JP2000092535A - 無線選択呼出受信機及び無線選択呼出受信方法 - Google Patents

無線選択呼出受信機及び無線選択呼出受信方法

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JP2000092535A
JP2000092535A JP25830698A JP25830698A JP2000092535A JP 2000092535 A JP2000092535 A JP 2000092535A JP 25830698 A JP25830698 A JP 25830698A JP 25830698 A JP25830698 A JP 25830698A JP 2000092535 A JP2000092535 A JP 2000092535A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別呼出しサービスの間欠動作と情報サービ
ス用の間欠動作との間にチャネル検索を行ない、情報サ
ービスチャネルを受信する無線選択呼出受信機及び無線
選択呼出受信方法を提供する。 【解決手段】 送信信号内に個別呼出しサービスチャネ
ルと情報サービスチャネルなどのサービス内容を示す情
報を格納する記憶部4と、サービス内容に優先順位を持
たせて、優先順位の高いサービスを受信する間に他のサ
ービスチャネルの検出を行う制御部5とを備え、優先順
位を、個別呼出しサービス、情報サービスの順とした場
合、個別呼出しサービスを受信する間に優先順位の低い
情報サービスを検索してから情報サービスを受信し、優
先順位の高い個別呼出しサービスを情報サービスの受信
に関係なく受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、別々のサービスチ
ャネルで個別呼出しおよび情報呼出しの両サ−ビスを提
供される場合においても受信可能な無線選択呼出受信機
及び無線選択呼出受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から無線選択呼出し受信サービス
は、個別呼出しサービスだけでなく、情報サービスの提
供も近年、特に活発になってきており、これらの情報サ
ービスをいかに効率的に提供するかなどの検討がなされ
ている。
【0003】この種の無線呼出しを用いて情報サービス
を提供する装置には、例えば、特開平9−9319号公
報に記載されたものなどがあり、災害の発生時などにお
いて、無線呼出しを用いることにより、無線呼出しを用
いて効率的に情報を伝達することができる。この種の装
置は、情報提供サービスを利用する者が自分がほしい情
報のみを受信することができると共に、検索により効率
的に情報の利用を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線選択呼出受信機は、チャネルが違う場合においても
個別呼出しサービス用の間欠動作の合間に、チャネルサ
ーチを行ない、情報サービスチャネルを受信することが
できず、個別に選択して呼び出しができないという問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、個別呼出しサービスの間
欠動作タイミングと情報サービス用の間欠動作タイミン
グとの合間にチャネルサーチを行ない、情報サービスチ
ャネルを受信できるようにする無線選択呼出受信機及び
無線選択呼出受信方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、送信信号内に含まれるアド
レス情報および複数のサービスチャネルからなるサービ
ス内容情報を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶
された複数のサービスチャネルを受信するための優先順
位を設定する優先順位設定手段と、優先順位設定手段に
より設定された優先順位に基づいて優先順位の高いサー
ビスチャネルを受信する第1の受信手段と、第1の受信
手段により優先順位の高いサービスチャネルを受信する
間に他のサービスチャネルを検索する検索手段と、検索
手段により検索された他のサービスチャネルを第1の受
信手段による受信終了後に受信する第2の受信手段と、
を有することを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、優先順位設定手段により設定された優先順
位の情報は、記憶手段に記憶されることを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、複数のサービスチャネルは、個別
呼出しサービスチャネルと情報サービスチャネルとを含
んでいることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、個別呼出しサービスチャネルおよび情報サ
ービスチャネルの送信チャネルを同じ周波数にしなくて
も、また、個別呼出しサービスチャネルと情報サービス
チャネルとが別々のチャネルで送信される場合において
も、それぞれのサービスチャネルが受けられることを特
徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の発明において、個別呼出しサービスチャネルの間
欠動作タイミングと情報サービスチャネルの間欠動作タ
イミングとを合成する合成手段とを有し、合成手段によ
り合成された間欠動作タイミングは、選択呼出しの受信
の際の動作タイミングであることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、送信信号内に含ま
れるアドレス情報および複数のサービスチャネルからな
るサービス内容情報を記憶する記憶工程と、記憶工程に
より記憶された複数のサービスチャネルを受信するため
の優先順位を設定する優先順位設定工程と、優先順位設
定工程により設定された優先順位に基づいて優先順位の
高いサービスチャネルを受信する第1の受信工程と、第
1の受信工程により優先順位の高いサービスチャネルを
受信する間に他のサービスチャネルを検索する検索工程
と、検索工程により検索された他のサービスチャネルを
第1の受信工程による受信終了後に受信する第2の受信
工程と、を有することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、優先順位設定工程により設定された優先順
位の情報は、記憶工程により記憶されることを特徴とす
る。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項6または7
記載の発明において、複数のサービスチャネルは、個別
呼出しサービスチャネルと情報サービスチャネルとを含
んでいることを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、個別呼出しサービスチャネルおよび情報サ
ービスチャネルの送信チャネルを同じ周波数にしなくて
も、また、個別呼出しサービスチャネルと情報サービス
チャネルとが別々のチャネルで送信される場合において
も、それぞれのサービスチャネルが受けられることを特
徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項8または
9記載の発明において、個別呼出しサービスチャネルの
間欠動作タイミングと情報サービスチャネルの間欠動作
タイミングとを合成する合成工程とを有し、合成工程に
より合成された間欠動作タイミングは、選択呼出しの受
信の際の動作タイミングであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態で
ある無線選択呼出受信機の構成を示すブロック構成図で
ある。
【0017】図1において、本実施形態の無線選択呼出
受信機は、アンテナ1と、無線部2と、チャネルスキャ
ン制御部3と、記憶部4と、制御部5と、間欠動作タイ
ミング発生部6、7と、タイミング合成部8と、メッセ
ージ処理部9と、スキャンタイミング発生部10と、メ
ッセージ記憶部11とを備えて構成される。
【0018】アンテナ1は、無線選択信号を受信する。
無線部2は、アンテナ1により受信された無線選択信号
の復調処理を行う。チャネルスキャン制御部3は、チャ
ネルをサーチする。記憶部4は、無線部2および制御部
5を経た無線選択信号である個別呼出しサービス及び受
信サービスの双方のシステム情報サービス、アドレス情
報サービス及びチャンネル情報サービスなどを記憶す
る。制御部5は、無線部2及びチャネルスキャン制御部
3から出力される信号に基づいて受信信号をデコーディ
ングし、また無線選択呼出受信機全体を制御する。
【0019】間欠タイミング発生部6は、個別呼出しサ
ービス用の間欠動作タイミングを発生する。間欠タイミ
ング発生部7は、情報サービス用の間欠動作タイミング
を発生する。タイミング合成部8は、間欠タイミング発
生部6からの個別呼出サービス用の間欠動作タイミング
及び間欠タイミング発生部7からの情報サービス用の間
欠動作タイミングを合成する。メッセージ処理部9は、
制御部5からの受信メッセージを処理し、メッセージの
表示携帯者へ報知すると共に、メッセージの記憶処理を
行う。スキャンタイミング発生部10は、間欠動作タイ
ミング発生部6からの個別呼出しサービス用の間欠動作
タイミングの間に情報サービスチャネルをスキャンする
タイミングを発生する。メッセージ記憶部11は、メッ
セージ処理部9で処理されたメッセージを記憶する。
【0020】本発明の実施形態における動作を図1を参
照して説明する。なお、本実施形態においてサービスチ
ャネルの優先順位は、個別呼出サービス、情報サービス
の順に設定する。
【0021】個別呼出しサービスチャネルと情報サービ
スチャネルとの2つのサービスチャネルを受信する場合
について説明する。サービスチャネルが2つ以上の複数
チャネルになっても、優先順位の設定数が変わるだけで
基本的な動作は同じである。
【0022】無線選択呼出し信号は、アンテナ1におい
て受信され、無線部2にて増幅及び復調可能な周波数に
変換して復調され、周波数を電圧に変換する。制御部5
は、無線部2で電圧に変換された信号に基づいてデコー
ディングする。
【0023】また、制御部5は、デコーディングされた
受信信号からシステム情報、サービス情報の内容を比較
し、記憶部4に記憶されている内容と一致するか判断
し、一致する場合に自己の無線選択呼出受信機がサービ
スを受けられるシステムであると判断して同期を確立す
る。
【0024】さらに、制御部5は、受信したアドレスと
記憶部4に記憶されている自己のアドレスとの比較を行
ない、一致するとそれに続くメッセージ情報を受信し、
メッセージ処理部9へメッセージ信号を送出する。
【0025】メッセージ処理部9は、メッセージ信号を
メッセージに変換して、メッセージを表示部へ表示する
と共に、メッセージ記憶部11へ受信メッセージを記憶
し、表示携帯者へメッセージの受信があったことを知ら
せるための報知動作として、例えば、スピーカの鳴動、
バイブレート機能による振動動作、LEDの点滅などの
動作をする。
【0026】制御部5は、無線選択呼出し信号を無線部
2より受信し、図示しない同期部によりビット同期、ワ
ード同期が確立し、システム情報が自己のサービスを受
けているシステムと一致すると、一致したサービス情報
の内容が個別呼出しサービスチャネルの場合、間欠動作
タイミング発生部6へ同期確立の信号が送られ、個別呼
出しサービス用の間欠動作タイミングを作成する。
【0027】間欠動作タイミング発生部7は、一致した
サービス情報の内容が情報サービスチャネルである場合
に、同期確立信号が送られ、情報サービス用の間欠動作
タイミングを作成する。
【0028】タイミング合成部8は、間欠動作タイミン
グ発生部6、7から送出されるそれぞれのタイミングを
合成し、無線選択呼出受信機の間欠動作タイミングを作
成する。制御部5からスキャンタイミング発生部10に
は、同期確立信号が送られ、情報サービスチャネルをス
キャンするためのタイミングをタイミング合成部8のタ
イミングから作成する。
【0029】情報サービスチャネルに同期を確立する場
合について、図2のタイミングチャートを参照して説明
する。
【0030】図2(a)は、送信信号の状態を示す。送
信の最小単位はフレームを単位とする。また、図2
(b)は、個別呼出しサービス用の間欠動作のタイミン
グを示している。間欠動作の周期を4フレームに1回に
設定し、受信フレームをフレーム1、フレーム5、フレ
ーム9、・・・に設定する。間欠動作の基本情報は、記
憶部4に予め記憶しておく。なお、間欠動作タイミング
は、間欠動作の基本情報に基づいて決定するが、送信信
号内に間欠動作を決定する情報が含まれている場合は、
その情報に基づいて設定することがある。
【0031】図2(c)は、情報サービスチャネルのス
キャンタイミングの例を示す。個別呼出しサービスに同
期が確立していて、情報サービスチャネルと同期をと
り、情報サービスチャネルを受信する場合について説明
する。この場合には、制御部5からスキャンタイミング
発生部10に信号が送られ、タイミング合成部8の間欠
動作タイミングから、図2(c)に示す個別呼出しサー
ビスの間欠動作タイミングまでの間に無線選択呼出受信
機を立上げるスキャンタイミングを作成する。
【0032】図2(d)は、チャネルスキャン状態を示
す。制御部5には、スキャンタイミング発生部10から
のスキャンタイミングが送られ、個別呼出しサービス用
の間欠動作タイミングの合間に、記憶部4の情報に基づ
いて切り換えるチャネルを決定する。記憶部4に以前受
信した情報サービスチャネルのデータがなければ、チャ
ネルをF1、F2、F3と順次切換えて、各チャネルで
の無線選択呼出し信号を受信する。
【0033】制御部5は、チャネルを順次切換え、受信
信号からシステム情報、サービス情報の内容を記憶部4
に記憶している情報と比較し、無線選択呼出し信号を図
5のフォーマットに示す同期部Aに続く、システム情報
部Dのシステム情報B、サービス内容情報Cに送る。制
御部5から間欠動作タイミング発生部7には、受信した
システム情報が記憶部4に情報サービス内容と一致する
と、情報サービスチャネルに同期が確立する。なお、シ
ステム情報部Dに続くフレームはメッセージ部Eであ
る。
【0034】間欠動作タイミング発生部7は、情報サー
ビス用の間欠動作タイミングを発生し、タイミング合成
部8に間欠動作タイミングを送る。タイミング合成部8
は、個別呼出しサービス用、情報サービス用の間欠動作
タイミングを合成し、無線選択呼出受信機の間欠動作タ
イミングを生成する。
【0035】個別呼出しサービス、情報サービスの両方
の同期が確立する場合の間欠動作タイミングを図3のフ
ォーマット及びタイミングに基づいて説明する。図3
(a)に示すのは個別呼出サービス用の送信フォーマッ
トである。
【0036】図3(b)は、個別呼出しサービス用の間
欠動作タイミングを示す。この動作タイミングは、間欠
動作タイミング発生部6で作成した個別呼出しサービス
用の間欠動作タイミングであり、間欠周期が図2のフレ
ームと同様に4フレームに1回で、受信フレームがフレ
ーム1、フレーム5、フレーム9、・・・である。
【0037】図3(c)は、情報サービス用の送信フォ
ーマットを示す。図3(d)は、情報サービス用の間欠
動作タイミングを示し、この間欠動作タイミングは、間
欠動作タイミング発生部7で作成される。
【0038】この間欠動作周期は、4フレームに1回で
あり、受信フレームはフレーム29、フレーム33、フ
レーム37、・・・である。各間欠動作タイミングは、
タイミング合成部8に入力され、図3(b)と図3
(d)とのオアをとった図3(e)のタイミングを生成
する。
【0039】間欠動作タイミングの生成には、記憶部4
からの間欠動作周期、または受信信号からの周期データ
に基づいて間欠動作タイミングを生成する。間欠動作タ
イミング発生部6は、記憶部4に記憶されている個別呼
出しサービス用の周期情報を使用し、間欠動作タイミン
グ発生部7は、記憶部4に記憶されている情報サービス
用の周期情報を使用する。間欠動作タイミング発生部7
の出力は、情報サービスチャネルに同期が確立しないと
出力されないため、タイミング合成部8からの出力が間
欠動作タイミングと同じタイミングになる。
【0040】タイミング合成部8の動作を図4及び図6
を参照して説明する。図6は、タイミング合成の動作を
説明するフローチャートである。図6において、情報サ
ービスチャネルの同期が確立すると(ステップS1)、
間欠動作タイミング発生部7で情報サービス用の間欠動
作タイミングを作成し、タイミング合成部8に送る(ス
テップS2)。
【0041】次に、タイミング合成部8で制御部5から
のチャネル情報に基づいて個別呼出しサービス用チャネ
ルと情報サービス用チャネルとが同一であるかを比較す
る(ステップS3)。
【0042】例えば、チャネルが同一のときは、情報サ
ービス用チャネルと個別呼出しサービス用チャネルとが
同じシステムで送られているから、間欠動作のタイミン
グが重なっても問題なく受信可能になる。それ故に、間
欠動作タイミング発生部6、7のタイミングのオアをと
り、タイミング合成部8において合成タイミングとして
間欠動作のタイミングを決定する(ステップS4)。
【0043】また、ステップS3において、個別呼出し
サービス用チャネルと情報サービス用チャネルとが一致
しない場合は、タイミング合成部8で間欠動作タイミン
グ発生部6、7のタイミングが重なるかどうかを比較す
る(ステップS5)。
【0044】図4(b)及び図4(c)に示すように、
間欠動作タイミングが重なる場合は、情報サービス用の
間欠動作タイミングを無視して、個別呼出しサービス用
の間欠動作タイミングをタイミング合成部8の出力とす
る(ステップS6)。チャネルが同一でない場合は、個
別呼出しサービスと情報サービスとを同時に受けること
はできないので、どちらかの間欠動作タイミングを優先
させる必要がある。ここでは、個別呼出しサービスの方
の優先度が高いとして、情報サービス用の間欠動作タイ
ミングを無視している。なお、使用者の状況に応じて、
優先度が違う可能性もあるので、優先度を記憶部4に記
憶することができる。
【0045】間欠動作タイミングが重ならない場合は、
ステップS7に進み、チャネル切り換えなどの立ち上が
りの余裕があるかどうかの比較を行なう。立ち上げに余
裕のないときは、先に説明した間欠動作タイミングが重
なる場合と同様に、ステップS6に進む。このときに
は、個人情報サービスを優先させて、情報サービス用の
間欠動作タイミングが重なる場合と同様に、個人情報サ
ービスを優先させて情報サービス用の間欠動作タイミン
グを無視して個別呼出しサービス用の間欠動作タイミン
グをタイミング合成部8の出力とする。
【0046】ステップS7において、立上げに余裕があ
る場合は、個別呼出しサービス用の間欠動作タイミング
と情報サービス用の間欠動作タイミングとのオアをと
り、タイミング合成部8の出力とする(ステップS
8)。以上のようにすることにより、個別呼出しサービ
スの受信に影響を与えることがなく、情報サービスの受
信を可能にする。
【0047】図7は、電源投入後の同期動作を示すフロ
ーチャートである。図7において、電源を投入すると
(プロセスP1)、最初に同期検出を行なうスタートチ
ャネルを設定し(プロセスP2)、同期信号を検出する
(プロセスP3)。同期信号が検出されない場合は(プ
ロセスP3/no)、次のチャネルを設定し(プロセス
P4)、再びプロセスP3に戻り、次チャネルの同期信
号を検出する。
【0048】プロセスP3において、同期信号が検出さ
れると、システム情報サービスが比較され(プロセスP
5)、システム情報が一致しなければ、プロセスP4の
次チャネルに設定を切り換え、プロセス3の同期信号の
検出に戻る。プロセスP5において、システム情報が一
致する場合は、個別呼出し用システムであるか、情報サ
ービス用システムであるかを比較する(プロセスP
6)。情報サービス用システムである場合は、チャネル
情報と受信された情報サービスのシステム情報を記憶部
4に記憶し(プロセスP7)、次の情報サービスチャネ
ルを検出するときに使用する。
【0049】一致したシステム情報サービスが、個別呼
出しサービス用システムである場合は、同期を確立する
(プロセスP8)。プロセスP8において、同期が確立
すると、間欠動作タイミング発生部6において個別呼出
しサービス用の間欠動作タイミングを作成し(プロセス
P9)、さらに、メッセージの受信が行なわれる(プロ
セスP10)。
【0050】図8は、情報サービスチャネル検索時のフ
ローチャートであり、図8を参照して情報サービスチャ
ネルの検出時の動作を説明する。以下の動作をネットワ
ークNとして説明する。
【0051】まず、情報サービスチャネル検索をスター
トし(ネットワークN1)、記憶部4から情報サービス
検索情報を読み込み(ネットワークN2)、個別呼出し
サービスの同期確立時に検出された情報サービスチャネ
ルの情報に基づき、チャネルスキャン制御部3によって
チャネルの順序を決定する(ネットワークN3)。記憶
部4に記憶されている情報は、各サービスに対するシス
テム情報、アドレス情報、サービス内容の情報及び検索
情報を記憶する。
【0052】図9に示す具体的な記憶部4の構成は、個
別呼出サービスシステム情報aと、個別呼出サービス内
容情報bと、個別呼出アドレス情報cと、・・情報サー
ビスシステム情報dと、情報サービス内容情報eと、情
報サービスアドレス情報fと情報サービス検索情報gと
からなる。
【0053】チャネルスキャンの順序が決定すると(ネ
ットワークN3)、初期チャネルの設定が行なわれ(ネ
ットワークN4)、同期信号の検出が行なわれる(ネッ
トワークN5)。同期信号の検出がされない場合は、次
のチャネルの設定をし(ネットワークN6)、再びネッ
トワークN5において、同期信号の検出が行なわれる。
【0054】次に、ネットワークN5において、同期信
号が検出されると、システム情報の比較を行う(ネット
ワークN7)。情報サービスのシステム情報と一致しな
い場合は、次のチャネルに設定し(ネットワークN
6)、同期信号の検出に戻る(ネットワークN5)。情
報サービスのシステム情報と一致する場合は(ネットワ
ークN7/yes)、同期を確立し(ネットワークN
8)、間欠動作タイミング発生回路7において情報サー
ビス用の間欠動作タイミングを作成し(ネットワークN
9)、メッセージの受信が行なわれる(ネットワークN
10)。
【0055】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の無線選択
呼出受信機及び無線選択呼出受信方法によれば、個別呼
出しサービスの間欠動作の間に、情報サービスを受信で
きるようにしたので、別のチャネルで個別呼出サービ
ス、情報サービスが提供されても、両サービスの受信を
可能にすることができる。
【0056】また、本発明の無線選択呼出受信機及び無
線選択呼出受信方法によれば、受信サービスに優先順位
をつけることで、優先順位の高いサービスの受信に影響
を与えることがなく、複数サービスの受信を可能にする
ことができる。
【0057】さらに、本発明の無線選択呼出受信機及び
無線選択呼出受信方法によれば、優先順位の高い間欠動
作の間に、他サービスの検索をすることにより、優先順
位の高いサービスの受信に影響を与えることがなく、他
のサービスの検索を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の無線選択呼出受信機のブ
ロック構成図である。
【図2】図1の装置における送信フォーマット、タイミ
ングチャート例である。
【図3】図1の装置における送信フォーマット、タイミ
ングチャート例である。
【図4】図1の装置における送信フォーマット、タイミ
ングチャート例である。
【図5】図1の装置における送信フレーム構成例であ
る。
【図6】本発明の実施形態の第1の動作例を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の実施形態の第2の動作例を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施形態の第3の動作例を示すフロー
チャートである。
【図9】図1の装置における記憶部の構成例である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 チャネルスキャン制御部 4 記憶部 5 制御部 6 間欠動作タイミング発生部 7 間欠動作タイミング発生部 8 タイミング合成部 9 メッセージ処理部 10 スキャンタイミング発生部 11 メッセージ記憶部
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月26日(1999.7.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 無線選択呼出受信機及び無線選択呼出
受信方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、別々のサービスチ
ャネルで個別呼出しおよび情報呼出しの両サ−ビスを提
供される場合においても受信可能な無線選択呼出受信機
及び無線選択呼出受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から無線選択呼出し受信サービス
は、個別呼出しサービスだけでなく、情報サービスの提
供も近年、特に活発になってきており、これらの情報サ
ービスをいかに効率的に提供するかなどの検討がなされ
ている。
【0003】この種の無線呼出しを用いて情報サービス
を提供する装置には、例えば、特開平9−9319号公
報に記載されたものなどがあり、災害の発生時などにお
いて、無線呼出しを用いることにより、無線呼出しを用
いて効率的に情報を伝達することができる。この種の装
置は、情報提供サービスを利用する者が自分がほしい情
報のみを受信することができると共に、検索により効率
的に情報の利用を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線選択呼出受信機は、チャネルが違う場合においても
個別呼出しサービス用の間欠動作の合間に、チャネルサ
ーチを行ない、情報サービスチャネルを受信することが
できず、個別に選択して呼び出しができないという問題
点があった。
【0005】本発明の目的は、個別呼出しサービスの間
欠動作タイミングと情報サービス用の間欠動作タイミン
グとの合間にチャネルサーチを行ない、情報サービスチ
ャネルを受信できるようにする無線選択呼出受信機及び
無線選択呼出受信方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、送信信号内に含まれるアド
レス情報および個別呼出しサービスチャネルと情報サー
ビスチャネルとを含む複数のサービスチャネルからなる
サービス内容情報を記憶する記憶手段と、記憶手段によ
り記憶された複数のサービスチャネルを受信するための
優先順位を設定する優先順位設定手段と、優先順位設定
手段により設定された優先順位に基づいて優先順位の高
いサービスチャネルを受信する第1の受信手段と、第1
の受信手段により優先順位の高いサービスチャネルを
受信する間に他のサービスチャネルを検索する検索手
段と、検索手段により検索された他のサービスチャネル
を第1の受信手段による受信終了後に受信する第2の受
信手段とを有し、個別呼出しサービスチャネルおよび情
報サービスチャネルの送信チャネルを同じチャネルにし
なくても、また、個別呼出しサービスチャネルと情報サ
ービスチャネルとが別々のチャネルで送信される場合に
おいても、それぞれのサービスチャネルが受けられる
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、優先順位設定手段により設定された優先順
位の情報は、記憶手段により記憶されていることを特徴
とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、個別呼出しサービスチャネルの間
欠動作タイミングと情報サービスチャネルの間欠動作タ
イミングとを合成する合成手段とを有し、合成手段によ
り合成された間欠動作タイミングは、選択呼出しの受信
の際の動作タイミングであることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、送信信号内に含ま
れるアドレス情報および個別呼出しサービスチャネルと
情報サービスチャネルとを含む複数のサービスチャネル
からなるサービス内容情報を記憶する記憶工程と、記憶
工程により記憶された複数のサービスチャネルを受信す
るための優先順位を設定する優先順位設定工程と、優先
順位設定工程により設定された優先順位に基づいて優先
順位の高いサービスチャネルを受信する第1の受信工程
と、第1の受信工程により優先順位の高いサービスチャ
ネルを間欠受信する間に他のサービスチャネルを検索す
る検索工程と、検索工程により検索された他のサービス
チャネルを第1の受信工程による受信終了後に受信する
第2の受信工程とを有し、個別呼出しサービスチャネル
および情報サービスチャネルの送信チャネルを同じチャ
ネルにしなくても、また、個別呼出しサービスチャネル
と情報サービスチャネルとが別々のチャネルで送信され
る場合においても、それぞれのサービスチャネルが受け
られることを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、優先順位設定工程により設定された優先順
位の情報は、記憶工程により記憶されることを特徴とす
る。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の発明において、個別呼出しサービスチャネルの間
欠動作タイミングと情報サービスチャネルの間欠動作タ
イミングとを合成する合成工程とを有し、合成工程によ
り合成された間欠動作タイミングは、選択呼出しの受信
の際の動作タイミングであることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態で
ある無線選択呼出受信機の構成を示すブロック構成図で
ある。
【0013】図1において、本実施形態の無線選択呼出
受信機は、アンテナ1と、無線部2と、チャネルスキャ
ン制御部3と、記憶部4と、制御部5と、間欠動作タイ
ミング発生部6、7と、タイミング合成部8と、メッセ
ージ処理部9と、スキャンタイミング発生部10と、メ
ッセージ記憶部11とを備えて構成される。
【0014】アンテナ1は、無線選択信号を受信する。
無線部2は、アンテナ1により受信された無線選択信号
の復調処理を行う。チャネルスキャン制御部3は、チャ
ネルをサーチする。記憶部4は、無線部2および制御部
5を経た無線選択信号である個別呼出しサービス及び受
信サービスの双方のシステム情報サービス、アドレス情
報サービス及びチャネル情報サービスなどを記憶する。
制御部5は、無線部2及びチャネルスキャン制御部3か
ら出力される信号に基づいて受信信号をデコーディング
し、また無線選択呼出受信機全体を制御する。
【0015】間欠タイミング発生部6は、個別呼出しサ
ービス用の間欠動作タイミングを発生する。間欠タイミ
ング発生部7は、情報サービス用の間欠動作タイミング
を発生する。タイミング合成部8は、間欠タイミング発
生部6からの個別呼出サービス用の間欠動作タイミング
及び間欠タイミング発生部7からの情報サービス用の間
欠動作タイミングを合成する。メッセージ処理部9は、
制御部5からの受信メッセージを処理し、メッセージの
表示携帯者へ報知すると共に、メッセージの記憶処理を
行う。スキャンタイミング発生部10は、間欠動作タイ
ミング発生部6からの個別呼出しサービス用の間欠動作
タイミングの間に情報サービスチャネルをスキャンする
タイミングを発生する。メッセージ記憶部11は、メッ
セージ処理部9で処理されたメッセージを記憶する。
【0016】本発明の実施形態における動作を図1を参
照して説明する。なお、本実施形態においてサービスチ
ャネルの優先順位は、個別呼出サービス、情報サービス
の順に設定する。
【0017】個別呼出しサービスチャネルと情報サービ
スチャネルとの2つのサービスチャネルを受信する場合
について説明する。サービスチャネルが2つ以上の複数
チャネルになっても、優先順位の設定数が変わるだけで
基本的な動作は同じである。
【0018】無線選択呼出し信号は、アンテナ1におい
て受信され、無線部2にて増幅及び復調可能な周波数に
変換して復調され、周波数を電圧に変換する。制御部5
は、無線部2で電圧に変換された信号に基づいてデコー
ディングする。
【0019】また、制御部5は、デコーディングされた
受信信号からシステム情報、サービス情報の内容を比較
し、記憶部4に記憶されている内容と一致するか判断
し、一致する場合に自己の無線選択呼出受信機がサービ
スを受けられるシステムであると判断して同期を確立す
る。
【0020】さらに、制御部5は、受信したアドレスと
記憶部4に記憶されている自己のアドレスとの比較を行
ない、一致するとそれに続くメッセージ情報を受信し、
メッセージ処理部9へメッセージ信号を送出する。
【0021】メッセージ処理部9は、メッセージ信号を
メッセージに変換して、メッセージを表示部へ表示する
と共に、メッセージ記憶部11へ受信メッセージを記憶
し、表示携帯者へメッセージの受信があったことを知ら
せるための報知動作として、例えば、スピーカの鳴動、
バイブレート機能による振動動作、LEDの点滅などの
動作をする。
【0022】制御部5は、無線選択呼出し信号を無線部
2より受信し、図示しない同期部によりビット同期、ワ
ード同期が確立し、システム情報が自己のサービスを受
けているシステムと一致すると、一致したサービス情報
の内容が個別呼出しサービスチャネルの場合、間欠動作
タイミング発生部6へ同期確立の信号が送られ、個別呼
出しサービス用の間欠動作タイミングを作成する。
【0023】間欠動作タイミング発生部7は、一致した
サービス情報の内容が情報サービスチャネルである場合
に、同期確立信号が送られ、情報サービス用の間欠動作
タイミングを作成する。
【0024】タイミング合成部8は、間欠動作タイミン
グ発生部6、7から送出されるそれぞれのタイミングを
合成し、無線選択呼出受信機の間欠動作タイミングを作
成する。制御部5からスキャンタイミング発生部10に
は、同期確立信号が送られ、情報サービスチャネルをス
キャンするためのタイミングをタイミング合成部8のタ
イミングから作成する。
【0025】情報サービスチャネルに同期を確立する場
合について、図2のタイミングチャートを参照して説明
する。
【0026】図2(a)は、送信信号の状態を示す。送
信の最小単位はフレームを単位とする。また、図2
(b)は、個別呼出しサービス用の間欠動作のタイミン
グを示している。間欠動作の周期を4フレームに1回に
設定し、受信フレームをフレーム1、フレーム5、フレ
ーム9、・・・に設定する。間欠動作の基本情報は、記
憶部4に予め記憶しておく。なお、間欠動作タイミング
は、間欠動作の基本情報に基づいて決定するが、送信信
号内に間欠動作を決定する情報が含まれている場合は、
その情報に基づいて設定することがある。
【0027】図2(c)は、情報サービスチャネルのス
キャンタイミングの例を示す。個別呼出しサービスに同
期が確立していて、情報サービスチャネルと同期をと
り、情報サービスチャネルを受信する場合について説明
する。この場合には、制御部5からスキャンタイミング
発生部10に信号が送られ、タイミング合成部8の間欠
動作タイミングから、図2(c)に示す個別呼出しサー
ビスの間欠動作タイミングまでの間に無線選択呼出受信
機を立上げるスキャンタイミングを作成する。
【0028】図2(d)は、チャネルスキャン状態を示
す。制御部5には、スキャンタイミング発生部10から
のスキャンタイミングが送られ、個別呼出しサービス用
の間欠動作タイミングの合間に、記憶部4の情報に基づ
いて切り換えるチャネルを決定する。記憶部4に以前受
信した情報サービスチャネルのデータがなければ、チャ
ネルをF1、F2、F3と順次切換えて、各チャネルで
の無線選択呼出し信号を受信する。
【0029】制御部5は、チャネルを順次切換え、受信
信号からシステム情報、サービス情報の内容を記憶部4
に記憶している情報と比較し、無線選択呼出し信号を図
5のフォーマットに示す同期部Aに続く、システム情報
部Dのシステム情報B、サービス内容情報Cに送る。制
御部5から間欠動作タイミング発生部7には、受信した
システム情報が記憶部4に情報サービス内容と一致する
と、情報サービスチャネルに同期が確立する。なお、シ
ステム情報部Dに続くフレームはメッセージ部Eであ
る。
【0030】間欠動作タイミング発生部7は、情報サー
ビス用の間欠動作タイミングを発生し、タイミング合成
部8に間欠動作タイミングを送る。タイミング合成部8
は、個別呼出しサービス用、情報サービス用の間欠動作
タイミングを合成し、無線選択呼出受信機の間欠動作タ
イミングを生成する。
【0031】個別呼出しサービス、情報サービスの両方
の同期が確立する場合の間欠動作タイミングを図3のフ
ォーマット及びタイミングに基づいて説明する。図3
(a)に示すのは個別呼出サービス用の送信フォーマッ
トである。
【0032】図3(b)は、個別呼出しサービス用の間
欠動作タイミングを示す。この動作タイミングは、間欠
動作タイミング発生部6で作成した個別呼出しサービス
用の間欠動作タイミングであり、間欠周期が図2のフレ
ームと同様に4フレームに1回で、受信フレームがフレ
ーム1、フレーム5、フレーム9、・・・である。
【0033】図3(c)は、情報サービス用の送信フォ
ーマットを示す。図3(d)は、情報サービス用の間欠
動作タイミングを示し、この間欠動作タイミングは、間
欠動作タイミング発生部7で作成される。
【0034】この間欠動作周期は、4フレームに1回で
あり、受信フレームはフレーム29、フレーム33、フ
レーム37、・・・である。各間欠動作タイミングは、
タイミング合成部8に入力され、図3(b)と図3
(d)とのオアをとった図3(e)のタイミングを生成
する。
【0035】間欠動作タイミングの生成には、記憶部4
からの間欠動作周期、または受信信号からの周期データ
に基づいて間欠動作タイミングを生成する。間欠動作タ
イミング発生部6は、記憶部4に記憶されている個別呼
出しサービス用の周期情報を使用し、間欠動作タイミン
グ発生部7は、記憶部4に記憶されている情報サービス
用の周期情報を使用する。間欠動作タイミング発生部7
の出力は、情報サービスチャネルに同期が確立しないと
出力されないため、タイミング合成部8からの出力が間
欠動作タイミングと同じタイミングになる。
【0036】タイミング合成部8の動作を図4及び図6
を参照して説明する。図6は、タイミング合成の動作を
説明するフローチャートである。図6において、情報サ
ービスチャネルの同期が確立すると(ステップS1)、
間欠動作タイミング発生部7で情報サービス用の間欠動
作タイミングを作成し、タイミング合成部8に送る(ス
テップS2)。
【0037】次に、タイミング合成部8で制御部5から
のチャネル情報に基づいて個別呼出しサービス用チャネ
ルと情報サービス用チャネルとが同一であるかを比較す
る(ステップS3)。
【0038】例えば、チャネルが同一のときは、情報サ
ービス用チャネルと個別呼出しサービス用チャネルとが
同じシステムで送られているから、間欠動作のタイミン
グが重なっても問題なく受信可能になる。それ故に、間
欠動作タイミング発生部6、7のタイミングのオアをと
り、タイミング合成部8において合成タイミングとして
間欠動作のタイミングを決定する(ステップS4)。
【0039】また、ステップS3において、個別呼出し
サービス用チャネルと情報サービス用チャネルとが一致
しない場合は、タイミング合成部8で間欠動作タイミン
グ発生部6、7のタイミングが重なるかどうかを比較す
る(ステップS5)。
【0040】図4(b)及び図4(c)に示すように、
間欠動作タイミングが重なる場合は、情報サービス用の
間欠動作タイミングを無視して、個別呼出しサービス用
の間欠動作タイミングをタイミング合成部8の出力とす
る(ステップS6)。チャネルが同一でない場合は、個
別呼出しサービスと情報サービスとを同時に受けること
はできないので、どちらかの間欠動作タイミングを優先
させる必要がある。ここでは、個別呼出しサービスの方
の優先度が高いとして、情報サービス用の間欠動作タイ
ミングを無視している。なお、使用者の状況に応じて、
優先度が違う可能性もあるので、優先度を記憶部4に記
憶することができる。
【0041】間欠動作タイミングが重ならない場合は、
ステップS7に進み、チャネル切り換えなどの立ち上が
りの余裕があるかどうかの比較を行なう。立ち上げに余
裕のないときは、先に説明した間欠動作タイミングが重
なる場合と同様に、ステップS6に進む。このときに
は、個人情報サービスを優先させて、情報サービス用の
間欠動作タイミングが重なる場合と同様に、個人情報サ
ービスを優先させて情報サービス用の間欠動作タイミン
グを無視して個別呼出しサービス用の間欠動作タイミン
グをタイミング合成部8の出力とする。
【0042】ステップS7において、立上げに余裕があ
る場合は、個別呼出しサービス用の間欠動作タイミング
と情報サービス用の間欠動作タイミングとのオアをと
り、タイミング合成部8の出力とする(ステップS
8)。以上のようにすることにより、個別呼出しサービ
スの受信に影響を与えることがなく、情報サービスの受
信を可能にする。
【0043】図7は、電源投入後の同期動作を示すフロ
ーチャートである。図7において、電源を投入すると
(プロセスP1)、最初に同期検出を行なうスタートチ
ャネルを設定し(プロセスP2)、同期信号を検出する
(プロセスP3)。同期信号が検出されない場合は(プ
ロセスP3/no)、次のチャネルを設定し(プロセス
P4)、再びプロセスP3に戻り、次チャネルの同期信
号を検出する。
【0044】プロセスP3において、同期信号が検出さ
れると、システム情報サービスが比較され(プロセスP
5)、システム情報が一致しなければ、プロセスP4の
次チャネルに設定を切り換え、プロセス3の同期信号の
検出に戻る。プロセスP5において、システム情報が一
致する場合は、個別呼出し用システムであるか、情報サ
ービス用システムであるかを比較する(プロセスP
6)。情報サービス用システムである場合は、チャネル
情報と受信された情報サービスのシステム情報を記憶部
4に記憶し(プロセスP7)、次の情報サービスチャネ
ルを検出するときに使用する。
【0045】一致したシステム情報サービスが、個別呼
出しサービス用システムである場合は、同期を確立する
(プロセスP8)。プロセスP8において、同期が確立
すると、間欠動作タイミング発生部6において個別呼出
しサービス用の間欠動作タイミングを作成し(プロセス
P9)、さらに、メッセージの受信が行なわれる(プロ
セスP10)。
【0046】図8は、情報サービスチャネル検索時のフ
ローチャートであり、図8を参照して情報サービスチャ
ネルの検出時の動作を説明する。以下の動作をネットワ
ークNとして説明する。
【0047】まず、情報サービスチャネル検索をスター
トし(ネットワークN1)、記憶部4から情報サービス
検索情報を読み込み(ネットワークN2)、個別呼出し
サービスの同期確立時に検出された情報サービスチャネ
ルの情報に基づき、チャネルスキャン制御部3によって
チャネルの順序を決定する(ネットワークN3)。記憶
部4に記憶されている情報は、各サービスに対するシス
テム情報、アドレス情報、サービス内容の情報及び検索
情報を記憶する。
【0048】図9に示す具体的な記憶部4の構成は、個
別呼出サービスシステム情報aと、個別呼出サービス内
容情報bと、個別呼出アドレス情報cと、・・情報サー
ビスシステム情報dと、情報サービス内容情報eと、情
報サービスアドレス情報fと情報サービス検索情報gと
からなる。
【0049】チャネルスキャンの順序が決定すると(ネ
ットワークN3)、初期チャネルの設定が行なわれ(ネ
ットワークN4)、同期信号の検出が行なわれる(ネッ
トワークN5)。同期信号の検出がされない場合は、次
のチャネルの設定をし(ネットワークN6)、再びネッ
トワークN5において、同期信号の検出が行なわれる。
【0050】次に、ネットワークN5において、同期信
号が検出されると、システム情報の比較を行う(ネット
ワークN7)。情報サービスのシステム情報と一致しな
い場合は、次のチャネルに設定し(ネットワークN
6)、同期信号の検出に戻る(ネットワークN5)。情
報サービスのシステム情報と一致する場合は(ネットワ
ークN7/yes)、同期を確立し(ネットワークN
8)、間欠動作タイミング発生回路7において情報サー
ビス用の間欠動作タイミングを作成し(ネットワークN
9)、メッセージの受信が行なわれる(ネットワークN
10)。
【0051】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の無線選択
呼出受信機及び無線選択呼出受信方法によれば、個別呼
出しサービスの間欠動作の間に、情報サービスを受信で
きるようにしたので、別のチャネルで個別呼出サービ
ス、情報サービスが提供されても、両サービスの受信を
可能にすることができる。
【0052】また、本発明の無線選択呼出受信機及び無
線選択呼出受信方法によれば、受信サービスに優先順位
をつけることで、優先順位の高いサービスの受信に影響
を与えることがなく、複数サービスの受信を可能にする
ことができる。
【0053】さらに、本発明の無線選択呼出受信機及び
無線選択呼出受信方法によれば、優先順位の高い間欠動
作の間に、他サービスの検索をすることにより、優先順
位の高いサービスの受信に影響を与えることがなく、他
のサービスの検索を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の無線選択呼出受信機のブ
ロック構成図である。
【図2】図1の装置における送信フォーマット、タイミ
ングチャート例である。
【図3】図1の装置における送信フォーマット、タイミ
ングチャート例である。
【図4】図1の装置における送信フォーマット、タイミ
ングチャート例である。
【図5】図1の装置における送信フレーム構成例であ
る。
【図6】本発明の実施形態の第1の動作例を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の実施形態の第2の動作例を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の実施形態の第3の動作例を示すフロー
チャートである。
【図9】図1の装置における記憶部の構成例である。
【符号の説明】 1 アンテナ 2 無線部 3 チャネルスキャン制御部 4 記憶部 5 制御部 6 間欠動作タイミング発生部 7 間欠動作タイミング発生部 8 タイミング合成部 9 メッセージ処理部 10 スキャンタイミング発生部 11 メッセージ記憶部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号内に含まれるアドレス情報およ
    び複数のサービスチャネルからなるサービス内容情報を
    記憶する記憶手段と、 該記憶手段により記憶された前記複数のサービスチャネ
    ルを受信するための優先順位を設定する優先順位設定手
    段と、 該優先順位設定手段により設定された優先順位に基づい
    て該優先順位の高いサービスチャネルを受信する第1の
    受信手段と、 該第1の受信手段により前記優先順位の高いサービスチ
    ャネルを受信する間に他のサービスチャネルを検索する
    検索手段と、 該検索手段により検索された前記他のサービスチャネル
    を前記第1の受信手段による受信終了後に受信する第2
    の受信手段と、 を有することを特徴とする無線選択呼出受信機。
  2. 【請求項2】 前記優先順位設定手段により設定された
    優先順位の情報は、前記記憶手段に記憶されることを特
    徴とする請求項1記載の無線選択呼出受信機。
  3. 【請求項3】 前記複数のサービスチャネルは、個別呼
    出しサービスチャネルと情報サービスチャネルとを含ん
    でいることを特徴とする請求項1または2記載の無線選
    択呼出受信機。
  4. 【請求項4】 前記個別呼出しサービスチャネルおよび
    前記情報サービスチャネルの送信チャネルを同じ周波数
    にしなくても、また、前記個別呼出しサービスチャネル
    と前記情報サービスチャネルとが別々のチャネルで送信
    される場合においても、それぞれのサービスチャネルが
    受けられることを特徴とする請求項3記載の無線選択呼
    出受信機。
  5. 【請求項5】 前記個別呼出しサービスチャネルの間欠
    動作タイミングと前記情報サービスチャネルの間欠動作
    タイミングとを合成する合成手段とを有し、 前記合成手段により合成された間欠動作タイミングは、
    選択呼出しの受信の際の動作タイミングであることを特
    徴とする請求項3または4記載の無線選択呼出受信機。
  6. 【請求項6】 送信信号内に含まれるアドレス情報およ
    び複数のサービスチャネルからなるサービス内容情報を
    記憶する記憶工程と、 該記憶工程により記憶された前記複数のサービスチャネ
    ルを受信するための優先順位を設定する優先順位設定工
    程と、 該優先順位設定工程により設定された優先順位に基づい
    て該優先順位の高いサービスチャネルを受信する第1の
    受信工程と、 該第1の受信工程により前記優先順位の高いサービスチ
    ャネルを受信する間に他のサービスチャネルを検索する
    検索工程と、 該検索工程により検索された前記他のサービスチャネル
    を前記第1の受信工程による受信終了後に受信する第2
    の受信工程と、 を有することを特徴とする無線選択呼出受信方法。
  7. 【請求項7】 前記優先順位設定工程により設定された
    優先順位の情報は、前記記憶工程により記憶されること
    を特徴とする請求項6記載の無線選択呼出受信方法。
  8. 【請求項8】 前記複数のサービスチャネルは、個別呼
    出しサービスチャネルと情報サービスチャネルとを含ん
    でいることを特徴とする請求項6または7記載の無線選
    択呼出受信方法。
  9. 【請求項9】 前記個別呼出しサービスチャネルおよび
    前記情報サービスチャネルの送信チャネルを同じ周波数
    にしなくても、また、前記個別呼出しサービスチャネル
    と前記情報サービスチャネルとが別々のチャネルで送信
    される場合においても、それぞれのサービスチャネルが
    受けられることを特徴とする請求項8に記載の無線選択
    呼出受信方法。
  10. 【請求項10】 前記個別呼出しサービスチャネルの間
    欠動作タイミングと前記情報サービスチャネルの間欠動
    作タイミングとを合成する合成工程とを有し、 前記合成工程により合成された間欠動作タイミングは、
    選択呼出しの受信の際の動作タイミングであることを特
    徴とする請求項8または9に記載の無線選択呼出受信方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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