JP2000100928A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2000100928A
JP2000100928A JP10266108A JP26610898A JP2000100928A JP 2000100928 A JP2000100928 A JP 2000100928A JP 10266108 A JP10266108 A JP 10266108A JP 26610898 A JP26610898 A JP 26610898A JP 2000100928 A JP2000100928 A JP 2000100928A
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Hidetaka Horiuchi
英隆 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な方法で、コンタクトホールとアクティブ
領域との重ね合わせ誤差の十分な許容量を得ることがで
きる半導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】アクティブ領域の上を横切って素子分離領
域の上まで延線されたゲート配線を形成した後、素子分
離領域の溝の内部に埋め込まれた絶縁物の表面の高さ
が、アクティブ領域の表面の高さよりも低くなるよう
に、アクティブ領域と素子分離領域との境界の部分に所
定深さの段差を形成し、この段差の部分に、窒化硅素膜
または窒化酸化硅素膜のストッパ層を形成することによ
り、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置のコン
タクトホールの形成工程において、コンタクトホールと
アクティブ領域との重ね合わせ誤差の許容量を大きくす
るための技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体の素子分離法の1つに埋め込み素
子分離法(Shallow Trench Isolation:以下、STI法
という)がある。この方法に関しては、例えばアイイー
ディーエム・テクニカル・ダイジェスト(IEDM Technic
al Digest )1993年第57〜59頁等に報告があ
る。
【0003】以下、図10に示す断面工程図を参照し
て、前述のSTI法による素子分離領域の形成工程の一
例について説明する。まず、シリコン基板16の表面を
15nm酸化してシリコン酸化膜46を形成し、その上
に150nmの窒化硅素膜48を堆積した後、フォトリ
ソグラフィー工程により、この窒化硅素膜48の上に、
素子分離領域となるべき箇所を開口したマスク50を形
成する(図10(a))。
【0004】続いて、このマスク50を用いて、窒化硅
素膜48、シリコン酸化膜46の順にエッチングを行
い、さらにシリコン基板16を400nmの深さまでエ
ッチングしてトレンチ溝52を形成した後、マスク50
を除去する(図10(b))。その後、トレンチ溝52
の内部を含む窒化硅素膜48の表面全面に酸化硅素膜等
の絶縁物28を堆積し、これをCMP(chemical mecha
nical polishing )法等により、窒化硅素膜48の表面
が露出するまでエッチバックする(図10(c))。
【0005】次いで、窒化硅素膜48、シリコン酸化膜
46の順に除去し、シリコン基板16の表面より突出す
る素子分離領域14を得る(図10(d))。基本は以
上の通りであるが、シリコン基板16のエッチング直後
に、この基板16のトレンチ溝52の表面を薄く酸化し
たり、CMP後に、基板16および素子分離領域14で
ある窒化硅素膜28の角を丸めるための酸化を行ったり
というように、その変化は様々である。
【0006】このSTI法には、従来のLOCOS(Lo
cal Oxidation of Silicon)法と比べて、素子分離領域
14が小さいという特徴がある反面、LOCOS法のよ
うなソース・ドレイン領域の横方向への広がりがないた
め、図11に示すように、フォトリソグラフィー工程の
重ね合わせ誤差により、コンタクトホール34が素子分
離領域14上に開孔された場合、コンタクトホール34
内に埋め込まれた金属材料等とウェルまたは基板16と
がショートし、リーク電流が発生する場合があるという
欠点がある。
【0007】このような欠点を克服するものとして、例
えば特開平8−274166号公報や特開平9−134
954号公報に開示の半導体装置およびその製造方法、
さらには、STI法のために特化されたものではない
が、特開平7−29993号公報に開示の半導体装置等
が提案されている。これらの公知技術ではいずれも、シ
リコン窒化膜等からなるストッパ層が利用される。スト
ッパ層は、コンタクトホールエッチングに使用されるド
ライエッチングの条件を適切に設定することによって、
層間絶縁膜を構成する酸化硅素膜もしくは酸化硅素を主
体とする膜に比較して、エッチング速度を遅くすること
ができる材料の膜によって構成される層である。
【0008】まず、特開平8−274166号公報に開
示の半導体装置およびその製造方法は、半導体基板の表
面にトレンチ溝を形成し、その内部に酸化シリコン膜を
堆積した後、この酸化シリコン膜をエッチングして、そ
の表面が基板表面よりも下にくるようにし、続いて、そ
の上にエッチストッパ層を構成する窒化シリコン膜を堆
積し、この窒化シリコン膜を酸化シリコン膜の上にだけ
残す平坦化処理を行って、酸化シリコン膜および窒化シ
リコン膜からなる素子分離領域を形成するものである。
【0009】同公報に開示の半導体装置およびその製造
方法によれば、窒化シリコン膜がエッチングストッパと
しての役割を果たすため、アラインメントずれによって
素子分離領域上にコンタクト孔の一部が来た場合にも、
素子分離領域端部の酸化シリコン膜のエッチングが防止
され、配線と基板との短絡を回避することができるとし
ている。しかし、同公報に開示の素子分離領域の上面全
面を窒化シリコン膜で覆う方法では、その製造方法が非
常に複雑になるという欠点がある。
【0010】続いて、特開平9−134954号公報に
開示の半導体装置およびその製造方法は、トレンチ溝を
形成し、その内部にシリコン酸化膜を堆積して、このシ
リコン酸化膜からなる素子分離領域を形成した後、この
シリコン酸化膜の上面を等方性エッチングしてそのエッ
ジ部を後退させ、その上にストッパ層を構成するシリコ
ン窒化膜を堆積し、このシリコン窒化膜を異方性エッチ
ングして、シリコン酸化膜の上面のエッジ部にシリコン
窒化膜側壁を形成するものである。
【0011】同公報に開示の半導体装置およびその製造
方法によれば、リソグラフィー法によるコンタクト孔形
成時にマスクの合わせずれが生じ、層間絶縁膜をエッチ
ングする時にエッチングが素子分離領域にかかってしま
っても、素子分離領域のエッジの後退した部分に形成さ
れたシリコン窒化膜がエッチングストッパとして作用す
るので、素子分離領域のエッジ部がエッチングされるの
を防ぎ、コンタクト孔に形成された配線層と基板とが接
触するのを回避するとしている。
【0012】同公報に開示の方法では、犠牲酸化膜のエ
ッチング時に生じるシリコン窒化膜のサイドウォールの
角が、ゲートのストリンガーによるショートを引き起こ
しやすいという欠点がある。
【0013】さらに、同公報によれば、シリコン窒化膜
側壁の形成工程は、LDD(Lightly Doped Drain )側
壁形成工程と兼ねることができるとしているが、この場
合、素子分離領域のシリコン酸化膜の表面をアクティブ
領域よりも低くすると、シリコン酸化膜の後退させた部
分に露出されるアクティブ領域の角にゲートが形成され
るため、ゲート酸化膜の耐圧が低下する、逆狭チャネル
効果が発生する、アクティブ領域側壁のしきい値制御を
行っていない部分にまでチャネルが形成される、等の問
題も発生する。
【0014】次に、特開平7−29993号公報に開示
の半導体装置は、上層にシリコン酸化膜付きのゲート電
極を形成した後、その上全面に、シリコン窒化膜、シリ
コン酸化膜をこの順に堆積し、これを異方性エッチング
してゲート電極側壁にサイドウォールを形成する際に、
シリコン窒化膜をエッチングストッパとしてシリコン酸
化膜をエッチングすることにより、ゲート電極上のシリ
コン酸化膜やLOCOS酸化膜がエッチングされて削ら
れるのを防止できるとしている。
【0015】しかし、同公報に開示の半導体装置のよう
に、全面をシリコン窒化膜で覆う方法では、LOCOS
法による素子分離の場合には、不純物の熱拡散によって
フィールド酸化膜の下にもある程度のソース・ドレイン
領域が広がるため、ある程度リークの発生を防止できる
可能性はあるが、STI法では、コンタクト孔底のシリ
コン窒化膜をエッチングする際に、アクティブ領域の側
壁部分が露出するため、リーク発生につながる危険性が
ある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、簡単な方法で、
コンタクトホールとアクティブ領域との重ね合わせ誤差
の十分な許容量を得ることができる半導体装置およびそ
の製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、半導体基板に開孔された所定深さの溝の
内部に絶縁物を埋め込んで形成された素子分離領域と、
この素子分離領域によって囲まれて分離されたアクティ
ブ領域と、このアクティブ領域の上を横切って前記素子
分離領域の上まで延線されたゲート配線とを有する半導
体装置であって、少なくとも前記アクティブ領域と前記
素子分離領域との境界周辺部の、前記素子分離領域の溝
の内部に埋め込まれた絶縁物の表面の高さが、前記素子
分離領域の上まで延線されたゲート配線の下の部分を除
いて、前記アクティブ領域の表面の高さよりも低くなる
ように、前記境界の部分に所定深さの段差が形成されて
おり、少なくとも前記段差の部分に、窒化硅素膜または
窒化酸化硅素膜のストッパ層が形成されていることを特
徴とする半導体装置を提供するものである。
【0018】また、本発明は、半導体基板に開孔された
所定深さの溝の内部に絶縁物を埋め込んで形成された素
子分離領域と、この素子分離領域によって囲まれて分離
されたアクティブ領域とを有する半導体装置の製造方法
であって、前記アクティブ領域の上を横切って前記素子
分離領域の上まで延線されたゲート配線を形成した後、
少なくとも前記アクティブ領域と前記素子分離領域との
境界周辺部の、前記素子分離領域の溝の内部に埋め込ま
れた絶縁物の表面の高さが、前記アクティブ領域の表面
の高さよりも低くなるように、前記境界の部分に所定深
さの段差を形成し、少なくとも前記段差の部分に、窒化
硅素膜または窒化酸化硅素膜のストッパ層を形成するこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法を提供するもので
ある。
【0019】ここで、上記半導体装置の製造方法であっ
て、前記段差を形成した後、さらに、高濃度ソース・ド
レイン領域形成のためのイオン注入を、垂直面に対して
所定角度傾斜させて行うのが好ましい。
【0020】また、前記ストッパ層の形成は、前記アク
ティブ領域および前記素子分離領域の全面に前記窒化硅
素膜または前記窒化酸化硅素膜を堆積し、この窒化硅素
膜または窒化酸化硅素膜をエッチバックすることによ
り、前記段差の部分に前記ストッパ層を形成するのが好
ましい。
【0021】さらに、前記段差が100nm以上である
のが好ましく、前記イオン注入の傾斜角度が17゜以上
であるのが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の半導体装置およびその製造方
法を詳細に説明する。図2(g)は、本発明の半導体装
置の一実施例の断面概念図である。同図に示すように、
本発明の半導体装置10は、各々のアクティブ領域12
が素子分離領域14によって分離されており、図示例の
場合、各々のアクティブ領域12にはトランジスタが形
成されている。
【0023】すなわち、アクティブ領域12では、シリ
コン基板等の半導体基板16の上層にゲート酸化膜18
が形成され、そのまた上層にゲート電極(ゲート配線)
20が形成され、このゲート電極20の両側壁面にサイ
ドウォール22が形成されている。このサイドウォール
22の下の半導体基板16内には、LDD構造となる低
濃度ソース・ドレイン領域24が形成され、その両側に
は、高濃度ソース・ドレイン領域26が形成されてい
る。
【0024】一方、素子分離領域14には、STI法等
により、半導体基板16をエッチングして形成した所定
深さのトレンチ溝の内部に、例えば酸化硅素膜等の絶縁
物28が埋め込まれている。本発明の半導体装置10で
は、同図に示すように、素子分離領域14のトレンチ溝
の内部に埋め込まれた絶縁物28の表面の高さが、アク
ティブ領域12の表面の高さよりも低くなるように、ア
クティブ領域12と素子分離領域14との境界には所定
深さの段差が形成されている。
【0025】ここで、アクティブ領域12は、その周囲
を素子分離領域14によって囲まれて分離されており、
ゲート電極20は、アクティブ領域12の上を横切って
配線され、その両端のゲート配線は、素子分離領域14
の上まで延線されている。なお、本発明の半導体装置1
0では、前述の素子分離領域14の絶縁物28の表面
は、素子分離領域14の上まで延線されたゲート配線の
下の部分を除いて、アクティブ領域12の表面の高さよ
りも低く形成されている。
【0026】アクティブ領域12および素子分離領域1
4の上全面には、窒化硅素膜または窒化酸化硅素膜のス
トッパ層30が堆積され、このストッパ層30の上に、
層間絶縁膜32が堆積されている。そして、アクティブ
領域12の高濃度ソース・ドレイン領域26の上に堆積
されたストッパ層30および層間絶縁膜32がエッチン
グされ、コンタクトホール34が開孔されて高濃度ソー
ス・ドレイン領域26の表面が露出されている。層間絶
縁膜32は、例えば酸化硅素(SiO2)膜、もしくはB
PSG(borophosphosilicate glass)、SOG(spin-o
n-glass)等の酸化硅素を主体とする膜によって構成され
ている。このため、コンタクトホールエッチングのドラ
イエッチ条件を適切に設定することにより、ストッパ層
のエッチング速度を、層間絶縁膜のエッチング速度に比
較して小さくすることができる。
【0027】本発明の半導体装置10では、アクティブ
領域12と素子分離領域14との境界部分に段差が形成
されている。このため、図3に示すように、アラインメ
ントずれが生じ、コンタクトホール34が境界上に開孔
された場合であっても、この境界のアクティブ領域12
のエッジ部分にストッパ層30からなるサイドウォール
36が自己整合的に形成される。これにより、コンタク
トホール34内に埋め込まれる金属材料等がウェルまた
は基板16と接触してショートするのを回避することが
できる。
【0028】次に、図1および図2に示す工程断面図を
参照しながら、本発明の半導体装置の製造方法の一実施
例について説明する。
【0029】まず、例えば図10に示す従来公知のST
I法にしたがって、半導体基板16にトレンチ溝52を
形成し、このトレンチ溝52内に酸化硅素膜等の絶縁物
28を埋め込んで素子分離領域14を形成する。この時
点での素子分離領域14の表面は、本実施例では、アク
ティブ領域12の表面よりも50nm高く形成する。続
いて、従来公知の方法を用いて、ゲート酸化膜18、ゲ
ート電極20、LDD構造となる低濃度ソース・ドレイ
ン領域24を形成する(図1(a))。
【0030】ここで、ゲート電極20は、アクティブ領
域12の上を横切って配線され、その両端のゲート配線
は、素子分離領域14の上まで延線される。その後、表
面全面に、例えば窒化硅素膜38を100nm堆積し
(図1(b))、RIE(Reactive Ion Etching)法等
の異方的なドライエッチングにより、窒化硅素膜38の
全面エッチバックを行い、ゲート電極20の両側壁面に
サイドウォール22を形成する(図1(c))。
【0031】この時、エッチバック条件を、例えば窒化
硅素膜(Si3 4)と酸化硅素膜(SiO2)とのエッチ
ングレート比が1:3となるように設定し、エッチバッ
ク量を150nmとする。図1(c)に示すように、5
0nmのオーバーエッチングにより、素子分離領域14
のトレンチ溝の内部に埋め込まれた絶縁物28の表面
は、素子分離領域14の上まで延線されたゲート配線の
下の部分を除いて、アクティブ領域12の表面よりも1
00nm下方までエッチングされる。
【0032】続いて、高濃度ソース・ドレイン領域26
のイオン注入を行い、アニールにより高濃度ソース・ド
レイン領域26を活性化した後(図1(d))、表面全
面にストッパ層となる窒化硅素膜40を35nm堆積す
る(図2(e))。
【0033】その後、従来公知の方法、例えばCVD
(Chemical Vapor Deposition)法等により表面全面に層
間絶縁膜32を堆積し、CMP法やSOGエッチバック
法等により、層間絶縁膜32の表面を平坦化し、フォト
リソグラフィー工程により、感光性レジストを塗布し、
これをパターニングしてコンタクトホールマスク(図示
せず)を形成し、このコンタクトマスクを用いてコンタ
クトホール34を開孔する。
【0034】この時、コンタクトホール34の開孔は、
まず、ストッパ層である窒化硅素膜40の表面が露出さ
れたところで停止させ(図2(f))、続いて、このス
トッパ層の窒化硅素膜40をエッチングして除去する
(図2(g))。この後は、従来公知の方法を用いて、
コンタクトホール34内への金属材料の埋め込みや、層
間絶縁膜32上の配線パターンの形成等のメタライゼー
ションおよびそれ以後の各工程を行い、本発明の半導体
装置を得る。
【0035】上記実施例に示すように、コンタクトホー
ル34とアクティブ領域12との間に重ね合わせずれ
(アラインメントずれ)がなければ、ストッパ層の窒化
硅素膜40は、前述のように、コンタクトホール34開
孔の際のストッパ層としての役割以上の意味はなさな
い。しかし、アラインメントずれが発生した場合には、
このストッパ層が、コンタクトホールとウェルまたは基
板16との接触を防止する役割を果たす。
【0036】すなわち、既に述べたが、本発明の半導体
装置10では、図3に示すように、アラインメントずれ
が生じ、コンタクトホール34が、アクティブ領域12
と素子分離領域14との境界上に開孔された場合、この
境界の段差部分にサイドウォール36が自己整合的に形
成される。このため、コンタクトホール34のオーバー
エッチングが大きくても、幾何学的にコンタクトホール
34内に埋め込まれる金属材料等がウェルまたは基板1
6と接触することがなく、ショートを回避することがで
きる。
【0037】なお、上記実施例では、素子分離領域14
の表面とアクティブ領域12の表面との段差を100n
mとしている。これは、アクティブ領域12のエッジ部
に形成される窒化硅素膜のサイドウォール36が、境界
での垂直方向の段差を利用して形成されるものであるた
め、この段差が窒化硅素膜のサイドウォール36を形成
するのに十分な量でなければ、絶縁に足る窒化硅素膜の
サイドウォール36が得られないことによるものであ
る。
【0038】例えば、層間絶縁膜32の厚さが、標準的
な厚さである1μmであると仮定すると、CMP等によ
る平坦化のばらつきを考慮して、層間絶縁膜32の膜厚
の50%の500nm程度コンタクトホール34をオー
バーエッチングする必要がある。この時、層間絶縁膜3
2の酸化硅素膜とストッパ層の窒化硅素膜40とのエッ
チング速度選択比が20:1を大きく上回るのは難し
く、ストッパ層の窒化硅素膜40も500nmの1/2
0の25nm程度削られてしまう。
【0039】したがって、ストッパ層30で確実にエッ
チングを停止させるために、窒化硅素膜40は35nm
程度の厚さが必要である。また、コンタクトホール34
底のストッパ層の窒化硅素膜40の表面には、層間絶縁
膜32である酸化硅素膜のエッチング時に、ポリマー等
のエッチングを停止させる強固な膜が堆積される。この
ため、これを含めてエッチングしてアクティブ領域12
の表面を確実に露出させるためには、窒化硅素膜40を
50nm程度までオーバーエッチングする必要がある。
【0040】ここで、コンタクトホール34が、アクテ
ィブ領域12と素子分離領域14との境界上に開孔され
た場合、アクティブ領域12の表面と素子分離領域14
の表面との間に、前述のエッチング量の50nm以上の
段差があれば、計算上は、境界のアクティブ領域12の
エッジ部分に窒化硅素膜40の厚さ分のサイドウォール
36が自己整合的に形成されるため、コンタクトホール
34内に埋め込まれる金属材料等がウェルまたは基板と
接触することがなく、ショートは回避できるはずであ
る。
【0041】しかし、現実のSTI法によるトレンチ溝
は、逆狭チャネル効果の緩和のためにテーパーを持たせ
るのが一般的であるため、アクティブ領域12の表面と
素子分離領域14の表面との間の段差を、例えば前述の
50nmの2倍の100nm以上とすることで、コンタ
クトホール34とウェルまたは基板とのショートを確実
に回避することができる。
【0042】前述のように、本発明の半導体装置10で
は、アラインメントずれが生じた場合のコンタクトホー
ル34とウェルまたは基板とのショートを回避するため
には、アクティブ領域12の表面と素子分離領域14の
表面との間にある程度の段差が必要である。しかし、こ
の段差の最適値は、コンタクトホール34の深さ(層間
絶縁膜32の膜厚)、エッチング条件、ストッパ層30
となる材料の膜質等に応じて変化するため、必要に応じ
て適宜決定すればよい。
【0043】なお、上記実施例では、RIE法でのエッ
チングレートを、シリコン基板(Si)<窒化硅素膜
(Si3 4)<酸化硅素膜(SiO2)とするのが容易で
あるため、ゲート電極20のサイドウォール22の材料
を窒化硅素膜とした。しかし、適切な選択比が得られる
のであれば酸化硅素膜を用いてもよい。
【0044】また、上記実施例では、ゲート電極20の
サイドウォール22を形成する際のオーバーエッチング
により、素子分離領域14の表面をエッチングして、素
子分離領域14の表面をアクティブ領域12の表面より
も下方に下げている。しかし、これに限定されず、高濃
度ソース・ドレイン領域26の形成前に、もしくは後か
ら、素子分離領域14の酸化硅素膜をエッチバックして
もよい。上記実施例では異方的なドライエッチングでエ
ッチバックを行ったが、エッチバック方法はウェットエ
ッチングでもよい。
【0045】ここで、ゲート電極20の形成前に素子分
離領域14のエッチバックを行うと、段差部分のアクテ
ィブ領域12の側壁面にもゲート電極が形成され、ゲー
ト電極の直下に、電界の集中が生じやすいアクティブ領
域12の角が生じてしまう。このため、素子分離領域1
4のエッチバックはゲート電極20の形成後に行う必要
がある。また、素子分離領域14のエッチバックは、非
常に強い電界の生じるゲート電極20のエッジ部分に欠
陥を生じないように、ゲート電極20のサイドウォール
22形成後であるのが好ましい。
【0046】ところで、アクティブ領域12の高濃度ソ
ース・ドレイン領域とウェルとの間の接合(以下、S/
D−well接合と表記する)が非常に浅い場合、図4
(a)に示すように、アクティブ領域12と素子分離領
域14との境界の段差部分に形成されるサイドウォール
36がS/D−well接合の深さ以上に削られてしま
うと、コンタクトホール34とウェルまたは基板16の
ショートが発生する。また、サリサイドデバイスの場
合、図4(b)に示すように、ソース・ドレイン領域2
6の表面に形成された高融点金属42を介してショート
が発生する場合がある。
【0047】これに対し、本発明では、高濃度ソース・
ドレイン領域26へのイオン注入を行う時、垂直面に対
して所定角度傾斜させてイオン注入を行い、図5に示す
ように、アクティブ領域12のエッジ部の側壁面にも高
濃度ソース・ドレイン領域26を形成する。これによ
り、前述のように、アクティブ領域12のS/D−we
ll接合が浅い場合や、サリサイドデバイスの場合等で
あっても、コンタクトホール34内に埋め込まれる金属
材料等とウェルまたは基板16とのショートを確実に防
止できる。
【0048】ここで、図6のグラフを参照しながら、ア
クティブ領域12と素子分離領域14との境界の段差
と、アクティブ領域12のS/D−well接合の深さ
との関係について説明する。図6のグラフの横軸は境界
の段差、縦軸はS/D−well接合の深さを表す。本
実施例における段差の最適値を100nm以上であると
すると、領域Aは、境界の段差よりもS/D−well
接合の深さの方が深く、ショートが発生しない領域であ
る。
【0049】一方、領域BおよびCは、S/D−wel
l接合の深さよりも境界の段差の方が深く、前述のよう
に、アクティブ領域12のS/D−well接合が浅い
場合や、サリサイドデバイスの場合等にはショートが発
生することもあり得るため、図5に示すように、アクテ
ィブ領域12のエッジ部の側壁面にも高濃度ソース・ド
レイン領域26を形成する必要がある領域である。
【0050】この時、コンタクトホール34形成後のメ
タライゼーションの信頼性の関係から、ソース・ドレイ
ン領域26の深さ、すなわち、S/D−well接合の
深さを30nm以下にするのは困難であるため、アクテ
ィブ領域12の側壁面に形成する高濃度ソース・ドレイ
ン領域26の水平方向の深さも30nm以上とする必要
がある。
【0051】図6のグラフの領域Bは、S/D−wel
l接合の深さが100nm以上であり、S/D−wel
l接合の深さはイオン注入エネルギーにほぼ比例するた
め、例えばアクティブ領域12の表面のソース・ドレイ
ン領域26の深さが100nm、側壁面のソース・ドレ
イン領域26の深さが30nmとなる角度、本実施例の
場合には17゜の角度でイオン注入を行うことにより、
図5に示すように、アクティブ領域12の側壁面にも高
濃度ソース・ドレイン領域26を形成することができ
る。
【0052】また、領域Cは、S/D−well接合の
深さが100nm未満であるため、アクティブ領域12
の側壁面のソース・ドレイン領域26の深さを30nm
とするためには、本実施例の場合、17゜よりも大きい
角度でイオン注入を行う必要がある。なお、本実施例の
半導体装置10では、イオン注入の角度を17゜以上と
して説明しているが、本発明はこれに限定されず、イオ
ン注入の角度は、必要に応じて適宜決定すればよい。
【0053】また、傾斜させてイオン注入を行うのは、
例えばN型MOSトランジスタだけでもよいし、P型M
OSトランジスタだけでもよいし、両方でもよい。ま
た、S/D−well接合の接合深さが低濃度ソース・
ドレイン領域24で決定される場合には、低濃度ソース
・ドレイン領域24のイオン注入だけを傾斜させても、
コンタクトホール34とウェルまたは基板16とのショ
ートは避けられる。しかし、オーミックなコンタクトを
得るためには、高濃度ソース・ドレイン領域26のイオ
ン注入を傾斜させる必要がある。
【0054】また、ソース・ドレイン領域26の不純物
濃度は、不純物のイオン注入量および熱拡散量により決
定される。図7(a)に示すように、従来の半導体装置
では、アクティブ領域12の表面よりも素子分離領域1
4の表面の方が高く、傾斜させずにイオン注入を行う。
このため、ソース・ドレイン領域26の中央部では一定
の不純物濃度が得られる。しかし、境界近傍の周辺部で
は、不純物の拡散が制限されるため、不純物濃度は低く
なる。
【0055】これに対し、本発明の半導体装置の製造方
法では、図7(b)に示すように、アクティブ領域12
よりも素子分離領域14の方が低く、かつ、傾斜させて
イオン注入を行う。このため、アクティブ領域12の側
壁面にも不純物が注入される。この結果、境界近傍の周
辺部においての不純物濃度が高くなる。なお、このよう
にソース・ドレイン領域の周辺部まで一定以上の不純物
濃度に保つことによりS/D−well接合の接合容量
が小さくなり、RC遅延が低減されて回路動作が高速化
されるという利点もある。
【0056】また、本実施例では、素子分離領域14の
表面全面を除去して、アクティブ領域12の表面よりも
低くしているが、本発明はこれに限定されず、境界周辺
部の素子分離領域14の表面だけを除去してもよい。こ
の場合、イオン注入の傾斜角度によっては、傾斜させて
イオン注入を行う際に、素子分離領域14の除去されて
いない上面が、傾斜させたイオン注入の邪魔になる場合
がある。したがって、素子分離領域14の表面全面を除
去する方が好ましい。
【0057】次に、図8に示す工程断面図を参照しなが
ら、本発明の半導体装置の製造方法の別の実施例につい
て説明する。
【0058】まず、図2(e)までの工程は同じであ
る。すなわち、素子分離領域14を形成し、ゲート電極
20および低濃度ソース・ドレイン領域24を形成し
て、表面全面に窒化硅素膜38を堆積した後、RIE法
等の異方的なドライエッチングにより、全面をエッチバ
ックしてゲート電極20の側壁にサイドウォール22を
形成する。続いて、高濃度ソース・ドレイン領域26を
形成し、表面全面に、コンタクトホール34開孔の際の
ストッパ層30となる窒化硅素膜40を堆積する。
【0059】その後、RIE法等の異方的なドライエッ
チングで全面をエッチバックして、アクティブ領域12
と素子分離領域14との境界の段差部に窒化硅素膜40
のサイドウォール44を形成する(図8(f))。この
窒化硅素膜のサイドウォール44が、本実施例における
ストッパ層である。続いて、CVD法等により表面全面
に層間絶縁膜32を堆積して、CMP法やSOGエッチ
バック法等により、層間絶縁膜32の表面を平坦化し、
フォトリソグラフィー工程により、コンタクトホールマ
スク(図示せず)を形成してコンタクトホール34を開
孔する(図8(g))。
【0060】図9に示すように、アクティブ領域12と
素子分離領域14との境界の段差部に形成したサイドウ
ォール44は、アラインメントずれが生じ、コンタクト
ホール34が境界上に開孔された場合、境界の素子分離
領域14がエッチングされて、ウェルまたは基板16の
側壁面が露出されるのを防止するためのエッチングスト
ッパとして機能する。したがって、コンタクトホール3
4内に埋め込む金属材料等がウェルまたは基板16と接
触することがなく、ショートを回避することができる。
【0061】本実施例では、図1および図2に示す工程
と比べて、ドライエッチング工程が1回増えるものの、
境界の段差部に確実にサイドウォール44を形成できる
という利点がある。なお、上記実施例では、高濃度ソー
ス・ドレイン領域26を形成した後、表面全面に窒化硅
素膜40を堆積してエッチバックしているが、図1
(c)に示すゲート電極20のサイドウォール22形成
直後に、境界の段差部のサイドウォール44を形成する
ようにしてもよい。
【0062】また、本実施態様では、あらかじめ境界の
段差部にサイドウォール44を形成するため、例えば図
4に示すように、アクティブ領域12のS/D−wel
l接合が浅い場合や、サリサイドデバイスの場合等であ
っても、コンタクトホール34とウェルまたは基板16
とのショートを確実に防止できる。このため、ソース・
ドレイン領域26の形成の際に、イオン注入を傾斜させ
て行うことは必須ではない。しかし、必要に応じて傾斜
させてイオン注入を行うようにしてもよい。
【0063】さらに、本実施態様では、窒化硅素膜40
を堆積した後(図2(e))、この窒化硅素膜40をシ
リサイデェーションしたくない箇所に残すようにパター
ニングし、その部分を高抵抗部分として残すことができ
る等の変化も可能である。以上、本発明の半導体装置お
よびその製造方法について詳細に説明したが、本発明は
上記実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろ
んである。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の半導
体装置およびその製造方法は、基本的に、アクティブ領
域の上を横切って素子分離領域の上まで延線されたゲー
ト配線を形成した後、素子分離領域の溝の内部に埋め込
まれた絶縁物の表面の高さが、アクティブ領域の表面の
高さよりも低くなるように、アクティブ領域と素子分離
領域との境界の部分に所定深さの段差を形成し、この段
差の部分に、窒化硅素膜または窒化酸化硅素膜のストッ
パ層を形成するようにしたものである。これにより、本
発明の半導体装置およびその製造方法によれば、アライ
ンメントずれが生じ、コンタクトホールが、アクティブ
領域と素子分離領域との境界上に開孔された場合でも、
この境界の段差部分に形成したストッパ層の作用によっ
て、コンタクトホールがウェルまたは基板と接触してシ
ョートするのを確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(d)は、本発明の半導体装置の製
造方法を表す一実施例の工程断面図である。
【図2】 (e)〜(g)は、本発明の半導体装置の製
造方法の続きを表す一実施例の工程断面図である。
【図3】 本発明の半導体装置の一実施例の断面概念図
である。
【図4】 (a)および(b)は、本発明の半導体装置
の別の実施例の断面概念図である。
【図5】 本発明の半導体装置の別の実施例の断面概念
図である。
【図6】 境界の段差とS/D−well接合の深さと
間の関係を表す一実施例のグラフである。
【図7】 (a)は、従来の半導体装置の一例の断面概
念図、(b)は、本発明の半導体装置の別の実施例の断
面概念図である。
【図8】 (f)および(g)は、本発明の半導体装置
の製造方法の続きを表す別の実施例の断面概念図であ
る。
【図9】 本発明の半導体装置の別の実施例の断面概念
図である。
【図10】 (a)〜(d)は、STI法の一例の工程
断面図である。
【図11】 従来の半導体装置の一例の断面概念図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体装置 12 アクティブ領域 14 素子分離領域 16 半導体基板 18 ゲート酸化膜 20 ゲート電極 22,36,44 サイドウォール 24 低濃度ソース・ドレイン領域 26 高濃度ソース・ドレイン領域 28 絶縁物 30 ストッパ層 32 層間絶縁膜 34 コンタクトホール 38,40,48 窒化硅素膜 42 シリサイド膜 46 シリコン酸化膜 50 マスク 52 トレンチ溝
フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB01 CC05 DD02 DD04 DD06 DD26 EE12 EE17 FF14 GG09 HH20 5F032 AA34 AA39 AA44 AA46 AA70 DA23 DA24 DA25 DA28 DA30 DA43 DA77 DA78 DA80 5F033 AA12 AA13 AA15 AA29 AA54 AA62 BA02 BA24 BA33 BA37 BA41 CA04 EA04 EA25 EA28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に開孔された所定深さの溝の内
    部に絶縁物を埋め込んで形成された素子分離領域と、こ
    の素子分離領域によって囲まれて分離されたアクティブ
    領域と、このアクティブ領域の上を横切って前記素子分
    離領域の上まで延線されたゲート配線とを有する半導体
    装置であって、 少なくとも前記アクティブ領域と前記素子分離領域との
    境界周辺部の、前記素子分離領域の溝の内部に埋め込ま
    れた絶縁物の表面の高さが、前記素子分離領域の上まで
    延線されたゲート配線の下の部分を除いて、前記アクテ
    ィブ領域の表面の高さよりも低くなるように、前記境界
    の部分に所定深さの段差が形成されており、 少なくとも前記段差の部分に、窒化硅素膜または窒化酸
    化硅素膜のストッパ層が形成されていることを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体基板に開孔された所定深さの溝の内
    部に絶縁物を埋め込んで形成された素子分離領域と、こ
    の素子分離領域によって囲まれて分離されたアクティブ
    領域とを有する半導体装置の製造方法であって、 前記アクティブ領域の上を横切って前記素子分離領域の
    上まで延線されたゲート配線を形成した後、 少なくとも前記アクティブ領域と前記素子分離領域との
    境界周辺部の、前記素子分離領域の溝の内部に埋め込ま
    れた絶縁物の表面の高さが、前記アクティブ領域の表面
    の高さよりも低くなるように、前記境界の部分に所定深
    さの段差を形成し、 少なくとも前記段差の部分に、窒化硅素膜または窒化酸
    化硅素膜のストッパ層を形成することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の半導体装置の製造方法で
    あって、 前記段差を形成した後、さらに、高濃度ソース・ドレイ
    ン領域形成のためのイオン注入を、垂直面に対して所定
    角度傾斜させて行うことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】前記ストッパ層の形成は、前記アクティブ
    領域および前記素子分離領域の全面に前記窒化硅素膜ま
    たは前記窒化酸化硅素膜を堆積し、この窒化硅素膜また
    は窒化酸化硅素膜をエッチバックすることにより、前記
    段差の部分に前記ストッパ層を形成することを特徴とす
    る請求項2または3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記段差が100nm以上であることを特
    徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】前記イオン注入の傾斜角度が17゜以上で
    あることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の
    半導体装置の製造方法。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020054865A (ko) * 2000-12-28 2002-07-08 박종섭 반도체 소자의 격리층 및 그의 형성 방법
US6806549B2 (en) 2001-06-22 2004-10-19 Renesas Technology Corp. Method of manufacturing semiconductor device including a step of forming element isolation trench and semiconductor device
KR100904612B1 (ko) * 2002-10-30 2009-06-25 매그나칩 반도체 유한회사 보더레스 콘택홀 형성방법
JP2009283969A (ja) * 2001-08-10 2009-12-03 Siliconix Inc トレンチゲート電極を有する金属−絶縁体−半導体デバイスの製造方法
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