JP2000087317A - 市街地用の透光板付き低層遮音壁 - Google Patents

市街地用の透光板付き低層遮音壁

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JP2000087317A JP10254381A JP25438198A JP2000087317A JP 2000087317 A JP2000087317 A JP 2000087317A JP 10254381 A JP10254381 A JP 10254381A JP 25438198 A JP25438198 A JP 25438198A JP 2000087317 A JP2000087317 A JP 2000087317A
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卓男 貞松
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眞義 野村
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    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01FADDITIONAL WORK, SUCH AS EQUIPPING ROADS OR THE CONSTRUCTION OF PLATFORMS, HELICOPTER LANDING STAGES, SIGNS, SNOW FENCES, OR THE LIKE
    • E01F8/00Arrangements for absorbing or reflecting air-transmitted noise from road or railway traffic
    • E01F8/0005Arrangements for absorbing or reflecting air-transmitted noise from road or railway traffic used in a wall type arrangement
    • E01F8/0017Plate-like elements

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  • Architecture (AREA)
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  • Structural Engineering (AREA)
  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 市街地の車道と歩道の境界部位に設置される
透光板付き低層遮音壁を提供する。 【解決手段】 H形支柱の溝内の下部に吸音壁パネルが
支持され、該吸音壁パネルの上面部に上向きに開口する
受け溝を有する化粧板が取り付けられ、前記の受け溝へ
下端部を嵌めて立てた透光板がやはりH形支柱の溝内に
支持され、H形支柱は前記透光板の支持に必要な限度の
高さとされ、H形支柱より上方部分では隣接する透光板
同士の端縁が透明なジョイント部材で相互に拘束されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、市街地の車道と
歩道の境界部位に設置される透光板付き低層遮音壁の技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、視界を完全に遮る吸音壁パネル
と、見通しの良い透光板とを組み合わせた遮音壁は、使
用の目的に応じて種々な構造のものが公知に属する(例
えば実開昭53−46722号、実開昭55−4491
8号、特開平9−41329号公報、及び第45847
号登録意匠=昭和55年9月30日登録など参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】市街地の車道と歩道の
境界部位に設置される遮音壁の場合には、車道を走る自
動車の騒音を低減する吸音、遮音機能と同時に、歩道を
歩く人の視界をあまり遮らないで市街地の景観を乱さ
ず、人及び環境に優しい構造であることが特に要望され
る。
【0004】従って、この発明の目的は、市街地用とし
て好適な、即ち車道を走る自動車の騒音を低減する吸
音、遮音機能と同時に、歩道を歩く人及び自動車の運転
者の視界をあまり遮らないで市街地の景観を乱さず、人
及び環境に優しい構造の透光板付き低層遮音壁を提供す
ることである。この発明の次の目的は、設置施工が容易
で簡単、確実な構造に改良した市街地用の透光板付き低
層遮音壁を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段として、請求項1に記載した発明に係る市街地用の透
光板付き低層遮音壁は、市街地の車道と歩道の境界部位
に設置される透光板付き低層遮音壁において、H形支柱
の溝内の下部に吸音壁パネルが支持され、該吸音壁パネ
ルの上面部に上向きに開口する受け溝を有する化粧板が
取り付けられ、前記の受け溝へ下端部を嵌めて立てた透
光板がやはりH形支柱の溝内に支持されていること、前
記H形支柱は前記透光板の支持に必要な限度の高さとさ
れ、H形支柱より上方部分では隣接する透光板同士の端
縁が透明なジョイント部材で相互に拘束されていること
を特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1に記載し
た市街地用の透光板付き低層遮音壁において、吸音壁パ
ネルの高さは、歩道を歩く人の目線よりもかなり低く構
成され、歩道を歩く人の目線の範囲は透光板にて遮蔽さ
れていることを特徴とする。請求項3記載の発明は、請
求項1に記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁にお
いて、吸音壁パネルの長さに対して、隣接するH形支柱
の間隔は少し大きく配置され、該吸音壁パネルは、隣接
するH形支柱の間へ配置され、同パネルの両端へ別途付
設した係止部材によりH形支柱の溝内に支持されている
ことを特徴とする。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1又は3に
記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁において、係
止部材はH形支柱の溝の幅よりも少し小さい幅の部材と
され、該係止部材の下部は、吸音壁パネルの側面下部に
固定された上向きのフック形部材で拘束されており、同
係止部材の上部は、吸音壁パネルの上面部及び係止部材
上面部へボルト止めした調整板により、係止部材の一側
面をH形支柱の一方のフランジ内面へ当接させ、他方の
フランジ内面には調整板の縁を当接させた状態の位置決
め固定が行われていることを特徴とする。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1又は3に
記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁において、係
止部材の下部は、吸音壁パネルの側面下部に固定された
上向きのフック形部材で拘束されていると共に、同フッ
ク部材の上縁へ当接するように係止部材の下部に設けた
傾斜ブロック、及び前記傾斜ブロックと一体をなし係止
部材の一方の側面及びこれと相対峙するH形支柱の一方
のフランジ内面との間に位置する梃子部材とで構成され
た幅寄せ機構により、同係止部材の他側の側面下部をH
形支柱の他方のフランジ内面と接触させた状態の位置決
め固定が行われていることを特徴とする。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項1又は3に
記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁において、係
止部材の下部は、吸音壁パネルの側面下部に固定された
上向きのフック形部材で拘束されていると共に、同フッ
ク部材の上向きに幅が狭まる傾斜のガイド側縁へ当接す
るように係止部材の下部に設けた傾動部材の背面部が、
H形支柱の一方のフランジ内面へ当接する構成の幅寄せ
機構により、同係止部材の他側の側面下部をH形支柱の
他方のフランジ内面と接触させた状態の位置決め固定が
行われていることを特徴とする。
【0010】請求項7に記載した発明は、請求項1に記
載した市街地用の透光板付き低層遮音壁において、透光
板は、その片面をH形支柱の一方のフランジ内面へ当接
され、他面はH形支柱のウエブへボルト止めしたアング
ル材の一面で支持して固定されていることを特徴とす
る。請求項8記載の発明は、請求項1に記載した市街地
用の透光板付き低層遮音壁において、透光板は、その片
面がH形支柱の一方のフランジ内面に沿って取り付けた
サッシュ材へ当接され、他面はH形支柱の他側のフラン
ジ内面とウエブにかけてほぼ水平に固定した上下の固定
板の間に配置した溝形鋼状をなす押さえ縁部材で支持さ
れており、前記押さえ縁部材はその上下の端部を前記固
定板のボルト孔へ通したボルトによって固定されている
ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態及び実施例】図1と図2は、請求項
1に記載した発明に係る市街地用の透光板付き低層遮音
壁の実施形態を示している。これは図2で明らかなよう
に市街地の車道と歩道の境界部位に設置されるもので、
長手方向に隣接するH形支柱1、1間の溝内の下部に吸
音壁パネル2が支持され、該吸音壁パネル2の上に積み
重ねて立てた透光板3がやはりH形支柱1の溝内に支持
されている。H形支柱1は、地面下に設けたコンクリー
ト基礎ブロック5に固定して立てられている。吸音壁パ
ネル3の上面部に、図2と図6に詳細を示したように上
向きに開口する受け溝7を有する化粧板6を取り付け、
前記受け溝7へ透光板3の下端部を嵌め込んで立ててい
る。金属製の吸音壁パネル2と、合成樹脂製の透光板3
との熱膨張差を吸収するためである。
【0012】吸音壁パネル2の構造は、図2に概要を示
したように、薄い金属製板材で形成したケーシングの前
面(車道側の面)に多数の吸音開口が設けられ、同ケー
シングの内部に吸音材2aが配置された構成である。透
光板3には、例えば透明な合成樹脂板(ポリカーボネー
ト板)が使用されている。前記H形支柱1は、前記透光
板3の支持に必要な限度の地面上高さHに制限して、無
骨な存在感をできるだけ希釈した構成とされている。H
形支柱1より上方部分では、隣接する透光板3、3同士
の端縁が、やはり透明なポリカーボネート製のジョイン
ト部材4で相互に拘束され、風圧や地震などに対する構
造的安定性を保つ構成とされている。
【0013】吸音壁パネル2の背高は、歩道を歩く普通
の背丈の人の視界(及び自動車の運転者の視界)をあま
り遮らないように、目線よりもかなり低い地面上約80
0mm程度とし、同歩行者の目線の範囲は透光板3で遮蔽
するように透光板3の背高を約700mm程度とし、もっ
てこの低層遮音壁の全高は地面上1500mm程度の高さ
に構成されている(請求項2記載の発明)。因みに前記
H形支柱1の地面上の高さHは1100mm位とし、もっ
て前記透光板3の下部は、H形支柱1の上部約300mm
程度の高さhで支持されている。
【0014】上述した市街地用の透光板付き低層遮音壁
を構築するにあたっての重大な問題点は、前記構造の吸
音壁パネル2の重量がおよそ40〜50kgにもなり、こ
れをH形支柱1の上端から溝内へ建て込む(嵌め込む)
方法を採用すると、複数人が共同しても人手による作業
は至難と云うのほかなく、小型の重機類を使用して吊り
込む作業になるから、重機の確保と使用コストが負担に
なる。
【0015】そこで本発明では、人手による作業、それ
も比較的に軽労働の作業で構築を行えるように、吸音壁
パネル2は、地面上に立てた姿勢のまま水平横方向へ動
かす操作で立て込む方法・構成が採用される。その手段
として、先ず吸音壁パネル2の長さ(通例2000mm)
に対して、長手方向に隣接するH形支柱1、1は、その
フランジ間の内法寸法Lを例えば10mm程度大きい配置
間隔で立てる。そして、吸音壁パネル2は、地面上に立
てた姿勢のまま水平横方向へ移動させて隣接するH形支
柱1、1の間へ配置する。この程度の作業は、通常の大
人が2人も共同すれば何の苦もなくできる。
【0016】しかる上で、図3及び図4に示したよう
に、H形支柱1の溝1c内へ別途嵌め込んだ係止部材8
を当該吸音壁パネル2の両端へ付設して支持させる(請
求項3記載の発明)。図4で明らかなように、係止部材
8にはH形支柱1の溝1cの幅(84mm)よりも少し小
さい幅(75mm)の溝形鋼材が好適に使用される。該溝
形鋼材8の下部は、図3と図5に示したように横繋ぎ材
10の端部を利用して吸音壁パネル2の側面下部に固定
された上向きのフック形部材11へ、上方から下ろしつ
つウエブ8dの内面を掛け止めて拘束されている(図
5、及び図8と図9も参照)。吸音壁パネル2は、その
下面の前記横繋ぎ材10をH形支柱1の下端部のベース
プレート9上に載置される。
【0017】他方、同じ溝形鋼材8の上部は、吸音壁パ
ネル2の上面部および溝形鋼材上面部へボルト12と1
3で止めた調整板14により、同溝形鋼材8の一側面を
H形支柱1の一方のフランジ内面1aへ当接させ、他方
のフランジ内面1bには調整板14の外縁を当接させた
状態の位置決め固定が行われる(請求項4記載の発
明)。
【0018】そのため調整板14は直角に曲がった形状
とされ(図4)、その脚部14aは長手方向の長孔状に
設けられたボルト孔15を通じて吸音壁パネル内側のナ
ット16へねじ込んだ少なくとも2本のボルト12、1
2により長手方向への出入り量を調整した上で 固定さ
れる。直角な頭部14bは、直角方向に長孔状とされた
ボルト孔15を通じて溝形鋼材8の上端板8cへ溶接し
たナット17へねじ込んだ少なくとも2本のボルト1
3、13により溝幅方向への調整を行い、即ち溝形鋼材
8の一側面8aを一方のフランジ内面1aへ当接させ、
逆に前記頭部14bの外縁を他方のフランジ内面1bへ
当接させた状態で固定される(図4及び図9)。したが
って、吸音壁パネル2がH形支柱1の溝内でガタつくこ
とは確実に防止される。
【0019】ところで、係止部材たる溝形鋼材8の下部
の幅寄せ手段に関しても、次のような幅寄せ機構が設け
られている。先ず図8〜図10は、H形支柱1の溝内に
沿って図8の矢印のように下ろす溝形鋼材8の下部は、
吸音壁パネル2の側面下部に固定された上向きのフック
形部材11で拘束されることを示している。と同時に、
図8と図9は、前記のフック形部材11の水平な上縁へ
当接するように、下面18aを傾斜面に形成して溝形鋼
材8の下部に設けられた傾斜ブロック18と、前記傾斜
ブロック18とは一体をなす構造で、溝形鋼材8の一方
の側面8b及びこれと相対峙するH形支柱1の一方のフ
ランジ内面1bとの間に位置する梃子部材19とで構成
された幅寄せ機構により、当該溝形鋼材8の他側の側面
8aの下部をH形支柱1の他方のフランジ内面1aと接
触させるように幅寄せして位置決め固定が行われること
(請求項5記載の発明)を示している。
【0020】即ち、前記梃子部材19は、図8のように
垂直な姿勢で溝形鋼材8と共に下降される。そして、傾
斜ブロック18の傾斜した下面18aがフック形部材1
1の水平な上縁の上に載ると、同下面18aの傾きに従
って傾斜ブロック18が傾動し、ひいては梃子部材19
が絶対的固定のH形支柱1のフランジ内面1aを支点と
して傾き、可動な溝形鋼材8の側面8aを所謂梃子の作
用で押し、もって溝形鋼材8の他側の側面8aの下部を
H形支柱1の他方のフランジ内面1aへ当接させる幅寄
せ作用を行うのである。
【0021】図示例では傾斜ブロック18の下面18a
が傾斜面に形成されているが、逆に、フック形部材11
の上縁を傾斜させても良い。梃子部材19は、その腕部
が溝形鋼材8の側面8bに設けたルーズ孔(又は切り欠
き)へ傾動可能に通され、同腕部と傾斜ブロック18と
がボルト20により一体的に結合されている。次に、図
11と図12には異なる幅寄せ機構の実施例を示した。
本実施例の場合も溝形鋼材8の下部が、やはり吸音壁パ
ネル2の側面下部に固定された上向きのフック形部材1
1で拘束される。フック形部材11の両側縁が上向きに
幅が狭まる傾斜のガイド側縁11aに形成され、このガ
イド側縁11aへ当接して滑るように溝形鋼材8の下部
に設けた傾動部材21、及び傾動部材21の背面バー2
2がH形支柱1の一方のフランジ内面1aへ当接する構
成の幅寄せ機構が設けられている。この幅寄せ機構によ
り、溝形鋼材8の他側の側面8bの下部をH形支柱1の
他方のフランジ内面1bへ当接させるまで幅寄せして位
置決め固定が行われる(請求項6記載の発明)。
【0022】なお、図11、図12の実施例は、傾動部
材21がヒンジ23の一方のヒンジ板で形成され、他方
のヒンジ板を溝形鋼材8の側面下部へ固定した構成であ
るが、この限りではない。溝形鋼材8をH形支柱1の溝
内へ下ろしてゆくと、吸音壁パネル2の側面下部に固定
された上向きのフック形部材11のガイド側縁11aへ
当接して滑り、その背面部がフランジ内面に当たって溝
形鋼材8の下部を押して幅寄せ作用を奏する構成であれ
ば、例えば可撓性を有する1枚の板による構造、その他
の構成でも良い。
【0023】次に、透光板3のH形支柱1の溝に対する
取付け手段について説明する。先の図6と図7に示した
実施例は、アングル材24を用いて透光板3をH形支柱
1の溝内の一方へ片寄せした位置に支持させる例であ
る。即ち、透光板3の片面は、H形支柱1の一方のフラ
ンジ内面へパッキン27を間に挟んで当接される。同透
光板3の他面は、やはり間にパッキン27を挟んでアン
グル材24の一面で支持させると共に、H形支柱1のウ
エブへ通したボルト25とナット26で同アングル材2
4の他面を締め付け固定して取付けが行われている(請
求項7記載の発明)。アングル材24には、図6に示し
たように、ボルト25による固定位置の調整が可能であ
るように、水平横方向に長いボルト孔28が設けられて
いる。
【0024】次に、図13と図14には異なる取付け手
段の実施例を示した。本実施例は押さえ縁部材として使
用する溝形材30とサッシュ材31とにより透光板3を
H形支柱1の溝内のほぼ中央位置へ支持させる例であ
る。即ち、透光板3の片面は、H形支柱1の溝内に、そ
の一方のフランジ内面1aに沿って配置しカシメピン3
7で固定したサッシュ材31へ、間にパッキン27を挟
んで当接されている。同透光板3の他面は、同じH形支
柱1の他側のフランジ内面1bとウエブにかけてほぼ水
平に溶接で固定した上下の固定板32、32の間へ、溝
形材30を配置して支持されている。当該溝形材30
は、その上下の端部を、前記した固定板32のボルト孔
33へ通したボルト34によって締め付け固定されてい
る(請求項8記載の発明)。
【0025】溝形材30の上下の端部には水平な端板3
0aが固定され、同端板30aの内側面に前記のボルト
34をねじ込むナット35が固定されている。一方、前
記固定板32のボルト孔33は、溝形材30で透光板3
を押す方向に長い長孔として設けられ、透光板の支持力
及び支持位置の調整が可能とされている。なお、図中の
符号40はH形支柱1の外面を覆う形に取り付けた化粧
板、41はH形支柱1の溝開口を塞ぐように取付けた化
粧板である。
【0026】
【本発明が奏する効果】請求項1〜8記載の発明に係る
市街地用の透光板付き低層遮音壁は、車道を走る自動車
の騒音を低減する吸音、遮音機能を発揮することは当然
のこと、歩道を歩く人及び自動車の運転者の視界をあま
り遮らないから、市街地の景観を乱さず、人及び環境に
優しい構造である。
【0027】しかも、この透光板付き低層遮音壁は、設
置施工に重機類を必要とせず、人力でも比較的軽労働の
内容で容易、且つ簡単、確実に構築できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る市街地用の透光板付き低層遮音
壁の実施形態を示した正面図である。
【図2】 図1の−線矢視の断面図である。
【図3】 図1の透光板付き低層遮音壁の支柱部分の取
り合い構造を一部破断して示した正面図である。
【図4】 図3の−線矢視の断面図である。
【図5】 図3の−線矢視の断面図である。
【図6】 図3の−線矢視の断面図である。
【図7】 図6の−線矢視の断面図である。
【図8】 係止部材下部の幅寄せ機構の実施例を図5と
同じ視点で、且つ係止部材の下降途中の段階で示した断
面図である。
【図9】 係止部材下部の幅寄せ機構の実施例を図5と
同じ視点で、且つ係止部材の幅寄せ完了の段階で示した
断面図である。
【図10】 図9を正面側から一部破断して示した立面
図である。
【図11】 係止部材下部の幅寄せ機構の異なる実施例
を図5と同じ視点で、且つ係止部材の幅寄せ完了の段階
で示した断面図である。
【図12】 図11を正面側から一部破断して示した立
面図である。
【図13】 透光板の取付け構造を示した断面図であ
る。
【図14】 図13の14′−14′線矢視の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 H形支柱 1c 支柱の溝 2 吸音壁パネル 7 化粧板の受け溝 6 化粧板 3 透光板 4 ジョイント部材 8 係止部材(溝形鋼材) 11 フック形部材 12 ボルト 13 ボルト 14 調整板 18 傾斜ブロック 19 梃子部材 11a ガイド側縁 21 傾動部材 24 アングル材 31 サッシュ材 30 押さえ縁部材(溝形材) 34 ボルト 32 固定板 33 ボルト孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年9月8日(1998.9.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る市街地用の透光板付き低層遮音
壁の実施形態を示した正面図である。
【図2】 図1の−線矢視の断面図である。
【図3】 図1の透光板付き低層遮音壁の支柱部分の取
り合い構造を一部破断して示した正面図である。
【図4】 図3の−線矢視の断面図である。
【図5】 図3の−線矢視の断面図である。
【図6】 図3の−線矢視の断面図である。
【図7】 図6の−線矢視の断面図である。
【図8】 係止部材下部の幅寄せ機構の実施例を図5と
同じ視点で、且つ係止部材の下降途中の段階で示した断
面図である。
【図9】 係止部材下部の幅寄せ機構の実施例を図5と
同じ視点で、且つ係止材の幅寄せ完了の段階で示した断
面図である。
【図10】 図9を正面側から一部破断して示した立面
図である。
【図11】 係止部材下部の幅寄せ機構の異なる実施例
を図5と同じ視点で、且つ係止部材の幅寄せ完了の段階
で示した断面図である。
【図12】 図11を正面側から一部破断して示した立
面図である。
【図13】 透光板の取付け構造を示した断面図であ
る。
【図14】 図13の14−14線矢視の断面図であ
る。
【符号の説明】 1 H形支柱 1c 支柱の溝 2 吸音壁パネル 7 化粧板の受け溝 6 化粧板 3 透光板 4 ジョイント部材 8 係止部材(溝形鋼材) 11 フック形部材 12 ボルト 13 ボルト 14 調整板 18 傾斜ブロック 19 梃子部材 11a ガイド側縁 21 傾動部材 24 アングル材 31 サッシュ材 30 押さえ縁部材(溝形材) 34 ボルト 32 固定板 33 ボルト孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 市街地の車道と歩道の境界部位に設置さ
    れる透光板付き低層遮音壁において、 H形支柱の溝内の下部に吸音壁パネルが支持され、該吸
    音壁パネルの上面部に上向きに開口する受け溝を有する
    化粧板が取り付けられ、前記の受け溝へ下端部を嵌めて
    立てた透光板がやはりH形支柱の溝内に支持されている
    こと、 前記H形支柱は前記透光板の支持に必要な限度の高さと
    され、H形支柱より上方部分では隣接する透光板同士の
    端縁が透明なジョイント部材で相互に拘束されているこ
    とを特徴とする、市街地用の透光板付き低層遮音壁。
  2. 【請求項2】 吸音壁パネルの高さは、歩道を歩く人の
    目線よりもかなり低く構成され、歩道を歩く人の目線の
    範囲は透光板にて遮蔽されていることを特徴とする、請
    求項1に記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁。
  3. 【請求項3】 吸音壁パネルの長さに対して、隣接する
    H形支柱の間隔は少し大きく配置され、吸音壁パネル
    は、隣接するH形支柱の間へ配置され、同パネルの両端
    へ別途付設した係止部材によりH形支柱の溝内に支持さ
    れていることを特徴とする、請求項1に記載した市街地
    用の透光板付き低層遮音壁。
  4. 【請求項4】 係止部材はH形支柱の溝の幅よりも少し
    小さい幅の部材とされ、該係止部材の下部は、吸音壁パ
    ネルの側面下部に固定された上向きのフック形部材で拘
    束されており、同係止部材の上部は、吸音壁パネルの上
    面部及び係止部材上面部へボルト止めした調整板によ
    り、係止部材の一側面をH形支柱の一方のフランジ内面
    へ当接させ、他方のフランジ内面には調整板の縁を当接
    させた状態の位置決め固定が行われていることを特徴と
    する、請求項1又は3に記載した市街地用の透光板付き
    低層遮音壁。
  5. 【請求項5】 係止部材の下部は、吸音壁パネルの側面
    下部に固定された上向きのフック形部材で拘束されてい
    ると共に、同フック部材の上縁へ当接するように係止部
    材の下部に設けた傾斜ブロック、及び前記傾斜ブロック
    と一体をなし係止部材の一方の側面及びこれと相対峙す
    るH形支柱の一方のフランジ内面との間に位置する梃子
    部材とで構成された幅寄せ機構により、同係止部材の他
    側の側面下部をH形支柱の他方のフランジ内面と接触さ
    せた状態の位置決め固定が行われていることを特徴とす
    る、請求項1又は3に記載した市街地用の透光板付き低
    層遮音壁。
  6. 【請求項6】 係止部材の下部は、吸音壁パネルの側面
    下部に固定された上向きのフック形部材で拘束されてい
    ると共に、同フック部材の上向きに幅が狭まる傾斜のガ
    イド側縁へ当接するように係止部材の下部に設けた傾動
    部材の背面部がH形支柱の一方のフランジ内面へ当接す
    る構成の幅寄せ機構により、同係止部材の他側の側面下
    部をH形支柱の他方のフランジ内面と接触させた状態の
    位置決め固定が行われていることを特徴とする、請求項
    1又は3に記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁。
  7. 【請求項7】 透光板は、その片面をH形支柱の一方の
    フランジ内面へ当接され、他面はH形支柱のウエブへボ
    ルト止めしたアングル材の一面で支持して固定されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載した市街地用の透
    光板付き低層遮音壁。
  8. 【請求項8】 透光板は、その片面がH形支柱の一方の
    フランジ内面に沿って取り付けたサッシュ材へ当接さ
    れ、他面はH形支柱の他側のフランジ内面とウエブにか
    けてほぼ水平に固定した上下の固定板の間に配置した溝
    形鋼状をなす押さえ縁部材で支持されており、前記押さ
    え縁部材はその上下の端部を前記固定板のボルト孔へ通
    したボルトによって固定されていることを特徴とする、
    請求項1に記載した市街地用の透光板付き低層遮音壁。
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