JP2000101143A - 半導体発光素子搭載基板、波長可変型発光装置及び波長可変型発光アレイ - Google Patents

半導体発光素子搭載基板、波長可変型発光装置及び波長可変型発光アレイ

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JP2000101143A
JP2000101143A JP27074598A JP27074598A JP2000101143A JP 2000101143 A JP2000101143 A JP 2000101143A JP 27074598 A JP27074598 A JP 27074598A JP 27074598 A JP27074598 A JP 27074598A JP 2000101143 A JP2000101143 A JP 2000101143A
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Japan
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light emitting
semiconductor light
emitting element
dielectric layer
wavelength
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JP27074598A
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Inventor
Takashi Tadokoro
貴志 田所
Masanobu Okayasu
雅信 岡安
Yuichi Tomori
裕一 東盛
Yuji Akatsu
祐史 赤津
Hiroshi Toba
弘 鳥羽
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッシブアライメント法により半導体発光素
子を搭載するのに好適でしかも出力光の波長の制御性を
向上するとともに半導体発光素子に光ファイバを取り付
けるのに好適な半導体発光素子搭載基板、波長可変型発
光装置および波長可変型発光アレイを提供する。 【解決手段】 半導体発光素子搭載基板200は、Si
基板12と、Si基板12に設けられたSiO2 からな
る第1の誘電体層13と、第1の誘電体層13上に設け
られたヒータ14と、ヒータ14上に設けられたSiO
2 からなる第2の誘電体層15と、を有しており、第2
の誘電体層15のヒータ14側とは反対側の面を平坦化
して形成した。さらに、第2の誘電体層15の厚み方向
の長さを、第1の誘電体層13の厚み方向の長さよりも
小さくするとともに、第2の誘電体層15の熱伝導率
を、第1の誘電体層13の熱伝導率よりも大きくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、熱制御により半
導体発光素子の出力光の波長を変化させる波長可変型発
光装置に係り、特に、パッシブアライメント法により半
導体発光素子を搭載するのに好適な半導体発光素子搭載
基板、並びに半導体発光素子に光ファイバを取り付ける
のに好適でありしかも出力光の波長の制御性を向上する
のに好適な波長可変型発光装置および波長可変型発光ア
レイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体発光素子の出力光の波長を
変化させる波長可変型発光装置としては、熱制御により
出力光の波長を変化させるものと、電圧制御により出力
光の波長を変化させるものと、があった。
【0003】熱制御により出力光の波長を変化させる前
者のものは、図6に示すように構成されている。図6
は、従来の波長可変型発光装置における半導体発光素子
の構成を示す断面図である。
【0004】これは、図6に示すように、半導体発光素
子に白金からなるヒータ14を取り付けたものを、図示
しない半導体発光素子を搭載するための半導体発光素子
搭載基板に接着した構造となっている。半導体発光素子
は、断面形状凸型のn型InP基板1と、n型InP基
板1の凸部上に形成されたInGaAsP光閉じ込め層
2と、InGaAsP光閉じ込め層2上に形成された多
重量子井戸からなる発光層3と、発光層3上に形成され
たInGaAsP光閉じ込め層4と、n型InP基板1
上に形成されかつ発光層3両側中央の高さまで形成され
たp型InP層7と、p型InP層7上に形成されたn
型InP層8と、InGaAsP光閉じ込め層4上およ
びn型InP層8上に形成された断面形状逆凸型のp型
InPクラッド層5と、p型InPクラッド層5上に形
成されたp型InGaAsコンタクト層6と、p型In
GaAsコンタクト層6の直上およびn型InP基板1
の直下に形成されかつ発光層3に電圧を印加するための
p側オーミック電極9およびn側オーミック電極10
と、で構成されている。そして、ヒータ14からの熱を
発光層3に効率的に伝導させるために、オーミック電極
9,10のうち発光層3との距離が短いp側オーミック
電極9上にSiO2 膜13を形成し、SiO2膜13を
介してヒータ14を取り付けた構造となっている。
【0005】一方、電圧制御により出力光の波長を変化
させる後者のものは、半導体発光素子に電圧を印加する
ための電極を分割し、一部の電極に印加する電圧を制御
することにより、出力光の波長を変化させるものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
波長可変型発光装置にあっては、次のような問題があっ
た。すなわち、熱制御により出力光の波長を変化させる
ものにあっては、半導体発光素子がSiO2 膜13を介
してヒータ14を取り付けた構造となっているため、図
6に示すようにヒータ14が凹凸部を形成してしまい、
パッシブアライメント法による接着を行う場合、発光層
3との距離が短いp側オーミック電極9側を半導体発光
素子搭載基板に接着することが困難であった。このた
め、発光層3との距離が長いn側オーミック電極10側
を半導体発光素子搭載基板に接着せざるを得ないが、そ
うしてしまうと今度は逆に、接着したときに発光層3と
半導体発光素子搭載基板との距離が大きくなってしま
い、接着後に半導体発光素子に光ファイバを取り付ける
のが困難となる。
【0007】一方、電圧制御により出力光の波長を変化
させるものにあっては、半導体発光素子に電圧を印加す
るための電極を分割した構造となっているため、半導体
発光素子の製造工程が複雑になるばかりか、パッシブア
ライメント法による接着を行う場合、接着後に半導体発
光素子への光ファイバの取付を想定して、分割した電極
のうち発光層との距離が短い電極側を半導体発光素子搭
載基板に接着すると、電極間で短絡が生じる可能性があ
った。
【0008】本発明は、このような従来の技術が有する
未解決の課題に着目してなされたものであって、パッシ
ブアライメント法により半導体発光素子を搭載するのに
好適でしかも搭載した半導体発光素子の出力光の波長の
制御性を向上するとともに搭載した半導体発光素子に光
ファイバを取り付けるのに好適な半導体発光素子搭載基
板を提供することを第1の目的とし、半導体発光素子に
光ファイバを取り付けるのに好適でしかも出力光の波長
の制御性を向上するのに好適な波長可変型発光装置を提
供することを第2の目的とし、さらに、搭載した半導体
発光素子の出力光の波長の制御性を向上するのに好適な
波長可変型発光アレイを提供することを第3の目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明に係る請求項1記載の半導体発光素子
搭載基板は、半導体発光素子の出力光の波長を制御する
波長可変型発光装置に適用されかつ前記半導体発光素子
を搭載するための半導体発光素子搭載基板であって、基
板と、前記基板上に設けられた第1の誘電体層と、前記
第1の誘電体層上に設けられたヒータと、前記ヒータ上
に設けられた第2の誘電体層と、を有する。
【0010】このような構成であれば、第2の誘電体層
のヒータ側とは反対側の面を接着方向として半導体発光
素子を接着するときに、半導体発光素子との接着面に凹
凸部が少なくなるので、パッシブアライメント法により
半導体発光素子を容易に接着することができる。
【0011】ここで、第1の誘電体層は、基板上に設け
られていればよく、必ずしも基板と接している必要はな
く、第1の誘電体層と基板との間に別の層が存在してい
てもよい。このことは、ヒータおよび第2の誘電体層に
ついても同様である。
【0012】また、本発明に係る請求項2記載の半導体
発光素子搭載基板は、請求項1記載の半導体発光素子搭
載基板において、前記第2の誘電体層の前記ヒータ側と
は反対側の面を、平坦化して形成した。
【0013】このような構成であれば、第2の誘電体層
のヒータ側とは反対側の面を接着方向として半導体発光
素子を接着するときに、半導体発光素子との接着面に凹
凸部がさらに少なくなるので、パッシブアライメント法
により半導体発光素子をさらに容易に接着することがで
きる。
【0014】さらに、本発明に係る請求項3記載の半導
体発光素子搭載基板は、請求項1および2のいずれかに
記載の半導体発光素子搭載基板において、前記第2の誘
電体層の熱伝導率を、前記第1の誘電体層の熱伝導率よ
りも大きくした。
【0015】このような構成であれば、ヒータからの熱
が第1の誘電体層よりも第2の誘電体層に伝導されやす
くなるので、半導体発光素子を搭載したときに、ヒータ
からの熱を発光層にさらに効率的に伝導させることがで
きる。
【0016】さらに、本発明に係る請求項4記載の半導
体発光素子搭載基板は、請求項1ないし3のいずれかに
記載の半導体発光素子搭載基板において、前記第2の誘
電体層の厚み方向の長さを、前記第1の誘電体層の厚み
方向の長さよりも小さくした。
【0017】このような構成であれば、ヒータからの熱
が第1の誘電体層よりも第2の誘電体層に伝導されやす
くなるので、半導体発光素子を搭載したときに、ヒータ
からの熱を発光層にさらに効率的に伝導させることがで
きる。
【0018】さらに、本発明に係る請求項5記載の半導
体発光素子搭載基板は、請求項1ないし4のいずれかに
記載の半導体発光素子搭載基板において、光ファイバを
取り付けるためのV字型の溝を有する。
【0019】このような構成であれば、半導体発光素子
を搭載したときに、V字型の溝に沿って光ファイバを誘
導するだけで、半導体発光素子に光ファイバをさらに容
易に取り付けることができる。
【0020】さらに、本発明に係る請求項6記載の半導
体発光素子搭載基板は、請求項1ないし5のいずれかに
記載の半導体発光素子搭載基板に複数の前記ヒータを設
け、当該半導体発光素子搭載基板を、熱制御可能な熱制
御基板上に載置した構造となっている。
【0021】このような構成であれば、各ヒータ上に複
数の半導体発光素子を搭載したときに、まず、熱制御基
板により、半導体発光素子搭載基板上の半導体発光素子
全体の大まかな温度調整を行い、次いで、各ヒータによ
り、半導体発光素子搭載基板上の各半導体発光素子の細
かな温度調整を行うことができる。
【0022】一方、上記第2の目的を達成するために、
本発明に係る請求項7記載の波長可変型発光装置は、請
求項1ないし5のいずれかに記載の半導体発光素子搭載
基板に、半導体発光素子を搭載した波長可変型発光装置
であって、前記半導体発光素子の面のうち発光層との距
離が短い面と、前記第2の誘電体層の前記ヒータ側とは
反対側の面と、を向かい合わせて、前記半導体発光素子
を前記半導体発光素子搭載基板に接着した構造となって
いる。
【0023】このような構成であれば、半導体発光素子
の発光層と半導体発光素子搭載基板との距離が短くなる
ので、半導体発光素子に光ファイバを容易に取り付ける
ことができる。
【0024】また、本発明に係る請求項8記載の波長可
変型発光装置は、請求項7記載の波長可変型発光装置に
おいて、前記半導体発光素子の発光層が前記ヒータ上に
位置するように、前記半導体発光素子を前記半導体発光
素子搭載基板に接着した構造となっている。
【0025】このような構成であれば、半導体発光素子
の発光層とヒータとの距離が短くなるので、ヒータから
の熱を発光層に効率的に伝導させることができる。また
一方、上記第3の目的を達成するために、本発明に係る
請求項9記載の波長可変型発光アレイは、請求項6記載
の半導体発光素子搭載基板に、複数の半導体発光素子を
搭載した波長可変型発光アレイであって、前記複数の半
導体発光素子の面のうち発光層との距離が短い面と、前
記第2の誘電体層の前記複数のヒータ側とは反対側の面
と、を向かい合わせて、前記複数の半導体発光素子を前
記半導体発光素子搭載基板に接着した構造となってい
る。
【0026】このような構成であれば、半導体発光素子
の発光層と半導体発光素子搭載基板との距離が短くなる
ので、半導体発光素子に光ファイバを容易に取り付ける
ことができるとともに、まず、熱制御基板により、半導
体発光素子搭載基板上の半導体発光素子全体の大まかな
温度調整を行い、次いで、各ヒータにより、半導体発光
素子搭載基板上の各半導体発光素子の細かな温度調整を
行うことができる。
【0027】また、本発明に係る請求項10記載の波長
可変型発光アレイは、請求項9記載の波長可変型発光ア
レイにおいて、前記複数の半導体発光素子の発光層の各
発光層が、前記複数のヒータの各ヒータ上に位置するよ
うに、前記複数の半導体発光素子を前記半導体発光素子
搭載基板に接着した構造となっている。
【0028】このような構成であれば、半導体発光素子
の発光層とヒータとの距離が短くなるので、ヒータから
の熱を発光層に効率的に伝導させることができるととも
に、まず、熱制御基板により、半導体発光素子搭載基板
上の半導体発光素子全体の大まかな温度調整を行い、次
いで、各ヒータにより、半導体発光素子搭載基板上の各
半導体発光素子の細かな温度調整を行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1ないし図3は、本
発明に係る波長可変型発光装置の実施の形態を示す図で
ある。
【0030】まず、本発明に係る波長可変型発光装置の
構成を説明する。図1は、本発明に係る波長可変型発光
装置の層構造を示す断面図である。本発明に係る波長可
変型発光装置は、図1に示すように、半導体発光素子1
00を半導体発光素子搭載基板200に搭載して構成さ
れている。
【0031】半導体発光素子100は、n型InP基板
1と、InGaAsP光閉じ込め層2と、多重量子井戸
からなる発光層3と、InGaAsP光閉じ込め層4
と、p型InPクラッド層5と、p型InGaAsPコ
ンタクト層6と、p型InP層7と、n型InP層8
と、p型InPクラッド層6およびn型InP基板1の
上に形成されかつ発光層3に電圧を印加するためのp側
オーミック電極9およびn側オーミック電極10と、で
構成されている。
【0032】図2は、図1中のA−A’線の断面図であ
って半導体発光素子100の底面図である。半導体発光
素子100の底面には、図2に示すように、p型オーミ
ック電極9の他に、p型オーミック電極9が形成されて
いない部分に、半導体発光素子100と半導体発光素子
搭載基板200とを接着する際に位置合わせの基準とな
るアライメントマーク17が形成されている。
【0033】図1に戻って、半導体発光素子搭載基板2
00は、Si基板12と、Si基板12上に形成された
例えばSiO2 からなる第1の誘電体層13と、第1の
誘電体層13上に形成された例えば白金からなるヒータ
14と、ヒータ14上およびその両側に形成された例え
ばSiO2 からなる第2の誘電体層15と、第2の誘電
体層15上に形成されかつ半導体発光素子100に電流
を注入するための電流注入用電極16と、電流注入用電
極16上に形成されかつ半導体発光素子100を接着す
るためのハンダ11と、で構成されている。
【0034】図3は、図1中のB−B’線の断面図であ
って半導体発光素子搭載基板200の上面図である。半
導体発光素子搭載基板200の上面には、図3に示すよ
うに、ハンダ11および電流注入用電極16の他に、半
導体発光素子100と半導体発光素子搭載基板200と
を接着する際に位置合わせの基準となるアライメントマ
ーク17に対応したアライメントマーク20と、光ファ
イバを固定するためのV字型のV溝18と、半導体発光
素子100を搭載したときに光ファイバの先端を半導体
発光素子100に突き当てるための矩形型の矩形溝19
と、ヒータ14に電流を注入するためのヒータ用電極2
1と、が形成されている。
【0035】そして、半導体発光素子100は、半導体
発光素子100側のアライメントマーク17と半導体発
光素子搭載基板200側のアライメントマーク20とを
一致させてハンダ11で接着することにより、半導体発
光素子搭載基板200に搭載される。
【0036】次に、半導体発光素子100の製造方法を
説明する。まず、n型InP基板1上に、禁制帯幅が波
長にして1.3[μm]となるようにノンドープのIn
GaAsP光閉じ込め層2を0.1[μm]成長させ、
成長させたInGaAsP光閉じ込め層2上に、約1
[%]の圧縮歪みを加えた6層の多重量子井戸からなる
発光層3を成長させる。発光層3を成長させた後、発光
層3上に、禁制帯幅が波長にして1.3[μm]となる
ようにノンドープのInGaAsP光閉じ込め層4を
0.1[μm]を成長させ、成長させたInGaAsP
光閉じ込め層4上にp型InPを0.3[μm]成長さ
せ、成長させたp型InP表面にSiO2 膜を堆積す
る。
【0037】次いで、SiO2 膜上にフォトレジストで
幅1.5[μm]のストライプを形成し、このフォトレ
ジストをマスクとして、SiO2 膜、p型InP、In
GaAsP光閉じ込め層4、発光層3およびInGaA
sP光閉じ込め層2をエッチングする。エッチングを行
った後、フォトレジストを除去し、n型InP基板1上
に、p型InP層7とn型InP層8とをその順で成長
させることにより、p型InP層7およびn型InP層
8で発光層3の周りを埋め込む。その後、SiO2 膜を
除去し、n型InP層8およびp型InP上に、1.0
[μm]のp型InP層と、0.3[μm]のp型In
GaAsP層と、をその順に成長させることにより、p
型InPクラッド層5とp型InGaAsPコンタクト
層6とが形成され理込み構造が完成する。
【0038】次いで、蒸着により、InGaAsPコン
タクト層6上(p側)に、Ni(10[nm])と、Z
n(30[nm])と、Au(100[nm])と、を
堆積する。この際、フォトレジストを使ったリフトオフ
により、アライメントマーク17も同時に形成する。そ
して、n型InP基板1側を研磨してその厚さを約10
0[μm]程度にした後、蒸着により、n型InP基板
1側(n側)に、AuGe(100[nm])と、Ni
(20[nm])と、Au(500[nm])と、を堆
積する。このとき、アライメントマーク17に対応する
位置には、蒸着により電極金属が付かないようにフォト
レジストで保護しておく。フォトレジスト除去後、水素
雰囲気中において420[℃]まで昇温し、さらに蒸着
により、p側およびn側に、Ti(50[nm])と、
Pt(100[nm])と、Au(800[nm])
と、を堆積することにより、p側オーミック電極9とn
側オーミック電極10とを形成する。最後に、500
[μm]×300[μm]の大きさに形成することによ
り、半導体発光素子100を製造する。
【0039】次に、半導体発光素子搭載基板200の製
作方法を説明する。まず、(100)面Si基板12を
熱酸化させることにより、SiO2 からなる第1の誘電
体層13を1.0[μm]形成する。そして、半導体発
光素子100を搭載した際を想定して発光層3の直下に
あたる位置に、フォトレジストを使いヒータ14用のパ
ターンを形成する。そして、蒸着により、0.8[μ
m]の白金を第1の誘電体層13上に堆積させ、リフト
オフにより余分な部分を除去する。この状態での表面を
図4に示す。図4は、図1中のC−C’線の断面図であ
る。
【0040】その後、スパッタ法により、第1の誘電体
層13およびヒータ14上に、SiO2 からなる第2の
誘電体層15を1.8[μm]堆積し、化学的機械研磨
により、ヒータ14上の第2の誘電体層15の厚さが
0.8[μm]になるように、その表面を平坦化する。
【0041】次いで、フォトレジストでV溝18のため
のパターンを形成する。ドライエッチングにより、V溝
18を形成する部分にある第1の誘電体層13を除去し
た後、フォトレジストも除去し、第1の誘電体層13お
よび第2の誘電体層15もマスクとして水酸化カリウム
水溶液を使いSi基板12をエッチングする。この際、
V溝18以外の領域の第2の誘電体層15もエッチング
され、ヒータ14上の第2の誘電体層15の厚さは約
0.3[μm]になる。次いで、ダイシングソーを使
い、V溝18と直角方向に矩形溝19を形成する。
【0042】次いで、ヒータ14の両端の部分が現れる
ようにフォトレジストを使って窓パターンを形成し、ド
ライエッチングにより、窓パターンにある第2の誘電体
層15を除去する。同様にフォトレジストを使い、第2
の誘電体層15上に、電流注入用電極16、ヒータ用電
極21およびアライメントマーク20用のパターンを形
成する。そのパターン部に蒸着により、Cr(50[n
m])と、Au(500[nm])と、を堆積すること
により、電流注入用電極16と、ヒータ用電極21と、
アライメントマーク20と、を形成する。さらに、フォ
トレジストを使ったリフトオフにより、電流注入用電極
16上で半導体発光素子100と接合する部分に金と錫
からなるハンダ11を2.5[μm]堆積させる。フォ
トレジスト除去後、ダイシングソーを使い、5[mm]
×10[mm]の大きさに形成することにより、半導体
発光素子搭載基板200を製造する。
【0043】このように製造した半導体発光素子100
は、半導体発光素子100のn側オーミック電極10を
真空ピンセットで吸着し、半導体発光素子搭載基板20
0上に移動させ、赤外光と赤外カメラにより、半導体発
光素子100上のアライメントマーク17と、半導体発
光素子搭載基板200上のアライメントマーク20と、
を一致させて接触させ、窒素と水素とからなる雰囲気中
において280[℃]まで加熱しハンダ11で接着する
ことによるパッシブアライメント法により、半導体発光
素子搭載基板200に搭載される。
【0044】半導体発光素子100を搭載した後、半導
体発光素子搭載基板100上のV溝18の部分に、光フ
ァイバをのせ先端が矩形溝19に突き当たるまで押しつ
け、上方から光ファイバ押さえ板を使い加圧しながら接
着剤を流し込み光ファイバを半導体発光素子搭載基板1
00に固定する。
【0045】なお、このように製造された波長可変型発
光装置の半導体発光素子100に電流を30[mA]流
すと、中心波長1.553[μm]の発振が光ファイバ
を通して得られた。半導体発光素子100に流す電流を
30[mA]に固定し、ヒータ用電極21に電流を18
0[mA]流すと、中心波長が1.5536[μm]へ
と変化した。
【0046】このようにして、半導体発光素子搭載基板
200は、Si基板12と、Si基板12に設けられた
SiO2 からなる第1の誘電体層13と、第1の誘電体
層13上に設けられたヒータ14と、ヒータ14上に設
けられたSiO2 からなる第2の誘電体層15と、を有
しているから、第2の誘電体層15のヒータ14側とは
反対側の面を接着方向として半導体発光素子100を接
着するときに、半導体発光素子100との接着面に凹凸
部が少なくなるので、パッシブアライメント法により半
導体発光素子100を容易に接着することができる。し
たがって、従来に比して、パッシブアライメント法によ
り半導体発光素子100を容易に搭載することができ
る。
【0047】特に、半導体発光素子搭載基板200は、
第2の誘電体層15のヒータ14側とは反対側の面を平
坦化して形成したから、第2の誘電体層15のヒータ1
4側とは反対側の面を接着方向として半導体発光素子1
00を接着するときに、半導体発光素子100との接着
面に凹凸部がさらに少なくなるので、パッシブアライメ
ント法により半導体発光素子100をさらに容易に接着
することができる。したがって、パッシブアライメント
法により半導体発光素子100をさらに容易に搭載する
ことができる。
【0048】また、半導体発光素子100の面のうち発
光層3との距離が短い面(p側オーミック電極9)と、
第2の誘電体層15のヒータ14側とは反対側の面と、
を向かい合わせて、半導体発光素子100を半導体発光
素子搭載基板200に接着した構造としたから、半導体
発光素子100の発光層3と半導体発光素子搭載基板2
00との距離が短くなるので、従来に比して、半導体発
光素子100に光ファイバを容易に取り付けることがで
きる。
【0049】さらに、半導体発光素子100の発光層3
がヒータ14上に位置するように、半導体発光素子10
0を半導体発光素子搭載基板200に接着した構造とし
たから、半導体発光素子100の発光層3とヒータ14
との距離が短くなるので、ヒータ14からの熱を発光層
3に効率的に伝導させることができる。したがって、従
来に比して、出力光の波長の制御性を向上することがで
きる。
【0050】さらに、第2の誘電体層15の厚み方向の
長さ(0.3[μm])を、第1の誘電体層13の厚み
方向の長さ(1.0[μm])よりも小さくしたから、
ヒータ14からの熱が第1の誘電体層13よりも第2の
誘電体層15に伝導されやすくなるので、ヒータ14か
らの熱を発光層3にさらに効率的に伝導させることがで
きる。したがって、出力光の波長の制御性をさらに向上
することができる。
【0051】さらに、半導体発光素子搭載基板200
は、光ファイバを取り付けるためのV字型のV溝18を
有しているから、V溝18に沿って光ファイバを誘導す
るだけで、半導体発光素子100に光ファイバをさらに
容易に取り付けることができる。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と同一の部分について
は、同一の符号を付して説明を省略する。この第2の実
施の形態は、本発明に係る波長可変型発光装置を、上記
第1の実施の形態の半導体発光素子搭載基板200にお
いて、第1の誘電体層13と第2の誘電体層15との熱
伝導率を異ならせる場合について適用したものである。
【0053】半導体発光素子100は、上記第1の実施
の形態のものと同一に構成されているため、ここでは、
半導体発光素子搭載基板200の構成のみを説明する。
なお、半導体発光素子搭載基板200の構成を説明する
にあたっては、図1を準用する。
【0054】半導体発光素子搭載基板200は、図1に
示すように、Si基板12と、Si基板12上に形成さ
れた例えばSiO2 からなる第1の誘電体層13と、第
1の誘電体層13上に形成された例えば白金からなるヒ
ータ14と、ヒータ14上およびその両側に形成された
例えばアルミナからなる第2の誘電体層15と、第2の
誘電体層15上に形成された電流注入用電極16と、電
流注入用電極16上に形成されたハンダ11と、で構成
されている。ここで、第1の誘電体層13の熱伝導率
は、1[W/m/K]であり、第2の誘電体層15の熱
伝導率は、20[W/m/K]である。
【0055】次に、半導体発光素子搭載基板200の製
作方法を説明する。なお、ヒータ14を形成するまでの
工程は上記第1の実施の形態と同様であるので、その後
の工程について説明する。
【0056】ヒータ14を形成した後、スパッタ法によ
り、第1の誘電体層13およびヒータ14上に、SiO
2 よりも熱伝導率が大きいアルミナからなる第2の誘電
体層15を1.8[μm]堆積し、化学的機械研磨によ
り、ヒータ14上の第2の誘電体層15の厚さが0.3
[μm]になるように、その表面を平坦化する。その後
の工程は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0057】なお、このように製造された波長可変型発
光装置の半導体発光素子100に電流を30[mA]流
すと、中心波長1.556[μm]の発振が光ファイバ
を通して得られた。半導体発光素子100に流す電流を
30[mA]に固定し、ヒータ用電極21に電流を18
0[mA]流すと、中心波長が1.559[μm]へと
変化した。また、中心波長の変化量がヒータ14に流す
電流の2乗に比例して変化したため、ヒータ14への電
流量を制御することによって出力光の波長を制御するこ
とが可能となった。
【0058】このようにして、第2の誘電体層15の熱
伝導率(20[W/m/K])を、第1の誘電体層13
の熱伝導率(1[W/m/K])よりも大きくしたか
ら、ヒータ14からの熱が第1の誘電体層13よりも第
2の誘電体層15に伝導されやすくなるので、ヒータ1
4からの熱を発光層3にさらに効率的に伝導させること
ができる。したがって、出力光の波長の制御性をさらに
向上することができる。
【0059】次に、本発明の第3の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。図5は、本発明に係る波長可変
型発光アレイの実施の形態を示す図である。この第3の
実施の形態は、本発明に係る波長可変型発光アレイを、
図5に示すように、上記第1または第2の実施の形態の
半導体発光素子搭載基板200に複数のヒータ14を設
けたものを熱制御可能な熱制御基板に載置し、これに複
数の半導体発光素子100を搭載してこれら全体を熱制
御する場合について適用したものである。
【0060】まず、本発明に係る波長可変型発光アレイ
の構成を説明する。図5(a)は、本発明に係る波長可
変型発光アレイの断面図であり、図5(b)は、本発明
に係る波長可変型発光アレイの上面図である。本発明に
係る波長可変型発光アレイは、図5(a),(b)に示
すように、例えばペルチェ素子等の熱制御可能な熱制御
基板300上に、半導体発光素子100を複数搭載した
半導体発光素子搭載基板200を載置して構成されてい
る。半導体発光素子搭載基板200には、各半導体発光
素子100に対応した複数のヒータ14と、各半導体発
光素子100に対応した複数のV溝18と、が設けられ
ている。
【0061】このような構成であるため、各半導体発光
素子100の出力光の波長制御を行うときは、熱制御基
板300の温度調整を行うことにより、半導体発光素子
100全体の温度調整が行われ、各半導体発光素子10
0に対応したヒータ14により、各半導体発光素子10
0ごとの温度調整が行われる。
【0062】このようにして、本発明に係る波長可変型
発光装置を、熱制御可能な熱制御基板300上に複数配
置した構造としたから、熱制御基板300により、各半
導体発光素子100の大まかな温度調整を行い、次い
で、各ヒータ14により、各半導体発光素子100の細
かな温度調整を行うことができる。したがって、従来に
比して、出力光の波長の制御性を向上できるとともに、
消費電流を低減することもできる。
【0063】なお、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、ウエットエッチングによりV溝18を形成し
たが、これに限らず、ダイシングソーを使用してV溝1
8を形成してもよい。
【0064】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、半導体発光素子100を、InP系の発光素
子を用いて構成したが、これに限らず、GaAs系の発
光素子やII−VI系の発光素子を用いて構成してもよい。
このような構成であっても、上記第1および第2の実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0065】さらに、上記第1および第2の実施の形態
においては、半導体発光素子100を、単純な埋め込み
構造としたが、これに限らず、DFB構造やDBR構造
としてもよいし、これらに出力光を光ファイバに効率的
に結合させるためのスポットサイズ変換構造を付加した
構造としてもよい。
【0066】さらに、上記第1および第2の実施の形態
においては、化学的機械研磨により、ヒータ14上の第
2の誘電体層15を平坦化したが、これに限らず、ヒー
タ14上に第2の誘電体層15を堆積する際に、バイア
ススパッタ法により、ヒータ14上の第2の誘電体層1
5を平坦化してもよい。
【0067】さらに、上記第1および第2の実施の形態
においては、ヒータ14を白金で構成したが、これに限
らず、クロム、タングステン、ニクロム、ニッケル、
銅、パラジウム、モリブデン、アルミニウム、金、チタ
ン等で構成してもよい。
【0068】さらに、上記第2の実施の形態において
は、第1の誘電体層13をSiO2 で構成するととも
に、第2の誘電体層15をアルミナで構成することによ
り、第2の誘電体層15の熱伝導率を、第1の誘電体層
の熱伝導率よりも大きくしたが、これに限らず、例え
ば、第1の誘電体層13をTiO2 で構成し、第2の誘
電体層15をアモルファスシリコン等で構成することに
より、第2の誘電体層15の熱伝導率を、第1の誘電体
層の熱伝導率よりも大きくしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし5記載の半導体発光素子搭載基板によれば、
従来に比して、パッシブアライメント法により半導体発
光素子を容易に搭載することができるという効果が得ら
れる。
【0070】特に、本発明に係る請求項2記載の半導体
発光素子搭載基板によれば、パッシブアライメント法に
より半導体発光素子をさらに容易に搭載することができ
るという効果も得られる。
【0071】また、本発明に係る請求項3記載の半導体
発光素子搭載基板によれば、従来に比して、半導体発光
素子を搭載したときに、出力光の波長の制御性を向上す
ることができるという効果も得られる。
【0072】さらに、本発明に係る請求項4記載の半導
体発光素子搭載基板によれば、半導体発光素子を搭載し
たときに、出力光の波長の制御性をさらに向上すること
ができるという効果も得られる。
【0073】さらに、本発明に係る請求項5記載の半導
体発光素子搭載基板によれば、半導体発光素子を搭載し
たときに、出力光の波長の制御性をさらに向上すること
ができるという効果も得られる。
【0074】さらに、本発明に係る請求項6記載の半導
体発光素子搭載基板によれば、従来に比して、各ヒータ
上に複数の半導体発光素子を搭載したときに、出力光の
波長の制御性をそれぞれ向上できるとともに、消費電流
を低減することもできるという効果が得られる。
【0075】一方、本発明に係る請求項7または8記載
の波長可変型発光装置によれば、従来に比して、半導体
発光素子に光ファイバを容易に取り付けることができる
という効果が得られる。
【0076】特に、本発明に係る請求項8記載の波長可
変型発光装置によれば、従来に比して、出力光の波長の
制御性を向上することができるという効果も得られる。
また一方、本発明に係る請求項9または10記載の波長
可変型発光アレイによれば、従来に比して、半導体発光
素子に光ファイバを容易に取り付けることができ、しか
も各半導体発光素子について出力光の波長の制御性をそ
れぞれ向上できるとともに、消費電流を低減することも
できるという効果が得られる。
【0077】特に、本発明に係る請求項10記載の波長
可変型発光アレイによれば、出力光の波長の制御性をさ
らに向上することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波長可変型発光装置の層構造を示
す断面図である。
【図2】図1中のA−A’線の断面図である。
【図3】図1中のB−B’線の断面図である。
【図4】図1中のC−C’線の断面図である。
【図5】本発明に係る波長可変型発光アレイの実施の形
態を示す図である。
【図6】従来の波長可変型発光装置における半導体発光
素子の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 n型InP基板 2,4 InGaAsP光閉じ込め層 3 発光層 5 p型InPクラッド層 6 p型InGaAsPコンタクト層 7 p型InP層 8 n型InP層 9 p側オーミック電極 10 n側オーミック電極 11 ハンダ 12 Si基板 13 第1の誘電体層 14 ヒータ 15 第2の誘電体層 16 電流注入用電極 17,20 アライメントマーク 18 V溝 19 矩形溝 21 ヒータ用電極 100 半導体発光素子 200 半導体発光素子搭載基板 300 熱制御基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東盛 裕一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 赤津 祐史 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 鳥羽 弘 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA12 AA32 CA34 CA39 CB03 DA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体発光素子の出力光の波長を制御す
    る波長可変型発光装置に適用され且つ前記半導体発光素
    子を搭載するための半導体発光素子搭載基板であって、 基板と、前記基板上に設けられた第1の誘電体層と、前
    記第1の誘電体層上に設けられたヒータと、前記ヒータ
    上に設けられた第2の誘電体層と、を有することを特徴
    とする半導体発光素子搭載基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2の誘電体層の前記ヒータ側とは反対側の面を、
    平坦化して形成したことを特徴とする半導体発光素子搭
    載基板。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれかにおいて、 前記第2の誘電体層の熱伝導率を、前記第1の誘電体層
    の熱伝導率よりも大きくしたことを特徴とする半導体発
    光素子搭載基板。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記第2の誘電体層の厚み方向の長さを、前記第1の誘
    電体層の厚み方向の長さよりも小さくしたことを特徴と
    する半導体発光素子搭載基板。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 光ファイバを取り付けるためのV字型の溝を有すること
    を特徴とする半導体発光素子搭載基板。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導
    体発光素子搭載基板に複数の前記ヒータを設け、当該半
    導体発光素子搭載基板を、熱制御可能な熱制御基板上に
    載置した構造となっていることを特徴とする半導体発光
    素子搭載基板。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導
    体発光素子搭載基板に、半導体発光素子を搭載した波長
    可変型発光装置であって、 前記半導体発光素子の面のうち発光層との距離が短い面
    と、前記第2の誘電体層の前記ヒータ側とは反対側の面
    と、を向かい合わせて、前記半導体発光素子を前記半導
    体発光素子搭載基板に接着した構造となっていることを
    特徴とする波長可変型発光装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記半導体発光素子の発光層が前記ヒータ上に位置する
    ように、前記半導体発光素子を前記半導体発光素子搭載
    基板に接着した構造となっていることを特徴とする波長
    可変型発光装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の半導体発光素子搭載基板
    に、複数の半導体発光素子を搭載した波長可変型発光ア
    レイであって、 前記複数の半導体発光素子の面のうち発光層との距離が
    短い面と、前記第2の誘電体層の前記複数のヒータ側と
    は反対側の面と、を向かい合わせて、前記複数の半導体
    発光素子を前記半導体発光素子搭載基板に接着した構造
    となっていることを特徴とする波長可変型発光アレイ。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記複数の半導体発光素子の発光層の各発光層が、前記
    複数のヒータの各ヒータ上に位置するように、前記複数
    の半導体発光素子を前記半導体発光素子搭載基板に接着
    した構造となっていることを特徴とする波長可変型発光
    アレイ。
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