JP2010164766A - 画像形成装置及び画像形成プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録用紙の種類が切り替わる度に行われる、トナー量調整のための調整動作の回数を低減する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数の記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定があり、該記録用紙に付着させるトナーのトナー量を、制御情報に基づいて切替える画像モード切替部11、複数の異なる現像電位に基づいて複数の異なるトナー像を像保持体上に形成する画像形成ユニット20、形成されたトナー像のトナー量を検出するADCセンサ35、検出されたトナー像のトナー量と該トナー量における現像電位との対応関係に基づいて記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定それぞれに応じた現像電位を決定する現像電位決定部13、画像モード切替部11により記録用紙に付着させるトナーのトナー量が切替えられた場合に、切替後のトナー量に対応する現像電位を現像電位決定部13により決定された現像電位に変更する現像電位変更部12を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成プログラムに関する。
印刷に使用される記録用紙の種類に応じて、記録用紙に付着させるトナーのトナー量を増減させる技術が知られている。例えば、記録用紙の厚さに関する画像モードが切り替えられても、常に同質かつ適正な画像濃度と階調性を有するコピー画像を得るために、画像モードの切り替えにより帯電条件、書き込み密度、定着条件のいずれか1つ以上の画像形成条件が変わる場合、その時点で最大濃度補正及び階調補正を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、転写材(例えば、厚紙やOHP(Over Head Projector)シート)の材質の違いによらず安定した画像の出力を目指すために、転写材ごとに同等なトナー像を形成するオフセットテーブルを画像形成装置に構成し、転写材が切り替わるときには、このオフセットテーブルを用いて画像形成条件を設定する技術もある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、画素密度の切替え及び用紙モードの切替えを行っても良好な階調特性が維持され、常に高画質の画像を形成するために、感光体上に形成された階調パッチを検出し、検出された階調パッチに基づいて、LUT(Look Up Table)をオフセットさせる技術もある(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−194368号公報 特許第3460432号公報 特開平11−32221号公報
本発明は、記録用紙の種類が切り替わる度に行われる、トナー量調整のための調整動作の回数を低減する画像形成装置及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定があり、該記録用紙に付着させるトナーのトナー量を、制御情報又は操作指示に基づいて切替える切替手段と、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を像保持体上に形成する形成手段と、形成手段により形成されたトナー像のトナー量を検出する検出手段と、検出手段により検出されたトナー像のトナー量と該検出されたトナー像のトナー量における現像電位との対応関係に基づいて、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定それぞれに応じた現像電位を決定する決定手段と、切替手段により記録用紙に付着させるトナーのトナー量が切替えられた場合に、切替後の記録用紙に付着させるトナーのトナー量に対応する現像電位を、決定手段により決定された現像電位に変更する変更手段と、を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、少なくとも2つの異なる現像電位における各階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量を算出する第1の算出手段と、第1の算出手段で算出された各階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量と、画像モード別かつ階調別に目標とすべき記録用紙に付着させるトナーの目標トナー量と、の差を階調補正量として算出する第2の算出手段と、をさらに含み、形成手段は、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を階調ごとに像保持体上に形成し、検出手段は、階調ごとに形成手段により形成されたトナー像のトナー量を検出し、決定手段は、検出手段により検出されたトナー像の一部の階調における、該トナー像のトナー量と該トナー像のトナー量における現像電位との対応関係に基づいて、画像モード別に対応する、その階調の目標トナー量の設定それぞれに応じた、それぞれの現像電位を決定し、第1の算出手段は、複数の画像モード別に、決定手段により決定された現像電位でのすべての記録用紙に付着させるトナーの階調のトナー量を算出し、第2の算出手段は、複数の画像モード別に、第1の算出手段で算出されたすべての階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量と、画像モード及び階調毎の目標トナー量と、の差を階調補正量として算出し、変更手段は、切替手段により画像モードが切替えられたときに、その画像モードに対応した現像電位に変更すると共に、算出された階調補正量により補正することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、予め定めた条件に該当するか否かに基づいて、現像電位のみの変更、階調補正量のみの変更、又は、現像電位及び階調補正量の変更、のいずれかを選択する選択手段をさらに含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、操作に応じて、目標トナー量を変更する変更手段をさらに含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか1項に記載の発明において、形成手段は、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を像保持体上に形成した後、さらに、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を階調ごとに像保持体上に形成し、変更手段は、切替手段により画像モードが切替えられたときに、その画像モードに対応した現像電位に変更すると共に、算出された階調補正量により補正することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか1項に記載の発明において、形成手段が、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を階調ごとに像保持体上に形成した場合であって、階調ごとのトナー像をさらに画像の種類ごとに形成するとき、形成されるトナー像の中のうち、予め定めた濃度以上のトナー像を共用することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、複数の異なる現像電位の電位差を算出する第3の算出手段を含み、切替手段が一の現像電位を切替えた場合に、残りの現像電位を第3の算出手段で算出された電位差に基づいて切替えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を像保持体上に形成する形成手段と、形成手段により形成されたトナー像のトナー量を検出する検出手段と、を備える画像制御装置を制御する、コンピュータにより実行可能な画像形成プログラムであって、コンピュータに、複数の記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定があり、記録用紙に付着させるトナーのトナー量を、制御情報又は操作指示に基づいて切替える切替手順、検出手段により検出されたトナー像のトナー量と該検出されたトナー像のトナー量における現像電位との対応関係に基づいて、記録用紙に付着させるトナー量に応じた現像電位を決定する決定手順、切替手段により記録用紙に付着させるトナーのトナー量が切替えられた場合に、切替後の記録用紙に付着させるトナーのトナー量に対応する現像電位を、決定手段により決定された現像電位に変更する変更手順、を実行させるための画像形成プログラムである。
請求項1に記載の発明によれば、記録用紙に応じた記録用紙に付着させるトナーのトナー量が1度の調整動作で決定される。
請求項2に記載の発明によれば、記録用紙と入力階調に応じた記録用紙に付着させるトナーのトナー量が1度の調整動作で決定される。
請求項3に記載の発明によれば、予め定めた条件に該当するか否かによって、現像電位、階調補正量のいずれか又は双方の変更ができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録用紙に形成される画像の濃度を操作に応じて変更できる。
請求項5に記載の発明によれば、記録用紙とその記録用紙における入力階調に適したトナー量が1度の調整動作で決定される。
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、トナー像を形成するためのトナー像のトナー量が低減する。
請求項7に記載の発明によれば、一の記録用紙に対して決定された現像電位が切り替わった場合に、他の記録用紙に対して決定された現像電位も併せて切り替わる。
請求項8に記載の発明によれば、記録用紙に応じた記録用紙に付着させるトナーのトナー量が1度の調整動作で決定される。
画像形成装置の構成図の一例である。 制御部の要部構成を例示するブロック図である。 制御部のハードウェア構成を例示するブロック図である。 画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 (a)は、現像電位とトナー量との関係を示すグラフ、(b)は、画像モードと現像電位との関係を示す表である。 パッチ画像の一例である。 制御部の要部構成を例示する他のブロック図である。 画像形成装置の動作の他の一例を示すフローチャートである。 (a)は、入力階調とトナー量との関係を示すグラフ、(b)は、画像モードと現像電位、入力階調、階調補正量との関係を示す表である。 パッチ画像の他の一例である。 制御部の要部構成を例示する他のブロック図である。 パッチ画像の他の例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、画像形成装置100の構成図の一例である。
画像形成装置100は、制御部10、画像形成ユニット20、ADC(Auto Density control)センサ35、転写ベルト40、定着装置50を含んで構成される。
制御部10は、画像形成装置100に対する操作指示や、PC(Personal Computer)から送信された制御情報に基づいて、画像形成ユニット20を構成する各構成要素を制御する。操作指示や制御情報としては、例えば、記録用紙60に形成する画像の色の濃さを変更する指示や情報がある。これらの指示、情報に基づいて、記録用紙60へ付着させるトナーのトナー量が決定される。尚、制御部10のハードウェア構成や詳細な機能については、後述する。
画像形成ユニット20は、ROS(Raster Output Scanner:ラスター出力スキャナ)21、ESV(Electro Static Voltmeter:電位センサ)、帯電器23、クリーニングブレード24、感光ドラム25、転写装置26、現像装置27、ATC(Auto toner control)センサ28、ディスペンサ29、トナーボトル30を含んで構成される。画像形成ユニット20が本発明の形成手段に相当する。
尚、図1において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成ユニット20は同様の構成を有する。このため、ディスペンサ29及びトナーボトル30は、マゼンタ、シアン、ブラックについても構成されるが、イエロー以外の色については省略して示している。以下の説明では、一例として、イエローの画像形成ユニット20を説明する。
ROS21は、例えばVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:面発光型半導体レーザ)で構成される。ROS21は、制御部10の露光量制御に基づいて、感光ドラム25に対し、レーザビーム(レーザ光)を走査することで露光を行う。この際、レーザビームを左右に振らせるために、不図示のポリゴンミラー(六角柱型のミラー)を利用してレーザビームの走査が行われる。尚、このようなレーザビーム方式に代えて、LEDアレイを利用するLED方式であってもよい。
ESV22は、感光ドラム25の電位を非接触で検出する。検出された電位は、電位信号として制御部10に送信される。これにより、感光ドラム25上の電位が測定される。
帯電器23は、導電性弾性ローラで構成される。帯電器23は、制御部10の電位制御に基づいて、感光ドラム25を帯電させる。具体的には、帯電器23を感光ドラム25に接触させ電流を流すと、感光ドラム25は極性がマイナスとなって帯電する。この電位は例えば−800V〜−700V程度となる。
クリーニングブレード24は、熱硬化型ポリウレタンゴムで構成される。クリーニングブレード24は、感光ドラム25上の残留するトナーやトナー以外の付着物を除去する。クリーニング方式は、クリーニング性に優れるリーディング方式やブレードめくりのないトレーリング方式等の当接法、低コストの定変位方式や当接圧の変化が少ない定荷重方式等の加圧法のいずれでもよい。
感光ドラム25は、表面に光半導体(例えばa−Si(アモルファスシリコン))の層が形成された円柱型のアルミニウムにより構成される。感光ドラム25は、制御部10の制御に基づいて、上面(又は底面)の中心を軸に回転(図1では右回転)する。上述したように感光ドラム25は、帯電器23によって帯電し、ROS21からレーザビームが走査されると、走査された部分の帯電が消失する。この結果、その部分の電位は−300V程度となる。そして、後述する現像装置27から供給されるトナーが感光ドラム25に付着する。
転写装置26は、感光ドラム25に付着したトナーを転写ベルト40に転写させる。転写ベルト40が本発明の像保持体に相当する。転写装置26は、制御部10の電位制御に基づいて、転写ベルト40にプラスの帯電を行う。この結果、感光ドラム25に付着したマイナス電位のトナーは、転写ベルト40に吸着する。転写装置26は、感光ドラム25と逆回転(図1では左回転)するために、転写ベルト40が矢印の方向に押し出されるように移動する。
現像装置27は、磁石(マグネットロール)を内蔵した筒状のアルミニウム(以下、現像ロールという。)を含んで構成される。現像装置27には、トナーボトル30からディスペンサ29を介して供給されるトナーが補給される。補給されたトナーは、キャリアと攪拌されてマイナスに帯電する。このトナーとキャリアの混合物を現像剤という。現像剤はマグネットロールの磁力により現像ロール上に磁気ブラシ状となり、感光ドラム25と接触する。そして、制御部10の現像装置27に対する電位制御に基づいて、現像ロール上のトナーを感光ドラム25に現像する。これにより、感光ドラム25上には、トナー像が形成され、このトナー像が転写ベルト40に転写される。
尚、現像装置27に印加する電位をバイアス電位という。バイアス電位から、感光ドラム25上で帯電していない部分の電位(上述した−300V程度の電位)を差し引いて得られる電位の絶対値を現像電位という。現像電位が高いと感光ドラム25に付着するトナーのトナー量は多く、逆に現像電位が低いと付着するトナーのトナー量が少なくなる。
ATCセンサ28は、現像装置27に補給されたトナーの濃度を検出する。トナーの濃度は、現像剤の透磁率に現れるため、ATCセンサ28は、現像剤の透磁率を検出し、検出結果をトナーの濃度として制御部10に送信する。
ADCセンサ35は、転写ベルト40上に転写されたトナー像のトナー量を検出する。より詳細には、トナー像としてのパッチ画像を構成するトナーのトナー量を検出する。ADCセンサ35は、検出したパッチ画像のトナー量を、制御部10に送信する。尚、パッチ画像とは、記録用紙に付着させるトナーのトナー量を制御するための画像である。ADCセンサ35は、本発明の検出手段に相当する。
このように、パッチ画像やPCから受信した画像情報により特定される画像は、各色の画像形成ユニット20により転写ベルト40上に形成される。そして、これらの画像を構成するトナーのトナー量の情報はADCセンサ35によって制御部10に送られる。その後、転写ベルト40上の画像は、記録用紙60に付着し、定着装置50によって記録用紙60に定着する。画像が定着した記録用紙60は、画像形成装置100の外部に排紙される。
続いて、上述した制御部10の詳細について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、制御部10の要部構成を例示するブロック図、図3は、制御部10のハードウェア構成を例示するブロック図である。
制御部10は、画像モード切替部11、現像電位変更部12、現像電位決定部13、現像電位記憶部14を含んで構成される。
画像モード切替部11は、画像形成装置100に対する操作指示、PCからの制御情報に基づいて、画像形成の際の画像形成条件(画像モード)を切替える。画像モードとしては、記録用紙60の種類に応じて、そこに付着させるトナーのトナー量を切替える条件がある。記録用紙の60の種類には、例えば、コート紙、アート紙、マットコート紙、上質紙、非塗工紙(非コート紙)、ハガキ等がある。画像モードが切替えられると、画像モード切替部11は、その切替に応じた切替指示を現像電位変更部12に送信する。
現像電位変更部12は、画像モード切替部11からの切替指示を受信すると、画像形成ユニット20(より詳しくは、現像装置27)の現像電位を切替指示の内容に基づいて変更する。ROS21の露光量を変更するようにしてもよい。これにより、画像モード切替部11の切替に応じた現像電位が画像形成ユニット20に設定され、転写ベルト40に転写すべき、記録用紙に付着させるトナーのトナー量が決定される。
現像電位決定部13は、画像形成ユニット20(より詳しくは、ESV22)で検出された現像電位、及び、ADCセンサ35で検出されたパッチ画像のトナー量に基づいて、記録用紙60の種類に応じた現像電位を決定する。現像電位決定部13は、現像電位を決定すると、その現像電位を記録用紙60の種類ごとに現像電位記憶部14に記憶する。
尚、制御部10は、図3に示すように、CPU10a、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)、NVRAM(Non Volatile RAM)等のRAM10b、フラッシュメモリ等のROM(Read Only Memory)10c及びI/F(Interface)10d等がバス10eにより接続されたハードウェア構成により実現される。
したがって、CPU10aがROM10c等の記憶装置に格納された所要のプログラムを読み込み、当該プログラムに従った演算を行うことにより、図1に示す制御部10の各機能が実現される。尚、このようなプログラムとしては後述するフローチャートに応じたプログラムとすることができる。
続いて、画像形成装置100の動作について図4から図6を参照して説明する。
図4は、画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャート、図5(a)は、現像電位とトナー量との関係を示すグラフ、(b)は、画像モードと現像電位との関係を示す表、図6は、パッチ画像の一例である。尚、図4に示すフローチャートは、例えば、画像形成装置100の電源がオンにされた場合に実行される。実行タイミングは、電源のオンの時以外(例えばジョブ中)にも、前回実行されてから予め定めた時間が経過した時であってもよいし、感光ドラムなどの部材が交換された後であってもよい。
画像形成装置100の電源がオンにされると、現像電位変更部12は、画像形成ユニット20に対し、第1の現像電位を設定する(ステップS1)。具体的に図5(a)を参照して説明すると、現像電位変更部12は、まず、現像電位Vに設定する。
画像形成ユニット20は、第1の現像電位が設定されると、第1の現像電位におけるパッチ画像を色ごとに転写する(ステップS2)。併せて、その現像電位を現像電位決定部13に出力しておく。具体的には、図6に示すように、第1の現像電位としての現像電位Vにおける色ごとのパッチ画像Y1,M1,C1,K1を転写ベルト40に転写する。尚、同図におけるパッチ画像Y1,M1,C1,K1は、転写ベルト40の幅方向における中央に転写されているが、ADCセンサ35の検出可能な位置であれば、転写位置は限定されない。後述するパッチ画像Y2,M2,C2,K2についても同様である。
現像電位変更部12は、次いで、画像形成ユニット20に対し、第2の現像電位を設定する(ステップS3)。具体的に、図5(a)を参照して説明すると、現像電位変更部12は、現像電位Vに設定する。尚、上述した現像電位V,Vは、これらの間に各記録用紙60に適した現像電位が含まれるようにするのが望ましいが、環境や部材劣化の状態によっては必ずしもこれらの間に収まるとは限らず、その場合にはV,Vの直線を延長して外挿して算出すればよい。
画像形成ユニット20は、第2の現像電位が設定されると、第2の現像電位におけるパッチ画像を色ごとに転写する(ステップS4)。併せて、その現像電位を現像電位決定部13に出力しておく。図6に示すように、第2の現像電位としての現像電位Vにおける色ごとのパッチ画像Y2,M2,C2,K2を転写ベルト40に転写する。図5(a)に示すように、今回の例では現像電位Vは現像電位Vより高いため、転写ベルト40に転写されるパッチ画像Y2,M2,C2,K2のトナー量は、パッチ画像Y1,M1,C1,K1のトナー量より多い。したがって、パッチ画像Y2,M2,C2,K2は、パッチ画像Y1,M1,C1,K1より色が濃くなる。
ADCセンサ35は、転写ベルト40上のパッチ画像Y1,M1,C1,K1及びパッチ画像Y2,M2,C2,K2のトナー量を検出し、検出結果を現像電位決定部13に出力する(ステップS5)。なお、ここでは転写ベルト40上のパッチ画像Y1,M1,C1,K1及びパッチ画像Y2,M2,C2,K2のトナー量を一緒のタイミングで検出するように記載したが、実際には作像したパッチ画像が転写されてADCセンサの位置に来次第順次検出するので、ステップS3,S4とステップS5とは前後する場合もありうる。
現像電位決定部13は、画像形成ユニット20からの現像電位、ADCセンサ35からのパッチ画像のトナー量が入力されると、現像電位とその現像電位でのパッチ画像のトナー量との関係から、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の、画像モード別の目標値(目標トナー量)に対応したそれぞれの現像電位を決定する(ステップS6)。そして、現像電位決定部13は、現像電位を決定すると、これらの現像電位を画像モード別に現像電位記憶部14に記憶させる(ステップS7)。
図5(a)を参照してより詳しく説明すると、現像電位決定部13には、現像電位Vとその現像電位Vにおけるパッチ画像のトナー量T、現像電位Vとその現像電位Vにおけるパッチ画像のトナー量Tが入力される。そして、同図に示すように、パッチ画像Y1,M1,C1,K1(図5(a)においてパッチ1と示す。)と、パッチ画像Y2,M2,C2,K2(図5(a)においてパッチ2と示す。)と、を1次関数で関連付ける。このため、非コート紙やコート紙に付着させるトナーのトナー量が決定されれば、この1次関数に基づいて、これらの記録用紙60に対応する現像電位が決定される。
ここで、非コート紙、コート紙、上述したその他の記録用紙60に付着させる最適なトナー量は広く知られている。したがって、例えば、コート紙への付着に適したトナーのトナー量がTである場合、上述した1次関数に基づいて、Tに対応した現像電位Vが一意に決定される。同様に、非コート紙への付着に適したトナーのトナー量がTである場合、Tに対応した現像電位Vが一意に決定される。このため、図5(b)に示すように、画像モード「コート紙」「非コート紙」と、これらの記録用紙60への付着に適したトナーのトナー量を関連付けておけば、画像モードが切替えられても、これらの記録用紙60に対応した現像電位が一意に決定される。したがって、現像電位決定部13によって決定された画像モードと現像電位との対応関係は、現像電位記憶部14に記憶させておく。
画像モード切替部11は、ここで、画像モードの切替があったか否かを判定する(ステップS8)。そして、画像モード切替部11は、画像モードの切替があったと判定した場合には(ステップS8:YES)、その旨の切替指示を現像電位変更部12に出力し、現像電位変更部12は、切替後の画像モードに対応する現像電位を現像電位記憶部14から取得し、画像形成ユニット20の現像電位を変更する(ステップS9)。なお、調整動作を行った際に現像電位は更新されるので、調整動作を行った直後には必ず画像モード切替ありと判断され、次の画像モードに対応した現像電位に変更される。
このように、画像モードが切り替わっても、切り替わる度に、切替後の画像モードに適した現像電位を、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の調整動作を行うことなく、画像形成ユニット20に設定できる。このため、画像モード切替に伴う記録用紙に付着させるトナーのトナー量の調整動作の回数が従来に比べて少なくなる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、制御部10の要部構成を例示する他のブロック図である。尚、図2に示される制御部10の各部と同様の構成には同一符号を付し、その説明を省略する。後述する実施形態についても同様とする。
第2実施形態における制御部10は、トナー量算出部15、階調補正量算出部16を含む点で、上述した第1実施形態における制御部10と相違する。必要に応じて、変更選択部19を含むようにしてもよい。
トナー量算出部15は、少なくとも2つの異なる現像電位における各階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量を算出する。
階調補正量算出部16は、トナー量算出部15で算出された各階調のトナー量と、画像モード別かつ階調別に目標とすべき記録用紙に付着させるトナーの目標トナー量と、の差を階調補正量として算出する。
変更選択部19は、予め定めた条件に該当するか否かによって、現像電位決定部13のみを稼動させたり、階調補正量算出部16のみを稼動させたり、両方を稼動させたりすることを選択する。これにより、現像電位のみが変更されたり、階調補正量のみが変更されたり、両方を利用した変更がされたりする。尚、予め定めた条件としては、例えば、ジョブ中に現像電位が切替えられない状態にあるか否かがある。この他にも、現像電位を変更したことによってキャリア飛びが発生する現像電位であるか否かを条件としてもよい。この場合、キャリア飛びが発生する現像電位以上は、階調補正量のみを変更すればよい。また、階調補正量が多いか否かを条件としてもよい。この場合には、疑似輪郭を回避するために、双方を変更することが好ましい。
尚、トナー量算出部15、階調補正量算出部16の詳細な機能については、後述する画像形成装置100の動作で説明する。
続いて、画像形成装置100の動作について図8から図10を参照して説明する。
図8は、画像形成装置100の動作の他の一例を示すフローチャート、図9(a)は、入力階調とトナー量との関係を示すグラフ、(b)は、画像モードと現像電位、入力階調、階調補正量との関係を示す表、図10は、パッチ画像の他の一例である。尚、図8に示すフローチャートの実行タイミングも、図4を参照して説明した実行タイミングで行えばよい。また、図10に示す転写ベルト40は、上下2段に分かれているが、これらは同図に示される矢印により連続している。後述する図12も同様である。
画像形成装置100の電源がオンにされると、現像電位変更部12は、画像形成ユニット20に対し、第1の現像電位を設定する(ステップS11)。具体的に、現像電位変更部12は、まず、現像電位Vに設定する。
画像形成ユニット20は、第1の現像電位が設定されると、第1の現像電位におけるパッチ画像を色ごと、かつ、階調ごとに転写ベルト40に転写する(ステップS12)。併せて、その現像電位を現像電位決定部13に出力しておく。具体的には、図10に示すように、現像電位Vにおける色ごとのパッチ画像Y11,M11,C11,K11を階調ごとに転写ベルト40に転写する。この結果、複数階調のパッチ画像Y12,Y13,・・・,K14が各色において転写される。尚、図10では、マゼンタ、シアン、ブラックの複数階調のパッチ画像を省略して示している。
現像電位変更部12は、次いで、画像形成ユニット20に対し、第2の現像電位を設定する(ステップS13)。具体的には、現像電位変更部12は、現像電位Vに設定する。
画像形成ユニット20は、第2の現像電位が設定されると、第2の現像電位におけるパッチ画像を色ごとに転写する(ステップS14)。併せて、その現像電位を現像電位決定部13に出力しておく。図10に示すように、現像電位Vにおける色ごとのパッチ画像Y21,M21,C21,K21を階調ごとに転写ベルト40に転写する。この結果、複数階調のパッチ画像Y22,Y23,・・・,K24が各色において転写される。
ADCセンサ35は、転写ベルト40上のパッチ画像Y11,Y12,・・・,Y21,・・・,K23,K24のトナー量を検出し、検出結果を現像電位決定部13に出力する(ステップS15)。なお、ここでは転写ベルト40上のパッチ画像Y11,Y12,・・・,Y21,・・・,K23,K24のトナー量を一緒のタイミングで検出するように記載したが、実際には作像したパッチ画像が転写されてADCセンサの位置に来次第順次検出するので、ステップS13,S14とステップS15とは前後する場合もありうる。
現像電位決定部13は、画像形成ユニット20からの現像電位、ADCセンサ35からのパッチ画像のトナー量が入力されると、現像電位とその現像電位でのパッチ画像のトナー量との関係から、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の、画像モード別の目標値(目標トナー量)に対応したそれぞれの現像電位を決定する(ステップS16)。図9(a)を参照して説明すると、例えば、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の目標値と算出値が一致する入力階調A2(例えば、入力階調75%)において、現像電位V,Vとこれらの現像電位におけるパッチ画像のトナー量T,Tとの関係から、コート紙への付着に最適なトナーの目標トナー量Tに対応した現像電位Vを決定する。この決定は、図5(a)を参照して説明した1次関数により一意に決定される。図9に示すグラフは2次元で示されているが、3次元で示した場合、図9に示すY12とY22とを結ぶ線分は、図5(a)に示すグラフの関係を有している。非コート紙に対する現像電位Vも同じ手法により決定される。尚、目標トナー量と算出値が入力階調A2で一致しない場合、これらが一致する別の入力階調A1,A3,A4を利用してもよい。
トナー量算出部15は、現像電位決定部13によって決定された現像電位でのすべての階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量を画像モード別に算出する(ステップS17)。再度、図9を参照して説明すると、入力階調A2において、現像電位V,Vの記録用紙に付着させるトナーのトナー量は、目標トナー量と一致する。しかし、入力階調A2から外れた部分については、現像電位V,Vの記録用紙に付着させるトナーのトナー量は、目標トナー量と一致しない。したがって、まず、目標トナー量と、現像電位V,Vの記録用紙に付着させるトナーのトナー量との差を求めるために、現像電位V,Vの記録用紙に付着させるトナーのトナー量のうち、目標トナー量と一致しない部分について記録用紙に付着させるトナーのトナー量をすべて算出する。この算出は、一致した部分(例えば、図9に示すPやQ)を基準に、入力階調を上げたり、下げたりすることにより行われる。これにより、入力階調A2から外れた部分についての記録用紙に付着させるトナーのトナー量が算出され、結果として図9に示す算出値の曲線(破線)が得られる。
階調補正量算出部16は、算出されたすべての階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量と、階調ごとの目標トナー量と、の差から、LUTにより目標トナー量となる階調補正量を画像モード別に算出する(ステップS18)。図9を参照して説明すると、例えば、画像モード「コート紙」における入力階調A1とA2との間では、目標トナー量とトナー量算出値が不一致である。したがって、この不一致がLUTにより解消されるような階調補正量を階調ごとに算出する。この算出処理は、画像モード「非コート紙」でも行われる。また、上述した入力階調間以外のすべてにおいて行われる。これにより、算出された階調補正量が利用されることで、入力階調A2以外におけるトナー量算出値とトナー量目標値との乖離Dが補正され、トナー量の算出値はその目標値に近づく。また、上述したキャリア飛びを防ぐため現像電位を目標値まで変更できずに入力階調A2でも目標値と算出値が乖離している場合もありうる。その場合には他の階調同様、A2も目標値と算出値の乖離分を階調補正により補正すればよい。
現像電位決定部13は、ステップS18の処理が修了すると、ステップS16の処理で決定された現像電位を画像モード別に現像電位記憶部14に記憶させると共に、階調補正量算出部16は、ステップS18の処理で算出された階調補正量を画像モード、現像電位及び階調に対応付けて現像電位記憶部14に記憶させる(ステップS19)。この結果、現像電位記憶部14には、図9(b)に示す表が記憶される。
画像モード切替部11は、ここで、画像モードの切替があったか否かを判定する(ステップS20)。そして、画像モード切替部11は、画像モードの切替があったと判定した場合には(ステップS20:YES)、その旨の切替指示を現像電位変更部12に出力し、現像電位変更部12は、切替後の画像モードに対応する現像電位と、その入力階調における現像電位の階調補正を現像電位記憶部14から取得し、画像形成ユニット20の現像電位を変更する(ステップS21)。
このように、画像モードが切り替わっても、切り替わる度に、切替後の画像モードに適した現像電位を、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の調整動作を行うことなく画像形成ユニット20に設定できる。さらに、入力階調によって記録用紙に付着させるトナーのトナー量の目標値と算出値との間に差がある場合でも、LUTを利用し、その差を縮めることで、画像形成に要する記録用紙に付着させるトナーのトナー量の目標値に近づけられる。したがって、画像形成に係る精度が本構成を有しない場合に比較して向上する。
(その他の実施形態)
続いて、本発明のその他の実施形態について説明する。
図11は、制御部10の要部構成を例示する他のブロック図である。
本実施形態における制御部10は、目標トナー量変更部17をさらに含む点で、上述した第2実施形態における制御部10と相違する。
目標トナー量変更部17は、PCからの目標トナー量変更に関する制御情報や画像形成装置100に対する目標トナー量変更に関する操作指示に基づいて、現像電位決定部13や階調補正量算出部16で利用される、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の目標値を変更する。したがって、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の変更後の目標値に応じた現像電位に変更され、この現像電位が画像形成ユニット20に設定される。
目標トナー量変更部17を制御部10に含めることで、転写ベルト40や記録用紙60に形成される画像を構成するトナーのトナー量が変えられる。すなわち、PCや画像形成装置100のユーザインタフェースに記録用紙に付着させるトナーのトナー量を変更する操作ボタンを構成し、その操作ボタンに対し利用者の意図に応じた指示が行われれば、その意図に近い濃度の画像が得られる。
図12は、パッチ画像の他の例である。
この実施形態では、現像電位Vに対するパッチ画像Y1,M1,C1,K1と、現像電位Vに対するパッチ画像Y2,M2,C2,K2が転写ベルト40に形成された後、画像モード(コート紙や非コート紙)別の現像電位V,Vを決定する。この決定は、第1実施形態で説明したとおりである。そして、決定された画像モードにおける現像電位V,Vに対するパッチ画像Y41,・・・,K54が階調ごとにさらに転写ベルト40に形成される。より詳しくは、コート紙の現像電位Vに対するパッチ画像Y41,Y42,・・・,K41,・・・,K44、非コート紙の現像電位Vに対するパッチ画像Y51,Y52,・・・,K51,・・・,K54が形成される。
したがって、これらのパッチ画像Y41,Y42,・・・,K54がADCセンサ35に読み込まれると、画像モード別の現像電位が決定されると共に、その現像電位における入力階調別の記録用紙に付着させるトナーのトナー量が算出される。したがって、画像モードとその画像モードにおける入力階調に応じたトナー制御がなされ、画像形成に関する精度が本構成を有しない場合に比較して向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、本発明のプログラムを通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。例えば、上述したブロック図における各部は、論理回路等のハードウェアで実現してもよい。また、ADCセンサは経済的な観点から転写ベルト上を検知するが、例えば、ADCセンサは転写ベルト上を検知するのではなく、複数のADCセンサで各感光ドラム上のパッチを検知する構成でもよい。
また、例えば、入力階調ごとのパッチ画像がスクリーン(例えば、網点、万線等)ごとにある場合、現像電位変更部12は、高濃度のパッチ画像(例えばベタ画像(Cin100%))を共用するようにしてもよい。これにより、転写ベルト40に形成されるパッチ画像の数が削減される。すなわち、パッチ画像の形成に要するパッチ画像のトナー量が減ると共に、設定時間の短縮が図れる。
さらに、上述した第1実施形態や第2実施形態で説明したように、画像形成装置100の調整動作時には、画像モード「非コート紙」「コート紙」に対するそれぞれの現像電位が決定される。そして、調整動作を行ってから予め定めた時間が経過したときに、例えば画像モードが「非コート紙」としてジョブが実行されている場合には、記録用紙に付着させるトナーのトナー量の確認のために、再度、非コート紙のパッチ画像が形成される。このパッチ画像に基づいて改めて現像電位が決定される。しかし、これに応じて画像モード「コート紙」に対する現像電位は決定されない。このため、画像モードを「コート紙」に切替えた場合、改めて、コート紙のパッチ画像が形成され、このパッチ画像に基づいて現像電位が決定される。
そこで、調整動作時の「非コート紙」「コート紙」の現像電位の電位差を算出する電位差算出部を制御部10に構成し、電位差算出部による算出結果を現像電位記憶部14に記憶させておく。そして、現像電位決定部13は、改めて「非コート紙」の現像電位が決定される場合に、算出された電位差を利用して「コート紙」の現像電位も決定する。これにより、「非コート紙」から「コート紙」に切替えられても、「コート紙」のパッチ画像の形成に基づいて改めて現像電位を決定する処理を行わないで済み、画像形成に関する生産性が向上する。
10 制御部
11 画像モード切替部
12 現像電位変更部
13 現像電位決定部
14 現像電位記憶部
15 トナー量算出部
16 階調補正量算出部
17 目標トナー量変更部
19 変更選択部
20 画像形成ユニット
35 ADCセンサ
40 転写ベルト
50 定着装置
60 記録用紙
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 複数の記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定があり、該記録用紙に付着させるトナーのトナー量を、制御情報又は操作指示に基づいて切替える切替手段と、
    複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を像保持体上に形成する形成手段と、
    前記形成手段により形成されたトナー像のトナー量を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたトナー像のトナー量と該検出されたトナー像のトナー量における現像電位との対応関係に基づいて、前記記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定それぞれに応じた現像電位を決定する決定手段と、
    前記切替手段により記録用紙に付着させるトナーのトナー量が切替えられた場合に、切替後の記録用紙に付着させるトナーのトナー量に対応する現像電位を、前記決定手段により決定された現像電位に変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 少なくとも2つの異なる現像電位における各階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段で算出された各階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量と、画像モード別かつ階調別に目標とすべき記録用紙に付着させるトナーの目標トナー量と、の差を階調補正量として算出する第2の算出手段と、をさらに含み、
    前記形成手段は、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を階調ごとに像保持体上に形成し、
    前記検出手段は、階調ごとに前記形成手段により形成されたトナー像のトナー量を検出し、
    前記決定手段は、前記検出手段により検出されたトナー像の一部の階調における、該トナー像のトナー量と該トナー像のトナー量における現像電位との対応関係に基づいて、画像モード別に対応する、その階調の目標トナー量の設定それぞれに応じた、それぞれの現像電位を決定し、
    前記第1の算出手段は、複数の画像モード別に、前記決定手段により決定された現像電位でのすべての階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量を算出し、
    前記第2の算出手段は、複数の画像モード別に、前記第1の算出手段で算出されたすべての階調の記録用紙に付着させるトナーのトナー量と、画像モード及び階調毎の目標トナー量と、の差を階調補正量として算出し、
    前記変更手段は、前記切替手段により画像モードが切替えられたときに、その画像モードに対応した現像電位に変更すると共に、算出された階調補正量により補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 予め定めた条件に該当するか否かに基づいて、現像電位のみの変更、階調補正量のみの変更、又は、現像電位及び階調補正量の変更、のいずれかを選択する選択手段をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 操作に応じて、前記目標トナー量を変更する変更手段をさらに含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記形成手段は、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を像保持体上に形成した後、さらに、前記複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を階調ごとに像保持体上に形成し、
    前記変更手段は、前記切替手段により画像モードが切替えられたときに、その画像モードに対応した現像電位に変更すると共に、算出された階調補正量により補正することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記形成手段が、複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を階調ごとに像保持体上に形成した場合であって、階調ごとのトナー像をさらに画像の種類ごとに形成するとき、形成されるトナー像の中のうち、予め定めた濃度以上のトナー像を共用することを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 複数の異なる現像電位の電位差を算出する第3の算出手段を含み、
    前記切替手段が一の現像電位を切替えた場合に、残りの現像電位を前記第3の算出手段で算出された電位差に基づいて切替えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 複数の異なる現像電位に基づいて、複数の異なるトナー像を像保持体上に形成する形成手段と、
    前記形成手段により形成されたトナー像のトナー量を検出する検出手段と、
    を備える画像制御装置を制御する、コンピュータにより実行可能な画像形成プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    複数の記録用紙に付着させるトナーのトナー量の設定があり、該記録用紙に付着させるトナーのトナー量を、制御情報又は操作指示に基づいて切替える切替手順、
    前記検出手段により検出されたトナー像のトナー量と該検出されたトナー像のトナー量における現像電位との対応関係に基づいて、前記記録用紙に付着させるトナー量に応じた現像電位を決定する決定手順、
    前記切替手段により記録用紙に付着させるトナーのトナー量が切替えられた場合に、切替後の記録用紙に付着させるトナーのトナー量に対応する現像電位を、前記決定手段により決定された現像電位に変更する変更手順、
    を実行させるための画像形成プログラム。
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