JP2000090406A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2000090406A
JP2000090406A JP10254232A JP25423298A JP2000090406A JP 2000090406 A JP2000090406 A JP 2000090406A JP 10254232 A JP10254232 A JP 10254232A JP 25423298 A JP25423298 A JP 25423298A JP 2000090406 A JP2000090406 A JP 2000090406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
mode
control signal
circuit
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10254232A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadakazu Shibata
忠和 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10254232A priority Critical patent/JP2000090406A/ja
Publication of JP2000090406A publication Critical patent/JP2000090406A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリやその周辺回路を設ける必要が無く、
且つ殆どコストアップさせることなく、磁気テープから
完全に信号を再生できなくなる事態に陥る可能性を減ら
す。 【解決手段】 SPモード用のSPヘッド1と、EPモ
ード用のEPヘッド2と、モードの判別に使用可能なコ
ントロール信号を再生するCTLヘッド3と、モードの
種類に応じてテープ走行速度を設定するテープ走行系サ
ーボ回路8と、使用するヘッドを切り替えるヘッド切替
回路5と、コントロール信号から判別したモードの種類
に応じてヘッド切替回路5に何れのヘッドを使用するか
を指定するヘッド系サーボ回路7とを有し、さらに、S
P/EPヘッドからの出力が予め設定した値より小さい
とき、ヘッド系サーボ回路5にコントロール信号から判
別したモードの種類の種類とは異なるモードのヘッドを
指定させる制御回路9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープを用い
て信号の記録再生を行う磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気テープを用いて信号の記
録再生を行う磁気記録再生装置、すなわちいわゆるビデ
オテープレコーダ(VTR)やビデオカセットレコーダ
(VCR)においては、例えば使用する磁気テープの汚
れ等により、ビデオヘッドに汚れが付着し、磁気テープ
に記録されている信号を再生できなくなる事故(いわゆ
るヘッドクロッグ)が発生することがある。このよう
に、信号を再生できなくなると、再生画像を見ることが
できなくなる。
【0003】このようなことから、従来の磁気記録再生
装置では、例えば当該クロッグを検出するクロッグ検出
手段を設け、このクロッグ検出手段にてクロッグを検出
した場合に、自動的にヘッドクリーナをヘッドに接触さ
せて当該ヘッドのクリーニングを行うこと、或いは使用
者に対して警告を出すことなどが行われている。
【0004】また、例えば第1,第2の2つのチャンネ
ルの映像信号を各チャンネルに対応した第1,第2のヘ
ッドを使用してそれぞれ異なるトラックに記録して再生
するような方式の磁気記録再生装置において、例えば、
第1のヘッドにクロッグが発生して例えば第1のチャン
ネルのみ信号の再生ができなくなった場合には、クロッ
グが発生していない第2のヘッドにて再生した第2のチ
ャンネルの再生信号をメモリに蓄えておき、当該メモリ
に蓄えておいた第2のチャンネルの再生信号を上記再生
できなくなった上記第1のチャンネルの再生信号として
使用するようなことが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ヘッドク
リーナによってヘッドクリーニングを行うようにした場
合において、当該クロッグを回復させるほどのクリーニ
ング力を持たせたヘッドクリーナを使用すると、ヘッド
やドラムを傷つけてしまうおそれがある。また、上記使
用者に対して警告を出すようにした場合において、上記
警告が出されたとしても、当該磁気記録再生装置の使用
者がクリーニングテープ等を所持していない場合は何ら
問題解決にならず、クロッグを回復させることができな
い。
【0006】また、上記2つのチャンネルのうち一方の
チャンネルのみ再生できなくなったときに、他方のチャ
ンネルの信号をメモリに蓄えて使用するような方式を採
用した場合、当該方式はメモリを搭載していない磁気記
録再生装置には使えず、一方で、メモリとその周辺回路
を設けることは機器のコストアップを招いてしまため、
この方式は高価なシステムにしか使用できない。また、
当該方式を採用した磁気記録再生装置であっても、例え
ば両チャンネルのヘッドにクロッグが発生して両チャン
ネルの信号を再生できなくなると、再生画像を得ること
ができなくなる。
【0007】そこで、本発明はこのような状況に鑑みて
なされたものであり、メモリやその周辺回路を設ける必
要が無く、且つ殆どコストアップさせることなく、磁気
テープから完全に信号を再生できなくなる事態に陥る可
能性を減らすことができる磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、少なくとも2以上の種類のモードのそれぞれに対
応する2以上の磁気ヘッドと、少なくとも各モードの種
類の判別に使用可能なコントロール信号を磁気テープか
ら再生するコントロール信号再生手段と、磁気テープの
走行速度をモードの種類に応じて設定する走行速度設定
手段と、使用する磁気ヘッドを切り替えるヘッド切替手
段と、コントロール信号から判別したモードの種類に応
じて何れの磁気ヘッドを使用するかを指定するヘッド指
定手段とを有するものであり、磁気ヘッドからの出力が
予め設定した値より小さいとき、ヘッド指定手段に対し
て、コントロール信号から判別したモードの種類とは異
なるモードの磁気ヘッドを指定させる指定制御手段を備
えることにより、上述した課題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0010】本発明の磁気記録再生装置を適用した一実
施の形態として、例えばいわゆるVHS方式の4ヘッド
ビデオデッキを例に挙げる。以下、このVHS方式の4
ヘッドビデオデッキの基本的な規格の内容について、本
発明に関連する部分のみ簡単に説明する。
【0011】当該VHS方式の4ヘッドビデオデッキに
おいては、標準モードと、当該標準モードよりもテープ
スピードが遅く、長時間の記録再生が可能な長時間モー
ドの何れかを選択設定可能となされている。以下、上記
標準モードをSPモードと呼び、長時間モードをEPモ
ードと呼ぶ。上記EPモードのときのテープスピード
は、SPモードのときの例えば略々1/3であるとす
る。回転ドラムの回転速度はSPモードとEPモードと
で変わらないため、EPモードのときの磁気テープ上の
ヘリカルトラックのトラック幅は、SPモードのときの
トラック幅の略々1/3となる。ヘリカルトラックのト
ラック角度は、SPモードとEPモードとで多少異なる
が略々同じである。
【0012】また、SPモードとEPモードとでは、そ
れぞれ使用する磁気ヘッドが異なっており、以下、上記
SPモードのときに使用する磁気ヘッドをSPヘッドと
呼び、上記EPモードのときに使用する磁気ヘッドをE
Pヘッドと呼ぶ。上記4ヘッドビデオデッキの場合、上
記SPヘッドとEPヘッドは、それぞれチャンネルch
1用とチャンネルch2用の2つのヘッド(合計4ヘッ
ド)からなり、以下、上記チャンネルch1用のSPヘ
ッドをSPヘッドH1、チャンネルch2用のSPヘッ
ドをSPヘッドH2と呼び、上記チャンネルch2用の
EPヘッドをEPヘッドh1、チャンネルch2用のE
PヘッドをEPヘッドh2と呼ぶ。チャンネルch1用
のSPヘッドH1とチャンネルch2用のSPヘッドH
2はアジマス角が異なり、チャンネルch1用のEPヘ
ッドh1とチャンネルch2用のEPヘッドh2はアジ
マス角が異なる。これに対してチャンネルch1用のS
PヘッドH1とEPヘッドh1のアジマス角は同一で、
チャンネルch2用のSPヘッドH2とEPヘッドh2
のアジマス角は同一になっている。SPヘッドH1とH
2は回転ドラム上で例えば180度対向する位置に配さ
れ、EPヘッドh1とh2も回転ドラム上で例えば18
0度対向する位置に配され、チャンネルch1用のSP
ヘッドH1とEPヘッドh1は近接配置され、チャンネ
ルch2用のSPヘッドH2とEPヘッドh2は近接配
置されている。
【0013】さらに、上述したような各SPヘッドとE
Pヘッドを使用して磁気テープ上に形成されるヘリカル
トラックは、SPモードとEPモードの何れのモードの
場合も、チャンネルch1のヘリカルトラックとチャン
ネルch2のヘリカルトラックが交互に形成される。
【0014】また、磁気テープ上には、上記ヘリカルト
ラックの形成と共に、テープ長手方向にコントロールト
ラックが形成される。当該コントロールトラック上に
は、磁気テープ再生時のタイミング信号としてのコント
ロール信号が記録される。当該コントロール信号は、上
記SPモードとEPモードのそれぞれの場合において、
テープスピードのサーボを行うため、及び、回転ドラム
の回転サーボを行うため、さらに、チャンネルch1,
ch2のヘッド切り替えのタイミングを合わせるため等
に使用される。したがって、4ヘッドビデオデッキに
は、上述したSPヘッドH1,H2、EPヘッドh1,
h2の他に、当該コントロールトラック上を走査するた
めの固定のコントロールヘッドが設けられている。以
下、このコントロールヘッドをCTLヘッドと呼ぶ。
【0015】上述したような条件の下、本発明実施の形
態のVHS方式の4ヘッドビデオデッキは、図1に示す
ような構成を備えている。なお、図1には、本発明の一
実施の形態であるVHS方式の4ヘッドビデオデッキの
構成のうち、本発明にかかる主要部の構成のみを示して
おり、他の構成については省略している。
【0016】この図1において、SPヘッド1は前記チ
ャンネルch1用のSPヘッドH1とチャンネルch2
用のSPヘッドH2からなり、EPヘッドはチャンネル
ch1用のEPヘッドh1とチャンネルch2用のEP
ヘッドh2からなる。これらSPヘッド1及びEPヘッ
ド2は、前述したように回転ドラム上に配されている。
【0017】CTLヘッド3は、前記磁気テープ上の長
手方向に形成されるコントロールトラックを走査するた
めの固定のコントロールヘッドであり、再生時には当該
コントロールトラックからコントロール信号を再生す
る。
【0018】テープ走行系4は、例えばカセット内に配
された磁気テープを引き出すテープローディング機構
や、当該引き出された磁気テープを走行させるキャプス
タンモータやリールその他の構成からなるものである。
【0019】テープ走行系サーボ回路8は、CTLヘッ
ド3からのコントロール信号に基づいて、現在のモード
がSPモードであるか或いはEPモードであるかを判別
し、その判別したモードに応じた正確なテープスピード
にて磁気テープを走行させるように、上記テープ走行系
4のサーボを行う。
【0020】ビデオ回路6は、SPヘッド1或いはEP
ヘッド2によって磁気テープから再生されたビデオ信号
に対して規定の信号処理を行い、得られたビデオ信号を
出力する。
【0021】ヘッド切替回路5は、通常状態でのSPモ
ードの場合に、SPヘッド1を使用し且つSPヘッドH
1とH2を交互に使用するためのヘッド切替を行い、ま
た、通常状態でのEPモードの場合に、EPヘッド2を
使用し且つEPヘッドh1とh2を交互に使用するため
のヘッド切替を行う。なお、本実施の形態において、上
記通常状態とは、ヘッドにクロッグが発生していない正
常な状態のことを言う。SPヘッド1或いはEPヘッド
2の何れかでクロッグが発生したときのヘッド切替動作
については後述する。
【0022】ヘッド系サーボ回路7は、CTLヘッド3
からのコントロール信号に基づいて、現在のモードがS
Pモードであるか或いはEPモードであるかを判別し、
その判別したモードに応じた正確な回転速度になるよう
に回転ドラムのサーボを行うと共に、上記ヘッド切替回
路5におけるヘッド切り替えの動作タイミングを示す切
り替え信号を出力する。このヘッド系サーボ回路7は、
上記ヘッド切替回路5に対して、通常状態でのSPモー
ドの場合にはSPヘッド1を使用し且つSPヘッドH1
とH2を交互に使用するためのヘッド切り替えを行わ
せ、また、通常状態でのEPモードの場合にはEPヘッ
ド2を使用し且つEPヘッドh1とh2を交互に使用す
るためのヘッド切り替えを行わせる。なお、SPヘッド
1或いはEPヘッド2の何れかでクロッグが発生したと
きの動作については後述する。
【0023】制御回路9は、以下のような構成を備えて
なる。なお、制御回路9は、本実施の形態であるVHS
方式の4ヘッドビデオデッキ内の各構成要素の動作を制
御するCPU或いはMPUであるが、図1の例では、本
発明にかかる動作を実現するための要部の機能を表す各
ブロックのみを示しており、他のブロックについては省
略している。
【0024】この制御回路9において、コントロール信
号検出部14は、CTLヘッド3がコントロール信号を
出力しているか否か、すなわち、コントロール信号を再
生できているか否かを検出する。当該コントロール信号
検出部14は、当該コントロール信号を検出したとき、
その検出信号をヘッド系サーボ回路制御部13に供給す
る。
【0025】設定レベル発生部12は、予め設定された
所定のレベル値を発生し、比較部12に送る。
【0026】ここで、当該設定レベル発生部12に予め
設定される所定のレベル値は、例えばSPヘッド1やE
Pヘッド2のようなビデオ信号用のヘッドにクロッグが
発生したと仮定したときに、ビデオ回路6から出力され
るであろう信号のレベルよりも少なくとも大きな値であ
り、且つ、それらヘッドにクロッグが発生していない正
常な状態のときにビデオ回路6から出力されるビデオ信
号のレベル(例えば平均レベル)よりも充分小さい値で
ある。
【0027】したがって、ビデオ回路6から出力された
信号のレベルと上記所定のレベル値とを比較し、ビデオ
回路6の出力信号レベルの方が上記所定のレベル値より
小さければ、SPヘッド1やEPヘッド2のうちの現在
使用中のヘッドにクロッグが発生していると考えること
ができ、逆に、所定のレベル値の方が大きければ、現在
使用中のヘッドにクロッグは発生していないと考えるこ
とができる。
【0028】このため、制御回路9の比較部11では、
上記ビデオ回路6から出力された信号のレベルと、上記
設定レベル発生部12からの所定のレベル値とを比較
し、上記ビデオ回路6からの出力信号レベルが上記所定
のレベル値より小さい場合に、その旨を示す信号をヘッ
ド系サーボ回路制御部13に供給する。なお、ビデオ信
号のレベルが所定のレベル値より大きい場合は、必ずし
も比較部11からその旨を示す信号を出力する必要はな
いが、出力するようにすることも可能である。
【0029】ヘッド系サーボ回路制御部13は、上記コ
ントロール信号検出部14からコントロール信号の検出
信号を受け取っており、且つ、上記比較部11から上記
ビデオ回路6の出力信号レベルが所定のレベル値より小
さい旨を示す信号を受け取ったとき、ヘッド系サーボ回
路7に対して、現在使用中のヘッドをコントロール信号
が指定するものでない他のヘッドに切り替えるようにヘ
ッド切替回路5を制御させる。
【0030】より具体的に説明すると、例えば現在のモ
ードがSPモードとなっているような場合において、コ
ントロール信号の検出信号を受け取り、且つ比較部11
からビデオ回路6の出力信号レベルが所定のレベル値よ
り小さい旨を示す信号を受け取ったとき、すなわちチャ
ンネルch1及びch2用の2つのSPヘッドH1,H
2のうち何れか或いは両方のSPヘッド1にクロッグが
発生したとき、ヘッド系サーボ回路制御部13は、ヘッ
ド系サーボ回路7を介してヘッド切替回路5を制御する
ことにより、SPヘッド1の使用を中止させ、クロッグ
が発生していないEPヘッド2を使用させる。このと
き、テープスピードについては、コントロール信号によ
り指定されるスピード、すなわちSPモード時のテープ
スピードのままとし、オートトラッキングコントロール
を再度動作させる。
【0031】また、例えば現在のモードがEPモードと
なっているような場合において、コントロール信号の検
出信号を受け取り、且つ比較部11からビデオ回路6の
出力信号レベルが所定のレベル値より小さい旨を示す信
号を受け取ったとき、すなわちチャンネルch1及びc
h2用の2つのEPヘッドh1,h2のうち何れか或い
は両方のEPヘッド2にクロッグが発生したとき、ヘッ
ド系サーボ回路制御部13は、ヘッド系サーボ回路7を
介してヘッド切替回路5を制御することにより、EPヘ
ッド2の使用を中止させ、クロッグが発生していないS
Pヘッド1を使用させる。このとき、テープスピードに
ついては、コントロール信号により指定されるスピー
ド、すなわちEPモード時のテープスピードのままと
し、オートトラッキングコントロールを再度動作させ
る。
【0032】なお、SPモードのときにEPヘッド2を
使用したり、EPモードのときにSPヘッド1を使用し
たとしても、前述したように、チャンネルch1用のS
PヘッドH1とEPヘッドh1はアジマス角が同じであ
り、また、チャンネルch2用のSPヘッドH2とEP
ヘッドh2もアジマス角が同じであるため、多少の信号
劣化はあるものの、必要充分な品質の信号を再生するこ
とが可能である。
【0033】上述した本実施の形態の4ヘッドビデオデ
ッキにおける通常状態及びクロッグ発生時の全体的な動
作は、例えば図2のようなフローチャートにて表すこと
が可能である。
【0034】本実施の形態の4ヘッドビデオデッキにお
いては、図2に示すように、先ずステップS1として、
コントロール信号の有無、すなわちコントロール信号を
再生できているか否かの判断を行い、コントロール信号
が無い場合には処理を終了し、コントロール信号がある
場合にはステップS2以降の処理に進む。
【0035】次に、ヘッド系サーボ回路7及びテープ走
行系サーボ回路8では、ステップS2として、上記コン
トロール信号に基づいて、現在のモードがSPモードで
あるか或いはEPモードであるのかを判定する。このス
テップS2において、SPモードと判定した場合にはス
テップS3以降の処理に進み、EPモードと判定した場
合には、ステップS6以降の処理に進む。
【0036】上記ステップS2にてSPモードと判定さ
れた場合において、比較部11では、ステップS3とし
て、上記ビデオ回路6からの出力信号レベルと設定レベ
ル発生部12からの所定のレベル値とを比較する。この
ステップS3において、ビデオ回路6からの出力信号レ
ベルが所定のレベル値より大きいと判定されたとき、す
なわち、SPヘッド1にクロッグが発生しておらず正常
であるときには、ステップS4の処理に進む。一方、ス
テップS3において、ビデオ回路6からの出力信号レベ
ルが所定のレベル値より小さいと判定されたとき、すな
わち、SPヘッド1にクロッグが発生したとき考えられ
るときには、ステップS6の処理に進む。
【0037】ステップS3にてビデオ回路6からの出力
信号レベルが所定のレベル値より大きいと判定され、S
Pヘッド1にクロッグが発生しておらず正常であると考
えられるとき、本実施の形態の4ヘッドビデオデッキに
おいては、ステップS4として、ヘッドをSPヘッド
1、テープスピードをSPモードのスピードにて磁気テ
ープの再生を続ける。
【0038】一方、ステップS3にてビデオ回路6から
の出力信号レベルが所定のレベル値より小さいと判定さ
れ、SPヘッド1にクロッグが発生したと考えられると
き、本実施の形態の4ヘッドビデオデッキは、ステップ
S5として、ヘッド系サーボ回路制御部13がヘッド系
サーボ回路7を介してヘッド切替回路5を制御すること
で、使用するヘッドをEPヘッド2側に変更させる。テ
ープスピードについてはSPモードのスピードのまま磁
気テープの再生を続ける。
【0039】また、上記ステップS2にてEPモードと
判定された場合において、比較部11では、ステップS
6として、上記ビデオ回路6からの出力信号レベルと設
定レベル発生部12からの所定のレベル値とを比較す
る。このステップS6において、ビデオ回路6からの出
力信号レベルが所定のレベル値より大きいと判定された
とき、すなわち、EPヘッド2にクロッグが発生してお
らず正常であるときには、ステップS7の処理に進む。
一方、ステップS6において、ビデオ回路6からの出力
信号レベルが所定のレベル値より小さいと判定されたと
き、すなわち、EPヘッド2にクロッグが発生したとき
考えられるときには、ステップS8の処理に進む。
【0040】ステップS6にてビデオ回路6からの出力
信号レベルが所定のレベル値より大きいと判定され、E
Pヘッド2にクロッグが発生しておらず正常であると考
えられるとき、本実施の形態の4ヘッドビデオデッキに
おいては、ステップS7として、ヘッドをEPヘッド
2、テープスピードをEPモードのスピードにて磁気テ
ープの再生を続ける。
【0041】一方、ステップS6にてビデオ回路6から
の出力信号レベルが所定のレベル値より小さいと判定さ
れ、EPヘッド2にクロッグが発生したと考えられると
き、本実施の形態の4ヘッドビデオデッキは、ステップ
S8として、ヘッド系サーボ回路制御部13がヘッド系
サーボ回路7を介してヘッド切替回路5を制御すること
で、使用するヘッドをSPヘッド1側に変更させる。テ
ープスピードについてはEPモードのスピードのまま磁
気テープの再生を続ける。
【0042】以上のように、本発明実施の形態の4ヘッ
ドビデオデッキによれば、ヘッドクロッグ検出後、コン
トロール信号に基づいて指定されるヘッドではない方の
ヘッドに切り替えることによって、画質は若干劣るが、
ビデオの再生画像を見続けることができる可能性を、新
たな構成を付加することなく、殆どコストアップなしに
提供できる。
【0043】また、本実施の形態の4ヘッドビデオデッ
キによれば、コントロール信号が指定するヘッドにクロ
ッグが発生して上述のようにヘッドの切り替えを行い、
その状態のまま再生を継続すると、磁気テープ自身が持
つセルフクリーニング効果によって、本来使用すべきヘ
ッド(コントロール信号が指定するヘッド)がクリーニ
ングされてクロッグの回復がなされる可能性が高くな
り、したがって、本来使用すべきヘッドを再び使用でき
るようになることも期待できる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
磁気記録再生装置においては、磁気ヘッドからの出力が
予め設定した値より小さいとき、コントロール信号から
判別したモードの種類とは異なるモードの磁気ヘッドを
指定させることにより、例えばメモリやその周辺回路を
設ける必要が無く、且つ殆どコストアップさせることな
く、磁気テープから完全に信号を再生できなくなる事態
に陥る可能性を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の磁気記録再生装置の主
要部の概略構成を示すブロック回路図である。
【図2】実施の形態の磁気記録再生装置の制御回路の主
要動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 SPヘッド、 2 EPヘッド、 3 CTLヘッ
ド、 4 テープ走行系、 5 ヘッド切替回路、 6
ビデオ回路、 7 ヘッド系サーボ回路、8 テープ
走行系サーボ回路、 9 制御回路、 11 比較部、
12 設定レベル発生部、 13 ヘッド系サーボ回
路制御部、 14 コントロール信号検出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2以上の種類のモードのそれ
    ぞれに対応する2以上の磁気ヘッドと、少なくとも上記
    各モードの種類の判別に使用可能なコントロール信号を
    磁気テープから再生するコントロール信号再生手段と、
    磁気テープの走行速度を上記コントロール信号から判別
    したモードの種類に応じた速度に設定する走行速度設定
    手段と、使用する磁気ヘッドを切り替えるヘッド切替手
    段と、上記コントロール信号から判別したモードの種類
    に応じて上記ヘッド切替手段に対して何れの磁気ヘッド
    を使用するかを指定するヘッド指定手段とを有する磁気
    記録再生装置において、 上記磁気ヘッドからの出力が予め設定した値より小さい
    とき、上記ヘッド指定手段に対して、上記コントロール
    信号から判別したモードの種類とは異なるモードの磁気
    ヘッドを指定させる指定制御手段を備えることを特徴と
    する磁気記録再生装置。
JP10254232A 1998-09-08 1998-09-08 磁気記録再生装置 Withdrawn JP2000090406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254232A JP2000090406A (ja) 1998-09-08 1998-09-08 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254232A JP2000090406A (ja) 1998-09-08 1998-09-08 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000090406A true JP2000090406A (ja) 2000-03-31

Family

ID=17262109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10254232A Withdrawn JP2000090406A (ja) 1998-09-08 1998-09-08 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000090406A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0210500B2 (ja)
JPS629552A (ja) 信号再生装置
JPH05258403A (ja) 複数セグメント記録におけるトラッキング制御装置
JP2000090406A (ja) 磁気記録再生装置
JPS61114673A (ja) 信号記録再生方式
KR0115143Y1 (ko) 캡스턴 모터 위상제어장치
US5539589A (en) Magnetic reproduction device and method for ensuring reproduction of recorded information by a magnetic head of a same azimuth angle as used to record information
US6363206B1 (en) Method for controlling tracking position during low-speed reproducing in a video cassette recorder
KR0181071B1 (ko) 비디오 카세트 레코더의 트랙킹 방법
US6272280B1 (en) Apparatus for reproducing image data from a tape-shaped recording medium
US5379164A (en) Helical scan system information signal recording/reproducing apparatus using control signal phase data and head height data from memory during control signal drop out
US6674961B1 (en) Magnetic recording device and method, magnetic reproduction device and method, and tape recording medium
JP2719449B2 (ja) テープ走行制御装置
JP2599030B2 (ja) 記録モード制御回路
JPH06131756A (ja) データ記録再生装置
JP3089751B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3045334B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3984254B2 (ja) 再生装置
JP2911329B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH11203749A (ja) 情報再生装置及び情報記録再生装置
KR100209136B1 (ko) 비데오 카세트 레코더의 트랙킹 조절 방법
JP3490890B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0753157Y2 (ja) 磁気テープ記録/再生装置
JPH11203605A (ja) 情報再生装置及び情報記録再生装置
JP2541845B2 (ja) 磁気再生装置のトラッキング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110