JP2000091051A - 半導体試験装置 - Google Patents

半導体試験装置

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JP2000091051A JP10263579A JP26357998A JP2000091051A JP 2000091051 A JP2000091051 A JP 2000091051A JP 10263579 A JP10263579 A JP 10263579A JP 26357998 A JP26357998 A JP 26357998A JP 2000091051 A JP2000091051 A JP 2000091051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は球状接続端子を有する半導体チップ及
び半導体装置(以下、総称して半導体装置という)に対
し試験を行なう際に用いる半導体試験装置に関し、高密
度化及び低コスト化を共に実現することを課題とする。 【解決手段】バンプ21を有する半導体装置20に対して試
験を行う半導体試験装置を着脱可能とされたコンタクタ
11と配線基板15A とにより構成する。そして、コンタク
タ11を、バンプ21との対応位置に開口部14が形成された
単層の絶縁基板13と、バンプ21が接続される接続部24A
及びこの接続部24A が開口部14の内部に位置するよう絶
縁基板13に配設されるコンタクト部12A とを有した構成
する。更に、配線基板15A を、コンタクト部12A が接続
される内部接続電極17と、外部接続電極18と、各電極1
7,18 を電気的に接続するインターポーザ19とを具備す
る構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体試験装置に係
り、特に球状接続端子を有する半導体チップ及び半導体
装置(以下、総称して半導体装置という)に対し試験を
行なう際に用いる半導体試験装置に関する。近年、球状
電極端子(バンプ)を有した半導体装置についても更な
る高集積化・高密度化が進んでおり、これに伴い半導体
装置のバンプサイズ、ピッチも微細化が進んでいる。こ
のため、半導体装置の微細化された端子に対してコンタ
クト可能な高精度なコンタクタの実現と、微細端子への
安定した電気的接触を維持することが非常に重要な課題
となっている。
【0002】また、半導体装置の狭ピッチ化が進むにつ
れて、半導体装置の端子からの配線の多層化が必要とな
り、これらの課題が微細ピッチコンタクタの高コスト化
を引き起こしている。
【0003】
【従来の技術】一般に、半導体装置試験装置は半導体装
置との電気的接続に用いるコンタクタを有している。従
来の半導体装置試験装置に設けられているコンタクタ
は、大略するとバネの力によって半導体装置の電極とコ
ンタクトする、いわゆるポゴピンタイプのものと、例え
ばメッキ等により球状接続端子(バンプ)と接続させる
球面電極を薄い絶縁膜に形成したメンブレンタイプのも
のとに分類される。
【0004】図1(A)は、ポゴピンタイプの半導体試
験装置1Aを示している。この半導体試験装置1Aは、
一対の基板2a,2bの間にコイルスプリング3が配設
されており、このコイルスプリング3の弾性力を利用し
てポゴピン4を上下させ、半導体装置に設けられたバン
プ(図示せず)とコンタクトする構成とされている。し
かるに、ポゴピンタイプの半導体試験装置1Aは、コイ
ルスプリング3を配設するため、高密度化に対応するこ
とができない。そこで、図1(B)に示すメンブレンタ
イプの半導体試験装置1Bが開発された。
【0005】このメンブレンタイプの半導体試験装置1
Bは、薄い絶縁基板5Aに球面電極6A(以下、メンブ
レン電極という)をメッキ形成した構成のコンタクタを
有しており、このメンブレン電極を半導体装置のバンプ
(図示せず)に接続して試験を行なう構成とされてい
る。また、絶縁基板5Aの上面にはメンブレン電極6A
と接続する配線8Aが形成されており、この配線8Aに
よりメンブレン電極6Aは絶縁基板5Aの外周位置まで
電気的に引き出される構成とされている。更に、コンタ
クタの下部には弾性板9Aが配設されており、半導体装
置のバンプに高さバラツキが存在しても、弾性板9Aが
弾性変形することにより確実に電気的接続を図ることが
できるよう構成されている。
【0006】しかるに、メンブレンタイプの半導体試験
装置1Bでは、配線8Aの引き廻しを絶縁基板5Aの上
面のみで行なう構成とされていたため、電極ピッチの微
細化が進むにつれ配線8Aの引き廻しエリアが確保でき
ないという問題点が新たに発生じた。即ち、配線8Aの
引き廻しを絶縁基板5Aの上面のみで行なう構成では、
高密度を実施しようとした場合、隣接するメンブレン電
極6A間のピッチは狭くなり、かつ配線8Aの本数は増
大するため、図2に示すように、隣接するメンブレン電
極6Aの間に多数の配線8Aを配設する必要が生じる。
同図に示す例では、メンブレン電極6A-1とメンブレン
電極6A-2との間に3本の配線が配設された構成を示し
ている。しかるに、狭ピッチ化された一対のメンブレン
電極6A-1,6A-2との間に配設できる配線8Aの本数
には自ずから限界がある。
【0007】そこで、図3に示す半導体試験装置1Cの
ように、コンタクタを多層化することが考えられる。同
図に示す半導体試験装置1Cは、3層の絶縁基板5Bを
積層した構造とされており、各絶縁基板5Bには配線8
Bが形成されている。また、コンタクタの下部にはバン
プ高さのバラツキを吸収する弾性板9Bが配設されてい
る。
【0008】この構成によれば、各絶縁基板5Bの夫々
に配線8Aが形成された構成であるめため配線8Bの引
き廻しの自由度を向上でき、よって配線間ピッチを広め
ることができる。よって、メンブレン電極6Bを狭ピッ
チ化しても、各配線8B間の距離を広く設定することが
できるため、半導体装置の高密度化に対応させることが
可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、複数の絶縁
基板5B及びメンブレン電極6Bを積層してコンタクタ
を製造する技術は大変難しい技術であり開発が困難とな
ってしまい、また仮に製作できても大変高価となるとい
う問題点があった。また、通常メンブレンタイプの半導
体試験装置1Cでは、メンブレン電極6Bがバンプとの
接続により劣化(半田転移、異物付着等)したり、或い
は損傷した時はコンタクタの交換を行なっているが、上
記のようにコンタクタが高価であると、試験コストが大
変高いものになってしまう。
【0010】これらの問題点に対応するため、コンタク
タを1層〜2層(両面)にすると共に、その下部に異方
性導電ゴムを配設しコンタクタと接続させる方法も考え
られるが、異方性導電ゴムは大変高価であると同時に微
細ピッチには限界があり、耐久性にも乏しい等の問題が
あった。本発明は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、高密度化及び低コスト化を共に実現できる半導体試
験装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴
とするものである。請求項1記載の発明は、球状接続端
子を有する半導体装置に対して試験を行う半導体試験装
置において、前記球状接続端子と対応する位置に開口部
が形成された単層の絶縁基板と、前記球状接続端子が接
続される接続部が形成されると共に該接続部が前記開口
部の内部に位置するよう前記絶縁基板に形成されるコン
タクト部とを具備するコンタクタと、前記半導体装置の
装着側面となる上面に前記コンタクタが着脱可能に搭載
される構成とされており、前記上面に形成されて前記コ
ンタクト部と電気的に接続される第1の接続電極と、下
面に形成され外部接続される第2の接続電極と、前記第
1及び第2の接続電極を電気的に接続するインターポー
ザとを具備する配線基板と、を設けたことを特徴とする
ものである。
【0012】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載の半導体試験装置において、前記コンタクト部
を、前記球状接続端子が接続する際に該球状接続端子の
表面に形成されている酸化膜を破ることができる厚さ或
いは硬度を有するよう構成したことを特徴とするもので
ある。
【0013】また、請求項3記載の発明は、前記請求項
1または2記載の半導体試験装置において、前記絶縁基
板に前記コンタクト部と対向するよう前記開口部内に延
出した延出部を形成し、該延出部が前記コンタクト部を
部分的に支持する構成としたことを特徴とするものであ
る。
【0014】また、請求項4記載の発明は、前記請求項
1または2記載の半導体試験装置において、前記開口部
内に前記コンタクト部と接する突起部を形成し、前記球
状接続端子が接続する際に前記コンタクト部が前記突起
部を支点として変位する構成したことを特徴とするもの
である。
【0015】また、請求項5記載の発明は、前記請求項
4記載の半導体試験装置において、前記突起部を弾性体
により形成したことを特徴とするものである。また、請
求項6記載の発明は、前記請求項4または5記載の半導
体試験装置において、前記突起部を導電性材料により形
成したことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項7記載の発明は、前記請求項
4乃至6のいずれか1項に記載の半導体試験装置におい
て、前記突起部の形状を球形状としたことを特徴とする
ものである。また、請求項8記載の発明は、前記請求項
4乃至6のいずれか1項に記載の半導体試験装置におい
て、前記突起部の形状を環状形状としたことを特徴とす
るものである。
【0017】また、請求項9記載の発明は、前記請求項
1乃至8のいずれか1項に記載の半導体試験装置におい
て、前記コンタクト部の先端部に先鋭部を形成したこと
を特徴とするものである。また、請求項10記載の発明
は、前記請求項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体
試験装置において、少なくとも前記コンタクト部の表面
或いは前記第1の接続電極と接する部分の一方に粗面を
形成したことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項11記載の発明は、前記請求
項1乃至10のいずれか1項に記載の半導体試験装置に
おいて、前記第1の接続電極の少なくとも前記コンタク
ト部と接する部分に粗面を形成したことを特徴とするも
のである。また、請求項12記載の発明は、前記請求項
1乃至11のいずれか1項に記載の半導体試験装置にお
いて、前記コンタクタの前記配線基板への装着時に、前
記コンタクタと前記配線基板との位置決めを行なう位置
決め機構を設けたことを特徴とするものである。
【0019】また、請求項13記載の発明は、前記請求
項1乃至12のいずれか1項に記載の半導体試験装置に
おいて、前記コンタクタに、前記球状接続端子と電気的
接続が不要な位置に前記開口部のみが存在する非接続部
を設けたことを特徴とするものである。また、請求項1
4記載の発明は、前記請求項1乃至13のいずれか1項
に記載の半導体試験装置において、前記コンタクト部の
先端部の向きを、前記コンタクタと前記半導体装置との
熱膨張差に起因して発生する前記球状接続端子と前記コ
ンタクト部との相対的変位方向に基づき設定したことを
特徴とするものである。
【0020】また、請求項15記載の発明は、前記請求
項1乃至14のいずれか1項に記載の半導体試験装置に
おいて、前記コンタクト部の前記球状接続端子が接触す
る部位にスリットを形成したことを特徴とするものであ
る。また、請求項16記載の発明は、前記請求項1乃至
15のいずれか1項に記載の半導体試験装置において、
前記配線基板を多層基板としたことを特徴とするもので
ある。
【0021】更に、請求項17記載の発明は、前記請求
項1乃至16のいずれか1項に記載の半導体試験装置に
おいて、前記絶縁基板をフレキシブルな絶縁性樹脂薄膜
で形成すると共に、前記コンタクト部を可撓性を有する
導電性金属層により形成したことを特徴とするものであ
る。
【0022】上記した各手段は、次のように作用する。
請求項1記載の発明によれば、絶縁基板の球状接続端子
と対向する位置にコンタクト部と開口部が配置され、更
にその下に半導体装置からの電気信号を通すための配線
基板が設けられた構成となる。このため、半導体装置が
コンタクタに装着されると、球状接続端子はコンタクト
部に接続し、この球状接続端子はコンタクト部を介して
配線基板に形成された第1の接続電極と電気的に接続さ
れる。
【0023】また、第1の接続電極は配線基板に設けら
れたインターポーザを介して外部接続端子となる第2の
接続電極に引き出されるため、インターポーザを適宜構
成することにより、第1の接続電極を第2の接続電極へ
引き出す配線経路を任意に設定することができる。この
ように、コンタクト部から第2の接続電極に至る配線の
経路をコンタクタではなく配線基板側で行なう構成とす
ることにより、コンタクタを多層化する必要はなくな
り、よってコンタクタの単層化を実現することができ
る。これにより、コンタクタのコスト低減を図ることが
でき、従って繰り返し試験を行なうことによりコンタク
ト部に劣化が発生し、これに伴いコンタクタの交換か必
要となっても、低コストで交換を行なうことが可能とな
り、メンテナンスに要する費用の削減を図ることができ
る。
【0024】また、コンタクタに設けられたコンタクト
部は、そのまま半導体装置からの電気信号を絶縁基板下
の配線基板に流すため、球状接続端子の狭ピッチ化が進
んでも線長を短くでき、かつ配線引回しの単純化を図る
ことができるため、高速な電気的試験に対応することが
できる。また、請求項2記載の発明によれば、コンタク
ト部を、球状接続端子が接続する際に球状接続端子の表
面に形成されている酸化膜を破ることができる厚さ或い
は硬度を有するよう構成したことにより、半導体装置が
コンタクタに装着され球状接続端子がコンタクト部上を
水平方向にスライド動作する際、コンタクト部は球状接
続端子をワイピングして球状接続端子表面に形成された
酸化膜を破る。この酸化膜は絶縁性を有してるため、上
記のワイピング処理が行なわれる構成とすることによ
り、試験中に安定したコンタクト状態を保持することが
可能となる。
【0025】また、請求項3記載の発明によれば、絶縁
基板にコンタクト部と対向するよう開口部内に延出した
延出部を形成し、この延出部がコンタクト部を部分的に
支持する構成としたことにより、この延出部の長さを調
整することにより、球状接続端子が圧接することにより
発生するコンタクト部の反力を調整することが可能とな
る。
【0026】即ち、延出部を長くすることによりコンタ
クト部は撓みにくくなり、球状接続端子が圧接すること
により発生する反力は大きくなり、逆に延出部を短くし
た場合には反力は小さくなる。よって、半導体装置がコ
ンタクタに装着された際に、コンタクト部と球状接続端
子との間に発生する接触圧力を適当な値に調整すること
が可能となり、コンタクト部と球状接続端子とを良好な
状態で接続させることができる。
【0027】また、請求項4記載の発明によれば、開口
部内にコンタクト部と接する突起部を形成したことによ
り、接続時にコンタクト部が球状接続端子に押圧され変
位する際、コンタクト部はある程度の高さで突起部と当
接し、これを支点として変位する。よって、突起部の高
さ及び配設位置を調整することにより、球状接続端子と
の適正な接続に必要とされる接触圧力をコンタクト部に
発生させることができ、安定した電気的接続を実現する
ことができる。
【0028】また、請求項5記載の発明によれば、突起
部を弾性体により形成したことにより、突起部の硬度を
調整することにより、球状接続端子との適正な接続に必
要とされる接触圧力をコンタクト部に発生させることが
でき、安定した電気的接続を実現することができる。ま
た、球状接続端子が圧接された際、コンタクト部が有す
る弾性力により発生する反力に加え、突起部が弾性変形
することによっても反力が発生するため、球状接続端子
との適正な接続に必要とされる接触圧力を確実に発生さ
せることができ、安定した電気的接続を実現することが
できる。
【0029】また、請求項6記載の発明によれば、突起
部を導電性材料により形成したことにより、コンタクト
部と第1の接続端子との電気的接続をコンタクト部の先
端部ばかりではなく、突起部においても行なうことがで
きる。よって、コンタクト部と第1の接続端子との電気
的接続を確実に行なうことができる。
【0030】また、請求項7及び請求項8記載の発明に
よれば、突起部の形状を球形状或いは環状形状としたこ
とにより、突起部を開口部の中に配設し易くすることが
できる。また、請求項9記載の発明によれば、コンタク
ト部の先端部に先鋭部を形成したことにより、コンタク
ト部の先端部が第1の接続端子に接触する際、第1の接
続端子上に形成された酸化膜を破るため、コンタクト部
と第1の接続端子との安定した電気的接続を得ることが
可能となる。
【0031】また、請求項10記載の発明によれば、少
なくともコンタクト部の表面或いは第1の接続電極と接
する部分の一方に粗面を形成したことにより、コンタク
ト部の表面に粗面を形成した場合には、球状接続端子が
接続される際に球状接続端子表面に形成された酸化膜を
粗面により破ることができ、コンタクト部と球状接続端
子との安定した電気的接続を得ることができる。
【0032】また、コンタクト部の第1の接続電極と接
する部分に粗面を形成した場合には、コンタクト部が第
1の接続電極と接触する際に、第1の接続電極表面に形
成された酸化膜を粗面により破ることができ、コンタク
ト部と第1の接続電極との安定した電気的接続を得るこ
とができる。また、請求項11記載の発明によれば、第
1の接続電極の少なくともコンタクト部と接する部分に
粗面を形成したことにより、コンタクト部が第1の接続
電極と接触する際に、コンタクト部表面に形成された酸
化膜を粗面により破ることができ、コンタクト部と第1
の接続電極との安定した電気的接続を得ることができ
る。
【0033】また、請求項12記載の発明によれば、コ
ンタクタの配線基板への装着時に、コンタクタと配線基
板との位置決めを行なう位置決め機構を設けたことによ
り、配線基板に設けられた第1の接続電極とコンタクタ
に設けられた開口部及びコンタクト部との位置決めを容
易かつ確実に行なうことができる。
【0034】また、請求項13記載の発明によれば、コ
ンタクタに球状接続端子と電気的接続が不要な位置に開
口部のみが存在する非接続部を設けたことにより、この
非接続部における球状接続端子の変形発生を防止するこ
とができる。また、非接続部においてはコンタクト部に
よる反力は発生しないため、装着時にコンタクタに向け
半導体装置に印加する押圧力を軽減することができる。
【0035】また、請求項14記載の発明によれば、コ
ンタクト部の先端部の向きを、コンタクタと半導体装置
との熱膨張差に起因して発生する球状接続端子とコンタ
クト部との相対的変位方向に基づき設定したことによ
り、前記相対的変位により球状接続端子がコンタクト部
から離脱しないようコンタクト部の先端部の向きを設定
することが可能となる。これにより、球状接続電極がコ
ンタクト部から外れることを防止でき、安定した接続を
維持することができる。
【0036】また、請求項15記載の発明によれば、コ
ンタクト部の球状接続端子が接触する部位にスリットを
形成したことにより、球状接続電極がコンタクト部に接
続する際、球状接続電極の底部はスリット内に挿入され
るため、電極底部に変形が発生することを抑制すること
ができる。また、球状接続電極とコンタクト部との接触
面積が増大するため、球状接続電極とコンタクト部の電
気的接続をより確実に行なうことができる。
【0037】また、請求項16記載の発明によれば、配
線基板を多層基板とすることにより、より微細なピッチ
でのコンタクタが実現可能となり、また高速試験にも対
応が可能となる。更に、請求項17記載の発明のよう
に、絶縁基板をフレキシブルな絶縁性樹脂薄膜で形成す
ると共に、コンタクト部を可撓性を有する導電性金属層
により形成する構成としてもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図4及び図5は、本発明の第1
実施例である半導体試験装置10Aを示している。図4
は半導体試験装置10Aの構成及び動作を説明するため
の図であり、また図5はコンタクタ11と配線基板15
Aとを分離した状態を示す図である。
【0039】各図に示されるように、半導体試験装置1
0Aは、大略するとコンタクタ11と配線基板15Aと
により構成されている。この半導体試験装置10Aは、
半導体装置20が装着され、半導体装置20に設けられ
ている球状接続端子21(以下、バンプという)と電気
的に接続して所定の試験を行うのに用いられるものであ
る。
【0040】コンタクタ11は、大略するとコンタクト
部12Aと絶縁基板13とにより構成されている。コン
タクト部12Aは舌片状の部材であり、例えば銅(C
u)或いは銅合金等の弾性変形可能な導電性金属膜によ
り構成されている。また、その形成位置は、半導体装置
20に配設されたバンプ21の位置と対向する位置に設
定されている。
【0041】このコンタクト部12Aの一端部は、後述
する絶縁基板13に固定される共に、他端部は絶縁基板
13に形成されている開口部14内に延出した構成とな
っている。このため、コンタクト部12は開口部14内
において片持ち梁状に支持された構成となっており、そ
の略中央部分がバンプ21が接続される接続部24Aと
なっている。
【0042】絶縁基板13は単層の基板であり、例えば
ポリイミド(PI)等の絶縁性樹脂よりなるシート状の
樹脂基板である。前記のコンタクト部12Aはこの絶縁
基板13の上部に形成されており、従ってコンタクト部
12Aは絶縁基板13に支持された構成となっている。
また、絶縁基板13のコンタクト部12と対向する位置
には、前記のように開口部14が形成されている。尚、
絶縁基板13上へのコンタクト部12Aの形成は、フレ
キシブル基板の製造技術等を応用することが可能である
ため、容易かつ低コストで行うことができる。
【0043】一方、配線基板15Aは多層配線基板構造
とされており、複数層(本実施例では2層)の絶縁層1
6A,16Bと、この絶縁層16A,16Bに形成され
た内部接続電極17(第1の接続電極),外部接続電極
18(第2の接続電極),及びインターポーザ19等に
より構成されている。絶縁層16A,16Bは、例えば
ガラス・エポキシ等の絶縁材料により形成されている。
また、内部接続電極17,外部接続電極18,及びイン
ターポーザ19は、例えばメッキ技術を用いて絶縁層1
6A,16に形成されており、その材質としては例えば
銅(Cu)を用いてる。
【0044】内部接続電極17は、配線基板15Aのコ
ンタクタ11が装着される面(以下、上面という)に形
成されており、その形成位置は前記したコンタクタ11
に設けられたコンタクト部12Aと対向する位置に設定
されている。従って、コンタクタ11が配線基板15A
に装着された状態において、内部接続電極17は開口部
14を介してコンタクト部12Aと対向した状態とな
る。
【0045】外部接続電極18は、配線基板15Aのコ
ンタクタ11が装着される上面に対し反対側の面(以
下、下面という)に形成されている。この外部接続電極
18は、半導体試験装置10Aを半導体装置20に対し
動作試験を行なう半導体テスター等に接続するための電
極である。インターポーザ19は、前記した内部接続電
極17と外部接続電極18とを電気的に接続する機能を
奏するものである。このインターポーザ19は、複数の
内部配線19A〜19Cにより構成されている。このよ
うに、内部接続電極17と外部接続電極18をインター
ポーザ19を用いて接続することにより、内部接続電極
17の形成位置と外部接続電極18をの形成位置を夫々
自由度を持って任意に設定することができる。
【0046】次に、上記構成とされた半導体試験装置1
0Aの試験時における動作について説明する。図4
(A)は、半導体試験装置10Aに半導体装置20が装
着される前の状態を示している。本実施例では、コンタ
クト部12Aは片持ち梁状の構成とされているため、半
導体装置20の装着前状態では、コンタクト部12Aは
開口部14の上部に略直線状に延出した状態となってい
る(以下、図4(A)に示す状態を装着前状態とい
う)。
【0047】この装着前状態にある半導体試験装置10
Aに半導体装置20が装着されると、この装着動作に伴
いバンプ21は開口部14内に挿入される。これに伴
い、弾性材料によりなり片持ち梁状とされたコンタクト
部12Aは、図4(B)に示すように弾性変形し、コン
タクト部12Aの先端部25は配線基板15Aの内部接
続電極17に当接する。これにより、バンプ21はコン
タクト部12A,内部接続電極17,インターポーザ1
9を介して外部接続電極18と電気的に接続された構成
となる。
【0048】また、複数設けられる各コンタクト部12
Aは夫々独立した構成とされているため、バンプ21が
挿入された際、各コンタクト部12Aは夫々独立して上
下動作する。このため、半導体装置20に設けられたバ
ンプ21の高さにバラツキが存在しても、各コンタクト
部12Aは個々のバンプ21の高さに追従して変形する
ため、コンタクト部12Aと内部接続電極17とを安定
して接続接続させることができる。
【0049】上記のように本実施例では、コンタクト部
12Aが接続される内部接続電極17が、配線基板15
Aに設けられたインターポーザ19を介して外部接続端
子18に引き出されるため、インターポーザ19を適宜
構成することにより、内部接続電極17を外部接続端子
18へ引き出す配線経路を任意に設定することが可能と
なる。
【0050】このように、コンタクト部12Aから外部
接続端子18に至る配線の経路をコンタクタ11ではな
く配線基板15A側で行なう構成とすることにより、コ
ンタクタ11を多層化する必要はなくなり、よってコン
タクタ11の単層化を実現することができ、コンタクタ
11のコスト低減を図ることができる。また、配線基板
15Aは電子機器の配線基板として一般に用いられてい
るガラス・エポキシ基板を用いることができるため、配
線基板15Aのコストも低く抑えることができる。これ
により、半導体試験装置10Aのコスト低減を図ること
ができる。
【0051】また、上記のようにコンタクタ11に設け
られたコンタクト部12Aは、半導体装置20からの電
気信号をそのまま配線基板15Aに流す構成としている
ため、バンプ21の狭ピッチ化が進んでも、従来のよう
に一対のメンブレン電極6A-1,6B-2間に配線3Aを
配設する必要はなくなる(図2参照)。このため、本実
施例の構成によれば、内部接続電極17と外部接続電極
18との間における配線長を短くでき、かつ配線引回し
の単純化を図ることができるため、高速な電気的試験に
対応することが可能となる。
【0052】更に、本実施例に係る半導体試験装置10
Aは、図5に示すように、コンタクタ11は配線基板1
5Aに対し着脱可能な構成となっている。これは、半導
体試験装置10Aを用い多数の半導体装置20に対し繰
り返し試験を行なうことによりコンタクト部12Aに劣
化が発生した場合、コンタクタ11を交換することによ
り半導体装置20に対する試験の信頼性を維持させるた
めである。
【0053】しかるに、本実施例では上記のようにコン
タクタ11の低コスト化が図られているため、コンタク
タ11の交換が必要となっても、低コストで交換を行な
うことが可能となり、メンテナンスに要する費用の削減
を図ることができる。続いて、本発明の第2実施例につ
いて説明する。図6は、本発明の第2実施例である半導
体試験装置10Bを示している。尚、図6において、図
4及び図5に示した第1実施例に係る半導体試験装置1
0Aと同一構成については同一符号を付してその説明を
省略する。また、後に説明する各実施例(第3乃至第1
1実施例)についても同様とする。
【0054】本実施例に係る半導体試験装置10Bは、
コンタクト部12Bをバンプ21が接続する際にこのバ
ンプ21の表面に形成されている酸化膜を破ることがで
きる厚さ或いは硬度を有するよう構成したことを特徴と
するものである。周知のように、バンプ21がはんだに
より形成されている場合には、その表面に酸化膜が形成
されることが知られている。この酸化膜は絶縁性がある
ため、酸化膜が形成されたままではコンタクト部12B
との電気的接続性が劣化してしまう。
【0055】しかるに、本実施例のようにコンタクト部
12Bの厚さ或いは硬度を高め、バンプ21の表面に形
成された酸化膜を破ることができるよう構成することに
より、半導体装置20がコンタクタ11に装着されバン
プ21がコンタクト部12B上を水平方向にスライド動
作する際、コンタクト部12Bがバンプ21をワイピン
グして酸化膜を破ることができる。
【0056】よって、コンタクト部12Bとバンプ21
との電気的接続性を向上させることが可能となり、試験
中に安定したコンタクト状態を保持することができる。
尚、コンタクト部12Bの具体的な構成例としては、材
料として銅(Cu)を使用した場合には、その厚さを1
5μm〜200μm程度とするこにとより、酸化膜を破
ることができる。
【0057】続いて、本発明の第3実施例について説明
する。図7は、本発明の第3実施例である半導体試験装
置10Cを示している。本実施例に係る半導体試験装置
10Cは、開口部14に延出部22を形成したことを特
徴とするものである。具体的には、図7(B)に示すよ
うに、延出部22は、開口部14の内周縁より図中矢印
Lで示す寸法だけ、開口部14の内部に向け延出した構
成とされている。
【0058】この延出部22は絶縁基板13に一体的に
形成されており、またその形成位置はコンタクト部12
Aと対向する位置に選定されている。よって、この延出
部22により、コンタクト部12Aは部分的に支持され
た構成となる。このように、コンタクト部12Aを部分
的に支持する延出部22を設けることにより、バンプ2
1の圧接によりコンタクト部12Aに発生する反力を調
整することが可能となる。この反力の調整は延出部22
の長さLを調整することにより可能であり、延出部22
を長くすることによりコンタクト部12Aは撓み難くな
り反力は大きくなり、逆に延出部22を短くした場合に
は反力は小さくなる。
【0059】このように本実施例によれば、半導体装置
20がコンタクタ11に装着された時にコンタクト部1
2Aとバンプ21との間に発生する接触圧力を適当な値
に調整することが可能となり、よってコンタクト部12
Aとバンプ21とを良好な状態で接続させることができ
る。続いて、本発明の第4実施例について説明する。
【0060】図8は、本発明の第4実施例である半導体
試験装置10Dを示している。本実施例に係る半導体試
験装置10Dは、開口部14内にコンタクト部12Aと
接する突起部23Aを形成したことを特徴とするもので
ある。このように、開口部14内に突起部23Aを形成
することにより、接続時にコンタクト部12Aがバンプ
21に押圧され変位する際、コンタクト部12Aはある
程度の高さ(突起部23Aの高さ)で突起部23Aと当
接し、これを支点として変位する。よって、突起部23
Aの高さ及び配設位置を調整することにより、コンタク
ト部12Aがバンプ21に付与する接触圧力を調整する
ことが可能となる。これにより、コンタクト部12Aと
バンプ21との電気的接続に最適な接触圧力を実現する
ことが可能となり、コンタクト部12Aとバンプ21と
を良好な状態で接続することができる。
【0061】この突起部23Aは、導電性金属(例え
ば、金、パラジウム、ニッケル等),樹脂(例えば、ポ
リイミド,エポキシ等)、或いは弾性体(例えば、カー
ボン等を混合した導電性のゴム,スポンジ等)により形
成することも可能である。突起部23Aを導電性材料に
より形成した場合には、コンタクト部12Aと内部接続
電極17との電気的接続を、コンタクト部12Aの先端
部25ばかりではなく突起部23Aにおいても行なうこ
とができるため、コンタクト部12Aと内部接続電極1
7との電気的接続を確実に行なうことができる。
【0062】また、突起部23Aを弾性体により形成し
た場合には、突起部23Aの硬度を調整することによ
り、バンプ21とコンタクト部12Aとの間に適正な接
触圧力を発生させることができ、安定した電気的接続を
実現することができる。また、バンプ21が圧接された
際、コンタクト部12Aが発生する反力に加え、突起部
23A自体が弾性変形することにより発生する弾性復元
力が反力としてバンプ21に印加される。このため、コ
ンタクト部12Aが発生する反力だけでは十分な接触圧
力が得られない場合であっても、本実施例の構成によれ
ば突起部23Aにより適正な接続に必要とされる接触圧
力を確実に発生させることが可能となり、安定した電気
的接続を実現することができる。
【0063】尚、接触圧力の調整については、突起部2
3Aの材料の硬度や高さを適宜調整することにより、約
硬度HR C10〜100の範囲において調整することが
可能である。一方、突起部23Aを形成する方法として
は、金属により突起部23Aを形成する場合には、例え
ばメッキ法やワイヤボンディング法等を用いることがで
きる。また、樹脂により突起部23Aを形成する場合に
は、例えぱポッティング法等を用いることができる。
【0064】メッキ法により突起部23Aを形成した場
合には、狭ピッチのパターン形成や多ピン化された半導
体装置20に適用する際、突起部23Aを接着等で各々
形成する構成に比べて高精度な製造が可能となる。ま
た、ワイヤボンディング法により突起部23Aを形成し
た場合には、既存のワイヤボンダーを使用することがで
きるため、突起部23Aを安価に形成することができ
る。また、少量の生産にもフレキシブルに対応が可能で
ある。
【0065】更に、ポッティング法により突起部23A
を形成した場合には、やはり簡単な設備で突起部23A
を形成できるためコストの低減を図ることができ、更に
少量の生産にもフレキシブルに対応することが可能とな
る。続いて、本発明の第5及び第6実施例について説明
する。図9は本発明の第5実施例である半導体試験装置
10Eを示しており、また図10は本発明の第6実施例
である半導体試験装置10Fを示している。半導体試験
装置10Eは球形状を有した突起部23Bを用いたこと
を特徴としており、半導体試験装置10Fは環状形状を
有した突起部23C(例えば、Oリング)を用いたこと
を特徴としている。
【0066】突起部23B,23Cの形状を球形状或い
は環状形状としたことにより、突起部23B,23Cを
開口部14の中に容易に配設することができる。尚、突
起部23B及び突起部23Cは、第4実施例の突起部2
3Aと同等の機能を奏し、またその材質及び特性につい
ても同一のものを適用することができる。ここで、コン
タクト部の形状に注目する。前記した第1乃至第6実施
例では、コンタクト部12A,12Bの形状を単に舌片
状の形状としたが、コンタクト部は内部接続電極17と
電気的に接続するものであり、その形状を適宜構成する
ことにより、コンタクト部と内部接続電極17との電気
的接続性を向上させることができる。以下、コンタクト
部の形状の変形例について説明する。
【0067】図11は、第1及び第2変形例であるコン
タクト部12C,12Dを示している。この図11に示
す各変形例に係るコンタクト部12C,12Dは、何れ
もその先端部に先鋭部を形成することにより、内部接続
電極17との接続性を向上させたものである。図11
(A)に示すコンタクト部12Cは、その先端部に先鋭
部として切っ先部25Aを形成したことを特徴とするも
のである。このように、コンタクト部12Cの先端部に
切っ先部25Aを形成し鋭く尖らせることにより、接続
時において切っ先部27Aが内部接続端子17に突き刺
さったり或いは摺動することにより、内部接続端子17
の表面に形成された酸化膜を破ることができる。よっ
て、コンタクト部12Aと内部接続端子17との安定し
た接続が可能となる。尚、切っ先部27Aは、例えばエ
ッチング等を用いて形成することができる。
【0068】また、図11(B)に示すコンタクト部1
2Dは、その先端部に先鋭部として鋸歯部25Bを形成
したことを特徴とするものである。このように、コンタ
クト部12Dの先端部に鋸歯部25Bを形成し多数の切
っ先部を有した構成とすることにより、内部接続端子1
7に対し複数箇所で酸化膜を破ることができ、コンタク
ト部12Dと内部接続端子17とのより安定した接続が
可能となる。尚、この鋸歯部25Bもエッチング等を用
いて形成することができる。
【0069】続いて、図12乃至図22を用いて第3乃
至第13変形例であるコンタクト部12E〜12Pにつ
いて説明する。尚、図12乃至図21において、(A)
は各コンタクト部12E〜12Nの側断面図を示し、
(B)は各コンタクト部12E〜12Nの要部底面図を
示している。図12は、第3変形例であるコンタクト部
12Eを示している。本変形例では、コンタクト部12
Eを一対の片持ち梁部56により構成したことを特徴と
するものである。具体的には、コンタクト部12Eの接
続部24Bには環状部54が形成されており、図12
(B)に示されるように、この環状部56の対向する位
置より、中央部分に向けて一対の片持ち梁部56が延出
した構成とされている。
【0070】本変形例の構成によれば、試験時において
片持ち梁部56はバンプ21の両側2箇所において接触
するため、バンプ21を安定した状態に保持することが
できる。また、二つの片持ち梁部56でバンプ21を保
持するため、接続部24Bの強度を高めることができ、
接続部24Bに変形等が発生することを防止することが
できる。
【0071】図13は、第4変形例であるコンタクト部
12Fを示している。本変形例では、接続部24Cを二
股状片持ち梁部58により構成したことを特徴とするも
のである。本変形例の構成によれば、接続部24Cは変
形し易くなり、バンプ2の高さバラツキを有効に吸収す
ることができる。但し、接続部24Cが変形し易くなる
ことにより、コンタクト部12Fの材料を銅(Cu)と
した場合には、塑性変形が発生するおそれがある。よっ
て、本変形例の構成では、コンタクト部12Fの材質と
しては、バネ材でかつ導電性の高い材質を選定すること
が望ましい。
【0072】図14は、第5変形例であるコンタクト部
12Gを示している。先に説明した各コンタクト部12
A〜12Fの構造は、全て片持ち梁状の構造とされてい
た。これに対し、本変形例に係るコンタクト部12G
は、その構造を両端支持梁状の構造としたことを特徴と
するものである。即ち、接続部24Dは両端支持梁部6
0を有しており、この両端支持梁部60の両端部は環状
部54に一体的に接続された構成とされている。このよ
うに、接続部24Dを両端が支持された両端支持梁部6
0により構成することにより、接続部24Dの機械的な
強度を高めることができ、よって経時的な使用により接
続部24Eが劣化することを防止することができる。
【0073】図15は、第6変形例であるコンタクト部
12Hを示している。本変形例に係るコンタクト部12
Hは、接続部24Eの中央部分に溝部63(スリット)
を形成し、これにより一対の両端支持部梁部62を形成
したことを特徴とするものである。このように、一対の
両端支持部梁部62により接続部24Eを形成すること
により、両端支持部梁部62の変形量を大きくすること
ができ、よってバンプ21の高さバラツキを有効に吸収
することができる。
【0074】更に、一対の両端支持部梁部62の間に溝
部63が存在するため、装着状態においてバンプ21の
下先端部は溝部63内に位置することとなる。よって、
バンプ21が接続部24E上で移動することがなくな
り、コンタクト部12H(コンタクタ11)とバンプ2
1(半導体装置20)との位置決め性を向上させること
ができる。
【0075】図16は、第7変形例であるコンタクト部
12Iを示している。本変形例に係るコンタクト部12
Iは、接続部24Fに直線状のスリット26Aを形成す
ることにより、接続部24Fを変形可能な構成としたこ
とを特徴とするものである。本変形例に設けられた接続
部24Fは、第6変形例に設けられた接続部24Eに比
べて変形量は小さくなるが、機械的強度は向上する。よ
って、バンプ21の材質(例えば、バンプ21がはんだ
であるか、或いは金であるか等)により、適宜スリット
26A,63の形状を選定することが有効である。
【0076】図17は、第8変形例であるコンタクト部
12Jを示している。本変形例では、接続部24Gに形
成されるスリット26Bを円形状とすると共に、接続部
24Gの中央位置に設けたことを特徴とするものであ
る。この構成とすることにより、第7変形例と同様に接
続部24Gの変形量を調整することができる。更に、ス
リット26Bが接続部24Gの中心位置で、かつ円形状
であるため、バンプ21は常に接続部24Gの中心位置
に位置することとなり、よってコンタクト部12J(コ
ンタクタ11)とバンプ21(半導体装置20)との位
置決め性を向上させることができる。
【0077】図18は、第9変形例であるコンタクト部
12Kを示している。本変形例では、接続部24Hに小
径の円形スリット26Cを多数個形成したことを特徴と
するものである。このように、接続部24Hに多数の円
形スリット26Cを形成することにより、前記した各実
施例と同様に接続部24Hを変形させることが可能とな
り、またその変形量は円形スリット26Cの数及び径寸
法で調整することが可能である。
【0078】また、本実施例のように円形スリット26
Cを多数個形成することにより、バンプ21が接続部2
4Hに押圧された際、各スリット26Cのエッジ部がよ
り多くバンプ21に当接し食い込んだ状態となり、バン
プ21と接続部24Hとの電気的接続性を向上させるこ
とができる。図19は、第10変形例であるコンタクト
部12Lを示している。前記した各変形例では、接続部
24B〜24Hをコンタクト部12E〜12Kに一体的
に形成した構成とされていた。これに対して本変形例で
は、接続部24Iをコンタクト部12Lとは別体の構成
としたことを特徴とするものである。
【0079】このように、接続部24Iとコンタクト部
12Lとを別体の構成とすることにより、夫々の材質を
別個に選定することができ、従って接続部24Iの機能
及びコンタクト部12Lの機能に最適な材質を選定する
ことが可能となる。図19に示すコンタクト部12L
は、接続部24Iの変形量を大きく設定するため、箔状
電極64により接続部24Iを構成した例を示してい
る。また、具体的な材料としては、コンタクト部12L
としては銅(Cu)を用い、また箔状電極64としては
アルミニウムを使用している。
【0080】図20は、第11変形例であるコンタクト
部12Mを示している。本変形例では、前記した第10
変形例と同様に、接続部24Jをコンタクト部12Mと
別個の構成としている。また本変形例では、接続部24
Jを図示されるように、片持ち梁状ワイヤ66により構
成したことを特徴とするものである。この片持ち梁状ワ
イヤ66は、ワイヤボンディング技術を用いて形成され
る。具体的には、コンタクト部12Mの開口部14近傍
位置にワイヤボンディング装置を用いてワイヤをボンデ
ィングし、続いてワイヤを所定量引き出した後にこれを
切断する。この状態は、図20(A)に破線で示す状態
である。
【0081】その後、このワイヤを開口部14側に折曲
形成することにより、片持ち梁状ワイヤ66を形成す
る。このように、ワイヤボンディング技術を用いて接続
部24Jを形成することにより、接続部24Jを容易に
かつ効率良く形成できると共に、低コスト化を図ること
ができる。また、本変形例では接続部24Jの一端部の
みが固定され他端部が自由端とされた片持ち梁状ワイヤ
66となっているため比較的変形量が大きく、よってバ
ンプ21の高さバラツキが大きい場合であっても、これ
に十分対応することができる。
【0082】図21は、第12変形例であるコンタクト
部12Nを示している。本変形例においても、前記した
第11変形例と同様に、接続部24Kをワイヤにより形
成している。しかるに、前記した第11変形例では接続
部24Jを片持ち梁状ワイヤ66により構成したのに対
し、本変形例では接続部24Kを両端支持梁状ワイヤ6
8により構成したことを特徴としている。
【0083】この両端支持梁状ワイヤ68もワイヤボン
ディング技術を用いて形成されており、具体的にはコン
タクト部12Nを構成する枠部54の開口部14近傍位
置に先ずファーストボンディングを行い、続いてこれと
対向する側の枠部54にセカンドボンディングを行な
う。これにより、両端支持梁状ワイヤ68は、その両端
が枠部54に固定された構成となる。この構成とするこ
とにより、第11変形例で示した片持ち梁状ワイヤ66
に対して機械的強度を向上することができる。
【0084】また、本変形例では両端支持梁状ワイヤ6
8を1本のみ用いた構成としたが、両端支持梁状ワイヤ
68を2本用い、これが十字状にクロスするように配設
した構成としてもよい。この構成とすることにより、上
記した効果に加えてバンプ21の移動を規制できるた
め、コンタクト部(コンタクタ11)とバンプ21(半
導体装置20)との位置決め性を向上させることができ
る。
【0085】図22は、第13変形例であるコンタクト
部12Pを示している。本変形例では、コンタクト部1
2Pの表面(バンプ21が接触する面)及び内部接続電
極17と接する部分(背面)の双方に粗面27Aを形成
すると共に、内部接続電極17の表面にも粗面27Bを
形成したことを特徴とするものである。この粗面27
A,27Bの形成方法としては、メッキ条件を変えて微
小突起を形成したり、ブラストによって細かい粒子を当
ててコンタクト部表面を粗らしたり、粗れた面を有する
部材によってスタンピングする等の形成方法が考えられ
る。
【0086】本変形例によれば、コンタクト部12Pの
表面に粗面27Aを形成した場合には、バンプ21が接
続される際にバンプ21の表面に形成された酸化膜を粗
面27Aにより破ることができ、コンタクト部12Pと
バンプ21との安定した電気的接続を得ることができ
る。また、コンタクト部12Pの内部接続電極17と接
する部分(背面)に粗面27Aを形成した場合には、コ
ンタクト部12Pが内部接続電極17と接触する際に、
内部接続電極17の表面に形成された酸化膜を粗面によ
り破ることができ、コンタクト部12Pと内部接続電極
17との安定した電気的接続を得ることができる。
【0087】更に、内部接続電極17に粗面27Bを形
成したことにより、コンタクト部12Pが内部接続電極
17と接触する際に、コンタクト部12Pの表面に酸化
膜が存在しても、この酸化膜を粗面27Bにより破るこ
とができ、コンタクト部12Pと内部接続電極17との
安定した電気的接続を得ることができる。尚、上記した
各粗面27A,27Bの粗さの程度としては、例えば平
均荒さ0.1〜100μm位とした際に効果が大であ
る。
【0088】また、上記の第22変形例では、コンタク
ト部12Pの表面及び背面の双方に粗面27Aを形成し
た構成を示したが、何れか一方のみに形成した構成とし
てもよい。また、上記の第22変形例では、内部接続電
極17の前面に粗面27Bを形成した構成を示したが、
コンタクト部12Pが接続される領域のみに粗面27B
を形成する構成としてもよい。
【0089】続いて、本発明の第7及び第8実施例につ
いて説明する。図23は第7実施例である半導体試験装
置10Gを示しており、図24は第8実施例である半導
体試験装置10Hを示している。各実施例では、コンタ
クタ11を配線基板15Aに装着する時に、コンタクタ
11と配線基板15Aとの位置決めを行なう位置決め機
構を設けたことを特徴とするものである。
【0090】即ち、図5を用いて説明したように、本発
明に係る半導体試験装置はコンタクタ11が配線基板1
5Aに対して着脱可能な構成とされており、コンタクト
部が劣化してもコンタクタ11を交換することにより、
常に安定した試験を実施できる構成となっている。この
コンタクタ11の交換時には、コンタクト部と内部接続
電極17とを精度よく位置決めする必要がある。即ち、
コンタクタ11を配線基板15Aに対し、精度よく装着
する必要がある。このため、第7及び第8実施例に係る
半導体試験装置10G,10Hでは、コンタクタ11と
配線基板15Aとの位置決めを行なう位置決め機構を設
けた構成としている。
【0091】図23に示す半導体試験装置10Gでは、
コンタクタ11を構成する絶縁基板13に形成された第
1の位置決め孔29と、配線基板15Aに形成された第
2の位置決め孔30と、この各位置決め孔29,30と
係合する位置決めピン31とにより位置決め機構を構成
している。そして、位置決めピン31を各位置決め孔2
9,30と係合するよう貫通させることにより、コンタ
クタ11(コンタクト部12A)と配線基板15A(内
部接続電極17)との位置決めを行う構成とされてい
る。
【0092】また、図24に示す半導体試験装置10H
では、コンタクタ11を構成する絶縁基板13に形成さ
れた位置決め孔32と、配線基板15Aの上面に形成さ
れた位置決め突起33とにより位置決め機構を構成して
いる。そして、位置決め突起33を位置決め孔32に係
合させることにより、コンタクタ11(コンタクト部1
2A)と配線基板15A(内部接続電極17)との位置
決めを行う構成とされている。
【0093】上記した各実施例に係る半導体試験装置1
0G,10Hによれば、単に位置決めピン31を各位置
決め孔29,30に係合させるだけの処理により、また
単に位置決め突起33を位置決め孔32に係合させるだ
けの処理により、コンタクタ11と配線基板15Aとの
位置決めを行うことができる。よって、簡単な構成、及
び簡単な操作でコンタクト部12Aと内部接続電極17
との位置決めを確実に行うことができる。
【0094】尚、上記した位置決め孔29,30,32
の形成方法としては、ドリルやプレス抜きを用いる方法
や、またエッチングやレーザーを用いる形成方法を採用
することができる。また、上記した位置決め処理よりも
更に高精度の位置決め処理を行なう必要がある場合に
は、位置決め機構をカメラ,画像認識手段等により構成
し、画像認識により位置決め処理を行なうことも可能で
ある。
【0095】続いて、本発明の第9実施例について説明
する。図25は第9実施例である半導体試験装置10I
を示している。本実施例では、コンタクタ11にバンプ
21と電気的接続が不要な位置に開口部14のみが存在
する、即ちコンタクト部12Aが形成されていない非接
続部34を設けたことを特徴とするものである。
【0096】即ち、半導体試験装置10Iに装着される
半導体装置20は、多数のバンプ21を有した構成とさ
れているが、周知のようにこの半導体装置20に対し試
験を実施する場合、必ずしも全てのバンプ21に対し試
験信号を授受する必要はない(以下、試験信号を授受す
る必要がないバンプを、特に接続不要バンプ21Aとい
う)。
【0097】そこで、本実施例では接続不要バンプ21
Aと対向する位置には、コンタクト部12Aを有しない
非接続部34を設け、接続不要バンプ21Aがコンタク
ト部12Aと接触しないよう構成した。このように、非
接続部34を設けることにより、半導体装置20を半導
体試験装置10Iに装着した際、接続不要バンプ21A
は開口部14内にコンタクタ11と接触することなく、
単に位置するのみの状態となる。
【0098】このため、非接続部34においてバンプ2
1が変形することを防止できる。また、非接続部34に
おいてはコンタクト部12Aによる反力は発生しないた
め、装着時において半導体装置20を半導体試験装置1
0Iに向け押圧する押圧力を軽減することができ、装着
作業の容易化を図ることができる。続いて、本発明の第
10実施例について説明する。
【0099】図26は第10実施例である半導体試験装
置10Jの一部を拡大して示す平面図である。同図に示
すように本実施例に係る半導体試験装置10Jは、各コ
ンタクト部12Aの向きが、半導体装置が半導体試験装
置10Jに装着され状態におけるその中心位置(半導体
装置中心位置)に対し法線方向を向くよう構成されてい
る。
【0100】即ち、図に示されるコンタクト部12A-1
を例に挙げて説明すると、半導体装置中心位置からコン
タクト部12A-1の中心位置までの線分Xを描いた場
合、コンタクト部12A-1の延在方向(先端部25の向
き)は図中矢印Yで示す方向となるよう構成されてい
る。この図中矢印Yで示す方向は、線分Xに対し直角方
向となる。これにより、各コンタクト部12Aは、半導
体装置中心位置を中心として円を描くように配置された
構成となる。
【0101】ところで、コンタクタ11と半導体装置2
0は夫々固有の熱膨張率を有しており、コンタクタ11
の熱膨張率と半導体装置20の熱膨張率は異なってい
る。よって、例えばバーンイン等の加熱を伴う試験を実
施した場合、コンタクタ11と半導体装置20との間で
熱膨張差が発生してしまう。この熱膨張差が生じると、
半導体装置20に設けられたバンプ21と、コンタクタ
11に設けられたコンタクト部12Aとの間に相対的な
変位が発生してしまう。
【0102】しかるに、上記した本実施例の構成とする
ことにより、上記の熱膨張差に起因してバンプ21とコ
ンタクト部12Aとの間に発生する相対的変位方向は、
線分Xの延在方向となる。これにより、バンプ21がコ
ンタクト部12Aから外れることを防止できると共に、
バンプ21とコンタクト部12Aとが相対的に変位して
も、前記した接触圧力を一定に維持することができる。
【0103】尚、コンタクト部12Aの延在方向を線分
Xに沿った方向とすることも可能であり、この場合もバ
ンプ21がコンタクト部12Aから外れることを防止す
ることはできるが、この場合におけるバンプ21とコン
タクト部12Aとの相対的変位方向は図4(B)に矢印
Y1,Y2で示す方向となる。よって、この構成の場合
には、コンタクト部12Aがバンプ21に印加する接触
圧力が変化することが考えられる。従って、上記したよ
うにコンタクト部12Aの延在方向を矢印Yで示す方向
とした方が安定した接続を維持することができる。
【0104】続いて、本発明の第11実施例について説
明する。図27は第11実施例である半導体試験装置1
0Kを示している。本実施例では、単層の配線基板15
Bを用いると共に、コンタクト部12Rを予め内部接続
電極17に接続しておく構成としたことを特徴とするも
のである。前記したように、近年では半導体装置20の
高速化が進み、これに伴い試験時に使用する信号も高速
化している。また、これに伴い外乱の侵入に対する防衛
も重要となり、よって半導体装置20の試験時に用いる
半導体テスターの一部回路を半導体試験装置10Kに設
けることが行なわれている。図27に示す電子部品38
は、この半導体テスターの一部を構成する回路を構成す
るものである。
【0105】この電子部品38の配設場所としては、コ
ンタクタ11或いは配線基板15Bが考えられる。しか
るに、メンブレン基板であるコンタクタ11に電子部品
38を配設するのは非常に困難であり、また配設コスト
が高くなる。更に、絶縁基板13上にコンタクタ12A
以外にも配線を形成する必要が生じ、従来の半導体試験
装置と同様の問題点(高密度化に対応できない)が生じ
る。
【0106】そこで、本実施例では配線基板15Bに電
子部品38を配設した。また、試験信号の高速化及び外
乱の侵入防止を図るためには、バンプ21から外部接続
電極18に至るインターポーザの配線長を可能な限り短
くする必要がある。このため、本実施例では配線基板1
5Bとして単層基板を用い配線長を短くするよう構成さ
れている。これにより、内部接続電極17と外部接続電
極18との電気的接続は、絶縁槽16にスルーホール電
極36を形成して行なっている。
【0107】一方、コンタクト部12Rを予め内部接続
電極17に接続しておく構成とすることにより、バンプ
21が挿入される毎にコンタクト部が可撓変位すること
はなくなる。よって、特にコンタクト部と開口部14の
周縁との当接位置において、脆性疲労が発生することを
防止でき、よってコンタクタ11の寿命を延ばすことが
できる。
【0108】尚、上記した各実施例では、球状接続端子
としてはんだバンプを例に挙げて説明したが、球状接続
端子ははんだバンプに限定されるものではなく、他の材
料(例えば、金,銅等)よりなる球状接続端子を用いる
ことも可能である。更に、球状以外の端子(例えば、ス
タッドバンプ等)についても、本発明を利用することは
可能である。
【0109】また、上記した各実施例では、配線基板と
してガラス・エポキシ基板を例に挙げて説明したが、配
線基板はガラス・エポキシ等の樹脂基板に限定されるも
のではなく、セラミック基板等の他構成とされた配線基
板を利用することも可能である。
【0110】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、コンタクタの単層化を実現することができ
るためコンタクタのコスト低減を図ることができ、メン
テナンス時にコンタクタの交換を低コストで行なうこが
できる。
【0111】また、コンタクタに設けられたコンタクト
部は、そのまま半導体装置からの電気信号を絶縁基板下
の配線基板に流すため、球状接続端子の狭ピッチ化が進
んでも線長を短くでき、かつ配線引回しの単純化を図る
ことができるため、高速な電気的試験に対応することが
できる。また、請求項2記載の発明によれば、半導体装
置がコンタクタに装着される際、コンタクト部は球状接
続端子をワイピングして球状接続端子表面に形成された
酸化膜を破るため、コンタクト部と球状接続端子との安
定した接続状態を保持することが可能となる。
【0112】また、請求項3記載の発明によれば、延出
部の長さを調整することによりコンタクト部と球状接続
端子との間に発生する接触圧力を適当な値に調整するこ
とが可能となり、コンタクト部と球状接続端子とを良好
な状態で接続させることができる。また、請求項4記載
の発明によれば、接続時にコンタクト部はある程度の高
さで突起部と当接しこれを支点として変位するため、突
起部の高さ及び配設位置を調整することにより、球状接
続端子との適正な接続に必要とされる接触圧力をコンタ
クト部に発生させることができ、安定した電気的接続を
実現することができる。
【0113】また、請求項5記載の発明によれば、突起
部の硬度を調整することにより、球状接続端子との適正
な接続に必要とされる接触圧力をコンタクト部に発生さ
せることができ、安定した電気的接続を実現することが
できる。また、球状接続端子が圧接された際、コンタク
ト部が有する弾性力により発生する反力に加え、突起部
が弾性変形することによっても反力が発生するため、球
状接続端子との適正な接続に必要とされる接触圧力を確
実に発生させることができ、安定した電気的接続を実現
することができる。
【0114】また、請求項6記載の発明によれば、コン
タクト部と第1の接続端子との電気的接続をコンタクト
部の先端部ばかりではなく、突起部においても行なうこ
とができるため、コンタクト部と第1の接続端子との電
気的接続を確実に行なうことができる。また、請求項7
及び請求項8記載の発明によれば、突起部の形状を球形
状或いは環状形状としたことにより、突起部を開口部の
中に配設し易くすることができる。
【0115】また、請求項9記載の発明によれば、コン
タクト部の先端部が第1の接続端子に接触する際、第1
の接続端子上に形成された酸化膜を破るため、コンタク
ト部と第1の接続端子との安定した電気的接続を得るこ
とが可能となる。また、請求項10記載の発明によれ
ば、コンタクト部の表面に粗面を形成した場合には、球
状接続端子が接続される際に球状接続端子表面に形成さ
れた酸化膜を粗面により破ることができ、コンタクト部
と球状接続端子との安定した電気的接続を得ることがで
きる。
【0116】また、コンタクト部の第1の接続電極と接
する部分に粗面を形成した場合には、コンタクト部が第
1の接続電極と接触する際に、第1の接続電極表面に形
成された酸化膜を粗面により破ることができ、コンタク
ト部と第1の接続電極との安定した電気的接続を得るこ
とができる。また、請求項11記載の発明によれば、コ
ンタクト部が第1の接続電極と接触する際に、コンタク
ト部表面に形成された酸化膜を粗面により破ることがで
き、コンタクト部と第1の接続電極との安定した電気的
接続を得ることができる。
【0117】また、請求項12記載の発明によれば、配
線基板に設けられた第1の接続電極とコンタクタに設け
られた開口部及びコンタクト部との位置決めを容易かつ
確実に行なうことができる。また、請求項13記載の発
明によれば、コンタクタに球状接続端子と電気的接続が
不要な位置に開口部のみが存在する非接続部を設けたこ
とにより、この非接続部における球状接続端子の変形発
生を防止することができる。
【0118】また、非接続部においてはコンタクト部に
よる反力は発生しないため、装着時にコンタクタに向け
半導体装置に印加する押圧力を軽減することができる。
また、請求項14記載の発明によれば、球状接続端子が
コンタクト部から離脱しないようコンタクト部の先端部
の向きを設定することが可能となり、これにより球状接
続電極がコンタクト部から外れることを防止でき安定し
た接続を維持することができる。また、請求項15記載
の発明によれば、コンタクト部の球状接続端子が接触す
る部位にスリットを形成したことにより、球状接続電極
がコンタクト部に接続する際、球状接続電極の底部はス
リット内に挿入されるため、電極底部に変形が発生する
ことを抑制することができる。
【0119】また、球状接続電極とコンタクト部との接
触面積が増大するため、球状接続電極とコンタクト部の
電気的接続をより確実に行なうことができる。更に、請
求項16記載の発明によれば、配線基板を多層基板とす
ることにより、より微細なピッチでのコンタクタが実現
可能となり、また高速試験にも対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の一例である半導体試験装置を説明するた
めの図である(その1)。
【図2】従来の一例である半導体試験装置を説明するた
めの図である(その2)。
【図3】従来の一例である半導体試験装置を説明するた
めの図である(その3)。
【図4】本発明の第1実施例である半導体試験装置を説
明するための断面図である(その1)。
【図5】本発明の第1実施例である半導体試験装置を説
明するための断面図である(その2)。
【図6】本発明の第2実施例である半導体試験装置を説
明するための断面図である。
【図7】本発明の第3実施例である半導体試験装置を説
明するための断面図である。
【図8】本発明の第4実施例である半導体試験装置を説
明するための断面図である。
【図9】本発明の第5実施例である半導体試験装置を説
明するための断面図である。
【図10】本発明の第6実施例である半導体試験装置を
説明するための断面図である。
【図11】コンタクト部の第1及び第2変形例を説明す
るための図である。
【図12】コンタクト部の第3変形例を説明するための
図である。
【図13】コンタクト部の第4変形例を説明するための
図である。
【図14】コンタクト部の第5変形例を説明するための
図である。
【図15】コンタクト部の第6変形例を説明するための
図である。
【図16】コンタクト部の第7変形例を説明するための
図である。
【図17】コンタクト部の第8変形例を説明するための
図である。
【図18】コンタクト部の第9変形例を説明するための
図である。
【図19】コンタクト部の第10変形例を説明するため
の図である。
【図20】コンタクト部の第11変形例を説明するため
の図である。
【図21】コンタクト部の第12変形例を説明するため
の図である。
【図22】コンタクト部の第13変形例を説明するため
の図である。
【図23】本発明の第7実施例である半導体試験装置を
説明するための断面図である。
【図24】本発明の第8実施例である半導体試験装置を
説明するための断面図である。
【図25】本発明の第9実施例である半導体試験装置を
説明するための断面図である。
【図26】本発明の第10実施例である半導体試験装置
を説明するための断面図である。
【図27】本発明の第11実施例である半導体試験装置
を説明するための断面図である。
【符号の説明】
10A〜10R 半導体試験装置 13 絶縁基板 14 開口部 15A,15B 配線基板 16,16A,16B 絶縁層 17 内部接続電極 18 外部接続電極 19 インターポーザ 19A〜29C 内部配線 20 半導体装置 21 バンプ 22 延出部 23A〜23C 突起部 24A〜24L 接続部 25 先端部 26A〜26C スリット 27A,27B 粗面 29 第1の位置決め孔 30 第2の位置決め孔 31 位置決めピン 32 位置決め孔 33 位置決め突起 34 非接続部 35 コンタクタ配線膜 36 スルーホール電極 37 下面配線膜 38 電子部品
フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AE03 AG08 AG12 2G011 AA16 AA21 AC12 AC14 AE03 AE22 AF04 4M106 AA02 AD09 BA01 BA14 DD03 DD04 DD06 DD09 DD10 DD11 DD13 DD18 DJ33 5E024 CA18 CB01 CB04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状接続端子を有する半導体装置に対し
    て試験を行う半導体試験装置において、 前記球状接続端子と対応する位置に開口部が形成された
    単層の絶縁基板と、前記球状接続端子が接続される接続
    部が形成されると共に該接続部が前記開口部の内部に位
    置するよう前記絶縁基板に形成されるコンタクト部とを
    具備するコンタクタと、 前記半導体装置の装着側面となる上面に前記コンタクタ
    が着脱可能に搭載される構成とされており、前記上面に
    形成されて前記コンタクト部と電気的に接続される第1
    の接続電極と、下面に形成され外部接続される第2の接
    続電極と、前記第1及び第2の接続電極を電気的に接続
    するインターポーザとを具備する配線基板と、を設けて
    なることを特徴とする半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体試験装置におい
    て、 前記コンタクト部を、前記球状接続端子が接続する際に
    該球状接続端子の表面に形成されている酸化膜を破るこ
    とができる厚さ或いは硬度を有するよう構成したことを
    特徴とする半導体試験装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体試験装置
    において、 前記絶縁基板に前記コンタクト部と対向するよう前記開
    口部内に延出した延出部を形成し、該延出部が前記コン
    タクト部を部分的に支持する構成としたことを特徴とす
    る半導体試験装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の半導体試験装置
    において、 前記開口部内に前記コンタクト部と接する突起部を形成
    し、前記球状接続端子が接続する際に前記コンタクト部
    が前記突起部を支点として変位する構成したことを特徴
    とする半導体試験装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体試験装置におい
    て、 前記突起部を弾性体により形成したことを特徴とする半
    導体試験装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の半導体試験装置
    において、 前記突起部を導電性材料により形成したことを特徴とす
    る半導体試験装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
    半導体試験装置において、 前記突起部の形状を球形状としたことを特徴とする半導
    体試験装置。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
    半導体試験装置において、 前記突起部の形状を環状形状としたことを特徴とする半
    導体試験装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    半導体試験装置において、 前記コンタクト部の先端部に先鋭部を形成したことを特
    徴とする半導体試験装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1項に記載
    の半導体試験装置において、 少なくとも前記コンタクト部の表面或いは前記第1の接
    続電極と接する部分の一方に粗面を形成したことを特徴
    とする半導体試験装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記第1の接続電極の少なくとも前記コンタクト部と接
    する部分に粗面を形成したことを特徴とする半導体試験
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記コンタクタの前記配線基板への装着時に、前記コン
    タクタと前記配線基板との位置決めを行なう位置決め機
    構を設けたことを特徴とする半導体試験装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記コンタクタに、前記球状接続端子と電気的接続が不
    要な位置に前記開口部のみが存在する非接続部を設けた
    ことを特徴とする半導体試験装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記コンタクト部の先端部の向きを、前記コンタクタと
    前記半導体装置との熱膨張差に起因して発生する前記球
    状接続端子と前記コンタクト部との相対的変位方向に基
    づき設定したことを特徴とする半導体試験装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記コンタクト部の前記球状接続端子が接触する部位に
    スリットを形成したことを特徴とする半導体試験装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記配線基板は多層基板であることを特徴とする半導体
    試験装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16のいずれか1項に記
    載の半導体試験装置において、 前記絶縁基板をフレキシブルな絶縁性樹脂薄膜で形成す
    ると共に、前記コンタクト部を可撓性を有する導電性金
    属層により形成したことを特徴とする半導体試験装置。
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