JP2000087469A - 無機質繊維状吸音材の被覆方法および無機質繊維状吸音材 - Google Patents

無機質繊維状吸音材の被覆方法および無機質繊維状吸音材

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JP2000087469A
JP2000087469A JP10259553A JP25955398A JP2000087469A JP 2000087469 A JP2000087469 A JP 2000087469A JP 10259553 A JP10259553 A JP 10259553A JP 25955398 A JP25955398 A JP 25955398A JP 2000087469 A JP2000087469 A JP 2000087469A
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JP
Japan
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absorbing material
sound absorbing
inorganic fibrous
fibrous sound
sewing
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JP10259553A
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Yasuo Hashii
靖夫 橋井
Toshiro Terakawa
俊郎 寺川
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Ekootekku Kk
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Ekootekku Kk
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸音効率を低下させず、また、経時変化や振
動によっても剥離することのないように、ガラスクロス
で無機質繊維状吸音材を被覆する。 【解決手段】 ガラスクロス2同士を縫製3して袋状に
し、その中に無機質繊維状吸音材1を充填する。縫製
は、ガラスクロス2の端部の解れを防止する縫製と、そ
の内側でガラスクロス2同士を係止する縫製との多条縫
製とすることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架道路や高架鉄
道等の高架橋の裏面、機械室の防音壁等、種々の防音、
吸音の用途で使用する無機質繊維状吸音材の被覆方法お
よび被覆した無機質繊維状吸音材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市における交通騒音や機械騒音
の低減が社会的に重要な課題となって来ており、そのた
め、高架道路や高架鉄道等の高架橋の裏面に吸音体を配
置したり、機械室に防音壁を設けたりする対策が採られ
るようになって来ている。そして、吸音体や防音壁の素
材としては、特開平9−296533号公報や特開平1
0−60826号公報に記載されているように、グラス
ウール等の無機質の繊維から構成した繊維状吸音材を使
用するのが一般的である。
【0003】この吸音材は、グラスウール等の無機質繊
維にバインダーを混ぜて堆積させ、所定の厚さおよび密
度となるように加熱加圧してバインダーを硬化させるこ
とにより製造される。そして、このようにして製造した
無機質繊維状吸音材を、たとえば特開平10−6082
6号公報記載の梁材と足場板と外装板とで囲まれた空所
に収納することにより、吸音体が構成される。
【0004】このように、無機質繊維状吸音材は無機質
繊維を圧縮したものであるから、裸のままでは取扱いに
際して表面から個々の繊維が飛散してしまうおそれがあ
る。また、グラスウール等の繊維は非常に細いため、素
手で扱うと先端が皮膚に刺さって不愉快な刺激を与える
原因となる。
【0005】そこで、対策として、従来は無機質繊維状
吸音材をガラスクロス(JIS R3414)で被覆し
てきた。これは、図3(a)に示すように、無機質繊維
状吸音材1をガラスクロス2で被覆するものであるが、
無機質繊維状吸音材1の表面に接着剤4を塗布し、ガラ
スクロス2はこの接着剤4を介して固定するのが一般的
であった。また、無機質繊維状吸音材1は、水に濡れる
と吸音率が激減するだけでなく、繊維部分に水を吸収し
て重くなり、自重によって押し固められてしまうことも
あり、こうなると乾燥しても固化状態のままで吸音率が
回復しないため、PVF(ポリフッ化ビニル樹脂)フィ
ルム等の防水性の膜材料で被覆することも多い。この場
合は、図3(b)に示すように、膜材料5の上からガラ
スクロス2で被覆することになるが、やはりガラスクロ
ス2の固定は接着剤4に頼ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、ガラス
クロスを固定するのに接着剤を用いると、接着剤層は音
を吸収しないだけでなく反射してしまうため、無機質繊
維状吸音材の吸音効率を低下させてしまう問題がある。
また、接着剤層は時間が経つと変質して接着力が低下す
ることにより、ガラスクロスが剥離し、さらに、振動に
よってもガラスクロスが剥離してしまうことがある。
【0007】そこで本発明は、吸音効率を低下させず、
また、経時変化や振動によっても剥離することなく、ガ
ラスクロスで無機質繊維状吸音材を被覆する方法および
被覆した無機質繊維状吸音材を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の被覆方法は、ガ
ラスクロス同士を縫製して袋状にし、その中に無機質繊
維状吸音材を充填することを特徴とする無機質繊維状吸
音材の被覆方法である。この際、前記縫製は、ガラスク
ロスの端部の解れを防止する縫製と、その内側でガラス
クロス同士を係止する縫製との多条縫製とすることが好
ましい。また、本発明の無機質繊維状吸音材は、前記被
覆方法によりガラスクロスで被覆したことを特徴とする
無機質繊維状吸音材である。
【0009】本発明では、接着剤を使用する場合の前記
問題点を解決するため、ガラスクロスを縫製して袋状に
し、その中に無機質繊維状吸音材を充填することにし
た。具体的にどのように縫製してどのような形状の袋体
とするかは限定されないが、ガラスクロスの端部を縫製
するのが一般的である。この場合は、端部には解れを防
止する縫製を行い、その内側でガラスクロス同士を係止
する縫製を行うのが良い。縫製に使用する糸は、強度や
耐候性を備えたものを選択するが、たとえばアラミッド
繊維の糸などが使用できる。
【0010】
【実施例】図1に、ガラスクロス2の端部同士を縫製3
して袋状にし、その中に無機質繊維状吸音材1を充填し
た本発明の実施例を示す。袋体を形成するのに接着剤は
使用していない。防水性の膜材料で無機質繊維状吸音材
1を被覆している場合も、図示の例と同様にガラスクロ
ス2の袋体の中に充填してやれば良い。
【0011】図2には、ガラスクロス端部の縫製部の例
を拡大して示す。ガラスクロス2の端部6には、その解
れを防止するための縫製8が施されており、その内側で
ガラスクロス2同士を係止するための縫製7が施されて
いる。具体的にこの縫い方に限るわけではないが、この
ようにガラスクロスの端部を縫製する場合は、端部の解
れを防止するための縫製を、ガラスクロス同士を係止す
る縫製とは別個に施すほうが、ガラスクロスの縫製箇所
における解れやちぎれを防止する上で好ましい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、接着剤を用いないでガ
ラスクロスにより無機質繊維状吸音材を被覆することが
できるので、吸音材の吸音効率の低下を防止することが
できる。また、接着剤を用いないので、経年変化や振動
のためにガラスクロスが剥離してしまう問題を解消する
ことができる。さらに、接着剤を使用する場合はその乾
燥に時間がかかるが、縫製ではその必要がないため、被
覆作業の効率も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無機質繊維状吸音材の被覆方法の実施
例を示す図である。
【図2】本発明の無機質繊維状吸音材の被覆方法におけ
るガラスクロス端部の縫い方の具体例を拡大して示す図
である。
【図3】従来のガラスクロスによる被覆方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 無機質繊維状吸音材 2 ガラスクロス 3 縫製 4 接着剤 5 膜材料 6 端部 7 縫製 8 縫製
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 DF04 DH39 FA03 FA30 GA12 GA26 HA31 HA33 HF01 HF15 MA01 4F100 AA01C AC10C AG00A AG00B AG00C BA03 BA06 BA10A BA10C BA13 DD32 DG12A DG12B DG15C EC08 JH01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスクロス同士を縫製して袋状にし、
    その中に無機質繊維状吸音材を充填することを特徴とす
    る無機質繊維状吸音材の被覆方法。
  2. 【請求項2】 前記縫製が、ガラスクロスの端部の解れ
    を防止する縫製と、その内側でガラスクロス同士を係止
    する縫製との多条縫製である請求項1記載の無機質繊維
    状吸音材の被覆方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の被覆方法により
    ガラスクロスで被覆したことを特徴とする無機質繊維状
    吸音材。
JP10259553A 1998-09-14 1998-09-14 無機質繊維状吸音材の被覆方法および無機質繊維状吸音材 Withdrawn JP2000087469A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021067087A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 良男 高橋 防音パネルと防音パネルシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021067087A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 良男 高橋 防音パネルと防音パネルシステム
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