JP2000093621A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000093621A
JP2000093621A JP10269218A JP26921898A JP2000093621A JP 2000093621 A JP2000093621 A JP 2000093621A JP 10269218 A JP10269218 A JP 10269218A JP 26921898 A JP26921898 A JP 26921898A JP 2000093621 A JP2000093621 A JP 2000093621A
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JP
Japan
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control board
ball
board
board box
game
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JP10269218A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Atsushi Akatsu
篤志 赤津
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機の組立時及び基板の交換時の作業が容
易で且つ相互の基板における配線の接続作業が容易な遊
技機を提供する。 【構成】 主基板ボックス110と効果音制御基板ボッ
クス94と電飾制御基板ボックス86とを相互に分離可
能な状態で且つ一括して取り付けたり取り外したりする
ことができるように1つの取付台78によって第2入賞
玉集合カバー体66に着脱自在に取り付けたことによ
り、組立時及び交換時に、3つの基板ボックス110,
94,86を一括して同時に取り外し再度一括して同時
に取り付けることができるので、その作業性が容易とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技動作を制御す
る遊技制御基板を収容する遊技制御基板ボックスと、遊
技動作に応じた効果音を発生制御する効果音制御基板を
収容する効果音制御基板ボックスと、遊技機を電気的に
装飾する電飾部品を表示制御する電飾制御基板を収容す
る電飾制御基板ボックスと、を備えた遊技機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機やスロットマシン等の
遊技機においては、遊技動作を制御する遊技制御基板の
内部に効果音を発生制御する音声合成LSIからなる音
声合成回路部を有し、電飾部品を表示制御する電飾表示
回路部を有して構成されていた。このような場合には、
遊技制御基板のCPUの負担が大きくなり、複雑な効果
音や電飾表示を行うことができないという欠点があり、
また、遊技制御基板の交換に伴い音声合成回路部や電飾
表示回路部も廃棄されるため、それらの回路部をリサイ
クルし難いという欠点があった。そこで、近年、遊技制
御基板の負担を軽減し、音声合成回路部及び電飾制御回
路部のリサイクルを促進するために、遊技制御基板と音
声合成回路部を有する効果音制御基板と、電飾表示回路
部を有する電飾制御回路基板とを分離して設ける遊技機
が僅かづつではあるが提案されている。
【0003】しかして、遊技制御基板と効果音制御基板
と電飾制御基板とを分離して設ける場合には、遊技機の
背面にそれぞれの基板を基板ボックスに収容して設ける
ことになるが、遊技機の背面には、多数の装置等が設け
られるため、それらの装置を避けて取り付けられる場合
が多く、このため、各基板ボックスが離れた位置に別々
に取り付けられいた。このため、遊技機の組立時及び基
板の交換時の作業が手間取ると共に相互の基板における
配線の接続作業が面倒であるという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した欠
点を解消するためになされたもので、その目的とすると
ころは、遊技機の組立時及び基板の交換時の作業が容易
で且つ相互の基板における配線の接続作業が容易な遊技
機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明においては、遊技動作を制御す
る遊技制御基板を収容する遊技制御基板ボックスと、遊
技動作に応じた効果音を発生制御する効果音制御基板を
収容する効果音制御基板ボックスと、遊技機を電気的に
装飾する電飾部品を表示制御する電飾制御基板を収容す
る電飾制御基板ボックスと、を備えた遊技機において、
前記遊技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと
電飾制御基板ボックスとを相互に分離可能な状態で且つ
一括して取り付けたり取り外したりすることができるよ
うに所定の部位に着脱自在に取り付けたことを特徴とす
るものである。このように構成することにより、組立時
において3つの基板ボックスを一括して同時に取り付け
ることができるため、その作業性が容易となり、また、
基板の交換時においても、3つの基板ボックスを一括し
て同時に取り外し再度一括して同時に取り付けることが
できるので、その作業性が容易となる。また、一括して
取り付けたり取り外したりすることができるので、各基
板における相互の配線の接続作業も容易となる。
【0006】また、請求項2の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾制
御基板ボックスとを1つの取付部材に着脱自在に取り付
けると共に、その取付部材を所定の部位に着脱自在に取
り付けたことにより、組立時において取付部材を取り付
けることにより3つの基板ボックスを一括して同時に取
り付けることができるため、その作業性が容易となり、
また、基板の交換時においても、取付部材の脱着により
3つの基板ボックスを一括して同時に取り外し再度一括
して同時に取り付けることができるので、その作業性が
容易となる。また、取付部材によって一括して取り付け
たり取り外したりすることができるので、各基板におけ
る相互の配線の接続作業も容易となる。更に、個々の基
板ボックスが個別に取付部材から脱着できるので、故障
等が生じた基板ボックスだけを取り外して交換すること
ができる。
【0007】また、請求項3の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスを中央に配置すると共にその両側方
に前記効果音制御基板ボックスと電飾制御基板ボックス
とを配置し、前記遊技制御基板のコネクタ実装領域に
は、前記効果音制御基板ボックス側に前記効果音制御基
板と接続するためのコネクタを実装し、前記電飾制御基
板ボックス側に前記電飾制御基板と接続するためのコネ
クタを実装したことにより、遊技制御基板と効果音制御
基板との配線の接続作業、及び遊技制御基板と電飾制御
基板との配線の接続作業が行い易いと共に配線のまとま
りが良くなるという利点がある。
【0008】また、請求項4の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾制
御基板ボックスとを所定の部位に取り付けた状態で、前
記遊技制御基板と効果音制御基板及び遊技制御基板と電
飾制御基板とがコネクタ接続されることにより、それぞ
れの基板ボックスを所定の部位に取り付けるだけで自動
的に遊技制御基板と効果音制御基板及び遊技制御基板と
電飾制御基板との間の配線接続が行われる。
【0009】更に、請求項5の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾制
御基板ボックスとは、内部に収容される遊技制御基板、
効果音制御基板、電飾制御基板が外部から視認し得るよ
うに形成されると共に、所定の部位に取り付けた状態で
相互の基板が重複しないようにしたことにより、3つの
基板ボックスが取り付けられた状態において、内部に収
容されるそれぞれの制御基板が不正改造されているか否
かを容易に確認することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1乃至図4を参照
して遊技機の一例としての弾球遊技機1の全体の構成に
ついて説明する。図1は、実施形態に係る弾球遊技機1
の正面図であり、図2は、弾球遊技機1の背面図であ
り、図3は、遊技盤の背面構造を示す斜視図であり、図
4は、電飾制御基板ボックスと効果音制御基板ボックス
と主基板ボックスの取付状態を示す斜視図である。
【0011】図1及び図2において、弾球遊技機1は、
縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の
一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成
部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠3と、該前
面枠3の前面上部に開閉自在に設けられるガラス板保持
枠4とから構成されている。また、前面枠3に設けられ
る主要構成部としては、上記したガラス板保持枠4、遊
技盤40、上皿19、灰皿29を含む下皿27、操作ハ
ンドル30、機構板150、打球発射装置124があ
る。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に
遊技者に遊技玉を貸し出すためのカードユニット装置3
1が付設されている。
【0012】ガラス板保持枠4には、後述する遊技盤4
0の遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設
され、該円形透視窓5の裏面からガラス板が装着されて
いる。また、ガラス板保持枠4には、円形透視窓5の外
周に沿って、装飾ランプ6〜8が設けられ、中央の装飾
ランプ7の上部に装飾LED11が設けられている。こ
の装飾ランプ6〜8及び装飾LED11は、遊技状態に
応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の遊技状態
の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊技の雰囲
気を盛り上げるものである。また、ガラス板保持枠4の
軸支側上部には、払い出すべく賞球が不足したこと(後
述する球切れスイッチ171が作動したとき)を報知す
る玉切れランプ9(なお、球切れスイッチ158が作動
したときも玉切れランプ9により報知してもよい)や、
入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球が払い出された
ことを報知する賞球ランプ10が設けられ、更に、ガラ
ス板保持枠4の上部左右に遊技の進行に応じた効果音を
発生するスピーカ12a,12bが設けられている。ま
た、スピーカ12a,12bの周囲には、装飾LED1
3,14が設けられている。
【0013】上記した装飾ランプ6〜8、玉切れランプ
9、賞球ランプ10、装飾LED11,13,14は、
図5に示すように、それぞれプリント配線基板で構成さ
れるランプ基板6a,7a,8a,9a,10aやLE
D基板11a,13a,14aに実装されて前面枠3の
前面側やガラス板保持枠4の裏面側に取り付けられてい
る。そして、各ランプ基板6a,7a,8a,9a,1
0aが電飾中継基板15(図5において電飾中継基板B
と表示)に接続され、各LED基板11a,13a,1
4aが電飾中継基板16(図5において電飾中継基板C
と表示)に接続されている。電飾中継基板15,16
は、後述する遊技制御基板としての主基板120からの
情報信号の種類に応じて上記した装飾ランプ6〜8、玉
切れランプ9、賞球ランプ10、装飾LED11,1
3,14を表示制御する電飾制御基板87に接続されて
いる。なお、電飾中継基板15は、前面枠3の前面側に
取り付けられ(これに対応してランプ基板も前面枠3の
前面側に取り付けられている)、電飾中継基板16は、
ガラス板保持枠4の裏面側に取り付けられている(これ
に対応してLED基板もガラス板保持枠4の裏面側に取
り付けられている)。更に、電飾中継基板15には、ド
アスイッチ17が接続されており、このドアスイッチ1
7からの入力信号は、図5に示すように、電飾中継基板
15及び後述するサンパック中継基板189を介して主
基板120に入力された後、主基板120からの情報信
号に基づいて電飾制御基板87によって一部又は全部の
ランプ6〜8、9、10を点灯制御されることによりガ
ラス板保持枠4が開放されたことを報知するようになっ
ている。また、電飾中継基板16には、前記スピーカ1
2a,12bも接続されていると共に後述する効果音制
御基板98も接続されている。効果音制御基板98は、
主基板120からの情報信号の種類に応じてスピーカ1
2a,12bを駆動制御するものである。
【0014】次に、ガラス板保持枠4の下部で開閉自在
に取り付けられる上皿19の構成について説明すると、
上皿19は、合成樹脂製の上皿開閉板18の表面に複数
の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することによ
り構成されている。上皿開閉板18には、その開放側の
上端に玉抜き操作レバー21が設けられている。この玉
抜き操作レバー21は、左右方向に移動可能に設けら
れ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移
動させることにより、上皿19に貯留されていた玉を上
皿開閉板18の裏面に形成される玉抜き路(図示しな
い)を流下させて下皿27に誘導するものである。ま
た、上皿19には、その内部に圧電ブザー22が内蔵さ
れている。この圧電ブザー22は、遊技玉の貸出異常が
生じたとき(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続
音)、あるいは遊技玉の貸出時(例えば、100円相当
の遊技玉が払い出される毎にピーという音)に、その旨
を報知する報知音が発生されるものである。
【0015】上記した上皿19について、さらに詳細に
説明すると、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、図
示しない発射位置に玉を供給するものである。また、上
皿19には、弾球遊技機1に隣接して設けられるカード
ユニット装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作
する操作部が設けられている。操作部として図1に図示
しないが、図6に示す球貸スイッチ24と返却スイッチ
25と残高表示器が実装される残高表示基板23が上皿
19の上面に臨むように設けられている。
【0016】球貸スイッチ24は、カードユニット装置
31によって遊技玉を借り受ける際に操作するものであ
り、返却スイッチ25は、遊技終了の際にカードユニッ
ト装置31のカード挿入口34に差し込まれたカードを
返却するためのものである。また、残高表示器は、カー
ドユニット装置31のカード挿入口34に差し込まれた
カードの残額が表示されるものである。なお、上皿19
に設けられる上記した球貸スイッチ24、返却スイッチ
25、残高表示器が実装される残高表示基板23から延
びる上皿配線は、前面枠3の軸支側の下部に形成される
配線通し開口(図示しない)から前面枠3の裏側に引き
出されて後述する払出制御基板191にに接続されてい
る。
【0017】更に、上皿開閉板18の開放側上部には、
前記ガラス板保持枠4を前面枠3に対して施錠し且つ前
記前面枠3を外枠に対して施錠する施錠装置121(図
2参照)を操作するためのシリンダー錠26が臨んでい
る。
【0018】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって後述す
る余剰球通路183を介して下皿用開口129から排出
される余剰の賞球を貯留するものであり、その下皿27
の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライド可能に
取付けられるようになっている。この玉抜き操作レバー
28を操作することにより、下皿27に貯留されていた
賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に移し替え
ることができる。また、下皿27の左側には、灰皿29
が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設けられて
いる。操作ハンドル30は、後述する打球発射装置12
4の発射装置電動機125(モータ)の駆動を開始せし
める単発発射スイッチ127及びタッチセンサ128
(共に図6に符号だけ表示)を内蔵していると共に、弾
発力を調節するものである。
【0019】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施形態では、弾球遊技機1にカ
ードユニット装置31が隣接されている。このカードユ
ニット装置31は、前記上皿19の上面に設けられる前
述した球貸スイッチ24や返却スイッチ25等の操作部
を操作することにより作動されるものである。しかし
て、カードユニット装置31は、使用可能状態であるか
否かを表示する使用可能表示器32と、当該カードユニ
ット装置31がいずれの側の弾球遊技機1に対応してい
るか否かを表示する連結台方向表示器33と、記録媒体
としての磁気カードを挿入するカード挿入口34とが設
けられている。そして、このように構成されるカードユ
ニット装置31は、独自の制御回路によって制御される
ものであるが、後述する払出制御基板191とカードユ
ニット配線35を介して接続されている。なお、カード
ユニット装置31を弾球遊技機1に内蔵しても良い。ま
た、本実施形態においては、遊技者に遊技玉を貸し出す
ためのユニット装置としてカードユニット装置31を例
示したが、例えば、硬貨及び/又は紙幣等を挿入し得る
ユニット装置であっても良い。また、カードユニット装
置31には、弾球遊技機1の電源コード162a(図5
参照)とは別の独立した電源コード31b(図6参照)
によって電源が供給されている。
【0020】一方、弾球遊技機1の背面には、図2に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板150が設け
られると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機125及び打球槌(図示しない)を
有する打球発射装置124が固着され、その打球発射装
置124の側方には、機構板150の後述する余剰球通
路183を流下する賞球を前記下皿27に誘導する接続
樋(図示しない)が固着され、更に、外枠2に対する前
面枠3の開放側裏面に外枠2の掛止片122に対する前
面枠3の施錠、及び前面枠3に対するガラス板保持枠4
の施錠を行う施錠装置121が設けられている。上記し
た構成のうち、打球発射装置124は、発射制御基板1
26が付設されており、この発射制御基板126によっ
て打球発射装置124が駆動制御されるようになってい
る。なお、発射制御基板126は、図6に示すように、
後述する払出制御基板191と接続されており、所定の
状態となったときに払出制御基板191から停止信号を
うけて打玉の発射を行えないようになっている。また、
下皿27の後方に対応する下皿用開口129に上記した
図示しない接続樋が固着されるが、接続樋を固着する際
には、アース用導電線130が外枠2に対する前面枠3
の開閉金具との間に敷設されるように取り付けられてい
る。
【0021】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板150の詳細な構成について
順次説明する。
【0022】まず、図1及び図2を参照して遊技盤40
について説明する。遊技盤40の正面構造について図1
を参照して説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側
に一体的に形成される遊技盤収納枠38に収納固定され
るべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面
には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り付けら
れ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とされて発
射された打玉が落下するものである。遊技領域41に
は、図示の場合、特別可変表示装置44、特別可変入賞
球装置48、普通可変入賞球装置54、普通可変表示装
置57等が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入
賞口、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多
数の障害釘が設けられ、また、遊技領域41の最下方に
は、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれ
るアウト口64が設けられている。なお、誘導レール4
2の終端には、一旦遊技領域41に打ち出された打玉が
誘導レール42に逆流しないように逆流防止部材43が
取り付けられている。
【0023】遊技領域41の構成をその遊技動作に従っ
てより詳細に説明すると、遊技領域41の中央よりやや
下方の左側に設けられる普通可変表示装置57は、遊技
領域41を落下する打玉の通過を検出する通過玉検出器
58と、該通過玉検出器58の検出信号に基づいて可変
表示して表示結果を導出する普通図柄表示器59と、普
通図柄表示器59の可変表示中に通過玉検出器58を通
過した打玉数を記憶表示する普通図柄記憶LED60
(最高4個まで記憶表示する)とが設けられている。し
かして、普通図柄表示器59の表示結果が予め定められ
た当り図柄(0〜9までの数字の可変表示において、7
が表示された場合)である場合に、普通可変入賞球装置
54が所定時間開放される。なお、普通図柄表示器59
の可変時間は、通常確率モードのときに相対的に長く
(例えば、30秒)、確率変動モードのときに相対的に
短く(例えば、3〜5秒)設定されている。
【0024】普通可変入賞球装置54は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される特別可変表示装置44と遊技領
域41の前記アウト口64の上部に配置される特別可変
入賞球装置48との間に配置され、ソレノイド55によ
って開閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞
球装置である。そして、普通可変入賞球装置54には、
始動玉検出器56が内蔵され、開放中又は閉成中に受け
入れた入賞玉を検出するようになっている。しかして、
打玉が始動玉検出器56によって検出されると特別可変
表示装置44が可変表示を開始する。なお、普通可変入
賞球装置54の開放時間は、通常確率モードのときに相
対的に短く(例えば、0.5秒)、確率変動モードのと
きに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。ま
た、普通可変入賞球装置54が開放していない場合でも
打玉を受け入れるようになっている。
【0025】特別可変表示装置44は、遊技領域41の
ほぼ中央に配置され、複数の可変表示部材(図示の場合
には、ドラム式可変表示部材)が可変表示するようにな
っている。ドラム式可変表示部材の表面には、複数の図
柄が形成されており、停止時における図柄の組合せが予
め定めた大当り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当
りラインのいずれかに揃った場合)である場合に、大当
り遊技状態となって特別可変入賞球装置48を次に説明
する所定の態様で開閉駆動するものである。ただし、大
当り図柄の組合せの一部は、確率変動図柄として設定さ
れ、この確率変動図柄で大当り遊技状態となったときに
は、その大当り遊技状態終了後における前記普通図柄表
示器59における当り図柄の出現確率や特別可変表示装
置44における大当り図柄の出現確率が高くなる確率変
動モードとなるように設定されている。なお、特別可変
表示装置44は、遊技盤40の表面側に取り付けられる
飾り基板(符号なし)と遊技盤40の裏面側に取り付け
られ且つドラム式可変表示部材を収納するドラム収納ボ
ックス68とから構成されており、そのうち飾り基板の
上部に通常入賞口47が形成され、その通常入賞口47
の下部に飾りLED45が取り付けられ、更に、下部中
央に特別可変表示装置44の可変動作中に前記始動玉検
出器56によって検出された玉数を記憶表示する特別図
柄始動記憶LED46(最高4個まで記憶表示する)が
取り付けられ、更に、符号を付与しないが飾りランプ等
も設けられている。
【0026】大当り遊技状態となったときに駆動制御さ
れる特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50によっ
て開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に
受け入れられた打玉を検出する特定玉検出器51及び入
賞個数検出器52が設けられている。また、開閉板49
の下方には、大当り遊技状態となったときの開閉板49
の開放回数と開閉板49の1回の開放中に受け入れられ
た入賞玉数とを表示する回数個数表示器53とが設けら
れている。しかして、大当り遊技状態となった場合に
は、一定時間(例えば、28秒)が経過するまで又はそ
の一定時間内に所定個数(例えば、10個)の入賞玉が
入賞するまで開閉板49を開放(以下、この開放を開放
サイクルという)し、その開放サイクル中に受け入れら
れた打玉が特定玉検出器51によって検出されたときに
継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行さ
れ、各開放サイクルにおいて継続権が成立していること
を条件に最高16回(この回転は、任意の複数回に設定
してもよい)の開放サイクルを繰り返すことができるよ
うになっている。なお、回数個数表示器53は、開放サ
イクルと開放サイクルとの間のインターバル時間中に開
閉板49の開放回数を表示し、開放サイクル中に開閉板
49によって受け入れられた入賞玉を表示するようにな
っている。更に、特別可変入賞球装置48には、符号を
付さないが通常の入賞口や開閉板49が開放しているこ
とを表示する飾りランプや継続権が成立していることを
表示する飾りランプ、及び大当り遊技状態である旨を報
知する飾りランプや飾りLEDが設けられている。
【0027】遊技領域41には、上記した構成以外に、
普通可変表示装置57の対称位置に飾りランプを内蔵す
る入賞口61が配置され、更に、特別可変表示装置44
の上部左右に飾りランプ付き風車(符号なし)、特別可
変表示装置44の下部左右に通常の風車(符号なし)、
遊技領域41の左右両側にサイド飾りランプを内蔵する
サイド飾り(符号なし)が設けられている。
【0028】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、次に説明する第1入賞玉集合カバー体65の裏面に
取り付けられる中継基板73を介して主基板120や電
飾制御基板87に接続されるようになっている。即ち、
図5に示すように、遊技盤面に設けられる各スイッチ5
1,52,56,58、各ソレノイド50,55、記憶
表示LED46,60、及び回数個数表示器53は、中
継基板73(中継基板Aと表示)を介して主基板120
に接続され、遊技盤面に設けられる飾りランプを実装し
ている飾りランプ基板62(図5では、1つの飾りラン
プ基板だけを示しているが、実際には、各飾りランプに
対応して複数の飾りランプ基板がある)や、遊技盤面に
設けられる飾りLEDを実装している飾りLED基板6
3(図5では、1つの飾りLED基板だけを示している
が、実際には、各飾りLEDに対応して複数の飾りLE
D基板がある)を介して電飾制御基板87に接続されて
いる。
【0029】一方、遊技盤40の裏面には、図2に示す
ように、前記特別可変表示装置44のドラム式可変表示
部材を収納するドラム収納ボックス68が突出して設け
られている。このドラム収納ボックス68には、ドラム
式可変表示部材と該ドラム式可変表示部材を回転駆動す
るステッピングモータとドラム式可変表示部材の絵柄を
後方から照明する照明ランプとからなるドラムユニット
が複数個収納固定され、また、ドラム収納ボックス68
の裏面には、内部で発生した熱を外部に放熱する放熱板
69が止着されている。この放熱板69の裏面には、内
部に表示制御基板71を収納する表示制御基板ボックス
70が取り付けられている。表示制御基板71は、特別
可変表示装置44のドラム式可変表示部材及び普通可変
表示装置57の普通可変表示器59の可変表示動作を主
基板120からの情報信号の種類に応じて駆動制御する
ものである。このため、表示制御基板71には、主基板
120と配線接続するためのコネクタ72が設けられて
いる。なお、普通可変表示器59を主基板120で直接
制御するようにし、表示制御基板71が制御するのは、
特別可変表示装置44だけとしても良い。
【0030】上記したドラム収納ボックス68の下部を
除く周囲には、特別可変表示装置44の上方に位置する
入賞口(本実施形態では、入賞口47)に入賞した入賞
玉を誘導する誘導通路がその前面に形成される第1入賞
玉集合カバー体65が取り付けられ、この第1入賞玉集
合カバー体65に連通するようにその下部に第2入賞玉
集合カバー体66が取り付けられている。
【0031】第1入賞玉集合カバー体65には、その中
央に前記ドラム収納ボックス68が貫通する窓孔67が
形成されると共に、一側後面に中継基板73及び情報端
子基板74が取り付けられている。中継基板73は、前
述したように遊技盤40の遊技領域41に設けられるス
イッチ、ランプ、ソレノイド、LED等の電気部品と主
基板120又は電飾制御基板87との接続を中継するも
のであり、情報端子基板74は、図5に示すように(情
報端子基板2と表示)、弾球遊技機1の営業管理上必要
な遊技情報(例えば、大当り遊技状態中である旨を報知
する大当り1情報、確率変動図柄で大当り遊技状態とな
り、その大当り状態中及びその大当りによる確率変動中
である旨を報知する大当り2情報(大当り中と確率変動
中に出力され続ける信号)、確率変動図柄による大当り
状態終了後の確率変動中である旨を報知する確率変動情
報、始動玉検出器をONした打玉の数を報知する始動口
情報、特別可変表示装置の可変動作回数を報知する図柄
確定回数1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報
知する図柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置の
開閉回数を報知する役物回数2情報等)を遊技場に設置
される管理コンピュータに出力するための外部接続端子
を有し、これらの情報が主基板120から与えられるよ
うになっている。更に、どの図柄で大当りしたか、どの
図柄で停止したか等の情報を出力するようにしてもよ
い。なお、中継基板73は、主基板120に接続される
コネクタ群が実装される中継基板73a部分と、電飾制
御基板87に接続されるコネクタ群が実装される中継基
板73b部分とに区別できるようになっている。
【0032】また、第2入賞玉集合カバー体66の後面
側には、その内部に電飾制御基板87を収容する電飾制
御基板ボックス86、その内部に遊技制御基板としての
主基板120を収容する主基板ボックス110、及びそ
の内部に効果音制御基板95を収納する効果音制御基板
ボックス94が着脱自在に取り付けられる取付部材とし
ての取付台78が第2入賞玉集合カバー体66の後面に
突設される取付台軸受部材75(図3参照)に着脱自在
に取り付けられている。主基板120は、主として遊技
動作を制御するものであるが、本実施形態においては、
遊技動作だけでなく弾球遊技機1に設けられる各種の制
御基板に対して各種の情報信号を出力するようになって
いる。そして、各種の制御基板は、主基板120から受
けた情報信号の種類に応じた制御を行うようになってい
る。この点については、後に詳述する。電飾制御基板8
7は、図5に示すように、遊技盤40の遊技領域41
(必ずしも遊技領域41の内部に設けられなくてもよ
く、遊技盤40に設けられていれば良い)に設けられる
飾りランプや飾りLED、及び前面枠3やガラス板保持
枠4に設けられる飾りランプや飾りLED等を主基板1
20からの情報信号に応じて一括して駆動制御するもの
である。また、効果音制御基板95は、前記スピーカ1
2a,12bを駆動制御するものであり、主基板120
からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音を発
生させるものである。なお、効果音制御基板95には、
音量を切り替える音切替スイッチ100が設けられてい
る。
【0033】ここで、取付部材としての取付台78及び
該取付台78に取り付けられる電飾制御基板ボックス8
6、効果音制御基板ボックス94、主基板ボックス11
0について図3及び図4を参照して説明する。図3及び
図4において、第2入賞玉集合カバー体66には、所定
間隔を離して一対の取付台軸受部材75がビス77で止
着され、その取付台軸受部材75には、軸受穴76が形
成されている。一方、3つの基板ボックス86,94,
110を着脱自在に取り付け得る取付台78は、長方形
状の板状に形成され、その裏面上部に一対の回転軸片7
9が一体的に形成され、その回転軸片79に回転軸80
が対向するように取り付けられている。回転軸80は、
前記軸受穴76に外側から嵌め込まれて取付台78を回
転自在に軸支するものである。また、取付台78の上端
には、所定間隔を置いて3つの係止片81が後方に向か
って突設されている。各係止片81には、先端下部に片
矢印状の係止爪82が形成され、先端上部に操作突片8
3が突設形成されている。また、取付台78の下辺にそ
って直角状に折曲壁84が一体的に形成されており、そ
の折曲壁84の前記係止片81の下方位置に対応する位
置に3つの係合穴85が開設されている。
【0034】上記のように構成される取付台78には、
中央の係止片81及び係合穴85に対応して主基板ボッ
クス110が着脱自在に取り付けられ、左側の係止片8
1及び係合穴85に対応して電飾制御基板ボックス86
が着脱自在に取り付けられ、右側の係止片81及び係合
穴85に対応して効果音制御基板ボックス94が着脱自
在に取り付けられている。そして、取付台78に主基板
ボックス110、電飾制御基板ボックス86、及び効果
音制御基板ボックス94を取り付けた状態においては、
各基板ボックス86,94,110が重複せず、このた
め内部に収容される基板87,95,120が相互に重
複しないようになっている。
【0035】電飾制御基板ボックス86は、電飾制御基
板87を支持する透明合成樹脂製のボックス主体86a
と電飾制御基板87の上面を被覆する透明合成樹脂製の
カバー体86bとから構成され、電飾制御基板87をボ
ックス主体86aに支持固定した状態でカバー体86b
の両側壁から延設される係止爪(図示しない)をボック
ス主体86aの側壁に形成される係止穴86cに係合さ
せることにより収容被覆するようになっている。また、
電飾制御基板ボックス86の上部には、コネクタ接続領
域が開放されており、そのコネクタ接続領域に臨む電飾
制御基板87のコネクタ実装領域には、複数の基板側コ
ネクタ88a〜88cが実装されている。本実施形態に
おいては、3つの基板側コネクタ88a〜88cが実装
されるが、図2に示すように、図示左側の基板側コネク
タ88aに中継基板73と接続される中継基板用配線8
9のコネクタ89aが接続され、図示中央の基板側コネ
クタ88bに表示制御基板71のコネクタ72と接続さ
れて電源を供給する表示制御基板用電源線90のコネク
タ90aが接続され、図示右側の基板側コネクタ88c
に主基板120と接続される主基板用配線91のコネク
タ91aが接続される。また、電飾制御基板ボックス8
6には、その上端中央に前記係止爪82と係止する係止
部92が切り欠き形成され、その下端中央に前記係合穴
85に嵌合する係合突片93が突設されている。
【0036】同様に、効果音制御基板ボックス94は、
効果音制御基板95を支持する透明合成樹脂製のボック
ス主体94aと効果音制御基板95の上面を被覆する透
明合成樹脂製のカバー体94bとから構成され、効果音
制御基板95をボックス主体94aに支持固定した状態
でカバー体94bの両側壁から延設される係止爪(図示
しない)をボックス主体94aの側壁に形成される係止
穴94cに係合させることにより収容被覆するようにな
っている。また、効果音制御基板ボックス94の上部に
は、コネクタ接続領域が開放されており、そのコネクタ
接続領域に臨む効果音制御基板95のコネクタ実装領域
には、複数の基板側コネクタ96a〜96cが実装され
ている。本実施形態においては、3つの基板側コネクタ
96a〜96cが実装されるが、図2に示すように、図
示右側の基板側コネクタ96aに電飾中継基板16と接
続される中継基板用配線97のコネクタ97aが接続さ
れ、図示中央の基板側コネクタ96bに同じく電飾中継
基板16と接続される中継基板用電源線98のコネクタ
98aが接続され、図示左側の基板側コネクタ96cに
主基板120と接続される主基板用配線99のコネクタ
99aが接続される。なお、効果音制御基板95には、
コネクタ接続領域に臨むように音量を調節する音切換ス
イッチ100も設けられている。また、効果音制御基板
ボックス94には、その上端中央に前記係止爪82と係
止する係止部101が切り欠き形成され、その下端中央
に前記係合穴85に嵌合する係合突片102が突設され
ている。また、効果音制御基板95によって合成される
効果音としては、録音した音声だけではなく楽曲やサン
プリングして録音した音、デジタル音等何でも良く、要
は、効果音とは、音声を含む全ての音である。
【0037】また、主基板ボックス110は、主基板1
20を支持する透明合成樹脂製のボックス主体111と
主基板120の上面を被覆する透明合成樹脂製のカバー
体112とから構成され、主基板120をボックス主体
111に支持固定した状態でカバー体112の両側壁か
ら延設される係止爪(図示しない)をボックス主体11
1の側壁に形成される係止穴113に係合させることに
より収容被覆するようになっている。ただし、主基板ボ
ックス110が電飾制御基板ボックス86及び効果音制
御基板ボックス94と大きく異なるのは、電飾制御基板
ボックス86及び効果音制御基板ボックス94が係止爪
を外すことによりボックス主体86a,94aとカバー
体86b,94bとを分離することができるのに対し、
主基板ボックス110においては係止爪を係止穴113
から外してもボックス主体111とカバー体112とを
分離することができないようになっている。
【0038】つまり、ボックス主体111とカバー体1
12とは、ワンウェイネジ止め穴114に止着されるワ
ンウェイネジ(図示しない)によって連結されており、
一旦ワンウェイネジによって締着されたときには、ドラ
イバー工具等を使用してもそのワンウェイネジを緩める
ことができないようになっている。しかし、主として遊
技動作を制御する主基板120は、監督官庁による検査
を受ける場合があり、この場合には、ボックス主体11
1とカバー体112とを分離できるようにしなければな
らない。このため、主基板ボックス110には、左右両
側に複数のワンウェイネジ止め穴114が形成され、そ
の複数の止め穴114を囲むように切断溝が形成される
と共にその切断溝を跨ぐように切断部115が側面と上
面に形成されている。しかして、当初、最上部の左右一
対のワンウェイネジ止め穴114にワンウェイネジを締
着しておき、分離する必要がある場合に締着された止め
穴114の上面と側面の切断部114を切断することに
より、切断溝で囲まれる部分(ワンウェイネジで締着さ
れた部分)がボックス主体111に固定された状態でボ
ックス主体111とカバー体112との連結状態が解除
される。このため、係止爪と係止穴113との係止状態
を解除することにより、ボックス主体111とカバー体
112とを分離することができる。次いで、検査等の終
了後に、ボックス主体111とカバー体112とを所定
の位置で嵌め合わせた後、上から2つ目の左右一対のワ
ンウェイネジ止め穴114にワンウェイネジを締着する
ことにより、切断部115を切断しない限りボックス主
体111とカバー体112とを分離できないようになっ
ている。上記のように、本実施形態における主基板ボッ
クス110は、簡単には、分離できないようになってい
るが、分離したことが切断部114の切断状況から見て
容易に理解できるようになっているため、不正な行為に
よって分離されたか否かを容易に発見できるようになっ
ている。なお、分離するための切断回数は、複数回(図
示の実施形態では、3回)行えるようになっている。
【0039】なお、上記のようなボックス主体111と
カバー体112との連結分離構造は、本出願人が先に提
出した特願平9−108196号により詳細に説明され
ており、また、ワンウェイネジを使用した類似の構造と
して、同じく本出願人が先に提出した特願平9−789
68号や特願平10−131080号があり、これらと
同じ構造を本実施形態において採用してもよい。
【0040】また、主基板ボックス110の上部には、
コネクタ接続領域が開放されており、そのコネクタ接続
領域に臨む主基板120のコネクタ実装領域には、複数
の基板側コネクタ116a〜116fが実装されてい
る。本実施形態においては、6つの基板側コネクタ11
6a〜116cが実装されるが、図2に示すように、図
示左側上段の基板側コネクタ116aに電飾制御基板8
7からの配線91が接続され、図示中央上段の基板側コ
ネクタ116bに前記表示制御基板71からの配線が接
続され、図示右側上段の基板側コネクタ116cに効果
音制御基板95からの配線99が接続され、図示右側下
段の基板側コネクタ116dに後述する払出制御基板1
91からの配線が接続され、図示中央下段の基板側コネ
クタ116eに後述するサンパック中継基板189から
の配線が接続され、図示左側下段の基板側コネクタ11
6fに前記中継基板73及び情報端子基板74からの配
線が接続されている。また、主基板ボックス110に
は、その上端中央に前記係止爪82と係止する係止部1
17が切り欠き形成され、その下端中央に前記係合穴8
5に嵌合する係合突片118が突設されている。
【0041】なお、上記した各制御基板87,95,1
20には、図示しなかったが電源用のコネクタも実装さ
れており、後述する電源中継基板163と配線で接続さ
れて電源の供給を受けている。
【0042】しかして、上記のように構成される電飾制
御基板ボックス86、効果音制御基板ボックス94、及
び主基板ボックス110を取付台78に取り付けるに
は、各基板ボックス86,94,110の係合突片9
3,102,118を係合穴85に差し込み、上端を後
方にむけて押し込むことにより係止片81が自然に変形
して係止爪82と係止部92,101,117とが係止
する。逆に、取り外す場合には、操作突片83を押圧し
て係止爪82と係止部92,101,117との係止状
態を解除して各基板ボックス86,94,110の上部
を手前側に引き抜き、その後、係合突片93,102,
118を係合穴85から引き抜くことにより、個々の基
板ボックス86,94,110を個別に簡単に取り外す
ことができる。また、取付台78は、その裏面側に形成
される回転軸片79の回転軸80を取付台軸受部材75
の軸受穴76に挿入することにより回転自在に軸支され
るものであるため、例えば、回転軸片79を外側に向か
って押し広げること又は取付台78を後方に向かって強
く引っ張ることにより、回転軸80と軸受穴76との係
合を解除することができるので、3つの基板ボックス8
6,94,110を取付台78に装着したまま取付台軸
受部材75から取り外すこともできるし、逆に3つの基
板ボックス86,94,110を取付台78に装着した
まま取付台軸受部材75に軸支することもできる。ま
た、取付台78に3つの基板ボックス86,94,11
0を取り付けたまま運搬(例えば、製造メーカから遊技
場へ)できるので、運搬時に取付台78が基板ボックス
86,94,110に対して補強の役目をして透明な合
成樹脂から構成される基板ボックス86,94,110
の破損を防止するという利点がある。
【0043】更に、取付台78は、その裏面側に形成さ
れる回転軸80を軸受穴76に挿入することにより回転
自在に軸支されるものである。このため、例えば、第2
入賞玉集合カバー体66の内部で玉詰まり等のトラブル
が生じたときには、電飾制御基板ボックス86、効果音
制御基板ボックス94、及び主基板ボックス110を取
り付けたままで取付台78を回転せしめることにより、
簡単に入賞玉集合カバー体66の内部を視認することが
できる(入賞玉集合カバー体66は、透明な合成樹脂で
形成されている)。なお、取付台78は、第2入賞玉集
合カバー体66に突設される支持リブ119によって支
持されており、取付台78が取付台軸受部材75に支持
されたときに、ほぼ垂直状態を保持するようになってい
る。
【0044】以上、説明したように、本実施形態におい
ては、遊技動作を制御する主基板120(遊技制御基
板)を収容する主基板ボックス110(遊技制御基板ボ
ックス)と、遊技動作に応じた効果音を発生制御する効
果音制御基板95を収容する効果音制御基板ボックス9
4と、弾球遊技機1を電気的に装飾する電飾部品を表示
制御する電飾制御基板87を収容する電飾制御基板ボッ
クス86と、を備えた弾球遊技機1において、前記主基
板ボックス110と効果音制御基板ボックス94と電飾
制御基板ボックス86とを相互に分離可能な状態で且つ
一括して取り付けたり取り外したりすることができるよ
うに1つの取付台78(取付部材)によって第2入賞玉
集合カバー体66(所定の部位)に着脱自在に取り付け
たことにより、組立時において取付台78を取り付ける
ことにより3つの基板ボックス110,94,86を一
括して同時に取り付けることができるため、その作業性
が容易となり、また、基板120,95,87の交換時
においても、取付台78の脱着により3つの基板ボック
ス110,94,86を一括して同時に取り外し再度一
括して同時に取り付けることができるので、その作業性
が容易となる。また、取付台78によって一括して取り
付けたり取り外したりすることができるので、各基板1
20,95,87における相互の配線の接続作業も容易
となる。更に、個々の基板ボックス110,94,86
が個別に取付台78から脱着できるので、故障等が生じ
た基板ボックス110,94,86だけを取り外して交
換することができる。
【0045】また、本実施形態においては、前記主基板
ボックス110を中央に配置すると共にその両側方に効
果音制御基板ボックス94と電飾制御基板ボックス86
とを配置し、主基板120のコネクタ実装領域には、効
果音制御基板ボックス94側に効果音制御基板95と接
続するためのコネクタ116cを実装し、電飾制御基板
ボックス86側に電飾制御基板87と接続するためのコ
ネクタ116aを実装したことにより、主基板120と
効果音制御基板95との配線の接続作業、及び主基板1
20と電飾制御基板87との配線の接続作業が行い易い
と共に配線のまとまりが良くなるという利点がある。
【0046】更に、本実施形態においては、主基板ボッ
クス110と効果音制御基板ボックス94と電飾制御基
板ボックス86とは、内部に収容される主基板120、
効果音制御基板95、電飾制御基板87が外部から視認
し得るように形成されると共に、所定の部位に取り付け
た状態で相互の基板が重複しないようにしたことによ
り、3つの基板ボックス110,94,86が取り付け
られた状態において、内部に収容されるそれぞれの制御
基板120,95,87が不正改造されているか否かを
容易に確認することができる。
【0047】なお、図示の場合には、取付台78の下部
を係止する構造を示されていないが、入賞玉集合カバー
体66に取付台78の下部を係止する係止突片を一体的
に形成してもよい。また、取付台軸受部材75を機構板
150に取り付けて電飾制御基板ボックス86、効果音
制御基板ボックス94、及び主基板ボックス110を取
り付け得る取付台78を回転可能に設けてもよい。つま
り、取付台78を取り付ける弾球遊技機1の所定の部位
として機構板150の裏面でも良い。
【0048】以上、遊技盤40の構成について詳細に説
明してきたが、上記のように構成される遊技盤40は、
前面枠3の裏面側に形成される遊技盤収納枠38に収納
固定されるようになっている。遊技盤収納枠38は、周
知のように、ほぼ正方形状に構成される遊技盤40を収
納するように前面枠3の裏面に段差状に形成され、収納
した遊技盤40の裏面を押圧固定するための遊技盤係止
レバー123が遊技盤収納枠38の適宜箇所に取り付け
られている。また、遊技盤収納枠38の下方部は、平板
状の支持板となって遊技盤40の下辺を載置するように
なっており、その支持板のほぼ中央にアウト玉を誘導す
る前記アウト玉誘導通路が形成されている。また、遊技
盤40を遊技盤係止レバー123によって収納固定した
状態においては、その裏面から機構板150が被覆され
ることとなるが、その機構板150は、遊技盤収納枠3
8の一側側面に固定される軸受金具36の上下に突設さ
れる軸ピン37に機構板150の一側に固定される軸支
金具195の掛止穴を係止することにより、開閉自在に
軸支され、また、遊技盤収納枠38の適宜位置に植立さ
れる係止ピン(図示しない)と機構板150に設けられ
る機構板係止レバー196とを係合させることにより、
機構板150を閉じた状態で保持することができるよう
になっている。
【0049】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板150の構成について図2を参照して説明する。図
2において、機構板150は、主として賞球を貯留する
玉供給部としての賞球タンク154と該賞球タンク15
4に貯留された賞球を下流側に整列しながら誘導する玉
整列レール部材157及びカーブレール部材167とが
設けられる上部構成部と、カーブレール部材167から
の玉を誘導する球貸し用通路169及び賞球用通路17
0と入賞に基づく賞球を払い出す球払出装置172とが
設けられる中間構成部と、主として遊技盤40に打ち込
まれた入賞玉を含む打玉を処理する処理機構が設けられ
る下部構成部と、が背面から見てコ字型開口窓152を
構成するように機構板主体151上に一体的に形成され
ている。このため、機構板150を閉じた状態において
遊技盤40の一側辺部が開放された状態となるため、遊
技盤40の裏面構造が前述したように、ドラム収納ボッ
クス68及び主基板ボックス110、電飾制御基板ボッ
クス76、効果音制御基板ボックス94を有する複雑な
ものであっても、機構板150の開閉動作をスムーズに
行うことができる。なお、図示の実施形態の場合には、
機構板150の強度を高めるためにコ字型開口窓152
の開放側に上部構成部と下部構成部を連結する補強連結
部材153が取り付けられている。
【0050】そこで、以下、機構板150の構成につい
て、各構成部毎に説明する。まず、上部構成部には、多
量の賞球を貯留する賞球タンク154と、該賞球タンク
154から供給される賞球を図示しない仕切壁によって
複数列(本実施形態の場合、3列)に整列して流下させ
る玉整列レール部材157と、該玉整列レール部材15
7によって誘導された賞球を後述する球払出装置172
に向けて方向転換するカーブレール部材167と、該カ
ーブレール部材167の上方に設けられた電源ユニット
ボックス159がそれぞれ所定の位置に設けられてい
る。
【0051】賞球タンク154は、上面が開放したボッ
クス状に形成されると共に、その底面の一部には、揺動
自在に軸支されて図示しないバネにより上方向に付勢さ
れる玉切れ情報検知レバー155が設けられ、該玉切れ
情報検知レバー155の下方に、玉切れ情報スイッチ1
56が固定されている。この玉切れ情報スイッチ156
は、図6に示すように、後述する情報端子基板165
(情報端子基板1と表示)に接続されて賞球タンク15
4内に賞球が不足したときに図示しない管理コンピュー
タに玉切れ信号を出力するようになっている。
【0052】上記した賞球タンク154の下流側に配置
される玉整列レール部材157は、上部構成部の一端か
ら他端に向けて傾斜状に取り付けられ、前述したように
仕切壁によって賞球を3列に整列して下流側に導く。そ
して、仕切壁によって区画された3列のレール部のうち
の奥側1列を球貸用レール部とし、手前側2列を賞球用
レール部としている。球貸用レール部の下流側には、球
貸用レール部を流下する玉の有無を検出するための球切
れ検知レバー(図示しない)が揺動自在に軸支されてお
り、この球切れ検知レバーの揺動動作を検知する球切れ
スイッチ158が機構板主体151の裏面側に取り付け
られている。この球切れスイッチ158のON・OFF
信号は、図6に示すように、後述する払出ユニット中継
基板180を介して払出制御基板191に入力されるよ
うになっている。この点については、後に詳述する。な
お、球切れスイッチ156を作動させる玉切れ検知レバ
ーは、球払出装置172から1列の玉貸用玉通路(後述
する球貸し用通路部169とカーブレール部材167と
によって構成される)内に27〜30個目の玉を検出す
る位置に回動自在に取り付けられている。これは、1回
の貸玉分を確保するためで、貸玉途中に玉切れしても、
当該1回分を払い出すことができるようにするためであ
る。玉整列レール部材157の下流側には、カーブレー
ル部材167が接続されるが、このカーブレール部材1
67は、上部構成部と中間構成部とに跨がって構成され
るので、次の中間構成部の説明箇所で詳細に説明する。
【0053】上記した玉整列レール部材157の下流側
上部には、電源ユニットボックス159が取り付けられ
ている。この電源ユニットボックス159は、内部に電
源ユニット基板160(図5参照)を収容するものであ
り、その電源ユニット基板160には、電源スイッチ1
61、外部からの電源コード162aが接続される電源
コネクタ162、各制御基板に直流電源などを供給する
ための電気素子が設けられる。更に、電源ユニットボッ
クス159には、外部との信号線が接続される外部接続
端子166を有する情報端子基板165と、ヒューズ1
64及び各制御基板に電源を供給する電源用コネクタが
実装される電源中継基板163とが電源ユニット基板1
60とは別体で、電源ユニット基板160上に重畳して
設けられるものである。上記した構成のうち、情報端子
基板165に設けられる外部接続端子166は、外部
(例えば、管理コンピュータ)と弾球遊技機1との間の
信号線を接続する玉切れ情報出力端子と玉貸情報出力端
子と賞球情報出力端子等を有し、更に、前記球切れ情報
スイッチ156が接続される端子、及び主基板120や
払出制御基板191と接続するための端子を有して構成
されている。また、電源中継基板163には、図5及び
図6を用いて後に詳述する各制御基板120,87,9
5,191,126(表示制御基板71には、電飾制御
基板87から供給される)に電源を供給するための配線
が接続される端子(図示しない)を有して構成されるも
のである。
【0054】上部構成部には、上記した構成以外に、そ
の開放端部及び電源ユニットボックス159の上部に対
応する位置に機構板係止レバー196が一端を支持され
て回動自在に設けられている。機構板係止レバー196
には、前記遊技盤収納枠38の所定の位置に植立固定さ
れる係止ピン(図示しない)の先端部と係合する溝が形
成されており、この溝と係止ピンとの係合を解除するよ
うに回動させることにより、機構板150の遊技盤収納
枠38への固定状態を解除することができる。なお、機
構板係止レバー196は、図2に示すように、上部構成
部の開放端部及び下部構成部の開放端部に設けられてい
るため、機構板150の遊技盤収納枠38への固定状態
を堅固に安定化させることができるようになっている。
【0055】ところで、上部構成部を構成する部材のう
ち、本実施形態においては、賞球タンク154と玉整列
レール部材157を構成する合成樹脂として、帯電防止
持続性樹脂を使用している。この帯電防止持続性樹脂
は、ポリエチレングリコールとポリアミド(例えば、ナ
イロン6、ナイロン6−6等)とからなるポリエーテル
エステルアミドエラストマー(7〜20重量%)を、A
BS樹脂などのスチレン系樹脂(93〜80重量%)に
配合して得られるものであり、帯電防止性能の向上が図
られると共に、剛性、成形品表面外観、衝撃強さに優れ
た熱可塑性樹脂組成物として提供されているものであ
る。そして、このような熱可塑性樹脂組成物が帯電防止
性能が長期的に持続する理由としては、成形品の表面に
吸湿性を高める成分が集まっているからであると考えら
れている。
【0056】このような帯電防止持続性樹脂は、従来、
賞球タンク154、玉整列レール部材157に使用され
ていた通常のABS樹脂等に比較して、帯電防止性が向
上することは無論のこと、一部で使用されているカーボ
ン含有樹脂と比較してもアース線が必要ないという利点
があり、また、帯電防止剤を練り込んだ樹脂と比較して
も帯電防止の持続期間が大幅に延長されるものである。
なお、本実施形態においては、帯電防止持続性樹脂を適
用する部材として、賞球タンク154、玉整列レール部
材157を例示したが、いずれか一方の部材でも良い
し、機構板150で使用する合成樹脂のすべて又は一部
(好ましくは、賞球が流下する部分の部品)の部材でも
良い。また、玉整列レール部材157等を透明合成樹脂
で成形してもよい。そうすることで玉詰まりなどを容易
に確認することができる。
【0057】次に、中間構成部の構成について説明す
る。中間構成部の上部には、カーブレール部材167が
屈曲状に設けられている。このカーブレール部材167
は、玉整列レール部材157を流下してきた賞球の玉圧
を弱めるようにヘアピン状に屈曲されており、玉整列レ
ール部材157と同様に3列のレール部に区画されてい
る。その3列のレール部のうち、1列が球貸し用のレー
ル部であり、2列が賞球用のレール部となっている。ま
た、カーブレール部材167の屈曲部には、玉抜き通路
168の上端が臨み、屈曲部に設けられる図示しない玉
抜き弁が弾球遊技機1の前面側からの操作によって開放
されたときに、屈曲部の上流側に滞留されている賞球を
玉抜き通路168を介して弾球遊技機1の外部に排出す
るようになっている。
【0058】上記したカーブレール部材167の下流側
には、垂直状に設置される1列の球貸し用通路169と
2列の賞球用通路170とが連通されている。このう
ち、2条の賞球用通路170の上部には、球切れスイッ
チ171がそれぞれの通路に対応して設けられている。
球切れスイッチ171は、玉が通過する玉通過穴を有
し、この玉通過穴を玉が通過することにより賞球用通路
170内の賞球の有無を検出するものである。また、球
切れスイッチ171は、図6及び図5に示すように、払
出ユニット中継基板180を介して払出制御基板191
及び主基板120に接続され、いずれか一方の球切れス
イッチ171が賞球を検出しなくなったときには、後に
説明する球払出装置172の賞球モータ174の作動を
停止して賞球の払出を不能動化させるようになってい
る。なお、球切れスイッチ171は、球払出装置172
から2列の賞球用通路170内に17〜18個目の賞球
を検出する位置に着脱自在に取り付けられている。これ
は、1回の賞球分を確保するためで、賞球途中に玉切れ
しても、当該1回分を払い出すことができるようにする
ためである。
【0059】上記した球貸し用通路169及び賞球用通
路170の下流側には、球払出装置172が配置されて
いる。球払出装置172は、直方体状のケースの内部に
収納されて機構板主体151の前面側に着脱自在に取り
付けられるようになっている。球払出装置172の構造
について図2を参照して簡単に説明すると、ケース内
は、前記球貸し用通路169に連通する1条の球貸用誘
導通路部(図示しない)と前記賞球用通路170に連通
する2条の賞球用誘導通路部(図示しない)とに区画さ
れ、1条の球貸用誘導通路部の一側に球貸モータ173
(ステッピングモータが使用されている)によって駆動
される回転部材が臨み、また、2条の賞球用誘導通路部
の中間に賞球モータ174(ステッピングモータが使用
されている)によって駆動される回転部材が臨むように
なっている。そして、各モータ173,174を回転せ
しめることにより、玉を1個単位で払い出すようにして
いる。なお、2条の賞球用誘導通路部からは、交互に玉
が払い出されるようになっているので、その払出速度が
貸球の払出速度に比べて高くなっている。また、払い出
された玉を検出するために各誘導通路部には、カウント
スイッチ175,176が臨んでおり、更に、払出動作
を確実に行うために各モータ173,174の停止位置
(正確には、回転部材の停止位置)を検出するモータ位
置センサ177,178(図6参照)が設けられてい
る。なお、回転部材としては、螺旋溝が形成されるスク
リュウ部材や外周の玉と係合する凹部が複数形成される
スプロケット部材であってもよい。また、回転部材がス
プロケット部材である場合には、玉との係合により自然
回転させ、その停止等をソレノイドの作動により行って
もよい。更に、カウントスイッチとしては、近接スイッ
チやフォトスイッチ等が使用されるが、いずれの場合に
も払い出される玉を検出するものが望ましい。
【0060】また、ケースには、上記したモータ17
3,174、カウントスイッチ175,176、モータ
位置センサ177,178が接続される払出ユニット中
継基板180が付設されている。この払出ユニット中継
基板180は、図5及び図6に示すように、払出制御基
板191に接続されると共にサンパック中継基板189
を介して主基板120にも接続されている。なお、モー
タ位置センサ177,178は、位置センサ基板179
を介して払出ユニット中継基板180に接続されてい
る。
【0061】以上で、機構板150の中間構成部につい
ての説明を終了し、次に、機構板150の下部構成部に
ついて図2を参照して簡単に説明すると、下部構成部の
後面側には、図2に示すように、その一側上部に賞球通
路181が形成され、該賞球通路181の下端に上皿連
通口182が形成されている。この上皿連通口182
は、弾球遊技機1の前面に設けられる上皿19に賞球を
導くものである。上皿連通口182の一側側方には、余
剰球通路183が接続されている。しかして、入賞に基
づく賞球が多数払い出されて上皿19が賞球で満杯とな
り、遂には上皿連通口182に到達してさらに賞球が払
出続けられたときには、賞球は、余剰球通路183に導
かれ、その後、前記接続樋(図示しない)を介して前記
下皿27に排出される。そして、さらに賞球が払出続け
られたときには、下皿27も満杯になるが、余剰球通路
183の一側側壁に設けられた満タンスイッチ184部
分にまで到達すると、満タンスイッチ184がONされ
て、球払出装置172のモータ173,174の駆動を
停止して賞球及び貸玉の払出動作を不能動化すると共
に、必要に応じて打球発射装置124の発射装置電動機
125の駆動も停止される。なお、上記した賞球通路1
81、玉抜き通路168、及び余剰球通路183の後面
は、下部通路カバー体(符号なし)によって閉塞されて
いる。
【0062】一方、下部構成部の前面側(遊技盤40に
当接する側)には、遊技盤40で発生した入賞玉を集合
する入賞球集合樋185が傾斜状に設けられている。こ
の入賞球集合樋185に集められた入賞玉は、入賞球検
出スイッチ187,入賞玉を1個ずつ区切って流下させ
る玉流下阻止部材(符号なし)を駆動する入賞球排出ソ
レノイド188からなる入賞球処理装置186に導か
れ、賞球の払出動作に関連して1個ずつ処理された後、
弾球遊技機1の外部に放出される。入賞球集合樋185
から入賞球処理装置186に至る構造は、従来と同じ構
造である。
【0063】上記した入賞球処理装置186の作用につ
いて簡単に説明すると、まず、入賞球排出ソレノイド1
88がOFFである通常の状態においては、入賞玉が入
賞球検出スイッチ187によって検出される状態で玉流
下阻止部材の玉阻止部が入賞球検出スイッチ187の下
方に突出している。そのような状態で入賞玉が発生して
入賞玉が入賞球検出スイッチ187によって検出される
と、その検出信号が前記主基板ボックス110内に収納
されるの主基板120に送られ、この主基板120で入
賞玉の有無及び種類(例えば、7個払出、15個払出)
が判定され、その後、主基板120から払出制御基板1
91に賞球個数信号が送られ、これにより前記球払出装
置172が駆動制御されて所定個数の賞球の払出動作が
行われる。その際、賞球可能信号が入力されていなけれ
ば払出動作は実行されない。そして、主基板120から
賞球個数信号が出力された後には、主基板120から入
賞球排出ソレノイド188に駆動信号が送られて入賞球
排出ソレノイド188を所定時間ONする。入賞球排出
ソレノイド188がONすると、玉流下阻止部材の玉阻
止部が退避し、玉流下阻止部材の玉受部で入賞球検出ス
イッチ187によって検出された入賞玉を受けつつ次の
入賞玉の入賞球検出スイッチ187への侵入を阻止し、
入賞球排出ソレノイド188がOFFとなることで玉受
部で受けていた入賞玉を下流側に開放し、玉流下阻止部
材の玉阻止部が再度元の状態に戻って次の入賞玉を入賞
球検出スイッチ187に受け入れてその入賞玉による上
記した賞球の払出動作が繰り返される。
【0064】なお、賞球払出終了後に入賞球排出ソレノ
イド188に駆動信号を送るようにしても良いが、上記
に説明したように、球払出装置172への駆動信号が送
られた直後に入賞球排出ソレノイド188に駆動信号を
送るようにすることにより、賞球の払出動作終了以前に
入賞玉の処理が行われるので、賞球払出の一連の動作を
速く行うことができるという利点がある。
【0065】このように、本実施形態における入賞球処
理装置186は、発生した入賞玉を一旦停留し、所定の
賞球が払い出される毎に1個ずつ入賞玉を処理するよう
にしたので、停電時等においては、発生した入賞玉が証
拠玉として残留するため、遊技者との間でトラブルが生
じることがない。なお、このような入賞球処理装置18
6を使用することなく、発生した入賞玉をすべて記憶
(停電時のためにバックアップ機能があった方が良い
が、バックアップ機能がなくてもよい)して、記憶が終
わった入賞玉を弾球遊技機1の外部に排出するようにし
ても良い。この場合には、各入賞口や入賞装置毎に入賞
球検出スイッチを設け、それらの入賞球検出スイッチを
全て主基板120に接続してそれぞれの賞球個数情報を
払出制御基板191に導出するようにしてもよい。ま
た、入賞球検出スイッチ187がONしたときには、前
記賞球ランプ10が所定時間点灯するようになってい
る。
【0066】上記した入賞球処理装置186を構成する
入賞球検出スイッチ187、入賞球排出ソレノイド18
8及び満タンスイッチ184は、入賞球処理装置186
を収容する処理装置収容空間部に収容配置されると共
に、その処理装置収容空間部内に取り付けられるサンパ
ック中継基板189に接続されるようになっている。こ
のサンパック中継基板189は、前述したように主基板
120と接続されている。また、サンパック中継基板1
89には、前記払出ユニット中継基板180から所定の
信号が入力されて主基板120に送られるようになって
いる。
【0067】上記した処理装置収容空間部を避けた隣接
位置には、払出制御基板191を内蔵する払出制御基板
ボックス190が取り付けられている。払出制御基板1
91は、前記主基板120からの情報信号に基づいて賞
球の払出動作を行うと共に球貸要求信号に基づいて貸玉
の払出動作を行うものである。その他、貸玉に係る制御
は、主基板120に拘束されることなく払出制御基板1
91で独自に実行するようになっている。この点につい
ても、後に詳述する。なお、払出制御基板191には、
払出制御基板191に接続される電気部品の異常を異常
の種類に応じて数字で表示するエラー表示器192と、
異常状態を解消した後に操作するリセットスイッチ19
3とが設けられている。
【0068】なお、図2に示す表示制御基板ボックス7
0、電飾制御基板ボックス86、効果音制御基板ボック
ス94、主基板ボックス110、及び払出制御基板ボッ
クス190は、その一部又は全部を透明の合成樹脂によ
って内部が透視し得るように構成されていると共に放熱
穴が形成されている。また、効果音制御基板ボックス9
4は、ROM(特に、効果音データを記憶しているRO
M)さえ交換すれば簡単にリサイクルが可能である。ま
た、表示制御基板ボックス70、電飾制御基板ボックス
86もその盤面構成、ランプ等の数を変えなければ、同
様にROMを交換することによりリサイクル可能であ
る。つまり、遊技盤40の入れ替え時にそれらボックス
ごと回収し、ROMを取り出して書き換え又は交換すれ
ば、異なる内容の新しい機種用のものとすることができ
るので、その新しい機種の入れ替えの際にROMだけを
変えた各種の制御ボックスを再び納品して再利用するこ
とができる。
【0069】以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の
構成、及び機構板150の概略構成について説明してき
たが、機構板150や遊技盤40に設けられる各種の制
御基板との相互の関係、及び各種制御基板と機構板15
0,遊技盤40,前面枠3及びガラス板保持枠4に設け
られる電気的部品との関係について図5及び図6を参照
して詳細に説明する。図5は、主基板120と各種制御
基板及び電気部品との関係を示すブロック図であり、図
6は、払出制御基板と各種制御基板及び電気部品との関
係を示すブロック図である。
【0070】図5において、主基板120には、遊技盤
40に設けられる各スイッチ51,52,56,58か
らの信号が中継基板73aを介して入力され、また、満
タンスイッチ184及び入賞球検出スイッチ187から
の信号がサンパック中継基板189を介して入力され
る。更に、主基板120には、上記したサンパック中継
基板189を介してドアスイッチ17からの信号、賞球
に係る球切れスイッチ171及び賞球カウントスイッチ
176からの信号が入力されるものである。
【0071】上記した入力信号のうち、遊技盤40に設
けられる各スイッチ51,52,56,58からの入力
信号に基づいて主基板120は、遊技盤40に設けられ
るソレノイド50,55、記憶表示LED46,60、
回数個数表示器53等を駆動制御すると共に、遊技状態
に応じた電飾信号を電飾制御基板87に出力し、遊技状
態に応じた効果音信号を効果音制御基板95に出力し、
更に、大当り表示制御信号あるいはリーチ表示制御信号
又は外れ表示制御信号を表示制御基板71に出力し、情
報端子基板74に各種の遊技情報を出力する。電飾制御
基板87は、主基板120から入力される電飾信号の種
類に応じて飾りランプ62,6〜10、飾りLED6
3,11,13,14を表示駆動制御し、効果音制御基
板95は、主基板120から入力される効果音信号の種
類に応じてスピーカ12a,12bを駆動制御する。ま
た、表示制御基板71は、主基板120から入力される
表示制御信号の種類に応じて図柄表示器44,59の表
示結果を導出するように制御する。
【0072】また、満タンスイッチ184からの入力信
号に基づいて主基板120は、払出制御基板191に満
タン信号を出力し、その満タン信号に基づいて球貸モー
タ173の駆動を停止したり、あるいは発射装置電動機
125の駆動を停止したりする。また、満タンスイッチ
184からの入力信号があったときには、主基板120
は、次に説明する賞球可能信号を出力しないようにす
る。なお、満タンスイッチ184からの入力信号があっ
たときに、主基板120は、電飾制御基板87に満タン
信号を出力して所定のランプ又はLEDを表示駆動して
その旨を報知するようにしてもよい。また、主基板12
0は、満タン信号を払出制御基板191に出力するの
で、例えば、該基板191上のエラー表示器192等で
その旨を報知するようにしてもよい。
【0073】また、入賞球検出スイッチ187からの入
力信号に基づいて主基板120は、払出制御基板191
に賞球個数信号を出力し、払出制御基板191は、その
賞球個数信号及び賞球可能信号の入力に基づいて賞球モ
ータ174を駆動して所定個数の賞球を払い出す。ま
た、賞球カウントスイッチ176からの入力信号に基づ
いて主基板120は、払い出されるべき賞球個数が検出
されれば払出制御基板191に賞球個数信号をクリアす
るクリア信号を出力する。また、賞球カウントスイッチ
176からの入力信号に基づいて主基板120は、情報
端子基板165(図6参照)に賞球個数信号を出力し、
この信号を情報端子基板165から外部の管理コンピュ
ータの出力する。更に、入賞球検出スイッチ187から
の入力信号に基づいて主基板120は、電飾制御基板8
7(及び効果音制御基板95)に賞球信号を出力し、賞
球ランプ10(又はスピーカ12a,12b)を表示駆
動してその旨を報知する。
【0074】また、ドアスイッチ17からの入力信号に
基づいて主基板120は、電飾制御基板87(及び効果
音制御基板95)に開放信号を出力し、所定のランプ又
はLED(又はスピーカ12a,12b)を表示駆動し
てその旨を報知する。
【0075】更に、球切れスイッチ171からの入力信
号に基づいて主基板120は、払出制御基板191に賞
球可能信号を出力しないようにしたり、電飾制御基板8
7に賞球切れ信号を出力して玉切れランプ9を所定の態
様で表示駆動する。同様に、球切れスイッチ158から
の入力信号に基づいて主基板120が電飾制御基板87
に賞球切れ信号を出力して玉切れランプ9を所定の態様
で表示駆動するようにしてもよいし、別途、球切れラン
プ(例えば、前記エラー表示器192等を代用してもよ
い)を設けてその球切れランプを表示駆動するようにし
てもよい。更に、球切れスイッチ158からの信号を、
払出制御基板191に入力し、払出制御基板191が直
接若しくは電飾制御基板87がその球切れランプを制御
するようにしてもよい。また、玉切れランプ9又は別途
設けられる球切れランプを主基板120又は払出制御基
板191で制御するのではなく、玉切れランプ9又は別
途設けられる球切れランプに電源を供給し、球切れスイ
ッチ158,171のON・OFFによって単純に点灯
・消滅するようにしてもよい。
【0076】上記したように、主基板120には、遊技
動作を制御するためのスイッチ入力、賞球の払出動作を
制御するためのスイッチ入力、及び飾りランプ、飾りL
ED、スピーカ12a,12bを駆動制御するためのス
イッチ入力しか入力されず、主基板120と他の制御基
板191,87,95,126との関係においては、主
基板120から他の制御基板191,87,95,12
6に向かって一方向の通信関係となる。このため、他の
制御基板191,87,95,126に不法な処理プロ
グラムを組み込んで主基板120で不正な処理を施そう
としても実行することができないという利点があり、ま
た、主基板120の制御の一部を他の制御基板191,
87,95,126で担当しているので、主基板120
の負担が軽減されると共に、監督官庁による主基板12
0の検査の容易化を図ることも可能である。
【0077】次に、図6において、払出制御基板191
には、モータ位置センサ177,178、カウントスイ
ッチ175,176、球切れスイッチ158からの信号
が払出ユニット中継基板180を介して入力され、残高
表示基板23の球貸スイッチ24、返却スイッチ25か
らの信号が入力され、カードユニット装置31の制御基
板であるカードユニット31aから各種の情報が入力さ
れている。更に、主基板120から前述したように、賞
球可能信号、賞球個数信号、満タン信号が入力されるも
のである。
【0078】上記した入力信号のうち、モータ位置セン
サ177,178からの入力信号に基づいて払出制御基
板191は、貸玉及び賞球の払出動作においてモータ1
73,174の停止位置、即ち回転部材の停止位置を正
確に制御すると共に回転部材が回転しているか否かを検
出できる。
【0079】また、カウントスイッチ175,176か
らの入力信号に基づいて払出制御基板191は、貸玉及
び賞球の正確な払出数を払い出すようにモータ173,
174を駆動制御すると共に、情報端子基板165に貸
玉数情報を出力する。なお、賞球数情報も出力するよう
にしてもよい。
【0080】また、球切れスイッチ158からの入力信
号に基づいて払出制御基板191は、球貸モータ173
の駆動を停止して貸玉動作を行えないように制御する。
ただし、貸玉動作の途中に球切れスイッチ158からの
信号が入力されたときには、当該払出動作が終了してか
ら貸玉動作の停止を行うようになっている。
【0081】また、球貸スイッチ24からの入力信号に
基づいて払出制御基板191は、カードユニット31a
からの残額情報と照会して残額情報に余裕があるときに
貸玉要求信号を許容して球貸モータ242を駆動し、ま
た、返却スイッチ25からの入力信号に基づいて払出制
御基板191は、カードユニット31aにカードの返却
信号を出力する。
【0082】また、カードユニット31aからの各種の
情報入力に基づいて払出制御基板191は、残高表示基
板23の残高表示器に残高情報を出力し、また、ブザー
基板にトラブル信号を出力する。
【0083】更に、主基板120からの賞球可能信号、
賞球個数信号、満タン信号等に基づいて払出制御基板1
91は、前述したように払出ユニット中継基板180を
介して賞球の払出動作を実行せしめたり、発射制御基板
126に発射装置電動機125の停止信号を出力したり
する。
【0084】なお、情報端子基板165に接続される球
切れ情報スイッチ156からの入力信号は、払出制御基
板191に入力されることはなく、そのまま球切れ情報
として外部の管理コンピュータ等に出力される。
【0085】以上、説明した各種の制御基板120,1
91,71,87,95,126には、電源ユニット基
板160からの電源配線を中継する電源中継基板163
から所望の電源が入力されるように接続されている。た
だし、表示制御基板71への電源の供給は、電源中継基
板163ではなく電飾制御基板87を介して供給される
ようになっている。これは、特別可変表示装置として使
用されるものが本実施形態のようにドラム式可変表示部
材である場合と電気的な可変表示部材(液晶又はCRT
等)とでは、使用する電源電圧が異なるため、遊技盤4
0の交換に伴って電源中継基板163の電源端子の種類
又は数を変更する必要があるところ、遊技盤40の交換
に伴って変更される電飾制御基板87から電源線を分岐
して表示制御基板71に入力した場合には、電源中継基
板163の電源端子の種類又は数をそのままにして電源
中継基板163の電源端子と電飾制御基板87の電源端
子とを必要な電圧の配線だけを接続するようにすれば、
電源中継基板163の電源端子の種類又は数を変更する
必要がないからである。
【0086】以上、弾球遊技機1に設けられる各種の制
御基板120,191,71,87,95,126とそ
れらによって制御される電気部品との電気的な関係につ
いて説明してきたが、上記した主基板120及び払出制
御基板191によって制御される動作のうち、賞球の払
出動作及び貸玉の払出動作について図7乃至図10を参
照して説明する。図7は、主基板120における賞球払
出チェック処理を示すフロー図であり、図8は、払出制
御基板191における賞球払出処理を示すフロー図であ
り、図9は、払出制御基板191における貸玉払出処理
を示すフロー図であり、図10は、本実施形態における
各入力手段と賞球動作・球貸動作・発射装置の動作との
関係を示す一覧表図である。
【0087】図7において、ステップ1で球切れスイッ
チ171からの入力があるか否かが判別され、ステップ
S2で満タンスイッチ184からの入力信号があるか否
かが判別され、ステップ3で入賞球検出スイッチ187
又は入賞球排出ソレノイド188のエラー(入賞球検出
スイッチ187の出力状態を判定することにより判別さ
れるエラー)があるか否かが判別される。いずれも「N
O」と判別された場合には、ステップ4で賞球可能信号
を出力し、いずれか1つが「YES」であると判別され
た場合には、ステップ4の賞球可能信号の出力を行わな
い。
【0088】その後、ステップ5で入賞球検出スイッチ
187からの入力信号があるか否かが判別され、その入
力信号があると判別されたときには、ステップ6で賞球
個数信号を出力する(賞球払出が完了するまで出力され
続ける)。この場合の賞球個数信号は、例えば、始動玉
検出器56の検出信号の記憶値が残存している場合に
は、7個情報を出力し、その記憶値が残存していない場
合には、15個情報が出力されるようになっている。も
ちろん、この個数情報の設定は任意である。また、賞球
個数信号が出力された後には、ステップ7で入賞球排出
ソレノイド188のON・OFF動作が行われて入賞球
が外部に放出される。
【0089】次いで、ステップ8で賞球カウントスイッ
チ176の入力があるか否かを判別し、あればステップ
9で待ち時間を設定する。この待ち時間は、賞球モータ
174の1個の玉の払出時間よりも長い時間(例えば、
0.5秒)が設定される。そして、ステップ10で次の
賞球カウントスイッチ176からの入力があるか否かを
判別し、あれば前記ステップ9に戻って再度待ち時間を
設定する。正常な場合には、ステップ9とステップ10
とを賞球個数分の回数だけ繰り返し、賞球個数分だけの
賞球が払い出されたときにはステップ10で「NO」と
判別され、しかもステップ11の待つ時間が経過したか
否かの判別も「YES」と判別される。そして、ステッ
プ12で上記ステップ8とステップ10とで入力された
賞球カウントスイッチ176のカウント数が賞球個数信
号として出力した個数と一致するか否かが判別され、一
致すればステップ13で賞球個数信号をクリア(出力を
止める)して処理を終了する。
【0090】上記した処理の中でステップ8の最初の賞
球カウントスイッチ176からの入力信号がない場合、
及びカウントの途中で賞球カウントスイッチ176から
の入力信号がなくなってステップ12で賞球個数と払出
個数とが一致せず「NO」と判別された場合には、上記
したフロー図ではカウント待ち状態のままとなってしま
うが、上記した各場合において、実際にはステップ8の
処理を複数回実行したとき、あるいはステップ8〜12
の処理を複数回実行したときにエラー処理を実行しても
よい。つまり、払い出す個数が15個であれば、15個
払い出すのに十分な時間が経過したにも拘らず、15個
に満たない場合、エラーにする制御をしてもよい。
【0091】上記したように、主基板120側における
賞球払出に係る処理は、賞球可能信号及び賞球個数信号
を払出制御基板191に出力するための処理と、払出制
御基板191からの信号が主基板120に入力されない
ような関係となっている関係上(前述したように不正行
為を防止するため)、主基板120側で所定の賞球個数
を払い出したか否かを判別する処理と実行するものであ
る。
【0092】一方、払出制御基板191側においては、
図8に示すように、ステップ21で賞球可能信号が入力
されているか否かが判別され、入力されていればステッ
プ22でカードユニット31aが払出制御基板191に
接続されているか否かが判別され、接続されていればス
テップ23で払出制御異常があるか否かが判別され、異
常がないときには、ステップ24で賞球個数信号が入力
されているか否かが判別され、入力されていれば賞球モ
ータ174を回転せしめる。上記した各ステップで逆の
判別が行われたときには賞球モータ174の回転が行わ
れない。なお、ステップ23の払出制御異常は、払出制
御基板191自体の自己異常判断に基づいて導出される
ものである。
【0093】ステップ25で賞球モータ174の回転が
開始すると、ステップ26で賞球カウントスイッチ17
6の入力があるか否かが判別され、入力があればステッ
プ27で賞球カウントスイッチ176のカウント数が賞
球個数信号として入力した個数と一致するか否かが判別
され、一致しなければステップ28で賞球払出異常があ
るか否かが判別される。この賞球払出異常は、賞球モー
タ174、賞球カウントスイッチ176、及び賞球モー
タ位置センサ178等の検出不良の場合に導出されるも
のである。しかして、賞球払出異常がある場合には、直
ちに賞球払出動作を停止すべくステップ29で賞球モー
タ174の動作が停止される。一方、賞球払出異常がな
い場合には、ステップ26に戻りステップ26〜28を
繰り返し、ステップ27の賞球個数チェック処理で一致
したと判別されたときには、ステップ30で賞球モータ
174の動作が停止される。
【0094】上記したステップ21〜30の処理によっ
て賞球個数に対応する賞球の払出動作が終了するが、そ
の終了信号を主基板120に導出しないようにしてい
る。主基板120は、賞球の払出動作の完了を払い出さ
れた賞球数をチェックすることで判断するようにしてい
るので、主基板120と払出制御基板191とのくい違
いをなくすため、主基板120で賞球数が予定していた
個数であれば賞球個数信号の出力を停止する。そして、
この出力停止を検出するために所定の待ち時間を設定す
る必要がある。このような処理を次のステップ31〜3
8で行っている。即ち、ステップ31で待ち時間(前記
ステップ9の待ち時間よりも若干長い;例えば、0.5
2秒)を設定し、ステップ32でその待ち時間の経過を
待ち、待ち時間が経過したときにステップ33で賞球個
数信号が出力されたままであるか否かが判別される。正
常な場合、前記ステップ13で賞球個数信号がクリア
(出力が停止されている)されているので、「NO」と
判別されるが、主基板120側で何らかの検出ミスある
いは払出制御基板191側での過検出ミスがあった場合
には、「YES」と判別されてステップ34で賞球モー
タ174が回転され、その後、ステップ35で賞球カウ
ントスイッチ176の入力があるか否かが判別され、あ
ればステップ36で再トライ回数がチェックされる。こ
の再トライ回数は、ステップ31〜37の処理によって
払い出された玉の個数を示すものである。しかして、再
トライ回数に達していないと判別されたときには、ステ
ップ37で賞球モータ174の駆動を停止してステップ
31に戻りステップ31〜37を繰り返す。つまり、主
基板120側の検出が足りない場合、1個ずつ払い出し
て主基板120と払出制御基板191とのくい違いをな
くすようにする。ただし、1個払い出す毎にその払出回
数(再トライ回数)をカウントしてその値が所定値(例
えば、最大賞球個数に1を加えた回数)に達するとエラ
ーと判断する。一方、ステップ35で賞球カウントスイ
ッチ176の入力信号が確認されない場合には、エラー
と判断してステップ38で賞球モータ174の駆動を停
止する。
【0095】上記したステップ31〜37の処理は、賞
球数の確認を主基板120側が優先していることを示し
ている。これは、主基板120側に入賞信号が入力され
且つ賞球個数信号を出力するようにしているからであ
る。
【0096】次に、ほぼ払出制御基板191単独で制御
し得る貸玉払出処理について図9を参照して説明する
と、ステップ41で球切れスイッチ158からの入力信
号があるか否か、ステップ42で満タンスイッチ184
からの入力信号があるか否か(この点だけが主基板12
0を介して入力されている)、ステップ43でカードユ
ニット31aが払出制御基板191に接続されているか
否か、ステップ44で払出制御異常があるか否か、がそ
れぞれ判別され、いずれか1つでも「YES」と判別さ
れれば貸玉の払出動作が行われず、いずれも「NO」と
判別されたときには、ステップ45で貸玉要求信号が入
力されているか否かが判別され、入力されていればステ
ップ46で球貸モータ173を回転せしめる。
【0097】ステップ46で球貸モータ173の回転が
開始すると、ステップ47で球貸カウントスイッチ17
5の入力があるか否かが判別され、入力があればステッ
プ48で球貸カウントスイッチ175のカウント数が球
貸個数と一致するか否かが判別され、一致したときに
は、ステップ49で球貸モータ173の動作が停止され
る。また、ステップ48で一致しないと判別されればス
テップ50で貸玉払出異常があるか否かが判別される。
この貸玉払出異常は、球貸モータ173、球貸カウント
スイッチ175、及び球貸モータ位置センサ177等の
検出不良の場合に導出されるものである。しかして、球
貸払出異常がある場合には、直ちに球貸払出動作を停止
すべくステップ49で球貸モータ173の動作が停止さ
れる。一方、球貸払出異常がない場合には、ステップ4
6に戻りステップ48の貸玉個数チェック処理で一致し
たと判別されるまでステップ46〜50を繰り返す。
【0098】上記したように、貸玉の払出処理は、主基
板120がほとんど関与しておらず、払出制御基板19
1が単独で制御しているものである。なお、球切れスイ
ッチ158及び満タンスイッチ184を払出制御基板1
91に接続しないで主基板120に接続し、球切れスイ
ッチ158と満タンスイッチ184のいずれか一方がO
Nしているときには、払出制御基板191に玉貸可能信
号を出力しないようにしてもよい(前記ステップ41,
42に代えて玉貸可能信号ありかというステップに代え
る)。
【0099】上記した図7乃至図9によって達成される
本実施形態の賞球動作、球貸動作、及び発射装置の動作
を纏めると図10に示すようになる。まず、カードユニ
ット31aが払出制御基板191に接続されていない状
態においては、賞球動作も球貸動作も発射動作もすべて
行われない。これは、図示の実施形態における弾球遊技
機1がカードユニット対応型のものであるからである。
【0100】また、賞球に対応する球切れスイッチ17
1の入力がある状態では、賞球動作を行うことができな
いが球貸動作を行うことができ、しかも発射することが
できる。また、貸玉に対応する球切れスイッチ158の
入力がある状態では、賞球動作を行うことができるが球
貸動作を行うことができず、発射動作も行うことができ
る。特に、玉切れの場合、発射動作を止めると大当り中
に玉切れとなった場合に大当り状態を継続できなくなっ
てしまうという不都合があるため、発射動作を止める必
要はない。
【0101】また、払出制御基板191側のエラー(払
出ユニット中継基板180に接続される各電気部品の故
障等)が発生した状態では、賞球動作も球貸動作もでき
ないが、発射動作だけは行える。上記した玉切れと同じ
理由によって発射動作を行うものである。
【0102】また、主基板120側一部のエラー(例え
ば、入賞球処理装置186に関する電気部品の故障等)
が発生した状態では、賞球可能信号や賞球個数信号が導
出できないので賞球動作を行うことができないが、球貸
動作は行うことができ、また、発射動作も行うことがで
きる。
【0103】また、主基板120側の他のエラー(例え
ば、遊技盤に関する電気部品の故障等)が発生した場合
には、賞球動作も球貸動作も発射動作もすべて行うこと
ができる。この場合、賞球動作しないようにしてしまう
と、入賞玉が多く発生して玉詰まりが生じてしまうとい
う不都合があるため賞球動作を行うものである。
【0104】更に、満タンスイッチ184からの入力が
ある状態では、賞球動作も球貸動作も発射動作もすべて
行うことができないようになっている。これは、賞球動
作を停止しているにも拘らず発射動作を許容すると多量
の入賞玉が発生して玉詰まりを生ずるからである。
【0105】以上、図1乃至図10を参照して、本発明
に係る実施形態(以下、これを第一実施形態という)に
ついて説明してきたが、上記した第一実施形態において
は、主基板ボックス110と電飾制御基板ボックス86
と効果音制御基板ボックス94とを相互に分離可能な状
態で且つ一括して取り付けたり取り外したりすることが
できる構造として、1つの取付台78の決められた所定
の位置(所定の係止片81及び係合穴85)に取り付け
るものを示したが、他の構造であってもよい。このよう
な構造について図11乃至図15を参照して説明する。
図11は、主基板ボックス110と電飾制御基板ボック
ス86と効果音制御基板ボックス94の他の取付構造を
示す斜視図であり、図12は、主基板ボックス110と
電飾制御基板ボックス86と効果音制御基板ボックス9
4の更に他の取付構造を示す斜視図であり、図13は、
主基板ボックス110と電飾制御基板ボックス86と効
果音制御基板ボックス94の更に他の取付構造を示す斜
視図であり、図14及び図15は、主基板ボックス11
0と電飾制御基板ボックス86と効果音制御基板ボック
ス94の他の配置関係及び更に他の取付構造を示す背面
概略図である。なお、図11乃至図15において、第一
実施形態と同じ構造の部品には、同一の符号を付して示
している。
【0106】図11に示す取付構造において、上記した
第一実施形態と異なる点は、左右に取り付ける電飾制御
基板ボックス86及び効果音制御基板ボックス94の取
付位置を左右方向に変更できる点である。即ち、取付台
78の中央上下には、主基板ボックス110を着脱自在
に取り付けるための係止片81及び係合穴85が形成さ
れているが、取付台78の左右には、複数の取付穴20
0が穿設されると共に取付台78の折曲壁84に複数の
係合穴201が形成されている。取付穴200には、取
付台78とは別体に形成される係止片81の後端から下
方に向けて垂下される当接折曲片202の取付穴203
を一致させてビス204で止着されることにより、係止
片81が螺着固定されるようになっている。そして、左
右の係止片81は、複数の取付穴200の任意の位置に
取付可能であるため、中央に配置される主基板ボックス
110の大きさが大きくなっても、左右の係止片81を
左右方向に広げた状態で止着固定することにより、主基
板ボックス110と電飾制御基板ボックス86と効果音
制御基板ボックス94とを重複させることはなく取付台
78に取り付けることが可能である。
【0107】図12に示す取付構造において、第一実施
形態と異なる点は、左右に取り付ける電飾制御基板ボッ
クス86及び効果音制御基板ボックス94の取付台78
への取付構造、及び主基板120と電飾制御基板87及
び効果音制御基板95との配線の接続構造である。即
ち、取付台78の中央上下には、主基板ボックス110
を着脱自在に取り付けるための係止片81及び係合穴8
5が形成されているが、取付台78の左右には、上下一
対の係合レール205(断面L字状で上方及び内側側方
が開放されている)が形成されている。この係合レール
205には、電飾制御基板ボックス86及び効果音制御
基板ボックス94の各裏面に形成される係合レール20
6(断面L字状で下方及び外側側方が開放されている)
が係合されるようになっている。また、主基板ボックス
110の両側面には、フローテイングコネクタ208,
209が臨み、電飾制御基板ボックス86の右側側面及
び効果音制御基板ボックス94の左側側面にもフローテ
イングコネクタ207,210が臨んでいる。
【0108】しかして、まず、最初に主基板ボックス1
10を係止片81及び係合穴85によって中央に固定し
た状態で、左右の係合レール205に電飾制御基板ボッ
クス86及び効果音制御基板ボックス94の係合ール2
06が係合するように上方から掛け止め、その状態で電
飾制御基板ボックス86及び効果音制御基板ボックス9
4を取付台78の中央に向けてスライド移動させる。こ
のスライド移動させることにより、電飾制御基板ボック
ス86に臨むフローテイングコネクタ207と主基板ボ
ックス110の左側面に臨むフローテイングコネクタ2
08、及び効果音制御基板ボックス94に臨むフローテ
イングコネクタ210と主基板ボックス110の右側面
に臨むフローテイングコネクタ209とが自然に接続さ
れるため、第一実施形態のように、それぞれの基板ボッ
クス110,86,94を係止片81及び係合穴85に
取り付けた後に配線91,99をコネクタ接続するもの
に比べて配線の接続作業を簡略化し得る。一方、各基板
ボックス110,86,94を取り外す場合において、
左右の電飾制御基板ボックス86と効果音制御基板ボッ
クス94は、それぞれコネクタ207,208又は20
9,210が離れる方向にスライドさせて上方に抜き取
ることにより主基板ボックス110を取り付けたままの
状態でそれぞれのボックス86,94を取り外すことが
でき、主基板ボックス110は、電飾制御基板ボックス
86と効果音制御基板ボックス94とをそれぞれスライ
ドさせた状態で係止片81及び係合穴85から抜き取る
ことにより電飾制御基板ボックス86と効果音制御基板
ボックス94とを取付台78に取り付けたままの状態で
取り外すことができる。
【0109】図13に示す取付構造においては、第一実
施形態と異なる点が多い。即ち、取付台211は、ビス
212によって第2入賞玉集合カバー体66に取り付け
られる(もちろん、第一実施形態と同様に取付台軸受部
材75によって取り付け得るようにしてもよい)。取付
台211の下部両サイドには、折曲壁213が一体的に
形成され、各折曲壁213に1つの係合穴214が形成
されている。また、取付台211の上辺の左右には、一
対の係止凹部215が形成されている。
【0110】一方、電飾制御基板ボックス216は、逆
L字状に形成され、その裏面上部に前記係止凹部215
と係合する係止掛片218が形成され、その下部に前記
係合穴214と係合する係合突片219が突設されてい
る。更に、電飾制御基板ボックス216の内側側壁に係
合穴220が突出形成されている。また、電飾制御基板
ボックス216に収容される電飾制御基板217も逆L
字状に形成され、その逆L字状の一辺(図の上部)がコ
ネクタ実装領域として電飾制御基板ボックス216から
外部に臨み、そのコネクタ実装領域に実装されるコネク
タ221,222のうち、コネクタ222は、下方に向
かって突出するフローテイングコネクタとして形成され
ている。
【0111】同様に、効果音制御基板ボックス223
は、逆L字状に形成され、その裏面上部に前記係止凹部
215と係合する係止掛片225が形成され、その下部
に前記係合穴214と係合する係合突片226が突設さ
れている。更に、効果音制御基板ボックス223の内側
側壁に係合穴227が突出形成されている。また、効果
音制御基板ボックス223に収容される効果音制御基板
224も逆L字状に形成され、その逆L字状の一辺(図
の上部)がコネクタ実装領域として効果音制御基板ボッ
クス223から外部に臨み、そのコネクタ実装領域に実
装されるコネクタ228,229のうち、コネクタ22
9は、下方に向かって突出するフローテイングコネクタ
として形成されている。
【0112】上記のように構成される電飾制御基板ボッ
クス216及び効果音制御基板ボックス223は、下部
に突設される係合突片219,226を係合穴214に
差し込みながら上部に形成される係止掛片218,22
5を係止凹部215に掛け止めて取付台211に着脱自
在に装着し得る。そして、電飾制御基板ボックス216
及び効果音制御基板ボックス223を取付台211に取
り付けた状態においては、電飾制御基板ボックス216
と効果音制御基板ボックス223のコネクタ実装領域の
下方に空間部が形成され、その空間部に主基板ボックス
230が取り付けられるようになっている。
【0113】主基板ボックス230には、その上部左右
に係止爪232が突設されており、その係止爪232を
電飾制御基板ボックス216及び効果音制御基板ボック
ス223の前記係合穴220,227に下方から差し込
むことにより、主基板ボックス230を電飾制御基板ボ
ックス216及び効果音制御基板ボックス223に着脱
自在に取り付け得るようになっている。また、主基板ボ
ックス230には、複数の基板側コネクタ233,23
4,235が実装されているが、このうち、基板側コネ
クタ234,235は、接続口が上方に向かって形成さ
れるフローティングコネクタであり、主基板ボックス2
30を前記係合穴220,227に係止することにより
前記フローティングコネクタ222,229とが自然に
接続するようになっている。また、基板側コネクタ23
3は、他の制御基板や中継基板に接続されるためのコネ
クタである。
【0114】上記したように、図13に示す取付構造に
おいては、電飾制御基板ボックス216と効果音制御基
板ボックス223とを取付台211に着脱自在に取り付
け、その電飾制御基板ボックス216及び効果音制御基
板ボックス223に主基板ボックス230を着脱自在に
取り付けたので、主基板ボックス230を取り外す場合
には、電飾制御基板ボックス216及び効果音制御基板
ボックス223を取り外すことなく行うことができる
が、電飾制御基板ボックス216と効果音制御基板ボッ
クス223のいずれかを取り外す場合には、少なくとも
主基板ボックス230を取り外す必要がある。しかし、
取付台211に3つの基板ボックス216,223,2
30を取り付ける際には、電飾制御基板217と主基板
231との接続、及び効果音制御基板224と主基板2
31との接続が自動的に行われるので、接続作業の簡略
化を図ることができる。また、電飾制御基板ボックス2
16及び効果音制御基板ボックス223に予め主基板ボ
ックス230を組み付けた状態で取付台211に取り付
たり取り外したりすることができる。なお、図示の場合
には、ビス212が電飾制御基板ボックス216及び効
果音制御基板ボックス223で隠れる位置に形成されて
いるため、取付台211を外すことにより一括して3つ
の基板ボックス216,223,230を交換すること
ができないが、ビス212の止着位置を3つの基板ボッ
クス216,223,230で隠れない位置に設ければ
取付台211ごと交換できる。なお、この取付構造であ
れば、上記したように3つの基板ボックス216,22
3,230を組み付けた状態で取付台211から脱着で
きるので、特に取付台211が取り外せない構造であっ
ても不都合はない。
【0115】図14においては、取付台236と主基板
ボックス237、電飾制御基板ボックス238、効果音
制御基板ボックス239とのそれぞれの取付構造は、第
一実施形態と同様に係止片81と係合穴85とによって
個別に取り付けてもよいし、図12に示す構造のように
取付台236に形成される係合レールと各基板ボックス
237,238,239の裏面に形成される係合レール
とをスライド係合させることにより取り付け得るように
してもよい。図14の構造で注意すべきことは、第一実
施形態や図11乃至図13で示すように主基板ボックス
を中央に配置していない点であり、主基板ボックス23
7の下方に電飾制御基板ボックス238と効果音制御基
板ボックス239とを並列状に配置し、各基板ボックス
237,238,239のコネクタ接続領域237a,
238a,239aを対向するように向き合わせると共
に、各基板ボックス237,238,239に収容され
る基板の相互に接続されるコネクタ237bと238
b、コネクタ237cと239bとが上下の位置関係と
なるように設けられている。これによって配線の接続作
業が行い易いと共に配線のまとまりが良くなるという利
点がある。
【0116】更に、図15に示す取付構造は、主基板ボ
ックス240を取付台を介して又は取付台を介すること
なく第2入賞玉集合カバー体66の裏面に着脱自在に取
り付け、その主基板ボックス240に一体的に形成され
る係合穴243に電飾制御基板ボックス241及び効果
音制御基板ボックス242に一体的に形成される係合爪
244を下方から挿入係合させることにより着脱自在に
装着し得るものである。この場合も、主基板ボックス2
40の下方に電飾制御基板ボックス241と効果音制御
基板ボックス242とを並列状に配置し、各基板ボック
ス240,241,242のコネクタ接続領域240
a,241a,242aを対向するように向き合わせる
と共に、各基板ボックス240,241,242に収容
される基板の相互に接続されるコネクタ240bと24
1b、コネクタ240cと242bとが上下の位置関係
となるように設けられている。これによって配線の接続
作業が行い易いと共に配線のまとまりが良くなるという
利点がある。また、図15に示す取付構造は、少なくと
も電飾制御基板ボックス241と効果音制御基板ボック
ス242とを取り付けるための取付台が必要ない。
【0117】なお、主基板ボックスと電飾制御基板ボッ
クス及び効果音制御基板ボックスとの配置関係は、図1
4及び図15に示す配置関係に限らず、例えば、図14
を90度回転させた状態や180度回転させた状態でも
良い。また、第一実施形態を含めて電飾制御基板ボック
スと効果音制御基板ボックスとが主基板ボックスに対し
て逆の位置となってもよい。
【0118】また、前述した第一実施形態の図5及び図
6に示すブロック図においては、電飾制御基板87によ
って制御される電気部品(遊技効果ランプや遊技効果L
ED等)も効果音制御基板95によって制御される電気
部品(スピーカ12a,12b)も混在した状態で中継
基板に接続されるものを示したが、電飾制御基板87に
よって制御される電気部品をその種類毎に分けて専用の
中継基板に接続し、効果音制御基板によって制御される
電気部品を専用の中継基板に接続するようにしてもよ
い。このような接続構造を採用したブロック図を図16
乃至図23を参照して説明する。図16は、主基板と各
種制御基板及び電気部品との関係を示すブロック図であ
り、図17は、図16に関連した払出制御基板と各制御
基板及び電気部品との関係を示すブロック図であり、図
18は、図16と異なる主基板と各種制御基板及び電気
部品との関係を示すブロック図であり、図19は、図1
8と同じ主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図であり、図20は、図19に関連した払
出制御基板と各制御基板及び電気部品との関係を示すブ
ロック図であり、図21は、図16及び図18と異なる
主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を示すブロ
ック図であり、図22は、図21に関連した払出制御基
板と各制御基板及び電気部品との関係を示すブロック図
であり、図23は、図21及び図22のブロック図で示
す電気回路によって実行される賞球の払出動作を説明す
るためのタイミングチャートである。なお、図16乃至
図23において、図5及び図6と同じ部品に同一の符号
が付してある。
【0119】まず、図16及び図17(以下、この回路
構成を第二回路構成という)を図5及び図6(以下、こ
の回路構成を第一回路構成という)と対比させながら説
明する。図16及び図17に示す第二回路構成において
も、主基板120から他の制御基板71,87,95,
191に向けて一方向通信による制御が行われている点
で第一回路構成と変わりはない。第一回路構成と第二回
路構成とが異なる点は、遊技盤40に設けられる電気部
品を駆動系電気部品と表示系電気部品とに分類してそれ
ぞれ中継基板73a,73bに接続した点、スピーカ1
2a,12bを専用の効果音中継基板250,251を
介して効果音制御基板95に接続した点、電飾中継基板
15,16と電飾制御基板87との間を更に電飾中継基
板252を介して接続した点、サンパック中継基板18
9に接続される電気部品を纏めた点、満タンスイッチ1
84だけではなくカウントスイッチ176及び球切れス
イッチ171,158をサンパック中継基板189を介
して主基板120にのみ接続した点、電源ユニットボッ
クス159内に設けられる情報端子基板165を払出制
御基板191にのみ接続した点、等である。
【0120】より詳細に説明すると、図5において、中
継基板73aには、駆動系電気部品であるスイッチ,ソ
レノイドと表示系電気部品である記憶表示LED46,
60及び回数個数表示器53とが混在して接続されてい
たが、図16において、主基板12に接続される中継基
板73aには、駆動系電気部品である遊技盤面各スイッ
チ51,52,56,58とソレノイド50,55だけ
が接続される一方、電飾制御基板87に接続される中継
基板73bには、表示系電気部品である飾りランプ基板
62,飾りLED基板63,記憶表示LED46,6
0,回数個数表示器53,普通図柄表示器59が纏めて
接続されている。なお、図16においては、電飾制御基
板87によって記憶表示LED46,60,回数個数表
示器53,普通図柄表示器59が制御されるものを示し
たが、これらを主基板120で制御するようにしてもよ
い。この場合には、中継基板73aを介して主基板12
0に接続するか、あるいは主基板120に直接接続して
もよい。
【0121】また、図5において、スピーカ12a,1
2bが電飾中継基板16を介して効果音制御基板95に
接続されていたが、図16においては、左右のスピーカ
12a,12bがそれぞれ専用の効果音中継基板25
0,251を介して効果音制御基板95に接続されてい
る。また、図5において、ドアスイッチ17が電飾中継
基板15及びサンパック中継基板189を介して主基板
120に接続されているが、図16においては、サンパ
ック中継基板189だけを介して主基板120に接続さ
れている。また、図16において、電飾中継基板15,
16も、表示系電気部品をさらに分類して発熱を伴うラ
ンプ系の電気部品を中継する電飾中継基板15と、比較
的発熱を伴わないLEDの電気部品を中継する電飾中継
基板16とに分け、更に、それらの電飾中継基板15,
16と電飾制御基板87とを電飾中継基板252を介し
て接続している。
【0122】また、図5及び図6の第一回路構成に対応
する図7乃至図9のフロー図では、満タンスイッチ18
4からの信号は、主基板120にのみ入力され、賞球カ
ウントスイッチ176の信号は、主基板120と払出制
御基板191の両方に入力され、賞球側の球切れスイッ
チ171からの信号を主基板120に、球貸し側の球切
れスイッチ158からの信号を払出制御基板191にそ
れぞれ入力するとして説明したが、第二回路構成におい
ては、図16及び図17に示すように、満タンスイッチ
184、賞球カウントスイッチ176、球切れスイッチ
171,158からの信号を全て主基板120にのみ入
力するようになっている。これは、1つのスイッチから
複数の制御基板に向けて信号を送らないようにしてスイ
ッチ(検出手段)と制御基板との対応関係を明確にする
ためである。したがって、この第二回路構成によって図
8及び図9と同じ動作を行わせるためには、満タンスイ
ッチ184からの信号だけでなく賞球カウントスイッチ
176からの信号及び球貸し側の球切れスイッチ158
からの信号も主基板120を介して払出制御基板191
に向けて導出する必要がある。
【0123】更に、第一回路構成における電源ユニット
ボックス159内に設けられる情報端子基板165は、
図6に示すように、主基板120と払出制御基板191
の両方と接続されているが、第二回路構成においては、
払出制御基板191にのみ接続されている。このため、
第一回路構成においては、主基板120から出力情報に
基づいて情報端子基板165から賞球情報を出力するこ
とができたが、第二回路構成においては、主基板120
からの出力情報が情報端子基板165に中継されないの
で、第二回路構成では、賞球情報を主基板120に接続
される情報端子基板74を介して外部に出力するように
なっている。
【0124】一方、第一回路構成においては、図6に示
すように、払出ユニット中継基板180に主基板120
だけに接続される電気部品と払出制御基板191に接続
される電気部品とが混在して接続されているが、第二回
路構成においては、図17に示すように、払出制御基板
191に接続される電気部品173〜175,177〜
179を中継する払出ユニット中継基板180aと、主
基板120に接続される電気部品158,171,17
6を中継する払出ユニット中継基板180bとを分割し
て形成している。なお、図17において、発射制御基板
126は、払出制御基板191に直接接続されるのでは
なく、発射中継基板253を介して接続されるようにな
っているが、これは、配線の接続作業を簡略化するため
のものであり、第一回路構成と同様に直接接続するよう
にしてもよい。
【0125】上記したように、図16及び図17に示す
第二回路構成においては、制御基板と当該制御基板の制
御対象である電気部品とが専用の中継基板に纏められて
接続されているので、配線の接続確認が行い易いと共に
誤配線を容易に発見することができる。例えば、効果音
制御基板95によって制御されるスピーカ12a,12
bは、効果音中継基板250,251に纏められて接続
され、電飾制御基板87によって制御される電気部品
は、中継基板73b(遊技盤40に設けられる表示系電
気部品が接続)、電飾中継基板15(ガラス板保持枠4
に設けられる表示系ランプ部品が接続)、電飾中継基板
16(ガラス板保持枠4に設けられる表示系LED部品
が接続)にそれぞれ纏められて接続され、主基板120
によって制御される電気部品は、中継基板73a(遊技
盤40に設けられる駆動系電気部品が接続)、サンパッ
ク中継基板189及び払出ユニット中継基板180b
(払出動作に係る駆動系電気部品が接続)にそれぞれ纏
められて接続され、払出制御基板191によって制御さ
れる電気部品は、払出ユニット中継基板180aに纏め
られて接続されており、電気部品と当該電気部品を制御
する制御基板との接続関係が中継基板を介して明確とな
り、これによって配線の接続確認が行い易いと共に誤配
線を容易に発見することができるものである。
【0126】図18に示す回路構成(以下、これを第三
回路構成という)は、第二回路構成の図16に示す回路
構成に相当するものであるが(この第三回路構成におけ
る払出制御基板191の回路構成は、図17と全く同じ
であるため、これを省略する)、第二回路構成と相違す
る点は、表示制御基板71に主基板120から直接電源
が供給される点、表示制御基板71によって制御される
表示器がドラム等の機械的な可変表示装置に代えて、L
ED,LCDや液晶等の電気的な可変表示装置である図
柄表示器254である点である。この図柄表示器254
は、普通図柄表示器,記憶表示LED,及び回数個数表
示器も兼用表示するので、第二回路構成と異なり普通図
柄表示器,記憶表示LED,及び回数個数表示器が中継
基板73bを介して電飾制御基板87に接続されるもの
ではない。ただし、普通図柄表示器,記憶表示LED,
及び回数個数表示器のいずれか1つ又は全部を含む複数
を別途に設けても差し支えない。このように別途に設け
た場合には、これらを中継基板73aを介して主基板1
20で制御してもよいし、中継基板73bを介して電飾
制御基板87で制御するようにしてもよい。
【0127】この第三回路構成においても、電気部品と
当該電気部品を制御する制御基板との接続関係が中継基
板を介して明確となり、これによって配線の接続確認が
行い易いと共に誤配線を容易に発見することができるも
のである。
【0128】図19及び図20に示す回路構成(以下、
これを第四回路構成という)は、図19に示す主基板1
20側の回路構成は、図18に示す第三回路構成とほぼ
同じ(情報端子基板165から球貸し情報が出力されな
い点で異なる)であるが、図20に示す払出制御基板1
91側の回路構成は、前述した第一回路構成乃至第三回
路構成と異なり、カードユニット装置31で球貸しを行
わない場合(即ち、遊技球を現金で購入するタイプでカ
ードユニット装置31がなく、遊技球を弾球遊技機から
払い出すのではなく独立した玉貸機から払い出すもの)
の回路構成である。このタイプの弾球遊技機1には、球
貸しに係る電気部品である球切れスイッチ158,球貸
しモータ173,球貸しカウントスイッチ175,球貸
しモータ位置センサ179が設けられていないので、払
出ユニット中継基板180a,180bにそれぞれ上記
の球貸しに係る電気部品が接続されないこと、及び情報
端子基板165から球貸し情報が出力されないことを除
いて図17及び図18に示す回路構成と同一である。
【0129】この第四回路構成においても、電気部品と
当該電気部品を制御する制御基板との接続関係が中継基
板を介して明確となり、これによって配線の接続確認が
行い易いと共に誤配線を容易に発見することができるも
のである。
【0130】図21及び図22に示す回路構成(以下、
第五回路構成という)は、上述した第一回路構成乃至第
四回路構成と若干異なる技術思想に基づく回路構成であ
り、この第五回路構成の回路構成においては、主基板1
20によって制御される電気部品を中継基板73aに纏
めて中継し(ただし、駆動系電気部品も表示系電気部品
も混在して中継している)、電飾制御基板87によって
制御される電気部品を中継基板73b、電飾中継基板2
55,256にそれぞれ纏めて中継し(ただし、表示系
ランプ部品も表示系LED部品も混在して中継してい
る)、効果音制御基板95によって制御される電気部品
(スピーカ12a,12b)を効果音中継基板250,
251及び音量切換スイッチ基板258に纏めて中継し
ている点で第二回路構成乃至第四回路構成と類似した技
術思想となっているが、賞球の払出動作及び球貸しの払
出動作に関しては、ほとんど払出制御基板191によっ
て制御されている点で大きく相違する。即ち、主基板1
20には、入賞球検出スイッチ187が接続されてお
り、入賞球排出ソレノイド188や満タンスイッチ18
4は、払出制御基板191にだけ接続されている。そし
て、主基板120から払出制御基板191に導出される
情報信号は、入賞球検出スイッチ187のON動作によ
る賞球個数信号と、球切れスイッチ171のON動作に
よる貸し球不可信号である。ただし、入賞球検出スイッ
チ187のON動作があっても球切れスイッチ171の
ON動作があった場合には、賞球個数信号は、導出され
ない。
【0131】また、この第五回路構成が適用される弾球
遊技機1は、球払出装置260の構成が1つの払出モー
タ262によって賞球も球貸しも行うものであり、その
払出数の確認は、払出モータ262によって回転駆動さ
れる払出部材(例えば、スクリュー部材)の回転位置を
検出するモータ位置センサ基板261に実装されるセン
サ(投受光方式のセンサ)によって行われるものであ
る。また、電源ユニットボックスには、主基板用電源ス
イッチ265を有する電源スイッチ基板264と、外部
接続端子166を有する情報端子基板165とが設けら
れている。電源スイッチ基板264の主基板用電源スイ
ッチ265をONすることにより、主基板120のAC
24Vの電源が供給されると共にカードユニット31a
等が接続されるインターフェイス基板263にもAC2
4Vの電源が供給される。また、各制御基板87,9
5,71,191には、主基板120を介して各種の電
圧が送られるようになっている。また、情報端子基板1
65は、払出制御基板191からの信号を受けて球切れ
(ただし、球切れ情報スイッチ156からの信号に基づ
く球切れ情報)、賞球、球貸し情報を外部に導出する。
なお、図22中、一点鎖線で囲まれた部分を接続しない
ことにより、遊技球を独立した玉貸機から購入する現金
機タイプの弾球遊技機仕様の回路構成となる。
【0132】上記のように第五回路構成を有する弾球遊
技機1においては、主基板120からの一方向通信によ
って他の制御基板71,87,95,191が制御され
る点では、第一回路構成乃至第四回路構成と同じである
が、主基板120と払出制御基板191との関係におい
て、主基板120は、入賞球信号が入力されたときに賞
球個数信号を導出する点だけで賞球の払出動作に関与す
る点で第一回路構成乃至第四回路構成のものと相違す
る。
【0133】この点を図23に示すタイミングチャート
によって説明すると、入賞球検出スイッチ187からの
検出信号S1があると、主基板120は、払出制御基板
191に向けて賞球個数信号R1を導出する。賞球個数
信号R1を受けた払出制御基板191は、入賞球排出ソ
レノイド188をON・OFF動作すると共に払出モー
タ262を駆動する。入賞球排出ソレノイド188がO
FFになると次の入賞球検出スイッチ187からの検出
信号S2が入力されて次の賞球個数信号R2が払出制御
基板191に向けて導出される。しかし、この賞球払出
信号R2が入力されても入賞球排出ソレノイド188が
直ちにON・OFF動作されるのではなく、前回の払出
動作の終了を待って賞球個数信号R2に基づく入賞球排
出ソレノイド188のON・OFF動作と払出モータ2
62の駆動を開始するものである。2回目の入賞球排出
ソレノイド188のON・OFF動作の終了直後に球切
れスイッチ171からの信号が入力された場合に、主基
板120は、入賞球検出信号S3が導出されている場合
でも賞球個数信号を導出しない。これによって球切れス
イッチ171が元のOFF状態に戻るまで賞球の払出動
作が停止されることとなる。
【0134】上記した第五回路構成と第一回路構成乃至
第四回路構成との賞球払出動作における最も大きな相違
点は、突き詰めれば、入賞球排出ソレノイド188の制
御を主基板120で行うか払出制御基板191で行うか
の違いであり、その他の制御において、大きな相違点は
ない。しかし、このような第5回路構成を有する主基板
120と電飾制御基板87と効果音制御基板95とをそ
れぞれ収容する基板ボックス110,86,94を図
4,図11乃至図14に示すような配置関係を持って弾
球遊技機1の裏面の所定位置(入賞玉集合カバー体66
又は機構板150)に取り付けてもよい。
【0135】以上、実施形態に係る弾球遊技機1の詳細
な構成について説明してきたが、上記した実施形態にお
いては、主基板と払出制御基板と発射制御基板とを別体
に設けたものとして説明したが、主基板と払出制御基
板、又は主基板と払出制御基板と発射制御基板を1つの
基板で構成して1つの基板ボックスに収容してもよい。
また、各制御基板の基板ボックスへの収容状態として
は、完全に密閉した状態の収容であっても、あるいは一
部が露出した状態の収容であってもよい。また、賞球モ
ータ174を含む賞球払出手段と球貸モータ173を含
む貸玉払出手段とを1つのケース241内に一体的に形
成したものを示したが、これらを別体に形成して異なる
位置に配置してもよい。また、上記した実施形態におい
ては、パチンコ島台から玉の供給を受ける玉供給部とし
て、賞球タンク154を示したが、パチンコ島台から直
接玉整列レール部材157に供給するものでも良い。
【0136】更に、上記した実施形態においては、主基
板と払出制御基板との制御が一方向制御であるとして説
明したが、主基板と払出制御基板とを双方向で制御する
ようにしてもよい。具体的には、入賞球検出スイッチ1
87を払出制御基板191にのみ接続し、入賞球信号を
払出制御基板191から送り、主基板120は、その入
賞球信号を受けたときに、その入賞球信号に応じた賞球
個数信号を払出制御基板191に送って賞球の払出動作
を行うようにしてもよい。
【0137】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技動作を制御する遊
技制御基板を収容する遊技制御基板ボックスと、遊技動
作に応じた効果音を発生制御する効果音制御基板を収容
する効果音制御基板ボックスと、遊技機を電気的に装飾
する電飾部品を表示制御する電飾制御基板を収容する電
飾制御基板ボックスと、を備えた遊技機において、前記
遊技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾
制御基板ボックスとを相互に分離可能な状態で且つ一括
して取り付けたり取り外したりすることができるように
所定の部位に着脱自在に取り付けたことを特徴とするも
のである。このように構成することにより、組立時にお
いて3つの基板ボックスを一括して同時に取り付けるこ
とができるため、その作業性が容易となり、また、基板
の交換時においても、3つの基板ボックスを一括して同
時に取り外し再度一括して同時に取り付けることができ
るので、その作業性が容易となる。また、一括して取り
付けたり取り外したりすることができるので、各基板に
おける相互の配線の接続作業も容易となる。
【0138】また、請求項2の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾制
御基板ボックスとを1つの取付部材に着脱自在に取り付
けると共に、その取付部材を所定の部位に着脱自在に取
り付けたことにより、組立時において取付部材を取り付
けることにより3つの基板ボックスを一括して同時に取
り付けることができるため、その作業性が容易となり、
また、基板の交換時においても、取付部材の脱着により
3つの基板ボックスを一括して同時に取り外し再度一括
して同時に取り付けることができるので、その作業性が
容易となる。また、取付部材によって一括して取り付け
たり取り外したりすることができるので、各基板におけ
る相互の配線の接続作業も容易となる。更に、個々の基
板ボックスが個別に取付部材から脱着できるので、故障
等が生じた基板ボックスだけを取り外して交換すること
ができる。
【0139】また、請求項3の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスを中央に配置すると共にその両側方
に前記効果音制御基板ボックスと電飾制御基板ボックス
とを配置し、前記遊技制御基板のコネクタ実装領域に
は、前記効果音制御基板ボックス側に前記効果音制御基
板と接続するためのコネクタを実装し、前記電飾制御基
板ボックス側に前記電飾制御基板と接続するためのコネ
クタを実装したことにより、遊技制御基板と効果音制御
基板との配線の接続作業、及び遊技制御基板と電飾制御
基板との配線の接続作業が行い易いと共に配線のまとま
りが良くなるという利点がある。
【0140】また、請求項4の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾制
御基板ボックスとを所定の部位に取り付けた状態で、前
記遊技制御基板と効果音制御基板及び遊技制御基板と電
飾制御基板とがコネクタ接続されることにより、それぞ
れの基板ボックスを所定の部位に取り付けるだけで自動
的に遊技制御基板と効果音制御基板及び遊技制御基板と
電飾制御基板との間の配線接続が行われる。
【0141】更に、請求項5の発明においては、前記遊
技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと電飾制
御基板ボックスとは、内部に収容される遊技制御基板、
効果音制御基板、電飾制御基板が外部から視認し得るよ
うに形成されると共に、所定の部位に取り付けた状態で
相互の基板が重複しないようにしたことにより、3つの
基板ボックスが取り付けられた状態において、内部に収
容されるそれぞれの制御基板が不正改造されているか否
かを容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機の背面図である。
【図3】遊技盤の背面構造を示す斜視図である。
【図4】電飾制御基板ボックスと効果音制御基板ボック
スと主基板ボックスの取付状態を示す斜視図である。
【図5】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図6】払出制御基板と各制御基板及び電気部品との関
係を示すブロック図である。
【図7】主基板における賞球払出チェック処理を示すフ
ロー図である。
【図8】払出制御基板における賞球払出処理を示すフロ
ー図である。
【図9】払出制御基板における貸玉払出処理を示すフロ
ー図である。
【図10】本実施形態における各入力手段と賞球動作・
球貸動作・発射装置の動作との関係を示す一覧表図であ
る。
【図11】主基板ボックスと電飾制御基板ボックスと効
果音制御基板ボックスの他の取付構造を示す斜視図であ
る。
【図12】主基板ボックスと電飾制御基板ボックスと効
果音制御基板ボックスの更に他の取付構造を示す斜視図
である。
【図13】主基板ボックスと電飾制御基板ボックスと効
果音制御基板ボックスの更に他の取付構造を示す斜視図
である。
【図14】主基板ボックスと電飾制御基板ボックスと効
果音制御基板ボックスの他の配置関係を示す背面概略図
である。
【図15】主基板ボックスと電飾制御基板ボックスと効
果音制御基板ボックスの他の配置関係及び更に他の取付
構造を示す背面概略図である。
【図16】図5と異なる主基板と各種制御基板及び電気
部品との関係を示すブロック図である。
【図17】図16に関連した払出制御基板と各制御基板
及び電気部品との関係を示すブロック図である。
【図18】図16と異なる主基板と各種制御基板及び電
気部品との関係を示すブロック図である。
【図19】図18と同じ主基板と各種制御基板及び電気
部品との関係を示すブロック図である。
【図20】図19に関連した払出制御基板と各制御基板
及び電気部品との関係を示すブロック図である。
【図21】図16及び図18と異なる主基板と各種制御
基板及び電気部品との関係を示すブロック図である。
【図22】図21に関連した払出制御基板と各制御基板
及び電気部品との関係を示すブロック図である。
【図23】図21及び図22のブロック図で示す電気回
路によって実行される賞球の払出動作を説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 66 第2入賞玉集合カバー体(所定の部位) 75 取付台軸受部材 78 取付台(取付部材) 86 電飾制御基板ボックス 87 電飾制御基板 94 効果音制御基板ボックス 95 効果音制御基板 110 主基板ボックス(遊技制御基板ボックス) 120 主基板(遊技制御基板)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作を制御する遊技制御基板を収容
    する遊技制御基板ボックスと、遊技動作に応じた効果音
    を発生制御する効果音制御基板を収容する効果音制御基
    板ボックスと、遊技機を電気的に装飾する電飾部品を表
    示制御する電飾制御基板を収容する電飾制御基板ボック
    スと、を備えた遊技機において、 前記遊技制御基板ボックスと効果音制御基板ボックスと
    電飾制御基板ボックスとを相互に分離可能な状態で且つ
    一括して取り付けたり取り外したりすることができるよ
    うに所定の部位に着脱自在に取り付けたことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技制御基板ボックスと効果音制御
    基板ボックスと電飾制御基板ボックスとを1つの取付部
    材に着脱自在に取り付けると共に、その取付部材を所定
    の部位に着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項
    1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御基板ボックスを中央に配置
    すると共にその両側方に前記効果音制御基板ボックスと
    電飾制御基板ボックスとを配置し、前記遊技制御基板の
    コネクタ実装領域には、前記効果音制御基板ボックス側
    に前記効果音制御基板と接続するためのコネクタを実装
    し、前記電飾制御基板ボックス側に前記電飾制御基板と
    接続するためのコネクタを実装したことを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技制御基板ボックスと効果音制御
    基板ボックスと電飾制御基板ボックスとを所定の部位に
    取り付けた状態で、前記遊技制御基板と効果音制御基板
    及び遊技制御基板と電飾制御基板とがコネクタ接続され
    ること特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技制御基板ボックスと効果音制御
    基板ボックスと電飾制御基板ボックスとは、内部に収容
    される遊技制御基板、効果音制御基板、電飾制御基板が
    外部から視認し得るように形成されると共に、所定の部
    位に取り付けた状態で相互の基板が重複しないようにし
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の遊技機。
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