JPH02218172A - 半導体加速度センサの製造方法 - Google Patents

半導体加速度センサの製造方法

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JPH02218172A
JPH02218172A JP3891989A JP3891989A JPH02218172A JP H02218172 A JPH02218172 A JP H02218172A JP 3891989 A JP3891989 A JP 3891989A JP 3891989 A JP3891989 A JP 3891989A JP H02218172 A JPH02218172 A JP H02218172A
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strain
region
semiconductor
substrate
silicon
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JP3891989A
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Susumu Azeyanagi
進 畔柳
Yoshitaka Goto
吉孝 後藤
Tetsuo Fujii
哲夫 藤井
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、SOI (Si l 1con  On  
!nsu + ator)基板を用いた半導体加速度セ
ンサの製造方法に関する。
[従来の技術] 特開昭63−76484号公報に開示されるSOI基板
型の半導体加速度センサの従来例を第26図に示す。
この半導体加速度センサは、SOI基板90を用いて形
成されており、この301基板90はシリコン基板10
上に内部絶縁膜30を介して配設されたシリコン膜20
をもち、シリコン膜20は多結晶シリコン膜20を熱ア
ニールして再結晶化して形成され、シリコン膜20の表
面には表面絶縁II!80が形成されている。
この半導体加速度センサは、SOI基板90の一部で構
成された支持領域40cと、支持領域40Cの一端から
伸び主としてシリコン膜20からなる薄肉の起歪領域4
0aと、起歪領域40aから支持領域40Gと反対側に
伸びるSOI基板90の一部で構成された荷重領域40
bとからなる。
起歪領域40a及び荷重領域40bはカンチレバー部4
0を構成しており、起歪領域40aの表面には半導体歪
み素子50が形成されている。
この半導体加速度センサにおいて、半導体歪み素子50
はシリコン膜20への拡散工程により形成され、起歪領
域40aはその隣接するシリコン基板10の部分を異方
性エツチング工程により除去して形成されている。
この半導体加速度センサにおいて、加速度による力は荷
重領域40bに作用し、荷重領域40bの変位による起
歪領域40aの歪みを半導体歪み素子50の抵抗値変化
により検出している。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来の5oil板型の半導体加速度センサには
、二つの大きな利点があった。
すなわち、起歪領域40a@薄肉化するための異方性エ
ツチングを酸化シリコン膜30により停止できるので、
SOI基板以外の半導体基板を用いるものに比べて起歪
領域40aの膜厚を格段に高精度化することができる。
起歪wA賊40aの膜厚のばらつきは半導体歪み素子5
0の感度のばらつきの大きな原因であり、SOI基板基
板中導体加速度センサは他の基板を用いた半導体加速度
センサよりも感度のばらつきを大幅に減らせる可能性が
ある。
また、起歪領域40aの両生表面が同程度の厚さの絶縁
膜30.80と接合するので、起歪領域40aと絶縁膜
30との熱膨張率の差に基づいて起歪領域40aに作用
するストレス(熱歪力)は、起歪領域40aと絶縁膜8
0との熱膨張率の差に基づいて起歪領域40aに作用す
るストレス(熱歪力)と相殺し、その結果として、SO
I基板型の半導体加速度センサの感度のばらつきを片側
に厚い絶縁膜をもつ他の基板型のものに比較して大幅に
小さくできる。
しかしながら、半導体加速度センサの感度は半導体歪み
素子を内蔵する起歪領域40aの結晶性にも深く依存し
ており、上記した多結晶シリコン膜の熱アニールにより
再結晶化したシリコン膜を用いると、結晶構造や結晶方
位のばらつきによって感度のばらつきが大きくなってし
まうという不具合が生じてしまう。
本発明はこのような課題に鑑みなされたものであり、感
度のばらつきを低減した高精度の半導体加速度センサの
製造方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明の第1の半導体加速度センサの製造方法は、 第1及び第2半導体基板を中間に絶縁膜を挟んで接合し
てSOI基板を形成する5OII仮形成工程、第1半導
体基板を薄肉化した後、第1半導体基板に半導体歪み素
子を形成する素子形成工程、前記第1半導体基板の所定
領域を前記絶縁膜までエツチングし、次いで露出した前
記絶縁膜をエツチングして上部分離溝を開設する上部分
離溝形成工程、前記絶縁膜をエツチング停止線として前
記半導体歪み素子近傍の前記第2半導体基板をエツチン
グして、前記半導体歪み素子内蔵で薄肉の起歪領域を前
記第1半導体基板に形成する起歪領域形成工程、エツチ
ングにより前記上部分離溝に連通の下部分離溝を前記第
2半導体基板に開設して、前記起歪領域から延在する厚
肉の荷重領域とからなるカンチレバー部を前記起歪領域
の一端を除いて前記SOI基板から分離するカンチレバ
ー分離工程からなることを特徴としている。
本発明の第2の半導体加速度センサの製造方法は、シリ
コン基板表面の所定領域に選択的に絶縁膜を形成し、前
記絶縁膜及び前記シリコン基板表面に前記シリコン基板
と同結晶構造の単結晶シリコン膜を形成するSOI基板
形成工程、前記絶縁膜上の前記単結晶シリコン膜に半導
体歪み素子を形成する半導体歪み素子形成工程、前記絶
縁膜をエツチング停止線として前記半導体歪み素子近傍
の前記シリコン基板をエツチングして、前記半導体歪み
素子内蔵で薄肉の起歪領域を前記シリコン膜に形成する
起歪領域形成工程、エツチングにより前記絶縁膜が無い
部位に前記SOI基板を貫通する分離溝を開設して、前
記起歪領域と前記起歪領域から延在する厚肉の荷重領域
とからなるカンチレバー部を前記起歪領域の一端を除い
て前記801基板から分離するカンチレバー分離工程、
からなることを特徴としている。
本発明の第3の半導体加速度センサの製造方法は、第1
及び第2半導体基板を用意し、その少なくとも一方に所
定形状の絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程、前記第1及
び第2半導体基板を中間に前記絶縁膜を挟んで接合して
SOI基板を形成するSOI基板形成工程、第1半導体
基板を薄肉化した後、第1半導体基板に半導体歪み素子
を形成する素子形成工程、前記絶縁膜をエツチング停止
線として前記半導体歪み素子近傍の前記第2半導体基板
をエツチングして、前記半導体歪み素子内蔵で薄肉の起
歪領域を前記第1半導体基板に形成する起歪領域形成工
程、エツチングにより前記絶縁膜が無い部位に前記SO
I基板を貫通する分離溝を開設して、前記起歪領域と前
記起歪領域から延在する厚肉の荷重領域とからなるカン
チレバー部を前記起歪領域の一端を除いて前記5oil
板から分離するカンチレバー分離工程、からなることを
特徴としている。
[実施例] 実施例1 第1発明の半導体加速度センサ製造方法の一例を第1図
〜第7図により説明する。
(SoI基板形成工程〉 面方位が(100)又は(110)、比抵抗が3〜5Ω
・Cm、N−型で、両方の主表面に1μm厚の酸化シリ
コン膜3が熱酸化法等により形成されたシリコン基板2
aと、面方位が(100)であるN−型のシリコン基板
1とを用意し、シリコン基板1及び酸化シリコン膜3の
表面を清浄化し、酸化シリコン13を挟むようにシリコ
ン基板1とシリコン基板2aとを直接接合してSOI基
板11を形成する(第1図参照)。
(素子形成工程) シリコン基板2aの露出した主表面を研磨し、次いで、
ミラーポリッシュ仕上げして1〜50μm厚のシリコン
膜2を形成する(第2図参照)。
その後、ホトリソ法及び熱拡散法またはイオン注入法を
用いてシリコン膜2の表面に高濃度のボロンを拡散して
半導体歪み素子5を形成する。次に、シリコン膜2の表
面に約0.5μm厚の酸化シリコン膜8aを熱酸化法等
により形成し、半導体歪み素子5上方の酸化シリコンl
118aをホトリソ法を用いて開孔する。次に、アルミ
膜を真空蒸着した後、ホトリソ法を用いてエツチングし
てアルミ電極線9を形成し、アルミ電極線9の一端を半
導体歪み素子5にコンタクトさせ、最後に、約0.5μ
m厚の窒化シリコン膜または酸化シリコン膜8bを酸化
シリコン膜8aの表面に、約1μm厚の窒化シリコン膜
または酸化シリコン膜8cをシリコン基板1の露出表面
に、CVD法により形成する(第3図参照)。
(上部分離溝形成工程) 次に、ホトリソ法を用いて所定領域の酸化シリコン1I
W8a、窒化シリコン膜8bをプラズマエツチングしく
第4図参照)、次いで、酸化シリコン膜8a及び窒化シ
リコン膜8bをマスクとしてシリコン膜2及び酸化シリ
コン膜3をエツチングし、半導体歪み素子近傍部分(第
8図の4a部分)を残してほぼ口字形状の上部分離溝7
aを形成する(第5図及び第8図参照)。
(起歪領域形成工程及びカンチレバー分離工程)次に、
窒化シリコン膜8Cをホトリソ法を用いて上部分離溝7
aよりも幅広の口字形状にプラズマエツチングする(第
6図参照)。次に、ワックス(図示せず)などで保護が
必要な表面を保護した後、上記プラズマエツチングによ
り露出したシリコン基板1を異方性エツチングして上部
分離溝78と連通する下部分離溝7b及び凹部6を形成
する。なお、四部6は半導体歪み素子5の直下近傍に位
置しており、異方性エツチングを酸化シリコン膜3で停
止させて形成されている。この異方性エツチングはKO
H水溶液で実施できる。又、モル比が1:3:8の割合
に調合された弗酸−硝酸−酢酸混合液により等方性エツ
チングを実施してもよい(第7図参照)。 このように
して製造された半導体加速度センサは、第7図に示すよ
うに、SOI基板11製の支持領域4cと、支持領域4
Cの一端から伸びSOI基板11からシリコン基板1を
除去して形成された薄肉細幅の起歪領域4aと、支持領
域4Cと反対側に位置する起歪領域4aの他端から伸び
るSOI基板11製の荷重領域4bとからなる。起歪領
域4a及び荷重領域4bはカンチレバー部4を構成して
いる。
この実施例の製造方法は、起歪領域4aを薄肉化するた
めの異方性エツチングを酸化シリコン膜3により停止で
きるので、起歪領域4aの厚さを格段に高精度化するこ
とができ、半導体加速度センサの感度のばらつきを大幅
に減らせる。
また、シリコン膜2製の起歪領域4aの両生表面が同程
度の厚さの絶縁膜8a、8b及び3に接合するので、起
歪領1*4aと酸化シリコン膜3との熱膨張率の差に基
づいて起歪領域4aに作用するストレス(熱歪力)は、
起歪領域4aと絶縁膜8a、8bとの熱膨張率の差に基
づいて起歪領域4aに作用するストレス(熱歪力)と相
殺し、その結果として、半導体加速度センサの熱的な感
度ばらつきが他の基板を用いるものに比較して小さくで
きる。
更に、半導体歪み索子5が形成される起歪領域4aの結
晶性は極めて良好であるので、起歪領域4aにおける結
晶構造や結晶方位のばらつきによる感度のばらつきは問
題とならない。
実施例2 第2発明の半導体加速度センサ製造方法の一例を第9図
〜第12図により説明する。
(SoI基板形成工程) 面方位が(100)のN−型のシリコン基板19の主表
面に1μm厚の窒化シリコン11$39をCVD法等に
より形成し、次いで窒化シリコン膜39をホトリソ法に
よりエツチングして所定形状とする。次に、シリコン基
板19及び窒化シリコン膜39上に多結晶シリコン膜を
CVD法により堆積しレーザーアニールにより単結晶化
して、シリコン基板19と同じ面方位をもち、比抵抗が
3〜5Ω・cm、N−型で膜厚が0.3〜1μm厚のシ
リコン膜29を形成する(第9図参照)。
(素子形成工程) その後、ホトリソ法及び熱拡散法を用いてシリコン膜2
9の表面に半導体歪み素子5つを形成する。次に、シリ
コン膜29の表面に約0.5μm厚の酸化シリコン膜8
aを熱酸化法等により形成し、半導体歪み素子5の上方
の酸化シリコン膜8aをホトリソ法を用いて開孔する。
次に、アルミ膜を真空蒸着し、ホトリソ法を用いてエツ
チングしてアルミ電極線9を形成し、アルミ電極線9を
半導体歪み素子59にコンタクトし、最後に、パッシベ
ーション膜として約0.5μm厚のPSG膜8dを酸化
シリコン1i88表面に、約1μm厚の窒化シリコンm
scをシリコン基板19の露出背面にCVD法により形
成する(第10図参照)。
(起歪領域形成工程及びカンチレバー分離工程)次に、
窒化シリコン膜8Cをホトリソ法を用いて幅広の口字形
状にプラズマエツチングする(第11図参照)。次に、
ワックス(図示せず)などで必要な表面を保護した後、
露出したシリコン基板19を異方性エツチングして分離
溝7及び凹部6を形成する。なお、凹部6は半導体歪み
素子5の直下近傍に位置しており、異方性エツチングを
窒化シリコン膜39で停止させて形成している。
続いて酸化シリコンエツチング液を用いて分離溝7の底
部の酸化シリコン膜8a及びPSG膜8dをエツチング
する。この時、凹部6に露出する窒化シリコン膜39は
エツチングされない(第12図参照)。
このようにして製造された半導体加速度センサは、第1
2図に示すように、SOI基板11a製の支持領域4C
と、支持領域4Cの一端から伸びSOI基板11aから
シリコン基板19を除去して形成された薄肉の起歪領域
4aと、起歪領域4aから支持領域4Cと反対側に伸び
るSOI基板11a製の荷重領域4bとからなる。起歪
領域4a及び荷重領域4bはカンチレバー部4を構成し
ている。
この実施例の製造方法では、起歪領域4aを薄肉化する
ための異方性エツチングを酸化シリコン膜39により停
止できるので、起歪領域4aの厚さを格段に高精度化す
ることができ、半導体加速度センサの製造方法の感度の
ばらつきを大幅に減らせる。
また、シリコンW429製の起歪領域4aの両生表面が
同程度の厚さの絶縁膜8a、8d及び39と接合するの
で、起歪領域4aと酸化シリコン膜39との熱膨張率の
差に基づいて起歪領域4aに作用するストレス(熱歪力
)は、起歪領域4aと絶縁11i8a、8dとの熱膨張
率の差に基づいて起歪領域4aに作用するストレス(熱
歪力)と相殺し、その結果として、半導体加速度センサ
の感度のばらつきを小さくできる。
その他に、半導体歪み素子5が形成される起歪領域4a
の結晶性は極めて良好であるので、起歪領域4aにおけ
る結晶構造や結晶方位のばらつきによる感度ばらつきは
問題とならない。
なお、本実施例において、荷重領域4bの内部に窒化シ
リコン膜39と同工程で窒化シリコン膜を埋め込んでも
良い。
また、本実施例によれば製造工程を短縮することができ
る。
更に、単結晶のシリコン1I29は多結晶シリコン膜の
レーザー(熱)アニールによる他に、シリコン基板19
から窒化シリコン膜39の上方へのシリコンエピタキシ
ャル層の拡延的な成長によっても形成し得る。
実施例3 第3発明の半導体加速度センサ製造方法の一例を第13
図〜第16図により説明する。
(SoI基板形成工程) 面方位が(100)又は(110)、比抵抗が3〜5Ω
・cm、N−型のシリコン基板2aと、面方位が(10
0)であるN−型のシリコン基板1とを用意し、シリコ
ン基板2aの主表面に1μm厚の酸化シリコン膜3を熱
酸化法等により形成し、酸化シリコンlI3をホトリソ
法を用いてエツチングして開孔31を形成する。次に、
シリコン基板1及び酸化シリコン膜3の表面を清浄化し
、酸化シリコン1113を挟むようにシリコン基板1と
シリコン基板2aとを直接接合してSOI基板11を形
成する(第13図参照)。
(素子形成工程) シリコン基板2aの露出した主表面を研磨し、次いで、
ミラーポリッシュ仕上げして約1〜50μm厚のシリコ
ン膜2を形成する。〈第14図参照) その後、ホトリソ法及び熱拡散法またはイオン注入法を
用いてシリコン膜2の表面に高濃度のボロンを拡散して
半導体歪み素子5を形成する。次に、シリコン膜2の表
面に約0.5μm厚の酸化シリコン膜8aを熱酸化法等
により形成し、半導体歪み素子5上方の酸化シリコン膜
8aをホトリソ法を用いて開孔する。次に、アルミ膜を
真空蒸着した後、ホトリソ法を用いてエツチングしてア
ルミ電極線9を形成し、アルミ電極線9を半導体歪み素
子5にコンタクトさせ、最後に、約0.5μm厚のPS
G膜8d@酸化シリコン1II8aの表面に、約1μm
厚の窒化シリコン膜8Gをシリコン基板1の露出表面に
、CVD法により形成する(第15図参照)。
(起歪領域形成工程及びカンチレバー分離工程)次に、
窒化シリコン膜8Cをホトリソ法を用いて幅広の口字形
状にプラズマエツチングする。次に、ワックス(図示せ
ず)などで保護が必要な表面を保護した後、エツチング
により露出したシリコン基板1を異方性エツチングして
開孔31と連通する下部分離溝7bを形成し、更に続い
てシリコン膜2を異方性エツチングし、その後、酸化シ
リコンエツチング液を用いて酸化シリコン膜8a及びP
SGII!8dをエツチングし、両端開口の分離溝7を
貫設する。また、半導体歪み素子5近傍のシリコン基板
1を上記異方性エツチングにより除去して凹部6を形成
する。凹部6は半導体歪み素子近5の直下近傍に位置し
てあり、異方性エツチングを窒化シリコン膜39で停止
させて形成している(第16図参照)。
このようにして製造された半導体加速度センサは、第1
6図に示すように、SOI基板11製の支持領域4Cと
、支持頭IjX4cの一端から伸びSOI基板11から
シリコン基板1を除去して形成された薄肉の起歪領域4
aと、起歪領域4aから支持領域4Cと反対側に伸びる
SOI基板11製の荷重領域4bとからなる。起歪領域
4a及び荷重領域4bはカンチレバー部4を構成してい
る。
この実施例の製造方法では、起歪領域4aを薄肉化する
ための異方性エツチングを窒化シリコン膜39により停
止できるので、起歪領域4aの厚さを格段に高精度化す
ることができ、半導体加速度センサの製造方法の感度の
ばらつきを大幅に減らせる。
また、起歪領域4aの両生表面が同程度の厚さの絶縁1
18a、8d及び39と接合するので、起歪領域4aと
酸化シリコン膜39との熱膨張率の差に基づいて起歪領
域4aに作用するストレス(熱歪力)は、起歪領域4a
と絶縁膜8a、8bとの熱膨張率の差に基づいて起歪領
[4aに作用するストレス(熱歪力)と相殺し、その結
果として、半導体加速度センサの感度のばらつきを小さ
くできる。
更に、半導体歪み索子5が形成される起歪領域4aの結
晶性は極めて良好であるので、起歪領域4aにおける結
晶構造や結晶方位のばらつきによる感度のばらつきは問
題とならない。
実施例4 第1発明の製造方法の伯の実施例を第17図〜第23図
に基づいて説明する。但し、第17図〜第20図までは
第1実施例と同じであるので説明は省略する。その後、
第21図に示すように、パッシベーション膜である窒化
シリコン膜8b、層間絶縁膜である酸化シリコン膜8a
をマスクとしてシリコン膜2を異方性エツチングし、続
いてシリコン膜2をマスクとして酸化シリコン膜3をエ
ツチングする(第21図参照)。
次に、窒化シリコン膜8Cを選択開口しく第22図参照
)、必要面をワックス等で保護した後、シリコン基板1
をKOH水溶液にて異方性エツチングする(第23図参
照) 本実施例によれば、シリコン基板1のみならずシリコン
層2も異方性エツチングしているので、第1実施例より
も寸法精度のより一層の改善が可能となる。
なお、酸化シリコン膜3と酸化シリコン膜8aを同厚と
し、カンチレバー部4上の窒化シリコン膜8bを除去す
ればシリコン層2と酸化シリコン1118a、3との熱
膨張率の差に基づくストレスを完全に相殺することがで
きる(第24図参照)。
また、カンチレバー部4上の窒化シリコンll18bを
除去する代わりに、酸化シリコン3の露出側表面に窒化
シリコン膜8bと同厚の窒化シリコン模を設けてもよい
。このようにすると素子のパッシベーションがより良好
となる。
また、高エネルギイオン注入法やバイポーラトランジス
タの埋め込みコレクタと同じ製法等によりシリコン層2
の内部に、半導体歪み索子5を埋め込んでもよい。この
場合には起歪領域4aの両表面の絶縁膜を除去でき、そ
れらによる温度起因出力ドリフトを一層できる。
更に、上記各実施例において、荷重領域4bを省略する
こともできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の半導体加速度センサの製造
方法は、起歪領域を薄肉化するためのエツチングを内部
の絶縁膜により停止できるので、SOI基板以外の半導
体基板を用いるものに比べて起歪領域の膜厚を格段に高
精度化することができ、その結果として、半導体加速度
センサの感度のばらつきを大幅に減らせる可能性がある
また、起歪領域の両生表面が両方とも絶縁膜と接合して
いるので、起歪領域及びそれと接合する絶縁膜との熱膨
張率の差に基くストレス(熱歪力)はお互いに相殺して
減少し、温度変化による感度誤差が他の基板を用いるも
のに比較して大幅に小さくできる。
しかも、起歪領域の結晶性が良好であるので、結晶構造
や結晶方位のばらつきによる感度ばらつきは大幅に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図は、第1発明の半導体加速度センサの製造方法を説
明する断面図、第8図は製造された半導体加速度センサ
の背面側から見た平面図、第9図、第10図、第11図
、第12図は第2発明の半導体加速度センサの製造方法
を説明する断面図、第13図、第14図、第15図、第
16図は第3発明の半導体加速度センサの製造方法を説
明する断面図である。第17図、第18図、第19図、
第20図、第21図、第22図、第23図は第1発明の
他の実施例を示す断面図、第24図及び第25図は各発
明の変形態様を示す断面図である。第26図は従来のS
OI基板型の半導体加速度センサの断面図である。 1・・・シリコン基板(第2半導体基板)2・・・シリ
コン膜(第1半導体基板)3・・・酸化シリコン膜(絶
縁膜) 4・・・カンチレバー部 5・・・半導体歪み素子 6・・・凹部 7・・・分離溝 3つ・・・窒化シリコンl1l(絶縁膜)特許出願人 
 日本電装株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1及び第2半導体基板を中間に絶縁膜を挟んで
    接合してSOI基板を形成するSOI基板形成工程、 第1半導体基板を薄肉化した後、第1半導体基板に半導
    体歪み素子を形成する素子形成工程、前記第1半導体基
    板の所定領域を前記絶縁膜までエッチングし、次いで露
    出した前記絶縁膜をエッチングして上部分離溝を開設す
    る上部分離溝形成工程、 前記絶縁膜をエッチング停止線として前記半導体歪み素
    子近傍の前記第2半導体基板をエッチングして、前記半
    導体歪み素子内蔵で薄肉の起歪領域を前記第1半導体基
    板に形成する起歪領域形成工程、 エッチングにより前記上部分離溝に連通の下部分離溝を
    前記第2半導体基板に開設して、前記起歪領域と前記起
    歪領域から延在する厚肉の荷重領域とからなるカンチレ
    バー部を前記起歪領域の一端を除いて前記SOI基板か
    ら分離するカンチレバー分離工程、 からなることを特徴とする半導体加速度センサ製造方法
  2. (2)シリコン基板表面の所定領域に選択的に絶縁膜を
    形成し、前記絶縁膜及び前記シリコン基板表面に前記シ
    リコン基板と同結晶構造の単結晶シリコン膜を形成する
    SOI基板形成工程、 前記絶縁膜上の前記単結晶シリコン膜に半導体歪み素子
    を形成する半導体歪み素子形成工程、前記絶縁膜をエッ
    チング停止線として前記半導体歪み素子近傍の前記シリ
    コン基板をエッチングして、前記半導体歪み素子内蔵で
    薄肉の起歪領域を前記シリコン膜に形成する起歪領域形
    成工程、エッチングにより前記絶縁膜が無い部位に前記
    SOI基板を貫通する分離溝を開設して、前記起歪領域
    と前記起歪領域から延在する厚肉の荷重領域とからなる
    カンチレバー部を前記起歪領域の一端を除いて前記SO
    I基板から分離するカンチレバー分離工程、 からなることを特徴とする半導体加速度センサ製造方法
  3. (3)第1及び第2半導体基板を用意し、その少なくと
    も一方に所定形状の絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程、 前記第1及び第2半導体基板を中間に前記絶縁膜を挟ん
    で接合してSOI基板を形成するSOI基板形成工程、 第1半導体基板を薄肉化した後、第1半導体基板に半導
    体歪み素子を形成する素子形成工程、前記絶縁膜をエッ
    チング停止線として前記半導体歪み素子近傍の前記第2
    半導体基板をエッチングして、前記半導体歪み素子内蔵
    で薄肉の起歪領域を前記第1半導体基板に形成する起歪
    領域形成工程、 エッチングにより前記絶縁膜が無い部位に前記SOI基
    板を貫通する分離溝を開設して、前記起歪領域と前記起
    歪領域から延在する厚肉の荷重領域とからなるカンチレ
    バー部を前記起歪領域の一端を除いて前記SOI基板か
    ら分離するカンチレバー分離工程、 からなることを特徴とする半導体加速度センサ製造方法
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