JP2000096396A - 織機の停止制御方法 - Google Patents
織機の停止制御方法Info
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- JP2000096396A JP2000096396A JP10276487A JP27648798A JP2000096396A JP 2000096396 A JP2000096396 A JP 2000096396A JP 10276487 A JP10276487 A JP 10276487A JP 27648798 A JP27648798 A JP 27648798A JP 2000096396 A JP2000096396 A JP 2000096396A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の織機の停台時期を分散させ、これによ
り製織工場内における織機の全体的な稼働率を高める。 【解決手段】 一定の監視期間(T)の開始点からの経
過期間(t)を積算するとともに、上記開始点以降に発
生した緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)を計数
し、各緯入れ不良信号(Su)の発生時点での経過期間
(t)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とに
もとづいて織機に対する緯止め信号(St)の出力を制
御する。
り製織工場内における織機の全体的な稼働率を高める。 【解決手段】 一定の監視期間(T)の開始点からの経
過期間(t)を積算するとともに、上記開始点以降に発
生した緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)を計数
し、各緯入れ不良信号(Su)の発生時点での経過期間
(t)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とに
もとづいて織機に対する緯止め信号(St)の出力を制
御する。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、スキップフィーラを備え
た織機において、緯入れ不良の発生状況に応じて、織機
の緯止めを制御する方法に関する。
た織機において、緯入れ不良の発生状況に応じて、織機
の緯止めを制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スキップフィーラは、例えば特開昭62
−177263号公報の「織機の運転制御方法およびそ
の装置」に記載されているように、織機の緯糸フィーラ
からの信号を入力として、所定の監視期間に発生する緯
入れ不良の発生回数を計数し、緯入れ不良の許容回数の
範囲内で緯止めを見逃し、当該許容回数内で織機の運転
を継続するように制御する。なお、緯入れ不良の許容回
数は、織布品質の等級毎に予め設定されている。
−177263号公報の「織機の運転制御方法およびそ
の装置」に記載されているように、織機の緯糸フィーラ
からの信号を入力として、所定の監視期間に発生する緯
入れ不良の発生回数を計数し、緯入れ不良の許容回数の
範囲内で緯止めを見逃し、当該許容回数内で織機の運転
を継続するように制御する。なお、緯入れ不良の許容回
数は、織布品質の等級毎に予め設定されている。
【0003】製織工場などにおいて、複数台の織機を同
時に稼働する場合、各織機が上記スキップフィーラを備
えていると、短い時間中に、停台が集中するという問題
が発生する。すなわち、監視期間の初期に、所定の許容
回数内で、数回の緯入れ不良を見逃すため、織機の停台
が監視期間の後期に発生しやすくなる。なお、緯入れに
影響する問題が発生して、連続的に緯入れ不良が発生す
るときは異なる。したがって、製織工場内の複数台の織
機のうち、多くの織機の停台が監視期間の後期に集中し
てしまう。
時に稼働する場合、各織機が上記スキップフィーラを備
えていると、短い時間中に、停台が集中するという問題
が発生する。すなわち、監視期間の初期に、所定の許容
回数内で、数回の緯入れ不良を見逃すため、織機の停台
が監視期間の後期に発生しやすくなる。なお、緯入れに
影響する問題が発生して、連続的に緯入れ不良が発生す
るときは異なる。したがって、製織工場内の複数台の織
機のうち、多くの織機の停台が監視期間の後期に集中し
てしまう。
【0004】製織工場において、織り工の人員には限り
があり、同時に、修復作業を行える台数にも限界があ
る。このため、織機の停台が集中したとき、停台状態の
まま長時間放置される織機が多くなり、織機の稼働率が
大きく低下することになる。
があり、同時に、修復作業を行える台数にも限界があ
る。このため、織機の停台が集中したとき、停台状態の
まま長時間放置される織機が多くなり、織機の稼働率が
大きく低下することになる。
【0005】監視期間内で、緯入れ不良の発生回数が許
容回数を越える前に、織機を停止させるものとして、特
公昭57−21574号公報の「織機の停止方法」があ
る。その技術は、監視期間に相当する基準の織り長さに
対し、その整数分の単位長さを設定し、基準長さおよび
単位長さのそれぞれに対応する許容回数を設定すること
により、基準長さ内だけでなく、単位長さ内において
も、緯入れ不良の発生回数が許容回数を越えたときに、
織機を停止させるものである。
容回数を越える前に、織機を停止させるものとして、特
公昭57−21574号公報の「織機の停止方法」があ
る。その技術は、監視期間に相当する基準の織り長さに
対し、その整数分の単位長さを設定し、基準長さおよび
単位長さのそれぞれに対応する許容回数を設定すること
により、基準長さ内だけでなく、単位長さ内において
も、緯入れ不良の発生回数が許容回数を越えたときに、
織機を停止させるものである。
【0006】上記技術によると、各々独立した単位長さ
内での緯入れ不良の発生回数を見るものであるため、各
単位長さ内における緯入れ不良の発生回数が所定の回数
以下の状態で製織が推移すると、織機は停止しない。結
局、緯入れ不良の発生回数が基準長さに対する許容回数
を越えるまで、織機は停止しないことになり、特開昭6
2−177263号公報の技術と同様に、織機の停台が
基準長さの後期に集中する結果となる。
内での緯入れ不良の発生回数を見るものであるため、各
単位長さ内における緯入れ不良の発生回数が所定の回数
以下の状態で製織が推移すると、織機は停止しない。結
局、緯入れ不良の発生回数が基準長さに対する許容回数
を越えるまで、織機は停止しないことになり、特開昭6
2−177263号公報の技術と同様に、織機の停台が
基準長さの後期に集中する結果となる。
【0007】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、スキップ
フィーラを備えた織機において、複数の織機の停台時期
を分散させ、これにより製織工場内における織機の全体
的な稼働率を高めることである。
フィーラを備えた織機において、複数の織機の停台時期
を分散させ、これにより製織工場内における織機の全体
的な稼働率を高めることである。
【0008】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明の請求項1
の織機の停止制御方法は、一定の監視期間(T)の開始
点からの経過期間(t)を積算するとともに、上記開始
点以降に発生した緯入れ不良信号(Su)の発生回数
(n)を計数し、各緯入れ不良信号(Su)の発生時点
での経過期間(t)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御するようにしている。
の織機の停止制御方法は、一定の監視期間(T)の開始
点からの経過期間(t)を積算するとともに、上記開始
点以降に発生した緯入れ不良信号(Su)の発生回数
(n)を計数し、各緯入れ不良信号(Su)の発生時点
での経過期間(t)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御するようにしている。
【0009】具体的には、請求項2の織機の停止制御方
法は、請求項1の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良
信号(Su)の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ
不良信号(Su)の発生回数(n)とにもとづいて織機
に対する緯止め信号(St)の出力を制御する過程で、
〔経過期間(tn)×単位許容回数(Na)〕から経過
期間(tn)に対する許容回数(Nl)を計算し、この
許容回数(Nl)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数
(n)とを比較し、〔許容回数(Nl)<緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)〕となったときに、織機に
対する緯止め信号(St)を出力する。
法は、請求項1の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良
信号(Su)の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ
不良信号(Su)の発生回数(n)とにもとづいて織機
に対する緯止め信号(St)の出力を制御する過程で、
〔経過期間(tn)×単位許容回数(Na)〕から経過
期間(tn)に対する許容回数(Nl)を計算し、この
許容回数(Nl)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数
(n)とを比較し、〔許容回数(Nl)<緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)〕となったときに、織機に
対する緯止め信号(St)を出力する。
【0010】請求項3の織機の停止制御方法は、請求項
2の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、一定の監視期
間(T)の経過毎に、経過期間(tn)および緯入れ不
良信号(Su)の発生回数(n)をリセットし、このリ
セット時点を監視期間(T)の開始点とし、各監視期間
(T)内で、予め設定された基準の許容回数(N)と緯
入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを比較して、
〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号(Su)の発
生回数(n)〕となったときに、織機に対する緯止め信
号(St)を出力し、さらに単位許容回数(Na)を
〔基準の許容回数(N)/監視期間(T)〕とする。
2の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、一定の監視期
間(T)の経過毎に、経過期間(tn)および緯入れ不
良信号(Su)の発生回数(n)をリセットし、このリ
セット時点を監視期間(T)の開始点とし、各監視期間
(T)内で、予め設定された基準の許容回数(N)と緯
入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを比較して、
〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号(Su)の発
生回数(n)〕となったときに、織機に対する緯止め信
号(St)を出力し、さらに単位許容回数(Na)を
〔基準の許容回数(N)/監視期間(T)〕とする。
【0011】請求項4の織機の停止制御方法は、請求項
1の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、〔監視期間
(T)/基準の許容回数(N)〕から基準の許容発生間
隔(Ta)を計算しておき、〔経過期間(tn)/緯入
れ不良信号(Su)の発生回数(n)〕から経過期間
(tn)内での平均発生間隔(ta)を算出し、この平
均発生間隔(ta)と基準の許容発生間隔(Ta)とを
比較して、〔基準の許容発生間隔(Ta)<平均発生間
隔(ta)〕となったときに、織機に対する緯止め信号
(St)を出力する。
1の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、〔監視期間
(T)/基準の許容回数(N)〕から基準の許容発生間
隔(Ta)を計算しておき、〔経過期間(tn)/緯入
れ不良信号(Su)の発生回数(n)〕から経過期間
(tn)内での平均発生間隔(ta)を算出し、この平
均発生間隔(ta)と基準の許容発生間隔(Ta)とを
比較して、〔基準の許容発生間隔(Ta)<平均発生間
隔(ta)〕となったときに、織機に対する緯止め信号
(St)を出力する。
【0012】請求項5の織機の停止制御方法は、請求項
4の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、一定の監視期
間(T)の経過毎に、経過期間(tn)および緯入れ不
良信号(Su)の発生回数(n)をリセットし、このリ
セット時点を監視期間(T)の開始点とし、各監視期間
(T)内で、予め設定された基準の許容回数(N)と緯
入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを比較して、
〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号(Su)の発
生回数(n)〕となったときに、織機に対する緯止め信
号(St)を出力し、さらに基準の許容発生間隔(T
a)を〔監視期間(T)/基準の許容回数(N)〕とす
る。
4の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、一定の監視期
間(T)の経過毎に、経過期間(tn)および緯入れ不
良信号(Su)の発生回数(n)をリセットし、このリ
セット時点を監視期間(T)の開始点とし、各監視期間
(T)内で、予め設定された基準の許容回数(N)と緯
入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを比較して、
〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号(Su)の発
生回数(n)〕となったときに、織機に対する緯止め信
号(St)を出力し、さらに基準の許容発生間隔(T
a)を〔監視期間(T)/基準の許容回数(N)〕とす
る。
【0013】請求項6の織機の停止制御方法は、請求項
4の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、一定の監視期
間(T)の経過毎に、経過期間(t)および緯入れ不良
信号(Su)の発生回数(n)をリセットし、このリセ
ット時点を監視期間(T)の開始点とし、各監視期間
(T)内で、予め設定された基準の許容回数(N)と緯
入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを比較して、
〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号(Su)の発
生回数(n)〕となったときに、織機に対する緯止め信
号(St)を出力し、〔経過期間(t)/緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)〕から監視期間(T)内で
発生する緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)を予
測し、〔基準の許容回数(N)<発生回数(n)〕とな
っているときに、織機に対する緯止め信号(Su)を出
力する。
4の織機の停止制御方法で、各緯入れ不良信号(Su)
の発生時点での経過期間(tn)と緯入れ不良信号(S
u)の発生回数(n)とにもとづいて織機に対する緯止
め信号(St)の出力を制御する過程で、一定の監視期
間(T)の経過毎に、経過期間(t)および緯入れ不良
信号(Su)の発生回数(n)をリセットし、このリセ
ット時点を監視期間(T)の開始点とし、各監視期間
(T)内で、予め設定された基準の許容回数(N)と緯
入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを比較して、
〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号(Su)の発
生回数(n)〕となったときに、織機に対する緯止め信
号(St)を出力し、〔経過期間(t)/緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)〕から監視期間(T)内で
発生する緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)を予
測し、〔基準の許容回数(N)<発生回数(n)〕とな
っているときに、織機に対する緯止め信号(Su)を出
力する。
【0014】請求項7の織機の停止制御方法は、請求項
1、請求項2、載請求項3、請求項4または請求項5記
載の織機の停止制御方法で、織機に対する緯止め信号
(St)の出力後に、緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)から1を減算する。
1、請求項2、載請求項3、請求項4または請求項5記
載の織機の停止制御方法で、織機に対する緯止め信号
(St)の出力後に、緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)から1を減算する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、織機の緯入れ装置1を示
している。図1で、緯糸2は、図示しない給糸パッケー
ジなどから供給され、例えばドラム式の測長貯留装置3
によって緯入れに必要な長さだけ測長され、緯入れ時点
まで測長貯留装置3のドラム3a上に貯留されている。
緯入れ時点で、ドラム3a上で緯糸2が測長貯留装置3
の係止ピン3bによって解舒されると、緯入れ用のノズ
ル4は、圧力流体を噴射することにより、圧力流体の噴
射力によりノズル4内の緯糸2を経糸5の開口6の内部
に緯入れする。緯入れされた緯糸2は、筬7によって、
織布8の織り前9に筬打ちされる。
している。図1で、緯糸2は、図示しない給糸パッケー
ジなどから供給され、例えばドラム式の測長貯留装置3
によって緯入れに必要な長さだけ測長され、緯入れ時点
まで測長貯留装置3のドラム3a上に貯留されている。
緯入れ時点で、ドラム3a上で緯糸2が測長貯留装置3
の係止ピン3bによって解舒されると、緯入れ用のノズ
ル4は、圧力流体を噴射することにより、圧力流体の噴
射力によりノズル4内の緯糸2を経糸5の開口6の内部
に緯入れする。緯入れされた緯糸2は、筬7によって、
織布8の織り前9に筬打ちされる。
【0016】緯入れが完了した時点で、正常な緯入れ状
態は、緯糸2の緯入れ方向到達側の織り端で、緯糸フィ
ーラ10によって検出される。緯糸フィーラ10は、織
り端の位置で、緯入れされた緯糸2の先端を検出するこ
とにより、フィーラ信号Sfを発生し、このフィーラ信
号Sfを判別手段11に送り込む。判別手段11は、フ
ィーラ信号Sfの信号レベルなどから緯入れ不良の状態
を判断し、緯入れ不良と判断されるときに、緯入れ不良
信号Suを発生し、この緯入れ不良信号Suをスキップ
制御手段12に送り込む。ここで、スキップ制御手段1
2は、本発明の織機の停止制御方法にもとづいて、織機
の運転継続または緯止めによる停止を判断し、織機を停
止させるときに、緯止め信号Stを発生し、これを織機
運転制御装置13に送る。
態は、緯糸2の緯入れ方向到達側の織り端で、緯糸フィ
ーラ10によって検出される。緯糸フィーラ10は、織
り端の位置で、緯入れされた緯糸2の先端を検出するこ
とにより、フィーラ信号Sfを発生し、このフィーラ信
号Sfを判別手段11に送り込む。判別手段11は、フ
ィーラ信号Sfの信号レベルなどから緯入れ不良の状態
を判断し、緯入れ不良と判断されるときに、緯入れ不良
信号Suを発生し、この緯入れ不良信号Suをスキップ
制御手段12に送り込む。ここで、スキップ制御手段1
2は、本発明の織機の停止制御方法にもとづいて、織機
の運転継続または緯止めによる停止を判断し、織機を停
止させるときに、緯止め信号Stを発生し、これを織機
運転制御装置13に送る。
【0017】次に、図2は、一定の監視期間Tを製織長
Lにより設定し、この監視期間T内で設定された緯入れ
不良の基準の許容回数Nの範囲内で、緯入れ不良信号S
uを見逃すスキップ制御手段12において、緯入れ不良
信号Suの発生時点で、製織長Lに対応する許容回数N
lと、この時点までに発生した緯入れ不良信号Suの発
生回数nとを比較する例である。
Lにより設定し、この監視期間T内で設定された緯入れ
不良の基準の許容回数Nの範囲内で、緯入れ不良信号S
uを見逃すスキップ制御手段12において、緯入れ不良
信号Suの発生時点で、製織長Lに対応する許容回数N
lと、この時点までに発生した緯入れ不良信号Suの発
生回数nとを比較する例である。
【0018】織機の緯入れ毎に発生するピック信号Sp
は、第1の計数手段としてのピックカウンタ14に入力
される。製織長算出器15は、予め入力されている緯糸
密度とピックカウンタ14からのピック信号Spの計数
値により製織長lを算出し、この製織長lのデータを記
憶器16およびリセット回路17に出力する。ここで製
織長lは、一定の監視期間Tの開始点からの経過期間t
を表している。
は、第1の計数手段としてのピックカウンタ14に入力
される。製織長算出器15は、予め入力されている緯糸
密度とピックカウンタ14からのピック信号Spの計数
値により製織長lを算出し、この製織長lのデータを記
憶器16およびリセット回路17に出力する。ここで製
織長lは、一定の監視期間Tの開始点からの経過期間t
を表している。
【0019】一方、第2の計数手段として、アップ・ダ
ウン式のカウンタ18は、判別手段11からの緯入れ不
良信号Suを計数し、緯入れ不良信号Suの発生回数n
のデータを出力し、記憶器16および2つの比較器2
1、23に出力する。記憶器16は、製織長lおよび緯
入れ不良信号Suの発生回数nを入力とし、緯入れ不良
信号Suの発生毎に、緯入れ不良信号Suの発生回数n
に対応する製織長lnを記憶し、製織長lnのデータを
監視期間設定器19や演算器22に送っている。ここ
で、製織長lnは、一定の監視期間Tの開始点から各緯
入れ不良信号Suの発生時点での経過期間tnを表して
いる。
ウン式のカウンタ18は、判別手段11からの緯入れ不
良信号Suを計数し、緯入れ不良信号Suの発生回数n
のデータを出力し、記憶器16および2つの比較器2
1、23に出力する。記憶器16は、製織長lおよび緯
入れ不良信号Suの発生回数nを入力とし、緯入れ不良
信号Suの発生毎に、緯入れ不良信号Suの発生回数n
に対応する製織長lnを記憶し、製織長lnのデータを
監視期間設定器19や演算器22に送っている。ここ
で、製織長lnは、一定の監視期間Tの開始点から各緯
入れ不良信号Suの発生時点での経過期間tnを表して
いる。
【0020】リセット回路17は、一定の監視期間T毎
に、ピックカウンタ14およびカウンタ18をリセット
するために設けられている。製織長lが監視期間設定器
19に設定された一定の監視期間Tに対応する一定の製
織長Lと等しくなったとき、リセット回路17は、リセ
ット信号Rを出力し、ピックカウンタ14およびカウン
タ18をリセットし、その計数値を0とする。
に、ピックカウンタ14およびカウンタ18をリセット
するために設けられている。製織長lが監視期間設定器
19に設定された一定の監視期間Tに対応する一定の製
織長Lと等しくなったとき、リセット回路17は、リセ
ット信号Rを出力し、ピックカウンタ14およびカウン
タ18をリセットし、その計数値を0とする。
【0021】比較器21は、一定の監視期間Tで見逃さ
れる基準の許容回数Nとカウンタ18からの緯入れ不良
信号Suの発生回数nとを比較し、〔基準の許容回数N
<緯入れ不良信号Suの発生回数n〕となったときに、
緯止め信号Stを出力する。なお、基準の許容回数N
は、許容回数設定器20によって予め設定されている。
れる基準の許容回数Nとカウンタ18からの緯入れ不良
信号Suの発生回数nとを比較し、〔基準の許容回数N
<緯入れ不良信号Suの発生回数n〕となったときに、
緯止め信号Stを出力する。なお、基準の許容回数N
は、許容回数設定器20によって予め設定されている。
【0022】また、演算器22は、経過期間tn、監視
期間Tおよび基準の許容回数Nを入力として、〔基準の
許容回数N/監視期間T〕から単位期間(単位長)当り
の許容回数、すなわち単位許容回数Naを算出し、さら
に〔経過期間tn×単位許容回数Na〕により経過期間
tnに対する許容回数Nlを算出する。この計算のため
に、監視期間設定器19および許容回数設定器20は、
ともに演算器22に接続されている。
期間Tおよび基準の許容回数Nを入力として、〔基準の
許容回数N/監視期間T〕から単位期間(単位長)当り
の許容回数、すなわち単位許容回数Naを算出し、さら
に〔経過期間tn×単位許容回数Na〕により経過期間
tnに対する許容回数Nlを算出する。この計算のため
に、監視期間設定器19および許容回数設定器20は、
ともに演算器22に接続されている。
【0023】次に、比較器23は、演算器22からの許
容回数Nlとカウンタ18からの緯入れ不良信号Suの
発生回数nとを比較し、〔許容回数Nl<緯入れ不良信
号Suの発生回数n〕となったときに、緯止め信号St
を出力する。
容回数Nlとカウンタ18からの緯入れ不良信号Suの
発生回数nとを比較し、〔許容回数Nl<緯入れ不良信
号Suの発生回数n〕となったときに、緯止め信号St
を出力する。
【0024】緯止め信号Stの発生により、織機が停止
した後、カウンタ18には、減算器26から減算信号S
aが出力され、計数値が1だけ減算される。なお、この
減算器26は、減算時に、織り工のボタン操作により減
算信号Sa出力するか、または緯止め信号Stの発生を
記憶していて、これにもとづいて減算時に減算信号Sa
を出力する。
した後、カウンタ18には、減算器26から減算信号S
aが出力され、計数値が1だけ減算される。なお、この
減算器26は、減算時に、織り工のボタン操作により減
算信号Sa出力するか、または緯止め信号Stの発生を
記憶していて、これにもとづいて減算時に減算信号Sa
を出力する。
【0025】図3は、一定の監視期間T、換言すれば監
視期間Tに対応する製織長Lで、緯入れ不良の発生状態
を示している。図3の1番目の監視期間Tで、監視期間
Tの開始点から終了点までの間に、3回の緯入れ不良
a、b、cが発生している。ここで仮に、監視期間Tで
見逃される基準の許容回数Nが4として設定されている
ならば、比較器21は、1番目の監視期間Tで、〔基準
の許容回数N<緯入れ不良信号Suの発生回数n〕とな
らないため、緯止め信号Stを出力しない。また比較器
23は、いずれの緯入れ不良a、b、cの発生時点で
も、〔許容回数Nl<緯入れ不良の発生回数n〕となら
ないので、緯止め信号Stを出力しない。
視期間Tに対応する製織長Lで、緯入れ不良の発生状態
を示している。図3の1番目の監視期間Tで、監視期間
Tの開始点から終了点までの間に、3回の緯入れ不良
a、b、cが発生している。ここで仮に、監視期間Tで
見逃される基準の許容回数Nが4として設定されている
ならば、比較器21は、1番目の監視期間Tで、〔基準
の許容回数N<緯入れ不良信号Suの発生回数n〕とな
らないため、緯止め信号Stを出力しない。また比較器
23は、いずれの緯入れ不良a、b、cの発生時点で
も、〔許容回数Nl<緯入れ不良の発生回数n〕となら
ないので、緯止め信号Stを出力しない。
【0026】図3の2番目の監視期間Tで、短時間のう
ちに2回の緯入れ不良d、eが発生している。比較器2
1は、2回目の緯入れ不良eの発生時点で、〔基準の許
容回数N<緯入れ不良信号Suの発生回数n〕とならな
いため、緯止め信号Stを出力しない。しかし、緯入れ
不良eの発生時点で、〔許容回数Nl<緯入れ不良の発
生回数n〕が成立するので、比較器23は、緯止め信号
Stを出力する。したがって、織機は、緯入れ不良eの
発生時点で、緯止まりの状態となる。なお、織機の停止
後、カウンタ18の計数値が1だけ減算される。
ちに2回の緯入れ不良d、eが発生している。比較器2
1は、2回目の緯入れ不良eの発生時点で、〔基準の許
容回数N<緯入れ不良信号Suの発生回数n〕とならな
いため、緯止め信号Stを出力しない。しかし、緯入れ
不良eの発生時点で、〔許容回数Nl<緯入れ不良の発
生回数n〕が成立するので、比較器23は、緯止め信号
Stを出力する。したがって、織機は、緯入れ不良eの
発生時点で、緯止まりの状態となる。なお、織機の停止
後、カウンタ18の計数値が1だけ減算される。
【0027】次に、図4の具体例は、スキップ制御手段
12において、緯入れ不良信号Suの発生時点で、緯入
れ不良信号Suの平均発生間隔taと基準の許容発生間
隔Taとを比較する例である。この具体例でも、スキッ
プ制御手段12の内部の構成は、図2のものとほとんど
同様であるが、図2の記憶器16、演算器22を備えて
おらず、これに代わって演算器24、25を備えてい
る。
12において、緯入れ不良信号Suの発生時点で、緯入
れ不良信号Suの平均発生間隔taと基準の許容発生間
隔Taとを比較する例である。この具体例でも、スキッ
プ制御手段12の内部の構成は、図2のものとほとんど
同様であるが、図2の記憶器16、演算器22を備えて
おらず、これに代わって演算器24、25を備えてい
る。
【0028】製織長算出器15からの製織長lと、カウ
ンタ18からの緯入れ不良信号Suの発生回数nとが演
算器24に入力されている。演算器24は、緯入れ不良
信号Suの発生回数nの入力時点での経過期間tnを記
憶し、〔経過期間tn/緯入れ不良信号Suの発生回数
n〕から経過期間tnにおける緯入れ不良信号Suの平
均発生間隔taを算出し、比較器27に出力する。比較
器27は、平均発生間隔taと演算器25によって設定
される許容発生間隔Taとを比較し、〔許容発生間隔T
a<平均発生間隔ta〕のときに、緯止め信号Stを出
力する。この具体例でも、比較器21は、前記図2の具
体例と同様の動作を行う。
ンタ18からの緯入れ不良信号Suの発生回数nとが演
算器24に入力されている。演算器24は、緯入れ不良
信号Suの発生回数nの入力時点での経過期間tnを記
憶し、〔経過期間tn/緯入れ不良信号Suの発生回数
n〕から経過期間tnにおける緯入れ不良信号Suの平
均発生間隔taを算出し、比較器27に出力する。比較
器27は、平均発生間隔taと演算器25によって設定
される許容発生間隔Taとを比較し、〔許容発生間隔T
a<平均発生間隔ta〕のときに、緯止め信号Stを出
力する。この具体例でも、比較器21は、前記図2の具
体例と同様の動作を行う。
【0029】なお、本発明は、下記のように変形して実
施することもできる。緯入れ不良信号Suが発生した時
点で、単位期間当りの緯入れ不良信号Suの発生回数n
を算出し、この単位期間当りの緯入れ不良信号Suの発
生回数nと監視期間Tとから監視期間T内に発生し得る
緯入れ不良信号Suの発生回数nを予測し、この発生回
数nが基準の許容回数Nを越えると予測されるときに、
緯止め信号Stを出力するように構成してもよい。
施することもできる。緯入れ不良信号Suが発生した時
点で、単位期間当りの緯入れ不良信号Suの発生回数n
を算出し、この単位期間当りの緯入れ不良信号Suの発
生回数nと監視期間Tとから監視期間T内に発生し得る
緯入れ不良信号Suの発生回数nを予測し、この発生回
数nが基準の許容回数Nを越えると予測されるときに、
緯止め信号Stを出力するように構成してもよい。
【0030】また、上記各具体例では、いずれも監視期
間Tに対応する基準の許容回数Nを予め設定し、監視期
間T内で緯入れ不良信号Suの発生回数nが基準の許容
回数Nを越えたときに、緯止め信号Stを出力するもの
としたが、これを省略してもよい。この場合に、前述の
単位許容回数Naおよび基準の許容発生間隔Taは、予
め算出されたものを設定するか、あるいは入力する構成
とすればよく、これらの値は、織布の品質条件等から求
めればよい。
間Tに対応する基準の許容回数Nを予め設定し、監視期
間T内で緯入れ不良信号Suの発生回数nが基準の許容
回数Nを越えたときに、緯止め信号Stを出力するもの
としたが、これを省略してもよい。この場合に、前述の
単位許容回数Naおよび基準の許容発生間隔Taは、予
め算出されたものを設定するか、あるいは入力する構成
とすればよく、これらの値は、織布の品質条件等から求
めればよい。
【0031】ちなみに、監視期間Tや経過期間t、tn
は、それぞれ製織長Ll、lnに限らず、所定のピック
数、あるいは所定の経過時間から導くこともできる。
は、それぞれ製織長Ll、lnに限らず、所定のピック
数、あるいは所定の経過時間から導くこともできる。
【0032】また、前記単位許容回数Naは、単位時間
当りの緯入れ不良の許容発生回数であり、予め制御手段
に設定されるものであってもよいし、制御前に設定され
た他の設定値から算出されるものであってもよい。ま
た、他の部分で設定または算出されたものが制御中に入
力されるものであってもよい。
当りの緯入れ不良の許容発生回数であり、予め制御手段
に設定されるものであってもよいし、制御前に設定され
た他の設定値から算出されるものであってもよい。ま
た、他の部分で設定または算出されたものが制御中に入
力されるものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明では、緯入れ不良を所定回数だけ
見逃すものであっても、織機の停台が集中せず、一定の
監視期間の開始点に対する緯入れ不良の発生タイミング
に応じて分散されるため、停台状態のまま放置される織
機を減少させることができ、織機の稼働率を向上させる
ことができる。
見逃すものであっても、織機の停台が集中せず、一定の
監視期間の開始点に対する緯入れ不良の発生タイミング
に応じて分散されるため、停台状態のまま放置される織
機を減少させることができ、織機の稼働率を向上させる
ことができる。
【図1】緯入れ装置の説明図である。
【図2】他のスキップ制御手段のブロック線図である。
【図3】監視期間に対応する緯入れ不良の発生状況およ
び緯入れ不良の発生状態に応じて織機の停止信号を発生
する動作状態の説明図である。
び緯入れ不良の発生状態に応じて織機の停止信号を発生
する動作状態の説明図である。
【図4】スキップ制御手段のブロック線図である。
1 織機の緯入れ装置 2 緯糸 3 ドラム式の測長貯留装置 3a ドラム 3b 係止ピン 4 緯入れノズル 5 経糸 6 開口 7 筬 8 織布 9 織り前 10 緯糸フィーラ 11 判別手段 12 スキップ制御手段 13 織機運転制御装置 14 第1の計数手段としてのピックカウンタ 15 製織長算出器 16 記憶器 17 リセット回路 18 第2の計数手段としてのカウンタ 19 監視期間設定器 20 許容回数設定器 21 比較器 22 演算器 23 比較器 24 演算器 25 演算器 26 減算器 27 比較器 T 監視期間 t 経過期間 N 基準の許容回数 n 発生回数 L 製織長 l 製織長 ln 製織長 Sf フィーラ信号 Su 緯入れ不良信号 Sr リセット指令 St 緯止め信号 Sp ピック信号 Sa 減算信号 Na 単位許容回数 Nl 許容回数 Ta 基準の許容発生間隔 tn 経過期間 ta 平均発生間隔 a、b、c 緯入れ不良
Claims (7)
- 【請求項1】 一定の監視期間(T)の開始点からの経
過期間(t)を積算するとともに、上記開始点以降に発
生した緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)を計数
する過程と、 各緯入れ不良信号(Su)の発生時点での経過期間
(t)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とに
もとづいて織機に対する緯止め信号(St)の出力を制
御する過程と、からなることを特徴とする織機の停止制
御方法。 - 【請求項2】 各緯入れ不良信号(Su)の発生時点で
の経過期間(tn)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御する過程で、 〔経過期間(tn)×単位許容回数(Na)〕から経過
期間(tn)に対する許容回数(Nl)を計算し、この
許容回数(Nl)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数
(n)とを比較し、〔許容回数(Nl)<緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)〕となったときに、織機に
対する緯止め信号(St)を出力することを特徴とする
請求項1記載の織機の停止制御方法。 - 【請求項3】 各緯入れ不良信号(Su)の発生時点で
の経過期間(tn)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御する過程で、 一定の監視期間(T)の経過毎に、経過期間(tn)お
よび緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)をリセッ
トし、このリセット時点を監視期間(T)の開始点と
し、各監視期間(T)内で、予め設定された基準の許容
回数(N)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)
とを比較して、〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)〕となったときに、織機に
対する緯止め信号(St)を出力し、さらに単位許容回
数(Na)を〔基準の許容回数(N)/監視期間
(T)〕とすることを特徴とする請求項2記載の織機の
停止制御方法。 - 【請求項4】 各緯入れ不良信号(Su)の発生時点で
の経過期間(tn)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御する過程で、 〔監視期間(T)/基準の許容回数(N)〕から基準の
許容発生間隔(Ta)を計算しておき、〔経過期間(t
n)/緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)〕から
経過期間(tn)内における平均発生間隔(ta)を算
出し、この平均発生間隔(ta)と基準の許容発生間隔
(Ta)とを比較して、〔基準の許容発生間隔(Ta)
<平均発生間隔(ta)〕となったときに、織機に対す
る緯止め信号(St)を出力することを特徴とする請求
項1記載の織機の停止制御方法。 - 【請求項5】 各緯入れ不良信号(Su)の発生時点で
の経過期間(tn)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御する過程で、 一定の監視期間(T)の経過毎に、経過期間(tn)お
よび緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)をリセッ
トし、このリセット時点を監視期間(T)の開始点と
し、各監視期間(T)内で、予め設定された基準の許容
回数(N)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)
を比較して、〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号
(Su)の発生回数(n)〕となったときに、織機に対
する緯止め信号(St)を出力し、さらに基準の許容発
生間隔(Ta)を〔監視期間(T)/基準の許容回数
(N)とすることを特徴とする請求項4記載の織機の停
止制御方法。 - 【請求項6】 各緯入れ不良信号(Su)の発生時点で
の経過期間(tn)と緯入れ不良信号(Su)の発生回
数(n)とにもとづいて織機に対する緯止め信号(S
t)の出力を制御する過程で、 一定の監視期間(T)の経過毎に、経過期間(t)およ
び緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)をリセット
し、このリセット時点を監視期間(T)の開始点とし、
各監視期間(T)内で、予め設定された基準の許容回数
(N)と緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)とを
比較して、〔基準の許容回数(N)<緯入れ不良信号
(Su)の発生回数(n)〕となったときに、織機に対
する緯止め信号(St)を出力し、 〔経過期間(t)/緯入れ不良信号(Su)の発生回数
(n)〕から監視期間(T)内で発生する緯入れ不良信
号(Su)の発生回数(n)を予測し、〔基準の許容回
数(N)<発生回数(n)〕となっているときに、織機
に対する緯止め信号(Su)を出力することを特徴とす
る請求項4記載の織機の停止制御方法。 - 【請求項7】 織機に対する緯止め信号(St)の出力
後に、緯入れ不良信号(Su)の発生回数(n)から1
を減算することを特徴とする請求項1、請求項2、載請
求項3、請求項4または請求項5記載の織機の停止制御
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10276487A JP2000096396A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 織機の停止制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10276487A JP2000096396A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 織機の停止制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000096396A true JP2000096396A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17570148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10276487A Pending JP2000096396A (ja) | 1998-09-11 | 1998-09-11 | 織機の停止制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000096396A (ja) |
-
1998
- 1998-09-11 JP JP10276487A patent/JP2000096396A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040209 |