JP2016132867A - トンネル覆工構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】FRP製連続帯状構造体を挿入する際の施工時間の短縮を図ると共に、止水材の密着度を向上させることが可能なトンネル覆工構造体を提供する。
【解決手段】トンネル覆工構造体1は、トンネル周方向Sに延在する複数のFRP製アーチ支持構造体2と、周方向Sに連続するように形成され、可撓性を有しトンネル覆工面100aを被覆するFRP製連続帯状構造体3と、連続帯状構造体3の位置を規制するガイド部材7と、を備える。FRP製アーチ支持構造体2は、覆工面100aに固定されてトンネルの内側へ張り出す第1の支持部23と、トンネル軸線方向Tに張り出し、連続帯状構造体3を支持する第2の支持部22と、を有する。ガイド部材7は、トンネル径方向において、内壁の覆工面100aと第2の支持部22との間に配置され、連続帯状構造体3を挟んで第2の支持部22と対向して配置された当接部74を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トンネル覆工構造体に関する。
例えば、鉄道や道路等のトンネルにおける覆工材料の老朽化を防止すると共に、覆工材料の崩落、剥落を防止するための補強構造としてトンネル覆工構造体がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のトンネル覆工構造体は、トンネルの周方向に延在するFRP製アーチ支持構造体と、トンネルの周方向に連続してトンネルの内壁を被覆するFRP製連続帯状構造体とを備えている。このトンネル覆工構造体では、トンネルの軸線方向に離間して配置された例えばH形のFRP製アーチ支持構造体によって、FRP製連続帯状構造体の幅方向(トンネルの軸線方向)の両端部を支持している。周方向に連続するFRP製連続帯状構造体は、トンネルの軸線方向に複数並べて設置される。
トンネル覆工構造体を施工する場合には、FRP製アーチ支持構造体をトンネルの内壁面に沿って周方向に設置する。具体的には、トンネルの軸線方向において、FRP製アーチ支持構造体のH形の凹部同士が対向するように配置する。FRP製アーチ支持構造体を設置した後に、FRP製連続帯状構造体を、トンネルの軸線方向に離間する一対のFRP製アーチ支持構造体の対向する凹部間に挿入する。FRP製連続帯状構造体は、一対のFRP製アーチ支持構造体に案内されて、トンネルの周方向に沿って移動し、所定の位置に配置される。その後、トンネルの内壁とFRP製連続帯状構造体との間にグラウト材(裏込め材)を注入して、グラウト材を硬化させる。
特開2012−207431号公報
FRP製連続帯状構造体を挿入する際に、トンネルの径方向において、トンネル内壁とFRP製連続帯状構造体との位置関係がずれて、FRP製連続帯状構造体がトンネルの内壁に接近して、FRP製連続帯状構造体がトンネルの内壁(または内壁に固定されたアンカーボルト)に当たると、FRP製連続帯状構造体をスムーズに挿入できず作業時間が長くなるおそれがある。
また、トンネル覆工構造体では、トンネルの内壁とFRP製連続帯状構造体との間に液状のグラウト材が注入される。FRP製連続帯状構造体とFRP製アーチ支持構造体との間の隙間からグラウト材が漏れること防止するために、通常、止水材が施工されている。FRP製連続帯状構造体による反力が弱いと、止水材とFRP製連続帯状構造体またはFRP製アーチ支持構造体との密着度が弱くなり、グラウト材が漏洩するおそれがある。
本発明は、FRP製連続帯状構造体を挿入する際の施工時間の短縮を図ると共に、FRP製連続帯状構造体による反力を確実に作用させて止水材の密着度を向上させることが可能なトンネル覆工構造体を提供することを目的とする。
本発明は、トンネルの内壁を被覆するトンネル覆工構造体において、トンネルの周方向に延在し、当該トンネルの軸線方向に離間して配置された複数のFRP製アーチ支持構造体と、トンネルの周方向に連続するように形成され、可撓性を有し、トンネルの内壁を被覆するFRP製連続帯状構造体と、FRP製アーチ支持構造体に固定され、FRP製連続帯状構造体の位置を規制するガイド部材と、を備え、FRP製アーチ支持構造体は、トンネルの内壁に固定されてトンネルの径方向において内方に張り出す第1の支持部と、第1の支持部に連結され、トンネルの軸線方向に張り出し、FRP製連続帯状構造体を支持する第2の支持部と、を有し、ガイド部材は、トンネルの径方向において、内壁と第2の支持部との間に配置され、FRP製連続帯状構造体を挟んで第2の支持部と対向して配置された当接部を有し、FRP製連続帯状構造体のトンネルの軸線方向の端部は、第2の支持部と当接部との間の隙間に挿入されて、FRP製アーチ支持構造体とガイド部材とによって挟持される。
このトンネル覆工構造体では、FRP製アーチ支持構造体においてトンネルの軸線方向に張り出す第2の支持部と、FRP製アーチ支持構造体に固定されたガイド部材の当接部とが、トンネルの径方向において対向して配置されている。そして、FRP製連続帯状構造体のトンネルの軸線方向における端部は、FRP製アーチ支持構造体の第2の支持部と、ガイド部材の当接部との間の隙間に挿入されて、FRP製アーチ支持構造体とガイド部材とによって挟持される。そのため、FRP製連続帯状構造体を施工する際に、第2の支持部とガイド部材の当接部との間の隙間にFRP製アーチ支持構造体の端部を挿入して、FRP製連続帯状構造体をFRP製アーチ支持構造体に沿って案内することができる。トンネルの軸線方向に離間するFRP製アーチ支持構造体間にFRP製連続帯状構造体を挿入して移動させる際に、FRP製連続帯状構造体の位置が拘束されて、トンネルの内壁(または内壁に固定されたアンカーボルト)にFRP製連続帯状構造体が接触することが防止される。これにより、FRP製連続帯状構造体をスムーズに移動させて容易に挿入することができるので施工時間の短縮を図ることができる。
また、この構成のトンネル覆工構造体によれば、当接部と第2の支持部とによってFRP製連続帯状構造体が挟持され、トンネルの径方向におけるFRP製連続帯状構造体の位置が拘束される。これにより、FRP製連続帯状構造体による反力を確実に作用させることができるので、FRP製連続帯状構造体と第2の支持部との接触圧を維持することができ、このFRP製連続帯状構造体と第2の支持部との間に配置される止水材の密着度を向上させることができる。
FRP製アーチ支持構造体は、周方向に直交する断面がH形を成し、トンネルの内壁に当接する第1フランジ部と、第2の支持部である第2フランジ部と、第1フランジ部及び第2フランジ部を連結する第1の支持部である連結板と、を有し、ガイド部材は、周方向に直交する断面がL形を成し、連結板に取り付けられた取付板と、取付板に連結され第2フランジ部と対向して配置された当接部を含むガイド板と、を有する構成でもよい。この構成のトンネル覆工構造体によれば、FRP製アーチ支持構造体の第2フランジ部と、ガイド部材のガイド板との間の隙間に、FRP製連続帯状構造体を挿入して、第2フランジ部とガイド板とによって、FRP製アーチ支持構造体を挟持することができる。
FRP製連続帯状構造体は、板状を成しトンネルの周方向に連続してトンネルの内壁を被覆するFRP製の面状体と、トンネルの軸線方向に延在し面状体と一体として成形されたFRP製のスチフナと、を有する構成でもよい。面状体は、トンネルの軸線方向において、スチフナより外側に張り出す張出部を有し、張出部は、FRP製連続帯状構造体のトンネルの軸線方向の端部として、第2の支持部と当接部との間の隙間に挿入されている構成でもよい。この構成のFRP製アーチ支持構造体では、FRP製のスチフナがトンネルの軸線方向に延在し面状体と一体的に成形されているので、トンネルの軸線方向において面状体の強度及び剛性を向上させることができる。また、スチフナが面状体と一体的に成形されているので、部品点数の削減を図ることができる。また、面状体は、トンネルの軸線方向において、スチフナより外側に張り出す張出部を有する構成であるので、この張出部を第2の支持部と当接部材との間の隙間に挿入して、第2の支持部と当接部とによって張出部を挟持することができる。すわなち、FRP製アーチ支持構造体を施工する際に、作業の邪魔にならない位置にスチフナを配置することができるので、施工時間の短縮を図ると共に強度及び剛性を向上させることができる。
本発明のトンネル覆工構造体によれば、FRP製連続帯状構造体を挿入し易くして施工時間の短縮を図ると共に、FRP製連続帯状構造体による反力を確実に作用させて止水材の密着度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るトンネル覆工構造体を示す斜視図であり、トンネルの内壁に沿って設置された状態のトンネル覆工構造体を示す図である。 FRP製連続帯状構造体を示す斜視図である。 トンネル覆工構造体のトンネルの周方向に直交する断面を示す断面図である。 FRP製アーチ支持構造体及びガイド部材をトンネルの軸線方向から示す側面図である。 トンネル覆工構造体の断面を示す図であり、トンネルの軸線方向に直交する断面を示す断面図である。 トンネルの軸線方向に離間する一対のFRP製アーチ支持構造体間に、FRP製連続帯状構造体を挿入するための挿入部を、トンネルの軸線方向から示す側面図である。
以下、本発明に係るトンネル覆工構造体の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
(トンネル覆工構造体)
図1に示すように、トンネル覆工構造体1は、トンネル100の周方向Sに沿って湾曲し、トンネル100の軸線方向Tに所定間隔に配置されたFRP製アーチ支持構造体2と、トンネル100の内壁(コンクリート壁)の覆工面100aに沿って湾曲し、軸線方向Tに隣り合う一対のFRP製アーチ支持構造体2によって支持されて、トンネル100の内壁の覆工面100aを覆うFRP製連続帯状構造体3とを備えている。トンネル100の頂部は湾曲面を形成している。
(FRP製連続帯状構造体)
図1及び図2に示すように、FRP製連続帯状構造体3は、トンネル100の周方向Sに沿って湾曲可能な構成とされている。FRP製連続帯状構造体3は、FRPにより成形されており、軽量で可撓性を有している。FRP製連続帯状構造体3は、トンネル100の内壁に沿って周方向Sに配置される面状体4と、面状体4の表面から突出し、面状体4の幅方向(トンネル100の軸線方向T)に延在するスチフナ5とから構成されている。
面状体4は、板状を成し、トンネル100のコンクリート壁を被覆するものである。面状体4は、トンネル100の周方向Sに連続して形成されている。面状体4のトンネル100の内壁とは反対側の面4aは、平坦面となっている。すなわち、トンネル100の径方向において内方に向く面4aには、凹凸が形成されておらず平坦面となっている。面状体4のトンネル100の内壁と対面する面4bには、面状体4の長手方向(トンネル100の周方向S)に所定間隔で配置されたスチフナ5が形成されている。
図2及び図5に示されるように、スチフナ5の断面形状は、トンネル100の軸線方向Tから見て矩形状を成している。具体的には、スチフナ5は、面状体4の覆工面100aに対向する面4bから突出し、FRP製連続帯状構造体3の長手方向(トンネル100の周方向S)に互いに対向して立設する一対の第1補強板51と、一対の第1補強板51の先端側(覆工面100a側)を連結する第2補強板52とを有する。第1補強板51は、面状体4と交差して形成され、第2補強板52は、面状体4と平行に形成されている。第1補強板51及び第2補強板52には、図1及び図2に示すように、板厚方向に貫通する開口部51a,52aが複数設けられている。なお、開口部51a,52aが形成されていないスチフナ5でもよい。
また、面状体4は、FRP製連続帯状構造体3の幅方向(トンネル100の軸線方向T)の両側において、スチフナ5より外側に張り出す張出部4cを有する。換言すれば、スチフナ5は、FRP製連続帯状構造体3の幅方向において、面状体4よりも短くなっている。この張出部4cは、軸線方向Tにおける端部であり、FRP製アーチ支持構造体2及び後述するガイド部材7によって挟持される部分である。張出部4cは、FRP製連続帯状構造体3の長手方向(周方向S)において連続している。
また、スチフナ5の断面形状は、矩形状に限定されず、その他の形状でもよい。例えば、断面形状が逆U字形を成すスチフナでもよい。また、スチフナは、T字形や鉤型を成す形状を有するものでもよい。
また、トンネル覆工構造体1では、複数のFRP製連続帯状構造体3がトンネル100の周方向Sに連結されて使用される。
(FRP製アーチ支持構造体)
FRP製アーチ支持構造体2は、FRPにより成形され軽量である。図3に示されるように、FRP製アーチ支持構造体2の断面形状は、H形を成し、その凹部が、トンネル100の軸線方向Tに向けられて配置されている。FRP製アーチ支持構造体2は、トンネル100の覆工面100aに当接する当接板(第1フランジ部)21と、当接板21と対向して配置され、当接板21との間に、FRP製連続帯状構造体3を保持するための空間を形成する支持板(第2フランジ部)22と、当接板21及び支持板22を連結する連結板23とを有する。当接板21は、トンネル100の覆工面100aと当接するように配置されている。支持板22は、トンネル100の径方向(軸線方向Tに直交する方向)において当接板21と離間して配置されている。連結板23は、当接板21及び支持板22の幅方向における中央で、当接板21と支持板22とを連結する。当接板21及び支持板22は、連結板23と直交するように配置され、トンネル100の軸線方向Tにおける両側に張り出すように形成されている。これらの当接板21、支持板22及び連結板23は、一体構成とされて、FRP製アーチ支持構造体2を形成している。
また、支持板22の当接板21と対向する面22aは、FRP製連続帯状構造体3の面状体4をスライドさせるため、平坦面を成している。また、支持板22は、トンネル100の軸線方向Tの両側において、当接板21より外方に張り出している。また、当接板21は、クランプ部材6及びアンカーボルト(不図示)によって、トンネル100の内壁に固定されている。なお、当接板21は、クランプ部材6を用いずに、アンカーボルトを介して内壁に固定されていてもよい。また、支持板22は、軸線方向Tにおいて、当接板21より外方に張り出していない構成でもよい。
(ガイド部材)
ここで、トンネル覆工構造体1は、図3〜図5に示されるように、FRP製アーチ支持構造体2に固定され、FRP製連続帯状構造体3の位置を規制するガイド部材7を備えている。図4は、FRP製アーチ支持構造体2及びガイド部材7をトンネル100の軸線方向Tから示す側面図である。図4では、FRP製連続帯状構造体3が装着される前の状態を示している。図5は、トンネル覆工構造体1の断面を示す図であり、トンネル100の軸線方向Tに直交する断面を示す断面図である。図5では、FRP製連続帯状構造体3が装着された後の状態を示している。
ガイド部材7は、FRPにより成形されており、トンネル100の周方向Sに延在し、図3に示されるように、長手方向に直交する断面がL形を成している。ガイド部材7は、連結板23に取り付けられた取付板71と、取付板71に連結され支持板22と対向して配置されたガイド板72と、を有する。取付板71は、トンネル100の軸線方向Tにおいて連結板23に対向して配置され、連結板23に当接している。取付板71は、例えば連結板23にボルト固定されている。
ガイド板72は、トンネル100の径方向において、支持板22に対向して配置され、図4に示されるように、ガイド板72と支持板22との間には所定の隙間73が形成されている。隙間73は、図3及び図5に示されるように、FRP製連続帯状構造体3の面状体4の張出部4cが挿入される空間を形成している。隙間73は、トンネル100の周方向Sにおいて連続して形成されている。
ガイド板72には、張出部4cが隙間73に挿入された状態において張出部4cに当接する当接部74が形成されている。当接部74は、ガイド板72から支持板22の当接板21と対向する面22aに向かって突出している。当接部74の支持板22と対向する面は、張出部4cの面4bが当接するガイド面74aである。当接部74は、ガイド板72の先端部(連結板23とは反対側の端部)に形成されている。なお、ガイド板72の支持板22と対向する面が、ガイド面として張出部4cに当接する構成でもよい。また、支持板22は、トンネル100の軸線方向Tにおいて、ガイド板72よりも外側に張り出すように形成されている。
また、トンネル覆工構造体1には、図6に示されるように、トンネル100の軸線方向Tに離間する一対のFRP製アーチ支持構造体2間にFRP製連続帯状構造体3を挿入するための挿入部8が設けられている。FRP製アーチ支持構造体2には、支持板22が部分的に形成されていない箇所である開口部が設けられている。この開口部は、FRP製連続帯状構造体3を挿入するための挿入部8として機能する。また、この開口部の縁部を形成する支持板22の端部22bは、トンネル100の覆工面100aから離間するように形成されている。すなわち、支持板22は、挿入部8である開口部から上下方向に離れるにつれて、ガイド板72に接近するように形成されている。これにより、挿入部8から挿入されたFRP製連続帯状構造体3を好適に案内して隙間73に挿入することができる。この挿入部8は、トンネル100の径方向に対向する両側壁に設けられたFRP製アーチ支持構造体2の下端部のうち、片側のみに形成されている。この挿入部8は、FRP製連続帯状構造体3を挿入した後に閉止される。
(FRP)
ここで、FRP製アーチ支持構造体2、FRP製連続帯状構造体3及びガイド部材7などを形成するためのFRPの強化繊維として、例えば、ガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維などを単独で又は組み合わせて用いることができる。炭素繊維が含まれることによって、比強度・比剛性が向上し、これによって成形体の軽量化を一層図ることができる。なお、強化繊維の形態としては、例えば、繊維長が1〜3mmである短繊維やマット、連続繊維からなるクロス、ストランドなどを適宜組み合わせた基材が例示される。また、FRPとするためのマトリックス樹脂は特に限定しないが、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などの熱硬化性樹脂や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン)、PEEK(ポリ・エーテル・エーテル・ケトン)、ポリイミドなどの熱可塑性樹脂を用いることができる。
また、FRP製アーチ支持構造体2、FRP製連続帯状構造体3及びガイド部材7を形成する成形方法としては、マトリックス樹脂を用いることができ、あるいは強化繊維の形態によっては真空、ブロー、スタンピング、BMC(バルク・モールディング・コンパウンド)、SMC(シート・モールディング・コンパウンド)、トランスファー成形、RTM(レジン・トランスファー・モールディング)、ハンドレイアップ成形などの様々な方法を用いて容易に形成することができる。さらに、上記充填材に、粘性を増すための粉体(例えば、炭酸カルシウムや砂等)の他、層状化合物(例えば、マイカ、二硫化モリブデン、窒化硼素など)、針状化合物(例えば、ゾノトライト、チタン酸カリ、炭素繊維など)、粒状、又はシート状化合物(例えば、フェライト、タルク、クレーなど)を添加してもよく、上記充填材(フィラー)を充填することによって弾性率と密度が増大させることができる。また、上記充填材に、例えば、水酸化アルミニウム、臭素、無機質粉などを添加すると難燃性を向上させることができる。
(トンネル覆工構造体の施工方法)
次に、トンネル覆工構造体の施工方法について説明する。トンネル覆工構造体の施工方法では、例えば、トンネル100内の踏査、詳細測量工程(ステップS1)、施工位置のマーキング工程(ステップS2)、FRP製アーチ支持構造体(支保工)2の設置工程(ステップS3)、FRP製連続帯状構造体(パネル)3の設置工程(ステップS4)、裏込め材注入工程(ステップS5)、及び防食塗装工程(ステップS6)等を実行する。
(トンネル内の踏査、詳細測量工程)
まず、施工位置、施工間隔、部材の設計および支障物(例えば送電線、その支持構造物など)の確認のための踏査、測量を行う(ステップS1)。具体的には、FRP製アーチ支持構造体2の施工位置、施工間隔のための踏査、測量を行う。
(施工位置のマーキング工程)
次に、施工位置のマーキングを行う(ステップS2)。トンネル覆工面100aにFRP製アーチ支持構造体2の設置位置、アンカーボルトを施工するアンカー穴の施工位置をマーキングする。
(FRP製アーチ支持構造体の設置工程)
次に、FRP製アーチ支持構造体2を設置する(ステップS3)。このとき、トンネル底部の横断方向の支保工であるFRP製アーチ支持構造体2の支持幅が不足する場合には、事前にトンネル覆工面100aの切欠処理、掘込処理が必要となる。次に、トンネル覆工面100aにアンカー穴を削孔する。次に、FRP製アーチ支持構造体2をトンネル100の頂部から底部方向に組立て連結し、連結されたFRP製アーチ支持構造体2をクランプ部材6及びアンカーボルトによりトンネル覆工面100aに固定する。そして、FRP製アーチ支持構造体2とトンネル覆工面100aとの間に隙間のない一体構造を形成する。ここで、トンネル覆工面100aにおいて凹凸がある箇所に対して、ゴムを詰めることで、FRP製アーチ支持構造体2とトンネル覆工面100aとの隙間を埋めて、グラウトの漏れを防止する。
なお、FRP製アーチ支持構造体2の施工は、その他の手順によって行ってもよい。例えば、H形鋼をブラケットとして、トンネル覆工面100aに対して固定し、このブラケット上にトンネル100の軸線方向Tに桁を配置して、FRP製アーチ支持構造体2(支保工と、グラウトしたパネル部の全体)の支点を構築してもよい。
(FRP製連続帯状構造体の設置工程)
次に、FRP製連続帯状構造体3を設置する(ステップS4)。具体的には、FRP製連続帯状構造体3を隣り合うFRP製アーチ支持構造体2間に挿入する。FRP製連続帯状構造体3は、トンネル100の一方の側壁側から、トンネル100の頂部を経由して、反対の側壁側まで連続して形成されていることが好ましい。なお、トンネル100の頂部で、FRP製連続帯状構造体3を接合してもよい。
そして、FRP製アーチ支持構造体2を挿入する際には、図6に示される挿入部8からFRP製連続帯状構造体3を挿入する。FRP製連続帯状構造体3の挿入が完了した後、挿入部8の開口部を閉止する。その後、図3に示されるように、FRP製アーチ支持構造体2の支持板22とFRP製連続帯状構造体3の面状体4との間の隙間(当接部分9、接合部)に裏込め注入材漏れ防止のシーリングを行う(止水材を充填する)。例えば、止水材として、スポンジゴムを用いてもよい。
(裏込め材注入工程)
次に、裏込め材(補填材料)を注入する(ステップS5)。裏込め材をFRP製連続帯状構造体3と、トンネル100の内壁との間に注入する。注入された裏込め材の一部は、スチフナ5に設けられた開口部51a,52aを通過する。
(防食塗装工程)
次に、防食塗装を行う(ステップS6)。ここでは、トンネル覆工構造体1の設置作業において損傷した部分があれば、その部分に対して防食塗装を実施する。
このような本実施形態のトンネル覆工構造体1、及びその施工方法では、FRP製連続帯状構造体3を施工する際に、支持板22とガイド部材7との間の隙間73にFRP製連続帯状構造体3の面状体4の張出部4cが挿入される。図3及び図5に示されるように、FRP製連続帯状構造体3の面状体4の張出部4cは、支持板22と当接部74とによって挟まれ、トンネル100の径方向の位置が拘束される。これにより、FRP製連続帯状構造体3は、支持板22と当接部74とによって案内される。そのため、FRP製連続帯状構造体3をFRP製アーチ支持構造体2に沿って容易に案内させることができ、FRP製連続帯状構造体3がトンネル100の内壁又は内壁に固定されたアンカーボルトに接触することが防止される。その結果、FRP製連続帯状構造体3をスムーズに移動させて容易に挿入することができるので施工時間を短縮することができる。
トンネル覆工構造体1によれば、当接部74と支持板22とによってFRP製連続帯状構造体3が挟持され、トンネル100の径方向におけるFRP製連続帯状構造体3の位置が拘束される。これにより、FRP製連続帯状構造体3による反力を確実に作用させることができるので、FRP製アーチ支持構造体2の面状体4の張出部4cと支持板22との接触圧を維持することができ、面状体4の張出部4cと支持板22との間の隙間(当接部分9)に配置される止水材の密着度を向上させることができる。その結果、FRP製連続帯状構造体3と覆工面100aとの間に充填された裏込め材の漏水(漏れ)を防止することができる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、面状体4及びスチフナ5が一体として成形されているが、面状体4及びスチフナ5は、別体として構成されていてもよい。また、スチフナ5を備えていないFRP製連続帯状構造体でもよい。
また、上記実施形態では、スチフナ5に開口部が形成されているが、補填材料を通過させる切欠き構造を有するスチフナでもよい。
また、FRP製アーチ支持構造体2には、FRP製連続帯状構造体3をトンネル100の周方向にスライドさせるための凹部が形成されているが、凹部に代えてその他の形状を有し、FRP製連続帯状構造体3をスライド可能とする構成でもよい。
また、トンネル覆工構造体が設置されるトンネルは、鉄道用のトンネルに限定されず、車両用のトンネルにトンネル覆工構造体1を設置してもよい。その他、歩道用のトンネルでもよく、地下の坑道にトンネル覆工構造体を設置してもよい。また、下水などの流体を通過させるトンネルや、電線、光ケーブルなどの線状体を敷設するためのトンネルにトンネル覆工構造体を設置してもよい。
1…トンネル覆工構造体、2…FRP製アーチ支持構造体、3…FRP製連続帯状構造体、4…面状体、4b…面、4c…張出部(FRP製連続帯状構造体のトンネルの軸線方向における端部)、5…スチフナ、6…クランプ部材、7…ガイド部材、8…挿入部、9…当接部分、21…当接板(第1の支持部、第1フランジ部)、22…支持板(第2の支持部、第2フランジ部)、22a…面、22b…端部、23…連結板(第1の支持部)、25…連結部、28…固定部、51…第1補強板、51a…開口部、52…第2補強板、52a…開口部、71…取付板、72…ガイド板、73…隙間、74…当接部、74a…ガイド面、100…トンネル、100a…覆工面、S…トンネルの周方向、T…トンネルの軸線方向。

Claims (3)

  1. トンネルの内壁を被覆するトンネル覆工構造体において、
    前記トンネルの周方向に延在し、前記トンネルの軸線方向に離間して配置された複数のFRP製アーチ支持構造体と、
    前記トンネルの周方向に連続するように形成され、可撓性を有し、前記トンネルの内壁を被覆するFRP製連続帯状構造体と、
    前記FRP製アーチ支持構造体に固定され、前記FRP製連続帯状構造体の位置を規制するガイド部材と、を備え、
    前記FRP製アーチ支持構造体は、前記トンネルの内壁に固定されて前記トンネルの径方向において内方に張り出す第1の支持部と、
    前記第1の支持部に連結され、前記トンネルの軸線方向に張り出し、前記FRP製連続帯状構造体を支持する第2の支持部と、を有し、
    前記ガイド部材は、前記トンネルの径方向において前記内壁と前記第2の支持部との間に配置され、前記第2の支持部と対向して配置された当接部を有し、
    前記FRP製連続帯状構造体の前記トンネルの軸線方向における端部は、前記第2の支持部と前記当接部との間の隙間に挿入されて、前記FRP製アーチ支持構造体と前記ガイド部材とによって挟持されるトンネル覆工構造体。
  2. 前記FRP製アーチ支持構造体は、前記周方向に直交する断面がH形を成し、
    前記トンネルの内壁に当接する第1フランジ部と、
    前記第2の支持部である第2フランジ部と、
    前記第1フランジ部及び前記第2フランジ部を連結する前記第1の支持部である連結板と、を有し、
    前記ガイド部材は、前記周方向に直交する断面がL形を成し、
    前記連結板に取り付けられた取付板と、
    前記取付板に連結され前記第2フランジ部と対向して配置された前記当接部を含むガイド板と、を有する請求項1に記載のトンネル覆工構造体。
  3. 前記FRP製連続帯状構造体は、板状を成し前記トンネルの周方向に連続して前記トンネルの内壁を被覆するFRP製の面状体と、
    前記トンネルの軸線方向に延在し前記面状体と一体として成形されたFRP製のスチフナと、を有し、
    前記面状体は、前記トンネルの軸線方向において、前記スチフナより外側に張り出す張出部を有し、
    前記張出部は、前記FRP製連続帯状構造体の前記トンネルの軸線方向の前記端部として、第2の支持部と前記当接部との間の隙間に挿入されている請求項1又は2に記載のトンネル覆工構造体。
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