JP2003191132A - 電解研磨方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

電解研磨方法および半導体装置の製造方法

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JP2003191132A
JP2003191132A JP2001394332A JP2001394332A JP2003191132A JP 2003191132 A JP2003191132 A JP 2003191132A JP 2001394332 A JP2001394332 A JP 2001394332A JP 2001394332 A JP2001394332 A JP 2001394332A JP 2003191132 A JP2003191132 A JP 2003191132A
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electrolytic polishing
polishing
electrolytic
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Yoshitaka Matsui
井 嘉 孝 松
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い研磨選択比で表面の凸部を除去する電解
研磨方法およびこれを備える半導体装置の製造方法を提
供する。 【解決手段】 電解液中で研磨対象物24の表面の近傍
に対極2を配置し、対極2とアノード電極4との間に電
圧を印加する。研磨の進行に応じて被電解研磨材料の表
面が後退すると、対極2をこれに追従させ、対向面と被
研磨材料の凸部表面との短い距離dを維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解研磨方法およ
び半導体装置の製造方法に関し、特に、金属ダマシン技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、図9および図10を参照しながら
電解研磨方法の原理について説明する。
【0003】図9は、特願2001−307608号に
記載された電解研磨方法の説明図である。同図に示す電
解研磨技術によれば、アノード電極54と対極52との
間に電圧を印加し、基板S上の絶縁膜14に形成された
配線溝18内にバリア層22を介して埋め込まれた研磨
対象物である金属配線材料24の表面から対極52を離
隔させたままで、アノード電極54を金属配線材料24
の表面と接触させながら走査する。これにより、金属配
線材料24をイオン化して電解液中に溶解させて研磨し
ていた。電解液としては、例えば高濃度のリン酸を用
い、基板の近傍で発生する濃度勾配により基板表面の凸
部を選択的にエッチングしていた。これにより、例えば
図10(a)に示すような段差であれば、研磨対象物8
0の平坦部分近傍では電解液が高濃度の電解液82とな
り、この一方、凸部P1,P2の頂部近傍では電解液が
低濃度の電解液84となり、このような濃度勾配により
パターンに依存する段差を緩和することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電解研磨方法では、例えば図10(b)に示すようにな
だらかなうねりを有する基板上では、濃度勾配も基板の
うねりに依存するため、研磨対象物自身の表面形状に依
存する段差を緩和することができなかった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、高い研磨選択比で研磨対象物表面の
凸部を除去できる電解研磨方法およびこれを備える半導
体装置の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。
【0007】即ち、本発明の第1の態様によれば、電解
液中でアノード電極と対極との間に電圧を印加して被電
解研磨材料を研磨する電解研磨方法であって、前記対極
と前記被電解研磨材料との電気的短絡を防止しながら電
解研磨の進行に応じた被研磨面の後退に前記対極を追従
させることを特徴とする電解研磨方法が提供される。
【0008】また、本発明の第2の態様によれば、上記
電解研磨方法を備えることを特徴とする半導体装置の製
造方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照しながら説明する。以下では、本発明に
かかる電解研磨方法の実施の一形態を用いて半導体装置
の埋め込み配線を形成する方法を説明し、これにより、
本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の一形態を
説明する。
【0010】図1乃至図5は、本実施形態の半導体装置
の製造方法を説明する略示断面図である。
【0011】まず、図1に示すように、半導体基板Sの
表面に通常のプラズマCVD(Checmical Vapour Depos
ition)法によりLow−kプラズマ酸化シリコンから
なる絶縁膜14を0.6μmの厚さで形成する。次に、
通常のフォトリソグラフィ法によりフォトレジストマス
ク16を絶縁膜14上に形成した後、通常のRIE(Re
active Ion Etching)により所定パターンの配線溝18
を0.4μmの深さ絶縁膜14内に形成する。
【0012】次に、図2に示すように、通常の酸化プラ
ズマアッシング法によりフォトレジストマスク16を除
去した後、通常のCVD法により、配線溝18の内壁お
よび絶縁膜14表面上にTiNバリア層22を20nm
の厚さで形成する。その後、図3に示すように、通常の
CVD法により、配線溝18を埋め込むようにルテニウ
ムからなる金属配線材料24を堆積させ、さらに絶縁膜
14表面のTiNバリア層22の高さを超えて配線溝1
8の底面から0.6μmの厚さを有するまで堆積させ
る。
【0013】次に、配線溝18内に存在するルテニウム
を除くルテニウムを電解研磨する。本実施形態では、図
4に示すように、研磨対象となるルテニウム24の領域
を覆うように広幅の平行平板型対極2を用い、スペーサ
として機能する樹脂膜6(PVA:ポリビニルアルコー
ル)を介してルテニウム24を押圧するように近接させ
て配置する。アノード電極4は、例えばルテニウム24
の側面側に接触させる。この状態でアノード電極4−対
極2間に電圧を印加すると、対極2が被研磨材料に近接
して配置されているので従来の技術と比較して溶液抵抗
の値が小さくなり、これにより、表面の凸部がより迅速
に研磨される。
【0014】図5に示すように表面の凸部が研磨されて
いくと、ルテニウム24の表面形状は、基板S自身の形
状に依存する凹凸を有するようになる。ここで、前述し
たように、対極2は、樹脂膜6を介してルテニウム24
の表面に押圧されているので(図5の矢印参照)、その
対向面は、ルテニウム24表面の後退に追随する。これ
により、対極2が被電解研磨材料に常に近接したままで
あるので、高いレートでの研磨が実現される。本実施形
態では、TiNバリア層22の上のルテニウム24が除
去されるまで行う。
【0015】図6は、本実施形態の電解研磨方法の基本
原理を説明する模式図である。同図に示すように、研磨
対象物(ルテニウム24)の凸部と凹部との段差をhと
し、凸部と対極2との距離をdとすると、凹部と対極2
との距離はd+hとなる。
【0016】ここで、電解研磨のされ易さ(=電気の流
れ易さ)は、溶液抵抗(=溶液抵抗率×(基板−対極間
の距離))に依存する。研磨対象物自身や反応の抵抗を
無視すれば、研磨レートと距離d,hとの間には次式の
関係が成立する。
【0017】 凸部研磨レート/凹部研磨レート=(h+d)/d 従って、凸部と対極2との距離をd→0(d≠0)とす
ることにより研磨選択比は最大になる。ただし、d=0
でアノード電極4と対極2とがショートし、この場合は
溶解反応が起こらないので適用外となる。また、対極2
と研磨対象物とを固定した状態で電解研磨を行うと、電
解研磨中は研磨対象物が削られ、研磨中にdが次第に大
きくなり、この結果研磨選択比が低下してしまう。そこ
で、研磨中は、研磨対象物の薄膜化に伴い、d→0(d
≠0)になるよう対極2を追従させれば、高い研磨選択
比を得ることが可能になる。距離dは、電解液が浸透し
つつ対極2/研磨対象物間に立体障害となる物質を配置
すれば、容易に制御できる。この物質として、本実施形
態では樹脂膜6(PVA)を用いたが、これに限ること
なく、高抵抗の物質であってスペーサとして機能し、電
解液を通過させるスポンジ状のものであればいかなる物
質も利用可能である。
【0018】その後は、通常のCMP(Chemical Mecha
nical Polishing)技術によりTiNバリア層22と、
配線溝18の表面部のルテニウム24のうちバリア層2
2の厚さに相当する部分を除去する。
【0019】図7は、本実施形態で用いる電解研磨方法
の効果を説明するグラフであり、同図(a)は図9に示
した電解研磨方法の一例による測定結果を表し、また、
同図(b)は、本実施形態の電解研磨方法による測定結
果を表す。図7(a)に示すように、図9に示した方法
によれば、電解研磨の開始直後は研磨対象物の厚さも段
差も大幅に解消されるが、その後は研磨効率が緩慢にな
り、特に段差がほとんど解消されていないことが分か
る。この一方、本実施形態の電解研磨方法によれば、研
磨対象物の厚さはほぼ線形に減少しており、かつ、研磨
対象物の被研磨面における段差も時間の経過に従って確
実に緩和されていることが分かる。
【0020】本実施形態で用いられる電解研磨方法を実
現する電解研磨装置の一例を図8に示す。図8に示す電
解研磨装置1は、例えばグローバル配線を備える半導体
装置の製造に用いられ、同図に示す例では、図示しない
ローカル配線構造が形成された半導体基板S上のシード
金属(Cu)層42上に形成されたメッキ金属(Cu)
層44の電解研磨を行う。電解研磨装置1が備える対極
2の表面のうち図示しないスペーサを介して被研磨材料
に対向する面は、図4および図5に示す対極と同様に、
被研磨領域よりも大きな面積を有する。図8には一端部
のみを示したが、電解研磨装置1が備えるアノード電極
4は、その各端部がシード金属層42の端部にそれぞれ
接触するように配置される。アノード電極4の両端部に
は、シール32が設けられ、これにより、アノード電極
4の両端が電解液に接触することが防止される。また、
シール32は、電解研磨によるメッキ金属層44の後退
に対極2が容易に追従できるように、テーパ構造となっ
ている。アノード電極4の表面のうち対極2側の面は、
対極2側の電解液に影響を及ぶことを防止するため、絶
縁材料34で覆われている。
【0021】以上、本発明の実施の一形態について説明
したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでは決
して無い。上述した実施形態における電解研磨方法につ
いても、埋め込み配線の形成に限ることなく、被電解研
磨材料の電解研磨一般に適用できることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
高い選択比で被電解研磨材料の凸部を除去できる電解研
磨方法およびこれを備える半導体装置の製造方法が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
一形態を説明する略示断面図である。
【図2】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
一形態を説明する略示断面図である。
【図3】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
一形態を説明する略示断面図である。
【図4】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
一形態を説明する略示断面図である。
【図5】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
一形態を説明する略示断面図である。
【図6】図1乃至図5に示す製造方法に用いられる電解
研磨方法の基本原理を説明する模式図である。
【図7】図1乃至図5に示す製造方法に用いられる電解
研磨方法の効果の説明図である。
【図8】図1乃至図5に示す製造方法に用いられる電解
研磨方法を実現する電解研磨装置の一例の概略図であ
る。
【図9】電解研磨方法の一例の説明図である。
【図10】図9に示される電解研磨方法の問題点の説明
図である。
【符号の説明】
1 電解研磨装置 2 対極 4 アノード電極 6 樹脂膜(スペーサ) 14 絶縁膜 16 フォトレジストマスク 18 配線溝 22 TiNバリア層 24 金属配線材料 32 シール 34 絶縁材料 S 半導体基板
フロントページの続き Fターム(参考) 3C058 AA01 AA07 AA09 CA01 CB03 DA12 3C059 AA02 AB03 CH10 CH13 5F033 HH07 HH33 MM01 MM12 MM13 PP06 QQ09 QQ13 QQ46 QQ48 RR04 SS15 XX01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解液中でアノード電極と対極との間に電
    圧を印加して被電解研磨材料を研磨する電解研磨方法で
    あって、 前記対極と前記被電解研磨材料との電気的短絡を防止し
    ながら電解研磨の進行に応じた被研磨面の後退に前記対
    極を追従させることを特徴とする電解研磨方法。
  2. 【請求項2】スペーサを介して前記対極により前記被研
    磨面を押圧することを特徴とする請求項1に記載の電解
    研磨方法。
  3. 【請求項3】前記スペーサは、有機樹脂からなることを
    特徴とする請求項2に記載の電解研磨方法。
  4. 【請求項4】前記対極は、前記被研磨面に対して略平行
    に配置される平板型対極であることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の電解研磨方法。
  5. 【請求項5】前記対極の前記被研磨面に対向する面の面
    積は、前記被研磨面の研磨対象領域の面積以上であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解
    研磨方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の電解研
    磨方法を備えることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記電解研磨方法により研磨された前記被
    研磨面に対して化学的・機械的研磨を行う工程をさらに
    備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034802A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Tokyo Seimitsu Co Ltd 電解加工方法並びに電解加工装置
JP2016537803A (ja) * 2013-09-17 2016-12-01 シャー,カンミン 表面を研磨するシステム及び方法

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