JP2000094663A - 改善されたインクジェットプリンティング方法 - Google Patents

改善されたインクジェットプリンティング方法

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JP2000094663A
JP2000094663A JP11247130A JP24713099A JP2000094663A JP 2000094663 A JP2000094663 A JP 2000094663A JP 11247130 A JP11247130 A JP 11247130A JP 24713099 A JP24713099 A JP 24713099A JP 2000094663 A JP2000094663 A JP 2000094663A
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Thomas W Smith
ダブリュ スミス トーマス
Kathleen M Mcgrane
エム マックグラン キャサリーン
David J Luca
ジェイ ルカ デビッド
William W Limburg
ダブリュ リンバーグ ウィリアム
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンティング方法におい
て、画像における連続色調およびグレースケールを実現
する。 【解決手段】 (1)発色液の付着と固定液の付着との
間の時間を制御することによる発色反応を抑える時期の
制御、(2)発色液の1種の量の制限による発色反応の
程度の制御、または(3)発色液の滴の重なり面に対す
る滴配置制御による画素サイズの制御によって、画像に
おける連続色調およびグレースケールを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンティング方法に関する。更に詳しくは、本発明は、
発色液(「インキ」)を基板上に噴出させるインクジェ
ットプリンティング方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】公知の組成物および方
法が所期の目的に適する一方で、インクジェットプリン
ティング方法の改善が必要とされている。そのうえ、普
通紙上への写真品質画像の形成を可能にするインクジェ
ットプリンティング方法が必要とされている。更に、色
範囲の増加を可能にするインクジェットプリンティング
方法が必要とされている。加えて、色強度の向上を可能
にするインクジェットプリンティング方法が必要とされ
ている。耐変色性で耐水性の画像を形成させるインクジ
ェットプリンティング方法も必要とされている。そのう
え、望ましい処理速度を出すインクジェットプリンティ
ング方法が必要とされている。更に、滴放出器の解像度
に特に関係なく、近連続色調またはマルチグレーレベル
画像を単純な300dpi(ドット/インチ)滴放出器
で実現できるグレーレベルプリンティングを可能にする
インクジェットプリンティング方法が必要とされてい
る。加えて、滴放出器の解像度に特に関係なく、連続色
調絵画像のプリンティングを可能にするインクジェット
プリンティング方法が必要とされている。可変のスポッ
トサイズの生成を可能にするインクジェットプリンティ
ング方法も必要とされている。そのうえ、高解像度画像
の生成を可能にするインクジェットプリンティング方法
が必要とされている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの実施形態
は、(a)(1)液状ビヒクルおよび発色現像剤を含む
現像組成物と、(2)液状ビヒクルおよび酸化剤を含む
酸化組成物と、(3)液状ビヒクルおよび染料発色剤を
含む着色組成物と、(4)液状ビヒクルおよび固定剤を
含む固定組成物と、をインクジェットプリンティング装
置に組み込むことと、(b)前記現像組成物の小滴を基
板上に画像状の模様で噴出させることと、(c)前記酸
化組成物の小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出させ
ることと、(d)前記着色組成物の小滴を前記基板上に
画像状の模様で噴出させることと、(e)前記固定組成
物の小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出させること
とを含み、前記現像組成物、前記酸化組成物、前記着色
組成物および前記固定組成物の4種すべてを含む画像を
保持する前記基板の、印刷画像を形成する少なくとも一
部分を形成する方法に関する。
【0004】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明は、(a)
(1)液状ビヒクルおよび発色現像剤を含む現像組成物
と、(2)液状ビヒクルおよび酸化剤を含む酸化組成物
と、(3)液状ビヒクルおよび染料発色剤を含む着色組
成物と、(4)液状ビヒクルおよび固定剤を含む固定組
成物と、をインクジェットプリンティング装置に組み込
むことと、(b)前記現像組成物の小滴を基板上に画像
状の模様で噴出させることと、(c)前記酸化組成物の
小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出させることと、
(d)前記着色組成物の小滴を前記基板上に画像状の模
様で噴出させることと、(e)前記固定組成物の小滴を
前記基板上に画像状の模様で噴出させることとを含み、
前記現像組成物、前記酸化組成物、前記着色組成物およ
び前記固定組成物の4種すべてを含む画像を保持する前
記基板の、印刷画像を形成する少なくとも一部分を形成
する方法に関する。1つの実施形態において、唯一の着
色組成物がプリンティング装置に組み込まれ、得られた
画像は単色である。もう一つの実施形態において、異な
った少なくとも2種の着色組成物がプリンティング装置
に組み込まれ、得られた画像は少なくとも2種の異なっ
た色である。1つの特定の実施形態において、異なった
3種の着色組成物がプリンティング装置に組み込まれ、
1種はシアン染料発色剤を含有し、1種はマゼンタ染料
発色剤を含有し、1種はイエロー染料発色剤を含有する
ことにより、フルカラー画像の形成を可能にする。本発
明の特定の実施形態は、(1)発色液の付着と固定液の
付着との間の時間を制御することによる発色反応を抑え
る時期の制御、(2)発色液の1種(すなわち、着色組
成物、現像組成物または酸化組成物)の量の制限による
発色反応の程度の制御、または(3)発色液の滴の重な
り面に対する滴配置制御による画素サイズの制御、によ
る画像における連続色調およびグレースケールの実現に
関する。
【0005】本発明は、上述のタイプのあらゆる連続流
インクジェットプリンタ、圧電インクジェットプリン
タ、サーマルインクジェットプリンタ、音響インクジェ
ットプリンタまたはホットメルトインクジェットプリン
タなどを含め、適するかまたは好まれるいかなるインク
ジェットプリンティング装置も用いることができる。
【0006】複合マルチカラー画像を形成するため、記
録ヘッド(現像組成物、酸化組成物、イエロー染料発色
剤を含有する着色組成物、マゼンタ染料発色剤を含有す
る着色組成物、シアン染料発色剤を含有する着色組成物
および固定組成物をそれぞれ送出する)は、キャリッジ
上に設けられたそれぞれのキャリッジホルダーに取り付
けられる。もう一つの実施形態において、4つの記録ヘ
ッドが設けられ、1つは着色組成物を送出し、得られた
画像は単色である。各カートリッジホルダーは、適切な
機械継手、電気継手および流体継手を備えて、選択され
たインキ駆動器は、制御器からの適する駆動信号に応答
して始動され、プラテン上に支持された記録基板上にカ
ートリッジからインキを噴出することができる。
【0007】「サイドシュータ」および「ルーフシュー
タ」構成の両方を含め、装置において用いるために適す
るプリントヘッドは、例えば、米国特許第4,638,
337号、第4,601,777号、第5,739,2
54号、第5,753,783号、第4,678,52
9号、第4,567,493号、第4,568,953
号、第4,789,425号、第4,985,710
号、第5,160,945号、第4,935,750
号、米国再発行特許第32,572号に開示されてい
る。
【0008】基板に付着される液体の数および、従っ
て、インキ供給源またはインキ容器の数を必要に応じて
変更できることが理解されるであろう。例えば、単色プ
リンティングの場合、プリンタは、4種の液体、すなわ
ち、現像組成物、酸化組成物、固定組成物および必要な
色の着色組成物を基板に付着させる。マルチカラープリ
ンティングにおいて、ブラックは、シアン、マゼンタお
よびイエローに加えて付着させることができ、プリンタ
は、7種の液体、すなわち、現像組成物、酸化組成物、
固定組成物、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラッ
ク着色組成物を基板に付着させる。
【0009】本発明のために適するプリンティング装置
の追加の例は、例えば、米国特許第5,568,169
号、第5,565,113号、第5,596,355
号、第5,371,531号、第4,797,693
号、第5,198,054号に開示されている。
【0010】染料発色剤、現像剤および酸化剤の付着の
いかなる順序も用いることができる。代表的には、選択
された順序は、用いられる特定の薬剤および薬剤の配合
に依存する。固定剤は常に最後に付着させる。本発明の
1つの実施形態において、固定剤の付着のタイミングは
色強度を決定する。現像剤、発色剤および酸化剤が一緒
になると、染料を形成する反応が始まる。色の強度は、
形成された染料の量に依存する。反応分布に沿った異な
った時間における固定剤の付着は、染料形成反応を停止
させ、その時点で形成された染料の量は、色調または色
強度を決定する。現像剤および発色剤は、通常、時間に
関係なく付着させることができる。しかし、一旦酸化剤
および現像剤が一緒になると、発色剤および固定剤の付
着のタイミングはより重要になる。酸化された現像剤が
非常に反応性を有するため、酸化された現像剤の形成後
比較的すぐに発色剤と反応させるべきだからである。
【0011】本発明の1つの実施形態において、特定の
色内の多くの強度または「グレー」レベルは、現像組成
物、酸化組成物および着色組成物がすべて集まる点と固
定組成物が付着する点との間の時間を制御することによ
り得ることができる。染料発色剤と酸化された現像剤と
の間の反応は、最大色強度に達しない点で停止させるこ
とができるので、色の1種以上の「グレー」レベルが生
じる。
【0012】本発明のもう一つの実施形態において、特
定の色内の多くの強度または「グレー」レベルは、現像
組成物中の発色現像剤および着色組成物中の染料発色剤
に対する反応抑制量で酸化組成物中の酸化剤を存在させ
て、一定量の現像組成物および着色組成物を、異なる量
の酸化組成物と併せて基板上に噴出させることにより得
ることができる。更に詳しくは、酸化組成物を噴出させ
るプリントヘッドは多数の通路を備えることができ、そ
れぞれが必要に応じて異なった量の酸化配合物を噴出さ
せる。あるいは、酸化組成物を噴出させるプリントヘッ
ドは、極めて微小体積の滴を噴出させることができ、酸
化組成物の多数の微小滴は、所定の画素位置で、その画
素位置で必要な色の強度、「暗さ」または飽和に応じて
付着することができる。高解像度グレーレベルプリンテ
ィングは、別の方式ではグレーレベルインクジェットプ
リンティング方法に付随しかねない処理速度の損失を伴
わずにこうして得ることができる。あるいは、酸化組成
物の量または体積の変更の代わりに、現像組成物の量ま
たは体積および/または着色組成物の量または体積を上
述の方法によって変更して、グレーレベルプリントを得
ることができる。
【0013】本発明のなおもう一つの実施形態におい
て、高解像度およびグレースケール画像は、基板上に異
なるサイズのスポットを発生させることにより形成させ
ることができる。更に詳しくは、現像組成物、着色組成
物および酸化組成物を画像状の模様で噴出させて、これ
らの3種の組成物の小滴の重なりを制御する。画素サイ
ズをこれにより調節して、可変のスポットサイズを実現
することができ、高解像度グレーレベルプリンティング
は、別の方式ではグレーレベルインクジェットプリンテ
ィング方法に付随しかねない処理速度の損失を伴わずに
こうして得ることができる。図14において概略的に示
したように、現像剤組成物小滴201、酸化組成物小滴
203および着色組成物小滴205を、重なり209の
量を変えて基板207上に噴出させることができ、よっ
て異なるサイズの画像面を形成する。フルカラープリン
ティング方法において、3種の着色組成物を用いて、例
えば、シアン、マゼンタおよびイエローの異なるサイズ
の画像面を形成させる。
【0014】現像組成物は、一般に、液状ビヒクルおよ
び発色現像剤または現像剤を含み、本発明の方法におい
て発色成分として機能する。分かりやすくするために、
現像組成物を以後インキと呼ぶ。組成物の成分を溶解す
るか、または分散させ、選択された滴噴出器に対して適
切な粘度であるかぎり、いかなる液体も液状ビヒクルの
主たる成分として用いることができる。例えば、サーマ
ルインクジェットプリンティングシステムにおいて、好
ましい液状ビヒクルは水である。連続流法、圧電インク
ジェットプリンタおよび音響インクジェットプリンタな
どを用いるものなどのその他の滴噴出器において、炭化
水素類、グリコール類、エーテル類、スルホランなどの
スルホン類、2−ピロリドンおよびN−メチルピロリド
ンなどのピロリドン類、その他の双極性非プロトン溶媒
など、およびそれらの混合物などのその他の液体を用い
ることもできる。現像組成物は、湿潤剤、浸透剤、共溶
媒または噴出補助剤などのインクジェットインキとして
のその性能を改善しうるその他の成分を含有することも
でき、それらを以後に詳細に記載する。現像組成物は、
代表的には、現像組成物の約0.05〜約15重量%、
好ましくは現像組成物の約0.1〜約10重量%、更に
好ましくは現像組成物の約0.5〜約5重量%の量で発
色現像剤を含有する。但し、その量はこれらの範囲外で
あってもよい。
【0015】発色現像剤または現像剤の例は、以下一般
の式のフェニレンジアミンを含む。
【0016】
【化1】 式中、Rは、水素原子、好ましくは1〜約4炭素原子を
有するアルキル基、または置換アルキル基である。式
中、ベンゼン環は、置換されることが可能であり、2つ
以上の置換基が共に結合して、p−フェニレンジアミ
ン、o−フェニレンジアミンおよびモノメチル−p−フ
ェニレンジアミンなどの別の環を形成することができ
る。下記一般式のN,N−ジアルキル−p−フェニレン
ジアミンは発色現像剤として特に好ましい。
【0017】
【化2】 式中、R1およびR2の各々は、他方に対して独立に、好
ましくは1〜約4炭素原子を有するアルキル基、または
置換アルキル基である。式中、ベンゼン環は、置換され
ることが可能であり、2つ以上の置換基が共に結合し
て、別の環を形成することができる。N,N−ジアルキ
ル−p−フェニレンジアミンの特定の例として、N,N
−ジメチル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチ
ル−p−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−p−
フェニレンジアミン塩酸塩、N,N−ジエチル−p−フ
ェニレンジアミンヘミ硫酸塩、N,N−ジエチル−p−
フェニレンジアミン二酸化硫黄錯体、N,N−ジエチル
−トルエン−2,5−ジアミン塩酸塩、2−(p−アミ
ノ−N−エチルアニリノ)エタノール硫酸塩、N−エチ
ル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−4−ア
ミノアニリン、N−(2−(4−アミノ−N−エチル−
m−トルイジノ)エチル)−メタンスルホンアミドセス
キ硫酸塩・水和物、2−((4−アミノ−m−トリル)
エチルアミノ)エタノール硫酸塩および4−(N−エチ
ル−N−2−メタンスルホニルアミノエチル)−2−メ
チルフェニレンジアミンセスキ硫酸塩などが挙げられ
る。最後のものは特に好ましい。それは、pHの関数と
して陽イオンおよび両性イオン形態をとって存在するこ
とができ、双方の形態は、異なった速度であろうとイオ
ン化染料発色剤と反応することができるからである。下
記式化3に示すヒドロキノン類も適する。
【0018】
【化3】 式中、ベンゼン環は、置換されることが可能であり、2
つ以上の置換基が共に結合して、ヒドロキノン、クロロ
ヒドロキノン、ブロモヒドロキノン、トルヒドロキノ
ン、メトキシヒドロキノンなど、下記式化4に示すカテ
コール、およびピロガロール、4−フェニルカテコー
ル、没食子酸、没食子酸メチル、没食子アセトフェノ
ン、ゲンチジン酸のメチルエステル、ダフネチンおよび
5,8−メタノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1,
4−ジヒドロキシナフタレンなどのカテコール誘導体な
どの別の環を形成することができる。下記式化5に示す
p−アミノフェノールも適する。
【0019】
【化4】
【化5】 式中、R1およびR2は、それぞれ他方に対して独立に、
水素原子、好ましくは1〜約4炭素原子を有するアルキ
ル基、または置換アルキル基である。式中、ベンゼン環
は、置換されることが可能であり、2つ以上の置換基が
共に結合して、p−アミノフェノール、o−アミノフェ
ノール、2−メチル−p−アミノフェノール、2−ヒド
ロキシメチル−p−アミノフェノール、1−アミノ−2
−ナフトール−6−スルホン酸(Eikonoge
n)、1−アミノ−2−ナフトール−3,6−ジスルホ
ン酸(Diogen)、4−アミノフェノール塩酸塩、
N−メチル−p−アミノフェノール(Metol)、
2,4−ジアミノフェノール(Amidol)、2,4
−ジアミノフェノール二塩酸塩、2,3,4−トリアミ
ノフェノール、トリアモール、N−(4−ヒドロキシフ
ェニル)グリシン(Glycin)、4−(ヒドロキシ
エチルアミノ)−3−メチル−1−ヒドロキシベンゼ
ン、4−(ジ(ヒドロキシエチル)アミノ)−1−ヒド
ロキシベンゼン、N−(2’−ヒドロキシ−5’−アミ
ノベンジル)−3−ヒドロキシアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−2−ベンジルアミノフェノール、2−アミノ−4
−(p−ヒドロキシベンジルアミノ)−フェノール、m
−メチル−p−ヒドロキシ−N−フェニルモルホリン、
1−(4−ヒドロキシフェニル)−ピロリジン、p−ヒ
ドロキシジフェニルアミン(Duratol)、p−ア
ミノサリチル酸(Neol)、2−メチル−4−アミノ
フェノール塩酸塩(Monomet)、N−(ヒドロキ
シエチル)−o−アミノフェノール(Atomal)お
よび3−(ヒドロキシメチル)−4−ヒドロキシアニリ
ンヘミ硫酸塩(Edinol)など、下記式化6に示す
ジフェナール(Diphenal)などの別の環を形成
することができる。2種以上の現像剤の混合物も用いる
ことができる。適する現像剤の市販例として、CD−2
[ジメチルアミノ−o−トルイジン塩酸塩、CAS#
2051−79−8]、CD−3[4−(N−エチル−
N−2−メタンスルホニルアミノエチル)−2−メチル
フェニレンジアミンセスキ硫酸塩、CAS# 2564
6−71−3]およびCD−4[2−[(4−アミノ−
m−トリル)エチルアミノ]エタノール硫酸塩、CAS
# 25646−77−9]などが挙げられ、そのすべ
ては、ニューヨーク州ロチェスターのイーストマンコダ
ック社(EastmanKodak Co.)から入手
できる。発色現像剤に関する更なる情報は、例えば、S
PSE Handbook of Photograph
ic Science and Engineerin
g,トーマス(W. Thomas,Jr.)編,Jo
hn Wiley & Sons(ニューヨーク197
3)、Neblette’s Handbook of
Photography and Reprograph
y,7th ed.,スターグ(J.Sturge)
編,Van Nostrand Reinhold C
o.(ニューヨーク1977)、Modern Pho
tographic Processing,ヘイスト
(G.Haist),John Wiley & Son
s(ニューヨーク1979)、米国特許第477,48
6号、第1,799,568号、第1,712,716
号、第1,758,892号、第1,758,762
号、第2,610,122号、第2,385,763
号、第3,622,629号、第3,762,922
号、第1,937,844号、第3,265,499
号、第3,134,673号、第3,091,530
号、第2,193,015号、第2,688,549
号、第2,688,548号、第2,691,589
号、第3,672,896号、第2,289,367
号、第3,241,967号、第3,330,839
号、第2,685,516号、第2,852,374
号、第3,672,891号、第1,939,231
号、第2,181,944号、第3,459,549
号、第1,390,260号、第1,663,959
号、第2,587,276号、第2,857,275
号、第2,857,274号、第3,293,034
号、第3,287,125号、第3,287,124
号、第3,455,916号、第2,843,481
号、第3,723,117号、第2,596,978
号、第1,082,622号、第2,220,929
号、第2,419,975号、第2,685,514
号、第3,782,949号、第853,643号、第
2,943,109号、第2,397,676号、英国
特許第1,191,535号、第295,939号、第
1,210,417号、第1,273,081号、第
1,003,783号、第928,671号、第98
9,383号、第430,264号、第767,700
号、第783,727号、第542,502号、第65
0,911号、第679,677号、第728,368
号、第757,271号、第997,033号、第76
1,301号、第954,106号、第679,678
号、第757,840号、第459,665号、第47
9,466号、第1,122,085号、第1,32
7,033号、第1,191,535号、第1,32
7,034号、第1,327,035号、第1,15
4,385号、第943,928号、第466,625
号、第466,626号、フランス特許第1,480,
920号、第1,380,163号、第325,385
号、ドイツ特許第945,606号、第955,025
号、158,741号、第857,048号、第87
0,418号、第945,606号、第1,151,1
75号、第1,047,618号、第1,079,45
5号、第34,342号、第36,746号、第97,
596号、カナダ特許第931,009号に開示されて
いる。
【0020】
【化6】 ハロゲン化銀現像方法において、現像剤は、一般に、膜
中のハロゲン化銀との相互作用によって酸化される。本
発明の場合、現像剤は、オキシダントまたは酸化剤と反
応する。現像剤は、酸化と共に染料発色剤と反応するこ
とが可能な形に転化されて、染料を形成する。例えば、
N,N−ジアルキル−p−フェニレンジアミン種の現像
剤は、酸化と共に以下の通り、キノンジアミンに転化さ
れる。
【0021】
【化7】 式中、Xはオキシダントから誘導された陰イオンであ
る。
【0022】酸化組成物は、一般に、液状ビヒクルおよ
び酸化剤を含み、本発明の方法において発色成分として
機能する。分かりやすくするために、現像組成物を以後
インキと呼ぶ。組成物の成分を溶解するか、または分散
させ、選択された滴噴出器に対して適切な粘度であるか
ぎり、いかなる液体も液状ビヒクルの主たる成分として
用いることができる。例えば、サーマルインクジェット
プリンティングシステムにおいて、好ましい液状ビヒク
ルは水である。連続流法、圧電インクジェットプリンタ
および音響インクジェットプリンタなどを用いるものな
どのその他の滴噴出器において、炭化水素類、グリコー
ル類、エーテル類、スルホランなどのスルホン類、2−
ピロリドンおよびN−メチルピロリドンなどのピロリド
ン類、その他の双極性非プロトン溶媒など、およびそれ
らの混合物などのその他の液体を用いることもできる。
酸化組成物は、湿潤剤、浸透剤、共溶媒または噴出補助
剤などのインクジェットインキとしてのその性能を改善
しうるその他の成分を含有することもでき、それらを以
後に詳細に記載する。酸化組成物は、代表的には、酸化
組成物の約0.05〜約15重量%、好ましくは酸化組
成物の約0.1〜約10重量%、更に好ましくは酸化組
成物の約0.5〜約5重量%の量で酸化剤を含有する。
但し、その量はこれらの範囲外であってもよい。酸化剤
と発色現像剤との間の反応は化学量論的であり、フルカ
ラー強度を得るために、完全な化学量論量または過剰量
の酸化剤を用いて、すべての現像剤を酸化させる。
【0023】適する酸化剤の例には、ペルオキシ二硫酸
カリウム、ペルオキシ二硫酸アンモニウム、過酸化水
素、t−ブチルヒドロペルオキシドおよびクメンヒドロ
ペルオキシドなどの化8に示すアルキルヒドロペルオキ
シド、ジ−t−ブチルペルオキシドおよびジクミルペル
オキシドなどの化9に示すジアルキルペルオキシド、ベ
ンゾイルペルオキシドおよびピバロイルペルオキシドな
どの化10に示すジアシルペルオキシド、過炭酸ナトリ
ウムなどの過炭酸塩など、および上述した化合物の混合
物が挙げられる。
【0024】
【化8】 式中、R1、R2およびR3は、それぞれ他方に対して独
立に、好ましくは1または2炭素原子を有するアルキル
基(但し、炭素原子の数は、この範囲外でありうる)、
または好ましくは7〜約9炭素原子を有するアルキルア
リール基(但し、炭素原子の数は、この範囲外でありう
る)である。
【0025】
【化9】 式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、それぞれ
他方に対して独立に、好ましくは1または2炭素原子を
有するアルキル基(但し、炭素原子の数は、この範囲外
でありうる)または好ましくは7〜約9炭素原子を有す
るアルキルアリール基(但し、炭素原子の数は、この範
囲外でありうる)である。ジアルキルペルオキシドの種
類には、t−ブチルペルオキシベンゾエートおよびt−
ブチルペルオキシイソプロピルカルボネートなどの置換
ジアルキルペルオキシド類も含む。
【0026】
【化10】 式中、R1およびR2は、それぞれ他方に対して独立に、
好ましくは1または2炭素原子を有するアルキル基、好
ましくは6〜約9炭素原子を有するアリール基、または
好ましくは7〜約9炭素原子を有するアルキルアリール
基である。上述したものなどの過酸化物は、例えば、ウ
ィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ・ケミカ
ル社(Aldrich Chemical Co.)およ
びマサチュセッツ州ワードヒルのジョンソンマシーカタ
ログ社(Johnson 、Matthey Catal
og Co.,Inc.)の部門、アルファイーサ(A
lfa Aesar)から入手できる。
【0027】記載した通り、酸化された形態をとった現
像剤は、染料発色剤と反応して染料を生成させることが
できる。着色組成物は、一般に、液状ビヒクルおよび染
料発色剤を含み、本発明の方法において発色成分として
機能する。分かりやすくするために、現像組成物を以後
インキと呼ぶ。組成物の成分を溶解するか、または分散
させ、選択された滴噴出器に対して適切な粘度であるか
ぎり、いかなる液体も液状ビヒクルの主たる成分として
用いることができる。例えば、サーマルインクジェット
プリンティングシステムにおいて、好ましい液状ビヒク
ルは水である。連続流法、圧電インクジェットプリンタ
および音響インクジェットプリンタなどを用いるものな
どのその他の滴噴出器において、炭化水素類、グリコー
ル類、エーテル類、スルホランなどのスルホン類、2−
ピロリドンおよびN−メチルピロリドンなどのピロリド
ン類、その他の双極性非プロトン溶媒など、およびそれ
らの混合物などのその他の液体を用いることもできる。
着色組成物は、湿潤剤、浸透剤、共溶媒または噴出補助
剤などのインクジェットインキとしてのその性能を改善
しうるその他の成分を含有することもでき、それらを以
後に詳細に記載する。着色組成物は、代表的には、着色
組成物の約0.05〜約15重量%、好ましくは着色組
成物の約0.1〜約10重量%、更に好ましくは着色組
成物の約0.5〜約5重量%の量で染料発色剤を含有す
る。但し、その量はこれらの範囲外であってもよい。染
料発色剤と発色現像剤との間の反応は化学量論的であ
り、フルカラー強度を得るために、完全な化学量論量ま
たは過剰量の酸化剤を用いて、すべての現像剤を酸化さ
せる。本発明の1つの実施形態において、色調または色
強度は、化学量論的に不十分な可変量の染料発色剤の付
着によって制御される。
【0028】適するシアン染料発色剤の例は、下記式化
11に示すものなどを含む、置換フェノールおよびα−
ナフトールを含む。
【0029】
【化11】 式中、Xは水素原子、塩素原子、アルコキシ基(−O
R)、アリールオキシ基(−OAr)またはチオアリー
ル基(−SAr)であり、nは反復−CH2−単位の数
を表す整数であり、好ましくは約1〜約3である。Rお
よびR’は、それぞれ他方に対して独立に、好ましくは
1〜約22炭素原子を有するアルキル基などの必要な溶
解度特性をもたらす有機セグメントあるいは−COOH
−または−SO3Hなどの極性可溶化基であり、Ar
は、置換アリール基を含む、好ましくは6〜約14炭素
原子を有するアリール基、または置換アリールアルキル
基を含む、好ましくは7〜約36炭素原子を有するアリ
ールアルキル基である。化12に示すもの、またはナト
リウム塩などのその塩であると考えられる、1−N−ス
テアロイル−3−N−(1’−ヒドロキシ−2’−ナフ
トイル)−フェニレンジアミン−4−スルホン酸などの
両親媒性シアン発色剤は、サーマルインクジェットプリ
ンティングのために適するものなどの水性インキ配合物
のために特に好ましい。
【0030】
【化12】 適するイエロー染料発色剤の例として、下記一般式に示
すβ−ケトカルボキサミドおよびピバロイルアセトアニ
リドが挙げられる。
【0031】
【化13】 式中、Xは水素原子、塩素原子、−OSO2R基、−S
2R基、−O−C(=O)R基または−SAr基であ
り、ここでRは好ましくは1〜約22炭素原子を有する
アルキル基であり、Arは好ましくは6〜約22炭素原
子を有するアリール基である。Y、Zおよび「バラス
ト」は、それぞれ他方に対して独立に、アルキル基(−
R)、カルボキシル基、スルホニル基またはアルキルア
ミド基(−NH−COR)などの可溶化基であり、ここ
でRは、好ましくは1〜約22炭素原子を有するアルキ
ル基である。置換基YおよびZは、バラスト基または可
溶化基を結合すると共に、発色剤の反応性および得られ
た染料の色相を変えるために用いることができる。酸化
された現像剤への結合は、一般に、置換基Xの置換によ
って発生する。適するイエロー染料発色剤の特定の例と
して、4−(p−トルエンスルホニルアミノ)−ω−ベ
ンゾイルアセトアニリド、α−ベンゾイル−o−メトキ
シアセトアニリドおよびジクロロアセトアニリドなどが
挙げられる。化14に示すものと考えられるパラ−ステ
アロイルアミノ−ベンゾイル−アセトアニリド−3’,
5’−ジカルボン酸、または化15に示すものと考えら
れるメタ−ステアロイルアミノ−ベンゾイル−アセトア
ニリド−パラ −カルボン酸、もしくはナトリウム塩な
どのそれらの塩などの両親媒性イエロー発色剤は、サー
マルインクジェットプリンティングのために適するもの
などの水性インキ配合物のために特に好ましい。
【0032】
【化14】
【化15】 適するマゼンタ染料発色剤の例として、化16に示す1
−アリール−2−ピラゾリン−5オン、化18に示すピ
ラゾロ−(3,2,−c)−5−トリアゾールおよび関
連異性体から誘導されるものが挙げられる。
【0033】
【化16】 式中、Xは、下記化17に示すものであり、R、R’お
よびR’’は、それぞれ他方に対して独立に、好ましく
は1〜約22炭素原子を有するアルキル基などの必要な
溶解度特性をもたらす有機セグメントあるいは−COO
H−または−SO3Hなどの極性可溶化基であり、Ar
は、置換アリール基を含む、好ましくは6〜約14炭素
原子を有するアリール基、または置換アリールアルキル
基を含む、好ましくは7〜約36炭素原子を有するアリ
ールアルキル基である。
【0034】
【化17】
【化18】 式中、Xは、塩素原子、チオアルキル基(−SR)、チ
オアリール基(−SAr)またはアリールオキシ基(−
OAr)であり、nは反復−CH2−単位の数を表す整
数であり、好ましくは0〜約3である。Rは、好ましく
は1〜約22炭素原子を有するアルキル基であり、Ar
は、好ましくは6〜約22炭素原子を有するアリール基
であり、「バラスト」は、アルキル基(−R)、カルボ
キシル基、スルホニル基またはアルキルアミド基(−N
H−COR)などの可溶化基を表し、ここでRは、好ま
しくは1〜約22炭素原子を有するアルキル基である。
シアノアセチルクマロン、化19に示すインダゾロンな
どの環式系のシアノアセチル誘導体も適する。
【0035】
【化19】 式中、Aは、水素原子あるいは溶解度、反応性、色相ま
たは安定性などの特性を最適化するために選択される置
換基である。例えば、スルホン酸塩(−SO3)または
カルボン酸塩(−COOH)などの置換基は、水性液中
で用いるために水溶性および適合性を改善することがで
きる。適するマゼンタ染料発色剤の特定の例には、2−
シアノアセチルクマロンおよび1−(2,4,6−トリ
クロロフェニル)−3−p−ニトロアニリノ−2−ピラ
ゾリン−5−オンなどが挙げられる。化20に示す(式
中、Xは水素原子または塩素原子)ものと考えられる3
−ヘプタデシル−1−(4’−スルホフェニル)−2−
ピラゾリン−5−オン、化21に示すものと考えられる
1−(5’−スルホ−3’−ステアロイル−アミノフェ
ニル)−2−ピラゾリン−5−オン、またはナトリウム
塩などのそれらの塩などの両親媒性マゼンタ発色剤は、
サーマルインクジェットプリンティングに用いるために
適するものなどの水性インキ配合物のために特に好まし
い。染料発色剤に関する更なる情報は、例えば、SPS
E Handbook of Photographic
Science and Engineering,トー
マス(W. Thomas,Jr.)編,John Wi
ley & Sons(ニューヨーク1973)、Neb
lette’s Handbook of Photog
raphy and Reprography,7th
ed.,スターグ(J.Sturge)編,Van N
ostrand Reinhold Co.(ニューヨー
ク1977)および「The Chemistry of
Color Photography」,ガイダ(W.
C.Guida)ら,Journalof Chemi
cal Education,Vol.52,No.1
0,p.622(1975年10月)に開示されてい
る。
【0036】
【化20】
【化21】 現像組成物、着色組成物および酸化組成物の少なくとも
1つは、酸化された現像剤と染料発色剤との間のカップ
リング反応を進めるために十分にアルカリ性のpHのも
のである。従って、これらの組成物の少なくとも1つ
は、代表的には、塩基および/または緩衝液も含む。一
般に、酸化組成物中に塩基および/または緩衝液を含め
ることが最も単純であるが、現像組成物および/または
着色組成物も、カップリング反応を可能にするために適
切なレベルにそのpHを調節することができる。塩基お
よび/または緩衝液を含有し、カップリング反応を可能
にするためにpH調節された組成物は、以後pH調節済
み組成物と呼ぶ。pH調節済み組成物のpHは、一般
に、約9を超え、好ましくは約10〜約13である。但
し、その値はこの範囲外でありうる。必要なpHを得る
ためにpH調節済み組成物に添加することができる組成
物の例は、水酸化ナトリウムおよび水酸化テトラメチル
アンモニウムなどの水酸化物、炭酸カリウムまたは燐酸
ナトリウムなど、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0037】固定組成物は、一般に、液状ビヒクルおよ
び固定剤を含む。分かりやすくするために、固定組成物
を以後インキと呼ぶ。組成物の成分を溶解するか、また
は分散させ、選択された滴噴出器に対して適切な粘度で
あるかぎり、いかなる液体も液状ビヒクルの主たる成分
として用いることができる。例えば、サーマルインクジ
ェットプリンティングシステムにおいて、好ましい液状
ビヒクルは水である。連続流法、圧電インクジェットプ
リンタおよび音響インクジェットプリンタなどを用いる
ものなどのその他の滴噴出器において、炭化水素類、グ
リコール類、エーテル類、スルホランなどのスルホン
類、2−ピロリドンおよびN−メチルピロリドンなどの
ピロリドン類、その他の双極性非プロトン溶媒など、お
よびそれらの混合物などのその他の液体を用いることも
できる。固定組成物は、湿潤剤、浸透剤、共溶媒または
噴出補助剤などのインクジェットインキとしてのその性
能を改善しうるその他の成分を含有することもでき、そ
れらを以後に詳細に記載する。固定組成物は、代表的に
は、弱酸試薬と還元剤との混合物である。酸は、初期に
形成された画像中の現像組成物、着色組成物および/ま
たは酸化組成物からの塩基を中和するために十分な量で
固定組成物中に存在する。還元剤は、初期に形成された
画像中の過剰の酸化組成物を抑えるために十分な量で固
定組成物中に存在する。固定組成物は、代表的には、固
定組成物の約0.1〜約10重量%、好ましくは固定組
成物の約1〜約5重量%の量で固定混合物を含有する。
但し、その量はこれらの範囲外であってもよい。
【0038】適する弱酸固定組成物の例として、アスコ
ルビン酸、フタル酸、安息香酸、酢酸、マレイン酸、コ
ハク酸、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、
コポリ(スチレン/マレイン酸)およびコポリ(メチル
ビニルエーテル/マレイン酸)など、およびそれらの混
合物が挙げられる。適する還元固定組成物の例として、
アスコルビン酸、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリ
ウム、グルコースおよびその他の還元糖など、およびそ
れらの混合物が挙げられる。
【0039】上述した通り、現像組成物、酸化組成物、
着色組成物および固定組成物(以後、集合的に、本発明
の、または本発明のためのインキまたはインキ組成物と
呼ぶ)はすべて、一般に、インクジェットプリンティン
グ装置中のインクジェットインキとして用いるために好
適にさせる組成物を有する。インクジェットインキは、
一般に、水性液状ビヒクルを含有する。液状ビヒクル
は、水のみからなることが可能であり、あるいはエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コール、グリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、アミド
類、エーテル類、尿素、置換尿素、エーテル類、カルボ
ン酸およびそれらの塩、エステル類、アルコール類、有
機硫化物、有機スルホキシド、スルホン(スルホランな
ど)、アルコール誘導体、カルビトール、ブチルカルビ
トール、セルソルブ、トリプロピレングリコールモノメ
チルエーテル、エーテル誘導体、アミノアルコール、ケ
トン、N−メチルピロリドン、2−ピロリドン、シクロ
ヘキシルピロリドン、ヒドロキシエーテル、アミド類、
スルホキシド、ラクトン、高分子電解質、メチルスルホ
ニルエタノール、イミダゾール、ベタインなどの水溶性
または水混和性有機成分、およびその他の水溶性または
水混和性材料、ならびにそれらの混合物と水との混合物
からなることが可能である。水と水溶性または水混和性
有機液との混合物を液状ビヒクルとして選択する場合、
水対有機成分の比は、代表的には、約100:0〜約3
0:70、好ましくは約97:3〜約40:60の範囲
である。液状ビヒクルの非水成分は、一般に、水の沸点
(100℃)よりも高い沸点を有する湿潤剤または共溶
媒として作用する。本発明のインキ組成物において、液
状ビヒクルは、代表的には、インキの約80〜約99.
9重量%、好ましくはインキの約90〜約99重量%の
量で存在する。但し、その量はこれらの範囲外であって
もよい。
【0040】本発明のインキに対するその他の任意の添
加剤には、インキの0〜約1重量%、好ましくはインキ
の約0.01〜約1重量%の量などで存在する酸または
塩基、燐酸塩、カルボン酸塩、亜硫酸塩およびアミン塩
などのpH調節剤が含まれる。1種以上の界面活性剤ま
たは湿潤剤も、インキに添加することができる。これら
の添加剤は、陽イオン、陰イオンまたは非イオン種のも
のであってもよい。適する界面活性剤または湿潤剤に
は、ラウリル硫酸ナトリウム、Tamol(登録商標)
SN、Tamol(登録商標)LG、ロームアンドハー
ス社(Rohmand Haas Company)から
入手できるTriton(登録商標)シリーズの界面活
性剤、Marasperse(登録商標)シリーズの界
面活性剤、ジーエーエフ社(GAF Company)
から入手できるIgepal(登録商標)の界面活性
剤、Tergitol(登録商標)シリーズの界面活性
剤、およびその他の市販の界面活性剤が挙げられる。こ
れらの界面活性剤および湿潤剤は、所望のまたは有効な
いかなる量でも存在し、一般にインキの0〜約15重量
%、好ましくはインキの約0.01〜約8重量%の量で
存在する。但し、その量はこの範囲外であってもよい。
【0041】本発明のインキ組成物は、一般に、サーマ
ルインクジェットプリンティング方法に用いるために適
する粘度のものである。室温(すなわち、約25℃)に
おいて、代表的には、インキ粘度は、約10センチポイ
ズ以下、好ましくは約1〜約5センチポイズ、更に好ま
しくは約1〜約4センチポイズである。但し、特に音響
インクジェットプリンティングなどの用途に対して、粘
度はこの範囲外であってもよい。
【0042】本発明のインキ組成物は、適するかまたは
望まれるいかなるpHであってもよい。現像組成物、着
色組成物および酸化組成物の少なくとも1つは、発色現
像剤と染料発色剤との間のカップリング反応を促進する
ために十分なアルカリ性である。
【0043】インクジェットプリンティングのために適
するインキ組成物は、適するいかなる方法によっても調
製することができる。代表的には、インキは成分の単純
な混合によって調製される。1つの方法は、すべてのイ
ンキ成分を共に混合することと、その混合物を濾過して
インキを得るものである。インキは、成分を混合し、必
要に応じて加熱し、濾過し、引き続いて、混合物に必要
な追加のあらゆる添加剤を添加し、均質な混合物を得る
まで、代表的には、約5〜約10分にわたり適度に振盪
しながら室温で混合することによって調製することがで
きる。あるいは、任意のインキ添加物は、すべての成分
を混合し、必要に応じて加熱し、濾過することによるな
どの必要なあらゆる手順によって行われるインキ調製過
程中にその他のインキ成分と混合することができる。
【0044】本発明の特定の1つの実施形態において、
インクジェットプリンティング装置は、ノズル中のイン
キを画像状の模様に選択的に加熱することにより、イン
キの小滴を画像状の模様中に噴出させるサーマルインク
ジェット法を用いる。特定のもう一つの実施形態におい
て、プリンティング装置は、音響ビーム(acoustic bea
m)によってインキの小滴を画像状の模様中に噴出させ
る音響インクジェット法を用いる。圧電滴オンデマンド
インクジェットプリンティング、連続流インクジェット
プリンティングまたはホットメルトインクジェットプリ
ンティングなどのその他の方法も用いることができる。
【0045】ゼロックス(Xerox)(登録商標)4
024紙、ゼロックス(Xerox)(登録商標)イメ
ージシリーズ紙、コートランド(Courtland)
4024DP紙、ノートケイ紙、ボンド紙、シャープ社
(Sharp Company)シリカ被覆紙などのシ
リカ被覆紙およびジュージョー(Jujo)紙などの普
通紙、トランスペアレンシー材料、布地、織物製品、プ
ラスチック、高分子フィルム、金属などの無機基板およ
び木材などを含め、適するあらゆる基板または記録シー
トを用いることができる。好ましい実施形態において、
方法は、普通紙などの多孔性またはインキ吸収性基板上
にプリントすることを伴う。特定の基板または受像シー
トを用いる本発明の実施形態において、特定の染料発色
剤に対する吸収層を被覆された紙を用いることは有利で
ありうる。例えば、特公平2−30107号(JP 90301
07 A)に開示された通り、受像シート中の特定の深さに
着色剤を集中させる時、色の再現の改善を達成すること
ができる。異なった色調の薬剤は、吸収層中の同じ深さ
で混ざらないからである。
【0046】実施の形態2,3,4.グレーレベル画像
の形成を可能にする本発明の特定の実施形態を、カラー
写真材料を含む写真材料および現像法の特定の状況にお
いて上で説明してきた。本発明のこれらの実施形態(す
なわち、(1)現像組成物、酸化組成物および着色組成
物すべてが集まる点と、固定組成物を付着させる点との
間の時間を制御することにより特定の色内で多くの強度
または「グレー」レベルを得る。(2)他の2つの組成
物に対する反応抑制量で抑制組成物を存在させて、
(a)現像組成物、(b)着色組成物または(c)酸化
組成物の1つの一定量を、異なる量の他の2つの組成物
と併せて基板上に噴出させることにより特定の色内で多
くの強度または「グレー」レベルを得る。(3)現像組
成物、着色組成物および酸化組成物を画像状の模様中に
噴出させて、これらの3つの組成物の小滴の重なりを制
御することにより、画素サイズを調節して可変のスポッ
トサイズを実現する)は、他の多くの特定の化学的成分
によって実現することもできる。これらの実施形態の幾
つかにおいて、固定剤は不要である。その他の実施形態
において、3種でなく2種の発色液組成物のみが用いら
れる。本発明の1つの実施形態は、(a)(1)液状ビ
ヒクルおよび少なくとも1種の発色剤を含む発色組成物
と、(2)液状ビヒクルおよび必要な色を形成させるた
めに前記発色剤と反応することができる少なくとも1種
の材料を含む反応組成物と、をインクジェットプリンテ
ィング装置に組み込むことと、(b)前記発色組成物の
小滴を基板上に画像状の模様で噴出させることと、
(c)前記反応組成物の小滴を前記基板上に画像状の模
様で噴出させることととを含み、前記発色組成物および
前記反応組成物の両方を含む画像を保持する前記基板
の、印刷画像を形成する少なくとも一部分を形成する方
法において、時間T1において、前記発色組成物は前記
基板上に画像を形成し、前記時間T1より遅い時間T2
おいて、前記反応組成物は前記画像の第1の部分P1
に付着し、前記時間T2より遅い時間T3において、前記
反応組成物は前記画像の第2の部分P2上に付着するこ
とにより、前記第1の部分P1とは異なった色強度を有
する前記第2の部分P2を形成する方法に関する。本発
明のもう一つの実施形態は、(a)(1)液状ビヒクル
および少なくとも1種の発色剤を含む発色組成物と、
(2)液状ビヒクルおよび必要な色を形成させるために
前記発色剤と反応することができる少なくとも1種の材
料を含む反応組成物と、をインクジェットプリンティン
グ装置に組み込むことと、(b)前記発色組成物の小滴
を基板上に画像状の模様で噴出させることと、(c)前
記反応組成物の小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出
させることととを含み、前記発色組成物および前記反応
組成物の両方を含む画像を保持する前記基板の、印刷画
像を形成する少なくとも一部分を形成する方法におい
て、(i)前記発色組成物および(ii)前記反応組成物
の一方を画素当たり一定体積で前記基板に付着させ、
(i)および(ii)の他方を画素当たり異なる体積で前
記基板に付着させることにより、前記印刷画像の色の強
度を変える方法に関する。本発明のなおもう一つの実施
形態は、(a)(1)液状ビヒクルおよび少なくとも1
種の発色剤を含む発色組成物と、(2)液状ビヒクルお
よび必要な色を形成させるために前記発色剤と反応する
ことができる少なくとも1種の材料を含む反応組成物
と、をインクジェットプリンティング装置に組み込むこ
とと、(b)前記発色組成物の小滴を基板上に画像状の
模様で噴出させることと、(c)前記反応組成物の小滴
を前記基板上に画像状の模様で噴出させることととを含
み、前記発色組成物および前記反応組成物の両方を含む
画像を保持する前記基板の、印刷画像を形成する少なく
とも一部分を形成する方法において、前記発色組成物の
小滴および前記反応組成物の小滴を画像状の模様で前記
基板に付着させて、前記発色組成物および前記反応組成
物の小滴が制御された模様で重なることにより、前記発
色組成物および前記反応組成物の小滴が重なる面におい
て形成される、前記基板上に異なるサイズのスポットを
形成させる方法に関する。
【0047】例えば、本発明は、2種以上の発色剤をプ
リンティングのための単一「インキ」すなわち液体組成
物に混合する実施形態を含む。例えば、発色現像剤およ
び染料発色剤を単一「インキ」すなわち液体組成物中に
含めることができ、よって別個の現像組成物にする、お
よび前記現像組成物をプリントするための別個のプリン
トヘッドおよびカートリッジにする必要がない。この実
施形態において、キノン発色現像剤の使用は、ジアミン
のより高い反応性(およびこの実施形態における潜在的
不安定性)を考慮すると、ジアミン発色現像剤よりも好
まれうる。
【0048】更に、インスタント写真に一般に用いられ
る染料現像剤分子は、別の発色現像剤および染料発色剤
分子の代わりに用いることができる。この実施形態にお
いて、発色現像剤および染料発色剤は、単一分子内で共
有結合している。他の点では、その方法は、従来の写真
技術において一般に用いられた材料に関して上述した方
法に似ている。染料現像剤分子および染料現像剤分子の
使用のための方法に関する追加の情報は、例えば、「C
olor Photography,Instan
t」,ワルワース(Vivian K Walwort
h)およびメルビス(Stanley H.Mervi
s)著, The Encyclopedia of Ch
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01号、米国特許第3,201,384号、米国特許第
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(M.Idelson)、カーデイ(I.R.Kard
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7)、イデルソン(E.M.Idelson),Dye
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およびロガーズ(H.G.Rogers)、イデルソン
(E.M.Idelson)、シーチュー(R.F.
W.Cieciuch、ブルーム(S.M.Bloo
m),J.Photogr.Sci.,22,138
(1974)に開示されている。
【0049】更に、酸化剤またはpH変更剤と反応しな
い場合および酸化剤またはpH変更剤と反応するまで、
代表的には無色であるルエコ染料またはバット染料は、
酸化剤またはpH変更剤と併用で用いて、それらの染料
を視覚化することができる。この実施形態において、固
定剤は不要である。他の点では、その方法は、従来の写
真技術において一般に用いられた材料に関して上述した
方法に似ている。ルエコ染料およびバット染料ならびに
それらの使用のための方法に関する追加の情報は、例え
ば、IBM Thechnical Disclosur
e Bulletin,Vol.23,No.4,p.
1387(1980年9月)、米国特許第1,055,
115号、英国特許15055/12、ドイツ特許25
7,167に開示されている。
【0050】更に、金属バナジン酸塩およびポリフェノ
ール化合物、例えば、没食子酸、タンニン酸、ジヒドロ
キシベンゼンカルボン酸またはジヒドロキシナフタレン
カルボン酸は、耐久性ブラック画像を製造するために用
いることができる。他の点では、その方法は、従来の写
真技術において一般に用いられた材料に関して上述した
方法に似ている。金属バナジン酸塩およびポリフェノー
ルならびにそれらの使用のための方法に関する追加の情
報は、例えば、特公昭52−049336号(JP 77049
366 B)、英国公告特許GB1398334およびドイ
ツ公告特許DE2505077に開示されている。
【0051】
【実施例】5重量部のCD−3現像剤(4−(N−エチ
ル−N−2−メタンスルホニルアミノエチル)−2−メ
チル−フェニレンジアミンセスキ硫酸塩一水和物、ニュ
ーヨーク州ロチェスターのイーストマンコダック社(E
astman KodakCo.)から得たもの)、7
0重量部の脱イオン水、11重量部のトリプロピレング
リコールモノメチルエーテル(ドワノール(DOWAN
OL)(登録商標)TPM、ダウケミカル社(Dow
Chemical Co.)から得たもの)、10重量
部のジプロピレングリコール、0.05重量部のポリエ
チレンオキシド(ポリ(エチレングルコール)−ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル付加体、分子量18,
500、ポリサイエンシーズ(Polyscience
s)から得たもの)および3重量部の炭酸カリウムを混
合することにより、現像剤組成物を調製した。
【0052】74重量部の脱イオン水、11重量部のト
リプロピレングリコールモノメチルエーテル(ドワノー
ル(DOWANOL)(登録商標)TPM、ダウケミカ
ル社(Dow Chemical Co.)から得たも
の)、10重量部のジプロピレングリコール、0.05
重量部のポリエチレンオキシド(ポリ(エチレングルコ
ール)−ビスフェノールAジグリシジルエーテル付加
体、分子量18,500、ポリサイエンシーズ(Pol
ysciences)から得たもの)、3重量部の炭酸
カリウムおよび3重量部のペルオキソ二硫酸塩(K22
8)を混合することにより、酸化組成物を調製した。
【0053】74重量部の脱イオン水、11重量部のト
リプロピレングリコールモノメチルエーテル(ドワノー
ル(DOWANOL)(登録商標)TPM、ダウケミカ
ル社(Dow Chemical Co.)から得たも
の)、10重量部のジプロピレングリコール、0.05
重量部のポリエチレンオキシド(ポリ(エチレングルコ
ール)−ビスフェノールAジグリシジルエーテル付加
体、分子量18,500、ポリサイエンシーズ(Pol
ysciences)から得たもの)および5重量部の
α−ナフトールシアン染料発色剤(N−(2−アセトア
ミドフェネチル)−1−ヒドロキシ−2−ナフタミド、
ペンシルバニア州ピッツバーグのフィッシャーサイエン
ティフィック(Fisher Scientific)
(ACROS ORGANICS)から得たもの)を混
合することにより、シアン着色組成物を調製した。用い
た染料発色剤が5重量部のピラゾリノンマゼンタ染料発
色剤(1−(2,4,6−トリクロロフェニル)−3−
(p−ニトロアニリン)−2−ピラゾリン−5−オン、
ペンシルバニア州ピッツバーグのフィッシャーサイエン
ティフィック(Fisher Scientific)
(ACROS ORGANICS)から得たもの)であ
ったことを除いて、マゼンタ着色組成物を同じ方法によ
って製造した。用いた染料発色剤が5重量部のβ−ケト
カルボキサミドイエロー染料発色剤(2−ベンゾイルア
セトアニリド、ペンシルバニア州ピッツバーグのフィッ
シャーサイエンティフィック(Fisher Scie
ntific)(ACROS ORGANICS)から
得たもの)であったことを除いて、イエロー着色組成物
を同じ方法によって製造した。
【0054】70重量部の脱イオン水、11重量部のト
リプロピレングリコールモノメチルエーテル(ドワノー
ル(DOWANOL)(登録商標)TPM、ダウケミカ
ル社(Dow Chemical Co.)から得たも
の)、10重量部のジプロピレングリコール、0.05
重量部のポリエチレンオキシド(ポリ(エチレングルコ
ール)−ビスフェノールAジグリシジルエーテル付加
体、分子量18,500、ポリサイエンシーズ(Pol
ysciences)から得たもの)、5重量部のポリ
(メチルビニルエーテル/マレイン酸)(ガントレス
(GANTREZ)MS−955、ニュージャージー州
ウェインのジーエーエフ社(GAF Corp.)から
得たもの)および4重量部の亜硫酸ナトリウム(Na2
SO3)を混合することにより、固定組成物を調製し
た。
【0055】次に、ゼロックス(XEROX)(登録商
標)カラーゼプレッション(Color Xpress
ion)(登録商標)紙上に、マイクロリットル注入器
を用いて、制御された体積の現像剤組成物を付着させ
た。その後、現像剤組成物を含むスポット上に、酸化組
成物およびシアン着色組成物の化学量論量を直接付着さ
せて、強く着色されたシアンスポットを生じさせた。
【0056】この方法を異なる体積の酸化組成物で繰り
返し、異なる強度のシアン着色スポットを生じさせた。
【0057】現像組成物、酸化組成物および着色組成物
の小滴が完全には重ならないように、この方法を繰り返
した。現像組成物、酸化組成物および着色組成物の小滴
が重なった面においてのみ、わずかのサイズ(100%
小滴重なりで得たものに比べて)の強く着色されたシア
ンスポットを得た。
【0058】現像されたスポット上に化学量論的に過剰
の固定組成物を付着させることにより、反応を抑えた。
【0059】(a)(1)液状ビヒクルおよび発色現像
剤を含む現像組成物と、(2)液状ビヒクルおよび酸化
剤を含む酸化組成物と、(3)液状ビヒクルおよび染料
発色剤を含む着色組成物と、(4)液状ビヒクルおよび
固定剤を含む固定組成物と、をインクジェットプリンテ
ィング装置に組み込むことと、(b)前記現像組成物の
小滴を基板上に画像状の模様で噴出させることと、
(c)前記酸化組成物の小滴を前記基板上に画像状の模
様で噴出させることと、(d)前記着色組成物の小滴を
前記基板上に画像状の模様で噴出させることと、(e)
前記固定組成物の小滴を前記基板上に画像状の模様で噴
出させることとを含み、前記現像組成物、前記酸化組成
物、前記着色組成物および前記固定組成物の4種すべて
を含む画像を保持する前記基板の、印刷画像を形成する
少なくとも一部分を形成する方法。本発明の特定の実施
形態は、(1)発色液の付着と固定液の付着との間の時
間を制御することによる発色反応を抑える時期の制御、
(2)発色液の1種の量の制限による発色反応の程度の
制御、または(3)発色液の滴の重なり面に対する滴配
置制御による画素サイズの制御、による画像における連
続色調およびグレースケールの実現に関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るマルチカラー、マルチ−プリン
トヘッド、スキャナタイプのサーマルインクジェットプ
リンタの透視図である。
【図2】 マルチカラー、マルチ−プリントヘッドのサ
ーマルインクジェット記録ヘッドアセンブリにおけるノ
ズルアセンブリを示す図1のB−B断面図である。
【図3】 本発明に係る取替え可能なインクジェット供
給タンクを有するマルチカラー、シングルカラーのプリ
ントヘッドサーマルインクジェットプリンタの等角投影
図である。
【図4】 インテグラルプリントヘッドとインクコネク
タと取替え可能なインクタンクを有する図3のプリンタ
に用いるマルチカラー、シングルカラーのプリントヘッ
ドサーマルインクジェットカートリッジの部分露出図で
ある。
【図5】 本発明に係る音響インクジェットプリンタの
概要を表す側面図である。
【図6】 搬送ベルト上の記録媒体に向かって移動する
インク小滴を示すと共に、図5の装置の音響インクジェ
ットプリントヘッドの概念を示す図である。
【図7】 マーキング流体の小滴の噴射を示す第1実施
の形態の音響小滴噴射器の断面図である。
【図8】 マーキング流体の小滴の噴射を示す第2実施
の形態の音響小滴噴射器の断面図である。
【図9】 1つの噴射ユニットにおける音響小滴噴射器
のアレイを示す包括的な図である。
【図10】 カラープリントヘッドにおける複数の噴射
ユニットの機構を示す包括的な図である。
【図11】 本発明の実施の形態に係る複数噴射ユニッ
トを有する物質析出ヘッドの断面図である。
【図12】 図11の構造の透視図である。
【図13】 複数部分幅配列のサーマルインクジェット
ヘッドまたは音響インクジェットヘッドより組み立てら
れた延伸幅または十分な幅のプリントヘッドの一部を示
した上面図である。
【図14】 グレースケール画像を重なった小滴によっ
て形成させる本発明の方法を概略的に示している。
【符号の説明】
201 現像剤組成物小滴、203 酸化組成物小滴、
205 着色組成物小滴、207 基板、209 重な
り。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キャサリーン エム マックグラン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター ペレグリン ウェイ 3 (72)発明者 デビッド ジェイ ルカ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ノース ウィントン ロード 983 (72)発明者 ウィリアム ダブリュ リンバーグ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ペンフ ィールド クリアビュー ドライブ 66

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(1)液状ビヒクルおよび発色現
    像剤を含む現像組成物と、(2)液状ビヒクルおよび酸
    化剤を含む酸化組成物と、(3)液状ビヒクルおよび染
    料発色剤を含む着色組成物と、(4)液状ビヒクルおよ
    び固定剤を含む固定組成物と、をインクジェットプリン
    ティング装置に組み込むことと、(b)前記現像組成物
    の小滴を基板上に画像状の模様で噴出させることと、
    (c)前記酸化組成物の小滴を前記基板上に画像状の模
    様で噴出させることと、(d)前記着色組成物の小滴を
    前記基板上に画像状の模様で噴出させることと、(e)
    前記固定組成物の小滴を前記基板上に画像状の模様で噴
    出させることとを含み、前記現像組成物、前記酸化組成
    物、前記着色組成物および前記固定組成物の4種すべて
    を含む画像を保持する前記基板の、印刷画像を形成する
    少なくとも一部分を形成する方法。
  2. 【請求項2】 (a)(1)液状ビヒクルおよび少なく
    とも1種の発色剤を含む発色組成物と、(2)液状ビヒ
    クルおよび必要な色を形成させるために前記発色剤と反
    応することができる少なくとも1種の材料を含む反応組
    成物と、をインクジェットプリンティング装置に組み込
    むことと、(b)前記発色組成物の小滴を基板上に画像
    状の模様で噴出させることと、(c)前記反応組成物の
    小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出させることとと
    を含み、前記発色組成物および前記反応組成物の両方を
    含む画像を保持する前記基板の、印刷画像を形成する少
    なくとも一部分を形成する方法において、時間T1にお
    いて、前記発色組成物は前記基板上に画像を形成し、前
    記時間T1より遅い時間T2において、前記反応組成物は
    前記画像の第1の部分P1上に付着し、前記時間T2より
    遅い時間T3において、前記反応組成物は前記画像の第
    2の部分P2上に付着することにより、前記第1の部分
    1とは異なった色強度を有する前記第2の部分P2を形
    成する方法。
  3. 【請求項3】 (a)(1)液状ビヒクルおよび少なく
    とも1種の発色剤を含む発色組成物と、(2)液状ビヒ
    クルおよび必要な色を形成させるために前記発色剤と反
    応することができる少なくとも1種の材料を含む反応組
    成物と、をインクジェットプリンティング装置に組み込
    むことと、(b)前記発色組成物の小滴を基板上に画像
    状の模様で噴出させることと、(c)前記反応組成物の
    小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出させることとと
    を含み、前記発色組成物および前記反応組成物の両方を
    含む画像を保持する前記基板の、印刷画像を形成する少
    なくとも一部分を形成する方法において、(i)前記発
    色組成物および(ii)前記反応組成物の一方を画素当た
    り一定体積で前記基板に付着させ、(i)および(ii)
    の他方を画素当たり異なる体積で前記基板に付着させる
    ことにより、前記印刷画像の色の強度を変える方法。
  4. 【請求項4】 (a)(1)液状ビヒクルおよび少なく
    とも1種の発色剤を含む発色組成物と、(2)液状ビヒ
    クルおよび必要な色を形成させるために前記発色剤と反
    応することができる少なくとも1種の材料を含む反応組
    成物と、をインクジェットプリンティング装置に組み込
    むことと、(b)前記発色組成物の小滴を基板上に画像
    状の模様で噴出させることと、(c)前記反応組成物の
    小滴を前記基板上に画像状の模様で噴出させることとと
    を含み、前記発色組成物および前記反応組成物の両方を
    含む画像を保持する前記基板の、印刷画像を形成する少
    なくとも一部分を形成する方法において、前記発色組成
    物の小滴および前記反応組成物の小滴を画像状の模様で
    前記基板に付着させて、前記発色組成物および前記反応
    組成物の小滴が制御された模様で重なることにより、前
    記発色組成物および前記反応組成物の小滴が重なる面に
    おいて形成される、前記基板上に異なるサイズのスポッ
    トを形成させる方法。
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