JP2000087295A - 電解メッキ方法、電解メッキ装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

電解メッキ方法、電解メッキ装置及び半導体装置の製造方法

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JP2000087295A
JP2000087295A JP10255449A JP25544998A JP2000087295A JP 2000087295 A JP2000087295 A JP 2000087295A JP 10255449 A JP10255449 A JP 10255449A JP 25544998 A JP25544998 A JP 25544998A JP 2000087295 A JP2000087295 A JP 2000087295A
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plating
electric field
electrode plate
film
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Hideji Hirao
秀司 平尾
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Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解メッキを用いて、半導体基板上に均一な
膜厚を有するメッキ金属膜を形成する。 【解決手段】 銅膜111が堆積された半導体基板10
0を保持している基板ホルダー3をメッキ液2中に陽極
4と対向するように浸す。次に、電界遮蔽板8を半導体
基板100と陽極4との間に開口部8aが半導体基板1
00の中央部と対向するように配置した後、電解メッキ
によって半導体基板100上の銅膜111上にメッキ銅
膜112を堆積する。メッキ工程の前期において、電界
遮蔽板8を左方に移動して半導体基板100の中央部に
電界を集中させることにより、該中央部にメッキ銅膜1
12を厚く堆積する。メッキ工程の後期において、電界
遮蔽板8を段階的に右方に移動して半導体基板100の
中央部に対する電界の集中を段階的に緩和することによ
り、半導体基板100の全面に亘ってメッキ銅膜112
を堆積する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解メッキ方法、
電解メッキ装置及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の電解メッキ装置及び該電解
メッキ装置を用いて行う電解メッキ方法について、半導
体基板上に銅メッキを行う場合を例として図12及び図
13を参照しながら説明する。
【0003】図12は従来の電解メッキ装置の斜視図で
あり、図13は図12に示す電解メッキ装置の縦断面図
である。
【0004】図示は省略しているが、図13に示すメッ
キの対象となる半導体基板100上には、トランジスタ
素子、容量素子及び金属配線などのLSI構成要素が形
成されていると共に、LSI構成要素上に薄い銅膜10
1が堆積されている。薄い銅膜101は電解メッキにお
いて陰極として使用される。
【0005】図12及び図13に示すように、電解メッ
キ槽1の内部にはメッキ液2が貯留されており、メッキ
液2中には基板ホルダー3及び陽極4が互いに対向する
ように配置されている。メッキ液2としては、純水に対
して150g/lの硫酸、80g/lの硫酸銅、50p
pm程度の塩酸及び数ml/lの添加剤が混合されたも
のが用いられる。陽極4としては、リンを含む銅電極板
等が用いられる。
【0006】基板ホルダー3は、半導体基板100を収
納する空間部を有しているとともに、陽極4と対向する
壁面に開口部3aを有している。半導体基板100は、
その表面が基板ホルダー3の開口部3aの方に向いた状
態で基板ホルダー3に保持されている。基板ホルダー3
の開口部3aの周辺にはリング状の電流印加電極5が取
り付けられており、電流印加電極5は一端側が直流電源
6と接続されており、他端側が半導体基板100上の銅
膜101の周縁部と電気的に接続されている。電流印加
電極5としては、金電極又は白金でコーティングされた
チタン電極等が用いられる。基板ホルダー3の開口部3
aの周辺にはOリング7が設けられており、半導体基板
100の裏面及び電流印加電極5とメッキ液2との接触
が防止されている。基板ホルダー3と陽極4との間には
電界遮蔽板8が配置されており、電界遮蔽板8には開口
部8aが設けられている。電界遮蔽板8の開口部8aは
円形又は小円形の集合よりなり、陽極4から半導体基板
100に向かう電界を絞り込む働きをする。
【0007】陽極4と電流印加電極5との間に電流を流
すと、半導体基板100上の銅膜101上に電解メッキ
によってメッキ銅膜を堆積することができる。使用する
電流の大きさは数mA/cm2 から数十mA/cm2
度である。
【0008】なお、メッキ銅膜の膜厚の均一性を向上さ
せるために、メッキ液2の撹拌を行ってもよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電解メッキ方法を用いて半導体基板100の表面にメッ
キ金属膜を成膜した場合には、半導体基板100の中央
部でメッキ金属膜の膜厚が薄くなる一方、半導体基板1
00の周縁部でメッキ金属膜の膜厚が厚くなるという問
題が生じる。
【0010】図14(a),(b)は、半導体基板10
0上に堆積された100nmの膜厚を有する銅膜101
を陰極として使用する電解メッキによって、銅膜101
上に約600nmの膜厚を有するメッキ銅膜が堆積され
たときの膜厚分布を示している。図14(a)は半導体
基板100を正面から見た図であり、図14(b)は図
14(a)におけるXIV −XIV 線の断面図であって、半
導体基板100の中心からの距離とメッキ銅膜の膜厚と
の間の関係を示している。図14(a)においては、メ
ッキ銅膜の膜厚の平均値となる部位を太い実線で示して
いると共に、メッキ銅膜の膜厚が互いに等しい部位を破
線で示している。また、図14(a)において、メッキ
銅膜の膜厚が膜厚の平均値よりも厚い部分を+の印で示
しており、メッキ銅膜の膜厚が膜厚の平均値よりも薄い
部分を−の印で示している。
【0011】図14(a),(b)から分かるように、
半導体基板100の周縁部ではメッキ銅膜の膜厚が厚く
なっている一方、半導体基板100の中央部ではメッキ
銅膜の膜厚が薄くなっている。従って、電流印加電極5
に近いほどメッキ銅膜の膜厚が厚くなっているといえ
る。また、図14(b)から分かるように、メッキ銅膜
の膜厚の最大値と最小値との差は100nm以上もある
ので、このメッキ銅膜を例えばLSI配線用の材料とし
て使用することは困難である。
【0012】前記に鑑み、本発明は、電解メッキを用い
て半導体基板上に均一な膜厚を有するメッキ金属膜を形
成できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、半導体基
板100の周縁部と中央部とにおいて、メッキ銅膜の膜
厚に差異が生じる原因について検討するため、電解メッ
キにおいて陰極として使用する銅膜101の膜厚と、半
導体基板100の中央部及び周縁部におけるメッキ銅膜
の堆積速度との関係について調べた。図15は、その結
果を示すものである。図15において、縦軸はメッキ銅
膜の堆積速度を示しており、横軸は陰極として使用する
銅膜101の膜厚を示している。銅膜101の膜厚と銅
膜101のシート抵抗とは反比例するので、図15の横
軸は銅膜101の膜厚を示すと共に、銅膜101のシー
ト抵抗をも示している。図15から分かるように、陰極
として使用される銅膜101の膜厚が約900nm以下
の場合には、半導体基板100の周縁部におけるメッキ
銅膜の堆積速度の方が、半導体基板100の中央部にお
けるメッキ銅膜の堆積速度よりも大きくなっており、そ
の堆積速度の差は、陰極として使用する銅膜101の膜
厚が薄いほど大きくなっている。従って、電流印加電極
5からの距離の差異によって銅膜101のシート抵抗が
もたらす電圧降下の影響が異なるため、半導体基板10
0の面内における電流供給の大きさ、ひいては析出され
る銅の量に差が生じてくると考えられる。
【0014】本発明は、前記の知見に基づいてなされた
ものであって、具体的には、本発明に係る第1の電解メ
ッキ方法は、電解メッキ槽の内部に貯留された金属イオ
ンを含むメッキ液中に半導体基板及び電極板を互いに対
向するように配置して、半導体基板上に金属イオンが還
元された金属原子からなるメッキ膜を形成する電解メッ
キ方法を対象とし、メッキ工程の前期において、電極板
から半導体基板に向かう電界を半導体基板の中央部に集
中させて該中央部に対して主としてメッキを行う工程
と、メッキ工程の後期において、電極板から半導体基板
に向かう電界の半導体基板の中央部への集中を緩和させ
て半導体基板の全面に亘ってメッキを行う工程とを備え
ている。
【0015】第1の電解メッキ方法によると、メッキ工
程の前期においては、半導体基板上における金属膜のシ
ート抵抗がもたらす電圧降下のために本来メッキされに
くい半導体基板の中央部に、電極板から半導体基板に向
かう電界が集中するため、半導体基板の中央部における
メッキ金属膜の膜厚を厚くすることができる。また、メ
ッキ工程の後期においては、電極板から半導体基板に向
かう電界の半導体基板の中央部への集中が緩和するた
め、半導体基板の全面に亘ってメッキ金属膜を堆積でき
ると共に、メッキ工程の前期において半導体基板の中央
部に堆積されたメッキ金属膜と併せて、半導体基板上に
均一な膜厚を有するメッキ金属膜を形成できる。
【0016】本発明に係る第2の電解メッキ方法は、電
解メッキ槽の内部に貯留された金属イオンを含むメッキ
液中に半導体基板及び電極板を互いに対向するように配
置して、半導体基板上に金属イオンが還元された金属原
子からなるメッキ膜を形成する電解メッキ方法を対象と
し、半導体基板と電極板との間に、開口部を有する電界
遮蔽板を配置して、電極板から半導体基板に向かう電界
を半導体基板上の所望の領域に集中させて該所望の領域
にメッキを行う工程を、電界遮蔽板を半導体基板に対し
て平行移動しながら又は平行移動する毎に繰り返し行う
ことによって、半導体基板の全面に亘ってメッキを行う
工程を備えている。
【0017】第2の電解メッキ方法によると、半導体基
板と電極板との間に、開口部を有する電界遮蔽板を配置
して、電極板から半導体基板に向かう電界を半導体基板
上の所望の領域に集中させる一方、該所望の領域におい
ては半導体基板上における金属膜のシート抵抗がもたら
す電圧降下の差を無視できるので、該所望の領域に均一
な膜厚を有するメッキ金属膜を形成できる。また、この
工程を、電界遮蔽板を半導体基板に対して平行移動しな
がら又は平行移動する毎に繰り返し行うことによって、
半導体基板上に均一な膜厚を有するメッキ金属膜を形成
できる。
【0018】本発明に係る第1の電解メッキ装置は、金
属イオンを含むメッキ液を貯留する電解メッキ槽と、メ
ッキ液中に浸漬される半導体基板と対向するように設け
られた電極板と、半導体基板と電極板との間に配置さ
れ、半導体基板の中央部と対向する位置に開口部を有す
る電界遮蔽板と、半導体基板と電界遮蔽板との間の距離
が変動するように、半導体基板又は電界遮蔽板を相対移
動させる駆動手段とを備えている。
【0019】第1の電解メッキ装置によると、半導体基
板の中央部と対向する位置に開口部を有する電界遮蔽板
が半導体基板と電極板との間に配置されているため、半
導体基板又は電界遮蔽板を相対移動させる駆動手段によ
って、半導体基板と電界遮蔽板との間の距離を短くする
と、電極板から半導体基板に向かう電界を半導体基板の
中央部に集中できる。また、半導体基板又は電界遮蔽板
を相対移動させる駆動手段によって、半導体基板と電界
遮蔽板との間の距離を長くすると、電極板から半導体基
板に向かう電界の半導体基板の中央部への集中を緩和で
きる。
【0020】本発明に係る第2の電解メッキ装置は、金
属イオンを含むメッキ液を貯留する電解メッキ槽と、メ
ッキ液中に浸漬される半導体基板と対向するように設け
られた電極板と、半導体基板と電極板との間に配置さ
れ、半導体基板の中央部と対向する位置に開口部を有す
る電界遮蔽板と、電界遮蔽板の開口部の面積を増減する
開口面積可変手段とを備えている。
【0021】第2の電解メッキ装置によると、半導体基
板の中央部と対向する位置に開口部を有する電界遮蔽板
が半導体基板と電極板との間に配置されているため、開
口面積可変手段によって、電界遮蔽板の開口部の面積を
小さくすると、電極板から半導体基板に向かう電界を半
導体基板の中央部に集中できる。また、開口面積可変手
段によって、電界遮蔽板の開口部の面積を大きくする
と、電極板から半導体基板に向かう電界の半導体基板の
中央部への集中を緩和できる。
【0022】本発明に係る第3の電解メッキ装置は、金
属イオンを含むメッキ液を貯留する電解メッキ槽と、メ
ッキ液中に浸漬される半導体基板と対向するように設け
られた電極板と、半導体基板と電極板との間に配置さ
れ、開口部を有する電界遮蔽板と、電界遮蔽板を半導体
基板に対して平行移動させる駆動手段とを備えている。
【0023】第3の電解メッキ装置によると、開口部を
有する電界遮蔽板を半導体基板に対して平行移動させる
駆動手段によって、電界遮蔽板を半導体基板に対して平
行移動させると、電極板から半導体基板に向かう電界を
半導体基板上の所望の領域に集中できる。
【0024】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に電解メッキによってメッキ金属膜を
形成する金属膜形成工程と、メッキ金属膜をパターニン
グして金属配線を形成する金属配線形成工程とを備えた
半導体装置の製造方法を前提とし、金属膜形成工程は電
解メッキ槽の内部に貯留された金属イオンを含むメッキ
液中に半導体基板及び電極板を互いに対向するように配
置して、メッキ工程の前期において電極板から半導体基
板に向かう電界を半導体基板の中央部に集中させて該中
央部に対して主としてメッキを行った後、メッキ工程の
後期において電極板から半導体基板に向かう電界の半導
体基板の中央部への集中を緩和させて半導体基板の全面
に亘ってメッキを行うことにより、半導体基板上に金属
イオンが還元された金属原子からなるメッキ金属膜を形
成する工程を含む。
【0025】第1の半導体装置の製造方法によると、メ
ッキ工程の前期においては、本来メッキされにくい半導
体基板の中央部に、電極板から半導体基板に向かう電界
が集中するため、半導体基板の中央部におけるメッキ金
属膜の膜厚を厚くすることができる。また、メッキ工程
の後期においては、電極板から半導体基板に向かう電界
の半導体基板の中央部への集中が緩和するため、半導体
基板の全面に亘ってメッキ金属膜を堆積できると共に、
メッキ工程の前期において半導体基板の中央部に堆積さ
れたメッキ金属膜と併せて、半導体基板上に均一な膜厚
を有するメッキ金属膜を形成できる。さらに、該メッキ
金属膜をパターニングして金属配線を形成すると、該金
属配線の抵抗値を均一化できる。
【0026】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、半導体基板上の層間絶縁膜に配線溝を形成した後、
該配線溝を含む層間絶縁膜上に電解メッキによってメッ
キ金属膜を形成する金属膜形成工程と、メッキ金属膜に
おける層間絶縁膜上に露出している部分を除去して、配
線溝に埋め込まれているメッキ金属膜からなる金属配線
を形成する金属配線形成工程とを備えた半導体装置の製
造方法を前提とし、金属膜形成工程は電解メッキ槽の内
部に貯留された金属イオンを含むメッキ液中に半導体基
板及び電極板を互いに対向するように配置して、メッキ
工程の前期において電極板から半導体基板に向かう電界
を半導体基板の中央部に集中させて該中央部に対して主
としてメッキを行った後、メッキ工程の後期において電
極板から半導体基板に向かう電界の半導体基板の中央部
への集中を緩和させて半導体基板の全面に亘ってメッキ
を行うことにより、半導体基板上に形成された配線溝を
含む層間絶縁膜上に金属イオンが還元された金属原子か
らなるメッキ金属膜を形成する工程を含む。
【0027】第2の半導体装置の製造方法によると、メ
ッキ工程の前期においては、本来メッキされにくい半導
体基板の中央部に、電極板から半導体基板に向かう電界
が集中するため、半導体基板の中央部におけるメッキ金
属膜の膜厚を厚くすることができる。また、メッキ工程
の後期においては、電極板から半導体基板に向かう電界
の半導体基板の中央部への集中が緩和するため、半導体
基板の全面に亘ってメッキ金属膜を堆積できると共に、
メッキ工程の前期において半導体基板の中央部に堆積さ
れたメッキ金属膜と併せて、半導体基板上に形成された
配線溝を含む層間絶縁膜上に均一な膜厚を有するメッキ
金属膜を形成できる。さらに、該メッキ金属膜における
層間絶縁膜上に露出している部分を除去して、配線溝に
埋め込まれているメッキ金属膜からなる金属配線を形成
すると、該金属配線の抵抗値を均一化できる。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る電解メッキ装置及び該電解メッ
キ装置を用いて行う電解メッキ方法について、図1〜図
3を参照しながら説明する。
【0029】図1は第1の実施形態に係る電解メッキ装
置の斜視図であり、図2及び図3は、電解メッキ装置内
の電界分布の状態及び半導体基板表面に形成されたメッ
キ銅膜の堆積状態を示す断面図であって、図2はメッキ
工程の初期の状態を表し、図3はメッキ工程の終期の状
態を表している。
【0030】図示は省略しているが、図2及び図3にお
いてメッキの対象となる半導体基板100上には、トラ
ンジスタ素子、容量素子及び金属配線などのLSI構成
要素が形成されていると共に、LSI構成要素上に薄い
銅膜111が堆積されている。銅膜111は電解メッキ
において陰極として使用される。
【0031】第1の実施形態においては、図12及び図
13に示した従来の電解メッキ装置と同一の部材には同
一の符号を付すことにより、説明を省略する。
【0032】第1の実施形態に係る電解メッキ装置が従
来の電解メッキ装置と異なっている点を図1を参照しな
がら以下に説明する。
【0033】電解メッキ槽1の上部における基板ホルダ
ー3と反対側には板状の支持台1aが固定されている。
支持台1aには、左右方向へ進退するピストン9aを有
する電界遮蔽板駆動装置9が取り付けられており、電界
遮蔽板駆動装置9におけるピストン9aの先端部は電界
遮蔽板8の右側面に固定されている。従って、電界遮蔽
板駆動装置9を駆動させてピストン9aを進退させる
と、これに伴って電界遮蔽板8は左右方向に移動する。
【0034】以下、第1の実施形態に係る電解メッキ方
法を、図1〜図3を参照しながら直径200mmの半導
体基板に銅メッキを行う場合について説明する。
【0035】まず、半導体基板100の表面に、例えば
スパッタ法を用いて100nmの膜厚を有する銅膜11
1を堆積した後、半導体基板100を基板ホルダー3に
装着する。このとき、基板ホルダー3の電流印加電極5
を、半導体基板100上の銅膜111の周縁部に接触さ
せておく。次に、基板ホルダー3のOリング7によっ
て、半導体基板100の裏面及び電流印加電極5とメッ
キ液2との接触を防止した後、電解メッキ槽1に貯留さ
れたメッキ液2中に、半導体基板100を保持している
基板ホルダー3を陽極4と対向するように浸す。
【0036】次に、図1に示すように、電界遮蔽板8を
半導体基板100と陽極4との間に電界遮蔽板8の開口
部8aが半導体基板100の中央部と対向するように配
置した後、陽極4と電流印加電極5との間に電流を流し
て電解メッキを行うことによって、半導体基板100上
の銅膜111上にメッキ銅膜112を堆積する。電界遮
蔽板8としては、例えば直径50mmの円形状の開口部
8aを有するものを使用する。
【0037】メッキ工程の初期においては、図2に示す
ように半導体基板100と電界遮蔽板8との間の距離が
30mmになるように電界遮蔽板駆動装置9のピストン
9aを前進させることによって電界遮蔽板8を左方に移
動して電解メッキを行う。
【0038】このようにメッキ工程の初期すなわちメッ
キ工程の前期においては、半導体基板100の中央部に
電界が集中するため、該中央部において銅イオンの供給
量が増えるので、該中央部におけるメッキ銅膜112の
膜厚を厚くすることができる。
【0039】メッキ工程の中期においては、半導体基板
100の中央部でメッキ銅膜112の膜厚が例えば20
0nmになったところで、半導体基板100と電界遮蔽
板8との間の距離が50mmになるように電界遮蔽板駆
動装置9のピストン9aを後退させることによって電界
遮蔽板8を右方へ移動して電解メッキを継続した後、半
導体基板100の中央部でメッキ銅膜112の膜厚が例
えば500nmになったところで、半導体基板100と
電界遮蔽板8との間の距離が70mmになるように電界
遮蔽板駆動装置9のピストン9aを後退させることによ
って電界遮蔽板8をさらに右方へ移動して電解メッキを
継続する。
【0040】メッキ工程の終期においては、半導体基板
100の中央部でメッキ銅膜112の膜厚が例えば10
00nm以上になったところで、図3に示すように半導
体基板100と電界遮蔽板8との間の距離が100mm
になるように電界遮蔽板駆動装置9のピストン9aを後
退させることによって電界遮蔽板8をさらに右方へ移動
して電解メッキを行う。
【0041】このようにメッキ工程の中期及び終期すな
わちメッキ工程の後期においては、メッキ銅膜112の
膜厚の増加に応じて電界遮蔽板8を半導体基板100か
ら段階的に遠ざけることによって、半導体基板100の
中央部に対する電界の集中が段階的に緩和するため、半
導体基板100の全面に亘ってメッキ銅膜112を堆積
できると共に、半導体基板100上に均一な膜厚を有す
るメッキ銅膜112を形成できる。
【0042】第1の実施形態に係る電解メッキ方法によ
ると、メッキ工程の前期においては、メッキ銅膜112
が堆積されにくい半導体基板100の中央部に電界が集
中するため、該中央部にメッキ銅膜112を厚く堆積で
きる。また、メッキ工程の後期においては、メッキ銅膜
112の膜厚の増加に応じて半導体基板100の中央部
に対する電界の集中が段階的に緩和するため、半導体基
板100の全面に亘ってメッキ銅膜112を堆積できる
と共に、メッキ工程の前期において半導体基板100の
中央部に堆積されたメッキ銅膜112と併せて、半導体
基板100上に均一な膜厚を有するメッキ銅膜112を
形成できる。
【0043】なお、第1の実施形態において、電界遮蔽
板8における開口部8aの大きさを50mmとしたが、
電界遮蔽板8における開口部8aの大きさは半導体基板
100の直径のおおよそ2分の1以下が好ましく、メッ
キ条件又はメッキ液2の種類などによって変えることが
好ましい。
【0044】また、第1の実施形態において、メッキ工
程の初期における半導体基板100と電界遮蔽板8との
間の距離を30mmとしたが、メッキ工程の初期におけ
る半導体基板100と電界遮蔽板8の距離は半導体基板
100の直径のおおよそ2分の1以下が好ましく、メッ
キ条件又はメッキ液2の種類などによって変えることが
好ましい。
【0045】また、第1の実施形態において、半導体基
板100と電界遮蔽板8との間の距離を段階的に変えた
が、これに代えて、メッキ銅膜112の膜厚の増加に応
じて半導体基板100と電界遮蔽板8との間の距離を連
続的に変化させてもよい。
【0046】また、第1の実施形態において、電界遮蔽
板駆動装置9によって電界遮蔽板8を左右に移動するこ
とにより、半導体基板100と電界遮蔽板8との間の距
離を変化させたが、半導体基板100を保持している基
板ホルダー3を左右に移動することにより、半導体基板
100と電界遮蔽板8との間の距離を変化させてもよい
し、陽極4及び電界遮蔽板8の両方を同時に左右に移動
することにより、半導体基板100と電界遮蔽板8との
間の距離を変化させてもよい。
【0047】また、第1の実施形態において、メッキ液
2中に基板ホルダー3及び陽極4を左右方向に互いに対
向するように配置して電解メッキを行ったが、これに代
えて、基板ホルダー3及び陽極4を上下方向又は前後方
向に互いに対向するように配置してもよい。なお、基板
ホルダー3及び陽極4を上下方向に互いに対向するよう
に配置する場合、基板ホルダー3を陽極4に対して上方
に配置してもよいし、下方に配置してもよい。
【0048】さらに、第1の実施形態において、半導体
基板100を基板ホルダー3に保持した状態で電解メッ
キを行ったが、これに代えて、基板ホルダー3を用いず
に半導体基板100に直接電解メッキを行ってもよい。
【0049】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る電解メッキ装置及び該電解メッキ装置を
用いて行う電解メッキ方法について、図4及び図5を参
照しながら説明する。
【0050】図4及び図5は、第2の実施形態に係る電
解メッキ装置内の電界分布の状態及び半導体基板表面に
形成されたメッキ銅膜の堆積状態を示す断面図であっ
て、図4はメッキ工程の前期の状態を表し、図5はメッ
キ工程の後期の状態を表している。
【0051】図示は省略しているが、図4及び図5にお
いてメッキの対象となる半導体基板100上には、トラ
ンジスタ素子、容量素子及び金属配線などのLSI構成
要素が形成されており、さらに、LSI構成要素上に薄
い銅膜121が堆積されている。銅膜121は電解メッ
キにおいて陰極として使用される。
【0052】第2の実施形態においては、図12及び図
13に示した従来の電解メッキ装置と同一の部材には同
一の符号を付すことにより、説明を省略する。
【0053】第2の実施形態に係る電解メッキ装置が従
来の電解メッキ装置と異なっている点を図4及び図5を
参照しながら以下に説明する。
【0054】基板ホルダー3と陽極4との間には、開口
部10aと該開口部10aの面積を変化させる開口面積
可変手段としての絞り機構10bとを有する電界遮蔽板
10が配置されている。絞り機構10bは、複数の羽根
板が開口部10aの中心部に対して進退することによっ
て、開口部10aの面積を変えることができる。このよ
うにして、開口面積可変手段を操作して電界遮蔽板10
の開口部10aの面積を変えることによって、陽極4か
ら半導体基板100に向かう電界の分布を制御すること
ができる。
【0055】以下、第2の実施形態に係る電解メッキ方
法を、図4及び図5を参照しながら半導体基板に銅メッ
キを行う場合について説明する。
【0056】まず、半導体基板100の表面に銅膜12
1を堆積した後、半導体基板100を基板ホルダー3に
装着する。このとき、基板ホルダー3の電流印加電極5
を、半導体基板100上の銅膜121の周縁部に接触さ
せておく。次に、基板ホルダー3のOリング7によっ
て、半導体基板100の裏面及び電流印加電極5とメッ
キ液2の接触を防止した後、電解メッキ槽1に貯留され
たメッキ液2中に、半導体基板100を保持している基
板ホルダー3を陽極4と対向するように浸す。
【0057】次に、図4に示すように、電界遮蔽板10
を半導体基板100と陽極4との間に開口部10aが半
導体基板100の中央部と対向するように配置した後、
陽極4と電流印加電極5との間に電流を流して電解メッ
キを行うことによって、半導体基板100上の銅膜12
1上にメッキ銅膜122を堆積する。
【0058】メッキ工程の前期においては、図4に示す
ように、電界遮蔽板10の絞り機構10bを操作して電
界遮蔽板10の開口部10aの面積を小さくする。この
ようにすると、半導体基板100の中央部に電界が集中
するため、該中央部において銅イオンの供給量が増える
ので、該中央部におけるメッキ銅膜122の膜厚を厚く
することができる。
【0059】メッキ工程の後期においては、図5に示す
ように、メッキ銅膜122の膜厚の増加に応じて、電界
遮蔽板10の絞り機構10bを操作して電界遮蔽板10
の開口部10aの面積を段階的又は連続的に大きくして
いく。このようにすると、メッキ銅膜122の膜厚の増
加に応じて半導体基板100の中央部に対する電界の集
中が段階的又は連続的に緩和するため、半導体基板10
0の全面に亘ってメッキ銅膜122を堆積できると共
に、半導体基板100上に均一な膜厚を有するメッキ銅
膜122を形成できる。
【0060】第2の実施形態に係る電解メッキ方法によ
ると、メッキ工程の前期においては、メッキ銅膜122
が堆積されにくい半導体基板100の中央部に電界が集
中するため、該中央部にメッキ銅膜122を厚く堆積で
きる。また、メッキ工程の後期においては、メッキ銅膜
122の膜厚の増加に応じて半導体基板100の中央部
に対する電界の集中が段階的又は連続的にに緩和するた
め、半導体基板100の全面に亘ってメッキ銅膜122
を堆積できると共に、メッキ工程の前期において半導体
基板100の中央部に堆積されたメッキ銅膜122と併
せて、半導体基板100上に均一な膜厚を有するメッキ
銅膜122を形成できる。
【0061】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る電解メッキ装置及び該電解メッキ装置を
用いて行う電解メッキ方法について、図6及び図7を参
照しながら説明する。
【0062】図6及び図7は、第3の実施形態に係る電
解メッキ装置内の電界分布の状態及び半導体基板表面に
形成されたメッキ銅膜の堆積状態を示す断面図であっ
て、図6はメッキ工程の最初の状態を表し、図7はメッ
キ工程の途中の状態を表している。
【0063】図示は省略しているが、図6及び図7にお
いてメッキの対象となる半導体基板100上には、トラ
ンジスタ素子、容量素子及び金属配線などのLSI構成
要素が形成されており、さらに、LSI構成要素上に薄
い銅膜131が堆積されている。銅膜131は電解メッ
キにおいて陰極として使用される。
【0064】第3の実施形態においては、図12及び図
13に示した従来の電解メッキ装置と同一の部材には同
一の符号を付すことにより、説明を省略する。
【0065】第3の実施形態に係る電解メッキ装置が従
来の電解メッキ装置と異なっている点を図6及び図7を
参照しながら以下に説明する。
【0066】基板ホルダー3と陽極4との間には、半導
体基板100に対して平行移動可能な電界遮蔽板11が
配置されている。平行移動可能な電界遮蔽板11は、半
導体基板100の面積よりも十分に小さい開口部11a
を有しており、平行移動可能な電界遮蔽板11を半導体
基板100に対して平行移動することによって、半導体
基板100の所望の領域に陽極4から半導体基板100
に向かう電界を集中させることができる。
【0067】以下、第3の実施形態に係る電解メッキ方
法を、図6及び図7を参照しながら半導体基板に銅メッ
キを行う場合について説明する。
【0068】まず、半導体基板100の表面に銅膜13
1を堆積した後、半導体基板100を基板ホルダー3に
装着する。このとき、基板ホルダー3の電流印加電極5
を、半導体基板100上の銅膜131の周縁部に接触さ
せておく。次に、基板ホルダー3のOリング7によっ
て、半導体基板100の裏面及び電流印加電極5とメッ
キ液2の接触を防止した後、電解メッキ槽1に貯留され
たメッキ液2中に、半導体基板100を保持している基
板ホルダー3を陽極4と対向するように浸す。
【0069】次に、図6に示すように、平行移動可能な
電界遮蔽板11を半導体基板100と陽極4との間であ
って半導体基板100の近傍に配置した後、陽極4と電
流印加電極5との間に電流を流して電解メッキを行うこ
とによって、半導体基板100上の銅膜131上の一の
領域131aにメッキ銅膜132を堆積する。このよう
にすると、半導体基板100の面積に比べて小さい一の
領域131aに電界が集中するため、該一の領域131
aにおいては、銅膜131のシート抵抗がもたらす電圧
降下の差を無視できるので、該一の領域131aにおい
てほぼ均一な膜厚を有するメッキ銅膜132を堆積でき
る。
【0070】次に、図7に示すように、平行移動可能な
電界遮蔽板11を半導体基板100に対して平行移動さ
せて、半導体基板100上の銅膜131上の他の領域1
31bにメッキ銅膜132を堆積する。このようにする
と、半導体基板100上の面積の小さい他の領域131
bに電界が集中するため、該他の領域131bにおける
銅膜131のシート抵抗がもたらす電圧降下の差を無視
できるので、該他の領域131bにおいてほぼ均一な膜
厚を有するメッキ銅膜132を堆積できる。
【0071】第3の実施形態に係る電解メッキ方法によ
ると、半導体基板100と陽極4との間に、開口部11
aを有する電界遮蔽板11を配置して、陽極4から半導
体基板100に向かう電界を半導体基板100上の所望
の領域に集中させると、該所望の領域に均一な膜厚を有
するメッキ金属膜132を形成できるので、この工程
を、電界遮蔽板11を半導体基板に対して平行移動しな
がら又は平行移動する毎に繰り返し行うことによって、
半導体基板100上に均一な膜厚を有するメッキ金属膜
132を形成できる。
【0072】なお、第3の実施形態において、平行移動
可能な電界遮蔽板11の開口部11aの大きさは半導体
基板100の直径のおおよそ3分の1以下が好ましい。
【0073】また、第3の実施形態において、半導体基
板100と平行移動可能な電界遮蔽板11との間の距離
は半導体基板100の直径のおおよそ3分の1以下が好
ましい。
【0074】さらに、第1〜第3の実施形態において、
銅メッキを行ったが、これに代えて、その他の金属メッ
キ、例えば、金、銀、コバルト、ニッケルなどのメッキ
を行っても同様の効果が得られる。
【0075】(第4の実施形態)第4の実施形態に係る
半導体装置の製造方法について、図8(a)〜(d)の
工程断面図を参照しながら説明する。
【0076】なお、図示は省略しているが、図8(a)
〜(d)において、半導体基板100上にはトランジス
タ素子、容量素子及び金属配線などのLSI構成要素が
形成されている。
【0077】まず、図8(a)に示すように、半導体基
板100上に、例えばスパッタ法を用いて50nmの膜
厚を有するタンタル膜141及び100nmの膜厚を有
する銅膜142を順次形成する。タンタル膜141は半
導体基板100と銅膜142との間の密着性を向上させ
るために形成され、また、銅膜142は電解メッキにお
いて陰極として使用される。
【0078】次に、図8(b)に示すように、本発明の
第1の実施形態に係る電解メッキ方法を用いて、銅膜1
42上にメッキ銅膜143Aを堆積する。
【0079】次に、図8(c)に示すように、メッキ銅
膜143A上に例えばプラズマCVD法を用いて100
nmの膜厚を有するシリコン窒化膜144を堆積した
後、該シリコン窒化膜144上にリソグラフィ及びドラ
イエッチングを用いて所望の配線パターン形状を有する
レジストパターン145を形成し、その後、レジストパ
ターン145をマスクとしてシリコン窒化膜144に対
してエッチングする。
【0080】次に、図8(d)に示すように、レジスト
パターン145を除去した後、パターン化されたシリコ
ン窒化膜144をマスクとしてメッキ銅膜143Aに対
してドライエッチングすることによって、パターン化さ
れたメッキ銅膜143Aからなる銅配線146Aを形成
する。
【0081】第4の実施形態に係る半導体装置の製造方
法によると、本発明の第1の実施形態に係る電解メッキ
方法を用いて半導体基板100上にメッキを行うため、
半導体基板100上に均一な膜厚を有するメッキ銅膜1
43Aを形成できる。また、均一な膜厚を有するメッキ
銅膜143Aをパターニングして銅配線146Aを形成
するため、銅配線146Aの抵抗値を均一化できる。
【0082】以下、第1の比較例として、従来の電解メ
ッキ方法が半導体装置の製造方法に適用された場合につ
いて、図9(a)〜(d)の工程断面図を参照しながら
説明する。但し、図8(a)〜(d)に示した本発明の
第1の実施形態に係る電解メッキ方法が半導体装置の製
造方法に適用された場合と同一の部材には同一の符号を
付すことにより、説明を省略する。
【0083】図9(b)に示すように、従来の電解メッ
キ方法を用いて、銅膜142上にメッキ銅膜143Bを
堆積した後、図9(c)に示すように、メッキ銅膜14
3B上に100nmの膜厚を有するシリコン窒化膜14
4を堆積する。次に、シリコン窒化膜144上に所望の
配線パターン形状を有するレジストパターン145を形
成した後、レジストパターン145をマスクとしてシリ
コン窒化膜144に対してエッチングする。次に、図9
(d)に示すように、レジストパターン145を除去し
た後、パターン化されたシリコン窒化膜144をマスク
としてメッキ銅膜143Bに対してドライエッチングす
ることによって、パターン化されたメッキ銅膜143B
からなる銅配線146Bを形成する。
【0084】第1の比較例によると、従来の電解メッキ
方法を用いて半導体基板100上にメッキを行うため、
半導体基板100の周縁部においてはメッキ銅膜143
Bの膜厚が厚くなり、半導体基板100の中央部におい
てはメッキ銅膜143Bの膜厚が薄くなる。従って、ば
らつきのある膜厚を有するメッキ銅膜143Bをパター
ニングして銅配線146Bを形成するため、銅配線14
6Bの抵抗値を均一化することはできない。
【0085】(第5の実施形態)第5の実施形態に係る
半導体装置の製造方法について、図10(a)〜(d)
の工程断面図を参照しながら説明する。
【0086】なお、図示は省略しているが、図10
(a)〜(d)において、半導体基板100上にはトラ
ンジスタ素子、容量素子及び金属配線などのLSI構成
要素が形成されている。
【0087】まず、図10(a)に示すように、半導体
基板100上のシリコン酸化膜151に配線溝152を
形成する。
【0088】次に、図10(b)に示すように、配線溝
152を含むシリコン酸化膜151上に、例えばスパッ
タ法を用いて50nmの膜厚を有するタンタル膜153
及び100nmの膜厚を有する銅膜154を順次形成す
る。タンタル膜153は、銅膜154を構成する銅のシ
リコン酸化膜151への拡散を防止するとともに、シリ
コン酸化膜151と銅膜154との間の密着性を向上さ
せる。銅膜154は、電解メッキにおいて陰極として使
用される。
【0089】次に、図10(c)に示すように、本発明
の第1の実施形態に係る電解メッキ方法を用いて銅膜1
54上にメッキ銅膜155Aを堆積して配線溝152を
埋める。
【0090】次に、図10(d)に示すように、タンタ
ル膜153、銅膜154及びメッキ銅膜155Aにおけ
るシリコン酸化膜151上に露出している部分を例えば
CMP法により除去して、配線溝152の内部にタンタ
ル膜153、銅膜154及びメッキ銅膜155Aからな
る銅配線156Aを形成する。
【0091】第5の実施形態に係る半導体装置の製造方
法によると、本発明の第1の実施形態に係る電解メッキ
方法を用いて半導体基板100上のシリコン酸化膜15
1に形成された配線溝152を含むシリコン酸化膜15
1上に電解メッキを行うため、シリコン酸化膜151上
に均一な膜厚を有するメッキ銅膜155Aを形成でき
る。また、均一な膜厚を有するメッキ銅膜155Aにお
けるシリコン酸化膜151上に露出している部分を除去
して、配線溝152の内部にメッキ銅膜155Aからな
る銅配線156Aを形成するため、銅配線156Aの抵
抗値を均一化できる。
【0092】以下、第2の比較例として、従来の電解メ
ッキ方法が半導体装置の製造方法に適用された場合につ
いて、図11(a)〜(e)の工程断面図を参照しなが
ら説明する。但し、図10(a)〜(d)に示した本発
明の第1の実施形態に係る電解メッキ方法が半導体装置
の製造方法に適用された場合と同一の部材には同一の符
号を付すことにより、説明を省略する。
【0093】図11(c)に示すように、従来の電解メ
ッキ方法を用いて銅膜154上にメッキ銅膜155Bを
堆積して配線溝152を埋めた後、図11(d)及び図
11(e)に示すように、タンタル膜153、銅膜15
4及びメッキ銅膜155Bにおけるシリコン酸化膜15
1上に露出している部分を例えばCMP法により除去し
て、配線溝152の内部にタンタル膜153、銅膜15
4及びメッキ銅膜155Bからなる銅配線156Bを形
成する。
【0094】第2の比較例によると、従来の電解メッキ
方法を用いて半導体基板100上のシリコン酸化膜15
1に形成された配線溝152を含むシリコン酸化膜15
1上に電解メッキを行うため、半導体基板100の周縁
部においてはメッキ銅膜155Bの膜厚が厚くなり、半
導体基板100の中央部においてはメッキ銅膜155B
の膜厚が薄くなる。従って、図11(d)に示すよう
に、メッキ銅膜155Bにおけるシリコン酸化膜151
上に露出している部分をCMP法により除去すると、半
導体基板100の中央部においてはシリコン酸化膜15
1が露出しても、半導体基板100の周縁部においては
シリコン酸化膜151上にメッキ銅膜155Bが残る。
その結果、図11(e)に示すように、半導体基板10
0の周縁部においてシリコン酸化膜151上に残ってい
るメッキ銅膜155Bを除去するためにさらに研磨を続
けると、半導体基板100の中央部においては銅配線1
56Bにおけるメッキ銅膜155Bの膜厚が薄くなるの
で、銅配線156Bの抵抗値を均一化することはできな
い。
【0095】
【発明の効果】本発明に係る第1の電解メッキ方法によ
ると、メッキ工程の前期においては、メッキされにくい
半導体基板の中央部に、電極板から半導体基板に向かう
電界が集中するため、半導体基板の中央部におけるメッ
キ金属膜の膜厚を厚くすることができる。また、メッキ
工程の後期においては、電極板から半導体基板に向かう
電界の半導体基板の中央部への集中が緩和するため、半
導体基板の全面に亘ってメッキ金属膜を堆積できると共
に、メッキ工程の前期において半導体基板の中央部に堆
積されたメッキ金属膜と併せて、半導体基板上に均一な
膜厚を有するメッキ金属膜を形成できる。
【0096】本発明に係る第2の電解メッキ方法による
と、半導体基板と電極板との間に、開口部を有する電界
遮蔽板を配置して、電極板から半導体基板に向かう電界
を半導体基板上の所望の領域に集中させるので、該所望
の領域に均一な膜厚を有するメッキ金属膜を形成できる
と共に、この工程を、電界遮蔽板を半導体基板に対して
平行移動しながら又は平行移動する毎に繰り返し行うこ
とによって、半導体基板上に均一な膜厚を有するメッキ
金属膜を形成できる。
【0097】本発明に係る第1の電解メッキ装置による
と、半導体基板の中央部と対向する位置に開口部を有す
る電界遮蔽板が半導体基板と電極板との間に配置されて
いるため、半導体基板又は電界遮蔽板を相対移動させる
駆動手段によって、半導体基板と電界遮蔽板との間の距
離を短くすると、電極板から半導体基板に向かう電界を
半導体基板の中央部に集中できるので、該中央部に主と
してメッキ金属膜を堆積できる。また、半導体基板又は
電界遮蔽板を相対移動させる駆動手段によって、半導体
基板と電界遮蔽板との間の距離を長くすると、電極板か
ら半導体基板に向かう電界の半導体基板の中央部への集
中を緩和できるので、半導体基板の全面に亘ってメッキ
金属膜を堆積できる。
【0098】本発明に係る第2の電解メッキ装置による
と、半導体基板の中央部と対向する位置に開口部を有す
る電界遮蔽板が半導体基板と電極板との間に配置されて
いるため、開口面積可変手段によって、電界遮蔽板の開
口部の面積を小さくすると、電極板から半導体基板に向
かう電界を半導体基板の中央部に集中できるので、該中
央部に主としてメッキ金属膜を堆積できる。また、開口
面積可変手段によって、電界遮蔽板の開口部の面積を大
きくすると、電極板から半導体基板に向かう電界の半導
体基板の中央部への集中を緩和できるので、半導体基板
の全面に亘ってメッキ金属膜を堆積できる。
【0099】本発明に係る第3の電解メッキ装置による
と、開口部を有する電界遮蔽板を半導体基板に対して平
行移動させる駆動手段によって、電界遮蔽板を半導体基
板に対して平行移動させると、電極板から半導体基板に
向かう電界を半導体基板上の所望の領域に集中できるの
で、該領域に均一な膜厚を有するメッキ金属膜を形成で
きる。
【0100】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
によると、半導体基板上に均一な膜厚を有するメッキ金
属膜を形成できるので、該メッキ金属膜をパターニング
して金属配線を形成すると、該金属配線の抵抗値を均一
化できる。
【0101】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
によると、半導体基板上の層間絶縁膜に形成された配線
溝を含む層間絶縁膜上に均一な膜厚を有するメッキ金属
膜を形成できるので、該メッキ金属膜における層間絶縁
膜上に露出している部分を除去して、配線溝に埋め込ま
れているメッキ金属膜からなる金属配線を形成すると、
該金属配線の抵抗値を均一化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る電解メッキ装置の斜視図
である。
【図2】第1の実施形態に係る電解メッキ装置の断面図
(メッキ工程の初期の状態)である。
【図3】第1の実施形態に係る電解メッキ装置の断面図
(メッキ工程の終期の状態)である。
【図4】第2の実施形態に係る電解メッキ装置の断面図
(メッキ工程の前期の状態)である。
【図5】第2の実施形態に係る電解メッキ装置の断面図
(メッキ工程の後期の状態)である。
【図6】第3の実施形態に係る電解メッキ装置の断面図
(メッキ工程の最初の状態)である。
【図7】第3の実施形態に係る電解メッキ装置の断面図
(メッキ工程の途中の状態)である。
【図8】(a)〜(d)は第4の実施形態に係る半導体
装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図9】(a)〜(d)は第1の比較例として従来の電
解メッキ方法が半導体装置の製造方法に適用された場合
の各工程を示す断面図である。
【図10】(a)〜(d)は第5の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図11】(a)〜(e)は第2の比較例として従来の
電解メッキ方法が半導体装置の製造方法に適用された場
合の各工程を示す断面図である。
【図12】従来の電解メッキ装置の斜視図である。
【図13】従来の電解メッキ装置の断面図である。
【図14】(a)は従来の電解メッキ方法を用いて半導
体基板上に銅膜を堆積したときの膜厚分布を示す図であ
る。(b)は(a)におけるXIV −XIV 線の断面図であ
る。
【図15】従来の電解メッキ方法において、陰極として
使用する銅膜の膜厚と半導体基板上にメッキされる銅膜
の堆積速度との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 電解メッキ槽 1a 板状の支持台 2 メッキ液 3 基板ホルダー 3a 基板ホルダー3の開口部 4 陽極 5 電流印加電極 6 直流電源 7 Oリング 8 電界遮蔽板 8a 電界遮蔽板8の開口部 9 電界遮蔽板駆動装置 9a 電界遮蔽板駆動装置9のピストン 10 電界遮蔽板 10a 電界遮蔽板10の開口部 10b 電界遮蔽板10の絞り機構 11 平行移動可能な電界遮蔽板 11a 平行移動可能な電界遮蔽板11の開口部 100 半導体基板 101 銅膜 111 銅膜 112 メッキ銅膜 121 銅膜 122 メッキ銅膜 131 銅膜 131a 銅膜131上の一の領域 131b 銅膜131上の他の領域 132 メッキ銅膜 141 タンタル膜 142 銅膜 143A メッキ銅膜 143B メッキ銅膜 144 シリコン窒化膜 145 レジストパターン 146A 銅配線 146B 銅配線 151 シリコン酸化膜 152 配線溝 153 タンタル膜 154 銅膜 155A メッキ銅膜 155B メッキ銅膜 156A 銅配線 156B 銅配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解メッキ槽の内部に貯留された金属イ
    オンを含むメッキ液中に半導体基板及び電極板を互いに
    対向するように配置して、前記半導体基板上に前記金属
    イオンが還元された金属原子からなるメッキ膜を形成す
    る電解メッキ方法であって、 メッキ工程の前期において、前記電極板から前記半導体
    基板に向かう電界を前記半導体基板の中央部に集中させ
    て該中央部に対して主としてメッキを行う工程と、 メッキ工程の後期において、前記電極板から前記半導体
    基板に向かう電界の前記半導体基板の中央部への集中を
    緩和させて前記半導体基板の全面に亘ってメッキを行う
    工程とを備えていることを特徴とする電解メッキ方法。
  2. 【請求項2】 電解メッキ槽の内部に貯留された金属イ
    オンを含むメッキ液中に半導体基板及び電極板を互いに
    対向するように配置して、前記半導体基板上に前記金属
    イオンが還元された金属原子からなるメッキ膜を形成す
    る電解メッキ方法であって、 前記半導体基板と前記電極板との間に、開口部を有する
    電界遮蔽板を配置して、前記電極板から前記半導体基板
    に向かう電界を前記半導体基板上の所望の領域に集中さ
    せて該所望の領域にメッキを行う工程を、前記電界遮蔽
    板を前記半導体基板に対して平行移動しながら又は平行
    移動する毎に、繰り返し行うことによって、前記半導体
    基板の全面に亘ってメッキを行う工程を備えていること
    を特徴とする電解メッキ方法。
  3. 【請求項3】 金属イオンを含むメッキ液を貯留する電
    解メッキ槽と、 前記メッキ液中に浸漬される半導体基板と対向するよう
    に設けられた電極板と、 前記半導体基板と前記電極板との間に配置され、前記半
    導体基板の中央部と対向する位置に開口部を有する電界
    遮蔽板と、 前記半導体基板と前記電界遮蔽板との間の距離が変動す
    るように、前記半導体基板又は前記電界遮蔽板を相対移
    動させる駆動手段とを備えていることを特徴とする電解
    メッキ装置。
  4. 【請求項4】 金属イオンを含むメッキ液を貯留する電
    解メッキ槽と、 前記メッキ液中に浸漬される半導体基板と対向するよう
    に設けられた電極板と、 前記半導体基板と前記電極板との間に配置され、前記半
    導体基板の中央部と対向する位置に開口部を有する電界
    遮蔽板と、 前記電界遮蔽板の開口部の面積を増減する開口面積可変
    手段とを備えていることを特徴とする電解メッキ装置。
  5. 【請求項5】 金属イオンを含むメッキ液を貯留する電
    解メッキ槽と、 前記メッキ液中に浸漬される半導体基板と対向するよう
    に設けられた電極板と、 前記半導体基板と前記電極板との間に配置され、開口部
    を有する電界遮蔽板と、 前記電界遮蔽板を前記半導体基板に対して平行移動させ
    る駆動手段とを備えていることを特徴とする電解メッキ
    装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に電解メッキによってメッ
    キ金属膜を形成する金属膜形成工程と、 前記メッキ金属膜をパターニングして金属配線を形成す
    る金属配線形成工程とを備えた半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記金属膜形成工程は、 電解メッキ槽の内部に貯留された金属イオンを含むメッ
    キ液中に半導体基板及び電極板を互いに対向するように
    配置して、メッキ工程の前期において前記電極板から前
    記半導体基板に向かう電界を前記半導体基板の中央部に
    集中させて該中央部に対して主としてメッキを行った
    後、メッキ工程の後期において前記電極板から前記半導
    体基板に向かう電界の前記半導体基板の中央部への集中
    を緩和させて前記半導体基板の全面に亘ってメッキを行
    うことにより、前記半導体基板上に前記金属イオンが還
    元された金属原子からなるメッキ金属膜を形成する工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上の層間絶縁膜に配線溝を形
    成した後、該配線溝を含む前記層間絶縁膜上に電解メッ
    キによってメッキ金属膜を形成する金属膜形成工程と、 前記メッキ金属膜における前記層間絶縁膜上に露出して
    いる部分を除去して、前記配線溝に埋め込まれている前
    記メッキ金属膜からなる金属配線を形成する金属配線形
    成工程とを備えた半導体装置の製造方法において、 前記金属膜形成工程は、 電解メッキ槽の内部に貯留された金属イオンを含むメッ
    キ液中に半導体基板及び電極板を互いに対向するように
    配置して、メッキ工程の前期において前記電極板から前
    記半導体基板に向かう電界を前記半導体基板の中央部に
    集中させて該中央部に対して主としてメッキを行った
    後、メッキ工程の後期において前記電極板から前記半導
    体基板に向かう電界の前記半導体基板の中央部への集中
    を緩和させて前記半導体基板の全面に亘ってメッキを行
    うことにより、前記半導体基板上に前記金属イオンが還
    元された金属原子からなるメッキ金属膜を形成する工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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