JP2020063589A - トンネル内周面の補強構造及びトンネル内周面の補強方法 - Google Patents
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Abstract
Description
さらに、前記受台部は、前記帯板の端部を載せる棚部と、前記帯板のトンネル内空側の側面を覆う内側面部と、前記内側面部を前記トンネル内周面に固定するアンカーとを有する構成とすることができる。また、前記ガイド部は、前記帯板の延伸方向に間隔を置いて複数設けられる構成とすることができる。
ここで、前記帯板に軸力を導入した状態で、前記受台部を前記トンネル内周面に対して固定する工程を備えた構成とすることができる。
このため、トンネル横断面の上部にアンカーを打ち込む必要がなく、施工性に優れている。
また、帯板の延伸方向に間隔を置いて複数のガイド部が設けられていれば、細長い帯板に軸力を導入しても、座屈するのを防ぐことができる。
また、引張強度は、炭素繊維プレートの1/2−1/3倍程度である反面、弾性係数が小さく、線膨張係数はコンクリートと同等である。
また、帯板2は、トンネル1の軸方向に間隔を置いて配置される。すなわち、トンネル1の軸方向の帯板2,2間の間隔は、0.3m−2.0m程度、例えば0.5mに設定される。
そして、受台部3と帯板2の端部21との隙間には、接着剤6が充填される。
まず、覆工11の内周面111に対して下地工程を施す(ステップS1)。下地工程では、必要に応じて内周面111の不陸を調整するために、状況に合わせて接着剤、不陸調整材又は断面修復材などを塗布する。
このように構成された本実施の形態のトンネル内周面の補強構造及び補強方法は、接着剤6を介在させた状態でトンネル1の内周面111に沿って周方向に延伸される帯板2は、両方の端部21,21がそれぞれ受台部3,3で受けられる。さらに、帯板2は、延伸方向への移動を制限しないガイド部4,・・・によって支持される。
このようなトンネル内周面の補強構造であれば、建築限界に余裕が少ないトンネル1にも設けることができる。
例えば、前記実施の形態では、充填材として接着剤6を例に説明したが、これに限定されるものではなく、接着力がほとんどないシーリング材などであってもよい。また、充填材は塗布する材料に限定されるものではなく、例えばゴムシートなどを帯板2の側面に貼り付けて内周面111との間の充填材にすることもできる。
11 :覆工
111 :(トンネル)内周面
112 :アーチ部(上部)
113 :側壁部(下部)
2 :帯板
21 :端部
22 :内側面
3 :受台部
31 :内側面部
32 :棚部
4 :ガイド部
5 :アンカー
6 :接着剤(充填材)
7 :ジャッキ
P :軸力
Claims (7)
- トンネル横断面の上部がアーチ状に形成されたトンネル内周面の補強構造であって、
トンネルの軸方向に間隔を置いて配置されるとともに、前記トンネル内周面に沿って周方向に延伸される帯板と、
前記トンネル横断面の下部に配置されて前記帯板の両端をそれぞれ受ける受台部と、
両端の前記受台部より上方の前記トンネル内周面に固定されるとともに、前記帯板の延伸方向への移動を制限することなく支持させるガイド部と、
前記トンネル内周面と前記帯板との間に介在される充填材とを備えたことを特徴とするトンネル内周面の補強構造。 - 前記帯板は、バサルト繊維を樹脂によって板状に成形したバサルトプレートであることを特徴とする請求項1に記載のトンネル内周面の補強構造。
- 前記充填材は、接着剤であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトンネル内周面の補強構造。
- 前記受台部は、前記帯板の端部を載せる棚部と、前記帯板のトンネル内空側の側面を覆う内側面部と、前記内側面部を前記トンネル内周面に固定するアンカーとを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトンネル内周面の補強構造。
- 前記ガイド部は、前記帯板の延伸方向に間隔を置いて複数設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトンネル内周面の補強構造。
- トンネル横断面の上部がアーチ状に形成されたトンネル内周面の補強方法であって、
前記トンネル内周面又は前記トンネル内周面に沿って周方向に延伸させる帯板に充填材を塗布する工程と、
前記帯板を前記トンネル内周面との間に前記充填材が介在されるように配置する工程と、
前記トンネル横断面の下部において、前記帯板の両端のそれぞれを受台部によって受けさせるとともに、少なくとも一方の前記受台部の下方にジャッキを設置する工程と、
前記ジャッキを伸長することで前記受台部を介して前記帯板に軸力を導入する工程とを備えたことを特徴とするトンネル内周面の補強方法。 - 前記帯板に軸力を導入した状態で、前記受台部を前記トンネル内周面に対して固定する工程を備えたことを特徴とする請求項6に記載のトンネル内周面の補強方法。
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2018
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