JPH11203749A - 情報再生装置及び情報記録再生装置 - Google Patents
情報再生装置及び情報記録再生装置Info
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- JPH11203749A JPH11203749A JP2020798A JP2020798A JPH11203749A JP H11203749 A JPH11203749 A JP H11203749A JP 2020798 A JP2020798 A JP 2020798A JP 2020798 A JP2020798 A JP 2020798A JP H11203749 A JPH11203749 A JP H11203749A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 記録トラック上の特定位置に記録される情報
を、サーチ再生時に確実に再生することができるように
した情報再生装置及び情報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 Ｄ−ＶＨＳモードのサーチ再生時は、所
定時間ＴＦ毎にトラッキング制御パラメータＴＲＣを
「１」ずつインクリメントし、磁気テープ上の記録トラ
ックと、磁気ヘッドの走査軌跡との相対位置を徐々に変
化させる（Ｓ１、Ｓ３、Ｓ５、Ｓ６）。
を、サーチ再生時に確実に再生することができるように
した情報再生装置及び情報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 Ｄ−ＶＨＳモードのサーチ再生時は、所
定時間ＴＦ毎にトラッキング制御パラメータＴＲＣを
「１」ずつインクリメントし、磁気テープ上の記録トラ
ックと、磁気ヘッドの走査軌跡との相対位置を徐々に変
化させる（Ｓ１、Ｓ３、Ｓ５、Ｓ６）。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気テープ上を磁
気ヘッドが斜めに走査して記録した情報を再生する情報
再生装置及び情報記録再生装置に関する。
気ヘッドが斜めに走査して記録した情報を再生する情報
再生装置及び情報記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＶＨＳ（登録商標）規格に準拠したＶＴ
Ｒ（ビデオテープレコーダ）では、周知のように磁気テ
ープ上を磁気ヘッドが斜めに走査して、磁気テープの長
手方向に対して傾斜したトラックに情報が記録される。
Ｒ（ビデオテープレコーダ）では、周知のように磁気テ
ープ上を磁気ヘッドが斜めに走査して、磁気テープの長
手方向に対して傾斜したトラックに情報が記録される。
【０００３】このようなヘリカルスキャン型ＶＴＲにお
いて、記録時と同じテープ速度で再生する場合は、磁気
ヘッドの走査軌跡は、図３に矢線Ａ１，Ａ２で示すよう
になり、記録トラックと一致するが、記録時よりテープ
速度を速めて再生する、いわゆるサーチ再生を行う場合
は、同図に矢線Ｂ１，Ｂ２で示すように記録トラックを
跨ぐような走査軌跡となる。ここで、磁気テープ上のト
ラックは、ヘッドアジマス（磁気ヘッドのギャップと、
記録トラックとの相対角度）の異なる２個の磁気ヘッド
（ＣＨ１、ＣＨ２）を用いて記録されたものであり、ハ
ッチングを付したトラックはＣＨ１のトラックであり、
ハッチングのないトラックはＣＨ２のトラックである。
サーチ再生の場合、ＣＨ１用ヘッドは、例えば矢線Ｂ１
に示す軌跡で走査し、ＣＨ２用ヘッドは、矢線Ｂ２に示
す軌跡で走査する。
いて、記録時と同じテープ速度で再生する場合は、磁気
ヘッドの走査軌跡は、図３に矢線Ａ１，Ａ２で示すよう
になり、記録トラックと一致するが、記録時よりテープ
速度を速めて再生する、いわゆるサーチ再生を行う場合
は、同図に矢線Ｂ１，Ｂ２で示すように記録トラックを
跨ぐような走査軌跡となる。ここで、磁気テープ上のト
ラックは、ヘッドアジマス（磁気ヘッドのギャップと、
記録トラックとの相対角度）の異なる２個の磁気ヘッド
（ＣＨ１、ＣＨ２）を用いて記録されたものであり、ハ
ッチングを付したトラックはＣＨ１のトラックであり、
ハッチングのないトラックはＣＨ２のトラックである。
サーチ再生の場合、ＣＨ１用ヘッドは、例えば矢線Ｂ１
に示す軌跡で走査し、ＣＨ２用ヘッドは、矢線Ｂ２に示
す軌跡で走査する。
【０００４】そして、従来のＶＨＳ規格のＶＴＲでは、
例えばＣＨ１用ヘッドがＣＨ２のトラックを跨ぐときに
ノイズがでるため、このノイズの再生画面上の位置を固
定するために、記録トラックと、磁気ヘッドの走査軌跡
との相対位置関係を例えば図３に示すような状態で固定
するような制御が行われる。
例えばＣＨ１用ヘッドがＣＨ２のトラックを跨ぐときに
ノイズがでるため、このノイズの再生画面上の位置を固
定するために、記録トラックと、磁気ヘッドの走査軌跡
との相対位置関係を例えば図３に示すような状態で固定
するような制御が行われる。
【０００５】また、ＭＰＥＧ（Motion Picture Expert
Group）２トランスポートストリーム等のディジタル信
号を記録再生するためのＤ−ＶＨＳ（登録商標）規格に
準拠したＶＴＲも既に知られている。
Group）２トランスポートストリーム等のディジタル信
号を記録再生するためのＤ−ＶＨＳ（登録商標）規格に
準拠したＶＴＲも既に知られている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ｄ−Ｖ
ＨＳ規格のＶＴＲにおいて、サーチ再生時に上述したＶ
ＨＳ規格のＶＴＲのように記録トラックと、磁気ヘッド
の走査軌跡との相対位置関係を固定してしまうと、以下
のような問題があった。
ＨＳ規格のＶＴＲにおいて、サーチ再生時に上述したＶ
ＨＳ規格のＶＴＲのように記録トラックと、磁気ヘッド
の走査軌跡との相対位置関係を固定してしまうと、以下
のような問題があった。
【０００７】すなわち、Ｄ−ＶＨＳ規格に準拠したＶＴ
Ｒでは、サーチ再生時に記録トラックの下端付近（コン
トロールトラックの近傍）に記録されるサブコードを再
生して、そのサブコードに含まれるプログラムの内容な
ど情報を文字情報に変換し、再生画面（この場合再生画
面には、サーチ再生開始直前のスチル画像が表示され
る）に重畳して表示することが行われるため、記録トラ
ックと、磁気ヘッドの走査軌跡との相対位置関係を固定
してしまうと、サブコードが再生されない状態で固定さ
れる場合があり、そのような場合にはサブコードを全く
再生できず、プログラム内容などを表示できないという
問題があった。
Ｒでは、サーチ再生時に記録トラックの下端付近（コン
トロールトラックの近傍）に記録されるサブコードを再
生して、そのサブコードに含まれるプログラムの内容な
ど情報を文字情報に変換し、再生画面（この場合再生画
面には、サーチ再生開始直前のスチル画像が表示され
る）に重畳して表示することが行われるため、記録トラ
ックと、磁気ヘッドの走査軌跡との相対位置関係を固定
してしまうと、サブコードが再生されない状態で固定さ
れる場合があり、そのような場合にはサブコードを全く
再生できず、プログラム内容などを表示できないという
問題があった。
【０００８】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、記録トラック上の特定位置に記録される情報を、
サーチ再生時に確実に再生することができるようにした
情報再生装置及び情報記録再生装置を提供することを目
的とする。
あり、記録トラック上の特定位置に記録される情報を、
サーチ再生時に確実に再生することができるようにした
情報再生装置及び情報記録再生装置を提供することを目
的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１に記載の発明は、長手方向に対して傾斜したト
ラックに情報が記録された磁気テープから磁気ヘッドに
よって情報を再生する情報再生装置において、磁気テー
プの再生時の走行速度を記録時の走行速度より速めて再
生するときは、磁気テープ上のトラックと、前記磁気ヘ
ッドの走査軌跡との相対位置関係を時間経過に伴って徐
々に変化させるトラッキング制御手段を備えることを特
徴とする。
請求項１に記載の発明は、長手方向に対して傾斜したト
ラックに情報が記録された磁気テープから磁気ヘッドに
よって情報を再生する情報再生装置において、磁気テー
プの再生時の走行速度を記録時の走行速度より速めて再
生するときは、磁気テープ上のトラックと、前記磁気ヘ
ッドの走査軌跡との相対位置関係を時間経過に伴って徐
々に変化させるトラッキング制御手段を備えることを特
徴とする。
【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の情報再生装置において、前記トラッキング制御手段
は、所定時間毎に、所定量ずつ前記相対位置関係を移動
させることを特徴とする。
の情報再生装置において、前記トラッキング制御手段
は、所定時間毎に、所定量ずつ前記相対位置関係を移動
させることを特徴とする。
【００１１】請求項３に記載の発明は、磁気テープの長
手方向に対して傾斜したトラックに磁気ヘッドにより情
報を記録し、該記録された情報を前記磁気ヘッドによっ
て再生する情報記録再生装置において、磁気テープの再
生時の走行速度を記録時の走行速度より速めて再生する
ときは、磁気テープ上のトラックと、前記磁気ヘッドの
走査軌跡との相対位置関係を時間経過に伴って徐々に変
化させるトラッキング制御手段を備えることを特徴とす
る。
手方向に対して傾斜したトラックに磁気ヘッドにより情
報を記録し、該記録された情報を前記磁気ヘッドによっ
て再生する情報記録再生装置において、磁気テープの再
生時の走行速度を記録時の走行速度より速めて再生する
ときは、磁気テープ上のトラックと、前記磁気ヘッドの
走査軌跡との相対位置関係を時間経過に伴って徐々に変
化させるトラッキング制御手段を備えることを特徴とす
る。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図１は、本発明の一実施形態にかか
る情報記録再生装置の要部の構成を示すブロック図であ
り、この情報記録再生装置は、Ｄ−ＶＨＳ規格に準拠
し、ＭＰＥＧ（Motion Picture Expert Group）２トラ
ンスポートストリーム等のディジタル情報を磁気テープ
に記録し、該記録したディジタル情報を磁気テープから
再生すること、及びＶＨＳ規格またはＳ−ＶＨＳ（登録
商標）規格に準拠し、ＮＴＳＣ信号などのアナログビデ
オ信号等のアナログ情報を磁気テープに記録し、該記録
したアナログ情報を磁気テープから再生することがとも
に可能なＶＴＲである。以下の説明では、ディジタル情
報を記録再生するモードをＤ−ＶＨＳモードといい、ア
ナログ情報を記録再生するモードをＶＨＳモードとい
う。本ＶＴＲにおいては、ＶＨＳモードでは、テープ走
行速度が標準速度であるＳＰモード、標準速度の１／２
であるＬＰモード、及び標準速度の１／３であるＥＰモ
ードでの記録再生が可能であり、Ｄ−ＶＨＳモードで
は、標準モード（ＶＨＳモードのＬＰモードと同じテー
プ走行速度）での記録再生が可能である。磁気テープは
カセットに収納され、カセットにはＤ−ＶＨＳ用のカセ
ットであることを示すための情報（具体的には、所定位
置における孔の有無によって示される）が付加されてい
る。
参照して説明する。図１は、本発明の一実施形態にかか
る情報記録再生装置の要部の構成を示すブロック図であ
り、この情報記録再生装置は、Ｄ−ＶＨＳ規格に準拠
し、ＭＰＥＧ（Motion Picture Expert Group）２トラ
ンスポートストリーム等のディジタル情報を磁気テープ
に記録し、該記録したディジタル情報を磁気テープから
再生すること、及びＶＨＳ規格またはＳ−ＶＨＳ（登録
商標）規格に準拠し、ＮＴＳＣ信号などのアナログビデ
オ信号等のアナログ情報を磁気テープに記録し、該記録
したアナログ情報を磁気テープから再生することがとも
に可能なＶＴＲである。以下の説明では、ディジタル情
報を記録再生するモードをＤ−ＶＨＳモードといい、ア
ナログ情報を記録再生するモードをＶＨＳモードとい
う。本ＶＴＲにおいては、ＶＨＳモードでは、テープ走
行速度が標準速度であるＳＰモード、標準速度の１／２
であるＬＰモード、及び標準速度の１／３であるＥＰモ
ードでの記録再生が可能であり、Ｄ−ＶＨＳモードで
は、標準モード（ＶＨＳモードのＬＰモードと同じテー
プ走行速度）での記録再生が可能である。磁気テープは
カセットに収納され、カセットにはＤ−ＶＨＳ用のカセ
ットであることを示すための情報（具体的には、所定位
置における孔の有無によって示される）が付加されてい
る。
【００１３】本実施形態の情報記録再生装置は、図１に
示すように、アナログ情報を磁気テープ５０に記録し、
該磁気テープ５０から再生するためのＶＨＳ用磁気ヘッ
ド１と、ディジタル情報を磁気テープ５０に記録し、該
磁気テープ５０から再生するためのＤ−ＶＨＳ用磁気ヘ
ッド６と、各磁気ヘッドの出力信号を増幅する再生アン
プ３、７と、アナログ情報の記録再生のための信号処理
を行うＶＨＳ信号処理部５と、ディジタル情報の記録再
生のための信号処理を行うＤ−ＶＨＳ信号処理部６と、
当該記録再生装置全体の制御を行うシステム制御部１１
と、磁気ヘッド１、６が搭載された回転ドラム（図示せ
ず）を駆動するドラムモータ１３と、磁気テープ５０を
走行させるキャプスタン（図示せず）を駆動するキャプ
スタンモータ１４と、これらのモータを駆動制御するサ
ーボ部１２とを備えている。
示すように、アナログ情報を磁気テープ５０に記録し、
該磁気テープ５０から再生するためのＶＨＳ用磁気ヘッ
ド１と、ディジタル情報を磁気テープ５０に記録し、該
磁気テープ５０から再生するためのＤ−ＶＨＳ用磁気ヘ
ッド６と、各磁気ヘッドの出力信号を増幅する再生アン
プ３、７と、アナログ情報の記録再生のための信号処理
を行うＶＨＳ信号処理部５と、ディジタル情報の記録再
生のための信号処理を行うＤ−ＶＨＳ信号処理部６と、
当該記録再生装置全体の制御を行うシステム制御部１１
と、磁気ヘッド１、６が搭載された回転ドラム（図示せ
ず）を駆動するドラムモータ１３と、磁気テープ５０を
走行させるキャプスタン（図示せず）を駆動するキャプ
スタンモータ１４と、これらのモータを駆動制御するサ
ーボ部１２とを備えている。
【００１４】磁気ヘッド１及び６は、それぞれ回転ドラ
ム上に１８０度の角度間隔で配置された第１チャネル
（ＣＨ１）用ヘッド及び第２チャネル（ＣＨ２）用ヘッ
ドからなり、ＣＨ１用ヘッド及びＣＨ２用ヘッドを交互
に使用することにより、回転ドラムに１８０°より若干
大きい角度巻き付けられる磁気テープ５０上を斜めに走
査して情報を記録し、該記録した情報を再生する。図３
は、磁気テープ５０上の記録トラックパターンを示す図
であり、磁気テープ５０の下端付近に制御情報としての
コントロールパルスが記録されるコントロールトラック
が設けられている。なお同図において、ハッチングを付
したトラックはＣＨ１のトラック、ハッチングのないト
ラックはＣＨ２のトラックであり、矢線Ａ１，Ａ２はそ
れぞれＣＨ１及びＣＨ２の磁気ヘッドの通常再生時の走
査軌跡を示している。矢線Ｂ１，Ｂ２は、それぞれサー
チ再生時（記録時よりテープ走行速度を速めて再生する
とき）の走査軌跡である。図３に示すような記録トラッ
クパターンは、ＶＨＳ規格に準拠したＶＴＲなどに採用
されている周知のものである。
ム上に１８０度の角度間隔で配置された第１チャネル
（ＣＨ１）用ヘッド及び第２チャネル（ＣＨ２）用ヘッ
ドからなり、ＣＨ１用ヘッド及びＣＨ２用ヘッドを交互
に使用することにより、回転ドラムに１８０°より若干
大きい角度巻き付けられる磁気テープ５０上を斜めに走
査して情報を記録し、該記録した情報を再生する。図３
は、磁気テープ５０上の記録トラックパターンを示す図
であり、磁気テープ５０の下端付近に制御情報としての
コントロールパルスが記録されるコントロールトラック
が設けられている。なお同図において、ハッチングを付
したトラックはＣＨ１のトラック、ハッチングのないト
ラックはＣＨ２のトラックであり、矢線Ａ１，Ａ２はそ
れぞれＣＨ１及びＣＨ２の磁気ヘッドの通常再生時の走
査軌跡を示している。矢線Ｂ１，Ｂ２は、それぞれサー
チ再生時（記録時よりテープ走行速度を速めて再生する
とき）の走査軌跡である。図３に示すような記録トラッ
クパターンは、ＶＨＳ規格に準拠したＶＴＲなどに採用
されている周知のものである。
【００１５】Ｄ−ＶＨＳ信号処理部１０は、入力ディジ
タル信号を記録に適した信号に変換するとともに、磁気
テープからの再生信号に対して記録時と逆の処理を施し
て出力する信号処理回路１０２及びＤ−ＶＨＳ信号処理
部１０の制御を行うＣＰＵ（Central Processing Uni
t）１０１を備えており、ＣＰＵ１０１は双方向シリア
ルデータバス１５を介してシステム制御部１１と接続さ
れている。Ｄ−ＶＨＳ規格では、磁気テープ５０の下端
（コントロールトラック）近傍のサブコード領域にディ
ジタル情報特有のサブコードを記録し、該サブコード領
域からサブコードを再生するので、本実施形態では、信
号処理回路１０２において再生信号中にサブコードが検
出されたときは、その検出情報がＣＰＵ１０１及びデー
タバス１５を介して、システム制御部１１に送信され
る。
タル信号を記録に適した信号に変換するとともに、磁気
テープからの再生信号に対して記録時と逆の処理を施し
て出力する信号処理回路１０２及びＤ−ＶＨＳ信号処理
部１０の制御を行うＣＰＵ（Central Processing Uni
t）１０１を備えており、ＣＰＵ１０１は双方向シリア
ルデータバス１５を介してシステム制御部１１と接続さ
れている。Ｄ−ＶＨＳ規格では、磁気テープ５０の下端
（コントロールトラック）近傍のサブコード領域にディ
ジタル情報特有のサブコードを記録し、該サブコード領
域からサブコードを再生するので、本実施形態では、信
号処理回路１０２において再生信号中にサブコードが検
出されたときは、その検出情報がＣＰＵ１０１及びデー
タバス１５を介して、システム制御部１１に送信され
る。
【００１６】再生アンプ３の出力は、エンベロープ検波
回路４に供給され、その検波出力がシステム制御部１１
に入力される。また、再生アンプ７の出力は、ハイパス
フィルタ８を介してエンベロープ検波回路９に供給さ
れ、その検波出力がシステム制御部１１に入力される。
回路４に供給され、その検波出力がシステム制御部１１
に入力される。また、再生アンプ７の出力は、ハイパス
フィルタ８を介してエンベロープ検波回路９に供給さ
れ、その検波出力がシステム制御部１１に入力される。
【００１７】またキャプスタンの回転速度に比例する周
波数を有するキャプスタンＦＧパルス（ＣＦＧパル
ス）、及び磁気テープ５０のコントロールトラックから
再生されるコントロールパルスが、システム制御部１１
及びサーボ部１２に入力されるとともに、回転ドラムの
回転位相を示すドラムパルス、及び回転ドラムの回転速
度に比例するドラムＦＧパルスがサーボ部１２に入力さ
れる。これらの入力パルスは、周知の磁気ヘッドまたは
パルスジェネレータにより生成されるものである。
波数を有するキャプスタンＦＧパルス（ＣＦＧパル
ス）、及び磁気テープ５０のコントロールトラックから
再生されるコントロールパルスが、システム制御部１１
及びサーボ部１２に入力されるとともに、回転ドラムの
回転位相を示すドラムパルス、及び回転ドラムの回転速
度に比例するドラムＦＧパルスがサーボ部１２に入力さ
れる。これらの入力パルスは、周知の磁気ヘッドまたは
パルスジェネレータにより生成されるものである。
【００１８】システム制御部１１には、さらに磁気テー
プを内蔵するカセットのタイプ（Ｄ−ＶＨＳ用カセット
か、それ以外のカセットか）を示す情報を検出するカセ
ットタイプ検出スイッチ１７が接続されており、そのオ
ンオフ情報が入力される。
プを内蔵するカセットのタイプ（Ｄ−ＶＨＳ用カセット
か、それ以外のカセットか）を示す情報を検出するカセ
ットタイプ検出スイッチ１７が接続されており、そのオ
ンオフ情報が入力される。
【００１９】システム制御部１１は、上記した各入力信
号に基づいて再生中の情報がＶＨＳモードで記録された
ものか、Ｄ−ＶＨＳモードで記録されたものかを判別
し、その判別結果をデータバス１５を介してＣＰＵ１０
１に送信するとともに、その判別結果に応じたモード切
替信号ＭＳＷをＶＨＳ信号処理部５及びスイッチ回路２
に供給する。スイッチ回路２は、Ｄ−ＶＨＳモードであ
るときオンして、ＶＨＳ用磁気ヘッド１の出力を接地す
るように構成されている。システム制御部１１は、さら
に図示しない操作スイッチなどからの入力信号に応じた
当該装置の動作制御を行う。
号に基づいて再生中の情報がＶＨＳモードで記録された
ものか、Ｄ−ＶＨＳモードで記録されたものかを判別
し、その判別結果をデータバス１５を介してＣＰＵ１０
１に送信するとともに、その判別結果に応じたモード切
替信号ＭＳＷをＶＨＳ信号処理部５及びスイッチ回路２
に供給する。スイッチ回路２は、Ｄ−ＶＨＳモードであ
るときオンして、ＶＨＳ用磁気ヘッド１の出力を接地す
るように構成されている。システム制御部１１は、さら
に図示しない操作スイッチなどからの入力信号に応じた
当該装置の動作制御を行う。
【００２０】サーボ部１２はシリアルデータバス１６を
介してシステム制御部１１と接続されており、システム
制御部１１はデータバス１６を介して前記モード判別結
果やトラッキング制御信号（磁気ヘッドと磁気テープ上
の記録トラックとの相対位置を制御する信号）をサーボ
部１２に供給する。サーボ部１２は、各種入力信号に基
づいて、キャプスタンモータ１３及びドラムモータ１４
の駆動制御を行い、記録時は所定の記録トラックパター
ンで磁気テープ５０上に情報が記録されるように制御
し、再生時は磁気テープ上の記録トラックを磁気ヘッド
１または６が所望のパターンで走査するように（図４の
矢線Ａ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２参照）制御する。
介してシステム制御部１１と接続されており、システム
制御部１１はデータバス１６を介して前記モード判別結
果やトラッキング制御信号（磁気ヘッドと磁気テープ上
の記録トラックとの相対位置を制御する信号）をサーボ
部１２に供給する。サーボ部１２は、各種入力信号に基
づいて、キャプスタンモータ１３及びドラムモータ１４
の駆動制御を行い、記録時は所定の記録トラックパター
ンで磁気テープ５０上に情報が記録されるように制御
し、再生時は磁気テープ上の記録トラックを磁気ヘッド
１または６が所望のパターンで走査するように（図４の
矢線Ａ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２参照）制御する。
【００２１】Ｄ−ＶＨＳモードのサーチ再生時において
は、記録トラックの下端付近（コントロールトラックの
近傍）に記録されるサブコードを再生して、そのサブコ
ードに含まれるプログラムの内容など情報を文字情報に
変換し、再生画面（この場合再生画面には、サーチ再生
開始直前のスチル画像が表示される）に重畳して出力さ
れる。
は、記録トラックの下端付近（コントロールトラックの
近傍）に記録されるサブコードを再生して、そのサブコ
ードに含まれるプログラムの内容など情報を文字情報に
変換し、再生画面（この場合再生画面には、サーチ再生
開始直前のスチル画像が表示される）に重畳して出力さ
れる。
【００２２】なお、本発明はサーチ再生時のトラッキン
グ制御方法に特徴があるので、図１では磁気ヘッド１、
６に記録電流を供給する記録アンプ等の回路の図示を省
略している。
グ制御方法に特徴があるので、図１では磁気ヘッド１、
６に記録電流を供給する記録アンプ等の回路の図示を省
略している。
【００２３】図２はシステム制御部１１で所定時間毎に
実行されるトラッキング制御処理のフローチャートであ
る。ステップＳ１では、サーチ再生モードか否かを判別
し、サーチ再生モードでないときは、トラッキング制御
パラメータＴＲＣを通常再生用制御値ＴＲＣ０に設定す
る（ステップＳ２）。トラッキング制御パラメータＴＲ
Ｃは、本実施形態では記録トラック２つ（ＶＨＳモード
では１フレームの画像信号に対応する）分の範囲を２５
３ステップで移動させるパラメータである。すなわち、
ＴＲＣ値を「１」だけインクリメントすると、磁気ヘッ
ドの走査軌跡と記録トラックとの相対位置が、２／２５
３トラック分だけ移動する。ここで通常再生用制御値Ｔ
ＲＣ０は、オートトラッキング制御により得られた最適
値、またはシステム規定値に設定される通常再生用（記
録時と同じテープ速度で再生するとき）の制御値であ
る。オートトラッキング制御は、磁気ヘッドの走査軌跡
と磁気テープ上の記録トラックとの相対位置を変更し、
再生信号レベル（エンベロープ検波回路出力）がほぼ最
大となる最適位置を検出し、トラッキングをその最適位
置に制御するものである。
実行されるトラッキング制御処理のフローチャートであ
る。ステップＳ１では、サーチ再生モードか否かを判別
し、サーチ再生モードでないときは、トラッキング制御
パラメータＴＲＣを通常再生用制御値ＴＲＣ０に設定す
る（ステップＳ２）。トラッキング制御パラメータＴＲ
Ｃは、本実施形態では記録トラック２つ（ＶＨＳモード
では１フレームの画像信号に対応する）分の範囲を２５
３ステップで移動させるパラメータである。すなわち、
ＴＲＣ値を「１」だけインクリメントすると、磁気ヘッ
ドの走査軌跡と記録トラックとの相対位置が、２／２５
３トラック分だけ移動する。ここで通常再生用制御値Ｔ
ＲＣ０は、オートトラッキング制御により得られた最適
値、またはシステム規定値に設定される通常再生用（記
録時と同じテープ速度で再生するとき）の制御値であ
る。オートトラッキング制御は、磁気ヘッドの走査軌跡
と磁気テープ上の記録トラックとの相対位置を変更し、
再生信号レベル（エンベロープ検波回路出力）がほぼ最
大となる最適位置を検出し、トラッキングをその最適位
置に制御するものである。
【００２４】一方サーチ再生モードであるときは、Ｄ−
ＶＨＳモードか否かを判別し（ステップＳ３）、Ｄ−Ｖ
ＨＳモードでない、すなわちＶＨＳモードであるとき
は、トラッキング制御パラメータＴＲＣをサーチ再生用
制御値ＴＲＣＳ０に設定する（ステップＳ４）。サーチ
再生用制御値ＴＲＣＳ０は、磁気ヘッドの走査軌跡と記
録トラックとの相対位置を所望の位置に固定するもので
ある。また、ステップＳ３でＤ−ＶＨＳモードであると
きは、前回ステップＳ６を実行した時点から所定時間Ｔ
Ｆ（例えば１／３０秒）が経過したか否かを判別する
（ステップＳ５）。そして、経過していなければ直ちに
処理を終了し、経過していればトラッキング制御パラメ
ータＴＲＣを「１」だけインクリメントする（ステップ
Ｓ６）。
ＶＨＳモードか否かを判別し（ステップＳ３）、Ｄ−Ｖ
ＨＳモードでない、すなわちＶＨＳモードであるとき
は、トラッキング制御パラメータＴＲＣをサーチ再生用
制御値ＴＲＣＳ０に設定する（ステップＳ４）。サーチ
再生用制御値ＴＲＣＳ０は、磁気ヘッドの走査軌跡と記
録トラックとの相対位置を所望の位置に固定するもので
ある。また、ステップＳ３でＤ−ＶＨＳモードであると
きは、前回ステップＳ６を実行した時点から所定時間Ｔ
Ｆ（例えば１／３０秒）が経過したか否かを判別する
（ステップＳ５）。そして、経過していなければ直ちに
処理を終了し、経過していればトラッキング制御パラメ
ータＴＲＣを「１」だけインクリメントする（ステップ
Ｓ６）。
【００２５】以上のように設定されるトラッキング制御
パラメータＴＲＣは、データバス１６を介してサーボ部
１２に送信され、サーボ部１２はこのパラメータＴＲＣ
の値に応じた記録トラックと磁気ヘッド走査軌跡の相対
位置関係が得られるようにキャプスタンモータ１３の駆
動制御を行う。
パラメータＴＲＣは、データバス１６を介してサーボ部
１２に送信され、サーボ部１２はこのパラメータＴＲＣ
の値に応じた記録トラックと磁気ヘッド走査軌跡の相対
位置関係が得られるようにキャプスタンモータ１３の駆
動制御を行う。
【００２６】このように本実施形態では、Ｄ−ＶＨＳモ
ードにおけるサーチ再生時は、所定時間ＴＦ毎にトラッ
キング制御パラメータＴＲＣを「１」だけインクリメン
トする（２／２５３トラックずつ移動させる）ようにし
たので、サーチ再生時に磁気ヘッド６の走査軌跡と記録
トラックとの相対位置が固定されてサブコードを再生で
きなくなることを防止し、サーチ再生時に常にサブコー
ドから得られる情報を表示装置に出力することが可能と
なる。
ードにおけるサーチ再生時は、所定時間ＴＦ毎にトラッ
キング制御パラメータＴＲＣを「１」だけインクリメン
トする（２／２５３トラックずつ移動させる）ようにし
たので、サーチ再生時に磁気ヘッド６の走査軌跡と記録
トラックとの相対位置が固定されてサブコードを再生で
きなくなることを防止し、サーチ再生時に常にサブコー
ドから得られる情報を表示装置に出力することが可能と
なる。
【００２７】上述した実施形態では、トラッキングを１
／３０秒毎に２／２５３トラックずつ移動させるように
している。移動量をより大きくするとキャプスタンモー
タ１３の一時的な変動が大きくなり、移動後に安定する
までの応答時間も長くなるという問題や、サブコードを
読みとれるトラッキング位置を飛び越してしまう可能性
が大きくなるという問題がある。また移動量をより小さ
くすると、サブコードが読み取れるまでの時間が長くな
るという問題が生ずる。したがって、１回の移動量は、
２／２５３トラック程度が望ましい。また、所定時間Ｔ
Ｆは、１回の移動量を２／２５３トラックとした場合
に、サブコードを確実にしかも早く読み取ることができ
るようにするために、１／３０秒程度に設定することが
望ましい。サーチ時のテープ速度を１４倍速とすると、
約０．６秒（＝１／３０秒×２５３×１／１４）でトラ
ッキングを２トラック分移動させることができる。
／３０秒毎に２／２５３トラックずつ移動させるように
している。移動量をより大きくするとキャプスタンモー
タ１３の一時的な変動が大きくなり、移動後に安定する
までの応答時間も長くなるという問題や、サブコードを
読みとれるトラッキング位置を飛び越してしまう可能性
が大きくなるという問題がある。また移動量をより小さ
くすると、サブコードが読み取れるまでの時間が長くな
るという問題が生ずる。したがって、１回の移動量は、
２／２５３トラック程度が望ましい。また、所定時間Ｔ
Ｆは、１回の移動量を２／２５３トラックとした場合
に、サブコードを確実にしかも早く読み取ることができ
るようにするために、１／３０秒程度に設定することが
望ましい。サーチ時のテープ速度を１４倍速とすると、
約０．６秒（＝１／３０秒×２５３×１／１４）でトラ
ッキングを２トラック分移動させることができる。
【００２８】なお本発明は上述した実施形態に限るもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した
実施形態ではトラッキング制御パラメータＴＲＣを所定
時間ＴＦ毎に「１」だけインクリメントするようにした
が、「２」あるいは「３」ずつインクリメントするよう
にしてもよい。ただし上記した理由であまり大きくする
ことは望ましくない。また、所定時間ＴＦは必ずしも一
定時間でなくてもよい。
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した
実施形態ではトラッキング制御パラメータＴＲＣを所定
時間ＴＦ毎に「１」だけインクリメントするようにした
が、「２」あるいは「３」ずつインクリメントするよう
にしてもよい。ただし上記した理由であまり大きくする
ことは望ましくない。また、所定時間ＴＦは必ずしも一
定時間でなくてもよい。
【００２９】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、磁
気テープの再生時の走行速度を記録時の走行速度より速
めて再生するときは、磁気テープ上のトラックと、磁気
ヘッドの走査軌跡との相対位置関係が時間経過に伴って
徐々に変化するので、記録トラック上の特定位置に記録
される情報を、サーチ再生時に確実に再生することがで
きる。
気テープの再生時の走行速度を記録時の走行速度より速
めて再生するときは、磁気テープ上のトラックと、磁気
ヘッドの走査軌跡との相対位置関係が時間経過に伴って
徐々に変化するので、記録トラック上の特定位置に記録
される情報を、サーチ再生時に確実に再生することがで
きる。
【図１】本発明の一実施形態にかかる情報記録再生装置
の要部の構成を示すブロック図である。
の要部の構成を示すブロック図である。
【図２】図１のシステム制御部で実行されるモード判別
処理のフローチャートである。
処理のフローチャートである。
【図３】磁気テープ上の記録トラックパターン及び磁気
ヘッドの走査軌跡を説明するための図である。
ヘッドの走査軌跡を説明するための図である。
１ ＶＨＳ用磁気ヘッド ３ 再生アンプ ５ ＶＨＳ信号処理回路 ６ Ｄ−ＶＨＳ用磁気ヘッド ７ 再生アンプ １０ Ｄ−ＶＨＳ信号処理回路 １１ システム制御部（トラッキング制御手段） １２ サーボ部
Claims (3)
- 【請求項１】 長手方向に対して傾斜したトラックに情
報が記録された磁気テープから磁気ヘッドによって情報
を再生する情報再生装置において、 磁気テープの再生時の走行速度を記録時の走行速度より
速めて再生するときは、磁気テープ上のトラックと、前
記磁気ヘッドの走査軌跡との相対位置関係を時間経過に
伴って徐々に変化させるトラッキング制御手段を備える
ことを特徴とする情報再生装置。 - 【請求項２】 前記トラッキング制御手段は、所定時間
毎に、所定量ずつ前記相対位置関係を移動させることを
特徴とする請求項１に記載の情報再生装置。 - 【請求項３】 磁気テープの長手方向に対して傾斜した
トラックに磁気ヘッドにより情報を記録し、該記録され
た情報を前記磁気ヘッドによって再生する情報記録再生
装置において、 磁気テープの再生時の走行速度を記録時の走行速度より
速めて再生するときは、磁気テープ上のトラックと、前
記磁気ヘッドの走査軌跡との相対位置関係を時間経過に
伴って徐々に変化させるトラッキング制御手段を備える
ことを特徴とする情報記録再生装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020798A JPH11203749A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 情報再生装置及び情報記録再生装置 |
| EP99300260A EP0933766A3 (en) | 1998-01-16 | 1999-01-13 | Information reproduction apparatus and information recording and reproduction apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020798A JPH11203749A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 情報再生装置及び情報記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11203749A true JPH11203749A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12020731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020798A Pending JPH11203749A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 情報再生装置及び情報記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11203749A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6895167B2 (en) | 2000-04-03 | 2005-05-17 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Information reproducing system and information reproducing method |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP2020798A patent/JPH11203749A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6895167B2 (en) | 2000-04-03 | 2005-05-17 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Information reproducing system and information reproducing method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030506 |