JPH0454576B2 - - Google Patents
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- JPH0454576B2 JPH0454576B2 JP58075465A JP7546583A JPH0454576B2 JP H0454576 B2 JPH0454576 B2 JP H0454576B2 JP 58075465 A JP58075465 A JP 58075465A JP 7546583 A JP7546583 A JP 7546583A JP H0454576 B2 JPH0454576 B2 JP H0454576B2
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- vibration
- heat
- long fibers
- fiber layer
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Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、防振断熱材に関し、特に、振動源、
熱源を有する車輌等に用いて好適な防振断熱材に
関する。
熱源を有する車輌等に用いて好適な防振断熱材に
関する。
自動車等において、動力源であるエンジンは、
エネルギー変換に伴ない振動や熱を発生し、振動
源、熱源ともなるので、エンジンの発生する振動
や熱がエアクリーナ等の他の装置に悪影響を及ぼ
したり、振動によつてエンジンケースやボンネツ
ト等の外板が共鳴して騒音を発生することにな
る。このような問題が生じないように、エンジン
自体或いは他の装置の外板に防振、断熱対策を施
す必要があるが、かかる課題を解決するにあたつ
て満足し得るものが未だ得られていない。
エネルギー変換に伴ない振動や熱を発生し、振動
源、熱源ともなるので、エンジンの発生する振動
や熱がエアクリーナ等の他の装置に悪影響を及ぼ
したり、振動によつてエンジンケースやボンネツ
ト等の外板が共鳴して騒音を発生することにな
る。このような問題が生じないように、エンジン
自体或いは他の装置の外板に防振、断熱対策を施
す必要があるが、かかる課題を解決するにあたつ
て満足し得るものが未だ得られていない。
本発明は、かかる事情に鑑みなされたものであ
つて、構成簡単にして優れた防振、断熱効果を得
ることができる防振断熱材を提供することを目的
とする。
つて、構成簡単にして優れた防振、断熱効果を得
ることができる防振断熱材を提供することを目的
とする。
以下、本発明の実施例を添付図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図において、1は繊維層を形成し防振断熱
材の基材となる成型繊維材であり、この成型繊維
材1は、ガラス長繊維、有機の長繊維及び無機の
長繊維の少なくとも一つを適当な長さに裁断し、
混合、拡散した後、層状に積層し、得られる綿状
の繊維をローラ加圧及びニードリングしてマツト
状の繊維シートとし、これに水ガラス等の無機の
結合材を塗布又は含浸させ、しかる後加圧焼成す
ることによつて得られる。成型繊維材1の一方の
表面(外表面)には、軟質材層2が層状に形成さ
れている。この軟質材層2は、成型繊維材1の表
面に、ブチルゴム等の流動ゴム、若しくは塩化ビ
ニル、ポリエチレン、シリコン系の軟質樹脂、又
はタールピツチ、樹脂パテ状の軟質材を含浸又は
貼り付けることによつて得られる。
材の基材となる成型繊維材であり、この成型繊維
材1は、ガラス長繊維、有機の長繊維及び無機の
長繊維の少なくとも一つを適当な長さに裁断し、
混合、拡散した後、層状に積層し、得られる綿状
の繊維をローラ加圧及びニードリングしてマツト
状の繊維シートとし、これに水ガラス等の無機の
結合材を塗布又は含浸させ、しかる後加圧焼成す
ることによつて得られる。成型繊維材1の一方の
表面(外表面)には、軟質材層2が層状に形成さ
れている。この軟質材層2は、成型繊維材1の表
面に、ブチルゴム等の流動ゴム、若しくは塩化ビ
ニル、ポリエチレン、シリコン系の軟質樹脂、又
はタールピツチ、樹脂パテ状の軟質材を含浸又は
貼り付けることによつて得られる。
成型繊維材1は、ガラス長繊維、有機の長繊維
及び無機の長繊維のいずれか一つのみからなつて
も良く、又これらの適当な組合せからなつても良
い。有機の長繊維としては、ポリエステル或いは
塩化ビニール等があり、無機の長繊維としてはセ
ラミツク等がある。有機の長繊維を用いることに
より、繊維自身の比重が低いので、成型繊維材1
全体の比重を低減でき、又添着する軟質材層2と
のなじみが良くなり、成型繊維材1と軟質材装置
との結合が強固になされる。
及び無機の長繊維のいずれか一つのみからなつて
も良く、又これらの適当な組合せからなつても良
い。有機の長繊維としては、ポリエステル或いは
塩化ビニール等があり、無機の長繊維としてはセ
ラミツク等がある。有機の長繊維を用いることに
より、繊維自身の比重が低いので、成型繊維材1
全体の比重を低減でき、又添着する軟質材層2と
のなじみが良くなり、成型繊維材1と軟質材装置
との結合が強固になされる。
このように、繊維層(成型繊維材1)及び軟質
材層からなる防振断熱材3は、金属若しくは硬質
樹脂からなる外板4の内面又は外面に、軟質材層
2が外板4側になるように接着貼り付け又は焼き
付け等によつて固着されて防振断熱構造を構成す
る。
材層からなる防振断熱材3は、金属若しくは硬質
樹脂からなる外板4の内面又は外面に、軟質材層
2が外板4側になるように接着貼り付け又は焼き
付け等によつて固着されて防振断熱構造を構成す
る。
かかる構成の防振断熱構造によれば、外板4の
内面又は外面に貼着された軟質材層2が外板4の
鳴り、共鳴を抑える減衰作用をなすので、防振効
果が得られると共に、成型繊維材1(繊維層)が
ガラス繊維による吸音作用並びに軟質材層2及び
外板4と相俟つて透過音遮断作用をなすので、防
音効果も得られるのである。この内面の防音効果
は、繊維層の厚さ及び密度を変えることによつて
コントロールできる。また、ガラス繊維は吸音作
用をなすと共に断熱作用もなすので、断熱という
効果も得られることになる。なお、第2図に示す
ように、繊維層及び軟質材層からなる積層ユニツ
トを例えば2個(3個以上であつても良い)積層
することによつて、防振、防音及び断熱効果をよ
り向上できることになる。
内面又は外面に貼着された軟質材層2が外板4の
鳴り、共鳴を抑える減衰作用をなすので、防振効
果が得られると共に、成型繊維材1(繊維層)が
ガラス繊維による吸音作用並びに軟質材層2及び
外板4と相俟つて透過音遮断作用をなすので、防
音効果も得られるのである。この内面の防音効果
は、繊維層の厚さ及び密度を変えることによつて
コントロールできる。また、ガラス繊維は吸音作
用をなすと共に断熱作用もなすので、断熱という
効果も得られることになる。なお、第2図に示す
ように、繊維層及び軟質材層からなる積層ユニツ
トを例えば2個(3個以上であつても良い)積層
することによつて、防振、防音及び断熱効果をよ
り向上できることになる。
外板4としては、例えば、第3図ないし第5図
に示すように、自動車のボンネツト5、エンジン
カバー6及びエアクリーナケース7がそれぞれ用
いられ、これらの内面又は外面に防振断熱材3を
貼着するのみの簡単な作業で防振断熱構造を容易
に構成できる。
に示すように、自動車のボンネツト5、エンジン
カバー6及びエアクリーナケース7がそれぞれ用
いられ、これらの内面又は外面に防振断熱材3を
貼着するのみの簡単な作業で防振断熱構造を容易
に構成できる。
第6図には本発明の他の実施例が示されてお
り、本実施例においては、第1図に示す防振断熱
材に加え、成型繊維材1の他方の表面(内表面)
にアルミシート等の金属シート8が貼着された構
成となつている。この構成によれば、繊維層の繊
維の飛散を防止でき初期性能を長期に亘つて維持
できると共に、耐熱性、断熱性をより向上できる
ことになる。
り、本実施例においては、第1図に示す防振断熱
材に加え、成型繊維材1の他方の表面(内表面)
にアルミシート等の金属シート8が貼着された構
成となつている。この構成によれば、繊維層の繊
維の飛散を防止でき初期性能を長期に亘つて維持
できると共に、耐熱性、断熱性をより向上できる
ことになる。
第7図には本発明の更に他の実施例が示されて
おり、本実施例においては、第1図に示す防振断
熱材に加え、成型繊維材1の他方の表面(内表
面)に、軟質材層2と同様の方法によつて軟質材
層9が形成された構成となつている。この構成に
よれば、上記実施例と同様に繊維層の繊維の飛散
を防止でき初期性能を長期に亘つて維持できると
共に、防振性をより向上できることになる。
おり、本実施例においては、第1図に示す防振断
熱材に加え、成型繊維材1の他方の表面(内表
面)に、軟質材層2と同様の方法によつて軟質材
層9が形成された構成となつている。この構成に
よれば、上記実施例と同様に繊維層の繊維の飛散
を防止でき初期性能を長期に亘つて維持できると
共に、防振性をより向上できることになる。
なお、本発明は、自動車における防振断熱構造
への適用に限定されるものではない。
への適用に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明によれば、ガラス
長繊維、有機の長繊維及び無機の長繊維の少なく
とも一つを綿状に混合しかつマツト状に成形され
た繊維層の一方の表面に含浸または貼付などによ
り層状に軟質材層を形成し、この軟質材層を介し
て繊維層を外板形状に沿つて溶着または焼付によ
り固着したので、構成簡単にして防振、防音及び
断熱性に優れた防振断熱材が得られる。また、前
記防振断熱材に加え、繊維層の他方の表面に金属
箔若しくは軟質材層を設けたので、繊維の飛散を
防止でき初期性能を長期に亘つて維持できると共
に、断熱性若しくは防振性をより向上できること
になる。
長繊維、有機の長繊維及び無機の長繊維の少なく
とも一つを綿状に混合しかつマツト状に成形され
た繊維層の一方の表面に含浸または貼付などによ
り層状に軟質材層を形成し、この軟質材層を介し
て繊維層を外板形状に沿つて溶着または焼付によ
り固着したので、構成簡単にして防振、防音及び
断熱性に優れた防振断熱材が得られる。また、前
記防振断熱材に加え、繊維層の他方の表面に金属
箔若しくは軟質材層を設けたので、繊維の飛散を
防止でき初期性能を長期に亘つて維持できると共
に、断熱性若しくは防振性をより向上できること
になる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の実施例の変形例を示す断面図、第3
図、第4図及び第5図は本発明をボンネツト、エ
ンジンカバー及びエアクリーナケースにそれぞれ
適用した場合を示す図、第6図は本発明の他の実
施例を示す断面図、第7図は本発明の更に他の実
施例を示す断面図である。 主要部分の符号の説明、1……成型繊維材、
2,9……軟質材層、4……外板、8……金属
箔。
図は第1図の実施例の変形例を示す断面図、第3
図、第4図及び第5図は本発明をボンネツト、エ
ンジンカバー及びエアクリーナケースにそれぞれ
適用した場合を示す図、第6図は本発明の他の実
施例を示す断面図、第7図は本発明の更に他の実
施例を示す断面図である。 主要部分の符号の説明、1……成型繊維材、
2,9……軟質材層、4……外板、8……金属
箔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 振動源及び/又は熱源の近傍に配される外板
の防振断熱材であつて、綿状に混合されたガラス
長繊維、有機の長繊維及び無機の長繊維の少なく
とも一つからなる繊維層と、前記繊維層の一方の
表面に少くとも含浸または貼付により層状に形成
された軟質材層とからなり、前記繊維層が前記軟
質材層を介して前記外板形状に沿つて少くとも接
着または焼付により固着されたことを特徴とする
防振断熱材。 2 前記繊維層及び軟質材層からなる積層ユニツ
トが複数個積層されたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の防振断熱材。 3 振動源及び/又は熱源の近傍に配される外板
の防振断熱材であつて、綿状に混合されたガラス
長繊維、有機の長繊維及び無機の長繊維の少なく
とも一つからなる繊維層と、前記繊維層の一方の
表面に少くとも含浸または貼付により層状に形成
された軟質材層と、前記繊維層の他方の表面に貼
着された金属箔とからなり、前記繊維層が前記軟
質材層を介して前記外板形状に沿つて少くとも接
着または焼付により固着されたことを特徴とする
防振断熱材。 4 振動源及び/又は熱源の近傍に配される外板
の防振断熱材であつて、綿状に混合されたガラス
長繊維、有機の長繊維及び無機の長繊維の少なく
とも一つからなる繊維層と、前記繊維層の両表面
に少くとも含浸または貼付によりそれぞれ層状に
形成された第1及び第2の軟質材層とからなり、
前記繊維層が前記第1又は第2の軟質材層を介し
て前記外板形状に沿つて少くとも接着または焼付
により固着されたことを特徴とする防振断熱材。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58075465A JPS59199243A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 防振断熱材 |
| GB08408136A GB2139950B (en) | 1983-04-28 | 1984-03-29 | Composite sound and heat insulating board |
| US06/777,271 US4619344A (en) | 1983-04-28 | 1985-09-18 | Composite sound and heat insulating board |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58075465A JPS59199243A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 防振断熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59199243A JPS59199243A (ja) | 1984-11-12 |
| JPH0454576B2 true JPH0454576B2 (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=13577078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58075465A Granted JPS59199243A (ja) | 1983-04-28 | 1983-04-28 | 防振断熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59199243A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61279550A (ja) * | 1985-06-06 | 1986-12-10 | トヨタ自動車株式会社 | 鋼板補強用積層体 |
| JPH04179542A (ja) * | 1990-11-14 | 1992-06-26 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 断熱材 |
| JP2008196797A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
| JP2008224072A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ヒートポンプ給湯機 |
-
1983
- 1983-04-28 JP JP58075465A patent/JPS59199243A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59199243A (ja) | 1984-11-12 |
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