JP2014106486A - 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】給紙するシートがシート格納部に設定された種類と一致しない場合、定着器による影響で再利用できなくなることを抑制することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】シートを格納する複数の格納手段と、格納されるシートの種別を設定する設定手段と、各格納手段から給紙されるシートの特徴量を検知する検知手段と、検知される特徴量から給紙されたシートの種類を特定する特定手段と、特定されるシートの種類と各シート格納手段に設定されたシートの種類が類似するかどうかを判断する判断手段と、給紙されるシートの種類が各格納手段に設定されたシートの種類に類似すると判断した場合、定着器を通過させるようにシートを搬送させ、シートの種類が各格納手段に設定されたシートの種類と類似しないと判断した場合、定着器を通過させることなく排紙する搬送先へシートを搬送させるように搬送先を切り替える。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
複写機等の印刷装置に用いられる画像記録方式として、電子写真方式が知られている。電子写真方式は、レーザビームを利用して感光ドラム上に潜像を形成して、帯電した色材(以下、トナーと称する)により現像するものである。画像の記録は、現像されたトナーによる画像をシートに転写して定着させることにより行う。
近年、電子写真方式の印刷装置として、特にトナーの色数と同数の現像機および感光ドラムを備え、画像搬送ベルト上や、シート上に順次異なる色の画像を転写する印刷装置が増えている。
これらの印刷装置においては、給紙カセットもしくは手差しトレイに設置されたシートの特徴に応じて画像形成条件を変えることが行われている。
例えば、画像形成コントローラはドラムへのシートの巻きつき防止やトナーの付着特性向上などのために、感光体へのレーザー露光量や現像バイアスなどのプロセス条件、定着時のプロセススピードや定着器の加熱、加圧温度調整などを変更する制御を行っている。ここでは、ユーザが給紙カセット毎に格納するシートの種別や坪量(板紙1m当たりの重量「g/m 」)をUI上から選択、入力することでシートの特徴を定義している。
また、色味補正のために起動時のウォームアップ終了後に、階調パターンなどの特定パターンを給紙カセット毎の前記画像形成条件下でシート(記録材)上に印字する。その階調パターンをスキャナなどの画像読取装置で読み取り、その情報を色変換用LUT(ルックアップテーブル)の画像形成条件にフィードバックさせる。
さらに、濃度補正のために非画像形成領域に感光体上等にC,M,Y,Kの単色現像パッチを形成する。そしてフォトセンサによる出力をあらかじめ決められた濃度変換テーブルを用いて濃度変換し、その値を用いて階調補正用のLUTに対してγ補正による濃度制御を行っている。
このようにシートの特徴に応じた画像形成条件の変更が画像形成の生産性の安定化や高画質化に寄与している。
また、特に軽印刷業界においては、それらの生産性の安定化、高画質化のさらなる向上が求められている。さらにユーザの要求する出力物の色味や質感に応じて最適なシートを選択して画像形成させるためシートの種類は多種多様化している。
例えば用紙の坪量、表面性などの特徴から分類される「普通紙」、「厚紙」、「薄紙」、「コート紙」などがある。このためこれらの紙種を用いた複数部数の印刷に対応するために複数の給紙カセットを有する印刷装置がある。これらの給紙カセットに対してはユーザもしくは軽印刷業界ではオペレーターがジョブによって給紙カセットのシートの交換を行い用紙選択の設定を行ったり、保管、管理をしたりしている。そのためユーザが給紙カセットに対する紙種を把握している必要があることや、人間の目視では判別しにくいために人為的なミスが発生することがある。またオフィスなどにおいて複数のユーザが印刷装置の給紙カセットに給紙する場合に1つの給紙カセットに様々な紙種のシートが混載してしまう場合がある。
それらのミスを回避するために、給紙カセットから給紙されたシートの紙種情報を取得しその紙種にあった画像形成条件に変更して画像形成処理を行う手法が考えられている。普通紙、OHPシートを自動的に判別して転写プロセスや定着スピードを変更、また誤挿入の場合は白紙を排出するという提案がなされている(例えば特許文献1)。
また、シートの紙厚を自動検出して適正な画像形成条件で処理する提案がなされている(例えば特許文献2)。
特開平8−254927号公報 特開2002−167081号公報
しかしながら、従来手法においては、紙種検出後にその紙種に合わせた画像形成条件に設定を変更して出力する手法のため定着温度調整に時間が掛かるため効率が落ちる課題がある。
また、光沢度や色味については坪量が同等な紙種同士では透過光センサからは違いが判断できないという課題もある。ユーザが所望しない紙種に画像形成されるために色味や質感が異なってしまうという問題があった。
さらに、白紙を出力するために画像形成せずに通常の紙搬送路を通過して排紙する場合は、シートが定着器を通過するためにシートの特性が変化してしまう問題があった。例えば定着器による加熱によってシートが収縮し、シートの特性の変化が発生する。このため両面印刷時にシートの収縮分を加味した画像サイズや傾きの幾何補正が行われている。したがって定着器を通過したシートを再利用場合はこれらのサイズ調整を加味した設定に画像形成条件を変更しなければならない。また定着器での定着オイルの付着などによるシートの表面性の変化が発生する。このため再利用時にはトナーの付着不良の可能性がある。このように画像形成を行わなくても定着器を経由したシートは排紙したとしても再利用は不可能となってしまうため無駄になってしまうという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、給紙するシートの種類がシート格納部に設定された種類と一致しないシートが、定着器の影響によって再利用できなくなることを抑制する仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
シートに熱定着処理を行う定着手段と、シートを格納する複数のシート格納手段と、各シート格納手段に格納するシートの種別を設定する設定手段と、各シート格納手段から給紙されるシートの特徴量を検知する検知手段と、検知される特徴量から給紙されたシートの種類を特定する特定手段と、特定されるシートの種類と、各シート格納手段に設定されたシートの種類が類似するかどうかを判断する判断手段と、特定されるシートの種類が各シート格納手段に設定されたシートの種類に類似すると判断した場合、前記定着手段を通過させるように当該シートを搬送させ、特定されるシートの種類が各シート格納手段に設定されたシートの種類に類似しないと判断した場合、前記定着手段を通過させることなく排紙する搬送先へ当該シートを搬送させるように搬送先を切り替え制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、給紙するシートの種類がシート格納部に設定された種類と一致しないシートが、定着器の影響によって再利用できなくなることを抑制することができる。
印刷装置の構成を説明するブロック図である。 本実施形態を示す印刷装置の構成を説明する断面図である。 電荷蓄積型センサの構成を説明する平面図である。 光沢度の特性を説明する図である。 光沢度の特性を説明する図である。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。 印刷装置で表示されるUI画面を説明する図である。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。本例では、各実施形態に共通する印刷装置の例として、電子写真方式のカラー印刷装置を例として構成を説明する。
図1において、カラー印刷装置は、画像形成部403と画像処理部402により構成し、画像処理部402でビットマップ画像情報を生成し、それに基づき画像形成部403がシート上への画像形成を行う。本実施形態では、給紙されるシートの特徴情報を検知するためのカラーセンサ50が、後述する図2に示すように複数の給紙カセット21a,21b,21c,21dから給紙されるシートを給紙する搬送路上に設けられている。ここで、カラーセンサ50は、給紙カセット21aの近傍下流位置に配置されている。なお、カラーセンサ50は、給紙されたシートの搬送先を切り替える排紙トレイ切替器70の配置位置よりも上流側に設けられるように構成されている。また、本実施形態では、カラーセンサ50と排紙トレイ切替器70とがシステムバス101に接続される態様としているが、デバイスI/F107に接続される態様であってもよい。
コントローラ401は、画像入力装置である不図示のスキャナや画像出力装置である画像処理部402と接続し、一方では不図示のLAN、公衆回線などのネットワークと接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うためのコントローラである。システムバス101は、PCIバスまたはIEEE1394などの高速バスで構成される。図1には、本実施例に関わるデバイスのみを図示する。システムバス101には、MFPに必要な不図示のネットワーク接続I/F、スキャナI/Fが接続されている。
CPU102はデジタル複合機全体を制御するコントローラとして機能する。
RAM104はCPU102が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリとしても利用される。
ROM103はブートROMとして利用され、デジタル複合機のブートプログラムが格納されている。
外部メモリI/F105はHDDなどの外部メモリI/Fで、外部記憶装置に格納されているデータを読み書きすることが可能である。
外部記憶部106は、HDDやDDR3メモリやNAND Flashメモリなどの外部メモリである。システムソフトウェア、画像データ、アドレス帳などの個人データの他に本実施例に必要な給紙カセットのシートの特徴量や色味補正に用いるパッチパターンなどを格納する記憶部である。
デバイスI/F107は、画像処理部402、画像形成部403と通信しプリント実行コマンドを発行や画像データを転送したり、エンジンステータスを読み込んだりすることが可能である。
操作部I/F108は、操作部109とコントローラ401を接続する。
操作部109は、スイッチやLEDのみのものから、タッチパネル式のLCD表示部を有しているものまで様々である。操作部109で入力した情報が、操作部I/F108を介して、CPU102に伝えられ、所望の処理を行い、それに伴い操作部109に具備された不図示の表示部に表示を行う。
次に、印刷装置における画像処理部402の処理について説明する。
画像生成手段404は、不図示のコンピュータ装置等から受信する印刷データより、印刷処理が可能なラスターイメージデータを生成し、RGBデータおよび各画素のデータ属性を示す属性データとして画素毎に出力する。
なお、画像生成手段404は、コンピュータ装置等から受信した画像データではなく、印刷装置が備える読取手段からの画像データを扱う構成としても良い。ここでいう読取手段とは、少なくともCCD(Chaerged Couple Device)あるいはCIS(Contact Image sencor)を含むものである。そして、画像生成手段404は、上記読取手段から読み取った画像データに対して、所定の画像処理を行う処理部を合わせて持たせるように構成しても良い。
また、読取手段を印刷装置の内部に備えず、図示しないインターフェースを介して、読取手段から画像データを受け取るように構成しても良い。
405は色変換手段であり、RGBデータを画像処理部402のトナー色にあわせてCMYKデータに変換する。CMKYデータと属性データをビットマップメモリとして機能する記憶部406へ格納する。
記憶部406は、画像処理部402に構成した第1の記憶部であり、印刷処理を行うラスターイメージデータを一旦格納するものである。なお、記憶部406は、1ページ分のイメージデータを格納するページメモリで構成しても良いし、複数ライン分のデータを記憶するバンドメモリとして構成しても良い。
407C,407M,407Y,407Kはハーフトーン処理部であり、記憶部406から出力される属性データおよび各色のデータにγ補正とハーフトーン処理を行う。γ補正は理想的な階調特性に合わせるために濃度補正を行う。ハーフトーン処理部の具体的な構成としては、スクリーン処理によるもの、あるいは誤差拡散処理によるものがある。スクリーン処理は、所定の複数のディザマトリクスおよび入力される画像データ用いて、N値化するものである。また、誤差拡散処理は、入力画像データを所定の閾値と比較することにより、N値化を行い、その際の入力画像データと閾値との差分を以降にN値化処理する周囲画素に対して拡散させる処理である。
408は、印刷装置内部に構成した第2の記憶部であり、ハーフトーン処理部407C,407M,407Y,407Kにより処理されたN値化データを記憶する。
409C,409M,409Y,409Kは、各色でのパッチパターン生成部であり、濃度および色味補正が必要なパッチパターンを生成して後述の転送バッファに転送する。
なお、パッチパターン生成部がシート11上に形成する定着後の濃度および色味補正用のパッチパターンは、色度が近いKによるグレー階調パッチとCMYプロセスグレー階調パッチ、C,M,Y,K単色の階調パッチなどがある。コントローラ401から最適なパッチパターンを選択して予め106の外部記憶部に格納されているスクリーンパターンを読み込んだものから生成される。もしくは内部ロジックで生成されるものとする。ここでは図示しないが画像形成部403内部の濃度センサもしくはカラーセンサによってパターンを読み込まれ色味や濃度補正などに使用される。
410C,410M,410Y,410Kは、記憶部408からのN値化データとパッチパターン生成部409のデータ出力タイミングを画像形成部403の動作と同期をとるために構成したタイミング調整部である。
411C,411M,411Y,411Kはタイミング調整部410の出力データを一時的に保持する転送バッファである。
412はパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)であり、転送バッファ411が出力する色毎の画像データに対して、スキャナ部414C,414M,414Y,414Kの露光時間へ変換される。そして、変換後の画像データは、画像形成部403の印字部415C,415M,415Y,415Kにより出力される。
416C,416M,416Y,416Kは濃度および色味補正に使用されるパッチパターンデータである。外部記憶部106上に階調数やハーフトーン処理部407C,407M,407Y,407Kのハーフトーン処理に応じたパターン種類データが用意されている。これらは、デバイスI/F107を介して画像処理部402のパッチパターン生成部409C,409M,409Y,409Kに読み込まれる。
なお、本実施形態においては、外部記憶部106、記憶部406、記憶部408、転送バッファ411を別構成として説明したが、印刷装置内部もしくは外部に共通の記憶部を構成するようにしても良い。
画像形成部403は、画像処理部402が処理した露光時間に応じて露光光を駆動し、静電潜像を形成して、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成する。この単色トナー像を重ね合わせて混色トナー像を形成し、この混色トナー像をシート11へ転写してそのシート上の混色トナー像を定着させる。
図2は、本実施形態を示す印刷装置の構成を説明する断面図である。本例は、電子写真方式のカラー印刷装置の一例である中間転写体28を採用したタンデム方式のカラー印刷装置20の断面例である。
以下、図2を用いて、電子写真方式のカラー印刷装置20における画像形成部403の動作を説明する。
帯電手段は、Y,M,C,Kの色毎に感光体22Y,22M,22C,22Kを帯電させるための4個の注入帯電器23Y,23M,23C,23Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ23YS,23MS,23CS,23KSを備えている。
感光体22Y,22M,22C,22Kは、駆動モータ40Y,40M,40C,40Kの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光体22Y,22M,22C,22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。露光手段は、感光体22Y,22M,22C,22Kへスキャナ部24Y,24M,24C,24Kより露光光を照射し、感光体22Y,22M,22C,22Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像を形成するように構成している。ここでスキャナ部24Y,24M,24C,24Kは複数の露光光を照射できるマルチレーザービームを備えている。
現像手段は、前記静電潜像を可視化するために、Y,M,C,Kの色毎に現像を行う4個の現像器26Y,26M,26C,26Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ26YS,26MS,26CS,26KSが設けられている。なお、各々の現像器26は脱着が可能である。
転写手段は、感光体22から中間転写体28へ単色トナー像を転写するために、中間転写体28を時計周り方向に回転させる。そして感光体22Y,22M,22C,22Kとその対向に位置する一次転写ローラ27Y,27M,27C,27Kの回転に伴って、単色トナー像を転写する。一次転写ローラ27に適当なバイアス電圧を印加すると共に感光体22の回転速度と中間転写体28の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体28上に転写する。これを一次転写という。
更に転写手段は、ステーション毎に単色トナー像を中間転写体28上に重ね合わせ、重ね合わせた混色トナー像を中間転写体28の回転に伴い二次転写ローラ29まで搬送する。
さらにシート11a,11b,11c,11dをシート格納手段として利用される給紙カセット21a,21b,21c,21dから二次転写ローラ29へ狭持搬送し、シート11に中間転写体28上の混色トナー像を転写する。この二次転写ローラ29に適当なバイアス電圧を印加し、静電的にトナー像を転写する。これを二次転写という。二次転写ローラ29は、シート11上に混色トナー像を転写している間、29aの位置でシート11に当接し、印字処理後は29bの位置に離間する。
定着手段は、シート11に転写された混色トナー像をシート11に溶融定着させるために、シート11を加熱する定着ローラ32とシート11を定着ローラ32に圧接させるための加圧ローラ33を備えている。定着ローラ32と加圧ローラ33は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ34、35が内蔵されている。熱定着処理を行う定着装置31は、混色トナー像を保持したシート11を定着ローラ32と加圧ローラ33により搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーをシート11に定着させる。
トナー定着後のシート11は、その後、両面印刷時は搬送ユニット60に搬送され、その後排出ローラ61によって排紙トレイ62a,62b,62cに排出して画像形成動作を終了する。もしくは再度内部搬送路を通って二次転写ローラ29へ狭持搬送される。また、片面印刷時は排紙トレイ62a,62b,62cに排出して画像形成動作を終了する。
クリーニング手段30は、中間転写体28上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体28上に形成された4色の混色トナー像をシート11に転写した後に残った廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
カラーセンサ50は、図3に示すように白色LED51とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ52により構成される。
なお、図3ではカラーセンサ50および後述する濃度基準板53が1組しか図示していないがシート11上の濃度を並列に読むことができるように複数組が配置されていても良いものとする。白色LED51をシート11に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ52により検知する。
RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ52の受光部は、RGBが独立した画素となっている。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ52の電荷蓄積型センサは、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものでも良い。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でも良い。更には、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。
カラーセンサ50は、給紙カセット21の紙搬送路上の後段に配置されており、シート11上の特徴量の一例としてRGB出力値を検知する。図5aでは、給紙カセット直後の紙搬送路を通過するシート11の表面を読みとることが可能になるように配置される。なお、カラーセンサ50は、後述の排紙トレイ切替器70より前段で検知した結果を判定し排紙トレイ71に切替器が切り替えることが可能な時間を確保できるように配置されるものとする。
濃度基準板53は、XYZ濃度を持つ板である。紙搬送路にシート11が無い場合は、カラーセンサ50は、対面に配置された濃度基準板53の濃度を読みとることが可能となるように配置される。なお、カラーセンサ50は、濃度基準板53を読みとることで色度を算出することが可能である。
この色度はカラーセンサ50のキャリブレーションに使用される。カラーセンサ50は、読み取ったRGB値を電気信号に変換しA/D変換された後、デバイスI/F107を介してコントローラのCPU102にL*a*b*値を送信する。
ここでL*a*b*値とはCIE(国際照明委員会)が定めた色空間の1つであり、Lは輝度、a及びbは色相と彩度を表す。上記カラーセンサ50で送信されたデータをCPU102は、シート11の特徴量から光沢度、色味などを演算により算出して後述の手法でシートの種類を解析して特定する。ここで、シートの種類とは、普通紙、厚紙、コート紙、薄紙等である。基本的には、シートの種類を登録できるものであれば、これらに限定されることはない。
上記特徴量の解析方法について図4、図5に示す特性図を用いて説明する。なお、図4では、光沢度を示し、図5では、横軸は波長を示し、縦軸は反射率を示し、各波形は、光沢度に対応する。
本実施形態ではL*a*b*値や分光反射率等の値を取得可能なカラーセンサ50を用いて、用紙の「紙白」の情報を取得する。L*a*b*値の場合は図4のように3次元のデータであるため少ない情報量で紙白を表すことが可能であるが、その反面、用紙判定の精度は低い。
一方、分光反射率の場合は、図5のように400〜700nmの各波長に対して反射率を取得するため、高次元のデータとなり計算時間がかかるが用紙判定の精度は向上する。例えば、上記波長範囲の場合、10nm間隔でデータを取得すると31次元データとなる。本実施例では用紙の紙白の分光値を用紙情報として上記L*a*b*値を用いるが、その限りでなく、高次元のデータ処理が可能、あるいは、演算処理の速さを重視しないシステムであれば、分光反射率を用いても良い。
また、用紙情報を取得するセンサの種類は分光センサに限られてはおらず、例えば、透過率から算出される用紙の厚みを用紙情報として取得するために公知の透過率センサを用いてもよい。
また、これらのセンサを単独で使用するのではなく、複数種のセンサを組み合わせて複数の用紙情報を取得し、それらを組み合わせて後述の用紙使用可否判定に用いてもよい。さらに、本実施例では、センサの設置箇所は、紙搬送路上に設置しているが、センサの設置位置は紙搬送路上ではなく給紙カセット21d〜21d内部、あるいは、プリンタ外部のセンサを用いてもよい。
排紙トレイ切替器70は、CPU102が制御を行うことでシート11を定着器を介さずに排紙トレイ71に排紙させるための切替器である。 排紙トレイ71は、定着器を介さずに排紙されたシート11が出力されるトレイである。シートの種別ごとにソートして排紙される構成であっても良い。
以上の処理によってカラー印刷装置においてシート11の色味、光沢度の解析を行なって印刷処理もしくは排紙処理を実施する動作の説明を以下に行う。
上記処理を一例として示した画像形成システムにおいて、シート11上の光沢度をカラーセンサ50が読み取り、その測定値と給紙カセットに設定したシートの光沢度とを比較し、予め設定した閾値を超えた場合の排紙処理について、図6のフローに沿って説明する。
図6は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、シート11上の光沢度をカラーセンサ50が読み取り、その測定値と給紙カセットに設定したシートの光沢度とを比較し、予め設定した閾値を超えた場合の排紙処理例である。なお、各ステップは、CPU102がROM103に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。
S101で、CPU102は、ユーザからの印刷実行命令を受信すると、指定された給紙カセットの紙種範囲情報を取得する。なお、紙種範囲情報は、紙種の特徴量のレンジを給紙カセット毎に予め設定されたものとする。当該処理の詳細については後述のフローチャートで説明をする。そして、S102へ遷移する。S102では、シート11の給紙を開始したら、S103へ遷移する
S103において、カラーセンサ50は、紙搬送路上に搬送されてきたシート11の表面を測定し特徴量を検出する。カラーセンサ50は、検出結果をCPU102へ通知して、S104へ遷移する。
S104において、CPU102は、S103で受信した結果から演算処理で算出した光沢度数と、S101で取得した紙種範囲情報とを比較する。そして、CPU102は、比較の結果、特定されるシートの特徴量とあらかじめ各給紙カセットに設定した特徴量とが類似するかを以下の演算結果に基づいて判断する。
まず、図4の(a)、図4の(b)は光沢度(光沢性を示す光沢特徴量)もしくは色味(色味性を示す色味特徴量)を色相/彩度を示すa、bで表した測定結果の例を示す。図4の(a)は紙白、図4の(b)はシアンの光沢度/色味を示す。ここで、1001及び1005は特定の光沢を持つコート紙Aの光沢度である。また、1002及び1006はコート紙Aとは異なる光沢を持つコート紙Bの光沢度である。1003及び1007は光沢の少ない普通紙Aである。1004及び1008は普通紙Aとは白色度の異なる普通紙Bである。
1003と1004、1007と1008に示すように、光沢度が同じ普通紙であれば白、シアンの単色共に類似した値となる。特にシアンの単色は紙白の影響を受けないため、ほとんど同じ値となる。
一方、1001と1003、1005と1007に示すように光沢度の大きく異なる普通紙とコート紙では白、シアン共に値が大きく異なる。特に普通紙では差が出にくかったシアンの単色についても光沢度が異なると値が大きく異なる。さらに、1001と1002、1005と1006に示すように光沢度の大きく異なるコート紙同士でも白、シアン共に値が大きく異なる。また、色味についても紙色が異なればa,b値が大きく異なる。
例えば赤紙に対しては白紙に対してa値が大きく異なる。以上に示すように光沢度や色味に応じて色相/彩度が大きく変わるため、閾値を用いて光沢度や色味の違いを判別することが可能となる。閾値の具体的な例及び算出方法については後述する。
次に、図5の(a)、図5の(b)は、図4に示した光沢度を分光反射率で表した場合の例を示す。
図5の(a)は紙白を示し、図5の(b)はシアンの光沢度を示す。ここで、1101及び1105は特定の光沢を持つコート紙Aの光沢度である。また、1102及び1106はコート紙Aとは異なる光沢を持つコート紙Bの光沢度である。1103及び1107は光沢の少ない普通紙Aである。1104及び1108は普通紙Aとは白色度の異なる普通紙Bである。
図5の(a)に示す1103と1104、図5の(b)に示す1107と1108に示すように、光沢度が同じ普通紙であれば白、シアンの単色共に分光の形状が類似する。特にシアンの単色は紙白の影響を受けないため、ほとんど同じ形状となる。
一方、図5の(a)に示す1101と1103、図5の(b)に示す1105と1107に示すように光沢度の大きく異なる普通紙とコート紙では白、シアン共に分光の形状が大きく異なる。特に普通紙では差が出にくかったシアンの単色についても光沢度が異なると値が大きく形状が異なる。
さらに、図5の(a)に示す1101と1102、図5の(b)に示す1105と1106に示すように光沢度の大きく異なるコート紙同士でも白、シアン共に値が大きく形状が異なる。
以上に示すように光沢度に応じて分光反射率の形状が変わるため、閾値を用いて光沢度の違いをa、bのデータを用いるよりも高精度に判別することが可能となる。ただし、処理データが多いため判定するために計算時間がかかる。
次に差分値の算出方法を説明する。差分値として両者のL*a*b*値から、色差を表す公知の値であるΔEを算出する。下記の数1はΔEの算出方法である。
Figure 2014106486

なお、差分値として算出されるのはΔEに限られてはおらず、用紙情報として分光反射率が用いられる場合は、CPU102は、基準用紙と選択中給紙カセットの用紙との分光反射率の差分値を算出する。この場合、CPU102は10nmごとに31次元分の差分データを求め、それらの合計値を差分値として算出する。下記の数2は分光反射率を用紙情報として用いた場合の、差分値の算出方法を示す。
Figure 2014106486


また、複数種のセンサを併用する場合は、CPU102は、各用紙情報の差分値を算出した後に、それらを所定の割合で重み付けしたものの総和を最終的な差分値として用いてもよい。
そこで、S104で、CPU102は、上記で算出したΔEもしくはDIF値が所定の閾値の範囲内に入っているかを判断する。このことで対応する給紙カセットの基準用紙として登録されているシート11とは類似していないか否かを判断することが可能となる。ここで、範囲内であるとCPU102が判断した場合は、S105へ、範囲外であるとCPU102が判断した場合は、S107へ遷移する。
S105において、CPU102は、シート11が給紙カセットの基準用紙と類似していると判断して、そのページの画像形成処理を実行する。この際、CPU102は、排紙トレイ切替器70を切り替えてシート11を定着器側へ搬送させるように制御を行い画像形成処理が実行され、S106へ遷移する。
S106において、CPU102は、印刷実行命令の印刷部数分が印刷されたかを判定する。ここで、全ての印刷部数を印刷しているとCPU102が判断した場合は、本処理を終了する。この際、カラーセンサ50のパワーセーブモードもしくは電源をオフしてフローを終了する。
一方、S106で、残りページがあるとCPU102が判断した場合は、S101へ遷移する。
具体的には、S107において、CPU102はシート11が給紙カセットの基準用紙と異なると判定して排紙トレイ切替器70を切り替えてシート11を排紙トレイ71へ搬送させるように制御を行う。そして、次のシートを給紙しS101へ遷移する。
次に給紙カセットに対して光沢度の度数などの紙種と紙種特徴量の範囲を設定する方法について図7のフローに沿って説明する。
図7は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、給紙カセットに対して光沢度の度数などの紙種と紙種特徴量の範囲を設定する処理例である。なお、各ステップは、CPU102がROM103に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。以下、本実施形態では、ユーザが操作部109のUI画面上の用紙設定ボタンの押下時、もしくは給紙カセットの開閉後にUI画面上に表示され実行されるものとして説明する。
T101において、CPU102は、図8に一例を示す給紙カセットの紙種の選択画面を操作部109に表示させて、給紙カセットの紙種を選択させる。図8に示す当該UI画面において、ユーザが給紙カセットの変更ボタンを押下すると、処理はT102へ遷移する。
図8、図9は、本実施形態を示す印刷装置で表示可能なUI画面の一例を示す図である。本例は、給紙カセット紙種設定画面例である。なお、本画面において、変更ボタン801〜804のいずれかを押下すると、表示するUI画面が図9に示す画面に切り替わり、指示された給紙カセットから給紙するシートは、排紙トレイ切替器70により、排紙トレイ71に排紙されるように搬送先が変更される。なお、図8に示すUI画面で、キャンセルボタン805が押下された場合は、本UI画面が消灯される。また、図9において、表示されるUI画面において、ボタン901が押下された場合は、給紙カセット1(給紙カセット21aに対応する)から給紙されるシートが熱定着器へ搬送されることなく、排紙トレイ71に搬送先が変更される。また、ボタン902が押下された場合は、本UI画面が消灯される。
T102において、CPU102は、図9に一例を示す排紙トレイ設定をするか否かのUI画面を操作部109に表示させる。ここで、ユーザが排紙トレイの設定するを選択すると、処理はT103へ遷移する。一方、設定しないに対応するNOボタンを選択すると、本処理は終了する。この場合は、紙種が異なっても画像形成処理が実行されることになる。
T103では、CPU102は、デバイス情報からカラーセンサが、色味測定用のものかを判断する。ここで、色味測定用であるとCPU102が判断した場合は、処理をT104へ遷移する。ここで、CPU102は、色味測定は紙白や黄ばみや色用紙を判別するのに適したセンサなどが搭載されているかを予めデバイス情報として保持しており、取得できるものとする。本判断で色味測定用のものでないとCPU102が判断した場合は、処理をT105へ遷移する。
T104では、CPU102は、図10に一例を示す給紙カセット紙種設定の選択画面を操作部109に表示させる。ここで、ユーザが紙種を選択すると、CPU102は、図11に一例を示す紙種の色味範囲と誤差範囲を設定する画面を操作部109に表示させる。ここではRGBの波長に対応した反射率としたが黄ばみや紙白に特化した波長を設定するようにしても良いし、本例では設定ポイントが3ポイントであるが複数ポイントなどであっても良い。
また、L*a*b*値を取得するセンサであればa,b値を設定するようにしても良い。さらに、誤差範囲を設定することによって前述の算出計算手法のΔEもしくはDIF値の閾値が算出されるものとする。CPU102は、設定された設定値、および算出した閾値を外部記憶部106に格納し、処理をT105へ遷移する。
T105では、CPU102は、デバイス情報からカラーセンサ50が光沢度測定用のものかを判断する。ここで、カラーセンサ50が光沢度測定用であるとCPU102が判断した場合は、処理をT106へ遷移する。ここで、CPU102は、光沢度測定は光沢度を判別するのに適したセンサが搭載されているかを予めデバイス情報として保持しており取得できるものとする。カラーセンサ50が光沢度測定用でないとCPU102が判断した場合は、異なる場合は、T106へ遷移する。
T106では、CPU102は、図10に一例を示した給紙カセット紙種設定の選択画面を操作部109に表示させる。次に、ユーザが紙種を選択するとCPU102は、図12に一例を示す紙種の光沢度範囲と誤差範囲を設定する画面を操作部109に表示させる。ここでは前述の算出計算手法にあったように10nmおきに31ポイントの各波長に対応した反射率をグラフ化して表示している。なお、ポイント数を削減することで計算量を減らしパフォーマンス優先できる様にしても良い。さらに誤差範囲を設定することによって前述の算出計算手法のΔEもしくはDIF値の閾値が算出されるものとする。CPU102は、設定された設定値、および算出した閾値を外部記憶部106に格納する。
以上のフローによって給紙カセットに設定したシート11が所望の光沢度を持つ用紙でないと判断した場合にシート11が定着器を通過する前に排紙トレイ71に排紙することが可能となる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、シートが給紙カセット設定と紙種が異なると判定した場合に排紙する説明を行った。しかし、ユーザが給紙カセットの設定を誤ったり、シートを入れ間違ったり、シートを混載させたりした場合は、多くのシートが排紙されることになってしまうため印刷効率が落ちてしまう。このため、第2実施形態においては排紙数が予め設定した閾値以上になった場合に、上記のように多くのシートが排紙されるのを回避するフローについて図13に沿って説明する。
図13は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、給紙カセットの変更処理例である。なお、各ステップは、CPU102がROM103に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。なお、U101〜U107は、第1実施形態における図6のS101〜S107と同様のため説明は割愛する。
U107では、CPU102は、シート11が給紙カセットの基準用紙と異なると判定して排紙トレイ切替器70を切り替えてシート11を排紙トレイ71へ搬送させるように制御を行う。さらに、CPU102は、排紙カウンタをもち排紙トレイが選択される毎にカウンタ値をカウントアップする。カウンタ値は給紙カセット毎に、さらにU104で検出した際の特徴量から紙種を識別して、その紙種毎にカウント、保持されるものとする。
U108では、CPU102はU107で保持しているカウンタ値が予め設定したシート枚数が閾値以上に到達しているかを判別する。ここで、シート枚数が閾値枚数以上に到達しているとCPU102が判別した場合は、処理をU109へ遷移させ、シート枚数が閾値枚数以上に到達していないとCPU102が判別した場合は、処理をU101へ遷移する。
U109では、CPUはユーザに給紙カセットの紙種設定を変更するかを問い合わせするために、図14に一例を示すUI画面を操作部109に表示させる。CPU102は、ユーザが「変更する」を選択したと判断した場合(YESボタン1401が押下されたことを検知した場合)はU110へ遷移する。一方、「変更しない」を選択した場合(NOボタン1402が押下されたことを検知した場合)、CPU102は、処理をU111へ遷移する。
U110では、CPU102はユーザに給紙カセットの紙種変更を実行させるようにする。変更フローに関しては、第1実施形態において、給紙カセットに対して紙種と紙種特徴量の範囲を設定する方法について説明した図7のフローと同様のため説明は割愛する。
ここで、CPU102は上記フローのT106において、図10に示した給紙カセット紙種設定画面上の紙種について、上記U108で保持しているカウンタ値が最も大きい紙種を推奨するように明示しても良い。
U111では、CPU102はユーザに給紙カセットを変更するかを問い合わせするために、図15に一例を示すUI画面を操作部109に表示させる。CPU102は、ユーザが「変更する」を選択したと判断した場合(YESボタン1501が押下されたことを検知した場合)は、U112へ遷移する。一方、変更しないを選択したと判断した場合(NOボタン1502が押下されたことを検知した場合)、CPU102は、U101へ遷移する。なお、YESボタン1501が押下された後は、図8に示したUI画面が表示され、上述した操作により、変更ボタン801が押下されると、給紙カセット1から給紙されるシートの搬送先が端トレイ71に変更される。これにより、以後カセット1から給紙されたシートは、シートの特徴処理とは関係なく、排紙トレイ71に搬送されて排紙されるので、熱処理によって収縮することなく、再利用可能となる。
U112では、CPU102はユーザに給紙カセットを選択させるために、図16に一例を示すUI画面を操作部109に表示させる。ここで、CPU102は、上記フローのT106において図15の給紙カセット選択画面上の給紙カセットについて上記U108で保持しているカウンタ値が最も大きい紙種設定がなされている給紙カセットを推奨するように明示しても良い。CPU102はユーザが選択した給紙カセットに変更する。S101へ遷移する。
なお、上記フローのU109、U110、U111、U112において、CPU102がユーザに問い合わせをして給紙カセットを変更している。しかし、印刷処理が止めないように予めユーザが設定した、もしくは類似性が最も高い紙種設定もしくは給紙カセットを自動選択するようにしても良い。
以上のフローによって給紙カセットに設定したシート11が所望の色味を持つ用紙でないと判断した場合にシート11が定着器を通過する前に排紙トレイ71に排紙することが可能となる
上述した実施例では、センサによって検知された特徴量に基づいて特定されるシートの種類が、各シート格納手段に設定されたシートの種類と類似するか否かを判断する例を説明した。しかしながら、本発明は、これに限らず、シートの種類を明確に特定できる場合には、センサによる検知結果に基づいて特定されるシートの種類が、各シート格納手段に設定されたシートの種類と一致するか否かを判断してもよい。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種シートを介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
50 カラーセンサ
70 排紙トレー切替器
401 コントローラ
402 画像処理部

Claims (7)

  1. シートに熱定着処理を行う定着手段と、
    シートを格納する複数のシート格納手段と、
    各シート格納手段に格納するシートの種別を設定する設定手段と、
    各シート格納手段から給紙されるシートの特徴量を検知する検知手段と、
    検知される特徴量から給紙されたシートの種類を特定する特定手段と、
    特定されるシートの種類と、各シート格納手段に設定されたシートの種類が類似するかどうかを判断する判断手段と、
    特定されるシートの種類が各シート格納手段に設定されたシートの種類に類似すると判断した場合、前記定着手段を通過させるように当該シートを搬送させ、
    特定されるシートの種類が各シート格納手段に設定されたシートの種類に類似しないと判断した場合、前記定着手段を通過させることなく排紙する搬送先へ当該シートを搬送させるように搬送先を切り替え制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記定着手段を通過させることなく排紙されるシート枚数があらかじめ設定された閾値枚数に到達しているかどうかを判別する判別手段と、
    閾値枚数に到達していると判別した場合、各シート格納手段に設定されたシートの種類を変更する変更手段と、
    閾値枚数に到達したと判別した場合、閾値枚数に到達したシート格納手段から給紙するシートを、前記定着手段を通過させずに排紙するように搬送先を設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記特定手段は、検知される特徴量の演算結果に基づいて、給紙されたシートの種類を特定することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記検知手段は、各シート格納手段から給紙されるシートから複数の特徴量を検知することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記特徴量は、各シート格納手段から給紙されるシートの光沢性を示す光沢特徴量と、各シート格納手段から給紙されるシートの色味性を示す色味特徴量と、を含むことを特徴とする請求項3または4記載の印刷装置。
  6. シートに熱定着処理を行う定着手段と、シートを格納する複数のシート格納手段と、を有する印刷装置の制御方法であって、
    各シート格納手段に格納するシートの種別を設定する設定工程と、
    各シート格納手段から給紙されるシートの特徴量を検知する検知工程と、
    検知される特徴量から給紙されたシートの種類を特定する特定工程と、
    特定されるシートの種類と、各シート格納手段に設定されたシートの種類が類似するかどうかを判断する判断工程と、
    特定されるシートの種類が各シート格納手段に設定されたシートの種類に類似すると判断した場合、前記定着手段を通過させるように当該シートを搬送させ、
    特定されるシートの種類が各シート格納手段に設定されたシートの種類に類似しないと判断した場合、前記定着手段を通過させることなく排紙する搬送先へ当該シートを搬送させるように搬送先を切り替え制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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JP2017053948A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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