JP2000089846A - クリック機構 - Google Patents

クリック機構

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JP2000089846A
JP2000089846A JP10253365A JP25336598A JP2000089846A JP 2000089846 A JP2000089846 A JP 2000089846A JP 10253365 A JP10253365 A JP 10253365A JP 25336598 A JP25336598 A JP 25336598A JP 2000089846 A JP2000089846 A JP 2000089846A
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JP10253365A
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Toshiaki Yamada
俊明 山田
Kazunori Takahashi
和典 高橋
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なった2種類の操作量で各種の操作を段階
的に操作すること。 【解決手段】 露出調整用のつまみ16は第1スライド
部材22と第2スライド部材24から構成されている。
第1スライド部材22は本体部2202と、本体部22
02から起立する第1操作部2204を備えている。本
体部2202の半部の両側にそれぞれ凹凸部2206が
形成され、凹凸部2206はアーム1806の凸部18
08に係合可能である。本体部2202の裏面には凹凸
部2208が、凹凸部2206の半分のピッチで形成さ
れている。第2スライド部材24は本体部2402と、
本体部2402から起立する第2操作部2404を備
え、第2操作部2404は第1操作部2204の長孔2
205に挿入される。第2スライド部材24のアーム2
408の凸部2410は凹凸部2208に係合可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は異なった2種類の操
作量で各種の操作を段階的に操作できるようにしたクリ
ック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】クリック機構は各種の機器や装置などに
用いられており、一般に、ベース部材に対して移動可能
に配設されたスライド部材と、前記ベース部材とスライ
ド部材間に設けられ、前記移動の方向に間隔をおいたス
ライド部材の複数箇所でスライド部材を係止する係止機
構とを備えている。そして、スライド部材を移動させる
ことで各種の操作を行ない、その移動の方向に間隔をお
いた複数箇所で係止機構によりスライド部材を係止し、
スライド部材にクリック感を持たせ各種の操作が段階的
に行われるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のク
リック機構は単一の係止機構により定まった操作量ずつ
の操作を行なえるものの、この操作量とは異なった操作
量で操作することができず、例えば、より細かな微調整
を行なえないなどの不具合があった。本発明は前記事情
に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、異な
った2種類の操作量で各種の操作を段階的に操作でき、
より細かな微調整なども行なえるようにしたクリック機
構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ベース部材に対して移動可能に配設された第
1スライド部材と、前記ベース部材と前記第1スライド
部材間に設けられ、前記移動の方向に間隔をおいた第1
スライド部材の複数箇所でベース部材に対して第1スラ
イド部材を係止する第1係止機構とを備えたクリック機
構において、前記第1スライド部材に、前記移動の方向
に沿って移動可能に支持された第2スライド部材を設
け、前記第1スライド部材と前記第2スライド部材間
に、前記移動の方向に間隔をおいた第2スライド部材の
複数箇所で第1スライド部材に対して第2スライド部材
を係止する第2係止機構を設けたことを特徴とする。ま
た、本発明は、前記第2係止機構により第2スライド部
材が第1スライド部材に対して係止する複数箇所の相互
の間隔は、前記第1係止機構により第1スライド部材が
ベース部材に対して係止する複数箇所の相互の間隔より
も小さい寸法で形成されていることを特徴とする。ま
た、本発明は、前記第2係止機構により第2スライド部
材が第1スライド部材に対して係止する複数箇所の相互
の間隔は、前記第1係止機構により第1スライド部材が
ベース部材に対して係止する複数箇所の相互の間隔の1
/2の寸法で形成されていることを特徴とする。また、
本発明は、前記ベース部材と第1スライド部材と第2ス
ライド部材は共に板状を呈し、前記第1スライド部材は
ベース部材の裏面に配設され、前記第2スライド部材は
前記第1スライド部材の裏面に配設されていることを特
徴とする。また、本発明は、前記ベース部材には、前記
移動の方向に沿って延在する長孔が貫通形成され、前記
第1スライド部材には、該第1スライド部材をスライド
させるための第1操作部が設けられ、前記第1操作部は
前記長孔に該長孔の延在方向に移動可能に組み込まれる
と共にベース部材の表面に突出していることを特徴とす
る。また、本発明は、前記第1操作部には、前記移動の
方向に沿って延在する第1長孔が第1操作部の突出方向
に貫通形成され、前記第2スライド部材には、該第2ス
ライド部材をスライドさせるための第2操作部が設けら
れ、前記第2操作部は前記第1長孔に該第1長孔の延在
方向に移動可能に組み込まれると共に第2操作部の先端
は第1操作部の先端から突出していることを特徴とす
る。また、本発明は、前記第2係止機構が、前記第1ス
ライド部材または第2スライド部材の一方に設けられた
アームと、前記アームの先端に設けられた凸部と、前記
移動の方向に間隔をおいた第1スライド部材または第2
スライド部材の他方の複数箇所に設けられ前記凸部に係
合可能な凹部とを備え、前記凸部は前記アームの弾性に
より前記凹部に係合する方向に付勢されていることを特
徴とする。また、本発明は、前記アームが前記第1スラ
イド部材または第2スライド部材に一体に形成されてい
ることを特徴とする。また、本発明は、前記第1スライ
ド部材および第2スライド部材が合成樹脂製であること
を特徴とする。また、本発明は、前記第1係止機構が、
第1スライド部材の側部で第1スライド部材の移動方向
に間隔をおいて複数形成された凹部と、前記第1スライ
ド部材の移動方向と交差する方向に変位可能でかつ前記
凹部に係合可能に前記ベース部材に設けられ前記凹部に
係合する方向に付勢された凸部により構成されているこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記ベース部材と第
2スライド部材間に、前記移動の方向に間隔をおいた第
2スライド部材の複数箇所でベース部材に対して第2ス
ライド部材を係止する第3係止機構が設けられているこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記第3係止機構に
より第2スライド部材がベース部材に対して係止する複
数箇所の相互の間隔が、前記第1係止機構により第1ス
ライド部材がベース部材に対して係止する複数箇所の相
互の間隔と等しい寸法で形成されていることを特徴とす
る。また、本発明は、前記第3係止機構が、前記第1ス
ライド部材に対して前記第2スライド部材を移動させ第
2係止機構で係止される第2スライド部材の箇所毎に第
1の状態と第2の状態が切り換わるように形成され、前
記第1の状態は、第1スライド部材が第1係止機構で係
止される毎に同時に第2スライド部材が第3係止機構に
より係止される状態であり、前記第2の状態は、第2ス
ライド部材が第3係止機構で係止される毎に第1スライ
ド部材が第1係止機構で係止されなくなる状態であり、
または、第1スライド部材が第1係止機構で係止される
毎に第2スライド部材が第3係止機構により係止されな
くなる状態であることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクリック機構をカ
メラの露出調整つまみに適用した実施の形態について図
面を参照して説明する。図1はベース部材の長孔の左端
に第1操作部が位置し、かつ、第1操作部の長孔の左端
に第2操作部が位置した状態の露出調整つまみ部分の平
面図、図2は図1の断面正面図、図3はベース部材の長
孔の左端に第1操作部が位置し、かつ、第1操作部の長
孔の右端に第2操作部が位置した状態の露出調整つまみ
部分の平面図、図4は図3の断面正面図、図5はベース
部材の長孔の右端に第1操作部が位置し、かつ、第1操
作部の長孔の右端に第2操作部が位置した状態の露出調
整つまみ部分の平面図、図6は図5の断面正面図、図7
は図1のAA線断面図、図8は図1のBB線断面図、図
9(A)は薄板の平面図、(B)は薄板の正面図、図10
(A)は第1スライド部材の平面図、(B)は第1スライド
部材の断面正面図、図11(A)は第2スライド部材の平
面図、(B)は第2スライド部材の正面図を示す。図2に
おいて符号12はカメラの上ケースを示し、上ケース1
2(特許請求の範囲のベース部材に相当)にはカメラの左
右方向に延在する長孔14が形成され、この長孔14内
でクリック機構15を介して直線移動可能に露出調整つ
まみ16が配設されている。前記上ケース12の裏面に
は、図7、図8に示すように、円柱の支柱1202、ね
じ1204を介して薄板18が上ケース12と平行に配
設され、これにより上ケース12の裏面と薄板18によ
り露出調整つまみ収容空間20が形成されている。
【0006】前記薄板18はばね鋼板製で、図9(A)に
平面図で、(B)に正面図で示すように、細長い矩形板状
の本体部1802と、本体部1802の各長辺の2箇所
から突設された支片部1804と、各長辺の一方の支片
部1804の両側にそれぞれ設けられたアーム1806
を備えている。前記各支片部1804の先端が前記支柱
1202の下端にねじ1204を介して取着され、本体
部1802が上ケース12と平行に配設されている。前
記アーム1806は本体部1802から起立して設けら
れ、アーム1806の面と本体部1802の面は直交し
ている。アーム1806は支片部1804から互いに逆
向きに延出し、基部を中心として先部が揺動できる。詳
細には、本体部1802の上方において前記延在方向と
直交する方向に弾性変形可能である。各アーム1806
の先部にはV字状に屈曲された凸部1808が形成され
ている。
【0007】前記露出調整つまみ16は第1スライド部
材22と第2スライド部材24から構成され、第1スラ
イド部材22と第2スライド部材24は合成樹脂製であ
る。前記第1スライド部材22は、図10(A)に平面図
で、(B)に断面正面図で示すように、細い幅で延在する
本体部2202と、本体部2202の上面で本体部22
02の延在方向の中間部から起立する第1操作部220
4を備えている。前記第1操作部2204は前記長孔1
4から上ケース12の上方に矩形枠状に突出し、長孔1
4内で長孔14の延在方向に直線移動できる寸法で形成
され、さらに、第1操作部2204の内部には長孔14
の延在方向に延在する長孔2205が形成されている。
前記本体部2202の延在方向の半部の両側にはそれぞ
れ凹凸部2206が延在形成され、凹凸部2206は凹
部と凸部が交互に形成されることで構成されている。凹
凸部2206を構成する各凹部は、薄板18のアーム1
806の凸部1808に係合可能に形成されている。な
お、本実施の形態では凹凸部2206の凹部とアーム1
806の凸部1808により第1係止機構101が形成
され、凸部1808はアーム1806の弾性により凹凸
部2206の凹部に係合する方向に常時付勢されてい
る。前記第1操作部2204の両側で本体部2202の
裏面には凹凸部2208が形成され、凹凸部2208は
本体部2202の延在方向と直交する方向に延在する凹
部と凸部が交互に形成されることで構成され、凹凸部2
208の凹部間のピッチは、第1スライド部材22の凹
凸部2206の凹部間のピッチの半分の寸法で形成され
ている。
【0008】前記第2スライド部材24は、図11(A)
に平面図で、(B)に断面正面図で示すように、細い幅で
延在する本体部2402と、本体部2402の上面で本
体部2402の延在方向の中間部から矩形状に起立する
第2操作部2404を備えている。前記第2スライド部
材24の本体部2402の上面に、第1スライド部材2
2の本体部2202の裏面が合わされ、第1スライド部
材22の第1操作部2204の長孔2205内に第2ス
ライド部材24の第2操作部2404が挿入された状態
で、これら第1、第2スライド部材22,24は前記露
出調整つまみ収容空間20に収容され、このように収容
された状態で、第1操作部2204と第2操作部240
4は長孔14から上ケース12の上方に突出する。前記
第2操作部2404は第1操作部2204内において、
長孔2205の延在方向に移動可能な寸法で形成され、
前記第2スライド部材24の本体部2402の上面に、
第1スライド部材22の本体部2202の裏面が合わさ
れ第2操作部2404が第1操作部2204内に挿入さ
れた状態で、第2操作部2404の上端が第1操作部2
204の上端よりも上方に位置するように形成されてい
る。
【0009】そして、前記第2スライド部材24の本体
部2402の上面に、第1スライド部材22の本体部2
202の裏面が合わされ、第1操作部2204内に第2
操作部2404が挿入された状態で、第1スライド部材
22の凹凸部2206が位置しない側の本体部2402
の延在方向の半部の両側にはそれぞれ凹凸部2406が
延在形成されている。凹凸部2406は凹部と凸部が交
互に形成されることで構成され、凹凸部2406を構成
する各凹部は、薄板18のアーム1806の凸部180
8に係合可能で、第1スライド部材22と第2スライド
部材24の凹凸部2206、2406の凹部間のピッチ
は同一の寸法で形成されている。なお、本実施の形態で
は凹凸部2406の凹部とアーム1806の凸部180
8により第3係止機構103が形成され、凸部1808
はアーム1806の弾性により凹凸部2406の凹部に
係合する方向に常時付勢されている。また、本実施の形
態では第1係止機構101を構成する凸部1808と、
第3係止機構103を構成する凸部1808は共に薄板
18に設けられ、薄板18は上ケース12(ベース部材)
に設けられていることから、本実施の形態では、これら
凸部1808は上ケース12(ベース部材)に設けられて
いることになる。
【0010】前記第2操作部2404の両側には、互い
に逆向きに延在するアーム2408が形成され、アーム
2408の先端には凸部2410が形成され、凸部24
10は前記第1スライド部材22の本体部2202の裏
面の凹凸部2208の凹部に係合可能である。前記アー
ム2408は本体部2402内で本体部2402の厚み
方向に基部を中心として先部が揺動でき、弾性変形でき
るように溝2412によりその輪郭が仕切られて形成さ
れている。本実施の形態では凹凸部2208の凹部とア
ーム2408の凸部2410により第2係止機構102
が形成され、凸部2410はアーム2408の弾性によ
り凹凸部2208の凹部に係合する方向に常時付勢され
ている。そして、より詳細に説明すると、第1スライド
部材22の凹凸部2208には、一つの凸部と、その両
側に凹部が二つ形成され、第2スライド部材24の凸部
2410が前記二つの凹部のうちの右側に係合すること
で、第2スライド部材24の第2操作部2404が長孔
2205中右端に位置し、二つの凹部のうちの左側に係
合することで、第2スライド部材24の第2操作部24
04が長孔2205中左端に位置するように構成されて
いる。なお、第1スライド部材22の本体部2202と
第2スライド部材24の本体部2402から不図示の電
気接片が設けられ、これら電気接片は薄板18の不図示
の溝を介して薄板18の下方の導電パターンに接触し、
第2スライド部材24の位置に対応して露出が段階的に
調整されるように構成されている。
【0011】前記第2スライド部材24の本体部240
2の上面に、第1スライド部材22の本体部2202の
裏面が合わされ、第1操作部2204の長孔2205内
に第2操作部2404が挿入された状態で露出調整つま
み収容空間20に配設され、図1に示すように、長孔2
205内で第2操作部2404が左端に位置した状態
で、4つのアーム1806の各凸部1808が対応する
第1スライド部材22の凹凸部2206の凹部と、第2
スライド部材24の凹凸部2406の凹部とに同時に係
合し、かつ、第2スライド部材24のアーム2408の
凸部2410が第1スライド部材22の凹凸部2208
の凹部に係合するように構成されている。そして、第2
操作部2204が長孔2205の左端に位置した状態
で、第1操作部2204に指を触れて長孔14内でスラ
イドさせると、凹凸部2206、2406の凹部の1ピ
ッチ毎にクリック感がえられるように構成されている。
【0012】また、図3、図5に示すように、第1操作
部2204の長孔2205内で第2操作部2404が右
端に位置した状態で、4つのアーム1806のうちの2
つのアーム1806の各凸部1808が対応する第1ス
ライド部材22の凹凸部2206の凹部に係合すると共
に残りの2つのアーム1806の各凸部1808が第2
スライド部材24の凹凸部2406の凸部上に乗り上
げ、または、2つのアーム1806の各凸部1808が
対応する第1スライド部材22の凹凸部2206の凸部
に乗り上げると共に残りの2つのアーム1806の各凸
部1808が第2スライド部材24の凹凸部2406の
凹部に係合し、かつ、第2スライド部材24のアーム2
408の凸部2410が第1スライド部材22の凹凸部
2208の凹部に係合するように構成されている。そし
て、第2操作部2404が長孔2205の右端に位置し
た状態で、第1操作部2204に指を触れて長孔14内
でスライドさせると、アーム1806の凸部1808の
凹凸部2206への係合と、アーム1806の凸部18
08の凹凸部2406への係合とが交互になされ、凹凸
部2206、2406の凹部の半ピッチ毎にクリック感
がえられるように構成されている。
【0013】また、図1に示す第2操作部2404が長
孔2205の左端に位置した状態から第2操作部240
4に指を触れ右端にスライドさせると、図3、図5に示
す状態(特許請求の範囲の第2の状態)となり、また、図
3、図5に示す第2操作部2404が長孔2205の右
端に位置した状態から第2操作部2404に指を触れ左
端にスライドさせると、図1に示す状態(特許請求の範
囲の第1の状態)となるように構成されている。
【0014】本実施の形態のクリック機構15によれ
ば、露出調整の際、第2操作部2404を長孔2205
の左端に位置させた状態で、第1操作部2204に指を
触れて長孔14内でスライドさせると、凹凸部220
6、2406の凹部の1ピッチ毎にクリック感がえら
れ、露出の段階的な調整がなされる。また、第2操作部
2404を長孔2405の右端に位置させた状態で、第
1操作部2204に指を触れて長孔14内でスライドさ
せると、凹凸部2206、2406の凹部の半ピッチ毎
にクリック感がえられ、露出の段階的な調整がよりこま
かくなされる。さらに、第2操作部2404を長孔22
05の左端に位置させた状態で、第1操作部2204に
指を触れて長孔14内でスライドさせたのち、第2操作
部2404に指を触れ長孔2205の右端にスライドさ
せると、凹凸部2206、2406の凹部の半ピッチで
クリック感がえられ、第1操作部2204による露出の
段階的な調整に加えて第2操作部2404によるより細
かな露出の段階的な調整がなされる。また、第2操作部
2404を長孔2205の右端に位置させて、第1操作
部2204を長孔14内でスライドさせた時には、半ピ
ッチでクリック感がえられ、第2操作部2404を長孔
2205の左端にスライドさせると、1ピッチ毎にクリ
ック感が得られるようになる。したがって、本実施の形
態によれば、異なった2種類の操作量で露出調整つまみ
16を操作でき、露出調整をより細かく行なうことがで
きる。
【0015】なお、アーム1806、2408を用いず
に、剛球と、スプリングと、凹部を用いて構成するなど
第1乃至第3係止機構101,102,103の構造は
任意である。また、本発明はカメラの露出補正に限ら
ず、従来においてクリック機構が用いられる箇所、機器
などに広く適用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
ベース部材に対して移動可能に配設された第1スライド
部材と、前記ベース部材と前記第1スライド部材間に設
けられ、前記移動の方向に間隔をおいた第1スライド部
材の複数箇所でベース部材に対して第1スライド部材を
係止する第1係止機構とを備えたクリック機構におい
て、前記第1スライド部材に、前記移動の方向に沿って
移動可能に支持された第2スライド部材を設け、前記第
1スライド部材と前記第2スライド部材間に、前記移動
の方向に間隔をおいた第2スライド部材の複数箇所で第
1スライド部材に対して第2スライド部材を係止する第
2係止機構を設けた構成とした。そのため、本発明のク
リック機構によれば、異なった2種類の操作量で各種の
操作を段階的に操作でき、より細かな微調整なども行な
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベース部材の長孔の左端に第1操作部が位置
し、かつ、第1操作部の長孔の左端に第2操作部が位置
した状態の露出調整つまみ部分の平面図である。
【図2】図1の断面正面図である。
【図3】ベース部材の長孔の左端に第1操作部が位置
し、かつ、第1操作部の長孔の右端に第2操作部が位置
した状態の露出調整つまみ部分の平面図である。
【図4】図3の断面正面図である。
【図5】ベース部材の長孔の右端に第1操作部が位置
し、かつ、第1操作部の長孔の右端に第2操作部が位置
した状態の露出調整つまみ部分の平面図である。
【図6】図5の断面正面図である。
【図7】図1のAA線断面図である。
【図8】図1のBB線断面図である。
【図9】(A)は薄板の平面図、(B)は薄板の正面図であ
る。
【図10】(A)は第1スライド部材の平面図、(B)は第
1スライド部材の断面正面図である。
【図11】(A)は第2スライド部材の平面図、(B)は第
2スライド部材の正面図である。を示す。
【符号の説明】
12 上ケース 14、2205 長孔 15 クリック機構 16 露出調整つまみ 18 薄板 1806、2408 アーム 1808、2410 凸部 22 第1スライド部材 2204 第1操作部 24 第2スライド部材 2404 第2操作部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材に対して移動可能に配設され
    た第1スライド部材と、 前記ベース部材と前記第1スライド部材間に設けられ、
    前記移動の方向に間隔をおいた第1スライド部材の複数
    箇所でベース部材に対して第1スライド部材を係止する
    第1係止機構と、 を備えたクリック機構において、 前記第1スライド部材に、前記移動の方向に沿って移動
    可能に支持された第2スライド部材を設け、 前記第1スライド部材と前記第2スライド部材間に、前
    記移動の方向に間隔をおいた第2スライド部材の複数箇
    所で第1スライド部材に対して第2スライド部材を係止
    する第2係止機構を設けた、 ことを特徴とするクリック機構。
  2. 【請求項2】 前記第2係止機構により第2スライド部
    材が第1スライド部材に対して係止する複数箇所の相互
    の間隔は、前記第1係止機構により第1スライド部材が
    ベース部材に対して係止する複数箇所の相互の間隔より
    も小さい寸法で形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のクリック機構。
  3. 【請求項3】 前記第2係止機構により第2スライド部
    材が第1スライド部材に対して係止する複数箇所の相互
    の間隔は、前記第1係止機構により第1スライド部材が
    ベース部材に対して係止する複数箇所の相互の間隔の1
    /2の寸法で形成されていることを特徴とする請求項1
    または2記載のクリック機構。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材と第1スライド部材と第
    2スライド部材は共に板状を呈し、前記第1スライド部
    材はベース部材の裏面に配設され、前記第2スライド部
    材は前記第1スライド部材の裏面に配設されていること
    を特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載のクリッ
    ク機構。
  5. 【請求項5】 前記ベース部材には、前記移動の方向に
    沿って延在する長孔が貫通形成され、前記第1スライド
    部材には、該第1スライド部材をスライドさせるための
    第1操作部が設けられ、前記第1操作部は前記長孔に該
    長孔の延在方向に移動可能に組み込まれると共にベース
    部材の表面に突出していることを特徴とする請求項1乃
    至4に何れか1項記載のクリック機構。
  6. 【請求項6】 前記第1操作部には、前記移動の方向に
    沿って延在する第1長孔が第1操作部の突出方向に貫通
    形成され、前記第2スライド部材には、該第2スライド
    部材をスライドさせるための第2操作部が設けられ、前
    記第2操作部は前記第1長孔に該第1長孔の延在方向に
    移動可能に組み込まれると共に第2操作部の先端は第1
    操作部の先端から突出していることを特徴とする請求項
    5記載のクリック機構。
  7. 【請求項7】 前記第2係止機構は、前記第1スライド
    部材または第2スライド部材の一方に設けられたアーム
    と、前記アームの先端に設けられた凸部と、前記移動の
    方向に間隔をおいた第1スライド部材または第2スライ
    ド部材の他方の複数箇所に設けられ前記凸部に係合可能
    な凹部とを備え、前記凸部は前記アームの弾性により前
    記凹部に係合する方向に付勢されていることを特徴とす
    る請求項1乃至6に何れか1項記載のクリック機構。
  8. 【請求項8】 前記アームは前記第1スライド部材また
    は第2スライド部材に一体に形成されていることを特徴
    とする請求項7記載のクリック機構。
  9. 【請求項9】 前記第1スライド部材および第2スライ
    ド部材は合成樹脂製であることを特徴とする請求項1乃
    至8に何れか1項記載のクリック機構。
  10. 【請求項10】 前記第1係止機構は、第1スライド部
    材の側部で第1スライド部材の移動方向に間隔をおいて
    複数形成された凹部と、前記第1スライド部材の移動方
    向と交差する方向に変位可能でかつ前記凹部に係合可能
    に前記ベース部材に設けられ前記凹部に係合する方向に
    付勢された凸部により構成されていることを特徴とする
    請求項1乃至9に何れか1項記載のクリック機構。
  11. 【請求項11】 前記ベース部材と第2スライド部材間
    に、前記移動の方向に間隔をおいた第2スライド部材の
    複数箇所でベース部材に対して第2スライド部材を係止
    する第3係止機構が設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至10に何れか1項記載のクリック機構。
  12. 【請求項12】 前記第3係止機構により第2スライド
    部材がベース部材に対して係止する複数箇所の相互の間
    隔は、前記第1係止機構により第1スライド部材がベー
    ス部材に対して係止する複数箇所の相互の間隔と等しい
    寸法で形成されていることを特徴とする請求項11記載
    のクリック機構。
  13. 【請求項13】 前記第3係止機構は、前記第1スライ
    ド部材に対して前記第2スライド部材を移動させ第2係
    止機構で係止される第2スライド部材の箇所毎に第1の
    状態と第2の状態が切り換わるように形成され、前記第
    1の状態は、第1スライド部材が第1係止機構で係止さ
    れる毎に同時に第2スライド部材が第3係止機構により
    係止される状態であり、前記第2の状態は、第2スライ
    ド部材が第3係止機構で係止される毎に第1スライド部
    材が第1係止機構で係止されなくなる状態であり、また
    は、第1スライド部材が第1係止機構で係止される毎に
    第2スライド部材が第3係止機構により係止されなくな
    る状態であることを特徴とする請求項11または12記
    載のクリック機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099090A (ja) * 2007-10-19 2009-05-07 Pfu Ltd 帳票キーワード登録装置、帳票キーワード登録方法、および、プログラム
CN101276230B (zh) * 2007-03-20 2011-05-04 双叶电子工业株式会社 电子装置控制器
JP2017205581A (ja) * 2013-03-26 2017-11-24 ザ ジレット カンパニー リミテッド ライアビリティ カンパニーThe Gillette Company Llc 減速機構

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