JP2000091272A - 半導体圧力センサ用台座及びその製造方法 - Google Patents

半導体圧力センサ用台座及びその製造方法

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JP2000091272A
JP2000091272A JP25435798A JP25435798A JP2000091272A JP 2000091272 A JP2000091272 A JP 2000091272A JP 25435798 A JP25435798 A JP 25435798A JP 25435798 A JP25435798 A JP 25435798A JP 2000091272 A JP2000091272 A JP 2000091272A
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pedestal
pressure sensor
groove
semiconductor pressure
etching
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JP25435798A
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Kazuo Eda
和夫 江田
Takashi Saijo
隆司 西條
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に台座に応力緩和のための溝部を形成す
ることのできる半導体圧力センサ用台座及びその製造方
法を提供する。 【解決手段】 シリコンウェハ1の一主表面上に、シリ
コン酸化膜3を形成し、シリコン酸化膜2を所定形状に
パターニングする。続いて、パターニングされたシリコ
ン酸化膜3をマスクとして等方性エッチングを行うこと
により、溝部4を形成し、シリコン酸化膜3をエッチン
グにより除去する。次に、シリコンウェハ1の一主表面
にシリコンウェハ2を接合し、溝部4により囲まれた箇
所に対応する箇所の、シリコンウェハ2及びシリコンウ
ェハ1に圧力導入孔5を形成して台座を形成する。次
に、シリコンウェハ2のシリコンウェハ1との接合面と
異なる面上に、圧力導入孔5に対応する箇所に薄肉状の
ダイヤフラム6aが形成された半導体圧力センサチップ
6を接合する最後に、溝部4形成箇所を通るように、半
導体圧力センサチップ6及び台座のダイシングを行い、
チップ毎に分割することにより、台座の外周側面に溝部
4を有する半導体圧力センサを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体圧力センサ
用台座及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来例に係る半導体圧力センサ
の製造工程を示す概略断面図である。先ず、単結晶シリ
コン等の半導体基板8の一主表面の所定の箇所に、イオ
ン注入等によりピエゾ抵抗9を形成し、半導体基板8の
両面にシリコン酸化膜10/シリコン窒化膜11を形成
する。
【0003】続いて、半導体基板8の二主表面の略中央
のシリコン酸化膜10/シリコン窒化膜11のエッチン
グを行うことにより、開口部12を形成する(図4
(a))。
【0004】次に、開口部12が形成されたシリコン酸
化膜10/シリコン窒化膜11をマスクとして水酸化カ
リウム(KOH)溶液等のアルカリ系のエッチャントを用
いて半導体基板8の異方性エッチングを行うことにより
ダイヤフラム8aを形成し(図4(b))、半導体基板
8の二主表面のシリコン酸化膜10/シリコン窒化膜1
1をエッチングにより除去する。
【0005】次に、半導体基板8の一主表面上のシリコ
ン酸化膜10/シリコン窒化膜11をエッチングにより
除去し、スパッタリング等によりアルミニウム(Al)等
のメタル層を形成し、フォトリソグラフィ技術及びエッ
チング技術を用いて所定形状にパターニングすることに
よりメタル配線13を形成する(図4(c))。
【0006】次に、半導体基板8の二主表面に、ダイヤ
フラム8aに対応する箇所に圧力導入孔14aが形成さ
れて成るガラス台座14を陽極接合等により接合する。
この時、ガラス台座14の半導体基板8との接合面と異
なる面側には、パッケージ本体(図示せず)にダイボン
ドするためにメタライズ層15が形成されている(図4
(d))。
【0007】最後に、ガラス台座14の側面に、研磨を
行うことにより応力を緩和するための溝部16を形成す
る(図4(e))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の半導体圧力セン
サの製造工程においては、ガラス台座14を接合し、ダ
イシングを行ってチップ毎に分割した後、1チップずつ
研磨を行って溝部16を形成していたため、非常に時間
がかかって製造コストアップの要因となっていた。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、容易に台座に応力緩
和のための溝部を形成することのできる半導体圧力セン
サ用台座及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一主表面の所定位置に溝部を有する第1の半導体基板
と、該第1の半導体基板の一主表面に接合された第2の
半導体基板とを有し、側面に前記溝部が位置するもので
ある。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法であって、前記溝部を
エッチングにより形成し、該溝部形成箇所に対応する前
記第1の半導体基板及び第2の半導体基板をダイシング
することにより、側面に前記溝部を形成したことを特徴
とするものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法において、前記エッチ
ングとして等方性エッチングを用いたことを特徴とする
ものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法において、前記溝部形
成箇所に予め高濃度不純物領域を形成し、該高濃度不純
物領域をエッチング除去することにより、前記溝部を形
成するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法において、前記エッチ
ングとしてRIEを用いたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下の実施の形態においては、一
主表面が所定形状にパターニングされ、一主表面側から
二主表面側に貫通する圧力導入孔1aを有する半導体基
板であるシリコンウェハ1の一主表面に、別途シリコン
ウェハ2を接合して、側面に溝部4を有する半導体圧力
センサ用台座を構成している。以下において、その製造
工程について図面に基づき説明する。
【0016】=実施の形態1= 図1は、本発明の一実施の形態に係る半導体圧力センサ
用台座の製造工程を示す概略断面図である。先ず、半導
体基板であるシリコンウェハ1の一主表面上に、熱酸化
等によりシリコン酸化膜3を形成し、フォトリソグラフ
ィ技術及びエッチング技術によりシリコン酸化膜2を所
定形状にパターニングする。
【0017】続いて、所定形状にパターニングされたシ
リコン酸化膜3をマスクとして、フッ硝酸(HF+HNO3
溶液を用いて等方性エッチングを行うことにより、溝部
4を形成し(図1(a))、シリコン酸化膜3をエッチ
ングにより除去する。
【0018】なお、本実施の形態においては、シリコン
ウェハ1のエッチングをシリコン酸化膜3をマスクとし
て行ったが、これに限定されるものではなく、例えばレ
ジストマスクを用いても良い。
【0019】次に、シリコンウェハ1の一主表面に、別
途用意した平板状の半導体基板であるシリコンウェハ2
を陽極接合等により接合し(図1(b))、溝部4によ
り囲まれた箇所対応する箇所の、シリコンウェハ2のシ
リコンウェハ1との接合面と異なる面側から、シリコン
ウェハ1の二主表面側にかけて貫通する圧力導入孔5を
形成して台座を形成する(図1(c))。
【0020】次に、シリコンウェハ2のシリコンウェハ
1との接合面と異なる面上に、圧力導入孔5に対応する
箇所に薄肉状のダイヤフラム6aが形成された半導体圧
力センサチップ6を陽極接合により接合する(図1
(d))。
【0021】最後に、溝部4形成箇所を通るように、半
導体圧力センサチップ6及び台座のダイシングを行い、
チップ毎に分割することにより、台座の外周側面に溝部
4を有する半導体圧力センサを作製する(図1
(e))。
【0022】従って、本実施の形態においては、ダイシ
ングを行った後に個々に台座の外周側面に溝部4を形成
する必要がなく、溝部4を有する台座を容易に大量生産
することができる。
【0023】=実施の形態2= 図2は、本発明の他の実施の形態に係る半導体圧力セン
サ用台座の製造工程を示す概略断面図である。本実施の
形態に係る半導体圧力センサ用台座の製造工程は、実施
の形態1として図1に示す半導体圧力センサ用台座の製
造工程において、等方性エッチングにより溝部4を形成
する代わりに、反応性イオンエッチング(RIE:Reactiv
e Ion Etching)により溝部4を形成するものであ
る。
【0024】なお、本実施の形態においては、ドライの
異方性エッチングを行うようにしたが、ウェットの異方
性エッチングを行うようにしても良い。
【0025】従って、本実施の形態においては、実施の
形態1の効果に加えて、さらに溝部4の形状を精密に設
計することができる。
【0026】=実施の形態3= 図3は、本発明の他の実施の形態に係る半導体圧力セン
サ用台座の製造工程を示す概略断面図である。本実施の
形態に係る半導体圧力センサ用台座の製造工程は、実施
の形態1として図1に示す半導体圧力センサ用台座の製
造工程において、溝部4形成箇所に予めイオン注入及び
アニール処理により高濃度の不純物領域7を形成してお
き、不純物領域7を等方性エッチングによりエッチング
除去して溝部4を形成するようにしたものである。
【0027】なお、シリコンウェハ1の不純物濃度<10
17cm-3,不純物領域7の不純物濃度>1017cm-3であるこ
とが望ましく、本実施の形態においては、シリコンウェ
ハ1の不純物濃度を1016cm-3,不純物領域7の不純物濃
度を1018cm-3とした。
【0028】従って、本実施の形態においては、実施の
形態1の効果に加えて、高濃度の不純物領域7は選択的
にエッチングされるため、さらに溝部4の形状を精密に
設計することができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、一主表面の所定
位置に溝部を有する第1の半導体基板と、該第1の半導
体基板の一主表面に接合された第2の半導体基板とを有
し、側面に前記溝部が位置するので、チップ毎に分割し
た後に溝部形成のためのエッチングを個々に行う必要が
なく、容易に台座に応力緩和のための溝部を形成するこ
とのできる半導体圧力センサ用台座を提供することがで
きた。
【0030】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法であって、前記溝部を
エッチングにより形成し、該溝部形成箇所に対応する前
記第1の半導体基板及び第2の半導体基板をダイシング
することにより、側面に前記溝部を形成したので、チッ
プ毎に分割した後に溝部形成のためのエッチングを個々
に行う必要がなく、容易に台座に応力緩和のための溝部
を形成することのできる半導体圧力センサ用台座の製造
方法を提供することができた。
【0031】請求項3記載の発明は、請求項2記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法において、前記エッチ
ングとして等方性エッチングを用いたので、請求項2記
載の発明の効果と同様の効果が得られる。
【0032】請求項4記載の発明は、請求項2記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法において、前記溝部形
成箇所に予め高濃度不純物領域を形成し、該高濃度不純
物領域をエッチング除去することにより、前記溝部を形
成するようにしたので、高濃度不純物領域のみを選択的
にエッチングすることができ、請求項2記載の発明の効
果に加えて、溝部の形状を精密に設計することができ
る。
【0033】請求項5記載の発明は、請求項2記載の半
導体圧力センサ用台座の製造方法において、前記エッチ
ングとしてRIEを用いたので、請求項2記載の発明の効
果に加えて、溝部の形状を精密に設計することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体圧力センサ
用台座の製造工程を示す概略断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る半導体圧力セン
サ用台座の製造工程を示す概略断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る半導体圧力セン
サ用台座の製造工程を示す概略断面図である。
【図4】従来例に係る半導体圧力センサの製造工程を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1,2 シリコンウェハ 3 シリコン酸化膜 4 溝部 5 圧力導入孔 6 半導体圧力センサチップ 6a ダイヤフラム 7 不純物領域 8 半導体基板 8a ダイヤフラム 9 ピエゾ抵抗 10 シリコン酸化膜 11 シリコン窒化膜 12 開口部 13 メタル配線 14 ガラス台座 14a 圧力導入孔 15 メタライズ層 16 溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 EE14 FF23 FF43 GG01 GG11 4M112 AA01 BA01 CA15 CA16 DA16 DA18 DA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主表面の所定位置に溝部を有する第1
    の半導体基板と、該第1の半導体基板の一主表面に接合
    された第2の半導体基板とを有し、側面に前記溝部が位
    置する半導体圧力センサ用台座。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体圧力センサ用台座
    の製造方法であって、前記溝部をエッチングにより形成
    し、該溝部形成箇所に対応する前記第1の半導体基板及
    び第2の半導体基板をダイシングすることにより、側面
    に前記溝部を形成したことを特徴とする半導体圧力セン
    サ用台座の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチングとして等方性エッチング
    を用いたことを特徴とする請求項2記載の半導体圧力セ
    ンサ用台座の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溝部形成箇所に予め高濃度不純物領
    域を形成し、該高濃度不純物領域をエッチング除去する
    ことにより、前記溝部を形成するようにしたことを特徴
    とする請求項2記載の半導体圧力センサ用台座の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記エッチングとしてRIEを用いたこと
    を特徴とする請求項2記載の半導体圧力センサ用台座の
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10062014A1 (de) * 2000-12-13 2002-07-04 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Dünnen und Separieren selektierter Bereiche dünner Scheiben und scheibenförmiges Werkstück
JP2012078239A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Denso Corp 圧力センサおよびその製造方法

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