JP2000096395A - 多色緯入れ織機の緯糸フィーラ装置 - Google Patents

多色緯入れ織機の緯糸フィーラ装置

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JP2000096395A
JP2000096395A JP10276488A JP27648898A JP2000096395A JP 2000096395 A JP2000096395 A JP 2000096395A JP 10276488 A JP10276488 A JP 10276488A JP 27648898 A JP27648898 A JP 27648898A JP 2000096395 A JP2000096395 A JP 2000096395A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多色緯入れ織機において、特定の緯糸での緯
入れ不良の頻発を判別可能とする。 【解決手段】 多色緯入れ織機(1)において、緯糸フ
ィーラ装置(2)は、緯糸選択信号に基づいて緯入れ不
良信号を糸種毎に計数し、所定の監視期間内で糸種毎の
緯入れ不良の発生回数を求める計数手段(22)と、糸
種毎の緯入れ不良の許容回数を設定する許容回数設定手
段(25)と、計数手段(22)からの緯入れ不良の発
生回数と許容回数設定手段(25)からの緯入れ不良の
許容回数とを比較して、〔緯入れ不良の許容回数<緯入
れ不良の発生回数〕となったときに異常信号を出力する
比較手段(28)と、計数手段(22)に対して所定の
監視期間を設定する監視期間設定手段(14)と、を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、多色緯入れ織機におい
て、糸種毎の緯入れ不良の状態に応じて、異常信号の発
生を制御する緯糸フィーラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭62−177263号公報
の「織機の運転制御方法およびその装置」は、偶発的に
発生する緯入れ不良を見逃すために、いわゆるスキップ
フィーラ装置を示している。そのスキップフィーラ装置
は、織機の緯糸フィーラからの信号を入力として、所定
の監視期間に発生する緯入れ不良の発生回数を計数し、
緯入れ不良の許容回数の範囲内で緯止めを見逃し、当該
許容回数内で織機の運転を継続するように制御する。
【0003】上記のスキップフィーラ装置は、多色緯入
れ織機にも適応可能である。スキップフィーラ装置が多
色緯入れ織機に組み込まれたとき、スキップフィーラ装
置はいずれの緯糸での緯入れ不良かに関係なく、全体の
緯入れ不良として、緯入れ不良の発生回数を計数する。
このため、特定の緯糸、例えば2色の緯糸a、bのうち
一方の緯糸aに緯入れ不良が頻発したとき、下記のよう
な問題がある。なお、特定の緯糸aに緯入れ不良が頻発
する原因として、緯糸aに対する緯入れ条件(噴射圧
力、噴射タイミング)などの調整ミスなどが考えられ
る。
【0004】(1)特定の緯糸aで緯入れ不良が頻発し
ているときでも、緯入れ不良の計数値が許容回数を越え
るまでは、織機の運転は正常に継続される。このため、
調整ミスなどにより発生する緯入れ不良の判別が遅くな
る。本来、スキップフィーラ装置は、偶発的に発生する
緯入れ不良を見逃すことを目的とするものであるが、緯
入れ不良の判別が遅くなると、調整ミス等により緯入れ
不良も見逃すことになる。織布の織り欠点は、緯入れ不
良の許容範囲内であっても、より少ないほうが好ましい
が、上記のスキップフィーラ装置によると、織り欠点が
多くなってしまう。
【0005】(2)上記特定の緯糸aで製織される部分
が全体的に少ないとき、例えば2色の緯糸a、bについ
て、その緯入れ比率がa:b=1:9であると、この特
定の緯糸a部分で緯入れ不良が頻発しても、その回数が
許容回数を越えないときは、織機は停止されない。この
結果、製織される織布は、上記の特定部分で織り欠点を
多く有することになり、品質上好ましくないものとな
る。
【0006】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、多色緯入
れ織機において、特定の緯糸での緯入れ不良の頻発を判
別可能とすることであり、また、他の目的は、スキップ
機能を有する緯糸フィーラ装置を備えた多色緯入れ織機
において、特定の緯糸での緯入れ不良の頻発を判別可能
とすることである。
【0007】
【発明の解決手段】上記目的のもとに、本発明は、次の
ような対策を講じている。請求項1の緯糸フィーラ装置
(2)は、多色緯入れ織機(1)において、緯糸選択信
号に基づいて緯入れ不良信号を糸種毎に計数し、所定の
監視期間内で糸種毎の緯入れ不良の発生回数を求める計
数手段(22)と、糸種毎の緯入れ不良の許容回数を設
定する許容回数設定手段(25)と、計数手段(22)
からの緯入れ不良の発生回数と許容回数設定手段(2
5)からの緯入れ不良の許容回数とを比較して、〔緯入
れ不良の許容回数<緯入れ不良の発生回数〕となったと
きに異常信号を出力する比較手段(28)と、計数手段
(22)に対して所定の監視期間を設定する監視期間設
定手段(14)とを有する。
【0008】また請求項3の緯糸フィーラ装置(2)
は、多色緯入れ織機(1)において、所定の基準監視期
間内で予め設定された緯入れ不良の基準許容回数の緯入
れ不良を見逃すスキップフィーラ装置(15)と、緯糸
選択信号に基づいて緯入れ不良信号を糸種毎に計数し、
所定の所定の監視期間内で糸種毎の緯入れ不良の発生回
数を求める計数手段(22)と、スキップフィーラ装置
(15)の基準許容回数と各緯糸の選択比率とに基づい
て糸種毎の許容回数を算出し、糸種毎の緯入れ不良の許
容回数を設定する許容回数設定手段(25)と、計数手
段(22)からの緯入れ不良の発生回数と上記許容回数
設定手段(25)からの緯入れ不良の許容回数とを比較
して、〔緯入れ不良の許容回数<緯入れ不良の発生回
数〕となったときに異常信号を出力する比較手段(2
8)と、上記計数手段(22)の所定の監視期間を設定
する監視期間設定手段(14)とを有し、監視期間設定
手段(14)をスキップフィーラ装置(15)により構
成としている。
【0009】そして、請求項4の監視期間設定手段(1
4)は、請求項3で、スキップフィーラ装置(15)内
の基準監視期間設定器(17)により構成されており、
また請求項2の緯糸フィーラ装置(2)は、請求項1
で、監視期間設定手段(14)を糸種毎に対応する複数
の監視期間設定器(35、36)により構成され、各監
視期間設定器(35、36)には対応する緯糸の選択比
率に応じた監視期間が設定されている。
【0010】ここで、糸種とは、異なる緯入れ手段例え
ば緯入れノズルから緯入れされる各緯糸を示すものであ
り、必ずしも緯糸の種類が異なるものでなくてもよく、
同じ種類の糸であってもよい。また、糸種毎の緯入れ不
良の許容回数は、直接入力して設定するものでもよく、
また監視期間など所定の基準値から算出するものであっ
てもよい。さらに、選択比率は、緯糸選択パターンの1
リピート当りの各緯糸の選択される割合として定義され
る。そして、上記異常信号は、各緯糸に対する警報、あ
るいは織機に対する緯止めのための指令、あるいは緯入
れ状態を表示するためのデータとして利用される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、2色の多色緯入れ織機1
に本発明の緯糸フィーラ装置2を組み込んだ状態を示し
ている。
【0012】図1で、緯糸3a、3bは、それぞれ図示
しない給糸パッケージなどから供給され、たとえばドラ
ム式の測長貯留装置4によって緯入れに必要な長さだけ
測長され、かつよこ入れ時点まで測長貯留装置4のドラ
ム5の外周面で貯留されている。緯入れ時点で、選択さ
れた例えば緯糸3aがドラム5の上で係止ピン6によっ
て解舒されると、対応する緯入れ用のノズル7は、圧力
流体を噴射し、圧力流体の噴射力により、ノズル7の内
部の緯糸3aを経糸8の開口の内部に緯入れする。緯入
れされた緯糸3aは、筬9によって織り前に筬打ちさ
れ、織布10となる。
【0013】緯入れが完了した時点で、そのときの緯入
れ状態は、緯糸3a、3bの到達側の織り端で、光電式
または電極式の緯糸フィーラ12によって検出される。
緯糸フィーラ12は、織り端の位置で、緯入れされた緯
糸3a、3bの先端を検出することにより、フィーラ信
号S1を発生し、これを判別手段13に送り込む。判別
手段13は、フィーラ信号S1の信号レベルなどから緯
入れ不良の状態を判別し、緯入れ不良と判断されるとき
に、緯入れ不良信号S2を発生し、これを本発明の緯糸
フィーラ装置2に送り込む。
【0014】そこで、緯糸フィーラ装置2は、緯入れ不
良信号S2のほかに、期間信号S3や、緯糸3a、3b
の選択信号Sa、Sbを入力とし、緯糸3a、3bの糸
種毎に、緯入れ不良の許容回数Na、Nbと緯入れ不良
の発生回数na、nbとを比較し、その比較結果に基づ
いて糸種毎に異常信号Ua、Ubを出力し、織機制御装
置11に送り込む。織機制御装置11は、その異常信号
Ua、Ubに応じて、各緯糸3a、3bに対応する警報
信号、各緯糸3a、3bについての緯入れ状態を表示す
るための表示信号、あるいは織機を停止させるための緯
止め信号などを発生する。
【0015】次に、図2は、本発明の緯糸フィーラ装置
2の具体例を示している。この具体例の緯糸フィーラ装
置2は、スキップフィーラ装置15を備えており、糸種
毎の緯入れ不良の発生回数na、nbを計数するととも
に、緯入れ不良の発生回数na、nbと緯入れ不良の許
容回数Na、Nbとを比較し、〔緯入れ不良の許容回数
Na<緯入れ不良の発生回数na〕または〔緯入れ不良
の許容回数Nb<緯入れ不良の発生回数nb〕となった
ときに、異常信号Ua、Ubを出力する例である。な
お、織機の停止制御は、スキップフィーラ装置15によ
って行われる。
【0016】判別手段13からの緯入れ不良信号S2
は、スキップフィーラ装置15の内部の計数器16に入
力され、緯入れ不良の総発生回数nとして計数される。
計数器16の計数値つまり総発生回数nは、スキップフ
ィーラ装置15の内部の基準監視期間設定器17によっ
て設定される基準監視期間T毎に、基準監視期間設定器
17の出力としてのリセット信号S4によってリセット
され、計数値「0」に設定される。したがって、計数動
作は、基準監視期間Tの初期に開始され、その終期に終
了することになる。
【0017】基準監視期間設定器17は、織機制御装置
11からの期間信号S5を入力として、基準監視期間T
の経過毎に、リセット信号S4を出力する。なお、期間
信号S5は、製織中の経過時間、製織長さ、あるいはピ
ック数などに基づいて設定される。
【0018】スキップフィーラ装置15の内部の比較器
18は、緯入れ不良の発生時に、緯入れ不良の総発生回
数nと基準許容回数設定器19によって設定される基準
許容回数Nとを比較し、〔基準許容回数N<緯入れ不良
の総発生回数n〕となっていないとき、停止信号S6を
出力しないで、この回の緯入れ不良を見逃し、“H”レ
ベルの許容緯入れ不良信号S7を出力し、2つのアンド
ゲート20、21の一方の入力端に送り込む。
【0019】その後の緯入れ不良の発生時点でも、比較
器18は、緯入れ不良の総発生回数nと基準許容回数N
とを比較することにより、〔基準許容回数N<緯入れ不
良の総発生回数n〕となったときに、織機制御装置11
に対し停止信号S6を出力する。このとき、織機制御装
置11は、多色緯入れ織機1を緯止め原因により停止さ
せる。
【0020】なお、2つのアンドゲート20、21の他
方の入力端は、2色の緯糸3a、3bに対応して、図示
しない緯糸選択装置から緯糸2a、2bの選択信号S
a、Sbを入力している。もちろん、この選択信号S
a、Sbは、緯糸選択パターンに基づいて出力され、1
リピート毎に繰り返す。
【0021】一方、計数手段22は、アンドゲート2
0、21の出力を入力とする2つの計数器23、24を
備える。各計数器23、24には、各緯糸3a、3bの
選択信号Sa、Sbに基づき許容緯入れ不良信号S7が
入力される。したがって、各計数器23、24は、対応
の選択信号Sa、Sbの“H”レベルの区間すなわち対
応する緯糸3a、3bの選択時に、許容緯入れ不良信号
S7を計数し、許容緯入れ不良信号S7の計数値をそれ
ぞれの緯糸3a、3bについての固有の緯入れ不良の発
生回数na、nbとして、比較手段28の対応する比較
器29、30に出力する。
【0022】ここで、計数器23、24は、監視期間設
定手段14からのリセット信号S8によって、監視期間
t毎にリセットされるか、または基準監視期間設定器1
7からのリセット信号S4によって、基準監視期間T毎
にリセットされ、その計数値を「0」とする。スキップ
フィーラ装置15の基準監視期間設定器17が監視期間
設定手段14に代わるならば、監視期間設定手段14
は、簡略化のために、省略できる。
【0023】また、許容回数設定手段25は、2つの許
容回数設定器26、27を備えている。各許容回数設定
器26、27には、対応する緯糸3a、3bの選択比率
a、bが予め入力され、設定されている。緯糸選択パタ
ーンの1繰り返しがたとえば「10」ピックで、緯糸3
a、3bの緯入れ比が9:1ならば、a=9/10、b
=1/10などとして設定されている。各許容回数設定
器26、27は、スキップフィーラ装置15の基準許容
回数設定器19に設定された基準許容回数Nと選択比率
a、bとを用い、計算式〔N×a〕、計算式〔N×b〕
により対応する緯糸3a、3bの緯入れ不良の許容回数
Na、Nbを算出し、その算出した緯入れ不良の許容回
数Na、Nbを比較手段28の内部の比較器29、30
にそれぞれ出力する。
【0024】比較器29は、緯入れ不良の許容回数Na
と計数器23から出力される緯入れ不良の発生回数na
とを比較し、〔緯入れ不良の許容回数Na<緯入れ不良
の発生回数na〕となったときに、緯糸3aの緯入れに
対応する異常信号Uaとして例えば警報信号を出力す
る。また、比較器30は、緯入れ不良の許容回数Nbと
計数器24から出力される緯入れ不良の発生回数nbと
を比較し、〔緯入れ不良の許容回数Nb<緯入れ不良の
発生回数nb〕となったときに、緯糸3bの緯入れに対
応する異常信号Ubとして例えば警報信号を出力する。
ここで、各比較器29、30は、それぞれ異なる警報を
出力するものとし、どちらの緯糸3a、3bによるもの
なのかを判別し易いものとする。なお、警報は、警報
音、表示器への表示、ランプによる表示など適切な警報
手段によって行われる。
【0025】次に、図3は、2色の多色緯入れ織機1に
適応した具体例であり、スキップフィーラ装置15を用
いないで、本発明の緯糸フィーラ装置2を単独で用い、
異常信号Uにより多色緯入れ織機1の停止制御を行う例
である。なお、この図3で、図2と同じ機能のものは、
同一の符号により表されている。
【0026】緯入れ不良信号S2は、2つのアンドゲー
ト20、21の一方の入力端に入力されている。また緯
糸3a、3bに対応する2つの選択信号Sa、Sbおよ
びピック信号S9は、2つのアンドゲート31、32の
入力端にそれぞれ入力されている。なお、2つのアンド
ゲート20、21の出力は、アンドゲート33、34の
一方の入力端のほか、計数器23、24の入力となって
いる。
【0027】この例で、監視期間設定手段14は、監視
期間tをピック数により設定するため、監視期間設定器
35、36およびピックカウンタ37、38を備えてい
る。それぞれのピックカウンタ37、38は、対応する
選択信号Sa、Sbの発生期間で、ピック信号S9を計
数し、監視期間設定器35、36によって設定された監
視期間tとなった時点で、リセット信号S3を発生し、
計数器23、24をリセットする。監視期間設定器3
5、36には、選択比率a、bに応じた監視期間tが設
定されている。なお、監視期間設定器35、36は、糸
種毎に設けないで1個により共通のものとして利用する
こともできる。
【0028】次に、許容回数設定手段25は、糸種毎に
緯入れ不良の許容回数Na、Nbを設定するために許容
回数設定器26、27を備え、比較手段28は、緯入れ
不良の発生回数na、nbと緯入れ不良の許容回数N
a、Nbとを比較するために、比較器29、30を備え
ている。各許容回数設定器26、27には任意の緯入れ
不良の許容回数Na、Nbが設定可能であるが、好まし
くは検反の基準となる1疋当りの許容回数と緯糸3a、
3bの選択比率a、bとを考慮して設定する。
【0029】〔緯入れ不良の許容回数Na<緯入れ不良
の発生回数na〕となったとき、比較器29は、“H”
レベルの異常信号Uaを発生し、アンドゲート33に出
力する。また、〔緯入れ不良の許容回数Nb<緯入れ不
良の発生回数nb〕となったとき、比較器30は、
“H”レベルの異常信号Ubを発生し、アンドゲート3
4に出力する。したがって、選択信号Sa、Sbと緯入
れ不良信号S2とが同時にアンドゲート20、21に出
力されているとき、アンドゲート33、34は、それぞ
れ比較器29、30の出力を通過させ、オアゲート39
を介して緯止め用の異常信号Uとして織機制御装置11
へ出力する。
【0030】以上の各具体例は、いずれも2色の多色緯
入れ織機1に適用することを前提としているが、これに
限定されず、3色以上であってよい。この場合、許容回
数設定器26、27、計数器23、24、比較器29、
30などは、色数に対応した数だけ設置される。また図
3の具体例において、実施例1と同様に、スキップフィ
ーラ装置15を併用することもできる。
【0031】図2、3の装置において、上記比較手段2
8に加え、特公昭61−39424号公報に記載されて
いるような、所定回数連続して緯入れ不良信号S2が出
力されたときに、異常信号U、Ua、Ubを出力する判
別回路を併設することもできる。
【0032】
【発明の効果】本発明では、特定の緯糸で緯入れ不良が
発生し易くなっているという緯入れ状況が早期に判別で
き、これにより、修復を早めることができ、織り欠点を
軽減して、織布の品質の向上を図ることができる。また
特定の部分に織り欠点が集中して、織布の品質が低下す
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多色緯入れ織機に本発明の緯糸フィーラ装置を
組み込んだ状態の概略的な説明図である。
【図2】本発明の緯糸フィーラ装置のブロック線図であ
る。
【図3】本発明の他の緯糸フィーラ装置のブロック線図
である。
【符号の説明】
1 多色緯入れ織機 31 アンドゲー
ト 2 緯糸フィーラ装置 32 アンドゲー
ト 3a、3b 緯糸 33 アンドゲー
ト 4 測長貯留装置 34 アンドゲー
ト 5 ドラム 35 監視期間設
定器 6 係止ピン 36 監視期間設
定器 7 緯入れ用のノズル 37 ピックカウ
ンタ 8 経糸 38 ピックカウ
ンタ 9 筬 39 オアゲート 10 織布 S1 フィーラ信
号 11 織機制御装置 S2 緯入れ不良
信号 12 緯糸フィーラ S3 リセット信
号 13 判別手段 S4 リセット信
号 14 監視期間設定手段 S5 期間信号 15 スキップフィーラ装置 S6 停止信号 16 計数器 S7 許容緯入れ
不良信号 17 基準監視期間設定器 S8 リセット信
号 18 比較器 S9 ピック信号 19 基準許容回数設定器 Sa、Sb 選択
信号 20 アンドゲート Na、Nb 緯入
れ不良の許容回数 21 アンドゲート na、nb 緯入
れ不良の発生回数 22 計数手段 U、Ua、Ub
異常信号 23 計数器 n 緯入れ不良の
総発生回数 24 計数器 T 基準監視期間 25 許容回数設定手段 t 監視期間 26 許容回数設定器 N 基準許容回数 27 許容回数設定器 a、b 選択比率 28 比較手段 29 比較器 30 比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色緯入れ織機(1)において、緯糸選
    択信号に基づいて緯入れ不良信号を糸種毎に計数し、所
    定の監視期間内で糸種毎の緯入れ不良の発生回数を求め
    る計数手段(22)と、糸種毎の緯入れ不良の許容回数
    を設定する許容回数設定手段(25)と、計数手段(2
    2)からの緯入れ不良の発生回数と許容回数設定手段
    (25)からの緯入れ不良の許容回数とを比較して、
    〔緯入れ不良の許容回数<緯入れ不良の発生回数〕とな
    ったときに異常信号を出力する比較手段(28)と、計
    数手段(22)に対して所定の監視期間を設定する監視
    期間設定手段(14)と、を有することを特徴とする多
    色緯入れ織機の緯糸フィーラ装置(2)。
  2. 【請求項2】 監視期間設定手段(14)を糸種毎に対
    応する複数の監視期間設定器(35、36)により構成
    し、各監視期間設定器(35、36)には対応する緯糸
    の選択比率に応じた監視期間を設定することを特徴とす
    る請求項1記載の多色緯入れ織機の緯糸フィーラ装置
    (2)。
  3. 【請求項3】 多色緯入れ織機(1)において、所定の
    基準監視期間内で予め設定された緯入れ不良の基準許容
    回数の緯入れ不良を見逃すスキップフィーラ装置(1
    5)と、緯糸選択信号に基づいて緯入れ不良信号を糸種
    毎に計数し、所定の監視期間内で糸種毎の緯入れ不良の
    発生回数を求める計数手段(22)と、スキップフィー
    ラ装置(15)の基準許容回数と各緯糸の選択比率とに
    基づいて糸種毎の緯入れ不良の許容回数を算出し、糸種
    毎の緯入れ不良の許容回数を設定する許容回数設定手段
    (25)と、計数手段(22)からの緯入れ不良の発生
    回数と上記許容回数設定手段(25)からの緯入れ不良
    の許容回数とを比較して、〔緯入れ不良の許容回数<緯
    入れ不良の発生回数〕となったときに異常信号を出力す
    る比較手段(28)と、計数手段(22)に対して所定
    の監視期間を設定する監視期間設定手段(14)と、を
    有することを特徴とする多色緯入れ織機の緯糸フィーラ
    装置(2)。
  4. 【請求項4】 監視期間設定手段(14)をスキップフ
    ィーラ装置(15)内の基準監視期間設定器(17)に
    より構成することを特徴とする請求項3記載の多色緯入
    れ織機の緯糸フィーラ装置(2)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1445365A2 (en) * 2003-01-22 2004-08-11 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for detecting weft in loom

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1445365A2 (en) * 2003-01-22 2004-08-11 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for detecting weft in loom
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