JP2000089532A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000089532A
JP2000089532A JP10270568A JP27056898A JP2000089532A JP 2000089532 A JP2000089532 A JP 2000089532A JP 10270568 A JP10270568 A JP 10270568A JP 27056898 A JP27056898 A JP 27056898A JP 2000089532 A JP2000089532 A JP 2000089532A
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Japan
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density correction
toner amount
paper
image forming
correction coefficient
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JP10270568A
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English (en)
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Kazunori Numao
和則 沼尾
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材の表面の平滑度に関わらず、高品質の
出力画像を得ることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 画像形成装置10は、制御部35内に、
記録紙の表面の平滑度に基づいて、最高濃度に対応する
最大トナー量と当該最大トナー量の下で出力画像の階調
特性を補正する濃度補正係数とを決定する変数決定部5
8と、変数決定部58によって決定された最大トナー量
と濃度補正係数とに基づいて、感光体ドラム24に付着
させるトナー量を決定するトナー量決定部60とを備え
ている。また、変数決定部58は、予め定められた複数
の最大トナー量及び濃度補正係数の組を格納する格納部
62と、格納部62に格納された複数の最大トナー量及
び濃度補正係数の組のなかから、いずれか一組を選択す
ることによって、最大トナー量及び濃度補正係数を決定
する選択部64とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体、中間転写
ベルト等の像担持体の表面にトナーを付着させ、該トナ
ーを記録材の表面に転写することによって出力画像を得
る画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】像担持体の表面にトナーを付着させ、当
該トナーを記録材の表面に転写することによって出力画
像を得る画像形成装置は、レーザプリンタ、ファクシミ
リ、複写機等に広く応用されている。かかる画像形成装
置は、出力したい画像の濃度に応じたトナー量を上記像
担持体に付着させ、当該トナーを記録紙等の表面に転写
することで、出力画像の濃淡を表現する。また、出力画
像の階調特性を補正する濃度補正係数を用いてトナー量
を微調整することで、出力画像の品質を向上させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記画像形成
装置から得られた出力画像の品質は、記録材の表面の平
滑度に大きく依存する。すなわち、平滑度の低い記録材
を用いた場合は、出力画像にグロスむら(記録材の繊維
の一部が現れる状態)が生じ、出力画像の品質が低下す
る。一方、平滑度の低い記録材を用いた場合であっても
グロスむらが生じない程度に、最高濃度に対応する最大
トナー量を大きくすることも考えられるが、この場合
は、平滑度の高い記録材への出力画像に、にじみ、汚れ
等が生じ、出力画像の品質が低下する。
【0004】そこで本発明は、記録材の表面の平滑度に
関わらず、高品質の出力画像を得ることができる画像形
成装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の画像形成装置は、像担持体の表面にトナー
を付着させ、当該トナーを記録材の表面に転写すること
によって出力画像を得る画像形成装置であって、記録材
の表面の平滑度に基づいて、最高濃度に対応する最大ト
ナー量と最大トナー量の下で出力画像の階調特性を補正
する濃度補正係数とを決定する変数決定手段と、変数決
定手段によって決定された最大トナー量と濃度補正係数
とに基づいて、像担持体に付着させるトナー量を決定す
るトナー量決定手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】記録材の表面の平滑度に基づいて、最高濃
度に対応する最大トナー量を決定することにより、記録
材の表面の平滑度に応じて、上記最大トナー量を変化さ
せることができる。すなわち、表面の平滑度が低い記録
材に対しては、グロスむらが生じない程度に最大トナー
量を大きくし、表面の平滑度が高い記録材に対しては、
にじみ、汚れ等が生じない程度に最大トナー量を小さく
することができる。
【0007】また、上記最大トナー量と同時に、当該最
大トナー量の下での上記濃度補正係数を決定すること
で、最大トナー量が変化した場合であっても、良好な階
調特性を得ることができる。
【0008】また、本発明の画像形成装置は、変数決定
手段が、予め定められた複数の最大トナー量及び濃度補
正係数の組を格納する格納部と、格納部に格納された複
数の最大トナー量及び濃度補正係数の組のなかから、い
ずれか一組を選択することによって、最大トナー量及び
濃度補正係数を決定する選択部とを有することを特徴と
してもよい。
【0009】格納部に最大トナー量及び濃度補正係数の
組み合わせを複数格納し、選択部によっていずれか一組
を選択することで、最大トナー量及び濃度補正係数の組
み合わせを容易に決定することができる。
【0010】また、本発明の画像形成装置は、記録材の
種類が、当該記録材の表面の平滑度と関連づけられてお
り、選択部が、記録材の種類を選択することにより、最
大トナー量及び濃度補正係数を決定することを特徴とし
てもよい。
【0011】画像形成装置において用いられる記録材の
種類は、通常、数種類に限定されるため、記録材の種類
を表面の平滑度と関連づけておき、記録材の種類を選択
することによって最大トナー量及び濃度補正係数を決定
することで、最大トナー量及び濃度補正係数を極めて容
易に決定することができる。
【0012】本発明の画像形成装置は、フルカラーモー
ドと白黒モードとからなる出力モードが、出力モードそ
れぞれの際に使用される記録材の種類と関連づけられて
おり、選択部が、出力モードを選択することにより、最
大トナー量及び濃度補正係数を決定することを特徴とし
てもよい。
【0013】各出力モードにおいて用いられる記録材の
種類は、固定されている場合が多く、出力モードを記録
材の種類と関連づけておき、出力モードを選択すること
によって最大トナー量及び濃度補正係数を決定すること
で、最大トナー量及び濃度補正係数を極めて容易に決定
することができる。
【0014】また、本発明の画像形成装置は、記録材を
収容する複数の給紙トレイをさらに備え、給紙トレイ
が、当該給紙トレイに収容される記録材の種類と関連づ
けられており、選択部が、給紙トレイを選択することに
より、最大トナー量及び濃度補正係数を決定することを
特徴としてもよい。
【0015】各給紙トレイに収容される記録材の種類
は、固定されている場合が多く、給紙トレイを記録材の
種類と関連づけておき、給紙トレイを選択することによ
って最大トナー量及び濃度補正係数を決定することで、
最大トナー量及び濃度補正係数を極めて容易に決定する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係る画像形成
装置について、図面を参照して説明する。まず、本実施
形態に係る画像形成装置の構成について説明する。図1
は、本実施形態に係る画像形成装置10を示す概略構成
図である。
【0017】画像形成装置10は主に、本体12と、本
体12の上面に設置されたコピーガラス14を開閉自在
に覆うように設けられた自動原稿搬送装置16とを備え
て構成されている。
【0018】本体12の内部には、自動原稿搬送装置1
6によってコピーガラス14上に搬送された移動原稿、
または自動原稿搬送装置16を開いてコピーガラス14
上に載置された固定原稿の画像を読み取って画像信号に
変換する原稿読取部18と、原稿読取部18から受信し
た画像信号に基づいて記録紙(記録材)に可視像を形成
する画像形成部20と、この画像形成部20に対して記
録紙を供給する給紙部22とが設けられている。
【0019】画像形成部12には、図1中のA方向(時
計回り方向)に回転する感光体ドラム24(像担持体)
とB方向(反時計回り方向)に回転する転写ロール25
とが、所定位置(以下、転写位置Pという)にて近接す
るように設けられている。
【0020】感光体ドラム24の周囲には、その回転方
向に沿って、感光体ドラム24を一様に帯電させる帯電
装置26、原稿読取部18から受信した画像信号に基づ
いてレーザビームを照射し、感光体ドラム24の表面に
静電潜像を形成する書き込み装置28、感光体ドラム2
4上に形成された静電潜像をイエロー、マゼンダ、シア
ン、ブラックの4色のトナーで可視化し、現像画像を形
成する4台の現像装置30が設けられており、さらに転
写位置Pを挟んで、転写後に感光体ドラム24上に残留
したトナーを除去するクリーニング装置32が設けられ
ている。
【0021】転写ロール25の内側であって転写位置P
に対向する位置には、感光体ドラム24の表面上に形成
されたトナーによる現像画像を、給紙部22から供給さ
れて感光体ドラム24と転写ロール25との間を搬送さ
れる記録紙に転写する転写器34が備えられている。
【0022】また、画像形成部12には、制御部35が
設けられており、当該制御部35によって帯電装置2
6、書き込み装置28、現像装置30を制御すること
で、感光体ドラム24の表面に付着するトナー量が制御
される。
【0023】さらに、画像形成部20には、上記転写器
34によって記録紙に転写された画像を当該記録紙に定
着させる定着装置36が備えられている。
【0024】給紙部22は、本体12の下部に設けられ
ており、3つの給紙トレイ38,40,42と、給紙ト
レイ38,40,42のそれぞれに設けられた給紙機構
44とを備えている。各給紙トレイ38,40,42
は、記録紙をサイズ別または種類別に積層収容するもの
で、本体12に対して脱着可能に装着されており、これ
らのうちの何れかの給紙トレイから記録紙が送り出され
る。給紙機構44は、給紙トレイ38,40,42の最
も上にある記録紙に当接して記録紙を順次送り出すピッ
クアップローラ46と、このピックアップローラ46に
より送り出された記録紙を受けて画像形成部20に向け
て重送を防止しながら記録紙を送り出すローラ対である
フィードローラ48及びリタードローラ50により構成
されている。ピックアップローラ46及びフィードロー
ラ48は、図示しないモータの駆動により回転し、フィ
ードローラ48と対をなすリタードローラ50は、フィ
ードローラ48の回転に連れ回る。
【0025】また、各給紙トレイ38,40,42から
画像形成部12に向けて、数組のガイドローラ52によ
って記録紙搬送路54が形成されている。従って、各給
紙トレイ38,40,42から送り出された記録紙は、
記録紙搬送路54に沿って、転写位置P、定着装置36
へと順次搬送され、定着装置36の下流側に設けられた
排出ローラ56を介して、外部に排出される。
【0026】図2は、制御部35の詳細構成図である。
制御部35は、記録紙の表面の平滑度に基づいて、最高
濃度に対応する最大トナー量と当該最大トナー量の下で
出力画像の階調特性を補正する濃度補正係数とを決定す
る変数決定部58(変数決定手段)と、変数決定部58
によって決定された最大トナー量と濃度補正係数とに基
づいて、感光体ドラム24に付着させるトナー量を決定
するトナー量決定部60(トナー量決定手段)とを備え
ている。また、変数決定部58は、予め定められた複数
の最大トナー量及び濃度補正係数の組を格納する格納部
62と、格納部62に格納された複数の最大トナー量及
び濃度補正係数の組のなかから、いずれか一組を選択す
ることによって、最大トナー量及び濃度補正係数を決定
する選択部64とを有している。以下各構成要素につい
て詳細に説明する。
【0027】格納部62は、例えばROM(Read
Only Memory)によって構成されている。格
納部62には、画像形成に使用する記録紙の種類毎に、
各記録紙を用いる場合に最適となる最大トナー量及び濃
度補正係数の組み合わせが格納されている。より具体的
には、表面の平滑度の高い一般紙について、イエロー、
マゼンダ、シアン、ブラックの各色についての最大トナ
ー量Ytma1,Mtma1,Ctma1,BKtma
1、及び、濃度補正係数Ylut1,Mlut1,Cl
ut1,BKlut1の組が格納されているとともに、
表面の平滑度の低い特殊紙について、イエロー、マゼン
ダ、シアン、ブラックの各色についての最大トナー量Y
tma2,Mtma2,Ctma2,BKtma2、及
び、濃度補正係数Ylut2,Mlut2,Clut
2,BKlut2の組が格納されている。ここで、同一
種類の記録紙の表面の平滑度は、通常同一と考えられる
ため、上記一般紙、特殊紙等の記録紙の種類は、当該記
録紙の表面の平滑度と関連づけられている。ここで平滑
度とは、JIS P8119に定められた方法で測定さ
れる平滑度をいう。
【0028】上記最大トナー量とは、最高濃度に対応す
るトナー量をいい、例えば、出力画像の濃淡を単位面積
あたりの着色面積の占有率(以下、網点面積率という)
の変化によって表現する場合、網点面積率を100%と
するために使用するトナー量をいう。また、濃度補正係
数とは、上記網点面積率と出力画像の濃度との関係は通
常非線形となることから、網点面積率と出力画像の濃度
(DIN16536に定められた方法で測定)との関係
を線形化し、上記最大トナー量の下での出力画像の階調
特性を補正するための係数をいい、各網点面積率と当該
網点面積率における補正量との関係を配列して記述した
LUT(Look Up Table)によって表現さ
れている。
【0029】選択部64は、用紙選択ボタン66を有し
ており、当該用紙選択ボタン66をOFFとすることに
より一般紙が、ONとすることにより特殊紙がそれぞれ
選択されることになる。
【0030】トナー量決定部60は、変数決定部58に
よって決定された最大トナー量と濃度補正係数とに基づ
いて、感光体ドラム24に付着させるトナー量を決定す
る。より具体的には、出力画像として表現したい濃度を
網点面積率で表現した後、変数決定部58によって決定
された最大トナー量の下で、当該最大トナー量に対応す
る濃度補正係数を表すLUTを参照することにより、感
光体ドラム24に付着させるトナー量を決定する。
【0031】続いて、本実施形態に係る画像形成装置の
作用について説明する。最大トナー量及び濃度補正係数
の選択は、使用者による用紙選択ボタン66の操作によ
って行われる。すなわち、画像形成装置10の動作時
に、用紙選択ボタン66が押されていない状態(用紙選
択ボタンがOFFの状態)であれば、選択部66によっ
て一般紙が記録紙として選択され、一般紙における最大
トナー量Ytma1,Mtma1,Ctma1,BKt
ma1、及び、濃度補正係数Ylut1,Mlut1,
Clut1,BKlut1が、格納部58から読み出さ
れる。その後、当該読み出された最大トナー量及び濃度
補正係数を用いて、トナー量決定部60により、感光体
ドラム24に付着させるトナー量が決定され、画像形成
が行われる。
【0032】一方、画像形成装置10の動作時に、用紙
選択ボタン66が押されている状態(用紙選択ボタンが
ONの状態)であれば、選択部64によって特殊紙が記
録紙として選択され、特殊紙における最大トナー量Yt
ma2,Mtma2,Ctma2,BKtma2、及
び、濃度補正係数Ylut2,Mlut2,Clut
2,BKlut2が、格納部58から読み出される。そ
の後、当該読み出された最大トナー量及び濃度補正係数
を用いて、トナー量決定部60により、感光体ドラム2
4に付着させるトナー量が決定され、画像形成が行われ
る。
【0033】感光体ドラム24にトナーを付着させる際
には、図3に示すように、現像電界を変化させることに
よって現像コントラストを制御し、感光体ドラム24上
に付着するトナー量、すなわち濃度を制御する。当該感
光体ドラム24上に付着するトナーの濃度を制御するこ
とにより、図4に示すように記録紙上のトナー量を制御
することができる。
【0034】本実施形態に係る画像形成装置10は、表
面の平滑度が異なる複数の記録紙の種類(一般紙、特殊
紙)毎に、各記録紙にとって適切な最大トナー量及び濃
度補正係数を格納部62に格納しておき、記録紙の種
類、すなわち記録紙の表面の平滑度に応じて、最大トナ
ー量を決定する。従って、表面の平滑度が低い特殊紙に
対しては、グロスむらが生じない程度に最大トナー量を
大きくし、表面の平滑度が高い一般紙に対しては、にじ
み、汚れ等が生じない程度に最大トナー量を小さくする
ことができる。また、最大トナー量の変化に伴い、当該
最大トナー量の下での濃度補正係数をも変化させること
で、最大トナー量が変化した場合であっても、良好な階
調特性を得ることができる。
【0035】尚、各記録紙にとって適切な最大トナー量
及び濃度補正係数は、実験的に求められる。表1に、代
表的な記録紙の種類と、その表面の平滑度と、適切な最
大トナー量との関係の一例を表す。
【0036】
【表1】
【0037】続いて、本実施形態に係る画像形成装置の
効果について説明する。本実施形態に係る画像形成装置
10は、記録紙の種類、すなわち記録紙の表面の平滑度
に応じて、最大トナー量及び濃度補正係数を決定する。
従って、表面の平滑度が低い特殊紙に対しては、最大ト
ナー量を大きくすることによりグロスむらを防止し、表
面の平滑度が高い一般紙に対しては、最大トナー量を小
さくすることによってにじみ、汚れ等を防止することが
できるとともに、濃度補正係数をも変化させることで、
良好な階調特性を維持することができる。その結果、記
録紙の表面の平滑度に関わらず、高品質の出力画像を得
ることが可能となる。
【0038】また、表面の平滑度が高い一般紙に対して
は、最大トナー量を小さくすることができるため、過剰
のトナーを用いる必要もなく、トナーの消費量を削減す
ることが可能となる。
【0039】さらに、本実施形態に係る画像形成装置1
0においては、記録紙の種類毎に、各記録紙にとって適
切な最大トナー量及び濃度補正係数を格納部62に格納
しておき、使用する記録紙を選択することによって最大
トナー量及び濃度補正係数を決定するため、画像形成時
に、記録紙の表面の平滑度から逐次最大トナー量を算出
するなどという煩雑な手続きが不要となり、極めて容易
に最大トナー量及び濃度補正係数を決定することが可能
となる。
【0040】上記実施形態に係る画像形成装置10に
は、様々な変形が考えられる。図5は、第1の変形例に
係る画像形成装置の制御部70の詳細構成図である。本
変形例にかかる画像形成装置が、上記実施形態に係る画
像形成装置10と異なる点は、特殊紙をさらに3つの種
類に分割し、一般紙及び各特殊紙毎に最大トナー量と濃
度補正係数とを決定する点である。
【0041】本変形例にかかる画像形成装置の制御部7
0について詳細に説明すると、格納部62には、一般紙
について、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各
色についての最大トナー量Ytma1,Mtma1,C
tma1,BKtma1、及び、濃度補正係数Ylut
1,Mlut1,Clut1,BKlut1の組が格納
されていることは、上記実施形態にかかる画像形成装置
10と同様であるが、さらに特殊紙を表面の平滑度に応
じて、特殊紙A、特殊紙B、特殊紙Cの3種に分割し、
特殊紙Aについての最大トナー量Ytma2,Mtma
2,Ctma2,BKtma2、及び、濃度補正係数Y
lut2,Mlut2,Clut2,BKlut2の
組、特殊紙Bについての最大トナー量Ytma3,Mt
ma3,Ctma3,BKtma3、及び、濃度補正係
数Ylut3,Mlut3,Clut3,BKlut3
の組、特殊紙Cについての最大トナー量Ytma4,M
tma4,Ctma4,BKtma4、及び、濃度補正
係数Ylut4,Mlut4,Clut4,BKlut
4の組がそれぞれ格納されている。
【0042】また、選択部64は、OFF状態と3つの
ON状態(以下ON−A,ON−B,ON−Cという)
を選択することが可能な用紙選択ボタン72を有してお
り、用紙選択ボタン72をOFF状態とすることにより
一般紙が、ON−A,ON−B,ON−Cとすることに
より、それぞれ特殊紙A、特殊紙B、特殊紙Cが選択さ
れ、それぞれの記録紙に応じた最大トナー量及び濃度補
正係数が決定される。
【0043】本変形例の如く、表面の平滑度に応じて、
特殊紙をさらに複数の範疇に分割し、各特殊紙毎に最大
トナー量及び濃度補正係数を決定することで、表面の平
滑度が比較的高い特殊紙について必要以上に最大トナー
量を大きくする必要が無くなり、トナーの消費量を削減
することが可能となる。
【0044】図6は、第2の変形例に係る画像形成装置
の制御部80の詳細構成図である。本変形例にかかる画
像形成装置が、上記第1の変形例に係る画像形成装置と
異なる点は、特殊紙をの種類を、通常広く使用されてい
る特殊紙であるL紙、4024紙、R紙と限定した点で
ある。尚、各特殊紙の表面の平滑度は、表1に示すとお
りである。
【0045】本変形例にかかる画像形成装置の制御部8
0について詳細に説明すると、格納部62には、一般紙
について、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各
色についての最大トナー量Ytma1,Mtma1,C
tma1,BKtma1、及び、濃度補正係数Ylut
1,Mlut1,Clut1,BKlut1の組が格納
されていることは、上記第1の変形例にかかる画像形成
装置と同様であるが、さらに、L紙についての最大トナ
ー量Ytma2,Mtma2,Ctma2,BKtma
2、及び、濃度補正係数Ylut2,Mlut2,Cl
ut2,BKlut2の組、4024紙についての最大
トナー量Ytma3,Mtma3,Ctma3,BKt
ma3、及び、濃度補正係数Ylut3,Mlut3,
Clut3,BKlut3の組、R紙についての最大ト
ナー量Ytma4,Mtma4,Ctma4,BKtm
a4、及び、濃度補正係数Ylut4,Mlut4,C
lut4,BKlut4の組がそれぞれ格納されてい
る。
【0046】また、選択部64は、OFF状態と3つの
ON状態(以下ON−L,ON−4024,ON−Rと
いう)を選択することが可能な用紙選択ボタン82を有
しており、用紙選択ボタン82をOFF状態とすること
により一般紙が、ON−L,ON−4024,ON−R
とすることにより、それぞれL紙、4024紙、R紙が
選択され、それぞれの記録紙に応じた最大トナー量及び
濃度補正係数が決定される。
【0047】本変形例の如く、特殊紙の種類を、通常広
く使用されている特殊紙であるL紙、4024紙、R紙
と限定し、各特殊紙毎に最大トナー量及び濃度補正係数
を決定することで、各特殊紙について最適な最大トナー
量及び濃度補正係数を決定することが可能となり、特殊
紙に転写される出力画像の品質が極めて良好になるとと
もに、過剰なトナー消費を防止することが可能となる。
【0048】図7は、第3の変形例に係る画像形成装置
の制御部90の詳細構成図である。本変形例にかかる画
像形成装置が、上記実施形態に係る画像形成装置10と
異なる点は、フルカラーモードと白黒モードとからなる
出力モードと、各出力モードの際に使用される記録材の
種類とが関連づけられており、当該出力モードを選択す
ることによって最大トナー量及び濃度補正係数が決定さ
れる点である。
【0049】本変形例にかかる画像形成装置の制御部9
0について詳細に説明すると、格納部62には、フルカ
ラーモードで使用される一般紙について、イエロー、マ
ゼンダ、シアン、ブラックの各色についての最大トナー
量Ytma1,Mtma1,Ctma1,BKtma
1、及び、濃度補正係数Ylut1,Mlut1,Cl
ut1,BKlut1の組と、白黒モードで使用される
特殊紙について、ブラックについての最大トナー量BK
tma2及び濃度補正係数BKlut2の組が格納され
ている。
【0050】また、選択部64には、フルカラーモード
と白黒モードとのうちいずれかを選択する出力モード選
択機構92が設けられている。かかる出力モード選択機
構92によって、フルカラーモードが選択された場合
は、格納部62に格納された一般紙における最大トナー
量及び濃度補正係数が読み出され、また、白黒モードが
選択された場合は、特殊紙における最大トナー量及び濃
度補正係数が読み出されて、トナー量決定部60によっ
て用いられる。
【0051】フルカラーモードでは表面の平滑度が高い
記録紙を用い、白黒モードでは表面の平滑度の低い記録
紙を用いることが多く、本変形例に係る画像形成装置
は、出力モードと記録紙の種類とを関連づけ、出力モー
ドを選択することによって最大トナー量及び濃度補正係
数が決定する。従って、使用者の操作(例えば、用紙選
択ボタンの操作)を必要とすることなく、記録紙の種類
に応じた最大トナー量及び濃度補正係数を容易かつ自動
的に決定することができる。
【0052】図8は、第4の変形例に係る画像形成装置
の制御部100の詳細構成図である。本変形例にかかる
画像形成装置が、上記実施形態に係る画像形成装置10
と異なる点は、各給紙トレイと各給紙トレイに収容され
る記録紙の種類とが関連づけられており、給紙トレイを
選択することにより最大トナー量及び濃度補正係数が決
定される点である。
【0053】本変形例にかかる画像形成装置は、図1の
上段の給紙トレイ38にはL紙、中段の給紙トレイ40
には4024紙、下段の給紙トレイ42にはR紙がそれ
ぞれ格納されており、制御部100を構成する格納部6
2には、L紙についての最大トナー量Ytma1,Mt
ma1,Ctma1,BKtma1、及び、濃度補正係
数Ylut1,Mlut1,Clut1,BKlut1
の組、4024紙についての最大トナー量Ytma2,
Mtma2,Ctma2,BKtma2、及び、濃度補
正係数Ylut2,Mlut2,Clut2,BKlu
t2の組、R紙についての最大トナー量Ytma3,M
tma3,Ctma3,BKtma3、及び、濃度補正
係数Ylut3,Mlut3,Clut3,BKlut
3の組がそれぞれ格納されている。
【0054】また、選択部64には、各給紙トレイ3
8,40,42のうちいずれかを選択する給紙トレイ選
択機構102が設けられている。かかる給紙トレイ選択
機構102によって、上段の給紙トレイ38が選択され
た場合は、格納部62に格納されたL紙における最大ト
ナー量及び濃度補正係数が読み出され、中段の給紙トレ
イ40が選択された場合は、4024紙における最大ト
ナー量及び濃度補正係数が読み出され、また、下段の給
紙トレイ42が選択された場合は、格納部62に格納さ
れたR紙における最大トナー量及び濃度補正係数が読み
出されて、トナー量決定部60によって用いられる。
【0055】本変形例の画像形成装置は、各給紙トレイ
38,40,42と、各給紙トレイ38,40,42に
収容される紙の種類とを関連づけ、給紙トレイを選択す
ることによって最大トナー量及び濃度補正係数を決定す
る。従って、使用者の操作を必要とすることなく、記録
紙の種類に応じた最大トナー量及び濃度補正係数を容易
かつ自動的に決定することができ、使用者の操作ミスに
起因するプリントミスが防止される。
【0056】ここで、各給紙トレイ38,40,42
と、各給紙トレイ38,40,42に収容される紙の種
類との関連づけは、各給紙トレイ38,40,42に所
定の種類の記録紙を収容する際に、タッチパネルなどか
らマニュアル入力によって行っても良いし、各給紙トレ
イ38,40,42毎に記録紙の表面の平滑度を測定す
るセンサを設け、このセンサからの出力に応じて行って
も良い。
【0057】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、記録材の表面
の平滑度に基づいて、最高濃度に対応する最大トナー量
を決定することにより、記録材の表面の平滑度に応じ
て、上記最大トナー量を変化させることができ、表面の
平滑度が低い記録材に対しては、グロスむらが生じない
程度に最大トナー量を大きくし、表面の平滑度が高い記
録材に対しては、にじみ、汚れ等が生じない程度に最大
トナー量を小さくすることができる。また、上記最大ト
ナー量と同時に、当該最大トナー量の下での上記濃度補
正係数を決定することで、最大トナー量が変化した場合
であっても、良好な階調特性を得ることができる。その
結果、記録材の表面の平滑度に関わらず、高品質の出力
画像を得ることができる。
【0058】また、本発明の画像形成装置においては、
格納部に最大トナー量及び濃度補正係数の組み合わせを
複数格納し、選択部によっていずれか一組を選択するこ
とで、最大トナー量及び濃度補正係数の組み合わせを容
易に決定することができる。
【0059】また、本発明の画像形成装置においては、
記録材の種類を表面の平滑度と関連づけておき、記録材
の種類を選択することによって最大トナー量及び濃度補
正係数を決定することで、最大トナー量及び濃度補正係
数を極めて容易に決定することができる。
【0060】また、本発明の画像形成装置においては、
出力モードあるいは給紙トレイと記録材の種類とを関連
づけておき、出力モードあるいは給紙トレイを選択する
ことによって最大トナー量及び濃度補正係数を決定する
ことで、使用者の操作を介することなく、最大トナー量
及び濃度補正係数を容易かつ自動的に決定することがで
きる。その結果、使用者の操作ミスに起因する出力ミス
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像形成装置の概略構成図である。
【図2】 制御部の詳細構成図である。
【図3】 現像コントラストと感光体ドラム上の濃度と
の関係を示すグラフである。
【図4】 記録紙上のトナー量と感光体ドラム上の濃度
との関係を示すグラフである。
【図5】 制御部の詳細構成図である。
【図6】 制御部の詳細構成図である。
【図7】 制御部の詳細構成図である。
【図8】 制御部の詳細構成図である。
【符号の説明】
10…画像形成装置、12…本体、14…コピーガラ
ス、16…自動原稿搬送装置、18…原稿読み取り部、
20…画像形成部、22…給紙部、24…感光体ドラ
ム、25…転写ロール、26…帯電装置、28…書き込
み装置、30…現像装置、32…クリーニング装置、3
4…転写器、35,70,80,90,100…制御
部、36…定着装置、38,40,42…給紙トレイ、
44…給紙機構、46…ピックアップローラ、48…フ
ィードローラ、50…リタードローラ、52…ガイドロ
ーラ、54…記録紙搬送路、56…排出ローラ、58…
変数決定部、60…トナー量決定部、62…格納部、6
4…選択部、66,72,82…用紙選択ボタン、92
…出力モード選択機構、102…給紙トレイ選択機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面にトナーを付着させ、該
    トナーを記録材の表面に転写することによって出力画像
    を得る画像形成装置において、 前記記録材の表面の平滑度に基づいて、最高濃度に対応
    する最大トナー量と前記最大トナー量の下で前記出力画
    像の階調特性を補正する濃度補正係数とを決定する変数
    決定手段と、 前記変数決定手段によって決定された前記最大トナー量
    と前記濃度補正係数とに基づいて、前記像担持体に付着
    させるトナー量を決定するトナー量決定手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記変数決定手段は、 予め定められた複数の前記最大トナー量及び前記濃度補
    正係数の組を格納する格納部と、 前記格納部に格納された複数の前記最大トナー量及び前
    記濃度補正係数の組のなかから、いずれか一組を選択す
    ることによって、前記最大トナー量及び前記濃度補正係
    数を決定する選択部とを有することを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記記録材の種類は、該記録材の表面の
    平滑度と関連づけられており、 前記選択部は、 前記記録材の種類を選択することにより、前記最大トナ
    ー量及び前記濃度補正係数を決定することを特徴とする
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 フルカラーモードと白黒モードとからな
    る出力モードは、前記出力モードそれぞれの際に使用さ
    れる前記記録材の種類と関連づけられており、 前記選択部は、 前記出力モードを選択することにより、前記最大トナー
    量及び前記濃度補正係数を決定することを特徴とする請
    求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記録材を収容する複数の給紙トレイ
    をさらに備え、 前記給紙トレイは、該給紙トレイに収容される前記記録
    材の種類と関連づけられており、 前記選択部は、 前記給紙トレイを選択することにより、前記最大トナー
    量及び前記濃度補正係数を決定することを特徴とする請
    求項3に記載の画像形成装置。
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