JP2000096215A - セラミック被覆製造装置とその製造方法及びセラミック被覆部材 - Google Patents

セラミック被覆製造装置とその製造方法及びセラミック被覆部材

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JP2000096215A JP10271406A JP27140698A JP2000096215A JP 2000096215 A JP2000096215 A JP 2000096215A JP 10271406 A JP10271406 A JP 10271406A JP 27140698 A JP27140698 A JP 27140698A JP 2000096215 A JP2000096215 A JP 2000096215A
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electron gun
ceramic
electron
manufacturing apparatus
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一秀 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来よりも厚いセラミック皮膜を安定して形成
できるセラミック被覆部材の製造装置を提供すること。 【解決手段】セラミック皮膜と同種類のセラミックイン
ゴットを真空チャンバー内に配置し、セラミックインゴ
ットをターゲット材とすると共に、ターゲット材を構成
する陰イオン元素のガスを導入しながら、低真空雰囲気
下で電子ビームによりターゲット材を蒸発させて部材に
セラミック皮膜を形成しているので、従来よりも10倍
から100倍厚い厚い数10μmから数100μm厚さ
を持つセラミック皮膜を安定して形成することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数10μmから数
100μm厚さを持つセラミック被覆部材の製造装置と
その製造方法及びセラミック被覆部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、耐摩耗性・耐食性を必要とする
駆動装置や耐熱性を必要とする高温部品の部材には、金
属母材の表面にTiN,TiC,Al2 3 ,ZrO2
等のセラミック皮膜をコーティングした部材が多く使わ
れている。
【0003】このようなセラミック皮膜を部材に形成す
るには、物理蒸着法である真空蒸着やイオンプレーティ
ング、あるいは化学蒸着法等のセラミック皮膜形成方法
が用いられている。これらの方法は、真空チャンバー内
においてセラミック皮膜を形成させる方法である。
【0004】例えば、TiNやAl2 3 等のセラミッ
ク皮膜を物理蒸着法で形成する場合は、金属Tiあるい
はAlを抵抗加熱,高周波加熱,電子ビーム加熱等によ
って、金属TiあるいはAlを蒸発させ、これと同時に
2 ガスあるいはO2 ガスを真空チャンバー内に導入し
て、金属表面にTiNあるいはAl2 3 を形成しコー
ティングを行う。また、化学蒸着法で形成する場合は、
減圧したチャンバーに原料ガスを導入して、1000℃
程度の高温下でセラミック皮膜を化学反応で形成させて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のセラミック皮膜形成方法では、数μmから高々
20μm程度の厚さを持ったセラミック薄膜が形成され
る。これらの厚さを持ったセラミック薄膜で十分に機能
を発揮する部材もあるが、更に厳しい耐摩耗性,耐食
性,耐熱性や絶縁性を持たせるには、この程度の厚さで
は十分ではなく、数10μmから数100μmの厚さを
持つセラミック皮膜が必要となる。
【0006】本発明(請求項1乃至請求項15対応)
は、上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、従
来よりも10倍から100倍厚い数10μmから数10
0μm厚さを持つセラミック皮膜を安定して形成するこ
とができるセラミック被覆部材の製造装置とその製造方
法及びセラミック被覆部材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、健全なセラミック厚膜を得る形成方法
について研究を重ねた結果、数10μmから数100μ
m厚さを持つセラミック皮膜を形成するセラミック被覆
製造装置とその製造方法及びセラミック被覆部材を実現
した。
【0008】すなわち、本発明の請求項1は、真空チャ
ンバー内で部材にセラミック皮膜を形成するセラミック
被覆製造装置において、前記セラミック皮膜と同種類の
セラミックインゴットを前記真空チャンバー内に配置
し、このセラミックインゴットをターゲット材とすると
共に、このターゲット材を構成する陰イオン元素のガス
を導入しながら、低真空雰囲気下で電子銃による電子ビ
ーム照射により前記ターゲット材を蒸発させて前記部材
にセラミック皮膜を形成してなることを特徴とする。
【0009】請求項1によると、従来ではセラミック皮
膜と同種類のセラミックターゲット材を電子ビームで蒸
発させるときに、セラミックを構成している酸素などの
陰イオンが分離して皮膜の組成が化学量論的組成から外
れる場合があるが、これを補うために、セラミック皮膜
を構成している陰イオンのガスを皮膜形成中に導入して
いる。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記真空チャンバーに配
設された電子銃に局所真空排気装置を連結したことを特
徴とする。
【0011】本発明の請求項3は、請求項2記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記ターゲット材1個に
対して1個の電子銃を組み合わせた構成としたことを特
徴とする。
【0012】本発明の請求項4は、請求項2記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記ターゲット材複数個
に対して1個の電子銃を組み合わせた構成としたことを
特徴とする。
【0013】本発明の請求項5は、請求項2記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記ターゲット材1個に
対して複数個の電子銃を組み合わせた構成としたことを
特徴とする。
【0014】本発明の請求項6は、請求項2記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記ターゲット材複数個
に対して複数個の電子銃を組み合わせた構成としたこと
を特徴とする。
【0015】本発明の請求項7は、請求項5または請求
項6記載のセラミック被覆製造装置において、前記複数
個の電子銃に対して当該電子銃の個数より少ない電子銃
電源を有し、前記電子銃と前記電子銃電源を切り替える
切替え装置を備えたことを特徴とする。
【0016】本発明の請求項8は、請求項2記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記真空チャンバーに配
設された電子銃筐体を密閉構造とし、この電子銃筐体上
部に電子ビームのスキャン領域だけを開けた蓋を配設
し、前記電子銃のフィラメント近傍の筐体に局所排気装
置を連結したことを特徴とする。
【0017】請求項1乃至請求項8によると、局所真空
排気装置を電子銃筐体に連結しており、また複数個の電
子銃を配設しており、あるいは電子銃筐体を密閉構造と
して局所真空排気装置を連結しているので、安定して厚
膜のセラミック皮膜形成ができる。
【0018】本発明の請求項9は、請求項1記載のセラ
ミック被覆製造装置において、前記ターゲット材1個に
対して1個の電子銃を組み合わせた構成としたことを特
徴とする。
【0019】本発明の請求項10は、請求項1記載のセ
ラミック被覆製造装置において、前記ターゲット材複数
個に対して1個の電子銃を組み合わせた構成としたこと
を特徴とする。
【0020】本発明の請求項11は、請求項1記載のセ
ラミック被覆製造装置において、前記ターゲット材1個
に対して複数個の電子銃を組み合わせた構成としたこと
を特徴とする。
【0021】本発明の請求項12は、請求項1記載のセ
ラミック被覆製造装置において、前記ターゲット材複数
個に対して複数個の電子銃を組み合わせた構成としたこ
とを特徴とする。
【0022】本発明の請求項13は、請求項11または
請求項12記載のセラミック被覆製造装置において、前
記複数個の電子銃に対して当該電子銃の個数より少ない
電子銃電源と、前記電子銃と前記電子銃電源を切り替え
る切替え装置を備えたことを特徴とする。
【0023】請求項9乃至請求項13によると、1個あ
るいは複数個のターゲット材に対して1個あるいは複数
個の電子銃を備えており、あるいは複数個の電子銃に対
して電子銃電源は共用とし、各電子銃と電源は切り替え
方式としているので、長時間の皮膜形成ができる。
【0024】本発明の請求項14は、真空チャンバー内
で部材にセラミック皮膜を形成するセラミック被覆製造
方法において、セラミック皮膜と同種類のセラミックイ
ンゴットをターゲット材として用い、このターゲット材
を構成する陰イオン元素のガスを導入しながら、低真空
雰囲気下で電子ビームにより前記ターゲット材を蒸発さ
せて前記部材にセラミック被覆部材を形成することを特
徴とする。
【0025】請求項14によると、低真空陰イオンガス
雰囲気下で、電子ビームにより厚膜のセラミック皮膜を
安定して形成することができる。
【0026】また本発明のセラミック被覆部材の製造方
法によれば、従来よりも10倍から100倍厚い数10
μmから数100μm厚さを持つセラミック皮膜を部材
に形成させることができる。
【0027】本発明の請求項15は、請求項1乃至請求
項13記載のセラミック被覆製造装置または請求項14
記載のセラミック被覆製造方法により、前記部材に数1
0μmから数100μm厚さを持つセラミック皮膜を形
成してなることを特徴とする。請求項15によると、従
来よりも10倍から100倍厚い数10μmから数10
0μm厚さを持つセラミック皮膜を部材に形成させるこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1乃至請求項4、請求項7乃至請求項10、請求項14
及び請求項15対応)であるセラミック被覆製造装置の
概略図である。
【0029】図に示すように、本実施例のセラミック被
覆製造装置は、真空チャンバー1と主真空排気装置P1
と図示しない制御装置と電源装置から構成されている。
また図示しない制御装置には真空排気、電子ビーム電
流、電子ビーム走査、基材駆動等を制御する制御手段が
設けられている。
【0030】真空チャンバー1の上部には基材(部材)
2が装着されており、この基材2に厚膜のセラミック皮
膜3が形成される。真空チャンバー1の下部には電子銃
4が配設されており、電子銃4には局所真空排気装置P
2 が連結されている。この電子銃4の足部にはルツボC
が配置されており、このルツボCにはセラミック皮膜3
と同種類のセラミックインゴットのターゲット材5が装
着されている。また、真空チャンバー1には、ガス導入
口6とガス供給装置7が配設されている。
【0031】次に、本実施例のセラミック被覆製造装置
によるジルコニア(ZrO2 )厚膜を被覆する場合につ
いて説明する。基材2にジルコニアを被覆する場合に
は、皮膜と同種のジルコニアからなるターゲット材5を
真空チャンバー1内に装着し、主真空排気装置P1によ
って真空チャンバー1を10-4Pa程度の真空度になる
まで真空引きする。次に、電子銃4からターゲット材5
に電子ビームを照射する。電子ビーム照射によりターゲ
ット材5の表面が溶融し基材2への成膜が行われる。ま
たこれと同時に、ターゲット材5を構成している陰イオ
ンガスである酸素をガス供給装置7からガス導入口6を
通して真空チャンバー1内に導入する。このようにして
形成したセラミック皮膜3は、薄い膜厚のものでも50
μm,厚いものでは500μmの厚さを持った皮膜を形
成することができる。
【0032】前述したように、本発明では、厚膜セラミ
ック皮膜の成膜過程で陰イオンガスを導入しており、こ
の時の圧力は最大で10Paになる。このような圧力で
は、電子ビームが正常に動作せず、また酸素ガスを導入
した場合は、電子ビームを発生させるフィラメントの寿
命が極端に短くなる。そこで、電子銃4に局所真空排気
装置P2 を連結させて電子銃4を局所的に高真空に排気
し、電子ビームを発生させるフィラメント近傍を10-3
Pa台以下の真空度として、長時間の安定したビーム発
生を実現している。また好ましくは、電子銃4の筐体を
密閉構造にし局所真空排気装置P2 を連結させている。
【0033】また、本発明では図2に示すように、アノ
ード10の前面に前カバー11を密閉状態になるように
取り付け、電子銃筐体12を密閉状態にしている。電子
ビーム通過窓13は、電子ビームがスキャンされる最小
領域の大きさにしてあり、更に局所排気用フランジ14
をフィラメント15の近傍に取り付け、局所真空排気が
できる構造としている。
【0034】また本発明の製造装置は、ターゲット材1
個に対し1個の電子銃を組み合わせた構成を基本構成と
しているが、厚膜のセラミック皮膜を安定して形成する
ため、長時間の成膜が可能なようにターゲット材複数個
と電子銃1個の構成に、また好ましくはターゲット材1
個と電子銃複数個の構成に、また好ましくはターゲット
材複数個と電子銃複数個の構成にしている。また好まし
くは、複数個の電子銃において電子銃電源を共有とし、
各電子銃と電子銃電源とは切り替えスイッチ(切替装
置)を用いた切替方式としている。
【0035】図3は本発明の第2実施例(請求項5、請
求項11及び請求項13対応)の構成図である。図に示
すように、本実施例ではターゲット材1個に対し電子銃
が2個と電子銃電源が1個の場合を示している。すなわ
ち、真空チャンバー1内に設置されたターゲット材5に
対し、電子銃4-1と4-2が配設され、電子銃電源8と切
り替えスイッチ9が接続されている。そして、電子銃4
-1と4-2には局所排気装置P2 が連結されている。
【0036】本実施例においては、電子銃4-1を用いて
ターゲット材5を蒸発させて成膜を行うが、成膜中にフ
ィラメントの寿命が断線した場合は、切り替えスイッチ
9を電子銃4-2に切り替えることにより長時間の成膜が
可能となり、厚膜のセラミック皮膜を形成することがで
きる。
【0037】図4は本発明の第3実施例(請求項6、請
求項12及び請求項13対応)の構成図である。図に示
すように、本実施例ではターゲット材3個に対し電子銃
3個と電子銃電源が1個の場合を示している。すなわ
ち、真空チャンバー1内に設置されたターゲット材5-
1、5-2、5-3に対し、電子銃4-1、4-2、4-3が配設
され、電子銃電源8と切り替えスイッチ9が接続されて
いる。
【0038】本実施例では、電子銃4-1によりターゲッ
ト材5-1を、次に電子銃4-2によりターゲット材5-2
を、更に電子銃4-3によりターゲット材5-3を蒸発さ
せ、厚膜のセラミック皮膜を形成する。またいずれかの
電子銃によって3個のターゲット材を蒸発させることも
できる。あるいは複数個の電子銃電源を各々の電子銃に
配設することにより複数個のターゲット材を同時に蒸発
させることもできる。また、図4の第3実施例の変形例
として、電子銃に局所排気装置を連結させることにより
電子銃の更なる長寿命化を図る事ができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
〜請求項14対応)によれば、低真空陰イオンガス雰囲
気下で、電子ビームにより厚膜のセラミック皮膜を長時
間安定して形成することができ、さらに局所真空排気装
置を電子銃筐体に連結しており、また複数個の電子銃を
配設し、あるいは各々の電子銃に局所真空排気装置を連
結し、さらに電子銃筐体を密閉構造として局所真空排気
装置を連結しているので、安定して厚膜のセラミック皮
膜形成ができる長寿命のセラミック被覆製造装置を実現
できる。
【0040】また、本発明(請求項15対応)によれ
ば、従来よりも10倍から100倍厚い数10μmから
数100μm厚さを持つセラミック皮膜を部材に形成さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のセラミック被覆製造装置
の概略構成図。
【図2】図1の電子銃の概略構成図。
【図3】本発明の第2実施例の電子銃とターゲット材の
構成図。
【図4】本発明の第3実施例の電子銃とターゲット材の
構成図。
【符号の説明】
1…真空チャンバー、2…基材、3…セラミック皮膜、
4…電子銃、5…ターゲット材、6…ガス導入口、7…
ガス供給装置、8…電子銃電源、9…切り替えスイッ
チ、10…アノード、11…前カバー、12…電子銃筐
体、13…電子ビーム通過窓、14…フランジ、15…
フィラメント、C…ルツボ、P1 …主真空排気装置、P
2 …局所真空排気装置。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバー内で部材にセラミック皮
    膜を形成するセラミック被覆製造装置において、前記セ
    ラミック皮膜と同種類のセラミックインゴットを前記真
    空チャンバー内に配置し、このセラミックインゴットを
    ターゲット材とすると共に、このターゲット材を構成す
    る陰イオン元素のガスを導入しながら、低真空雰囲気下
    で電子銃による電子ビーム照射により前記ターゲット材
    を蒸発させて前記部材にセラミック皮膜を形成してなる
    ことを特徴とするセラミック被覆製造装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記真空チャンバーに配設された電子銃に局
    所真空排気装置を連結したことを特徴とするセラミック
    被覆製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記ターゲット材1個に対して1個の電子銃
    を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミック
    被覆製造装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記ターゲット材複数個に対して1個の電子
    銃を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミッ
    ク被覆製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記ターゲット材1個に対して複数個の電子
    銃を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミッ
    ク被覆製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記ターゲット材複数個に対して複数個の電
    子銃を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミ
    ック被覆製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載のセラミッ
    ク被覆製造装置において、前記複数個の電子銃に対して
    当該電子銃の個数より少ない電子銃電源と、前記電子銃
    と前記電子銃電源を切り替える切替え装置を備えたこと
    を特徴とするセラミック被覆製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記真空チャンバーに配設された電子銃筐体
    を密閉構造とし、この電子銃筐体上部に電子ビームのス
    キャン領域だけを開けた蓋を配設し、前記電子銃のフィ
    ラメント近傍の筐体に局所排気装置を連結したことを特
    徴とするセラミック被覆製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のセラミック被覆製造装置
    において、前記ターゲット材1個に対して1個の電子銃
    を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミック
    被覆製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のセラミック被覆製造装
    置において、前記ターゲット材複数個に対して1個の電
    子銃を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミ
    ック被覆製造装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のセラミック被覆製造装
    置において、前記ターゲット材1個に対して複数個の電
    子銃を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラミ
    ック被覆製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のセラミック被覆製造装
    置において、前記ターゲット材複数個に対して複数個の
    電子銃を組み合わせた構成としたことを特徴とするセラ
    ミック被覆製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12記載のセ
    ラミック被覆製造装置において、前記複数個の電子銃に
    対して当該電子銃の個数より少ない電子銃電源と、前記
    電子銃と前記電子銃電源を切り替える切替え装置を備え
    たことを特徴とするセラミック被覆製造装置。
  14. 【請求項14】 真空チャンバー内で部材にセラミック
    皮膜を形成するセラミック被覆製造方法において、前記
    セラミック皮膜と同種類のセラミックインゴットをター
    ゲット材として用い、このターゲット材を構成する陰イ
    オン元素のガスを導入しながら、低真空雰囲気下で電子
    ビームにより前記ターゲット材を蒸発させて前記部材に
    セラミック被覆を形成することを特徴とするセラミック
    被覆製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至請求項13記載のセラミ
    ック被覆製造装置または請求項14記載のセラミック被
    覆製造方法により、前記部材に数10μmから数100
    μm厚さを持つセラミック皮膜を形成してなることを特
    徴とするセラミック被覆部材。
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