JP2003200727A - 作業車の空調装置 - Google Patents
作業車の空調装置Info
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Abstract
ている作業者の作業環境を向上させる。 【解決手段】 走行装置1を有する車台2上に座席5を
配置する操作部3を設けた作業車において、該操作部3
の上方にはサンバイザ15を設け、任意の温度に変温さ
れた空調風が吐出する吐出口4が、操作部3の外側方で
あって座席5の後方に位置するように構成し、また、前
記吐出口4が、前記座席5に着座している作業者に向け
て左右方向内方に空調風を吹き出すように配置した作業
車の空調装置の構成とする。
Description
置に関する。
囲にキャビンを形成して、該キャビン内を空調する構成
であった。
置は、操作部の周囲にキャビンを形成していたのでコス
ト高になると共に、作業車全体の重量も重くなるという
欠点があった。本発明は、このような問題点を解消する
作業車を提供するものである。
空調装置は、前記のような課題を解決するものであっ
て、次のような構成である。すなわち、請求項1に記載
の発明においては、走行装置1を有する車台2上に座席
5を配置する操作部3を設けた作業車において、該操作
部3の上方にはサンバイザ15を設け、任意の温度に変
温された空調風が吐出する吐出口4が、操作部3の外側
方であって座席5の後方に位置するように構成したこと
を特徴とする作業車の空調装置とした。請求項2に記載
の発明においては、前記吐出口4が、前記座席5に着座
している作業者に向けて左右方向内方に空調風を吹き出
すように配置されていること特徴とする請求項1に記載
の作業車の空調装置とした。
具現化した農作業機であるコンバインが示されている。
走行装置1を有する車台2の前方には、植立穀稈を刈り
取って後方に搬送する刈取装置6と、該刈取装置6から
搬送されてきた穀稈を受け継いでさらに後方の脱穀装置
7に向けて搬送する搬送装置8が設けられている。前記
車台2上には搬送装置8から搬送されてきた刈取穀稈を
受け継ぎ脱穀選別する脱穀装置7と、該脱穀装置7にて
脱穀選別した穀粒を一時貯溜するグレンタンク9と、作
業者が座る座席5を有する操作部3が載置されている。
また、前記グレンタンク9内の一時貯溜していた穀粒を
排出する縦オーガ10と横オーガ11が設置されてい
る。前記刈取装置6は操作部3の前方に配置されてい
て、さらに、操作部3の左側方には搬送装置8が構成さ
れている。
変温された空調風が吐出する吐出口4が構成されてい
る。図2に基づいて、吐出口4について説明する。吐出
口4は、操作部3の座席5の後方左側に二カ所(4a,
4b)と後方右側に二カ所(4c,4d)設けられてい
る。もちろん、二カ所以上でもい。また、座席5の上方
にも、上方左側に一カ所(4e)と上方右側に一カ所
(4f)設けられている(一カ所以上でもよい)。
させる空調装置12が、座席5の後方に設けられてい
て、前記吐出口4との間に空調風案内管13で接続され
ている。前記空調装置12の設置位置は、設置可能な場
所であればどこでもよい。例えば、塵埃の少ないグレン
タンク9や脱穀装置7の上部、該グレンタンク9と脱穀
装置7の間の空間、エンジンへの空気を供給するエアク
リーナ(図示せず)の近傍等である。
させて作業を開始すると、植立穀稈は刈取装置6で刈り
取られ、刈り取られた穀稈は搬送装置8を通過して脱穀
装置7へと送られ、該脱穀装置5にて脱穀選別され、脱
穀後の排稈は、脱穀装置7の後部から機外へと排出され
ていく。また、脱穀装置7にて脱穀選別された穀粒はグ
レンタンク9内へ一時貯留され、該グレンタンク9内の
穀粒が満杯となると、穀粒は縦オーガ10,横オーガ1
1から機外へと排出されていく。
と感じる時には、前記空調装置12を冷房に切り換え
て、吐出口4から冷風を吹き出すようにする。また、作
業者が暑いと感じる時(コンバインにおいては少ない)
には、空調装置12を暖房に切換えて、吐出口4から温
風を吹き出すようにする。さらに、送風だけでよい時に
は、空調装置12を送風に切り換えて、吐出口4から送
風するようにする。これにより、作業者は快適に作業を
行なうことができる。また、キャビンを構成しなくてす
むので、コンバインの部品点数が少なくなり、重量とコ
ストを削減することができる。コンバインの重量削減
は、湿田での走行性能が向上する。
ら搬送装置8に至る間において、塵埃が多く発生する。
そこで、前記吐出口4の一部(全部でもよい)から吹き
出す風を塵埃を吹き飛ばすために利用してもよい。即
ち、吐出口4の出口は、風の向きを上下方向と左右方向
に変更可能なフィン(図示せず)が設置されているの
で、このフィンを塵埃が来る方向に向けて、塵埃が作業
者に向かわないようにする。
す風を、図2の矢印14方向に向けて、搬送装置8から
の塵埃を遮断するようにする。もちろん、この時反対側
の突出口4c,4d,4fからの風は、作業者に直接向
かわせることにより作業者は快適に作業を実行できる。
前述のごとく、吐出口4a,4b,4eからの風は、塵
埃に向かわせるので、冷風や温風を出す必要はない。そ
こで、空調装置12にスイッチ12aを設けておいて、
該スイッチ12aの切り換えにより、吐出口4a,4
b,4eからの風は送風だけとして、エンジンの消費馬
力を少なくなるようにする。特にコンバインにとっては
圃場の状態が湿田であれば、走行装置1の走行抵抗によ
りエンジンに負荷が作用して、脱穀装置7の脱穀選別に
影響がでてくるが、このような時に、前述のように空調
装置12の負担を軽くしてエンジンの消費馬力を押さえ
るようにすれば、脱穀装置7に与える影響を少なくする
ことができる。
部3の上方を覆うサンバイザ15を設けるように構成す
る。仮に、キャビン仕様機とすると、コスト高,重量が
重くなってしまう。そこで、簡易型のサンバイザ15を
設けて、作業者を強い日差しから保護するようにする。
しかしながら、外気温度と差違はないので、過酷な環境
となっている。そこで、前記サンバイザ15に空調風が
出てくる複数の吐出口16を設ける構成とする。該吐出
口16から出てくる空調風は、作業環境により冷風,温
風,送風に切り換え可能に構成されている。図4は、操
作部3において、座席5側から前方の刈取装置6方向を
見た図面である。
ンバイザ15の周囲フレーム17に設けている。まず、
刈取装置6側の周囲フレーム17に2カ所(16a,1
6b)と、右側に2カ所(16c,16d)設けてい
る。左側には、オーディオ関係の操作パネル18と空調
関係の空調操作パネル19を設けていて、該空調操作パ
ネル19の下部に1カ所(16e)設けている構成であ
る。このように、空調風により、作業者は快適に作業を
実行することができる。前記吐出口16a,16b,1
6c,16dにおいて、座席5前方の16aと16bに
ついては、刈取装置6からの塵埃を防止するために、略
真下に向けて送風して塵埃の侵入を防止し、吐出口16
cと16dについては、作業者に直接送風するようにし
てもよい。
方を通過している搬送通路8からの塵埃が作業者に来る
のを防止している。さらに、この窓15bにより、前記
吐出口16からの空調風の効果が大きくなる。窓15b
は、作業中や走行中において左側方が確認できるよう
に、ガラスや透明樹脂性で構成されている。図5は、操
作部3を前側(刈取装置6側)から後方に向かって見た
図面である。座席5後方のサンバイザ15の一部は透明
体(本実施例ではガラスであるが、透明の樹脂でもよ
い)15aで構成されている。該透明体15aは、座席
5に座っている作業者が、後方のグレンタンク9等を確
認するためのものである。
業者の作業環境が向上して、作業能率が向上するように
なる。
…座席、15…サンバイザ。
Claims (2)
- 【請求項1】 走行装置1を有する車台2上に座席5を
配置する操作部3を設けた作業車において、該操作部3
の上方にはサンバイザ15を設け、任意の温度に変温さ
れた空調風が吐出する吐出口4が、操作部3の外側方で
あって座席5の後方に位置するように構成したことを特
徴とする作業車の空調装置。 - 【請求項2】 前記吐出口4が、前記座席5に着座して
いる作業者に向けて左右方向内方に空調風を吹き出すよ
うに配置されていること特徴とする請求項1に記載の作
業車の空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003021946A JP3755515B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 作業車の空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003021946A JP3755515B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 作業車の空調装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10231744A Division JP2000052746A (ja) | 1998-08-18 | 1998-08-18 | 作業車の空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003200727A true JP2003200727A (ja) | 2003-07-15 |
JP3755515B2 JP3755515B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=27656151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003021946A Expired - Fee Related JP3755515B2 (ja) | 2003-01-30 | 2003-01-30 | 作業車の空調装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3755515B2 (ja) |
-
2003
- 2003-01-30 JP JP2003021946A patent/JP3755515B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3755515B2 (ja) | 2006-03-15 |
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