JP2000092961A - 作業機 - Google Patents

作業機

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Publication number
JP2000092961A
JP2000092961A JP10266774A JP26677498A JP2000092961A JP 2000092961 A JP2000092961 A JP 2000092961A JP 10266774 A JP10266774 A JP 10266774A JP 26677498 A JP26677498 A JP 26677498A JP 2000092961 A JP2000092961 A JP 2000092961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
operator
combine
conditioned air
cockpit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10266774A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Yoshino
正彦 芳野
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP10266774A priority Critical patent/JP2000092961A/ja
Publication of JP2000092961A publication Critical patent/JP2000092961A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価に、しかも快適な作業空間となる
操縦席を備えたコンバインなどの作業機を提供するこ
と。 【解決手段】 穀類の刈取作業、収穫作業に用いる操縦
席10を備えた作業機において、操縦席の後部であっ
て、操縦席に着座するオペレータの左右と中央に空調風
吐出口14a〜14cが設けられた空調装置を備えた作
業機である。本発明によれば、エアコンの空調風吐出口
14a〜14cをオペレータの後方の左右と中央に設け
たことでオペレータの背中と左右に空調風を当てること
ができ、また、左右の吐出口14b、14cのホースを
フレキシブルにして吐出口14b、14cの向きを自在
に変化させることで任意の位置から空調風を吹き出させ
ることができる。また、中央部に空調風吐出口14aを
設けることにより作業時に向かい風があってもオペレー
タの背中が風よけとなり、オペレータの背中に冷気を当
てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀類の収穫作業な
どを行う農業用のコンバイン、ハーベスタなどの作業機
に関する。
【0002】
【従来の技術】作業機の例としてコンバインを例に説明
する。
【0003】コンバインは刈取り・脱穀作業を開始する
と、圃場の穀稈は刈取装置の前端下部にある分草具によ
って分草作用を受け、次いで穀稈引起し装置の引起し作
用によって倒伏状態から直立状態に引起こされ、穀稈の
株元が刈刃に達して刈取られ、穀稈の供給搬送装置に受
け継がれて順次連続状態で後部上方に搬送される。
【0004】穀稈の供給搬送装置の後部では扱深さを調
節して、フィードチェンから脱穀装置に供給され、脱穀
装置において回転する扱胴の扱歯によって脱穀される。
そして、脱穀処理物は選別室で選別処理され、脱穀選別
した穀粒はグレンタンクに一時貯留し、貯留量が蓄積し
たらオーガによりコンバインの外部に搬出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンバインを用いるこ
とにより圃場の穀物の収穫作業、すなわち刈取り、脱穀
作業は省力化され、かつ能率化されてきた。コンバイン
による収穫作業は、コンバインに搭乗するオペレータの
運転操作により行われる。オペレータは、各種の運転操
作を次々と行わなければならないが、オペレータの精神
的労働強度を軽減させるために操縦席が快適な作業空間
であることが必要である。
【0006】しかし、コンバインの操縦席を囲うキャビ
ンを設け、当該キャビン内部の冷暖房用のエアコンをコ
ンバインに設けることが最も望ましいが、そのようなエ
アコン付のキャビンを備えたコンバインは高価になる欠
点がある。
【0007】そこで、本発明の課題は比較的安価に、し
かも快適な作業空間となる操縦席を備えたコンバインな
どの作業機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成により解決される。
【0009】すなわち、穀類の刈取作業、収穫作業に用
いる操縦席を備えた作業機において、操縦席に着座する
オペレータに向かう空調風吹出口が設けられた空調装置
を操縦席の後部に備えたことを特徴とする作業機であ
る。上記空調吹出口は操縦席の後部の左右と中央に設け
ることが望ましい。
【0010】本発明によれば、空調装置の空調風吹出口
をオペレータの後方の、例えば左右と中央に設けたこと
でオペレータの背中と左右に空調風を当てることがで
き、また、例えば左右の吹出口のホースをフレキシブル
にして吹出口の向きを自在に変化させることで任意の位
置から空調風を吹き出させることができる。また、中央
部に空調風吹出口を設けることにより作業時に向かい風
があってもオペレータが風よけとなり、オペレータの背
中に冷気を当てることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明する。図1に本発明の実施の形態の穀類の収穫作業
を行うコンバインの側面図を示し、図2はコンバインの
操縦席付近の前面図、図3はコンバイン操縦席付近の側
面図、図4は操縦席に設けた空調設備の吹出口の正面
図、平面図及び側面図である。
【0012】図1に示すコンバイン1の車体フレーム2
の下部には、ゴムなどの可撓性材料を素材として無端帯
状に成型したクローラ4を駆動スプロケット4aと複数
の遊動転輪4bとを巻回し、乾田はもちろんのこと湿田
においても沈下しないで走行できる構成の走行装置3を
備え、車体フレーム2の前部には刈取装置6を搭載し、
車体フレーム2の上部には脱穀装置8を搭載する。脱穀
装置8で脱穀され、藁などと選別された穀粒はグレンタ
ンク(図示せず)に一時貯留され、グレンタンクに穀粒
が蓄積されればオーガ9によりコンバイン1の外部へ穀
粒を搬出する。
【0013】また、車体フレーム2の上方側部で刈取装
置6と脱穀装置8との間に、オペレータが搭乗する操縦
席10と、該操縦席10の上方部にはサンバイザー11
が設けられている。また、操縦席10の後部側にはエア
コン本体13とその空調風吹出口14(図2、図3参
照)が設けられている。
【0014】そして、本実施の形態の特徴は、図2に示
すようにエアコン本体13の空調風吹出口14の取付部
15には中央部分をベースとし、その左右にフレキシブ
ルホース16を連結して左右の空調風吹出口14b、1
4cを設け、エアコンの空調風吹出口14b、14cを
オペレータの後方の左右と中央に設けたことと、左右の
吹出口14b、14cのホース16をフレキシブルにし
て吹出口14b、14cの向きを自在に変化させること
ができることである。左右の空調風吹出口14b、14
cはオペレータの左右を包み込むように配置されてい
る。
【0015】エアコンの空調風吹出口14をオペレータ
の後方の左右と中央に設けたことでオペレータの背中と
左右に空調風を当てることができ、また、左右の吹出口
14b、14cの向きを自在に変化させることで任意の
位置から空調風を吹き出させることができる。また、中
央部に空調風吹出口14aを設けることにより作業時に
向かい風があってもオペレータが風よけとなり、オペレ
ータの背中に冷気を当てることができる。左右の吹出口
14b、14cは中央の吹出口14aの取付部15から
フレキシブルなホース16を介して左右に設けられる。
【0016】また、空調風吹出口14の取付部をエアコ
ン本体13から脱着可能にすることが望ましい。前記脱
着部14d(図4参照)を中央の吹出口14aの取付部
15の基部とエアコン本体13との接続部に設けること
で、全部の空調風吹出口14a〜14cをエアコン本体
13から取り外すことができ、エアコンの不使用時や長
期格納時に空調風吹出口取付部15をエアコン本体13
から外し、清掃することができると同時にホコリの付
着、水侵入の防止を図ることができる。
【0017】また、エアコン本体13内には図4(エア
コン本体のケーシングを外した状態での前面図)、図5
(エアコン本体のケーシングを外した状態での平面
図)、図6(エアコン本体の側面図)に示すようにコン
バイン1の進行方向に向かって冷凍機20が中央部より
右側に配置されており、また、コンバイン1の進行方向
に向かって冷凍機20の左側にエアヒータ21を設けて
いる。
【0018】エアヒータ21にはエンジン冷却後の冷却
水(温水)をホース22を介して循環供給可能にしてお
り、エアヒータ21からはシロッコファン23の作動に
より温風が吹き出し可能になっている。こうして冷凍機
20による冷気は温水により温度調整ができる。図2に
示すように、冷気吹き出しと温風吹き出しの切り替え、
及びそれぞれその風量の調整ができるダイヤルなどの操
作パネル17がエアコン本体13上面に配置されてい
る。
【0019】また、オペレータがコンバイン1の進行方
向に向かって右側に乗るように操縦席10が設けられて
いるコンバイン1において、エアコン本体13の進行方
向右側面に冷凍機20のフィルタ24を脱着可能にし、
また比較的エンジンに近い左側面にエアヒータ21と当
該エアヒータ21に温水を供給する配管部に設けたバル
ブ類を集めてバルブ類のメンテナンス性を向上させた。
【0020】前述のように、冷凍機20側のエアコン本
体13のコンバイン1の進行方向右側の側面にはフィル
タ取付枠25が設けられ、該フィルタ取付枠25には空
気取入れ用のフィルタ24が脱着自在に取り付けられて
いる。フィルタ取付枠25は図5に示すように一側端部
側に設けられたバネ28付きのヒンジ27を中心に開閉
自在となっているので、図5に示す状態にフィルタ取付
枠25を開いて、フィルタ部分を取り外すことができ
る。このときフィルタ取付枠25はヒンジ27部分にバ
ネ28を取り付けてワンタッチで開く構成にすると操作
性が向上する。また、フィルタ取付枠25の内側にフィ
ルタ24を3重構造として取り付けた。フィルタ24の
最外部には、鋼板製のパンチングメタル24a、中間部
にはポリエステル系ウレタンフォーム製(イノアックコ
ーポレーション製の商品名MFシリーズ)のスポンジフ
ィルタ24b、最内部にはペーパフィルタ24cを配置
する。
【0021】上記3重構造のフィルタ24により、鋼板
製のパンチングメタル24a部分で、比較的大きなゴミ
のエアコン内部への侵入を防止し、次にスポンジフィル
タ24bで小さいゴミ、ホコリの侵入を防止する。ま
た、最内部のペーパフィルタ24c部分で微細なチリが
エアコン本体13内に侵入することを防止でき、エアコ
ンの吸入空気の清浄化が図れる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、作業機の操縦席に着座
するオペレータの作業空間の快適性が保たれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のコンバインの一方の側
面図である。
【図2】 図1のコンバインの操縦席付近の正面図であ
る。
【図3】 図1のコンバインの操縦席付近の他方の側面
図である。
【図4】 図1のコンバインのエアコン部分の正面図で
ある。
【図5】 図1のコンバインのエアコン部分の平面図で
ある。
【図6】 図1のコンバインのエアコン部分の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 車体フレーム 3 走行装置 4 クローラ 6 刈取装置 8 脱穀装置 9 オーガ 10 操縦席 11 サンバイザー 13 エアコン本体 14 空調風吹出口 15 空調風吹出口
取付部 16 フレキシブルホース 17 操作パネル 20 冷凍機 21 エアヒータ 22 ホース 23 シロッコファ
ン 24 フィルタ 25 フィルタ取付
枠 27 ヒンジ 28 バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀類の刈取作業、収穫作業に用いる操縦
    席を備えた作業機において、操縦席に着座するオペレー
    タに向かう空調風吹出口が設けられた空調装置を操縦席
    の後部に備えたことを特徴とする作業機。
  2. 【請求項2】 左右の空調風吹出口の向きを自在に変え
    ることができるように空調風吹出口に接続するホースを
    フレキシブルにしたことを特徴とする請求項1記載の作
    業機。
JP10266774A 1998-09-21 1998-09-21 作業機 Pending JP2000092961A (ja)

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