JP2000100658A - 金属端子付き積層セラミックコンデンサ - Google Patents

金属端子付き積層セラミックコンデンサ

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JP2000100658A
JP2000100658A JP10288941A JP28894198A JP2000100658A JP 2000100658 A JP2000100658 A JP 2000100658A JP 10288941 A JP10288941 A JP 10288941A JP 28894198 A JP28894198 A JP 28894198A JP 2000100658 A JP2000100658 A JP 2000100658A
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Japan
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ceramic capacitor
multilayer ceramic
capacitor
stacked ceramic
air gap
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JP10288941A
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English (en)
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Yohei Watabe
洋平 渡部
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波特性が良く、実装時のコンデンサ部品
の点数を少なくして、実装面積を低減することができる
金属端子付き積層セラミックコンデンサの提供。 【解決手段】 静電容量の異なる積層セラミックコンデ
ンサ1および2の間に、0.3mm以上のエアギャップ
5を設けて、金属端子3に接合したことを特徴とする金
属端子付き積層セラミックコンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属端子付き積層
セラミックコンデンサの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機やノートパソコン等の電子機
器から発生する放射雑音を低減する方法として、電流供
給ライン経路の増加に伴うカップリングで発生する雑音
を抑制するため、回路基板上のLSIの動作に必要な信
号電流を供給するコンデンサに、カップリングを緩衝す
るデカップリング・コンデンサが用いられている。
【0003】このデカップリング・コンデンサの入れ方
として、消費電流や駆動電流が、ほとんど変化しないT
TLICの場合、TTLIC1個あたり2.2μFを2
〜3個入れていた。
【0004】また、回路構成としては、電荷供給のコン
デンサに、大容量で、かつ、高周波帯域で周波数特性が
悪いタンタルコンデンサ、および低容量で、かつ、高周
波特性の良い積層セラミックコンデンサを組み合わせて
使用することが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動作周
波数が高いLSIの場合において、デカップリング・コ
ンデンサが、LSIから離れた位置に実装されたり、あ
るいは、静電容量が小さい場合において、遠くのデカッ
プリング・コンデンサからLSIに電荷供給され、電流
ラインが長くなり、デカップリング効果が得られなくな
る。
【0006】また、隣接したコンデンサの距離と、その
ラインを流れる高周波電流の波長が一致し、共振現象を
引き起こし、放射雑音が大きくなるという問題点があっ
た。
【0007】上述した課題を解決するために、回路基板
上に最低2個のコンデンサを実装する必要があり、か
つ、このコンデンサの実装も共振現象を引き起こさない
距離だけ離す必要がある。このため、実装時の部品点数
が多く、かつ、実装面積も大きくなるという問題点があ
った。
【0008】従って、本発明の目的は、高周波特性が良
く、しかも、実装時のコンデンサ部品点数を少なくで
き、実装面積を低減することのできる金属端子付き積層
セラミックコンデンサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、大容量
と小容量の積層セラミックコンデンサ素子を金属端子に
結合することにより、高周波特性が良く、基板への実装
部品点数を低減できる金属端子付き積層セラミックコン
デンサが得られる。
【0010】即ち、本発明は、2個以上の静電容量の異
なる積層セラミックコンデンサ素子が金属端子によって
接合されて得られる金属端子付き積層セラミックコンデ
ンサにおいて、前記2個以上の静電容量の異なる積層セ
ラミックコンデンサ素子間にエアギャップを設けること
を特徴とする金属端子付き積層セラミックコンデンサで
ある。
【0011】また、本発明は、前記2個以上の静電容量
の異なる積層セラミックコンデンサ素子間のエアギャッ
プを、0.3mm以上としたことを特徴とする前記金属
端子付き積層セラミックコンデンサである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0013】まず、本発明の第1の実施の形態について
説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施の形態の縦型
の金属端子付き積層セラミックコンデンサの側面図を示
す。図1において、大容量の積層セラミックコンデンサ
1および小容量の積層セラミックコンデンサ2の、容量
の異なる2個の積層セラミックコンデンサが、上下に
0.3mm以上離された状態で、エアギャップ5を設け
た状態で、金属端子3に半田で接合されている。なお、
金属端子3には、積層セラミックコンデンサ1,2間の
距離を一定にするために、コンデンサの位置決めガイド
4が設けられている。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0016】図2は、本発明の第2の実施の形態の面実
装型とした横型の金属端子付き積層セラミックコンデン
サの説明図である。図2(a)は平面図、図2(b)は
下面図を示す。
【0017】図2において、凹部8,18を有する一対
の金属端子13の、凹部8に大容量の積層セラミックコ
ンデンサ1が、凹部18に小容量の積層セラミックコン
デンサ2が、一定のエアギャップ5を設けた状態で位置
決めするための位置決めガイド4間に半田で接合され、
一体化された金属端子付き積層セラミックコンデンサと
なっている。
【0018】次に、積層セラミックコンデンサ素子単体
の周波数−インピーダンス特性について説明する。
【0019】図3に、積層セラミックコンデンサ素子の
形状が、長さ3.2mm、幅1.6mmの周波数−インピ
ーダンス特性を示す。図3(a)は、静電容量が10
μ、図3(b)は、0.1μFの周波数−インピーダン
ス特性を示す。なお、積層セラミックコンデンサの共振
周波数およびインピーダンス値は、使用する材料の誘電
率によって変化する。
【0020】図3において、図3(a)に示す10μF
の積層セラミックコンデンサ素子は、10MHz近辺で
一つの共振点を示す。また、図3(b)に示す0.1μ
Fの積層セラミックコンデンサ素子は、30MHz近辺
で一つの共振点を示している。なお、小容量の積層セラ
ミックコンデンサのインピーダンス値を下げる方法とし
ては、誘電率の低い材料系で積層数を多くすることで、
容易にインピーダンスを制御することが可能である。
【0021】次に、上記、大容量の積層セラミックコン
デンサ素子および小容量の積層セラミックコンデンサ素
子を金属端子で結合した、本発明による金属端子付き積
層セラミックコンデンサの周波数−インピーダンス特性
について説明する。
【0022】図4は、容量の異なる積層セラミックコン
デンサ素子を、その積層セラミックコンデンサ素子間の
距離を変化させて金属端子で結合した時の周波数−イン
ピーダンス特性を示す。図4において、図4(a)は、
積層セラミックコンデンサ素子間の距離が、0.3mm
未満の場合の周波数−インピーダンス特性で、図4
(b)は、積層セラミックコンデンサ素子間の距離が、
0.3mm以上の場合の周波数−インピーダンス特性を
示す。
【0023】図4(a)からわかるように、積層セラミ
ックコンデンサ素子間の距離が狭いと、大容量側の積層
セラミックコンデンサ素子の影響を受け、10MHz近
辺で共振点が一つしか現れない。
【0024】また、これに対し、図4(b)に示すよう
に、積層セラミックコンデンサ素子間の距離が、0.3
mm以上の場合の周波数−インピーダンス特性は、大容
量セラミックコンデンサ素子および小容量セラミックコ
ンデンサ素子、それぞれの容量の10MHzおよび30
MHz近辺での共振点が現れる形となる。
【0025】従って、本発明の積層セラミックコンデン
サによれば、広帯域で低いインピーダンス領域を確保で
きることがわかる。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、高周波特性が良く、実装時のコンデンサ部品点数を
少なくできるため、実装面積を低減することができる金
属端子付き積層セラミックコンデンサを提供することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の縦型の金属端子付
き積層セラミックコンデンサの側面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の面実装とした横型
の金属端子付き積層セラミックコンデンサの説明図。図
2(a)は平面図、図2(b)は下面図。
【図3】積層セラミックコンデンサ素子の形状が、長さ
3.2mm、幅1.6mmの周波数−インピーダンス特性
を示す図。図3(a)は、静電容量が10μFの積層セ
ラミックコンデンサ素子の周波数−インピーダンス特性
図。図3(b)は、静電容量が0.1μFの積層セラミ
ックコンデンサ素子の周波数−インピーダンス特性図。
【図4】容量の異なる積層セラミックコンデンサ素子を
金属端子で結合した金属端子付き積層セラミックコンデ
ンサの周波数−インピーダンス特性を示す図。図4
(a)は、積層セラミックコンデンサ素子間の距離が、
0.3mm未満の場合の周波数−インピーダンス特性を
示す図。図4(b)は、積層セラミックコンデンサ素子
間の距離が、0.3mm以上の場合の周波数−インピー
ダンス特性を示す図。
【符号の説明】
1 大容量の積層セラミックコンデンサ 2 小容量の積層セラミックコンデンサ 3,13 金属端子 4 位置決めガイド 5 エアギャップ 6 外部電極 7 半田 8,18 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個以上の静電容量の異なる積層セラミ
    ックコンデンサ素子が金属端子によって接合されて得ら
    れる金属端子付き積層セラミックコンデンサにおいて、
    前記2個以上の静電容量の異なる積層セラミックコンデ
    ンサ素子間にエアギャップを設けることを特徴とする金
    属端子付き積層セラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記2個以上の静電容量の異なる積層セ
    ラミックコンデンサ素子間のエアギャップは、0.3m
    m以上であることを特徴とする請求項1記載の金属端子
    付き積層セラミックコンデンサ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101792280B1 (ko) * 2012-12-10 2017-11-01 삼성전기주식회사 스택형 적층 세라믹 전자 부품, 스택형 적층 세라믹 전자 부품 모듈 및 그 제조 방법
JP2018158518A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷装置用電源ユニット

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