JP2007196562A - メタルマスクのクリーニング方法及びクリームはんだ印刷機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 清掃用フィルムを使用した効果的なメタルマスククリーニング方法とクリームはんだ印刷機を提供する。
【解決手段】 メタルマスク5を使用してクリームはんだ13をプリント基板に印刷し、所定枚数印刷する毎にメタルマスク5をクリーニングするクリームはんだ印刷機において、メタルマスク5裏面に離間して清掃用フィルム9を対向配置し、メタルマスク5を介して清掃用フィルム9上に直接クリームはんだ13を印刷することによって、メタルマスク開口部のクリーニングを行うことを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 メタルマスク5を使用してクリームはんだ13をプリント基板に印刷し、所定枚数印刷する毎にメタルマスク5をクリーニングするクリームはんだ印刷機において、メタルマスク5裏面に離間して清掃用フィルム9を対向配置し、メタルマスク5を介して清掃用フィルム9上に直接クリームはんだ13を印刷することによって、メタルマスク開口部のクリーニングを行うことを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、メタルマスクのクリーニング機構を備えたクリームはんだ印刷機とメタルマスクのクリーニング方法に関するものである。
プリント基板に表面実装部品を実装するには、プリント基板上にメタルマスクを重ね合わせ、メタルマスクの開口部を介してクリームはんだを印刷し、次いで、印刷したクリームはんだ上に表面実装部品を搭載した後に、リフロー炉を用いてはんだ付けを行う方法が一般的である。
このような表面実装部品の実装方法においては、プリント基板上に形成した部品ランド上に、クリームはんだを印刷することとなるが、印刷作業を繰り返し行っていると、メタルマスク開口部にクリームはんだが詰まることによって残留ペーストが発生し、クリームはんだの印刷擦れや印刷形状が不均一になってしまうという問題を引き起こしていた。
このような問題に対処するものとして、従来実施例としてはクリームはんだ印刷作業を数回行った後に、クリーニングペーパー、溶剤及びバキュームクリーナーによって、プリント基板との接触面側であるメタルマスクの裏面(印刷面)をクリーニングする方法が知られている。
また、プリント基板にクリームはんだを1回以上印刷するたびに、清掃用シートを配置した第二の印刷テーブルが移動し、清掃用シート上にクリームはんだを印刷することでメタルマスクのクリーニングを行う機構を持ったクリームはんだ印刷機が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
特開平10−250043号公報
しかしながら、前記した従来実施例のクリーニング方法では、メタルマスクをクリーニングするためにクリームはんだ印刷作業が中断され、稼働率が下がるという問題がある。特に、メタルマスク開口部の残留ペーストを取り除くには、バキューム吸引を行いながらクリーニングペーパー等で裏拭きをするため、クリーニングに要する時間が長い。さらに、0.4mmピッチQFP等の狭ピッチ部品のクリームはんだ印刷では、残留ペーストによる狭ピッチ開口部の詰まりを防止するために、メタルマスクのクリーニング頻度を増やす必要があり、更なる稼働率低下を招いてしまう。
また、クリームはんだの主成分は金属ボールとフラックスを混合したもので、これらの練り物であるクリームはんだを安定して印刷するためには、メタルマスク開口部内壁と金属ボールの間に潤滑剤としての役割を果たすフラックスが必要となる。しかし、バキューム方式によってメタルマスク開口部分の残留ペーストを吸引した場合、この動作によってマスク開口部内壁に付着しているフラックスを除去、もしくはフラックス表面に多量の空気が接触するためにフラックス表面が半乾き状態となり、メタルマスク開口部内壁の性状は連続印刷時とは異なるものとなってしまう。
そのため、次の印刷でマスク開口部に充填されたクリームはんだは潤滑不良を起こし、メタルマスククリーニング直後の1枚目のクリームはんだ転写量が低下するという問題を引き起こしていた。さらに、これらのクリーニング機構が印刷機内に必要となるため、構造が簡便で低価格な印刷機への展開が難しいという課題もある。
そのため、次の印刷でマスク開口部に充填されたクリームはんだは潤滑不良を起こし、メタルマスククリーニング直後の1枚目のクリームはんだ転写量が低下するという問題を引き起こしていた。さらに、これらのクリーニング機構が印刷機内に必要となるため、構造が簡便で低価格な印刷機への展開が難しいという課題もある。
また、上記提案にあるスクリーン印刷機の構造によると、クリームはんだを清掃用シートの粘着剤面に印刷し、粘着剤の接着効果でメタルマスククリーニングを実施していることから、メタルマスク開口部内壁の性状は連続印刷時と何ら変わることはなくクリーニング直後の1枚目のクリームはんだ転写量低下を抑えることが可能であるが、清掃用シートとメタルマスクを密着させずにクリームはんだ印刷を行うオフコンタクト方式のため、狭ピッチ部品の開口部分の印刷品質を維持する事が難しく、また2台の印刷テーブルが相対往復移動するために印刷機の占有スペースが大きくなり、装置自体の構造が複雑になるため機構面やコスト面においても問題がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、メタルマスクのクリーニング時間を短縮させながら、クリームはんだやフラックスの性状変化を抑えつつメタルマスク開口部分の残留ペーストを効果的に取り除くことで、生産性およびクリームはんだ印刷性を向上させ、またクリームはんだ印刷機に容易に組み込む事ができるようなメタルマスクのクリーニング方法と装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
クリームはんだ印刷機におけるメタルマスクのクリーニング方法において、メタルマスク開口部に残留しているクリームはんだを清掃用フィルムに接触させる工程と、清掃用フィルムに接触させることによりメタルマスク開口部に付着したクリームはんだのクリーニングを行う工程とを有するメタルマスクのクリーニング方法及びクリームはんだ印刷機である。
すなわち、印刷パターンを描画したメタルマスクを介してプリント基板上にクリームはんだを印刷し、所定回数の印刷を繰り返した後にメタルマスクをクリーニングするクリームはんだ印刷機において、メタルマスク裏面に離間して清掃用フィルムを対向配置し、メタルマスクを介して清掃用フィルム上に直接クリームはんだを印刷することによって、メタルマスクのクリーニングを行うことを特徴とするものである。
このように、メタルマスク裏面に清掃用フィルムを配置して、プリント基板が載置された印刷テーブルを上昇させると、プリント基板上に清掃用フィルムが張り付けられることとなる。この張り付けられた清掃用フィルムによって、プリント基板表面の凹凸が吸収されて平滑かつ柔軟性のある表面となり、清掃用フィルムを介してプリント基板とメタルマスクとの密着性は極めて良好となる。そのため、プリント基板表面の凹凸によってメタルマスクとの密着性が劣るプリント基板上へのクリームはんだ印刷と比較して、清掃用フィルム上へのクリームはんだ印刷を行った場合には、清掃用フィルムに対して接合面積が大きく密着力が強いクリームはんだの充填が行われることになる。
このように、メタルマスク裏面に清掃用フィルムを配置して、プリント基板が載置された印刷テーブルを上昇させると、プリント基板上に清掃用フィルムが張り付けられることとなる。この張り付けられた清掃用フィルムによって、プリント基板表面の凹凸が吸収されて平滑かつ柔軟性のある表面となり、清掃用フィルムを介してプリント基板とメタルマスクとの密着性は極めて良好となる。そのため、プリント基板表面の凹凸によってメタルマスクとの密着性が劣るプリント基板上へのクリームはんだ印刷と比較して、清掃用フィルム上へのクリームはんだ印刷を行った場合には、清掃用フィルムに対して接合面積が大きく密着力が強いクリームはんだの充填が行われることになる。
しかし、プリント基板表面の凹凸等により接合面積及び密着力の小さなクリームはんだの充填では、プリント基板上にクリームはんだの転写が行われたとしても、メタルマスク開口部側に持ち帰られる残留ペーストも多く存在し結果としてメタルマスク詰まりの原因となるが、プリント基板表面の凹凸を吸収することで接合面積が大きく密着力を向上させたクリームはんだ印刷を清掃用フィルム上に行うことによって、メタルマスク版離れ時に発生する清掃用フィルムから取り去ってメタルマスク側に持ち帰ろうとする作用力F1よりも、清掃用フィルム側に残ろうとするクリームはんだの密着力F2が大きく上回るため(F1<F2)、クリームはんだの抜け性が改善され残留ペーストを含むクリームはんだが清掃用フィルム上に印刷・転写されることとなる。これにより、メタルマスク開口部に存在していた残留ペーストを効果的に除去しクリーニング効果を高めることができる。
また、メタルマスク裏面(印刷面)に清掃用フィルムの粘着剤面を当接させることによって、メタルマスク開口部に存在する残留ペーストのクリーニングを行うことを特徴とするものである。このことによって、メタルマスク開口部や周辺に存在する残留ペーストが清掃用フィルムの粘着剤に付着し、そのまま清掃用フィルムを離間させることで、これら残留ペーストを効果的に除去することができる。
本発明によれば、メタルマスク開口部内の残留ペーストのみを除去し、マスク開口部内壁に存在し潤滑剤としての役割を果たすフラックスを除去したり半乾きにする等の性状変化が行われないため、メタルマスククリーニング直後の1枚目に発生することが多いクリームはんだ転写量の低下による不具合を防止することができる。
本発明によれば、通常のクリームはんだ印刷プロセスと同等の短時間でメタルマスク開口部内に存在する残留ペーストを取り除くことができるため、クリームはんだ印刷機の稼働率の向上及び高生産性の実現が可能である。また、メタルマスククリーニング直後の印刷においても、メタルマスク開口部内のクリームはんだやフラックスに性状変化がなく、安定したクリームはんだ転写量を確保することができるため、連続作業時や狭ピッチ部品のパターンにおいても良好な印刷状態を維持することが可能である。
本願発明の実施の形態は、クリームはんだを基板に印刷するためのメタルマスクの裏面に離間して、清掃用フィルムを対向配置する工程と、清掃用フィルムの上面にメタルマスクの裏面を当接させる工程と、メタルマスクの上面から、クリームはんだを清掃用フィルムに印刷する工程と、メタルマスクと清掃用フィルムを離間させる工程と、を有する。
もしくは、クリームはんだを基板に印刷するためのメタルマスクの裏面に離間して、清掃用フィルムを対向配置する工程と、清掃用フィルムの上面にメタルマスクの裏面を当接させる工程と、清掃用フィルムの下面から、清掃用フィルムを押圧して、メタルマスクと清掃用フィルムをマスクの面方向に相対的に移動する工程と、メタルマスクと清掃用フィルムを離間させる工程と、を有する。
また、プリント基板を載置するための印刷テーブルと、印刷テーブルの上面に対向配置されたメタルマスクと、メタルマスクを保持するメタルマスクフレームと、メタルマスクの上面から、メタルマスクが有する開口部を介して、プリント基板にクリームはんだを供給するスキージと、スキージを保持するスキージホルダーと、清掃用フィルムと、清掃用フィルムが巻かれた清掃用フィルム供給ローラーと、清掃用フィルムをメタルマスクと印刷テーブルの間に引き出し、巻き取る清掃用フィルム巻取りローラーと、を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、クリームはんだを清掃用フィルムから取り去ろうとする作用力F1と、クリームはんだと清掃用フィルムの間に働く力を密着力F2の関係を表した模式図、図2はクリームはんだ印刷機の実施例を概略的に示す側面図、図3はプリント基板へのクリームはんだ印刷中の状態を示した側面図、図4はメタルマスククリーニング動作前の状態を示した側面図、図5はメタルマスククリーニング中の状態を示した側面図、図6はメタルマスククリーニング後の状態を示した側面図、図7は別途クリームはんだ印刷機の実施例を概略的に示す側面図、図8はメタルマスククリーニング中の状態を示した側面図、図9はメタルマスク開口部の詰まり状態を示すパターン図、図10は清掃用フィルムに印刷を行い、メタルマスククリーニングを行う状態の主要部拡大側面図、図11は清掃用フィルム粘着剤面にメタルマスク開口部を接触させ、メタルマスククリーニングを行う状態の主要部拡大側面図である。
図2から8において、このクリームはんだ印刷機は大きく分類して、印刷を行うためのマスク1、スキージブロック2、印刷テーブル3、クリーニング機構としての清掃部4で構成されている。
図2から8において、このクリームはんだ印刷機は大きく分類して、印刷を行うためのマスク1、スキージブロック2、印刷テーブル3、クリーニング機構としての清掃部4で構成されている。
これらを詳述すると、マスク1は、印刷パターンが描画された開口をもつメタルマスク5と、これを張って保持するメタルマスクフレーム6とで構成される。
スキージブロック2は、メタルマスク5上でクリームはんだ13を刷りながら塗布するスキージ7と、スキージ7を保持したスキージホルダー8とで構成されている。
そして、図3に示すようにクリームはんだ印刷時には、一体化されているスキージ7とスキージホルダー8とがメタルマスク5上を矢印方向にクリームはんだ13を刷りながら移動し、このときメタルマスク5を介してプリント基板12上にクリームはんだ13が転移されて印刷される。
そして、図3に示すようにクリームはんだ印刷時には、一体化されているスキージ7とスキージホルダー8とがメタルマスク5上を矢印方向にクリームはんだ13を刷りながら移動し、このときメタルマスク5を介してプリント基板12上にクリームはんだ13が転移されて印刷される。
清掃部4は、メタルマスク5の裏面側すなわちプリント基板12側に配置され、ロール状に巻かれた長尺の清掃用フィルム9は清掃用フィルム供給ローラー10に取付けられ、引出し側を清掃用フィルム巻取りローラー11に装着した状態で構成され、これらがスキージブロック2と同様に横方向に移動できる状態となっている。
そして、清掃用フィルム9は供給ローラー10から引き出され、印刷テーブル3上に載置されたプリント基板12の上を通って巻取りローラー11に巻き取られるようにして配膳されており、またこうして巻取りローラー11で清掃用フィルム9を順次巻き取ることによって、メタルマスククリーニング動作によってクリームはんだ13が印刷された部分の清掃用フィルム交換が順次行えるようになっている。
この清掃用フィルム9は、主として基材フィルムと粘着剤で構成され、基材フィルムとしてはポリエチレン系(PE)フィルムやポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリオレフィン系(PO)フィルム等のプラスチック系フィルムが使われ、粘着剤としては粘着剤残渣等の汚染がなく被着体から容易に剥がすことができる微粘着材料が使われる。例えば、日立化成工業株式会社製のヒタレックス(試し印刷用透明低粘着シート)や表面保護用途のフィルム等で、かつフィルム厚み15μm〜100μmで柔軟性があれば清掃用フィルムとして使用することができる。
このクリームはんだ13としては、Sn−Pb系、Sn−Ag−Cu系、Sn−Ag−In−Bi系、Sn−Zn系、Sn−Bi系等のものが用いられる。また、スキージ7としては、ゴムあるいは金属製のものが用いられる。
この様に構成されたクリームはんだ印刷機の動作について説明する。まずは、プリント基板12にクリームはんだ13を印刷する場合は、清掃部4は図2に示すようにメタルマスク5および印刷テーブル3から外れた格納位置に配置され、プリント基板12への印刷作業の邪魔にならない位置におかれる。そして、図3に示すように印刷テーブル3の所定の位置に載置されたプリント基板12を、メタルマスク5の裏面に密着当接されて配置させる。この状態でスキージ7が図3における矢印方向に移動し、クリームはんだ13がメタルマスク5の開口部を介してプリント基板12の所定のパターンに転移されて印刷される。
こうして、クリームはんだ13の印刷が何回か行われ、メタルマスク5の開口部には次第に残留ペースト16が付着してくるが、この状態の典型的なパターンを図9に示す。同図に示すように、残留ペースト16はメタルマスク5の開口部17の側壁に付着するため、開口部17は次第に狭まり、結果としてクリームはんだ印刷時の擦れや印刷形状が不安定等の不良要因が生まれる。
そのため、清掃部4を用いてのメタルマスククリーニングが行われる。なお、クリーニングが行われる間隔については印刷不良の影響が出る前の任意の回数で実行されるが、そのためには事前に印刷可能回数の実力を試験等により把握し、設定しておくことが必要となる。
このクリーニング動作では、プリント基板12が印刷テーブル3の所定の位置に載置された後に、巻取りローラー11がプリント基板12の直上を移動して、プリント基板12上に清掃用フィルム9が張られる。図4は、清掃用フィルム9がプリント基板上に配置された状態を示している。
このクリーニング動作では、プリント基板12が印刷テーブル3の所定の位置に載置された後に、巻取りローラー11がプリント基板12の直上を移動して、プリント基板12上に清掃用フィルム9が張られる。図4は、清掃用フィルム9がプリント基板上に配置された状態を示している。
ここで、印刷テーブル3が上昇しプリント基板12がメタルマスク5の裏面に清掃用フィルム9を介して密着当接される。上述のようにプリント基板12にはんだを印刷したのと同様に、メタルマスク5の開口部を介してクリームはんだ13の印刷が行われる。図5は、清掃用フィルム9にクリームはんだ13を印刷している状態を示している。
その後、清掃用フィルム9が張られたプリント基板12と印刷テーブル3が降下して、清掃用フィルム9がメタルマスク5から離間することで、メタルマスククリーニングが完了することとなる。クリームはんだが印刷された清掃用フィルム9の該当部分は巻取りローラー11に巻き取られて、その後巻取りローラー11は上述のようにメタルマスク5および印刷テーブル3から外れた格納位置に配置され、プリント基板への印刷作業の邪魔にならない位置におかれる。図6は、清掃用フィルム9にクリームはんだ13を印刷し印刷テーブル3を降下させた状態、図10は清掃用フィルム9に印刷されたクリームはんだ13の状態を示している。
なお、上記実施例は、巻取りローラー11を移動させるようにしたが、供給ローラー10を移動させるようにしてもよく、また巻取りローラー11をなくして手動または他の手段で清掃用フィルム9をプリント基板12上に配置または張り付けるようにしてもよい。
図7を用いて本願発明の実施例2について構成されたクリームはんだ印刷機について説明する。
清掃部4は、清掃用フィルム供給ローラー10に取付けられたロール状に巻かれた清掃用フィルム9と、ヘッド部14及びガイドローラ15、清掃用フィルム巻取りローラー11によって構成される。
まずは、プリント基板12にクリームはんだ13を印刷する場合は、清掃部4は図7に示すようにメタルマスク5および印刷テーブル3から外れた格納位置に配置され、プリント基板12への印刷作業の邪魔にならない位置におかれる。そして、清掃用フィルム9は粘着剤面がメタルマスク5側に来るように配置される。
ここで、メタルマスク5のクリーニングを行う場合、巻取りローラー11がプリント基板12の直上を移動、遅れてヘッド部14がメタルマスク開口部16に対応する位置まで移動する。
そして、清掃用フィルム9を介してメタルマスク5の裏面にヘッド部14を押し付けながら、スキージ7の場合と同様に矢印方向に移動させ、メタルマスク5の裏面を払拭し、かつメタルマスク開口部17に存在する残留ペースト16が粘着剤面上に貼り付いたまま剥ぎ取られる。
そして、清掃用フィルム9を介してメタルマスク5の裏面にヘッド部14を押し付けながら、スキージ7の場合と同様に矢印方向に移動させ、メタルマスク5の裏面を払拭し、かつメタルマスク開口部17に存在する残留ペースト16が粘着剤面上に貼り付いたまま剥ぎ取られる。
図8はメタルマスク5にヘッド部14を用いて清掃用フィルム9を押し付けている状態、図11は清掃用フィルム9の粘着剤面側に貼り付いた残留ペースト16の状態を示している。
その後、ヘッド部14が降下してメタルマスク5の裏面から離間することで、メタルマスククリーニングが完了することとなる。クリームはんだが印刷された清掃用フィルム9の該当部分は巻取りローラー11に巻き取られて、その後巻取りローラー11は上述のようにメタルマスク5および印刷テーブル3から外れた格納位置に配置され、プリント基板への印刷作業の邪魔にならない位置におかれる。
なお、上記実施例は、巻取りローラ11及びガイドローラ15を移動させるようにしたが、これらを固定してヘッド部14のみ移動してメタルマスク5に押し付ける構造としてもよい。
また、実施例1と2いずれにおいてもメタルマスク5の印刷面側に撥水撥油性の特殊コーティングを施したものを本発明と併用することで、メタルマスク開口部17に存在する残留ペースト16をより効果的に除去することができる。
また、従来のクリーニング方式であるクリーニングペーパー、溶剤(IPA)及びバキュームクリーナー等の機能を装備したクリームはんだ印刷機に、本願発明を加えても差し支えないものとする。
1 マスク
2 スキージブロック
3 印刷テーブル
4 清掃部
5 メタルマスク
6 メタルマスクフレーム
7 スキージ
8 スキージホルダー
9 清掃用フィルム
10 清掃用フィルム供給ローラー
11清掃用フィルム巻取りローラー
12 プリント基板
13 クリームはんだ
14 ヘッド部
15 ガイドローラ
16 残留ペースト
17 メタルマスク開口部
18 粘着剤
19 クリームはんだの密着面積
20 作用力F1
21 密着力F2
2 スキージブロック
3 印刷テーブル
4 清掃部
5 メタルマスク
6 メタルマスクフレーム
7 スキージ
8 スキージホルダー
9 清掃用フィルム
10 清掃用フィルム供給ローラー
11清掃用フィルム巻取りローラー
12 プリント基板
13 クリームはんだ
14 ヘッド部
15 ガイドローラ
16 残留ペースト
17 メタルマスク開口部
18 粘着剤
19 クリームはんだの密着面積
20 作用力F1
21 密着力F2
Claims (12)
- クリームはんだを基板に印刷するためのメタルマスクの裏面に離間して、清掃用フィルムを対向配置する工程と、
前記清掃用フィルムの上面に前記メタルマスクの裏面を当接させる工程と、
前記メタルマスクの上面から、前記クリームはんだを前記清掃用フィルムに印刷する工程と、
前記メタルマスクと前記清掃用フィルムを離間させる工程と、
を有するメタルマスクのクリーニング方法。 - クリームはんだを基板に印刷するためのメタルマスクの裏面に離間して、清掃用フィルムを対向配置する工程と、
前記清掃用フィルムの上面に前記メタルマスクの裏面を当接させる工程と、
前記清掃用フィルムの下面から、前記清掃用フィルムを押圧して、前記メタルマスクと前記清掃用フィルムを前記マスクの面方向に相対的に移動する工程と、
前記メタルマスクと前記清掃用フィルムを離間させる工程と、
を有するメタルマスクのクリーニング方法。 - 前記清掃用フィルムを対向配置する工程において、
前記清掃用フィルムを、前記清掃用フィルムを供給するローラーから引き出し、
前記メタルマスクと前記清掃用フィルムを離間させる工程において、
前記清掃用フィルムを、前記清掃用フィルムを収納するローラーに巻き取る、請求項1または2に記載のメタルマスクのクリーニング方法。 - 前記清掃用フィルムは、クリームはんだ接触との密着力が、前記メタルマスクとクリームはんだとの密着力よりも強く、メタルマスクの開口部に付着したクリームはんだを取り除く請求項1から3のいずれか一項に記載のメタルマスクのクリーニング方法。
- 前記清掃用フィルムは、基材フィルムと、前記基材フィルムの上面に形成された粘着剤からなり、前記粘着剤によって前記メタルマスクや他の被着体に接着する請求項1から3のいずれか一項に記載のメタルマスクのクリーニング方法。
- 前記クリームはんだと前記清掃用フィルムを接触させる工程において、
前記清掃用フィルムの前記粘着剤を有する面を、前記メタルマスクの裏面に貼り付けて、
前記メタルマスクの開口部に付着したクリームはんだと接触させる請求項1から3のいずれか一項に記載のメタルマスクのクリーニング方法。 - クリームはんだ印刷機におけるメタルマスクのクリーニング方法において、
前記メタルマスクの開口部に残留しているクリームはんだを清掃用フィルムに接触させる工程と、
清掃用フィルムに接触させることにより前記メタルマスク開口部に付着したクリームはんだのクリーニングを行う工程と、
を有するメタルマスクのクリーニング方法。 - 前記メタルマスクのクリーニングを行う工程において、
前記メタルマスクの開口部に付着したクリームはんだ及びフラックスの性状変化を加えることなく取り除く請求項7に記載のメタルマスクのクリーニング方法。 - プリント基板を載置するための印刷テーブルと、
前記印刷テーブルの上面に対向配置されたメタルマスクと、
前記メタルマスクを保持するメタルマスクフレームと、
前記メタルマスクの上面から、前記メタルマスクが有する開口部を介して、前記プリント基板にクリームはんだを供給するスキージと、
前記スキージを保持するスキージホルダーと、
清掃用フィルムと、
前記清掃用フィルムが巻かれた清掃用フィルム供給ローラーと、
前記清掃用フィルムを前記メタルマスクと前記印刷テーブルの間に引き出し、巻き取る清掃用フィルム巻取りローラーと、
を有するクリームはんだ印刷機。 - 前記清掃用フィルムは長尺な帯状で前記清掃用フィルム供給ローラーに巻かれ、
前記清掃用フィルム巻取りローラーは、前記フィルムを供給ローラーから前記清掃用フィルムを必要量引き出し、巻き取る、巻取り機構を有する請求項9に記載のクリームはんだ印刷機。 - 前記清掃用フィルム巻取りローラーは、前記清掃用フィルムを前記メタルマスクのクリーニングを行う場合にのみ前記清掃用フィルム巻取りローラーから引き出し、クリーニング時以外は空きスペースに前記清掃用フィルム巻取りローラーを格納する移動機構を有する請求項10に記載のクリームはんだ印刷機。
- メタルマスクのクリーニング機構を備えたクリームはんだ印刷機において、
プリント基板または印刷テーブルの上面に配置するために設けられた清掃用フィルムと、
前記清掃用フィルムの上面に設けられた前記メタルマスクと、
を有するクリームはんだ印刷機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006018922A JP2007196562A (ja) | 2006-01-27 | 2006-01-27 | メタルマスクのクリーニング方法及びクリームはんだ印刷機 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007196562A true JP2007196562A (ja) | 2007-08-09 |
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ID=38451634
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JP (1) | JP2007196562A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016055580A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 日本電気株式会社 | 半田印刷機 |
JP2016055579A (ja) * | 2014-09-12 | 2016-04-21 | 日本電気株式会社 | 半田印刷機 |
JP2018047665A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 富士機械製造株式会社 | クリーニング装置 |
-
2006
- 2006-01-27 JP JP2006018922A patent/JP2007196562A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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