JP2000269587A - 光半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

光半導体装置及びその製造方法

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JP2000269587A
JP2000269587A JP7154499A JP7154499A JP2000269587A JP 2000269587 A JP2000269587 A JP 2000269587A JP 7154499 A JP7154499 A JP 7154499A JP 7154499 A JP7154499 A JP 7154499A JP 2000269587 A JP2000269587 A JP 2000269587A
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optical semiconductor
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Takayuki Yamamoto
剛之 山本
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流−光出力特性のバラツキが小さく、かつ
所望の放射角が得られる光半導体装置及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 基板10と、基板上の第1の領域に形成
され、ストライプ状に複数形成された第1の層12b
と、少なくとも第1の層の間に形成された第1の層より
屈折率の低い第2の層14とを有する回折格子と、第1
の領域と異なる第2の領域の基板上に形成され、回折格
子と光学的に結合する第1の導波路層12aと、少なく
とも回折格子上に形成された活性層18とを有し、活性
層で発生するレーザ光を、スポットサイズを変換して第
1の導波路層の端面から出射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体装置及び
その製造方法に係り、特に光ファイバ通信に用いられる
光半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、小型化、低コスト化の観点か
ら、光半導体装置と光ファイバとの間に光学レンズを設
けることなく、レーザ光を結合させる技術が求められて
いる。そこで、光半導体装置の内部にスポットサイズ変
換部を設けることにより、光半導体装置から狭い放射角
でレーザ光を出射し、光学レンズを用いることなく光半
導体装置と光ファイバとを結合する技術が検討されてき
た。かかる技術は、156Mbps程度の変調速度まで
対応しうるファブリ・ペローレーザを用いることを前提
としていた。
【0003】しかしながら、最近では、通信速度を更に
高速化すべく622Mbps以上の変調速度まで考慮す
ることが求められている。この場合、ファブリ・ペロー
レーザではなく、単一モードで発振しうるDFB(Dist
ributed FeedBack、分布帰還型)レーザを用いることが
有利である。そこで、以下のようなDFBレーザを用い
た光半導体装置が提案されている。
【0004】提案されている光半導体装置を図20乃至
図22を用いて説明する。図20乃至図22は、提案さ
れている光半導体装置を示す斜視図である。
【0005】図20に示す提案されている光半導体装置
(B.Hubner et al.,“J.Select.Topics Quantum Electr
on”Vol.3(1997), p.1372-1383、P.J.Williams et a
l.,“Electron.Lett”Vol.34(1998), p.770-771)で
は、基板110上に、導波路層113及びInP層11
4が形成されている。InP層114上には、SCH層
116及び活性層118が形成されており、活性層11
8上には、SCH層120が形成されている。活性層1
18の幅が均一になっている領域のSCH層120上に
は、回折格子112が形成されている。この提案されて
いる光半導体装置では、出射面に向かって活性層118
の幅がテーパ上に狭くなっているので、スポットサイズ
変換部124においてレーザ光が導波路層113に移行
していき、導波路層113の端面形状に応じたスポット
サイズのレーザ光が出射される。これによりレーザ光の
放射角を狭くすることができるので、光学レンズを用い
ることなく、光半導体装置と光ファイバとを光結合する
ことが可能となる。
【0006】図21に示す提案されている光半導体装置
(武本他、1998年春季応用物理学関係連合会、30p-ZH-
1)では、p形の基板110上に、SCH層116、活
性層118、及びSCH層120が形成されており、S
CH層120上のクラッド層中にストライプ状の回折格
子112が埋め込まれている。この提案されている光半
導体装置では、スポットサイズ変換部124において活
性層118の幅が出射面に向かってテーパ状に狭くなっ
ており、出射面の幅が0.6μmと狭くなっているの
で、放射角が垂直方向、水平方向とも13°程度のレー
ザ光を出射することができる。レーザ光の放射角を狭く
することができるので、光学レンズを用いることなく、
光半導体装置と光ファイバとを光結合することが可能と
なる。
【0007】図22に示す提案されている光半導体装置
(M.Kito et al.,“Tech.Digest ofOFC '98”, p.377-3
78)では、n形のInP基板110上に、n形のクラッ
ド層115が形成されており、クラッド層115に回折
格子112が埋め込まれている。活性層118の幅が出
射面に向かってテーパ状に狭くなっており、出射面にお
ける活性層118の幅は0.6μmとなっている。この
提案されている光半導体装置では、活性層118の幅が
出射面に向かってテーパ状に狭くなっており、出射面の
幅が0.6μmと狭くなっているので、狭い放射角でレ
ーザ光を出射することができる。従って、光学レンズを
用いることなく、光半導体装置と光ファイバとを光結合
することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図20
に示す提案されている光半導体装置では、レーザ発振特
性を決める回折格子112の結合係数の大きさが、エッ
チングの深さによって変化するため、製造バラツキ等の
影響が大きく、電流−光出力特性にバラツキが生じてい
た。電流−光出力特性のバラツキは、高温動作時にはよ
り顕著となっていた。
【0009】また、図21や図22に示す提案されてい
る光半導体装置では、レーザ光のスポットサイズが活性
層118の出射面の形状に主として依存するため、活性
層118をパターニングする際の製造バラツキ等により
レーザ光のスポットサイズが大きく変化してしまい、レ
ーザ光の放射角のバラツキが大きかった。図4は、出射
面における歪量子井戸活性層の幅に対する放射角の変化
を示したグラフである。図4に示すように、放射角が狭
い領域では、歪量子井戸活性層の幅が例えば0.1μm
変化しただけで、放射角が2°も変化してしまう。
【0010】本発明の目的は、電流−光出力特性のバラ
ツキが小さく、かつ所望の放射角が得られる光半導体装
置及びその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板と、前
記基板上の第1の領域に形成され、ストライプ状に複数
形成された第1の層と、少なくとも前記第1の層の間に
形成された前記第1の層より屈折率の低い第2の層とを
有する回折格子と、前記第1の領域と異なる第2の領域
の前記基板上に形成され、前記回折格子と光学的に結合
する第1の導波路層と、少なくとも前記回折格子上に形
成された活性層とを有し、前記活性層で発生するレーザ
光を、スポットサイズを変換して前記第1の導波路層の
端面から出射することを特徴とする光半導体装置により
達成される。これにより、回折格子を形成する際のエッ
チングの深さに依存することなく結合係数が決定される
ので、電流−光出力特性のバラツキを抑制することがで
き、かつ活性層の端部での形状に依存することなく第1
の導波路層の端面の形状に依存したレーザ光が放射され
るので、所望の放射角のレーザ光を出射することができ
る。
【0012】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層の幅は、前記活性層の幅より広いことが
望ましい。
【0013】また、上記の光半導体装置において、前記
活性層は、前記第1の導波路層上に延在し、前記活性層
の幅は、前記回折格子から離間するに伴って狭くなって
いることが望ましい。これにより、第1の導波路層に光
を移行することができ、第1の導波路層の端面の形状に
依存したレーザ光が出射されるので、活性層の端部の形
状のいかんにかかわらず、所望のスポットサイズの光を
出射することができる。
【0014】また、上記の光半導体装置において、前記
回折格子と前記活性層との間に形成され、前記第1の導
波路層上に延在する第2の導波路層を更に有し、前記第
2の導波路層の幅は、前記回折格子から離間するに伴っ
て狭くなっていることが望ましい。これにより、活性層
を形成する面積を小さくすることができるので、消費電
流を低減することができる。
【0015】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層の近傍の前記活性層の端面は斜めに形成
されていることが望ましい。これにより、活性層の端面
でのレーザ光の反射を抑制することができるので、良好
な発振特性を有する光半導体装置を提供することができ
る。
【0016】また、上記の光半導体装置において、前記
活性層上に形成され、前記回折格子から離間するに伴っ
て幅が狭くなるクラッド層を更に有することが望まし
い。これにより、第1の導波路層に光を移行することが
でき、第1の導波路層の端面の形状に依存したレーザ光
が出射されるので、活性層の端部の形状のいかんにかか
わらず、所望のスポットサイズの光を出射することがで
きる。
【0017】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層は、前記回折格子の前記第1の層と同一
層より成ることが望ましい。これにより、回折格子を構
成する第1の層と、第1の導波路層とが同一層よりなる
ので、簡便な構成の光半導体装置を提供することができ
る。
【0018】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層の幅は、前記回折格子の前記第1の層の
幅より広いことが望ましい。これにより、第1の導波路
層の幅より第1の層の幅の方が狭いので、活性層に光を
閉じ込めるのが容易となり、また、しきい値電流を低減
することができる。
【0019】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層の幅は、前記回折格子から離間するに伴
って広くなっていることが望ましい。これにより、レー
ザ光が通過する領域がテーパ状に広くなっているので、
レーザ光の出射特性を良好にすることができる。
【0020】また、上記の光半導体装置において、前記
回折格子の前記第1の層は、光の位相シフトを生じるよ
うに配置されていることが望ましい。これにより、光の
位相シフトが生じるように回折格子が配置されているの
で、ブラッグ波長で発振することができ、単一モードで
の発振の歩留りを向上することができる。
【0021】また、上記の光半導体装置において、前記
活性層の幅は、前記第2の領域に近接するに伴って狭く
なっており、前記回折格子の前記第1の層の配置間隔
は、前記活性層の幅が狭くなるに伴って広くなっている
ことが望ましい。これにより、活性層の幅が狭くなるに
伴って前記第1の層の配置間隔が広くなっているので、
活性層の幅が狭くなっている領域もレーザ光の発振に寄
与することができる。従って、活性層の面積を小さくす
ることができ、消費電流を小さくすることができる。
【0022】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層の端面、又は前記活性層の前記第1の導
波路層と反対側の端面のうち少なくとも一方は、前記基
板の出射側又はそれと反対側の端面よりも内側に位置す
ることが望ましい。これにより、第1の導波路層の端面
や、活性層の第1の導波路層と反対側の端面でのレーザ
光の反射を抑制することができ、良好な発振特性を得る
ことができる。
【0023】また、上記の光半導体装置において、前記
第1の導波路層の端面、又は前記活性層の前記第1の導
波路層と反対側の端面のうち少なくとも一方は、斜めに
形成されていることが望ましい。これにより、第1の導
波路層の端面や、活性層の第1の導波路層と反対側の端
面でのレーザ光の反射を抑制することができ、良好な発
振特性を得ることができる。
【0024】また、上記の光半導体装置において、前記
基板の導電型は、前記回折格子の導電型と異なることが
望ましい。これにより、活性層への電流の注入量が周期
的に変調され、屈折率結合のみならず、利得が周期的に
変化する利得結合をも得ることができる。従って、第1
の導波路層の端面や回折格子の端面における位相の影響
を受けにくくすることができ、単一モードの発振の歩留
りを改善することができる。
【0025】また、上記目的は、スポットサイズを変換
して導波路層の端面から光を出射する光半導体装置の製
造方法であって、基板上に第1の層を形成し、第1の領
域の前記第1の層より成る導波路層を形成する工程と、
前記第1の領域と異なる第2の領域の前記第1の層をス
トライプ状にエッチングする工程と、少なくとも前記第
2の領域の前記第1の層の間に、前記第1の層と光の屈
折率が異なる第2の層を形成し、前記第1の層及び前記
第2の層より成る回折格子を形成する工程と、少なくと
も前記回折格子上に活性層を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする光半導体装置の製造方法により達成され
る。これにより、回折格子を形成する際のエッチングの
深さに依存することなく結合係数が決定されるので、電
流−光出力特性のバラツキを抑制することができ、か
つ、活性層の端部の形状に依存することなく第1の導波
路層の端面の形状に依存したレーザ光が出射されるの
で、所望の放射角のレーザ光を出射することができる光
半導体装置を製造することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による光半導体装置及びその製造方法を図1乃至
図7を用いて説明する。図1は、本実施形態による光半
導体装置を示す斜視図である。図2は、本実施形態によ
る光半導体装置を示す平面図である。図3は、レーザ光
のフィールド分布を示す概念図である。図5乃至図7
は、本実施形態による光半導体装置の製造方法を示す工
程斜視図である。
【0027】本実施形態では、波長1.3μmで発振す
るDFBレーザを例としての説明するが、本発明は、各
層の組成、膜厚、幅、構造等を適宜設定することにより
様々な光半導体装置に適用することができる。
【0028】(半導体装置)クラッド層の機能をも兼ね
るn形のInP基板10上には、n形のInP層より成
るバッファ層(図示せず)が形成されている。InP基
板10の長手方向の長さは、例えば500μmとするこ
とができる。
【0029】バッファ層が形成されたInP基板10上
には、n形のInGaAsP層より成る導波路層12
a、及び埋め込み回折格子12bが形成されている。埋
め込み回折格子12bは、図2に示すようにストライプ
状に形成されている。埋め込み回折格子12bの幅、即
ち紙面左右方向の長さは、導波路層12aの幅と等しく
なっている。
【0030】導波路層12a及び埋め込み回折格子12
bが形成されたInP基板10上には、n形のInP層
14が形成されている。InP層14は、ストライプ状
に形成された埋め込み回折格子12bの間にも形成され
ている。埋め込み回折格子12bは、InP層14より
屈折率が高い材料より成り、図2に示すように、埋め込
み回折格子12bとInP層14とによりレーザ部22
が構成されている。図2における紙面上下方向のレーザ
部22の長さは約300μmとなっており、導波路層1
2aの長さは約200μmとなっている。
【0031】本実施形態による光半導体装置は、導波路
層12aと埋め込み回折格子12bとが同一平面上に形
成されていることに主な特徴の一つがある。本実施形態
では、埋め込み回折格子12bを用いるため、エッチン
グの深さのバラツキの影響を受けることなく、一定の結
合係数を得ることができる。また、導波路層12aと埋
め込み回折格子12bとが同一平面上に形成されている
ので、導波路層12aと埋め込み回折格子12bとの間
でレーザ光の良好な結合を得ることができる。また、導
波路層12aと埋め込み回折格子12bとが同一層によ
り形成されているので、製造工程を簡略化することがで
きる。
【0032】n形のInP層14上には、InGaAs
P層より成るSCH(Separate Confinement Heterostr
ucture)層16が形成されている。SCH層16は、導
波路としても機能するものである。SCH層16上に
は、歪量子井戸活性層18が形成されている。歪量子井
戸活性層18は、InGaAsP層より成る障壁層(図
示せず)と圧縮歪1%のInGaAsP層より成る井戸
層(図示せず)とにより構成されている。歪量子井戸活
性層18上には、p形のInGaAsP層より成るSC
H層20が形成されている。
【0033】SCH層20、歪量子井戸活性層18、S
CH層16、及びInP層14は、InP層14の上面
より深くまでメサエッチングされている。このメサの幅
は、レーザ部22においては約1.3μmと一定になっ
ており、導波路層12a上においては約1.3μmから
約0.4μmへとテーパ状に細くなっている。このよう
に幅がテーパ状に細くなっている歪量子井戸活性層18
と導波路層12aとにより、スポットサイズ変換部24
が構成されている。
【0034】InP層14、導波路層12a、埋め込み
回折格子12b、及びバッファ層(図示せず)は、更に
約4μmの幅にメサエッチングされている。こうして、
2段階にメサが形成されている。
【0035】このように2段階のメサが形成されたIn
P基板10上には、p形のInP層より成る埋め込み層
26が形成されている。埋め込み層26上には、n形の
InP層28が形成されている。
【0036】InP層28上、及びクラッド層25(図
7(a)参照)上には、p形のInP層32が形成され
ている。p形のInP層32上には、p形のInGaA
s層34が形成されている。p形のInGaAs層34
上及びInP基板10下には、それぞれ電極(図示せ
ず)が形成されている。このように構成された光半導体
装置には、レーザ部22側の端面に高反射コート膜(図
示せず)が形成されており、スポットサイズ変換部24
側の端面、即ちレーザ光の出射面に無反射コート膜(図
示せず)が形成されている。
【0037】次に、本実施形態による光半導体装置のレ
ーザ光のフィールド分布を図3を用いて説明する。図3
は、本実施形態による光半導体装置のレーザ光のフィー
ルド分布を示す概念図である。図3(a)はレーザ部に
おける光のフィールド分布を示しており、図3(b)は
出射面における光のフィールド分布を示している。図3
において点線で示されている領域は、レーザ光が強く分
布している領域である。
【0038】図3(a)に示すように、レーザ部22に
おいては、量子井戸活性層18の近傍にレーザ光が集中
している。
【0039】これに対し、図3(b)に示すように、ス
ポットサイズ変換部24の端面、即ち出射面において
は、導波路層12aの幅とほぼ等しくレーザ光が分布し
ている。出射面において導波路層12aの幅とほぼ等し
い幅でレーザ光が分布するのは、歪量子井戸活性層18
の幅が出射面に向かってテーパ状に細くなっているた
め、レーザ光が導波路層12aに移行していき、導波路
層12aの出射面の形状に依存してレーザ光が分布する
ためである。従って、レーザ光のスポットサイズは導波
路層12aの出射面の形状に強く依存することとなり、
歪量子井戸活性層18の端面の形状にはほとんど依存し
ない。従って、歪量子井戸活性層18の端面形状のいか
んにかかわらず、所望のスポットサイズのレーザ光を出
射することができる。
【0040】単に導波路層12aと歪量子井戸活性層1
8とを設けても、歪量子井戸活性層18の出射面におけ
る幅を狭くしないと、スポットサイズは出射面での歪量
子井戸活性層18の幅に依存してしまう。従って、出射
面での歪量子井戸活性層18の幅のみで決まる放射角
が、導波路層12aで決まる放射角よりも狭くなること
が必要である。導波路層12aで決まる放射角を光結合
改善の効果の大きい12°以下とするためには、図4よ
り、出射面における歪量子井戸活性層18の幅を0.6
μm以下とすることが必要である。本実施形態では出射
面における歪量子井戸活性層18の幅を0.4μmとし
たが、出射面における歪量子井戸活性層18の幅は0.
4μmに限定されるものではなく、製造時における幅の
制御特性も考慮して、例えば0.6μm以下の値で適宜
設定することができる。
【0041】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図5乃至図7を用いて
説明する。
【0042】まず、n形のInP基板10上の全面に、
減圧MOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitaxia
l、有機金属気相成長)法により、膜厚500nmのn
形のInP層より成るバッファ層(図示せず)、膜厚1
50nmのn形のInGaAsP層12を形成する。I
nGaAsP層12のバンドギャップ波長は、例えば約
1.1μm(組成:In0.85Ga0.15As0.330.67
とすることができる(図5(a)参照)。
【0043】次に、InGaAsP層12上の全面に、
フォトレジスト膜(図示せず)を形成する。次に、He
−Cdレーザを用いた干渉露光法により、レーザ部22
(図1、図2参照)に対応する領域のフォトレジスト膜
をパターニングし、これによりフォトレジスト膜より成
るフォトレジストマスクを形成する。次に、フォトレジ
ストマスクをマスクとして、InGaAsP層12をエ
ッチングする。エッチングガスとしては、例えばC26
系のエッチングガスを用いることができる。次に、フォ
トレジストマスクを除去する。こうして、InGaAs
P層12より成る導波路層12aと埋め込み回折格子の
高屈折率層12bとが形成される(図5(b)参照)。
【0044】次に、全面に、減圧MOVPE法により、
膜厚150nmのn形のInP層14、膜厚50nmの
n形のInGaAsP層より成るSCH層16、膜厚1
0nmの障壁層と膜厚6nmの井戸層とからなる歪量子
井戸活性層18、膜厚50nmのp形のInGaAsP
層より成るSCH層20、膜厚500nmのp形のIn
P層より成るクラッド層25を形成する(図5(c)参
照)。SCH層16、20のバンドギャップ波長は、例
えば約1.1μm(組成:In0.85Ga0.15As0.33
0.67)とすることができる。また、歪量子井戸活性層1
8の障壁層としては、例えばバンドギャップ波長が1.
1μmのInGaAsP層(組成:In 0.85Ga0.15
0.330.67)を用いることができ、井戸層としては、
例えば1%の圧縮歪のInGaAsP層(組成:In
0.87Ga0.13As0.570.43)を用いることができる。
【0045】次に、全面に、膜厚200nmのシリコン
酸化膜を形成する。次に、このシリコン酸化膜を約4μ
mの幅にパターニングすることにより、シリコン酸化膜
より成るマスク36を形成する(図6(a)参照)。
【0046】次に、マスク36を用いて、クラッド層2
5をエッチングし、マスク36の下方領域を除く領域の
クラッド層25の厚さを約200nmまで薄くする(図
6(b)参照)。
【0047】次に、シリコン酸化膜より成るマスク36
を更にパターニングし、シリコン酸化膜より成るマスク
36aを形成する。マスク36aの幅は、レーザ部22
において例えば1.3μmとし、スポットサイズ変換部
24(図1、図2参照)において例えば1.3μmから
0.4μmへとテーパ状に細くなるようにする(図6
(c)参照)。
【0048】次に、マスク36aを用いて更にドライエ
ッチングを行うことにより、2段階のメサを形成する。
即ち、クラッド層25が厚い領域においてInP基板1
4の一定の深さまでエッチングを行うと、クラッド層2
5が薄くなっている領域においてはInP層10の一定
の深さまでエッチングが行われ、2段階のメサが形成さ
れる。
【0049】次に、マスク36aを除去することなく、
硫酸系のエッチャントを用いたウエットエッチングを行
う。このウエットエッチングにより、上記のドライエッ
チングでダメージを受けた領域が除去される(図7
(a)参照)。
【0050】次に、マスク36aを除去することなく、
減圧MOVPE法により、膜厚900nmのp形のIn
P層、膜厚700nmのn形のInP層をメサの両側に
成長する。InP層を成長する際には、成長ガス中にC
3Clガス等の塩素系のガスを導入することが望まし
い。これにより、InP層がマスク36a上に張り出し
て成長することを抑制することができる。この後、マス
ク36aを除去する(図7(b)参照)。
【0051】次に、全面に、減圧MOVPE法により、
膜厚4μmのp形のInP層32、膜厚500nmのp
側のInGaAs層34を形成する。こうして、p形の
InP層32、n形のInP層28、p形のInP層よ
り成る埋め込み層26、及びn形のInP基板10より
成るpnpnのサイリスタ構造を有する電流ブロック層
が構成される。pnpnのサイリスタ構造の電流ブロッ
ク層を形成することにより、高温における光半導体装置
の動作安定性を確保することが可能となる。
【0052】次に、InGaAs層34上、及びInP
基板10下に、それぞれ電極(図示せず)を形成する。
【0053】次に、レーザ部22側の端面に高反射コー
ト膜(図示せず)を形成し、スポットサイズ変換部24
側の端面、即ちレーザ光の出射面に無反射コート膜(図
示せず)を形成する。こうして、本実施形態による光半
導体装置が製造される(図7(c)参照)。
【0054】このように本実施形態によれば、埋め込み
回折格子を用いることで、エッチングの深さのバラツキ
の影響を受けることなく、一定の結合係数を得ることが
できる。また、埋め込み回折格子と導波路層とが同一層
で形成されているので、レーザ部とスポットサイズ変換
部との間で良好な光の結合を得ることができ、また製造
工程も簡略化することができる。
【0055】また、本実施形態によれば、出射面に向か
って歪量子井戸活性層の幅がテーパ状に細くなっている
ので、スポットサイズ変換部においてレーザ光が導波路
層に移行していき、レーザ光のスポットサイズが主とし
て導波路層の出射面の形状に依存する。このため、歪量
子井戸活性層の端面形状のいかんにかかわらず、導波路
層の出射面の形状に応じてレーザ光が出射される。従っ
て、歪量子井戸活性層をパターニングする際の製造バラ
ツキ等の影響を無視することができ、所望のスポットサ
イズのレーザ光を出射することができる。
【0056】(変形例(その1))次に、本実施形態の
変形例(その1)による光半導体装置について図8を用
いて説明する。図8は、本実施形態による変形例(その
1)による光半導体装置を示す平面図である。
【0057】本変形例による光半導体装置は、埋め込み
回折格子12cの幅が図2に示す第1実施形態による光
半導体装置の埋め込み回折格子12bの幅より狭くなっ
ていることに特徴がある。即ち、レーザ部22における
埋め込み回折格子12cの幅が、スポットサイズ変換部
24における導波路層12aの幅より狭くなっている。
【0058】レーザ部22において埋め込み回折格子1
2cの幅が広すぎると歪量子井戸活性層18への光の閉
じ込めが小さくなり、しきい値電流が増加する場合があ
るが、本変形例によればレーザ部22において埋め込み
回折格子12cの幅が狭くなっているので、歪量子井戸
活性層18に光を閉じ込めるのが容易となり、また、し
きい値電流を低減することができる。
【0059】(変形例(その2))次に、本実施形態の
変形例(その2)による光半導体装置について図9を用
いて説明する。図9は、本実施形態による変形例(その
2)による光半導体装置を示す平面図である。
【0060】本変形例による光半導体装置は、レーザ部
22において埋め込み回折格子12cの幅が変形例(そ
の1)の場合と同様に狭くなっており、スポットサイズ
変換部24において導波路層12dの幅が出射面に向か
ってテーパ状に広くなっていることに特徴がある。
【0061】変形例(その1)では、レーザ部22にお
ける埋め込み回折格子12cの幅とスポットサイズ変換
部24における導波路層12dの幅とが異なるため、レ
ーザ光が通過する領域が不連続となっていた。これに対
し、本変形例では、レーザ部22の近傍において導波路
層12dの幅と埋め込み回折格子12cの幅とが同様で
あり、出射面に向かって導波路層12dの幅がテーパ状
に広くなっている。従って、本変形例によれば、レーザ
光の出射特性を良好にすることができる。
【0062】(変形例(その3))次に、本実施形態の
変形例(その3)による光半導体装置について図10を
用いて説明する。図10は、本実施形態による変形例
(その3)による光半導体装置を示す平面図である。
【0063】本変形例による光半導体装置は、埋め込み
回折格子12eの端部が互いにつながっていることに主
な特徴がある。このように埋め込み回折格子12eの端
部が互いにつながっていても何らレーザ光の出射特性に
は影響を与えない。従って、本変形例によれば、図8に
示す本実施形態の変形例(その1)による光半導体装置
とほぼ同様の出射特性を有する光半導体装置を提供する
ことができる。
【0064】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる光半導体装置を図11を用いて説明する。図11
は、本実施形態による光半導体装置を示す斜視図であ
る。図1乃至図10に示す第1実施形態による光半導体
装置と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を
省略または簡潔にする。なお、第1実施形態による光半
導体装置と共通する一部の構成要素については、適宜省
略している。
【0065】本実施形態による光半導体装置は、スポッ
トサイズ変換部24において、SCH層16、歪量子井
戸活性層18、及びSCH層20が一部にのみ形成され
ていることに主な特徴がある。即ち、本実施形態では、
スポットサイズ変換部24においては、一部にのみSC
H層16、歪量子井戸活性層18、及びSCH層20が
形成されており、これらの層の導波路層12aの延在方
向に沿った長さは100μmとなっている。これらSC
H層16、歪量子井戸活性層18、及びSCH層20の
幅は、導波路層12aの延在方向に沿ってテーパ状に狭
くなっており、先端部の幅は例えば100nmとなって
いる。
【0066】本実施形態ではSCH層16、歪量子井戸
活性層18、及びSCH層20が出射面まで延在してい
ないが、SCH層16、歪量子井戸活性層18、及びS
CH層20の幅がテーパ状に細くなっているので、レー
ザ光が導波路層12aに移行する。これにより、導波路
層12aの端面の形状に依存して、所望のスポットサイ
ズのレーザ光を出射することができる。
【0067】また、本実施形態では歪量子井戸活性層1
8が形成されている面積が第1実施形態の光半導体装置
に比べて小さいので、歪量子井戸活性層18への電流注
入量を第1実施形態に比べて小さくすることができる。
従って、本実施形態によれば、消費電流の少ない光半導
体装置を提供することができる。
【0068】(変形例)次に、本実施形態の変形例によ
る光半導体装置について図12を用いて説明する。図1
2は、本実施形態による変形例による光半導体装置を示
す斜視図である。
【0069】本変形例による光半導体装置は、SCH層
16、歪量子井戸活性層18、SCH層20の幅が狭く
なるに伴って、埋め込み回折格子12bの配置間隔が広
くなっていることに主な特徴がある。即ち、歪量子井戸
活性層18の幅が狭くなるに伴って等価屈折率が低下す
るため、等価屈折率の低下に応じて埋め込み回折格子1
2bの配置間隔を広くしている。
【0070】本実施形態では歪量子井戸活性層18の幅
が狭くなっている領域の下方にも埋め込み回折格子12
bが形成されているので、歪量子井戸活性層18の幅が
狭くなっている領域もレーザ光の発振に寄与することが
できる。従って、図11に示す第2実施形態による光半
導体装置に比べて、歪量子井戸活性層18の面積を小さ
くすることができ、消費電流を更に少なくすることがで
きる。
【0071】また、本実施形態によれば光半導体装置を
小型化することができるので、1つのウェハを用いて製
造することができる光半導体装置の個数を増やすことが
でき、ひいては光半導体装置のコストダウンに寄与する
ことができる。
【0072】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる光半導体装置を図13を用いて説明する。図13
は、本実施形態による光半導体装置を示す斜視図であ
る。図1乃至図12に示す第1又は第2実施形態による
光半導体装置と同一の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略または簡潔にする。なお、第1又は第2実
施形態による光半導体装置と共通する一部の構成要素に
ついては、適宜省略している。
【0073】本実施形態による光半導体装置は、レーザ
部22にのみ歪量子井戸活性層18が形成されているこ
とに特徴がある。本実施形態では、歪量子井戸活性層1
8がレーザ部22にのみ形成されているので、歪量子井
戸活性層18の面積を第1及び第2実施形態に比べて小
さくすることができ、歪量子井戸活性層18への電流注
入量を小さくすることができる。従って、第2実施形態
による光半導体装置より更に消費電流の少ない光半導体
装置を提供することができる。
【0074】なお、本実施形態では、歪量子井戸活性層
18の端部を導波路層12aの延在方向に対して一定の
角度で傾けている。図13の破線は、導波路層12aの
延在方向に垂直な線である。歪量子井戸活性層18の端
部を導波路層12aの延在方向、即ちレーザ光の進行方
向に対して一定の角度で傾けているので、歪量子井戸活
性層18の端面におけるレーザ光の反射を抑制すること
ができる。
【0075】このように本実施形態によれば、レーザ部
22にのみ歪量子井戸活性層18が形成されているの
で、消費電流の小さい光半導体装置を提供することがで
きる。
【0076】[第4実施形態]本発明の第4実施形態に
よる光半導体装置を図14を用いて説明する。図14
は、本実施形態による光半導体装置を示す斜視図であ
る。図1乃至図13に示す第1乃至第3実施形態による
光半導体装置と同一の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略または簡潔にする。なお、第1乃至第3実
施形態による光半導体装置と共通する一部の構成要素に
ついては、適宜省略している。
【0077】本実施形態による光半導体装置は、λ/4
の位相シフトを生じるように埋め込み回折格子12bが
配置されていることに主な特徴がある。即ち、図14に
示すように、埋め込み回折格子12bが一部の領域38
においてλ/4の位相シフトが生じるように離間されて
いる。本実施形態による光半導体装置ではλ/4の位相
シフトが生じるので、ブラッグ波長で発振することがで
き、単一モードでの発振の歩留りを向上することができ
る。
【0078】このようなλ/4の位相シフトが生じる光
半導体装置では、導波路の両端面でのレーザ光の反射率
を低く抑える必要がある。そこで、本実施形態では、素
子の両端面に無反射コート膜(図示せず)が形成されて
いる。また、本実施形態では、レーザ部22の導波路端
部とスポットサイズ変換部24の導波路端部をそれぞれ
素子の端面から離間する、いわゆる窓構造を採用するこ
とにより、導波路端面での反射率を抑制している。
【0079】また、スポットサイズ変換部24の導波路
端部やレーザ部22の導波路端部でのレーザ光の反射を
低減すべく、スポットサイズ変換部24の導波路端やレ
ーザ部22の導波路端を、それぞれ導波路層12aの延
在方向に対して一定の角度で傾けている。
【0080】このように本実施形態によれば、λ/4の
位相シフトが生じるように埋め込み回折格子を配置して
いるので、ブラッグ波長で発振することができ、単一モ
ードでの発振の歩留りを向上することができる。
【0081】[第5実施形態]本発明の第5実施形態に
よる光半導体装置を図15を用いて説明する。図15
は、本実施形態による光半導体装置を示す斜視図であ
る。図1乃至図14に示す第1乃至第4実施形態による
光半導体装置と同一の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略または簡潔にする。なお、第1乃至第4実
施形態による光半導体装置と共通する一部の構成要素に
ついては、適宜省略している。
【0082】本実施形態による光半導体装置は、スポッ
トサイズ変換部24においてSCH層16、歪量子井戸
活性層18、及びSCH層20の膜厚がテーパ状に薄く
なっていることに主な特徴がある。SCH層16、歪量
子井戸活性層18、及びSCH層20の厚さが出射面に
向かって薄くなっているため、スポットサイズ変換部2
4においてレーザ光が導波路層12aに移行し、導波路
層12aの出射面の形状に依存したスポットサイズでレ
ーザ光が出射される。このため、出射面における歪量子
井戸活性層18の形状のいかんにかかわらず、所望のス
ポットサイズのレーザ光を出射することができる。
【0083】なお、SCH層16、歪量子井戸活性層1
8、及びSCH層16をテーパ状に薄く形成するために
は、例えば、選択成長法やシャドウマスク法等を用いる
ことができる。
【0084】次に、本実施形態による光半導体装置のレ
ーザ光のフィールド分布を図16を用いて説明する。図
16は、本実施形態による光半導体装置のレーザ光のフ
ィールド分布を示す概念図である。図16(a)はレー
ザ部における光のフィールド分布を示しており、図16
(b)は出射面における光のフィールド分布を示してい
る。図16において点線で示されている領域は、レーザ
光が強く分布している領域である。
【0085】図16(a)に示すように、レーザ部22
においては、量子井戸活性層18の近傍にレーザ光が分
布している。
【0086】これに対し、図16(b)に示すように、
スポットサイズ変換部24の端面、即ち出射面において
は、導波路層12aの幅とほぼ等しくレーザ光が分布し
ている。出射面において導波路層12aの幅とほぼ等し
い幅でレーザ光が分布するのは、スポットサイズ変換部
24において歪量子井戸活性層18の厚さが出射面に向
かってテーパ状に薄くなっているため、レーザ光が導波
路層12aに移行していくためである。これにより、導
波路層12aの出射面の形状に依存したスポットサイズ
でレーザ光が出射される。従って、本実施形態では、歪
量子井戸活性層18の端面の形状のいかんにかかわら
ず、所望のスポットサイズのレーザ光を出射することが
できる。
【0087】[第6実施形態]本発明の第6実施形態に
よる光半導体装置を図17を用いて説明する。図17
は、本実施形態による光半導体装置を示す斜視図であ
る。図1乃至図16に示す第1乃至第5実施形態による
光半導体装置と同一の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略または簡潔にする。なお、第1乃至第5実
施形態による光半導体装置と共通する一部の構成要素に
ついては、適宜省略している。
【0088】本実施形態による光半導体装置は、いわゆ
るリッジ型の光半導体装置であることに主な特徴があ
る。即ち、SCH層20上に、リッジ型のクラッド層4
0が形成されており、クラッド層40の幅がスポットサ
イズ変換部24においてテーパ状に狭くなっている。ク
ラッド層40の幅がスポットサイズ変換部24において
テーパ状に狭くなっているため、導波路層12aにレー
ザ光を移行することができる。
【0089】次に、本実施形態による光半導体装置のレ
ーザ光のフィールド分布を図18を用いて説明する。図
18は、本実施形態による光半導体装置のレーザ光のフ
ィールド分布を示す概念図である。図18(a)はレー
ザ部における光のフィールド分布を示しており、図18
(b)は出射面における光のフィールド分布を示してい
る。図18において点線で示されている領域は、レーザ
光が強く分布している領域である。
【0090】図18(a)に示すように、レーザ部22
においては、クラッド層40の下方近傍領域にレーザ光
が分布している。
【0091】これに対し、図18(b)に示すように、
スポットサイズ変換部24の端面、即ち出射面において
は、導波路層12aの幅とほぼ等しくレーザ光が分布し
ている。出射面において導波路層12aの幅とほぼ等し
い幅でレーザ光が分布するのは、クラッド層40の幅が
出射面に向かってテーパ状に狭くなっているため、レー
ザ光が導波路層12aやInP基板10等に移行してい
くためである。これにより、導波路層12aの出射面の
形状に依存してレーザ光が出射される。従って、本実施
形態では、クラッド層40の端面の形状のいかんにかか
わらず、所望のスポットサイズのレーザ光を出射するこ
とができる。
【0092】このように本実施形態によれば、クラッド
層40の幅を出射面に向かってテーパ上に狭くしている
ので、レーザ光を導波路層12aやInP基板10等に
移行することができ、導波路層の出射面の形状に応じた
スポットサイズのレーザ光を出射することができる。
【0093】また、本実施形態によれば、SCH層上に
クラッド層、コンタクト層を連続して成長すればよいの
で、結晶成長は2回で完了する。その後、エッチングに
よりクラッド層を幅の狭くなる形状に加工すればよいの
で、第1乃至第5実施形態による光半導体装置に比べて
製造工程を簡便にすることができる。
【0094】[第7実施形態]本発明の第7実施形態に
よる光半導体装置を図19を用いて説明する。図19
は、本実施形態による光半導体装置を示す斜視図であ
る。図1乃至図18に示す第1乃至第6実施形態による
光半導体装置と同一の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略または簡潔にする。なお、第1乃至第6実
施形態による光半導体装置と共通する一部の構成要素に
ついては、適宜省略している。
【0095】本実施形態による光半導体装置では、p形
のInP基板10aが用いられている。また、InP層
14の導電型はp形、SCH層16の導電型はp形、S
CH層20(図1参照)の導電型はn形、クラッド層2
5(図7(a)参照)の導電型はn形、クラッド層32
(図1参照)の導電型はn形、コンタクト層34(図1
参照)の導電型はn形となっている。
【0096】本実施形態による光半導体装置は、導波路
層12aと埋め込み回折格子の高屈折率層12bがn形
となっており、InP層14やInP基板10aがp形
となっていることに主な特徴がある。これにより、p形
のInP層14と、埋め込み回折格子のn形の高屈折率
層12bと、p形のInP基板10aとにより、レーザ
部22の歪量子井戸活性層18の下方にpnp構造が構
成される。
【0097】レーザ部22においてpnp構造が構成さ
れるので、光半導体装置に注入した電流はp形のInP
層14を主に流れる。このため、歪量子井戸活性層18
中への電流の注入量が周期的に変調され、通常の屈折率
結合(Index Coupling)のみならず、利得が周期的に変
化する利得結合(Gain Coupling)をも得ることができ
る。この結果、スポットサイズ変換部24の端面やレー
ザ部22の端面における位相の影響を受けにくくするこ
とができ、単一モードの発振の歩留りを改善することが
できる。
【0098】また、スポットサイズ変換部24において
は、歪量子井戸活性層18が形成されていないので、p
形のInP基板10aと、n形のInGaAsP層より
成る導波路層12aと、p形のInP層14とにより、
pnp構造が構成される。これにより、スポットサイズ
変換部24への注入電流を抑制することができるので、
ひいては光半導体装置の消費電流を低減することができ
る。
【0099】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0100】例えば、上記実施形態では発振波長1.3
μmの場合を例に説明したが、発振波長は1.3μmに
限定されるものではなく、あらゆる発振波長の光半導体
装置に適用することができる。例えば、発振波長を1.
55μmとする場合には、歪量子井戸活性層18の障壁
層やSCH層16、20としてバンドギャップ波長1.
2μmのInGaAsP層を用い、歪量子井戸活性層1
8の井戸層として遷移波長が1.55μm、圧縮歪が1
%のInGaAsP層を用い、埋め込み回折格子12b
の組成をフラッグ波長が1.55μmとなるように設定
すればよい。
【0101】また、上記実施形態では、埋め込み層26
にp形のInP層を用いたが、埋め込み層26に高抵抗
の層を用いてもよい。
【0102】また、第1乃至第6実施形態では、pnp
nのサイリスタ構造のブロック層を構成したが、pnp
nのサイリスタ構造を構成することに限定されるもので
はなく、n形のInP層28やp形のInP層32を形
成しなくてもよい。
【0103】また、第4実施形態では、λ/4の位相シ
フトが生じるように埋め込み回折格子12bを配置した
が、これに限定されるものではなく、例えばλ/8の位
相シフトが生じる領域を2箇所設けることにより同様の
効果を得ることもできる。
【0104】また、第5実施形態では、歪量子井戸活性
層18を出射面の近傍まで形成したが、歪量子井戸活性
層18は必ずしも出射面の近傍まで形成しなくてもよ
く、例えば、スポットサイズ変換部24の一部にのみ形
成してもよい。
【0105】また、上記実施形態では、歪量子井戸活性
層を用いる場合を例に説明したが、活性層は歪量子井戸
活性層に限定されるものではなく、例えば無歪の量子井
戸活性層や、厚い膜厚のInGaAsP層活性層等の活
性層を用いてもよい。
【0106】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、埋め込み
回折格子を用いることにより、回折格子を形成する際の
エッチングの深さに依存することなく結合係数が決定さ
れるので、電流−光出力特性のバラツキを抑制すること
ができる。また、埋め込み回折格子と導波路層とが同一
平面上に形成されているので、レーザ部とスポットサイ
ズ変換部との間で良好な光の結合を得ることができる。
【0107】また、本発明によれば、埋め込み回折格子
と導波路層とが同一層により形成されているので、簡便
な工程で光半導体装置を製造することができる。
【0108】また、本発明によれば、出射面に向かって
歪量子井戸活性層の幅がテーパ状に細くなっているの
で、スポットサイズ変換部においてレーザ光が導波路層
に移行していき、レーザ光のスポットサイズが主として
導波路層の出射面の形状に依存する。このため、歪量子
井戸活性層の端面形状のいかんにかかわらず、導波路層
の出射面の形状に応じてレーザ光が出射される。従っ
て、歪量子井戸活性層をパターニングする際の製造バラ
ツキ等の影響を無視することができ、所望のスポットサ
イズのレーザ光を出射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による光半導体装置を示
す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態による光半導体装置を示
す平面図である。
【図3】本発明の第1実施形態による光半導体装置のレ
ーザ光のフィールド分布を示す概念図である。
【図4】出射面における歪量子井戸活性層の幅とレーザ
光の放射角との関係を示すグラフである。
【図5】本発明の第1実施形態による光半導体装置の製
造方法を示す工程斜視図(その1)である。
【図6】本発明の第1実施形態による光半導体装置の製
造方法を示す工程斜視図(その2)である。
【図7】本発明の第1実施形態による光半導体装置の製
造方法を示す工程斜視図(その3)である。
【図8】本発明の第1実施形態の変形例(その1)によ
る光半導体装置を示す平面図である。
【図9】本発明の第1実施形態の変形例(その2)によ
る光半導体装置を示す平面図である。
【図10】本発明の第1実施形態の変形例(その3)に
よる光半導体装置を示す平面図である。
【図11】本発明の第2実施形態による光半導体装置を
示す斜視図である。
【図12】本発明の第2実施形態による変形例による光
半導体装置を示す斜視図である。
【図13】本発明の第3実施形態による光半導体装置を
示す斜視図である。
【図14】本発明の第4実施形態による光半導体装置を
示す斜視図である。
【図15】本発明の第5実施形態による光半導体装置を
示す斜視図である。
【図16】本発明の第5実施形態による光半導体装置の
レーザ光のフィールド分布を示す概念図である。
【図17】本発明の第6実施形態による光半導体装置を
示す斜視図である。
【図18】本発明の第6実施形態による光半導体装置の
レーザ光のフィールド分布を示す概念図である。
【図19】本発明の第7実施形態による光半導体装置を
示す斜視図である。
【図20】提案されている光半導体装置(その1)を示
す斜視図である。
【図21】提案されている光半導体装置(その2)を示
す斜視図である。
【図22】提案されている光半導体装置(その3)を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10…InP基板 12…InGaAsP層 12a…導波路層 12b…埋め込み回折格子 12c…埋め込み回折格子 12d…導波路層 12e…埋め込み回折格子 14…InP層 16…SCH層 18…歪量子井戸活性層 20…SCH層 22…レーザ部 24…スポットサイズ変換部 25…クラッド層 26…埋め込み層 28…InP層 30…開口部 32…InP層 34…InGaAs層 36…マスク 36a…マスク 38…領域 40…クラッド層 110…基板 112…回折格子 113…導波路層 114…InP層 115…クラッド層 116…SCH層 118…歪量子井戸活性層 120…SCH層 124…スポットサイズ変換部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 前記基板上の第1の領域に形成され、ストライプ状に複
    数形成された第1の層と、少なくとも前記第1の層の間
    に形成された前記第1の層より屈折率の低い第2の層と
    を有する回折格子と、 前記第1の領域と異なる第2の領域の前記基板上に形成
    され、前記回折格子と光学的に結合する第1の導波路層
    と、 少なくとも前記回折格子上に形成された活性層とを有
    し、 前記活性層で発生するレーザ光を、スポットサイズを変
    換して前記第1の導波路層の端面から出射することを特
    徴とする光半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光半導体装置において、 前記第1の導波路層の幅は、前記活性層の幅より広いこ
    とを特徴とする光半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光半導体装置にお
    いて、 前記活性層は、前記第1の導波路層上に延在し、 前記活性層の幅は、前記回折格子から離間するに伴って
    狭くなっていることを特徴とする光半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の光半導体装置にお
    いて、 前記回折格子と前記活性層との間に形成され、前記第1
    の導波路層上に延在する第2の導波路層を更に有し、 前記第2の導波路層の幅は、前記回折格子から離間する
    に伴って狭くなっていることを特徴とする光半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の光半導体装置において、 前記第1の導波路層側の前記活性層の端面は斜めに形成
    されていることを特徴とする光半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光半導体装置において、 前記活性層上に形成され、前記回折格子から離間するに
    伴って幅が狭くなるクラッド層を更に有することを特徴
    とする光半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    光半導体装置において、 前記第1の導波路層は、前記回折格子の前記第1の層と
    同一層より成ることを特徴とする光半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光半導体装置において、 前記第1の導波路層の幅は、前記回折格子の前記第1の
    層の幅より広いことを特徴とする光半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    光半導体装置において、 前記第1の導波路層の幅は、前記回折格子から離間する
    に伴って広くなっていることを特徴とする光半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の光半導体装置において、 前記回折格子の前記第1の層は、光の位相シフトを生じ
    るように配置されていることを特徴とする光半導体装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の光半導体装置において、 前記活性層の幅は、前記第2の領域に近接するに伴って
    狭くなっており、 前記回折格子の前記第1の層の配置間隔は、前記活性層
    の幅が狭くなるに伴って広くなっていることを特徴とす
    る光半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の光半導体装置において、 前記第1の導波路層の端面、又は前記活性層の前記第1
    の導波路層と反対側の端面のうち少なくとも一方は、前
    記基板の出射側又はそれと反対側の端面よりも内側に位
    置することを特徴とする光半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の光半導体装置において、 前記第1の導波路層の端面、又は前記活性層の前記第1
    の導波路層と反対側の端面のうち少なくとも一方は、斜
    めに形成されていることを特徴とする光半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1項に記
    載の光半導体装置において、 前記基板の導電型は、前記回折格子の導電型と異なるこ
    とを特徴とする光半導体装置。
  15. 【請求項15】 スポットサイズを変換して導波路層の
    端面から光を出射する光半導体装置の製造方法であっ
    て、 基板上に第1の層を形成し、第1の領域の前記第1の層
    より成る導波路層を形成する工程と、 前記第1の領域と異なる第2の領域の前記第1の層をス
    トライプ状にエッチングする工程と、 少なくとも前記第2の領域の前記第1の層の間に、前記
    第1の層と光の屈折率が異なる第2の層を形成し、前記
    第1の層及び前記第2の層より成る回折格子を形成する
    工程と、 少なくとも前記回折格子上に活性層を形成する工程とを
    有することを特徴とする光半導体装置の製造方法。
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