JP2007251800A - 無線通信端末、及び、プログラム - Google Patents

無線通信端末、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】基地局に対応した動作態様に設定し得る無線通信端末を実現する。
【解決手段】GPS信号を受信して得た基準時刻情報と接続元の基地局から得た時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局、又は、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局のいずれであるかを判断する。接続元が第2の基地局ならば、例えば発信・着信時には第2の基地局を介した通話であることからハンドオフ不可をユーザに警告報知し、位置情報や時刻情報を入手する際には、GPS受信部20を起動させず、基地局の位置情報を使用者に通知し、以前にGPS信号から取得した基準時刻情報に基づく時刻をそのまま維持する。これにより、接続元の基地局に対応した動作態様に設定できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、接続元の基地局に対応した動作態様に設定する無線通信端末、及び、プログラムに関する。
GPS受信機能を具備する無線通信端末は、図9に図示するように、GPS衛星から送出されるGPS信号や基地局信号を利用して自端末の位置を特定する測位機能を具現したり、GPS信号から得た時刻情報にて時刻管理するようになっている。この種の技術として、例えば特許文献1には、GPS信号から取得したGPS時刻(基準時刻)と基地局のシステム時刻とを比較し、システム時刻がGPS時刻に一致していなければ、その基地局を利用した位置特定を禁止する無線通信端末が開示されている。
特開2003−114269号公報
ところで、上記特許文献1に開示の無線通信端末では、基地局のシステム時刻がGPS時刻に一致していなければ、その基地局を利用した位置特定を禁止するだけなので、図9に図示するように、GPS信号を受信できる地上に設置された基地局(第1の基地局)に接続した場合と、地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置される基地局(第2の基地局)に接続した場合とで警告報知、位置特定、又は時刻取得などの方法を自動的に異ならせることが出来ない。つまり、接続元の基地局に対応した動作態様に設定することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、接続元の基地局に対応した動作態様に設定することができる無線通信端末、及び、プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、GPS受信により得たタイミングクロックに基づき基準時刻情報を発生する基準時刻発生手段と、接続元の基地局から時刻情報を取得する時刻取得手段と、前記基準時刻発生手段により生成される基準時刻情報と前記時刻取得手段が取得した時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局、又は、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局のいずれであるかを判定する判定手段と、前記判定手段により接続元の基地局が第2の地下局と判定された場合に、第2の地下局に対応した動作態様に設定する動作態様設定手段とを具備することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項2に記載の発明では、前記動作態様設定手段は、通話中の電波品質劣化による品質劣化イベントの発生に応じて、基地局の切り換えが出来ないハンドオフ不可であることを使用者に警告報知することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項3に記載の発明では、前記動作態様設定手段は、発信イベントまたは着信イベントの発生に応じて、基地局の切り換えが出来ないハンドオフ不可であることを使用者に警告報知することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項4に記載の発明では、前記動作態様設定手段は、位置特定を指示するイベントが発生した場合、GPS測位を行わず、接続元の基地局から取得する位置情報を使用者に通知することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項5に記載の発明では、前記動作態様設定手段は、時刻取得を指示するイベントが発生した場合、前記時刻取得手段により基地局の時刻情報を取得せず、前記基準時刻発生手段がGPS受信により得たタイミングクロックをもとに発生した基準時刻情報から計時歩進された時刻をそのまま維持することを特徴とする。
上記請求項1に従属する請求項6に記載の発明では、前記判定手段は、接続元の基地局を、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局と判定した場合に、当該接続元の基地局が、第1の基地局の属性を具備しているか否かを判定する属性判定手段を更に具備することを特徴とする。
上記請求項6に従属する請求項7に記載の発明では、前記属性判定手段は、前記接続元の基地局が、隣接基地局へ接続元を切り替えるハンドオフが可能な基地局であり、且つ、接続する周波数を複数の周波数から選択可能である基地局であるか否かを判定することを特徴とすることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、コンピュータに、GPS受信により得たタイミングクロックに基づき基準時刻情報を発生する基準時刻発生機能と、接続元の基地局から時刻情報を取得する時刻取得機能と、前記基準時刻発生機能にて生成される基準時刻情報と前記時刻取得機能で取得された時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局、又は、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局のいずれであるかを判定する判定機能と、前記判定機能により接続元の基地局が第2の基地局と判定された場合に、第2の基地局に対応した動作態様に設定する動作態様設定機能とを実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
請求項1、8に記載の発明によれば、GPS受信により得たタイミングクロックに基づき生成される基準時刻情報と、接続元の基地局から取得した時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局、又は、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局のいずれであるかを判定し、接続元の基地局が第2の基地局と判定された場合には、第2の基地局に対応した動作態様に設定する。したがって、GPS信号を受信できる地上に設置された基地局(第1の基地局)に接続した場合と、地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置された基地局(第2の基地局)に接続した場合とで動作態様を自動的に異ならせる為、接続元の基地局に対応した動作態様に設定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、通話中の電波品質劣化による品質劣化イベントの発生に応じて、基地局の切り換えが出来ないハンドオフ不可であることを使用者に警告報知する。したがって、地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置された基地局(第2の基地局)に接続した場合、ハンドオフ不可であることを警告報知して、通話中に、この接続された基地局の通話エリアの外へ移動しないよう注意を促すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、発信イベントまたは着信イベントの発生に応じて、基地局の切り換えが出来ないハンドオフ不可であることを使用者に警告報知する。したがって、地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置された基地局(第2の基地局)に接続した場合、ハンドオフ不可であることを警告報知して、発信後または着信後に、この接続された基地局の通話エリアの外へ移動しないよう注意を促すことができる。
請求項4に記載の発明によれば、位置特定を指示するイベントが発生した場合、GPS測位を行わず、接続元の基地局から取得する位置情報を使用者に通知する。したがって、地下街などのGPS信号を受信できない場所においても使用者は位置を知ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、時刻取得を指示するイベントが発生した場合、前記時刻取得手段により基地局の時刻情報を取得せず、前記基準時刻発生手段がGPS受信により得たタイミングクロックをもとに発生した基準時刻情報から計時歩進された時刻をそのまま維持する。したがって、地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置された基地局(第2の基地局)から不正確な時刻を取得することによって無線通信端末の時刻がずれることを防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、接続元の基地局が第1の基地局と判定された場合に、この基地局が、第1の基地局の属性を具備しているか否かを判定する。したがって、接続元の基地局がGPS信号を受信できる地上に設置された基地局(第1の基地局)であるかの判定の精度を向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、接続元の基地局が、隣接基地局へ接続元を切り替えるハンドオフが可能な基地局であり、且つ、接続する周波数を複数の周波数から選択可能である基地局であるか否かを判定する。したがって、接続元の基地局がGPS信号を受信できる地上に設置された基地局(第1の基地局)であるかの判定の精度を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の一形態について説明する。
A.構成
図1は本発明の実施の一形態による無線通信端末100の構成を示すブロック図である。この図において、無線通信端末100は、アンテナANT1を有する通信処理部10、制御部11、ROM12、RAM13、操作部14、マイク15、スピーカ16、表示部17、バイブレータ18、アンテナANT2を有するGPS受信部20を備えて構成されている。
通信処理部10は、アンテナANT1を介して入力された受信信号を復調して音声データを生成し、この生成された音声データを制御部11に出力する。一方、制御部11から供給される音声データを変調して得た送信信号を高周波増幅してアンテナANT1から送出する。
制御部11は、CPU(Central
Processing Unit)およびベースバンド信号処理用のDSP(Digital Signal
Processor)等から構成され、ROM12に記憶されている各種処理プログラムを読み出して各種演算を行うとともに、後述する操作部14のスイッチ操作に応じて端末各部の動作を制御する。
具体的には、通信処理部10から出力された通話中の音声データを伸張処理し、さらに、アナログ音声信号にD/A変換してスピーカ16から発音させるとともに、マイク15から出力されるアナログ音声信号をA/D変換し、さらに、このA/D変換されたデータを圧縮処理して得られた音声データを通信処理部10に供給する。また、本発明の要旨に係わる制御部11の特徴的な動作、すなわち接続元の基地局に対応した動作態様に設定する動作(後述の状態1処理、状態2処理、状態3処理および受信状態確認処理)については追って詳述する。
ROM12はプログラムエリアおよびデータエリアを備える。ROM12のプログラムエリアには、制御部11により実行される各種処理プログラムが記憶される。各種処理プログラムとは、後述する状態1処理、状態2処理、状態3処理および受信状態確認処理を含む。ROM12のデータエリアには、所定のプログラムにより参照される制御データの他、例えば待受画面などを形成する各種画面データが記憶される。
RAM13は、制御部11が実行する各種処理に使われるフラグやレジスタデータを一時記憶するワークエリアの他、例えば発着信履歴や送受信メールなどを記憶するデータエリアを備える。操作部14は、電源スイッチ、通話開始/終了時に操作されるオフフック/オンフックスイッチ等の各種スイッチを有し、これらスイッチの操作に応じた各種処理が実行される。表示部17は、カラー液晶パネルおよび表示ドライバから構成され、制御部11の制御の下に待受画面など各種画面を表示する。GPS受信部20は、制御部11からの指示に従ってアンテナANT2を介してGPS信号を受信し、受信したGPS信号から自端末の位置情報および時刻情報を抽出して記憶保持する。
B.動作
次に、図2〜図8を参照して上記構成による無線通信端末100の動作について説明する。無線通信端末100では、接続元の基地局に対応した動作態様に設定する為に、図2に図示する状態遷移図で表すように、3つの状態(状態1〜3)を定義している。ここで、状態1は、接続元の基地局がGPS信号を受信できる地上に設置された基地局(以下、この第1の基地局を地上局という)あるいは地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置される基地局(以下、この第2の基地局を地下局という)のいずれであるか不明な「受信局不明状態」を表す。状態2は、接続元の基地局が地上局となる「地上局受信状態」を表す。状態3は、接続元の基地局が地下局となる「地下局受信状態」を表す。これら状態1〜3は、無線通信端末100の制御部11が実行する状態1処理、状態2処理および状態3処理に応じて遷移するようになっている。以下、これら状態1処理、状態2処理および状態3処理の各動作について述べる。
(1)状態1処理の動作
次に、図2および図3を参照して状態1処理の動作を説明する。無線通信端末100の操作部14の電源スイッチが押下されて無線通信端末100が起動され待ち受け状態に設定された場合の他、図2に図示するように、状態2から状態1へ、あるいは状態3から状態1へ遷移すると、制御部11は状態1処理を実行し、ステップSA1に処理を進め、GPS受信部20に測位開始を指示する。これにより、GPS受信部20は、GPS信号を受信した場合、そのGPS信号からタイミングクロックを取得する。次いで、ステップSA2では、GPS受信部20が取得したタイミングクロックをRAM13のワークエリアにストアし、これを制御部11の内部で生成されるタイマクロックに同期させて計時歩進することで基準時刻情報を発生する。
続いて、ステップSA3では、位置登録した基地局(以後、接続元の基地局と称する)から時刻情報を含む基地局信号を受信する。そして、ステップSA4では、GPS信号に基づき生成される基準時刻情報と、基地局信号に含まれる時刻情報との時間差が所定時間以上(GPS同期ズレ)有るか否かを判断する。両時刻情報の時間差が所定時間以上であると、判断結果は「YES」となり、ステップSA8に進み、接続元の基地局が地上局あるいは地下局のいずれであるか不明な「受信局不明状態」であるとして状態1を維持する。
一方、基地局信号に含まれる時刻情報と基準時刻情報との時間差が所定時間未満ならば、上記ステップSA4の判断結果が「NO」になり、ステップSA5に進む。ステップSA5〜SA6では、接続元の基地局が、複数の隣接基地局情報や複数の周波数を使用して運用する地上局の属性を具備しているか否かを判断する。接続元の基地局が地上局の属性を具備していると、ステップSA5〜SA6の各判断結果はいずれも「YES」になり、ステップSB7に進み、地上局受信状態と判断して状態2を維持する。これに対し、接続元の基地局が地上局の属性を具備していなければ、ステップSA5〜SA6のいずれかの判断結果が「NO」になり、ステップSA8に進み、受信局不明状態として状態1に遷移する。
(2)状態2処理の動作
次に、図2、図4および図5を参照して状態2処理の動作を説明する。図2に図示するように、状態1から状態2へ遷移した場合あるいは状態3から状態2へ遷移した場合には、制御部11は状態2処理を実行して図4に図示するステップSB1に進み、基地局信号を継続受信する状態であるか否かを判断する。以下では、基地局信号を継続受信できない場合の動作と、継続受信する場合の動作とに分けて説明を進める。
<基地局信号を継続受信できない場合>
この場合、上記ステップSB1の判断結果は「NO」になり、ステップSB2に進む。ステップSB2〜SB3では、基地局信号を受信できなくなってから一定時間経過するまでの間に再び基地局信号の受信に成功したか否かを判断する。基地局信号を受信できなくなってから一定時間経過してもなお基地局信号を受信することが出来なければ、ステップSB2の判断結果が「YES」になり、ステップSB8に進み、受信局不明状態と見做して状態1に遷移する。
一方、基地局信号を受信できなくなってから一定時間経過するまでの間に再び基地局信号の受信に成功すると、上記ステップSB3の判断結果が「YES」になり、ステップSB4に進む。ステップSB4では、RAM13のワークエリアで計時歩進される基準時刻情報と基地局信号に含まれる時刻情報との時間差が所定時間以上有るか否かを判断する。基地局信号に含まれる時刻情報と基準時刻情報との時間差が所定時間以上有ると、ここでの判断結果は「YES」となり、ステップSB8に進み、受信局不明状態として状態1に遷移する。
これに対し、基地局信号に含まれる時刻情報と基準時刻情報との時間差が所定時間未満ならば、上記ステップSB4の判断結果は「NO」になり、ステップSB5に進む。ステップSB5〜SB6では、前述したように、接続元の基地局が地上局の属性を具備しているか否かを判断する。地上局の属性を具備していると、ステップSB5〜SB6の各判断結果はいずれも「YES」になり、ステップSB7に進み、地上局受信状態と判断して状態2を維持する。一方、接続元の基地局が地上局の属性を具備していなければ、ステップSB5〜SB6のいずれかの判断結果が「NO」になり、ステップSB8に進み、受信局不明状態と見做して状態1に遷移する。
<基地局信号を継続受信する場合>
この場合、上記ステップSB1の判断結果が「YES」になり、図5に図示するステップSB9に進み、受信基地局(接続元の基地局)を変更したか否かを判断する。変更していなければ、判断結果は「NO」になり、ステップSB18を介して受信状態確認処理(後術する)を実行した後に、状態2を維持する。一方、接続元の基地局を変更すると、判断結果が「YES」となり、ステップSB10に進む。ステップSB10では、RAM13のワークエリアで計時歩進される基準時刻情報と基地局信号に含まれる時刻情報との時間差が所定時間以上であるか否かを判断する。両時刻情報の時刻差が所定時間未満であると、判断結果は「NO」になり、ステップSB11に進む。
そして、ステップSB11〜SB12では、接続元の基地局が地上局の属性を具備しているか否かを判断する。地上局の属性を具備していると、ステップSB11〜SB12の各判断結果は「YES」になり、ステップSB13に進み、地上局受信状態として状態2を維持する。これに対し、接続元の基地局が地上局の属性を具備していなければ、ステップSB11〜SB12のいずれかの判断結果が「NO」になり、ステップSB14に進み、受信局不明状態として状態1に遷移する。
一方、基地局信号に含まれる時刻情報と基準時刻情報との時間差が所定時間以上であると、上記ステップSB10の判断結果が「YES」となり、ステップSB15に進む。ステップSB15〜SB16では、接続元の基地局が地上局の属性を具備しているか否かを判断する。接続元の基地局が地上局の属性を具備していると、ステップSB11〜SB12のいずれかの判断結果が「YES」になり、ステップSB14に進み、受信局不明状態と見做して状態1に遷移する。これに対し、接続元の基地局が地上局の属性を具備していなければ、ステップSB15〜SB16の各判断結果が「NO」になり、ステップSB17に進み、地下局受信状態と判断して状態3に遷移する。
(3)状態3処理の動作
次に、図2および図6を参照して状態3処理の動作を説明する。図2に図示するように、状態2から状態3へ遷移すると、制御部11は状態3処理を実行して図6に図示するステップSC1に進み、受信基地局を変更したか否かを判断する。受信基地局を変更していなければ、判断結果は「NO」となり、ステップSC2を介して受信状態確認処理(後述する)を実行した後、ステップSC7に進み、地下局受信状態として状態3を維持する。
一方、受信基地局を変更した場合には、上記ステップSC1の判断結果が「YES」になり、ステップSC3に進む。ステップSC3では、受信基地局を変更してから一定時間が経過したか否かを判断する。一定時間経過していれば、判断結果は「YES」になり、ステップSC8に進み、受信局不明状態として状態1に遷移する。
これに対し、受信基地局を変更してから一定時間が経過していなければ、上記ステップSC3の判断結果は「NO」になり、ステップSC4に進む。ステップSC4では、RAM13のワークエリアで計時歩進される基準時刻情報と基地局信号に含まれる時刻情報との時間差が所定時間以上であるか否かを判断する。基地局信号に含まれる時刻情報と基準時刻情報との時間差が所定時間以上ならば、判断結果は「YES」となり、ステップSC5に進む。
ステップSC5〜SC6では、基地局が地上局の属性を具備しているか否かを判断する。地上局の属性を具備していると、ステップSC5〜SC6のいずれかの判断結果が「YES」になり、ステップSC8に進み、受信局不明状態と見做して状態1に遷移する。一方、基地局が地上局の属性を具備していなければ、上記ステップSC5〜SC6の各判断結果は「NO」になり、ステップSC7に進み、地下局受信状態として状態3を維持する。
基地局信号に含まれる時刻情報が基準時刻情報に一致していると、上記ステップSC4の判断結果が「NO」となり、ステップSC9に進む。ステップSC9〜SC10では、基地局が地上局の属性を具備しているか否かを判断する。地上局の属性を具備していると、ステップSC9〜SC10の各判断結果が「YES」になり、ステップSC11に進み、地上局受信状態として状態2に遷移する。一方、基地局が地上局の属性を具備していなければ、ステップSC9〜SC10のいずれかの判断結果が「NO」になり、ステップSC8に進み、受信局不明状態と判断して状態1に遷移する。
(4)受信状態確認処理の動作
次に、図7〜図8を参照して受信状態確認処理の動作を説明する。上述した状態3処理のステップSC2(図6参照)を介して本処理が実行されると、制御部11は図7に図示するステップSD1に処理を進める。ステップSD1〜SD4では、「品質劣化イベントの有無」、「発信・着信イベントの有無」、「位置情報入手イベントの有無」および「時刻情報入手イベントの有無」を判断する。該当するイベントが無ければ、ステップSD1〜SD4の各判断結果はいずれも「NO」となり、何も行わずに本処理を終えて上述した状態3を維持するが、該当するイベントが有ると、対応する処理を実行する。以下、各イベントに対応する処理動作を説明する。
<品質劣化イベントが発生した場合>
通話中に電波品質が劣化して品質劣化イベントが発生すると、ステップSD1の判断結果が「YES」になり、図8に図示するステップSD8に進む。ステップSD8では、地下局受信状態であるか否かを判断する。地下局受信状態でなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終える。地下局受信状態ならば、判断結果が「YES」になり、ステップSD9に進む。ステップSD9では、隣接基地局情報の有無を判断する。隣接基地局情報が有ると、判断結果は「YES」になり、本処理を終える。
一方、隣接基地局情報が無ければ、判断結果が「NO」になり、ステップSD10に進む。ステップSD10〜SD12では、隣接基地局情報の無い地下局を介した通話であることから音声通話のハンドオフが出来ないことを警告報知する為、例えば「移動すると切れる可能性が高いです」のような警告メッセージを表示部17に画面表示させると共に、スピーカ16やバイブレータ18を用いて警告音の鳴動および警告振動を行う。
<発信・着信イベントが発生した場合>
発信イベントまたは着信イベントが発生すると、図7に図示するステップSD2の判断結果が「YES」になり、図8に図示するステップSD13に進み、地下局受信状態であるか否かを判断する。地下局受信状態でなければ、判断結果は「NO」となり、本処理を終えるが、地下局受信状態であると、判断結果が「YES」になり、ステップSD14に進む。ステップSD14では、隣接基地局情報の有無を判断する。隣接基地局情報が有ると、判断結果は「YES」になり、本処理を終えるが、隣接基地局情報が無ければ、判断結果が「NO」になり、ステップSD15に進む。ステップSD15では、隣接基地局情報の無い地下局を介した発信・着信であることから音声通話のハンドオフが出来ないことを警告報知する為、例えば「移動すると切れる可能性が高いです」のような警告メッセージを表示部17に画面表示させる。
<位置情報入手イベントが発生した場合>
位置情報入手イベントが発生すると、図7に図示するステップSD3の判断結果が「YES」になり、図8に図示するステップSD16に進み、地下局受信状態であるか否かを判断する。地下局受信状態であると、判断結果は「YES」となり、ステップSD17に進み、基地局の位置情報を自端末の測位結果として使用者に通知して本処理を終える。つまり、地下局受信状態では、GPS受信部20を起動させずに基地局の位置情報を使用者に通知する。一方、地下局受信状態でなければ、上記ステップSD16の判断結果は「NO」になり、ステップSD18に進み、GPS受信部20を起動させて自端末の位置特定を行うGPS測位処理を実行して本処理を終える。
<時刻情報入手イベントが発生した場合>
時刻情報入手イベントが発生すると、図7に図示するステップSD4の判断結果が「YES」になり、ステップSD5に進み、地下局受信状態であるか否かを判断する。地下局受信状態であると、判断結果は「YES」となり、ステップSD6に進み、RAM13のワークエリアで計時歩進される基準時刻情報に基づく時刻表示を維持して本処理を終える。一方、地下局受信状態でなければ、上記ステップSD5の判断結果は「NO」になり、ステップSD7に進み、GPS受信部20を起動させ、これにより受信されるGPS信号から得た基準時刻情報に基づく時刻表示に更新して本処理を終える。
以上のように、本実施の形態では、GPS信号を受信して得た基準時刻情報と接続元の基地局から得た時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が地上局(状態2)又は地下局(状態3)のいずれであるかを判断する。接続元の基地局が地下局であれば、発信・着信イベントや通話中の電波品質劣化による品質劣化イベントの発生に応じて、地下局を介した通話であることから音声通話のハンドオフが出来ないことを使用者に警告報知する。また、位置情報入手イベントが発生したら、GPS受信部20を起動させずに基地局の位置情報を測位結果として使用者に通知する。さらに、時刻情報入手イベントが発生すると、GPS受信部20を起動させずにRAM13のワークエリアで計時歩進される基準時刻情報に基づく時刻表示をそのまま維持する。これにより、接続元の基地局に対応した動作態様に設定することが可能になる。
なお、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局は、地下街などのGPS信号を受信できない場所に設置される基地局でもよく、地上或いは海中の建物のなか、又は、乗り物のなかなど場所を問わずGPS信号を受信できない場所に設置される基地局でもよい。
実施の一形態による無線通信端末100の構成を示すブロック図である。 無線通信端末100の状態遷移を表す遷移図である。 状態1処理の動作を示すフローチャートである。 状態2処理の動作を示すフローチャートである。 状態2処理の動作を示すフローチャートである。 状態3処理の動作を示すフローチャートである。 受信状態確認処理の動作を示すフローチャートである。 受信状態確認処理の動作を示すフローチャートである。 背景技術を説明するための図である。
符号の説明
10 通信処理部
11 制御部
12 ROM
13 RAM
14 操作部
15 マイク
16 スピーカ
17 表示部
18 バイブレータ
20 GPS受信部
100 無線通信端末

Claims (8)

  1. GPS受信により得たタイミングクロックに基づき基準時刻情報を発生する基準時刻発生手段と、
    接続元の基地局から時刻情報を取得する時刻取得手段と、
    前記基準時刻発生手段により生成される基準時刻情報と前記時刻取得手段が取得した時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局、又は、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局のいずれであるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により接続元の基地局が第2の基地局と判定された場合に、第2の基地局に対応した動作態様に設定する動作態様設定手段と
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記動作態様設定手段は、通話中の電波品質劣化による品質劣化イベントの発生に応じて、基地局の切り換えが出来ないハンドオフ不可であることを使用者に警告報知することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  3. 前記動作態様設定手段は、発信イベントまたは着信イベントの発生に応じて、基地局の切り換えが出来ないハンドオフ不可であることを使用者に警告報知することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  4. 前記動作態様設定手段は、位置特定を指示するイベントが発生した場合、GPS測位を行わず、接続元の基地局から取得する位置情報を使用者に通知することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  5. 前記動作態様設定手段は、時刻取得を指示するイベントが発生した場合、前記時刻取得手段により基地局の時刻情報を取得せず、前記基準時刻発生手段がGPS受信により得たタイミングクロックをもとに発生した基準時刻情報から計時歩進された時刻をそのまま維持することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  6. 前記判定手段は、接続元の基地局を、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局と判定した場合に、当該接続元の基地局が、第1の基地局の属性を具備しているか否かを判定する属性判定手段を更に具備することを特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  7. 前記属性判定手段は、前記接続元の基地局が、隣接基地局へ接続元を切り替えるハンドオフが可能な基地局であり、且つ、接続する周波数を複数の周波数から選択可能である基地局であるか否かを判定することを特徴とする請求項6記載の無線通信端末。
  8. コンピュータに、
    GPS受信により得たタイミングクロックに基づき基準時刻情報を発生する基準時刻発生機能と、
    接続元の基地局から時刻情報を取得する時刻取得機能と、
    前記基準時刻発生機能にて生成される基準時刻情報と前記時刻取得機能で取得された時刻情報との時間差に応じて、接続元の基地局が、GPS信号を受信できる場所に設置された第1の基地局、又は、GPS信号を受信できない場所に設置された第2の基地局のいずれであるかを判定する判定機能と、
    前記判定機能により接続元の基地局が第2の基地局と判定された場合に、第2の基地局に対応した動作態様に設定する動作態様設定機能と
    を実現させるためのプログラム。
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