JP2000094848A - 印刷用マスク材及び該印刷用マスク材を用いた印刷用マスクの作製方法 - Google Patents

印刷用マスク材及び該印刷用マスク材を用いた印刷用マスクの作製方法

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JP2000094848A
JP2000094848A JP10263252A JP26325298A JP2000094848A JP 2000094848 A JP2000094848 A JP 2000094848A JP 10263252 A JP10263252 A JP 10263252A JP 26325298 A JP26325298 A JP 26325298A JP 2000094848 A JP2000094848 A JP 2000094848A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用マスク材に貼付されたラミネートフィ
ルムを極力薄くすることができる印刷用マスク材及びこ
の印刷用マスク材を用いた印刷用マスクの作製方法を提
供すること。 【解決手段】 少なくとも、印刷用マスク材10の基材
であるプラスチック板11のレーザービームの非照射面
に、厚さの薄いラミネートフィルム12を複数枚積層し
て形成された積層フィルム13を粘着剤14により貼付
し、レーザービーム加工に先立って、該プラスチック板
11に貼付された積層フィルム13のうちの、不要とな
る外層のラミネートフィルム12を所定枚数だけ剥ぎ取
る。これにより、該プラスチック板11に貼付されたラ
ミネートフィルム12の厚みを極めて薄く形成すること
ができるので、レーザービームを照射して上記印刷用マ
スク材10に貫通開口部を形成する際の加工を容易化で
きる。また、上記加工後に上記ラミネートフィルム12
を1枚ずつ順に剥離除去することにより、該剥離除去に
よる印刷用マスク26のダメージを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用マスク材、
及び、該印刷用マスク材を用いた印刷用マスクの作製方
法に関し、詳しくは、レーザによって加工される加工上
面と加工下面の双方または一方に、ラミネートフィルム
が貼付されている印刷用マスク材及び該印刷用マスク材
を用いた印刷用マスクの作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷用マスクを用いて、被印刷体上に、
インク、接着剤、クリーム半田、ペースト状の樹脂等
(以下ペーストという)の微細パターンを形成する方法
としては、一般的に、先ず、パターン状の貫通開口部が
形成された印刷用マスクを被印刷体上に密着させ、上記
ペーストをスキージにより該印刷用マスクのマスク面に
擦り付けながら展延して、余剰なペーストを該マスク面
から除去しつつ、該ペーストをパターン状の貫通開口部
に充填させ、次いで、被印刷体から印刷用マスクを取り
去って、該パターン状の貫通開口部から該ペーストを被
印刷体上に転写し、貫通開口部に対応するペーストのパ
ターンを被印刷体上に形成する印刷方法が採られてい
る。
【0003】しかしながら、上記印刷用マスク、特に、
微細なパターンの貫通開口部を形成した印刷用プラスチ
ックマスク(以下、単に「プラスチックマスク」とい
う)には、主として次のような2つの問題点があった。
【0004】すなわち、上記プラスチックマスクの場
合、加工対象物である印刷用マスク材としてのプラスチ
ック板をエキシマレーザーにより微細パターンの貫通開
口形成加工を行う時に、該プラスチック板が加工テーブ
ルに密着していないところでは、貫通開口部の下端にプ
ラスチックの薄膜が残る現象(以下、「薄膜残り」とい
う)が発生する。
【0005】ここで、エキシマレーザーにより形成され
た上記プラスチック板の貫通開口部は、通常、上広がり
のテーパ状になる。そこで、上記プラスチックマスクを
用いてペースト印刷を行う際には、該プラスチックマス
クの貫通開口形成加工時の上下を反転して貫通開口部の
テーパが下広がりとなるようにして使用している。
【0006】このため、上述のような薄膜残りが発生し
たプラスチックマスクの場合には、該プラスチックマス
クの貫通開口部上端に残っている薄膜が、該貫通開口部
へのペーストの充填性や貫通開口部からのペーストの抜
け性を阻害し、微細パターンの高品位なペースト印刷が
できないという問題点があった。
【0007】また、上記プラスチックマスクでは、加工
対象物であるプラスチック板をエキシマレーザにより微
細パターンの孔開け加工を行う時に、プラスチック板が
加工テーブルに密着していると、該加工テーブル表面か
らの反射レーザー光によって、貫通開口部の下端エッジ
が丸みを帯びる現象(以下、「エッジ欠け」という)が
発生する。
【0008】このため、このプラスチックマスクでは、
該プラスチックマスクの加工時の上下を反転してペース
ト印刷を行う際に、その微細パターンの開口部上端エッ
ジが丸みを帯びた状態となるため、この開口部上端エッ
ジの丸みが貫通開口部へのペーストの充填性や貫通開口
部からのペーストの抜け性を阻害し、微細パターンの高
品位なペースト印刷ができないという問題点があった。
【0009】このような問題点を解消するために、本出
願人は、上記プラスチック板のビーム照射面と反対の面
(加工下面)に、エキシマレーザービームの少なくとも
一部を吸収する高分子フィルムからなる粘着剤付きのラ
ミネートフィルムを貼付し、ビーム照射面にエキシマレ
ーザービームを照射してプラスチック板に貫通開口部を
形成したのち、該ラミネートフィルムを除去するプラス
チックマスクの作製方法を提案した(特開平8−238
743号公報)。
【0010】このプラスチックマスクの作製方法によれ
ば、上記プラスチック板の加工下面にエキシマレーザー
ビームの少なくとも一部を吸収する高分子フィルムから
なるラミネートフィルムが貼付された状態で、ビーム照
射面にエキシマレーザービームを照射してプラスチック
板に貫通開口部が形成されたのち、該ラミネートフィル
ムが除去されるので、前述した薄膜残りやエッジ欠けが
ない、或いはエッジ欠けが極めて少ない微細パターンを
有するプラスチックマスクを作製することができる。
【0011】一方、上記プラスチック板のビーム照射面
(加工上面)にエキシマレーザービームを照射してプラ
スチック板に穴開け加工を施すと、その加工中にマスク
開口内から噴出するアブレーションガスが大気に押し戻
されて、マスク開口の周辺にカーボンの付着や熱による
ダメージが発生することがある。そこで、上記プラスチ
ックマスクを作製する場合には、上記プラスチック板の
加工上面にラミネートフィルムを貼付しておくことが望
ましい。これにより、該プラスチック板の加工中におけ
るカーボンの付着や熱によるダメージが該ラミネートフ
ィルムにのみ発生するようになるので、該ラミネートフ
ィルムを加工後に剥離除去することによって、カーボン
の付着や熱によるダメージのないプラスチック板を作製
することができるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−238
743号公報記載のラミネートフィルムが貼付された印
刷用マスク材を作製するには、例えば、上記プラスチッ
ク板としてのロール状に巻かれたプラスチックシート
と、剥離紙を介してロール状に巻かれた粘着剤付きの該
ラミネートフィルムとを、圧着ローラ間を通して巻き出
して、該ラミネートフィルムの粘着剤面と該プラスチッ
クシートとを密着させて貼り合わせ、次いで、この粘着
剤を介してラミネートフィルムが貼付されたプラスチッ
クシートを巻き取りロールで巻き取るようにしている。
このような印刷用マスク材の作製方法においては、ロー
ルからロールへの連続加工が可能であり、貼り合わせ品
質としても、気泡の巻き込みやシワの発生等のない貼り
合わせができる。
【0013】ここで、上記印刷用マスク材としてのプラ
スチック板に貼付される上記ラミネートフィルムの厚さ
は薄いほど望ましい。すなわち、上記ラミネートフィル
ムの厚さが薄いほど、上記印刷用マスク材の厚さを薄く
でき、エキシマレーザービームを照射して上記印刷用マ
スク材のプラスチック板に貫通開口部を形成する際の加
工を容易化できる。
【0014】また、このように、上記ラミネートフィル
ムの厚さを薄くして、上記印刷用マスク材の加工を容易
化することにより、該印刷用マスクの加工に要する時間
や納期を短縮でき、該印刷用マスクの生産性の向上やコ
ストダウンを図ることができる。更に、上記印刷用マス
ク材の加工が容易化されることにより、その加工装置の
負荷(加工エネルギー)が小さくて済むので、該加工装
置のコストダウンも可能となる。
【0015】ところが、上述のような印刷用マスク材の
作成方法では、上記プラスチック板と上記ラミネートフ
ィルムとを、上記圧着ローラと上記巻き取りロール間に
張架して、該プラスチック板に該ラミネートフィルムを
粘着剤で貼付加工する際に、該ラミネートフィルムに強
い張力が作用する。
【0016】従って、この種の従来の印刷用マスク材で
は、その上記ラミネートフィルムが、上記貼付加工時の
張力に耐えることができる厚みを有している必要があ
り、該ラミネートフィルムをあまり薄くすることができ
ない。このため、現状の印刷用マスク材では、例えば、
上記プラスチック板の厚みが約150μm、上記ラミネ
ートフィルム(上記粘着剤を含む)の厚みが約50μm
で、該ラミネートフィルムの厚みが、該印刷用マスク材
の厚みの1/4程度の厚みを占めていた。
【0017】一方、上記ラミネートフィルムには、上記
印刷用マスク材の加工後、該印刷用マスク材から該ラミ
ネートフィルムを剥離除去する際にも強い張力が作用す
る。従って、この種の従来の印刷用マスク材では、その
ラミネートフィルムが厚すぎると、加工後の印刷用マス
クから該ラミネートフィルムを剥離除去する際に、該印
刷用マスクにダメージを与えることがある。このため、
この種の印刷用マスク、特に、厚さが50μm以下の微
細用印刷用マスクでは、上述のような加工後の印刷用マ
スクから該ラミネートフィルムを剥離除去する際に発生
する該印刷用マスクのダメージを回避することも益々重
要となってきている。
【0018】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、印刷用マスク材に貼
付されたラミネートフィルムを極力薄くすることができ
る印刷用マスク材及びこの印刷用マスク材を用いた印刷
用マスクの作製方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、印刷用マスク材に、厚さの薄い
フィルムを複数枚積層して形成された積層フィルムから
なるラミネートフィルムが貼付されていることを特徴と
するものである。
【0020】この印刷用マスク材においては、該印刷用
マスク材に貼付されているラミネートフィルムが、厚さ
の薄いフィルムを複数枚積層した積層フィルムで構成さ
れている。ここで、上記ラミネートフィルムは、例え
ば、ポリエステルフィルムなどの極めて薄い複数枚のフ
ィルム同士を貼付加工することにより、上記圧着ローラ
と上記巻き取りロール間に張架して上記プラスチック板
と該ラミネートフィルムとを粘着剤で貼付加工する際の
張力に耐えることができる所定の厚みの積層フィルムに
形成される。これにより、この印刷用マスク材において
は、上述のようにして、上記プラスチック板に上記積層
フィルムを貼付した後、この積層フィルムの外層のフィ
ルムを所定枚数だけ剥ぎ取ることによって、該プラスチ
ック板に貼付されたラミネートフィルムの厚みを所望の
厚さに設定することができる。従って、この印刷用マス
ク材では、そのプラスチック板に貼付されたラミネート
フィルムを極めて薄く形成することができ、レーザービ
ームを照射して上記印刷用マスク材のプラスチック板に
貫通開口部を形成する際の加工を容易化できる。また、
この印刷用マスク材においては、上記プラスチック板に
エキシマレーザにより貫通開口部を加工した後、積層さ
れたラミネートフィルムを1枚ずつ順に剥離除去してい
くことにより、加工された印刷用マスクにダメージを与
えずに、該ラミネートフィルムを剥離除去することが可
能になる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の印刷用マス
ク材において、上記積層フィルムの各層の端縁に、外層
のフィルムを剥ぎ取る際の把持部が形成されていること
を特徴とするものである。
【0022】この印刷用マスク材においては、上記積層
フィルムの各層の端縁に形成されている把持部を持って
外層のフィルムを剥ぎ取ることによって、外層のフィル
ムの剥ぎ取り操作を容易に行えるようになる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1、または2の
印刷用マスク材を用いた印刷用マスクの作製方法であっ
て、該印刷用マスク材に貼付された上記積層フィルムの
外層のフィルムを所定枚数だけ除去して、該印刷用マス
クに貼付された上記ラミネートフィルムを所定の厚さに
設定し、該印刷用マスク材の加工面にレーザービームを
照射して該印刷用マスクに貫通開口部を形成したのち、
該ラミネートフィルムを除去して印刷用マスクとするこ
とを特徴とするものである。
【0024】この印刷用マスクの作製方法においては、
所定の厚さに設定されたラミネートフィルムが貼付され
た状態で、上記印刷用マスク材の加工面にレーザービー
ムを照射して該印刷用マスクに貫通開口部が形成された
のち、該ラミネートフィルムが除去される。これによ
り、上記「薄膜残り」や「エッジ欠け」がない印刷用マ
スクを、従来よりも小さな加工エネルギーにより容易に
作製できる。また、ここで、上記印刷用マスク材のレー
ザービーム照射面にも、上記ラミネートフィルムを貼付
しておくことによって、該印刷用マスク材にレーザービ
ームを照射して該印刷用マスク材を加工した際に発生す
る粉塵が該ラミネートフィルムに付着し、該加工後に該
ラミネートフィルムを除去することで、印刷用マスクへ
の該粉塵の付着が防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、プラスチック板
を素材とする印刷用マスク材、及び、この印刷用マスク
材を用いた印刷用マスクの作製方法の実施形態について
説明する。図1(a)に示すように、本実施形態に係る
印刷用マスク材10は、少なくとも、該印刷用マスク材
の基材であるプラスチック板11のレーザービームの非
照射面(加工下面)に、厚さの薄いラミネートフィルム
12を複数枚積層して形成された積層フィルム13が、
粘着剤14により貼付されている。この印刷用マスク材
10としては、例えば、上記プラスチック板11に厚さ
150μmのポリイミドフィルムを用い、上記ラミネー
トフィルム12に厚さ5μmのポリエステルフィルムを
6枚積層して厚さ30μmの積層フィルム13を形成
し、上記粘着剤14としての厚さ20μmのシリコン粘
着剤により、該プラスチック板11としてのポリイミド
フィルムに、該積層フィルム13を貼り合わせたものを
用いることができる。
【0026】また、上記印刷用マスク材10としては、
図1(b)に示すように、上記プラスチック板11の両
面、つまり、該プラスチック板11のレーザービーム照
射面(加工上面)にも、該プラスチック板11のレーザ
ービームの加工下面と同様に、厚さの薄いラミネートフ
ィルム12を複数枚積層して形成された積層フィルム1
3を、粘着剤14により貼付したものであってもよい。
このように、上記プラスチック板11の両面に、積層フ
ィルム13を粘着剤14により貼付した印刷用マスク材
10においては、後述するように、該印刷用マスク材1
0にレーザービームを照射して該印刷用マスク材10を
レーザービーム加工した際に「薄膜残り」や「エッジ欠
け」がない印刷用マスクを、従来よりも小さな加工エネ
ルギーにより容易に作製でき、且つ、該レーザービーム
加工時に発生する粉塵が上記ラミネートフィルム12に
付着するので、該加工後に該ラミネートフィルム12を
除去することで、該印刷用マスクへの該粉塵の付着を防
止できる。
【0027】上記積層フィルム13は、例えば、図2に
示すように、ロール状に巻かれたポリエステルフィルム
などの極めて薄い複数枚のラミネートフィルム12同士
が、圧着ローラ15で貼付加工されることによって形成
される。この積層フィルム13は、巻き取りロール16
によって、ロール状に巻き取られる。また、上記印刷用
マスク材10は、例えば、図3に示すように、ロール状
に巻かれた上記プラスチック板11としてのポリイミド
フィルムと、塗布ローラ17により上記粘着剤14が塗
布された上記積層フィルム13とが、上記ラミネートフ
ィルム12の場合と同様に、圧着ローラ15で貼付加工
されることによって形成される。この印刷用マスク材1
0は、巻き取りロール16によって、ロール状に巻き取
られる。このとき、上記積層フィルム13は、上述のよ
うに、該積層フィルム13を上記圧着ローラ15と上記
巻き取りロール16間に張架して、上記プラスチック板
11と該積層フィルム13とを粘着剤14で貼付加工す
る際の張力に耐えることができる厚みに形成される。
【0028】この印刷用マスク材10は、印刷用マスク
の作製に際し、上記ロールから引き出されて必要な大き
さにカットされる。そして、このカットされた印刷用マ
スク材10は、上記レーザービーム加工に先立って、図
4(a)に示すように、そのプラスチック板11に貼付
された積層フィルム13のうちの、不要となる外層のラ
ミネートフィルム12が所定枚数だけ剥ぎ取られる。こ
れにより、上記印刷用マスク材10は、図4(b)に示
すように、そのラミネートフィルム12の層厚が、上記
レーザービーム加工時の加工エネルギーにより最も加工
の容易な厚さに設定される。
【0029】このように、本実施形態に係る印刷用マス
ク材10は、そのプラスチック板11に貼付されたラミ
ネートフィルム12の厚みを極めて薄く形成することが
できるので、レーザービームを照射して上記印刷用マス
ク材10に貫通開口部を形成する際の加工を容易化でき
る。また、上述のように、上記ラミネートフィルム12
の厚さを薄くして、上記印刷用マスク材10のレーザー
ビーム加工を容易化することにより、印刷用マスクの加
工に要する時間や納期を短縮でき、該印刷用マスクの生
産性の向上やコストダウンを図ることができる。更に、
上記印刷用マスク材10のレーザービーム加工が容易化
されることにより、その加工装置の負荷(加工エネルギ
ー)が小さくて済むので、該加工装置のコストダウンも
可能となる。
【0030】なお、上記印刷用マスク材10のプラスチ
ック板11に貼付された積層フィルム13のうちの、不
要となる外層のラミネートフィルム12を所定枚数だけ
剥ぎ取る際に、該所定枚数のラミネートフィルム12を
一度に剥ぎ取ると、該プラスチック板11に残すべきラ
ミネートフィルム12まで剥ぎ取られてしまう虞があ
る。そこで、このプラスチック板11に貼付された不要
な外層のラミネートフィルム12を剥ぎ取る際には、例
えば、図4(a)に鎖線で示すように、1回の剥ぎ取り
操作で、該プラスチック板11に残された積層フィルム
13の厚みが約半分程度の厚みになるように、該不要な
外層のラミネートフィルム12を、数回に分けて順に剥
ぎ取ることが望ましい。
【0031】また、上記印刷用マスク材10のプラスチ
ック板11に貼付されるラミネートフィルム12は、図
5に示すように、上記積層フィルム13の各層のラミネ
ートフィルム12の端縁に、把持部12aを形成してお
くことが好ましい。これにより、該印刷用マスク材10
のプラスチック板11に貼付された不要な外層のラミネ
ートフィルム12を剥ぎ取る際に、上記把持部12aを
持って該ラミネートフィルム12を剥ぎ取ることによっ
て、該ラミネートフィルム12の剥ぎ取り操作を容易に
行えるようになる。
【0032】次いで、上記印刷用マスク材10は、図6
に示すように、マスク枠23に貼られたポリエステル紗
膜24に、上記ラミネートフィルム12側を下にして、
接着剤25により貼り合わせられ、該接着剤25が硬化
した後、該ポリエステル紗膜24の接着剤25の内側の
部分が切り取られることによって、上記レーザービーム
加工用の印刷用マスク26となる。ここで、図6に示す
印刷用マスク26は、上記レーザービーム加工時の状態
を示しており、該印刷用マスク26を前述したプラスチ
ックマスクとして実際に使用する場合には、図6に示し
た印刷用マスク26の上下が逆となる。
【0033】そして、上記印刷用マスク26は、図7に
示すように、そのレーザービーム加工前の状態のラミネ
ートフィルム12が、レーザ加工装置の加工用XYテー
ブル28の面に密着するように、マスク枠23がクラン
プ27により加工用XYテーブル28に固定される。次
いで、このレーザービーム加工前の印刷用マスク26
は、上記加工用XYテーブル28の移動によって、レー
ザービーム30の照射位置に精密に位置決めされる。こ
の状態で、該印刷用マスク26の上方に配置されたレー
ザー発振器29から出力されたレーザービーム30が、
遮光用アパ−チャーマスク31、集光レンズ32、及
び、レンズ33を通して、該印刷用マスク26の加工面
に照射される。
【0034】ここでは、クリプトンフッ素ガスによる波
長249nm、パルス周波数200Hz/秒に発振した
エキシマレーザビームを、集光レンズ32およびレンズ
33によってエネルギー密度1.7ジユール/cm2
なるように、ポリイミドフィルムからなる印刷用マスク
26の表面に照射し、加工速度約0.5μm/パルスの
速度でアブレーション加工を1.25秒間行った。そし
て、該アブレーション加工後、ポリエステルフィルムか
らなる上記ラミネートフィルム12を、上記接着剤(シ
リコン粘着剤)14と共に、上記プラスチック板11か
ら除去し、最狭ピッチ0.1mmの開口パターンを有す
る印刷用マスク26を得た。この得られた印刷用マスク
26は、前述の「薄膜残り」及び「エッジ欠け」のない
ものであった。
【0035】また、この印刷用マスク26をガラスエポ
キシからなる被印刷体としてのプリント基板上に密着さ
せ、20μm〜44μmの粒子径を有する固形分球形粒
子を含有する半田ペーストを、該印刷用マスク26上に
展延して、該印刷用マスク26に形成されたパターン状
貫通開口部に充填し、次いで、該被印刷体から該印刷用
マスク26を取り去って、該半田ペーストのパターンを
該被印刷体上に形成した。この結果、該貫通開口部への
半田ペーストの充填性及び該貫通開口部からの半田ペー
ストの抜け性がよく、該プリント基板上に、パターンの
欠けやにじみのない高品位なペースト印刷を行うことが
できた。また、この印刷用マスク26は、その裏面が該
半田ペーストによって汚れることが極めて少なく、その
裏面の洗浄を行うことなく100回以上繰り返し用いる
ことができた。
【0036】このような印刷用マスク26におけるプラ
スチック板11の材料としては、例えば、エキシマレー
ザーによりアブレーション加工が可能な有機高分子材料
を用いることが好ましいが、エキシマレーザーによりア
ブレーション加工が困難あるいは不可能な有機高分子材
料であっても、微細なカーボン粉、紫外線吸収剤などの
エキシマレーザーの波長光を吸収しやすい物質を混合す
ることにより、またはエキシマレーザーによりアブレー
ション加工が可能な有機高分子材料と混合することによ
り使用することができる。
【0037】また、このプラスチック板11の材料は、
印刷用マスク26として要求される特性、即ち、1)ペ
ースト、ペースト中に含まれる溶剤、又は印刷終了時の
洗浄剤等に侵されない耐薬品性、2)印刷版として使用
に耐えるための耐摩耗性、3)枠貼りのテンションでも
伸びによる寸法誤差を発生させない機械的強度、4)印
刷ペーストが抜けやすいための低摩擦性と撥水性、など
を有することが好ましい。
【0038】このようなプラスチック板11の材料とし
ては、例えば、ポリイミド、ポリエステル、エポキシ樹
脂、ポリカーボネート等のアブレーション加工が容易な
有機高分子材料、或いはアブレーション加工が困難ある
いは不可能なポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセ
タール、テフロン等のアブレーション加工が困難あるい
は不可能な有機高分子材料が挙げられ、後者については
上記のようにエキシマレーザーの波長光を吸収しやすい
物質を混合することにより、またはエキシマレーザーに
よりアブレーション加工が可能な有機高分子材料と混合
することにより使用することができる。
【0039】また、このプラスチック板11の厚さ、即
ち上記印刷用マスク26の厚さは、10μm〜500μ
m程度が好ましく、特に、クリーム半田を用いるペース
ト印刷においては、100μm〜200μm程度が好ま
しい。
【0040】また、上記印刷用マスク26は、20〜5
00Kgf・mm-2程度の曲げ弾性率を有することが好
ましい。このような厚さ及び曲げ弾性率を有することに
よって、被印刷体上に凸部があっても、印刷用マスク2
6を被印刷体上に密着させたときに、印刷用プラスチッ
クマスクと被印刷体との間の隙間をなくすか、或いは極
めて少なくすることができ、貫通開口部にペーストを充
填したときに印刷用マスク26と被印刷体との間の隙間
にペーストが入ることを防止できる。この結果、印刷さ
れたペーストパターンににじみの発生することがなく、
また、印刷用マスク26の裏面がペーストによって汚れ
ることが極めて少なく、前述したように、その裏面の洗
浄を行うことなく印刷用マスク26を繰り返し用いるこ
とができる。
【0041】一方、この印刷用マスク26の作製方法に
用いるラミネートフィルム12の材料としては、上記プ
ラスチック板11に用いた材料と同じ材料からなる高分
子フィルムを用いるのが好ましい。また、このラミネー
トフィルム12の厚さは、5μm程度が好ましい。更
に、該ラミネートフィルム12としては、上記プラスチ
ック板11から該ラミネートフィルム12を除去する際
に、該ラミネートフィルム12が割れたり、裂けたり、
ちぎれたりせずに、きれいに剥離できる靱性を有するも
のが好ましい。
【0042】ところで、上記ラミネートフィルム12に
は、上記印刷用マスク材10の加工後、該印刷用マスク
材10から該ラミネートフィルム12を剥離除去する際
にも強い張力が作用する。このため、上記ラミネートフ
ィルム12が厚すぎると、加工後の印刷用マスク26か
ら該ラミネートフィルム12を剥離除去する際に、該印
刷用マスク26にダメージを与えることがある。このた
め、この種の印刷用マスク26、特に、厚さが50μm
以下の微細用印刷用マスクでは、上述のような加工後の
印刷用マスク26から該ラミネートフィルム12を剥離
除去する際に発生する該印刷用マスク26のダメージを
回避することが重要となる。
【0043】そこで、このような印刷用マスク材10に
おいては、上記プラスチック板11にエキシマレーザに
より貫通開口部を加工した後、積層されたラミネートフ
ィルム12を1枚ずつ順に剥離除去していく。これによ
り、加工された印刷用マスク26にダメージを与えず
に、該ラミネートフィルム12を剥離除去することが可
能になる。
【0044】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、上記プ
ラスチック板に上記積層フィルムを貼付した後、この積
層フィルムの外層のフィルムを所定枚数だけ剥ぎ取るこ
とによって、該プラスチック板に貼付されたラミネート
フィルムの厚みを所望の厚さに設定することができるの
で、該プラスチック板に貼付されたラミネートフィルム
を極めて薄く形成することができ、レーザービームを照
射して上記印刷用マスク材のプラスチック板に貫通開口
部を形成する際の加工を容易化できる。また、上記プラ
スチック板の加工後、積層されたラミネートフィルムを
1枚ずつ順に剥離除去していくことにより、加工された
印刷用マスクにダメージを与えずに、該ラミネートフィ
ルムを剥離除去することができるという優れた効果があ
る。
【0045】特に、請求項2の発明によれば、上記積層
フィルムの各層の端縁に形成されている把持部を持って
外層のフィルムを剥ぎ取ることによって、外層のフィル
ムの剥ぎ取り操作を容易に行えるようになるという優れ
た効果がある。
【0046】また、請求項3の発明によれば、所定の厚
さに設定されたラミネートフィルムを貼付した状態で、
上記印刷用マスク材の加工面にレーザービームを照射し
て該印刷用マスクに貫通開口部を形成したのち、該ラミ
ネートフィルムを除去することにより、上記「薄膜残
り」や「エッジ欠け」がない印刷用マスクを、従来より
も小さな加工エネルギーにより容易に作製でき、また、
上記印刷用マスク材のレーザービーム照射面にも、上記
ラミネートフィルムを貼付しておくことによって、該印
刷用マスク材にレーザービームを照射して該印刷用マス
ク材を加工した際に発生する粉塵を該ラミネートフィル
ムに付着させ、該加工後に該ラミネートフィルムを除去
することで、印刷用マスクへの該粉塵の付着を防止でき
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施形態に係る印刷用マス
ク材の部分拡大断面図。(b)は、本発明の実施形態に
係る他の印刷用マスク材の部分拡大断面図。
【図2】上記印刷用マスク材のプラスチック板に貼付さ
れる積層フィルムの作製方法の一例を示す概念図。
【図3】上記プラスチック板に上記積層フィルムを貼付
する上記印刷用マスク材の作製方法の一例を示す概念
図。
【図4】(a)は、上記プラスチック板に貼付された積
層フィルムのうちの不要なラミネートフィルムを除去す
る過程を示す部分拡大断面図。(b)は、上記プラスチ
ック板に貼付された積層フィルムのうちの不要なラミネ
ートフィルムを除去して得られた印刷用マスク材の部分
拡大断面図。
【図5】上記プラスチック板に上記積層フィルムを貼付
した状態の上記印刷用マスク材の部分拡大斜視図。
【図6】レーザービーム加工前の印刷用マスクの一例を
模式的に示した断面図。
【図7】レーザー加工装置により上記印刷用マスクを加
工している様子の一例を模式的に示した概略断面図。
【符号の説明】
10 印刷用マスク材 11 プラスチック板 12 ラミネートフィルム 12a 把持部 13 積層フィルム 14 粘着剤 23 マスク枠 26 印刷用マスク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷用マスク材に、厚さの薄いフィルムを
    複数枚積層して形成された積層フィルムからなるラミネ
    ートフィルムが貼付されていることを特徴とする印刷用
    マスク材。
  2. 【請求項2】請求項1の印刷用マスク材において、 上記積層フィルムの各層の端縁に、外層のフィルムを剥
    ぎ取る際の把持部が形成されていることを特徴とする印
    刷用マスク材。
  3. 【請求項3】請求項1、または2の印刷用マスク材を用
    いた印刷用マスクの作製方法であって、 該印刷用マスク材に貼付された上記積層フィルムの外層
    のフィルムを所定枚数だけ除去して、該印刷用マスクに
    貼付された上記ラミネートフィルムを所定の厚さに設定
    し、該印刷用マスク材の加工面にレーザービームを照射
    して該印刷用マスクに貫通開口部を形成したのち、該ラ
    ミネートフィルムを除去して印刷用マスクとすることを
    特徴とする印刷用マスクの作製方法。
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