画像機能のいずれか
を通知するように構成されていてもよい。
ートリッジのインク切れが生じている場合には、そのカ
ートリッジのカートリッジ種別の情報に従って相手側の
端末に対してカラー画像機能またはモノクロ画像機能の
いずれかを通知するように構成されていてもよい。
を記憶する画像記憶手段を有し、通信制御手段が、カー
トリッジが装着されていない場合またはカートリッジの
インク切れが生じている場合には、受信した画像データ
を画像記憶手段に格納するように構成されていてもよ
い。
説明する。図1は、この発明の実施の形態によるファク
シミリ装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、スキャナ1は、CCDイメージセンサ(図示せず)
や原稿フィード機構(図示せず)などで構成され、原稿
を光学的に読み取って、電気的な画像データに変換す
る。読み取り画像処理部2は、スキャナ1から送られる
画像データに補正処理などを施す。
せず)とLCDディスプレイ(図示せず)で構成され、
ユーザによる各種操作が行われるものである。符号化/
復号化器4は、画像メモリ9に記憶されている画像デー
タを符号化してモデム制御部7に送り、また、モデム制
御部7から送られてくる画像データを復号化して画像メ
モリ9に送る。
またはトーン信号)を通信回線5に送出するとともに、
通信回線5から送られてくる呼び出し信号(リンガ)の
検出を行う。モデム制御部7は、符号化/復号化器4か
ら送られる符号化された画像データを変調して通信回線
5に送出するとともに、通信回線5から送られてきた画
像データを受信し、受信した画像データを復調して符号
化/復号化器4に送る。
じてファクシミリ通信手順を実行する。画像メモリ9
は、読み取り画像処理部2または符号化/復号化器4か
ら送られる画像データを記憶する。記録画像処理部10
は、画像メモリ9に記憶されている画像データに補正処
理等を施してプリンタ11に送る。プリンタ11は、記
録画像処理部10から送られてきた画像データをカート
リッジ12内のインクを用いて記録紙にプリントすると
ともに、記録紙をフィードする。
て、シアン、マゼンダおよびイエロの3色のカートリッ
ジ部分を含むカラーカートリッジ、または、黒色の単色
カートリッジが装着される。そして、主制御部13は、
上記の各部の動作を制御する。
ファクシミリ装置のファクシミリ通信動作および印刷処
理について説明する。主制御部13は、プリンタ11に
装着されるカートリッジ12の種別を示すカートリッジ
種別情報を、主制御部13内の格納エリア(図示せず)
に格納する。プリンタ11は、例えばカートリッジの電
気的接点の位置の相違にもとづいてカートリッジ種別情
報を得ることができる。
種別情報を格納する動作を説明するためのフローチャー
トである。主制御部13は、カートリッジ12が装着さ
れたか否かを示す情報をプリンタ11から通知されるの
を待つ(ステップST1)。主制御部13は、プリンタ
11からカートリッジ12が装着されたことを示す情報
が通知されると、プリンタ11に対して、プリンタ11
に装着されたカートリッジ12の種別を示すカートリッ
ジ種別情報を要求し(ステップST2)、カートリッジ
種別情報の通知を待つ(ステップST3)。
リッジ種別情報の要求を受けると、装着されているカー
トリッジ12がカラーカートリッジであるのか単色カー
トリッジであるかを判別し、装着されているカートリッ
ジ12の種別に応じたカートリッジ種別情報を主制御部
13に通知する。この例では、カラーカートリッジが装
着されている場合には「カラー」を通知し、単色カート
リッジ装着されている場合には「モノクロ」を通知す
る。
リッジ種別情報を入力すると(ステップST4)、その
カートリッジ種別情報を判別する。すなわち、カートリ
ッジ種別情報が「カラー」の場合は、格納エリアに「カ
ラー」を格納し(ステップST5)、カートリッジ種別
情報が「モノクロ」の場合は、格納エリアに「モノク
ロ」を格納する(ステップST6)。
8は、主制御部13の指示に応じて、受信側の端末の受
信能力を示す情報が設定されたディジタル識別信号(D
IS)をモデム制御部7および網制御部6を介して送信
側の端末に送出する。ここで、プリンタ11にカートリ
ッジ12としてカラーカートリッジが装着されている場
合には、主制御部13内の格納エリアに「カラー」が格
納されている。その場合には、図3に示すように、主制
御部13は、DISのフルカラービットおよびJPEG
ビット(図4参照)を「1」を設定して、フルカラー画
像を受信可能であることを送信側の端末に通知するよう
に通信制御部8に指示する。
して単色カートリッジが装着されている場合は、主制御
部13内の格納エリアに「モノクロ」が格納されてい
る。その場合には、図3に示すように、主制御部13
は、DISのフルカラービットを「0」を設定し、JP
EGビットを「1」を設定して、グレー画像(モノクロ
画像)を受信可能であることを送信側の端末に通知する
ように通信制御部8に指示する。
装着されていない場合でも、すなわち、図2におけるス
テップST1でカートリッジ12の装着が検出されない
場合でも、主制御部13内の格納エリアには、以前にカ
ートリッジ12が装着された際に格納された「カラー」
または「モノクロ」の情報が残っている。その場合、主
制御部13は、DISのフルカラービットおよびJPE
Gビットを設定して、フルカラー画像またはグレー画像
を受信可能であることを示すDISを通信制御部8を介
して送信側の端末に送出する。
1にカートリッジ12が装着されていない場合でも、以
前に主制御部13内の格納エリアにカートリッジ12が
装着された際に格納された「カラー」または「モノク
ロ」の情報にもとづいて、DISのカラー受信能力を設
定する。すなわち、ユーザがカートリッジ12を装着し
ていない場合には、カートリッジ12の装着を忘れてい
るだけでカートリッジ12の種別を変更していないとみ
なす。
のインクの有無も検出する。例えば、プリンタ11がプ
リントアウトした画像データのライン数を加算し、画像
データのライン数が所定値以上となればインク切れであ
ると認識してもよいし、プリンタ11に光センサなどを
設置し、光センサでインク切れを検出してもよい。
ク切れを検出した場合でも、主制御部13は、図3に示
すように、主制御部13内の格納エリアに格納されてい
る「カラー」または「モノクロ」の情報に従って、DI
SのフルカラービットおよびJPEGビットを設定す
る。このように、主制御部13は、カートリッジ12の
インクのが切れていてもDISのカラー受信能力を設定
する。従って、ユーザがカートリッジ12を取り替えて
いない場合に、カートリッジ12の種別を変更していな
いとみなされる。
ラー画像の送信を行うことが操作者によって指示されて
いれば、DCSでカラー画像送信を通信回線を介して受
信側端末に指示した後、カラー画像データを受信側の端
末に送信する。
していない場合、または、カラー画像の送信を行うこと
が操作者によって指示されていない場合には、DCSで
モノクロ画像送信を通信回線を介して受信側端末に指示
した後、モノクロ画像データを受信側の端末に送信す
る。
はモノクロ画像データが通信回線5を介して受信される
と、受信された画像データは、モデム制御部7によって
復調された後、符号化/復号化器4によって復号化され
画像メモリ9に格納される。そして、画像メモリ9に格
納された画像データは、記録画像処理部10によって補
正処理等が施されてプリンタ11に送られる。
い場合やカートリッジ12のインク切れの場合には、カ
ートリッジ12が装着された後、またはカートリッジ1
2が交換された後に、画像データが画像メモリ9から読
み出されてプリンタ11に送られる。
と、カラー画像またはグレー画像(モノクロ画像)とし
てプリントアウトされる。
プリンタ11に装着されるカートリッジ12の種別を認
識し、そのカートリッジ12の種別に応じて、相手側の
端末に対して、カラー画像通信またはモノクロ画像通信
のいずれかを通知可能に構成したので、例えばモノクロ
画像データしか受信できない場合にカラー画像データが
送信されることがなくなり、適切な画像データを受信す
ることができる。
い場合やカートリッジ12のインク切れの場合にも、以
前に認識したカートリッジ12の種別の情報にもとづい
て、相手側の端末に対してカラー画像通信またはモノク
ロ画像通信のいずれかを通知可能に構成したので、イン
クカートリッジが装着されていない場合やインク切れの
場合にも画像データ通信を完了することができる。従来
のファクシミリ通信では、インクカートリッジが装着さ
れていない場合やインク切れの場合には、一般に、通信
が開始された後に通信異常とされていた。すなわち、通
信時間の無駄が生じていた。しかし、この実施の形態に
よれば、そのような通信の無駄は生じない。
Cにおいてカラー画像受信機能をフルカラービットとJ
PEGビットとを用いて設定したが、他のカラー画像に
関するビットがあればそのビットを用いてもよい。
シミリ装置を、プリンタに装着されるカートリッジの種
別を認識し、カートリッジの種別に応じて相手側の端末
に対してカラー画像受信機能またはモノクロ画像機能の
いずれかを通知する通信制御手段を備えた構成としたの
で、モノクロ画像データしか受信できないような場合
に、カラー画像データが送信されることがなくなり、適
切な画像データを受信することができる。
ていない場合には、記憶手段に記憶されているカートリ
ッジの種別の情報に従って相手側の端末に対してカラー
画像機能またはモノクロ画像機能のいずれかを通知する
ように構成されている場合には、操作者がカートリッジ
の装着を忘れているような場合でも、最も適切と判断さ
れる最後に装着されていたカートリッジの種別に応じた
画像データを受信することができる。
れが生じている場合には、そのカートリッジのカートリ
ッジ種別の情報に従って相手側の端末に対してカラー画
像機能またはモノクロ画像機能のいずれかを通知するよ
うに構成されている場合には、操作者がカートリッジの
交換を忘れているような場合でも、最も適切と判断され
る最後に装着されていたカートリッジの種別に応じた画
像データを受信することができる。
ていない場合またはカートリッジのインク切れが生じて
いる場合には、受信した画像データを画像記憶手段に格
納するように構成されている場合には、インクカートリ
ッジが装着されていなかったりインク切れの状態で画像
データを受信しても、カートリッジ装着後や交換後に印
刷を行うことによって、受信した画像データが無駄にな
ることはない。
示すブロック図である。
処理を示すフローチャートである。
ットおよびJPEGビットとの関係を示す説明図であ
る。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 モノクロ画像データおよびカラー画像デ
ータをファクシミリ通信可能なファクシミリ装置におい
て、 プリンタに装着されるカートリッジの種別を認識し、カ
ートリッジの種別に応じて、相手側の端末に対してカラ
ー画像受信機能またはモノクロ画像機能のいずれかを通
知する通信制御手段を備えたことを特徴とするファクシ
ミリ装置。 - 【請求項2】 プリンタには、カラーカートリッジと単
色カートリッジとのいずれかが装着可能であって、 最後に装着されたカートリッジの種別を記憶する記憶手
段を備え、 通信制御手段は、カートリッジが装着されていない場合
には、前記記憶手段に記憶されているカートリッジの種
別の情報に従って相手側の端末に対してカラー画像機能
またはモノクロ画像機能のいずれかを通知する請求項1
記載のファクシミリ装置。 - 【請求項3】 通信制御手段は、カートリッジのインク
切れが生じている場合には、そのカートリッジのカート
リッジ種別の情報に従って相手側の端末に対してカラー
画像機能またはモノクロ画像機能のいずれかを通知する
請求項2記載のファクシミリ装置。 - 【請求項4】 受信した画像データを記憶する画像記憶
手段を有し、 通信制御手段は、カートリッジが装着されていない場合
またはカートリッジのインク切れが生じている場合に
は、受信した画像データを前記画像記憶手段に格納する
請求項3記載のファクシミリ装置。
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