JP2000096569A - 水中捨石基礎法面均し工法とその重錘 - Google Patents
水中捨石基礎法面均し工法とその重錘Info
- Publication number
- JP2000096569A JP2000096569A JP10271825A JP27182598A JP2000096569A JP 2000096569 A JP2000096569 A JP 2000096569A JP 10271825 A JP10271825 A JP 10271825A JP 27182598 A JP27182598 A JP 27182598A JP 2000096569 A JP2000096569 A JP 2000096569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slope
- weight
- steel pipe
- rubble foundation
- bottom plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)
Abstract
た法面勾配どおり機械的に効率よくしかも簡単に行うこ
と。 【解決手段】 本発明にかかる水中捨石基礎法面均し用
重錘は、鋼管9と、この鋼管9を所要の間隔をおいて囲
繞する覆体10とを底板11の上面に設立固定するとと
もに、それら鋼管9及び覆体10内に砂,砂鉄等の重量
物Wbを充填してなる重錘ヘッドAを、中空ケーシング
Bの下端に固着してなるものであり、重錘ヘッドAを、
これを中空ケーシングBを介して吊りワイヤーDに吊り
下げたとき、それの底板11の傾斜角度が水中捨石基礎
Cの予め計画した法面Caの勾配に一致するように形成
している。
Description
は護岸等の水中捨石基礎の法面均し工法とそれに使用す
る重錘に関する。
石基礎均し用重錘としては、たとえば本出願人の出願に
係る実公平5−13777号公報に記載のものがある。
その水中捨石基礎均し用重錘1は、図8に示すように、
極厚鋼板製の底板2の上面に、鋼管3と、この鋼管3を
所要の間隔をおいて囲繞する鋼板製覆体4とを設立固定
し、これら鋼管3内及び覆体4内にコンクリート又は砂
鉄等の重量物5を充填するとともに、上記覆体4の外周
であってかつ上記底板2上面に鋼板でケーシング6を囲
繞形成し、そのケーシング6内に極厚鋼板7を抜き挿し
自在に挿嵌してなる重錘ヘッド8を備えているものであ
る。
レーンブームに吊りワイヤー(図示しない)により吊り
下げた状態で上下動することにより、水中捨石基礎の天
端面を輾圧均しすることができる。
錘1は、水中捨石基礎の天端面を水平に均すことを目的
としているために、これを吊りワイヤーに吊り下げた状
態において底板2が水平となるように重錘ヘッド8を形
成している。従って、その重錘1を吊り下げた状態で上
下動させることによっては、傾斜して形成されている水
中捨石基礎の法面を均すことはできない。
潜水士によって手均しするか、あるいはその法面の捨石
にチェーン等を巻き付けてウインチで移動する等の方法
によって均していたので、いずれにしても作業効率が悪
くしかも時間を要するという欠点がある。
しを機械的に効率よく、しかも短時間で行うことができ
る水中捨石基礎法面均し工法とその重錘を提供しようと
するものである。
基礎法面均し用重錘は、鋼管9と、この鋼管9を所要の
間隔をおいて囲繞する覆体10とを底板11の上面に設
立固定するとともに、それら鋼管9及び覆体10内に
砂,砂鉄等の重量物Wbを充填してなる重錘ヘッドA
を、中空ケーシングBの下端に固着してなるものであ
り、その重錘ヘッドAを、これを中空ケーシングBを介
して吊りワイヤーDに吊り下げたとき、それの底板11
の傾斜角度が水中捨石基礎Cの予め計画した法面Ca勾
配に一致するように形成している。
ンス調整用ウェイトWaを収納できるウェイト収容部1
2a〜12dを形成した構成が好適である。また、底板
11の下面に、水中捨石基礎Cの法面Caの捨石に掛合
する複数の爪部材11a…を突設するとよい。
重錘を、クレーンブーム15の吊りワイヤーDに吊下し
た状態おいて、繰り返し上下動させることによって、水
中捨石基礎の余盛り法面を輾圧し、予め計画した法面勾
配に均すものである。
を参照して説明する。本発明にかかる水中捨石基礎法面
均し用重錘は、図1,2に示すように、重錘ヘッドAを
中空ケーシングBの下端に固着してなるものである。
た角筒形の鋼管9と、この鋼管9を所要の間隔をおいて
囲繞する覆体10とを、上記鋼管9に対し、水中捨石基
礎Cの予め計画した法面Caの勾配に一致する傾斜角度
にして固着した底板11の上面に設立固定するととも
に、図3,4にも示すように、その覆体10の周囲に、
たとえば鋼板製のバランス調整用ウェイトWaを収容で
きるウェイト収容部12a〜12dを形成している。
1′側上面に形成した重量物収容部12′には砂,砂鉄
等の重量物Wbが充填されている。ウェイト収容部12
a〜12dは、これらに、バランス調整用ウェイトWa
をそれぞれ複数個同時に収容することができる大きさに
なっており、それら各ウェイト収容部12a〜12d
に、バランス調整用ウェイトWaを適宜収容することに
より、本発明重錘が垂直に吊り下がるようにバランスを
調整できるようにしている。
画した法面Caの勾配に一致させるられるとともに、重
錘を垂直姿勢のまま上下動させることができ、また、揺
振の発生も防止できる。
に、上記水中捨石基礎Cの法面の捨石に掛合する複数の
爪部材11a…が形成されている。具体的には、上縁1
1′側には、6個の爪部材11a…が辺縁に沿って列設
されており、中央には1個の爪部材11aが、また、下
縁11″の両端には2個の爪部材11a,11aが配設
されている。
り、底板11が水中捨石基礎Cの法面上に落下したとき
に、この法面に沿って重錘が滑落することを阻止し、ま
た、その法面の凸部をなす捨石を適宜掻き落とせるよう
にしている。
14の互いに対向する鍔部13a,14aをボルト・ナ
ットにより接合して構成されており、その鋼管13の上
端には、本発明の重錘全体を吊持するための複数の吊り
ピース13b…が固着されている。また、上記重錘ヘッ
ドAは、これの鋼管9と中空ケーシングBの鋼管14の
互いに対向する鍔部9a,14bをボルト・ナットによ
り接合している。
基礎の法面の均し動作について、図6,7をも参照して
説明する。本発明重錘をクレーン船Sのクレーンブーム
15の吊りワイヤーDに吊下し、つまり上位の鋼管13
の吊りピース13b…によって吊持して、重錘を均そう
とする水中捨石基礎Cの余盛り法面上に起立させ、たと
えばケーソン16に設けた潮見標17の目盛りを読み取
ることによって起立場所における法面の高さを測定す
る。
計画した法面Caの高さとから重錘の落下高さを算定
し、その落下高さ分だけ重錘を吊り上げた後、その重錘
を、吊りワイヤーDを弛緩することにより法面の特に凸
部に向かって落下させる。
せて上記のようにその高さを測定し、また重錘の傾く方
向を判断することにより推定できる。このような突き固
めを各凸部について行えば、水中捨石基礎Cの法面を予
め計画した通りの勾配の法面Caに輾圧し、均すことが
できる。
重錘を吊りワイヤーDで吊り上げた状態となるように操
作する。これにより、法面の凸部、すなわち法面上に突
出している捨石が掻き落とされて法面の凹部内に移動し
やすくなり、法面Caの均しを効率よく行える。
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。上記においては、バランス調整用ウェイトとし
て鋼板製のものを例示したが、コンクリート製のものを
使用してもよい。また、上記では、鋼管を2本だけ接合
した中空ケーシングを示したが、その鋼管の本数は、水
深に応じて増減することができる。
れを中空ケーシングを介して吊りワイヤーに吊り下げた
とき、それの底板の傾斜角度が水中捨石基礎の予め計画
した法面勾配に一致するように形成しているので、重錘
を上下動するだけで、水中捨石基礎の法面の輾圧均し
を、計画通りに機械的に効率よく、しかも短時間で行う
ことができる。
法面の捨石に掛合する複数の爪部材を突設しておくと、
重錘が法面に沿って滑落することを防止することができ
る。
クレーンブームの吊りワイヤーに吊下した状態おいて、
繰り返し上下動させることによって、水中捨石基礎の余
盛り法面を輾圧し、予め計画した法面勾配に簡単確実に
均すことができる。
側面図であり、一部を破断して示している。
る。
作業を示す側面図であり、その重錘を法面の上方に吊り
上げている状態を示している。
作業を示す側面図であり、その重錘を法面上に落下させ
た状態を示している。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼管と、この鋼管を所要の間隔をおいて
囲繞する覆体とを底板の上面に設立固定するとともに、
これら鋼管及び覆体内に砂,砂鉄等の重量物を充填して
なる重錘ヘッドを、中空ケーシングの下端に固着してな
り、上記重錘ヘッドを、これを中空ケーシングを介して
吊りワイヤーに吊り下げたとき、それの底板の傾斜角度
が水中捨石基礎の予め計画した法面勾配に一致するよう
に形成したことを特徴とする水中捨石基礎法面均し用重
錘。 - 【請求項2】 底板の下面には、水中捨石基礎の法面の
捨石に掛合する複数の爪部材が突設されている請求項1
記載の水中捨石基礎法面均し用重錘。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の水中捨石基礎法面
均し用重錘を、クレーンブームの吊りワイヤーに吊下し
た状態おいて、繰り返し上下動させることによって、水
中捨石基礎の余盛り法面を輾圧し、予め計画した法面勾
配に均すことを特徴とする水中捨石基礎法面均し工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27182598A JP2958696B1 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 水中捨石基礎法面均し工法とその重錘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27182598A JP2958696B1 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 水中捨石基礎法面均し工法とその重錘 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2958696B1 JP2958696B1 (ja) | 1999-10-06 |
JP2000096569A true JP2000096569A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17505387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27182598A Expired - Fee Related JP2958696B1 (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 水中捨石基礎法面均し工法とその重錘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958696B1 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002348873A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Ohmoto Gumi Co Ltd | 捨石均し工法および捨石均し装置 |
JP4932051B1 (ja) * | 2011-09-21 | 2012-05-16 | 潔 斎藤 | 水中捨石基礎均し用重錘 |
JP4969694B1 (ja) * | 2011-07-27 | 2012-07-04 | 潔 斎藤 | 水中捨石基礎均し装置 |
JP2016164323A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 東亜建設工業株式会社 | 水中地盤の均し方法および水中地盤均し用アタッチメント |
JP2016164324A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 東亜建設工業株式会社 | 水中地盤の均し方法および水中地盤均し用アタッチメント |
JP2021161674A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 有限会社善徳丸建設 | 捨石マウンド均し用重錘 |
KR20220013995A (ko) * | 2020-07-28 | 2022-02-04 | (주)부마씨이 | 수중 사석 투하 고르기 방법 및 수중 사석틀 장치 |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP27182598A patent/JP2958696B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002348873A (ja) * | 2001-05-23 | 2002-12-04 | Ohmoto Gumi Co Ltd | 捨石均し工法および捨石均し装置 |
JP4721553B2 (ja) * | 2001-05-23 | 2011-07-13 | 株式会社大本組 | 捨石均し工法および捨石均し装置 |
JP4969694B1 (ja) * | 2011-07-27 | 2012-07-04 | 潔 斎藤 | 水中捨石基礎均し装置 |
JP4932051B1 (ja) * | 2011-09-21 | 2012-05-16 | 潔 斎藤 | 水中捨石基礎均し用重錘 |
JP2016164323A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 東亜建設工業株式会社 | 水中地盤の均し方法および水中地盤均し用アタッチメント |
JP2016164324A (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | 東亜建設工業株式会社 | 水中地盤の均し方法および水中地盤均し用アタッチメント |
JP2021161674A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 有限会社善徳丸建設 | 捨石マウンド均し用重錘 |
JP7043087B2 (ja) | 2020-03-31 | 2022-03-29 | 有限会社善徳丸建設 | 捨石マウンド均し用重錘 |
KR20220013995A (ko) * | 2020-07-28 | 2022-02-04 | (주)부마씨이 | 수중 사석 투하 고르기 방법 및 수중 사석틀 장치 |
KR102505807B1 (ko) | 2020-07-28 | 2023-03-07 | (주)부마씨이 | 수중 사석 투하 고르기 방법 및 수중 사석틀 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2958696B1 (ja) | 1999-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5862220A (ja) | 海洋壁及びその設立方法 | |
JPH0756140B2 (ja) | 擁壁構造物の建設方法及び擁壁構造物 | |
US20140103664A1 (en) | Offshore wind turbine | |
JP2958696B1 (ja) | 水中捨石基礎法面均し工法とその重錘 | |
CN110258539A (zh) | 水中钻孔灌注桩及其施工方法 | |
US5664377A (en) | Apparatus and method to a ground surface foundation | |
JP2689002B2 (ja) | 砂杭造成船による海底地盤のマウンドの締固め均し方法 | |
US4441685A (en) | Column form | |
US3791154A (en) | Mooring structure and method | |
JP3251567B2 (ja) | オープンケーソン底盤の施工方法 | |
CN109914411A (zh) | 一种海上四桩导管架非嵌岩型施工工艺 | |
JPH0513777Y2 (ja) | ||
JPS599695B2 (ja) | 水中捨石基礎の「てん」圧均し工法とその重錘 | |
WO1980002708A1 (en) | A method for performing underwater casting of concrete structures,and an apparatus for carrying out the method | |
JP2631345B2 (ja) | 擁壁構築方法 | |
JPH10317391A (ja) | 鉄塔用基礎構造及び鉄塔用基礎構築工法 | |
JPH06299551A (ja) | 水中において起立する鋼管杭 | |
JP2868725B2 (ja) | 護岸の補修工法 | |
US4443131A (en) | Method for constructing an offshore platform structure having a plurality of supporting legs inclined inwardly towards each other | |
JPH0326734B2 (ja) | ||
JP3083842U (ja) | 水底の捨て石マウンド用均し装置 | |
JPH09273128A (ja) | 布型枠水底敷設用枠装置 | |
KR100586637B1 (ko) | 깊은 수심에 적용이 용이한 방파제구조 | |
JPH0532533B2 (ja) | ||
JPH0326733B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |