JP2003200727A - 作業車の空調装置 - Google Patents

作業車の空調装置

Info

Publication number
JP2003200727A
JP2003200727A JP2003021946A JP2003021946A JP2003200727A JP 2003200727 A JP2003200727 A JP 2003200727A JP 2003021946 A JP2003021946 A JP 2003021946A JP 2003021946 A JP2003021946 A JP 2003021946A JP 2003200727 A JP2003200727 A JP 2003200727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
seat
discharge port
air conditioner
working vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003021946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3755515B2 (ja
Inventor
Masahiko Yoshino
正彦 芳野
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2003021946A priority Critical patent/JP3755515B2/ja
Publication of JP2003200727A publication Critical patent/JP2003200727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3755515B2 publication Critical patent/JP3755515B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業車において、廉価な構成で操作部に着座し
ている作業者の作業環境を向上させる。 【解決手段】 走行装置1を有する車台2上に座席5を
配置する操作部3を設けた作業車において、該操作部3
の上方にはサンバイザ15を設け、任意の温度に変温さ
れた空調風が吐出する吐出口4が、操作部3の外側方で
あって座席5の後方に位置するように構成し、また、前
記吐出口4が、前記座席5に着座している作業者に向け
て左右方向内方に空調風を吹き出すように配置した作業
車の空調装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作業車の空調装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の作業車の空調装置は、操作部の周
囲にキャビンを形成して、該キャビン内を空調する構成
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の作業車の空調装
置は、操作部の周囲にキャビンを形成していたのでコス
ト高になると共に、作業車全体の重量も重くなるという
欠点があった。本発明は、このような問題点を解消する
作業車を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る作業車の
空調装置は、前記のような課題を解決するものであっ
て、次のような構成である。すなわち、請求項1に記載
の発明においては、走行装置1を有する車台2上に座席
5を配置する操作部3を設けた作業車において、該操作
部3の上方にはサンバイザ15を設け、任意の温度に変
温された空調風が吐出する吐出口4が、操作部3の外側
方であって座席5の後方に位置するように構成したこと
を特徴とする作業車の空調装置とした。請求項2に記載
の発明においては、前記吐出口4が、前記座席5に着座
している作業者に向けて左右方向内方に空調風を吹き出
すように配置されていること特徴とする請求項1に記載
の作業車の空調装置とした。
【0005】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態を
具現化した農作業機であるコンバインが示されている。
走行装置1を有する車台2の前方には、植立穀稈を刈り
取って後方に搬送する刈取装置6と、該刈取装置6から
搬送されてきた穀稈を受け継いでさらに後方の脱穀装置
7に向けて搬送する搬送装置8が設けられている。前記
車台2上には搬送装置8から搬送されてきた刈取穀稈を
受け継ぎ脱穀選別する脱穀装置7と、該脱穀装置7にて
脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク9と、作
業者が座る座席5を有する操作部3が載置されている。
また、前記グレンタンク9内の一時貯溜していた穀粒を
排出する縦オーガ10と横オーガ11が設置されてい
る。前記刈取装置6は操作部3の前方に配置されてい
て、さらに、操作部3の左側方には搬送装置8が構成さ
れている。
【0006】前記操作部3の座席5の後方と上方には、
変温された空調風が吐出する吐出口4が構成されてい
る。図2に基づいて、吐出口4について説明する。吐出
口4は、操作部3の座席5の後方左側に二カ所(4a,
4b)と後方右側に二カ所(4c,4d)設けられてい
る。もちろん、二カ所以上でもい。また、座席5の上方
にも、上方左側に一カ所(4e)と上方右側に一カ所
(4f)設けられている(一カ所以上でもよい)。
【0007】また、吐出口4から吹き出す空調風を変温
させる空調装置12が、座席5の後方に設けられてい
て、前記吐出口4との間に空調風案内管13で接続され
ている。前記空調装置12の設置位置は、設置可能な場
所であればどこでもよい。例えば、塵埃の少ないグレン
タンク9や脱穀装置7の上部、該グレンタンク9と脱穀
装置7の間の空間、エンジンへの空気を供給するエアク
リーナ(図示せず)の近傍等である。
【0008】前述のごとく構成されたコンバインを前進
させて作業を開始すると、植立穀稈は刈取装置6で刈り
取られ、刈り取られた穀稈は搬送装置8を通過して脱穀
装置7へと送られ、該脱穀装置5にて脱穀選別され、脱
穀後の排稈は、脱穀装置7の後部から機外へと排出され
ていく。また、脱穀装置7にて脱穀選別された穀粒はグ
レンタンク9内へ一時貯留され、該グレンタンク9内の
穀粒が満杯となると、穀粒は縦オーガ10,横オーガ1
1から機外へと排出されていく。
【0009】このような作業中において、作業者が暑い
と感じる時には、前記空調装置12を冷房に切り換え
て、吐出口4から冷風を吹き出すようにする。また、作
業者が暑いと感じる時(コンバインにおいては少ない)
には、空調装置12を暖房に切換えて、吐出口4から温
風を吹き出すようにする。さらに、送風だけでよい時に
は、空調装置12を送風に切り換えて、吐出口4から送
風するようにする。これにより、作業者は快適に作業を
行なうことができる。また、キャビンを構成しなくてす
むので、コンバインの部品点数が少なくなり、重量とコ
ストを削減することができる。コンバインの重量削減
は、湿田での走行性能が向上する。
【0010】コンバインにおいては、前記刈取装置6か
ら搬送装置8に至る間において、塵埃が多く発生する。
そこで、前記吐出口4の一部(全部でもよい)から吹き
出す風を塵埃を吹き飛ばすために利用してもよい。即
ち、吐出口4の出口は、風の向きを上下方向と左右方向
に変更可能なフィン(図示せず)が設置されているの
で、このフィンを塵埃が来る方向に向けて、塵埃が作業
者に向かわないようにする。
【0011】例えば、吐出口4a,4b,4eか吹き出
す風を、図2の矢印14方向に向けて、搬送装置8から
の塵埃を遮断するようにする。もちろん、この時反対側
の突出口4c,4d,4fからの風は、作業者に直接向
かわせることにより作業者は快適に作業を実行できる。
前述のごとく、吐出口4a,4b,4eからの風は、塵
埃に向かわせるので、冷風や温風を出す必要はない。そ
こで、空調装置12にスイッチ12aを設けておいて、
該スイッチ12aの切り換えにより、吐出口4a,4
b,4eからの風は送風だけとして、エンジンの消費馬
力を少なくなるようにする。特にコンバインにとっては
圃場の状態が湿田であれば、走行装置1の走行抵抗によ
りエンジンに負荷が作用して、脱穀装置7の脱穀選別に
影響がでてくるが、このような時に、前述のように空調
装置12の負担を軽くしてエンジンの消費馬力を押さえ
るようにすれば、脱穀装置7に与える影響を少なくする
ことができる。
【0012】次に、図3〜図5について説明する。操作
部3の上方を覆うサンバイザ15を設けるように構成す
る。仮に、キャビン仕様機とすると、コスト高,重量が
重くなってしまう。そこで、簡易型のサンバイザ15を
設けて、作業者を強い日差しから保護するようにする。
しかしながら、外気温度と差違はないので、過酷な環境
となっている。そこで、前記サンバイザ15に空調風が
出てくる複数の吐出口16を設ける構成とする。該吐出
口16から出てくる空調風は、作業環境により冷風,温
風,送風に切り換え可能に構成されている。図4は、操
作部3において、座席5側から前方の刈取装置6方向を
見た図面である。
【0013】空調風がでてくる吐出口16の位置は、サ
ンバイザ15の周囲フレーム17に設けている。まず、
刈取装置6側の周囲フレーム17に2カ所(16a,1
6b)と、右側に2カ所(16c,16d)設けてい
る。左側には、オーディオ関係の操作パネル18と空調
関係の空調操作パネル19を設けていて、該空調操作パ
ネル19の下部に1カ所(16e)設けている構成であ
る。このように、空調風により、作業者は快適に作業を
実行することができる。前記吐出口16a,16b,1
6c,16dにおいて、座席5前方の16aと16bに
ついては、刈取装置6からの塵埃を防止するために、略
真下に向けて送風して塵埃の侵入を防止し、吐出口16
cと16dについては、作業者に直接送風するようにし
てもよい。
【0014】また、左側には窓15bを設けていて、左
方を通過している搬送通路8からの塵埃が作業者に来る
のを防止している。さらに、この窓15bにより、前記
吐出口16からの空調風の効果が大きくなる。窓15b
は、作業中や走行中において左側方が確認できるよう
に、ガラスや透明樹脂性で構成されている。図5は、操
作部3を前側(刈取装置6側)から後方に向かって見た
図面である。座席5後方のサンバイザ15の一部は透明
体(本実施例ではガラスであるが、透明の樹脂でもよ
い)15aで構成されている。該透明体15aは、座席
5に座っている作業者が、後方のグレンタンク9等を確
認するためのものである。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので、作
業者の作業環境が向上して、作業能率が向上するように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの斜視図
【図2】操作部の正面図
【図3】コンバインの斜視図
【図4】操作部の背面図
【図5】操作部の正面図
【符号の説明】
1…走行装置、2…車台、3…操作部、4…吐出口、5
…座席、15…サンバイザ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置1を有する車台2上に座席5を
    配置する操作部3を設けた作業車において、該操作部3
    の上方にはサンバイザ15を設け、任意の温度に変温さ
    れた空調風が吐出する吐出口4が、操作部3の外側方で
    あって座席5の後方に位置するように構成したことを特
    徴とする作業車の空調装置。
  2. 【請求項2】 前記吐出口4が、前記座席5に着座して
    いる作業者に向けて左右方向内方に空調風を吹き出すよ
    うに配置されていること特徴とする請求項1に記載の作
    業車の空調装置。
JP2003021946A 2003-01-30 2003-01-30 作業車の空調装置 Expired - Fee Related JP3755515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003021946A JP3755515B2 (ja) 2003-01-30 2003-01-30 作業車の空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003021946A JP3755515B2 (ja) 2003-01-30 2003-01-30 作業車の空調装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10231744A Division JP2000052746A (ja) 1998-08-18 1998-08-18 作業車の空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003200727A true JP2003200727A (ja) 2003-07-15
JP3755515B2 JP3755515B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=27656151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003021946A Expired - Fee Related JP3755515B2 (ja) 2003-01-30 2003-01-30 作業車の空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3755515B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3755515B2 (ja) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101988057B1 (ko) 콤바인
JP2013013332A (ja) コンバイン
JP3797232B2 (ja) 作業機
EP0842842B1 (en) Combine harvester cab lay-out for visibility, serviceability and space
US10981474B2 (en) Work vehicle having air handling system
JP2003200727A (ja) 作業車の空調装置
JP6257246B2 (ja) コンバイン
JP5764012B2 (ja) コンバイン
CN106457957B (zh) 作业机
JP2000052746A (ja) 作業車の空調装置
JP7101581B2 (ja) 収穫機
JP2002068025A (ja) 作業車のキャビン装置
JP2019004815A (ja) コンバイン
JP3633786B2 (ja) 移動収穫機のキャビン冷却装置
WO2023132091A1 (ja) 収穫機
JP7239443B2 (ja) 作業車
JPH10164959A (ja) コンバイン
JP2000139171A (ja) 作業機
JP2017055746A (ja) コンバイン
JP2002017141A (ja) コンバインのキャビン装置
JP2000342050A (ja) コンバインの簡易型空調装置
JP2000092961A (ja) 作業機
JP2023056575A (ja) コンバイン
JP2000000014A (ja) 作業車の空調装置
JP2000023545A (ja) コンバインの簡易型空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051212

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090106

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees