JP2000087138A - 低降伏比鋼の製造方法 - Google Patents
低降伏比鋼の製造方法Info
- Publication number
- JP2000087138A JP2000087138A JP25406998A JP25406998A JP2000087138A JP 2000087138 A JP2000087138 A JP 2000087138A JP 25406998 A JP25406998 A JP 25406998A JP 25406998 A JP25406998 A JP 25406998A JP 2000087138 A JP2000087138 A JP 2000087138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- steel
- temperature
- sec
- yield ratio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、建築・土木等用いられる高張力鋼
の、降伏比を制御し、強度:490N/mm2 以上、
降伏比:75%以下である低降伏比鋼を、生産性よく、
経済的に製造する方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、圧延後の予備冷却・復熱処理に
おいて、予備冷却停止温度T(℃)をAr3 〜Ar3
−100℃とし、予備冷却停止後、加速冷却開始前の
待機時間t(秒)を、30≦(1−exp(−(exp
(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))*(65+
0.34*△T−0.0012*△T2)≦75に制御
する。ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T
(℃)の温度差(=Ar3 −T)
の、降伏比を制御し、強度:490N/mm2 以上、
降伏比:75%以下である低降伏比鋼を、生産性よく、
経済的に製造する方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、圧延後の予備冷却・復熱処理に
おいて、予備冷却停止温度T(℃)をAr3 〜Ar3
−100℃とし、予備冷却停止後、加速冷却開始前の
待機時間t(秒)を、30≦(1−exp(−(exp
(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))*(65+
0.34*△T−0.0012*△T2)≦75に制御
する。ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T
(℃)の温度差(=Ar3 −T)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、とくに、建築・土
木等に使用される低降伏比で、且つ、降伏強度の変動幅
が小さい低降伏比鋼を生産性よく経済的に製造する方法
に関するものである。
木等に使用される低降伏比で、且つ、降伏強度の変動幅
が小さい低降伏比鋼を生産性よく経済的に製造する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高層建築物などの構造物には、巨
大地震時の安全性確保の観点から、柱に先行し梁を降伏
させ,地震エネルギーを吸収することにより柱の崩壊を
防止する限界状態設計法が、適用されつつある。この設
計法に用いられる鋼材は地震エネルギーを十分吸収する
ために、大きく変形する必要があり、塑性変形能の目安
である降伏比(YR)が低いこと、つまり、低降伏比で
あることが要求される。このYRに対する建築構造設計
サイドからの要望は、塑性変形の観点から強度を確保で
きる範囲で可能な限り低いほうが好ましいとされ、59
0N/mm2 級の場合でYRの許容範囲としては80
%以下としているものの、目標値としては75%が挙げ
られている。 さらに、確実に、柱に先行して梁を降伏
させるには、鋼材の降伏強度の変動幅が小さいことが求
められ、建築構造用圧延鋼材(SN規格)には、降伏強
度および引張強度の上下限値が規定されている。
大地震時の安全性確保の観点から、柱に先行し梁を降伏
させ,地震エネルギーを吸収することにより柱の崩壊を
防止する限界状態設計法が、適用されつつある。この設
計法に用いられる鋼材は地震エネルギーを十分吸収する
ために、大きく変形する必要があり、塑性変形能の目安
である降伏比(YR)が低いこと、つまり、低降伏比で
あることが要求される。このYRに対する建築構造設計
サイドからの要望は、塑性変形の観点から強度を確保で
きる範囲で可能な限り低いほうが好ましいとされ、59
0N/mm2 級の場合でYRの許容範囲としては80
%以下としているものの、目標値としては75%が挙げ
られている。 さらに、確実に、柱に先行して梁を降伏
させるには、鋼材の降伏強度の変動幅が小さいことが求
められ、建築構造用圧延鋼材(SN規格)には、降伏強
度および引張強度の上下限値が規定されている。
【0003】低降伏比化は、軟質相であるフェライト
(α)と硬質相であるベイナイトあるいはマルテンサイ
トを混在させたフェライト(α)+硬質相組織により達
成されることが知られている。このような組織を得る手
段として、オーステナイト(γ)域からの再加熱焼入れ
処理後、再び、α+γの2 相域に加熱して焼入れを行
い、その後焼戻し処理を行うという方法や、γ域圧延
後,α+γの2相域に温度が低下するまで長時間待機し
た後に加速冷却する方法が挙げられている。
(α)と硬質相であるベイナイトあるいはマルテンサイ
トを混在させたフェライト(α)+硬質相組織により達
成されることが知られている。このような組織を得る手
段として、オーステナイト(γ)域からの再加熱焼入れ
処理後、再び、α+γの2 相域に加熱して焼入れを行
い、その後焼戻し処理を行うという方法や、γ域圧延
後,α+γの2相域に温度が低下するまで長時間待機し
た後に加速冷却する方法が挙げられている。
【0004】しかし、これらの技術では複雑な熱処理工
程あるいは圧延後の冷却開始まで長時間を要するため、
いずれも通常の熱間圧延工程に比べて著しい生産性の低
下がさけられない。これら生産性の低下を回避する方法
として、特公平7−74379、と特開平5−2717
61の技術が開示されている。特公平7−74379お
よび特開平5−271761は、熱間圧延後にAr3
−20℃以下、Ar3−100℃以上まで予備冷却を行
った後、鋼板表面をAr3 −100℃以上に復熱さ
せ、再び15℃/sを超える速度で400〜600℃ま
で冷却することで、複雑な熱処理や長時間待機を省略
し、生産性の向上を図っている。
程あるいは圧延後の冷却開始まで長時間を要するため、
いずれも通常の熱間圧延工程に比べて著しい生産性の低
下がさけられない。これら生産性の低下を回避する方法
として、特公平7−74379、と特開平5−2717
61の技術が開示されている。特公平7−74379お
よび特開平5−271761は、熱間圧延後にAr3
−20℃以下、Ar3−100℃以上まで予備冷却を行
った後、鋼板表面をAr3 −100℃以上に復熱さ
せ、再び15℃/sを超える速度で400〜600℃ま
で冷却することで、複雑な熱処理や長時間待機を省略
し、生産性の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
7−74379、特開平5−271761とも予備冷却
と加速冷却の間の冷却中断期間について、詳細な規定は
なく、復熱させることのみが要件であり、例えば、予備
冷却の停止温度によって、フェライト分率が変動するこ
とに起因する機械的強度の不安定性等への対策は述べら
れていない。フェライト分率の変動は、予備冷却の停止
温度に、フェライトの変態速度と復熱までの時間が依存
することによる。予備冷却の停止温度が、高温(Ar3
−20℃近傍)の場合、フェライトの変態速度は遅
く、復熱までの時間は短いが、予備冷却の停止温度が低
温(Ar3 −100℃近傍)の場合、フェライトの変
態速度は速く、復熱までの時間は長くなる。
7−74379、特開平5−271761とも予備冷却
と加速冷却の間の冷却中断期間について、詳細な規定は
なく、復熱させることのみが要件であり、例えば、予備
冷却の停止温度によって、フェライト分率が変動するこ
とに起因する機械的強度の不安定性等への対策は述べら
れていない。フェライト分率の変動は、予備冷却の停止
温度に、フェライトの変態速度と復熱までの時間が依存
することによる。予備冷却の停止温度が、高温(Ar3
−20℃近傍)の場合、フェライトの変態速度は遅
く、復熱までの時間は短いが、予備冷却の停止温度が低
温(Ar3 −100℃近傍)の場合、フェライトの変
態速度は速く、復熱までの時間は長くなる。
【0006】さらに、これらの方法は、表面復熱後の加
速冷却における冷却速度が、15℃/secを超え、鋼
板表面が著しく硬化し、板厚方向の材質不均一性が懸念
される。本発明は、上記問題点を解決し、建築・土木等
の鉄骨構造物に用いられる降伏比75%以下の板厚方向
材質均一性に優れた高張力鋼を、生産性よく経済的に製
造する方法を提供することにある。
速冷却における冷却速度が、15℃/secを超え、鋼
板表面が著しく硬化し、板厚方向の材質不均一性が懸念
される。本発明は、上記問題点を解決し、建築・土木等
の鉄骨構造物に用いられる降伏比75%以下の板厚方向
材質均一性に優れた高張力鋼を、生産性よく経済的に製
造する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の予
備冷却・復熱処理において、検討されてこなかった予備
冷却とその後の加速冷却の前までの工程に着目し、予備
冷却停止温度と予備冷却停止後、加速冷却開始前の冷却
中断時間(以下、待機時間)が、鋼材の降伏強度におよ
ぼす影響について種々検討した。その結果、鋼材の降伏
挙動を支配するフェライト分率を予備冷却停止温度とそ
の後の加速冷却開始までの時間によって制御し、また、
板厚方向材質均一性を確保する加速冷却速度を見出し、
本発明を完成させた。すなわち、本発明は、 1.重量%で、C:0.02〜0.18%,Si:0.
05〜0.5%,Mn:0.6〜1.7%、Al:0.
08%以下で、残部がFeおよび不可避不純物からなる
鋼を、1000℃以上に加熱後、Ar3 変態点以上の
温度域において圧下率が50%以上の熱間圧延を行った
後、続いて、Ar3 以上の温度から冷却速度2℃/秒
以上の予備冷却を開始し、その後、Ar3 以下Ar3
- 100℃以上の温度(予備冷却停止温度T℃)におい
て予備冷却を一旦中断し、(1)式を満足する時間t
(秒)の間待機した後、再び3℃/sec 以上15℃/
sec以下の冷却速度で400〜600℃の温度域まで加
速冷却することを特徴とする低降伏比鋼の製造方法。 30≦(1−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))* (65+0.34*△T−0.0012*△T2 )≦75…(1) ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T(℃)の
温度差(=Ar3 −T),t:待機時間(秒) 2.上記合金成分組成に加え、Cu:0.05〜1.0
%,Ni:0.05〜0.8%,Cr:0.05〜1.
0%、Mo:0.01〜1.0%,Nb:0.005〜
0.1%,V:0.005〜0.1%およびTi:0.
005〜0.03%のうち一種または二種以上を含有す
ることを特徴とする1に記載の低降伏比鋼の製造方法。
備冷却・復熱処理において、検討されてこなかった予備
冷却とその後の加速冷却の前までの工程に着目し、予備
冷却停止温度と予備冷却停止後、加速冷却開始前の冷却
中断時間(以下、待機時間)が、鋼材の降伏強度におよ
ぼす影響について種々検討した。その結果、鋼材の降伏
挙動を支配するフェライト分率を予備冷却停止温度とそ
の後の加速冷却開始までの時間によって制御し、また、
板厚方向材質均一性を確保する加速冷却速度を見出し、
本発明を完成させた。すなわち、本発明は、 1.重量%で、C:0.02〜0.18%,Si:0.
05〜0.5%,Mn:0.6〜1.7%、Al:0.
08%以下で、残部がFeおよび不可避不純物からなる
鋼を、1000℃以上に加熱後、Ar3 変態点以上の
温度域において圧下率が50%以上の熱間圧延を行った
後、続いて、Ar3 以上の温度から冷却速度2℃/秒
以上の予備冷却を開始し、その後、Ar3 以下Ar3
- 100℃以上の温度(予備冷却停止温度T℃)におい
て予備冷却を一旦中断し、(1)式を満足する時間t
(秒)の間待機した後、再び3℃/sec 以上15℃/
sec以下の冷却速度で400〜600℃の温度域まで加
速冷却することを特徴とする低降伏比鋼の製造方法。 30≦(1−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))* (65+0.34*△T−0.0012*△T2 )≦75…(1) ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T(℃)の
温度差(=Ar3 −T),t:待機時間(秒) 2.上記合金成分組成に加え、Cu:0.05〜1.0
%,Ni:0.05〜0.8%,Cr:0.05〜1.
0%、Mo:0.01〜1.0%,Nb:0.005〜
0.1%,V:0.005〜0.1%およびTi:0.
005〜0.03%のうち一種または二種以上を含有す
ることを特徴とする1に記載の低降伏比鋼の製造方法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をさらに詳細に説
明する。 1.成分組成範囲 本発明における鋼材の化学成分は建築用鋼として要求さ
れる強度や溶接性等を満足させるとともに、低降伏比化
に適した組成でなければならない。鋼材の成分限定理由
について、説明する。
明する。 1.成分組成範囲 本発明における鋼材の化学成分は建築用鋼として要求さ
れる強度や溶接性等を満足させるとともに、低降伏比化
に適した組成でなければならない。鋼材の成分限定理由
について、説明する。
【0009】Cは、鋼の強度を確保するために、0.0
2%以上添加するが、0.18%を超えて多量に含有し
た場合、靭性あるいは溶接性が劣化するため、含有量を
0.02〜0.18%とする。
2%以上添加するが、0.18%を超えて多量に含有し
た場合、靭性あるいは溶接性が劣化するため、含有量を
0.02〜0.18%とする。
【0010】Siは、脱酸のため、必然的に含まれる
が、低降伏比化のため、0.05%以上添加する。0.
5%を超えた場合、HAZ靭性および溶接性が劣化する
ため、含有量を0.05〜0.5%とする。
が、低降伏比化のため、0.05%以上添加する。0.
5%を超えた場合、HAZ靭性および溶接性が劣化する
ため、含有量を0.05〜0.5%とする。
【0011】Mnは、鋼材の強度・靭性、FeSの生成
抑制のため、0.6%以上添加するが、1.7%を超え
て多量に含有した場合、溶接割れ感受性が増大するた
め、含有量を0.6〜1.7%とする。
抑制のため、0.6%以上添加するが、1.7%を超え
て多量に含有した場合、溶接割れ感受性が増大するた
め、含有量を0.6〜1.7%とする。
【0012】Alは、脱酸のため、鋼に含まれるが、多
量に含有すると鋼の清浄度が低下し、HAZ靭性が劣化
するため、含有量を0.08%以下とする。P,Sは、
鋼中に不可避的に存在する不純物であるが、Pの低減は
粒界破壊の防止に、Sの低減は溶接熱影響部の水素割れ
防止に有効であるため、それぞれ含有量を0.05%以
下、0.01%以下とするのがよい。
量に含有すると鋼の清浄度が低下し、HAZ靭性が劣化
するため、含有量を0.08%以下とする。P,Sは、
鋼中に不可避的に存在する不純物であるが、Pの低減は
粒界破壊の防止に、Sの低減は溶接熱影響部の水素割れ
防止に有効であるため、それぞれ含有量を0.05%以
下、0.01%以下とするのがよい。
【0013】Nは、鋼中に不可避的に存在する不純物で
あるが、多量に含まれるとHAZ靭性の劣化や連続鋳造
スラブ傷が発生しやすくなるため、含有量を0.008
%以下とするのがよい。
あるが、多量に含まれるとHAZ靭性の劣化や連続鋳造
スラブ傷が発生しやすくなるため、含有量を0.008
%以下とするのがよい。
【0014】この他に、以下の元素の一種または二種以
上を選択的に添加することができる。Cuは、強度上昇
および靭性改善を目的に、0.05%以上添加するが、
1.0%を超えて含有した場合、過剰に析出硬化し、鋼
材表面に割れが生じるため、含有量を0.05〜1.0
%とする。
上を選択的に添加することができる。Cuは、強度上昇
および靭性改善を目的に、0.05%以上添加するが、
1.0%を超えて含有した場合、過剰に析出硬化し、鋼
材表面に割れが生じるため、含有量を0.05〜1.0
%とする。
【0015】Niは、母材の強度ならびに靭性を向上さ
せるため、0.05%以上添加するが、0.8%を超え
て多量に含有した場合、鋼材価格が高価となるため、含
有量を0.05〜0.8%とする。
せるため、0.05%以上添加するが、0.8%を超え
て多量に含有した場合、鋼材価格が高価となるため、含
有量を0.05〜0.8%とする。
【0016】Crは、焼入れ性向上のため、0.05%
以上添加するが、1.0%を超えて多量に含有した場
合、溶接性やHAZ靭性が劣化するため、含有量を0.
05〜1.0%とする。
以上添加するが、1.0%を超えて多量に含有した場
合、溶接性やHAZ靭性が劣化するため、含有量を0.
05〜1.0%とする。
【0017】Moは、焼入れ性を高め、強度を上昇させ
るので、0.01%以上添加するが、1.0%を超えて
多量に含有すると、炭化物析出により降伏比が上昇する
ため、含有量を0.01〜1.0%とする。
るので、0.01%以上添加するが、1.0%を超えて
多量に含有すると、炭化物析出により降伏比が上昇する
ため、含有量を0.01〜1.0%とする。
【0018】Nbは、微細炭窒化物の析出により、強
度,靭性を向上させるため、0.005%以上添加する
が、0.1%を超えて多量に含有した場合、降伏比低下
に悪影響を与えるため、含有量を0.005〜0.1%
とする。
度,靭性を向上させるため、0.005%以上添加する
が、0.1%を超えて多量に含有した場合、降伏比低下
に悪影響を与えるため、含有量を0.005〜0.1%
とする。
【0019】Vは、少量の添加により焼入れ性を向上さ
せ、焼戻し軟化抵抗を高めるため、0.005%以上添
加するが、0.1%を超えて多量に含有した場合、降伏
比低下に悪影響を与えるため、含有量を0.005〜
0.1%とする。
せ、焼戻し軟化抵抗を高めるため、0.005%以上添
加するが、0.1%を超えて多量に含有した場合、降伏
比低下に悪影響を与えるため、含有量を0.005〜
0.1%とする。
【0020】Tiは、TiNによりHAZ組織を微細化
し、靭性を向上させるため、0.005%以上添加する
が、0.03%を超えて多量に含有した場合、溶接後の
冷却過程でTiCを析出し、HAZ靭性を劣化させるた
め、含有量を0.005〜0.03%とする。
し、靭性を向上させるため、0.005%以上添加する
が、0.03%を超えて多量に含有した場合、溶接後の
冷却過程でTiCを析出し、HAZ靭性を劣化させるた
め、含有量を0.005〜0.03%とする。
【0021】2.製造条件 本発明はスラブ加熱から冷却停止までの工程において、
特に、予備冷却停止から、その後の加速冷却開始までを
厳密に管理し、フェライト分率を制御することを特徴と
する。各工程について説明する。(本発明における鋼材
温度は板厚方向の平均温度とする。) スラブ加熱温度:降伏比をさげるため、オーステナイト
粒径を粗大化させ、かつ、熱間加工性を良好とするた
め、1000℃以上に加熱する。
特に、予備冷却停止から、その後の加速冷却開始までを
厳密に管理し、フェライト分率を制御することを特徴と
する。各工程について説明する。(本発明における鋼材
温度は板厚方向の平均温度とする。) スラブ加熱温度:降伏比をさげるため、オーステナイト
粒径を粗大化させ、かつ、熱間加工性を良好とするた
め、1000℃以上に加熱する。
【0022】圧延条件:集合組織の発達を抑制し、超音
波探傷時、問題となる音響異方性を解消するため、Ar
3 以上で圧延を終了する。再結晶による組織微細化の
ため、圧下率は50%以上とする。
波探傷時、問題となる音響異方性を解消するため、Ar
3 以上で圧延を終了する。再結晶による組織微細化の
ため、圧下率は50%以上とする。
【0023】予備冷却:圧延終了後、加速冷却をおこな
う。本発明ではこの加速冷却を予備冷却と称する。予備
冷却停止後の待機時間における組織制御の精度をあげる
ため、冷却速度2℃/sec 以上とし、多量のフェライ
トの析出を抑制する。これにより、組織が主にその後の
待機中での等温変態によって制御されることとなり、組
織制御の精度が向上する。
う。本発明ではこの加速冷却を予備冷却と称する。予備
冷却停止後の待機時間における組織制御の精度をあげる
ため、冷却速度2℃/sec 以上とし、多量のフェライ
トの析出を抑制する。これにより、組織が主にその後の
待機中での等温変態によって制御されることとなり、組
織制御の精度が向上する。
【0024】予備冷却・待機工程:建築用鋼として必要
な引張強度を満足させ、低降伏比化のため、予備冷却を
Ar3 〜Ar3 −100℃の温度T(℃)で停止
し、(1)式を満足する時間t(秒)を待機時間とす
る。 30≦(1−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))* (65+0.34*△T−0.0012*△T2 )≦75…(1) ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T(℃)の
温度差(=Ar3 −T),t:待機時間(秒)、(1
−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)
3/2 ))*(65+0.34*△T−0.0012*
△T2 ):フェライト分率(%) (1)式は、予備冷却停止後、加速冷却開始前の工程に
おける鋼板の熱履歴が、等温変態挙動とみなせ、Tra
ns.AIME vol.135(1939)のP.4
16に提唱されているJohnson−Mehlの式y
=1−exp〔−(kt)n 〕を基礎とし、所定の機
械的性質と対応するミクロ組織を等温変態温度と保持時
間からなる関数で表せることに着目し、求めたものであ
る。
な引張強度を満足させ、低降伏比化のため、予備冷却を
Ar3 〜Ar3 −100℃の温度T(℃)で停止
し、(1)式を満足する時間t(秒)を待機時間とす
る。 30≦(1−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))* (65+0.34*△T−0.0012*△T2 )≦75…(1) ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T(℃)の
温度差(=Ar3 −T),t:待機時間(秒)、(1
−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)
3/2 ))*(65+0.34*△T−0.0012*
△T2 ):フェライト分率(%) (1)式は、予備冷却停止後、加速冷却開始前の工程に
おける鋼板の熱履歴が、等温変態挙動とみなせ、Tra
ns.AIME vol.135(1939)のP.4
16に提唱されているJohnson−Mehlの式y
=1−exp〔−(kt)n 〕を基礎とし、所定の機
械的性質と対応するミクロ組織を等温変態温度と保持時
間からなる関数で表せることに着目し、求めたものであ
る。
【0025】すなわち、Johnson−Mehlの式
において、反応速度係数は温度の関数として与えられる
ため、式は等温変態温度Tと保持時間tとの関数で表さ
れる。そこで、一般的な建築用高張力鋼の数鋼種を用い
て、Ar3 〜Ar3 −100℃でのフェライトの等
温変態挙動を調査した結果、鋼種間での等温変態挙動の
違いをAr3 変態点を用いて考慮することにより、A
r3 〜Ar3 −100℃でのフェライトの等温変態
挙動yが等温変態温度T℃と保持時間t秒を用いて一律
に(2),(3)式で表されることを見出した。y=1
−exp(−(exp(−3.9−11/(Ar3 −
T))*t)3/2 )…(2),△T=Ar3 −Tと
おくことより、y=1−exp(−(exp(−3.9
−11/△T)*t)3/2 )…(3)しかし、この
(3)式はフェライト変態の進行割合を示すものであ
り、鋼材の機械的性質と相関があるフェライト分率を計
算するには(3)式に平衡状態におけるフェライト分率
をかける必要がある。そこで、平衡状態におけるフェラ
イト分率Fα(%)を実験的に求め、このFα(%)が
Ar3 と等温変態温度T(℃)との温度差△Tの関数
として(4)式のように近似され、Ar3 〜Ar3
−100℃においては、等温変態温度T,保持時間tで
のフェライト分率F(%)が(5)式で求められること
を見出した。
において、反応速度係数は温度の関数として与えられる
ため、式は等温変態温度Tと保持時間tとの関数で表さ
れる。そこで、一般的な建築用高張力鋼の数鋼種を用い
て、Ar3 〜Ar3 −100℃でのフェライトの等
温変態挙動を調査した結果、鋼種間での等温変態挙動の
違いをAr3 変態点を用いて考慮することにより、A
r3 〜Ar3 −100℃でのフェライトの等温変態
挙動yが等温変態温度T℃と保持時間t秒を用いて一律
に(2),(3)式で表されることを見出した。y=1
−exp(−(exp(−3.9−11/(Ar3 −
T))*t)3/2 )…(2),△T=Ar3 −Tと
おくことより、y=1−exp(−(exp(−3.9
−11/△T)*t)3/2 )…(3)しかし、この
(3)式はフェライト変態の進行割合を示すものであ
り、鋼材の機械的性質と相関があるフェライト分率を計
算するには(3)式に平衡状態におけるフェライト分率
をかける必要がある。そこで、平衡状態におけるフェラ
イト分率Fα(%)を実験的に求め、このFα(%)が
Ar3 と等温変態温度T(℃)との温度差△Tの関数
として(4)式のように近似され、Ar3 〜Ar3
−100℃においては、等温変態温度T,保持時間tで
のフェライト分率F(%)が(5)式で求められること
を見出した。
【0026】 Fα=65+0.34*△―0.0012*△T2 …(4) F=(1−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))* (65+0.34*△T−0.0012*△T2 )…(5) ここで、△T=Ar3 −T 図1は予備冷却をAr3 〜Ar3 −100℃の温度
域において温度Tで停止し、待機時間tを(1)式を満
たすように制御した場合の機械的特性を示すもので、引
張強度:490N/mm2 以上、降伏比:75%以下
が得られている。
域において温度Tで停止し、待機時間tを(1)式を満
たすように制御した場合の機械的特性を示すもので、引
張強度:490N/mm2 以上、降伏比:75%以下
が得られている。
【0027】待機後の加速冷却速度:予備冷却・待機
後、未変態オーステナイトからベイナイトを生成させ、
低降伏比とするため、3℃/秒以上とする。表面硬度を
抑制し、板厚方向の材質均一性を保つため、15℃/秒
以下とする。
後、未変態オーステナイトからベイナイトを生成させ、
低降伏比とするため、3℃/秒以上とする。表面硬度を
抑制し、板厚方向の材質均一性を保つため、15℃/秒
以下とする。
【0028】待機後の加速冷却停止温度:加速冷却時に
マルテンサイトが生成して靭性が劣化するのを避けるた
め、400℃以上とし、ベイナイト変態を進行させ、強
度を確保させるため、600℃未満とする。
マルテンサイトが生成して靭性が劣化するのを避けるた
め、400℃以上とし、ベイナイト変態を進行させ、強
度を確保させるため、600℃未満とする。
【0029】以上の成分、製造条件により、低降伏比高
張力鋼におけるフェライト分率の制御が容易となり、建
築用の強度490N/mm2 以上、降伏比75%以下
の溶接性に優れた鋼材を生産性良く製造することが可能
となる。
張力鋼におけるフェライト分率の制御が容易となり、建
築用の強度490N/mm2 以上、降伏比75%以下
の溶接性に優れた鋼材を生産性良く製造することが可能
となる。
【0030】
【実施例】成分系、ならびに圧延、加速冷却条件を変え
て製造した鋼材の機械的性質を調べた。表1に化学成
分、表2に製造条件と機械的試験結果、ならびに、表面
と板厚中心部の硬度差を示す。表1における発明鋼と比
較鋼の区分は、化学成分、または、表2に示す鋼板製造
条件によるもので、必ずしも、化学成分によるものでは
ない。
て製造した鋼材の機械的性質を調べた。表1に化学成
分、表2に製造条件と機械的試験結果、ならびに、表面
と板厚中心部の硬度差を示す。表1における発明鋼と比
較鋼の区分は、化学成分、または、表2に示す鋼板製造
条件によるもので、必ずしも、化学成分によるものでは
ない。
【0031】例えば、表1の比較鋼の区分中、本発明の
化学成分規定を外れるものは、鋼No.N,Oのみで、
その他の鋼は製造条件の規定が外れて、比較鋼となって
いる。表2の鋼A〜Lまでに示すごとく、本発明の範囲
内にある成分系を用いて、かつ本発明で規定された圧延
条件・加速冷却条件を採用すれば、引張強度490N/
mm2 以上と75%以下の降伏比(YR),さらに、
優れた靭性(V E0≧47J)が得られ、板厚方向の
強度差も小さい。
化学成分規定を外れるものは、鋼No.N,Oのみで、
その他の鋼は製造条件の規定が外れて、比較鋼となって
いる。表2の鋼A〜Lまでに示すごとく、本発明の範囲
内にある成分系を用いて、かつ本発明で規定された圧延
条件・加速冷却条件を採用すれば、引張強度490N/
mm2 以上と75%以下の降伏比(YR),さらに、
優れた靭性(V E0≧47J)が得られ、板厚方向の
強度差も小さい。
【0032】一方、比較例鋼板Mのように予備冷却速度
が2℃/秒未満の場合、比較例鋼板Pのように予備冷却
間待機温度がAr3 −100℃未満の場合、比較例鋼
板Sのようにフェライト分率計算値Fが75%を超える
場合、比較例鋼板Tのように待機後の加速冷却速度が3
℃/秒未満の場合、あるいは比較例鋼板Vのように待機
後の加速冷却停止温度が600℃を越える場合には強度
不足を生じている。また、比較例鋼板N,OのようにN
b,Moを過剰に添加した場合、比較例鋼板Qのように
冷却間待機温度がAr3 を超える場合、あるいは比較
例鋼板Rのようにフェライト分率計算値Fが30%未満
の場合には、降伏比が75%を超えている。 さらに、
比較例鋼板Uのように待機後の加速冷却速度が15℃/
秒を超える場合には、表面と板厚中心部の硬度差△Hv
が40以上あり、板厚方向の材質差が大きい。比較例鋼
板Wのように待機後の加速冷却停止温度が400℃未満
の場合には、靭性が不足している。
が2℃/秒未満の場合、比較例鋼板Pのように予備冷却
間待機温度がAr3 −100℃未満の場合、比較例鋼
板Sのようにフェライト分率計算値Fが75%を超える
場合、比較例鋼板Tのように待機後の加速冷却速度が3
℃/秒未満の場合、あるいは比較例鋼板Vのように待機
後の加速冷却停止温度が600℃を越える場合には強度
不足を生じている。また、比較例鋼板N,OのようにN
b,Moを過剰に添加した場合、比較例鋼板Qのように
冷却間待機温度がAr3 を超える場合、あるいは比較
例鋼板Rのようにフェライト分率計算値Fが30%未満
の場合には、降伏比が75%を超えている。 さらに、
比較例鋼板Uのように待機後の加速冷却速度が15℃/
秒を超える場合には、表面と板厚中心部の硬度差△Hv
が40以上あり、板厚方向の材質差が大きい。比較例鋼
板Wのように待機後の加速冷却停止温度が400℃未満
の場合には、靭性が不足している。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明は低降伏比鋼の製造法に関するも
ので、成分組成の調整と予備冷却・復熱処理における冷
却中断工程での温度と時間により、精度よくフェライト
分率の制御を可能とし、引張強度:490N/mm2
以上、降伏比:75%以下の低降伏比鋼を、生産性良く
経済的に製造することが可能となる。
ので、成分組成の調整と予備冷却・復熱処理における冷
却中断工程での温度と時間により、精度よくフェライト
分率の制御を可能とし、引張強度:490N/mm2
以上、降伏比:75%以下の低降伏比鋼を、生産性良く
経済的に製造することが可能となる。
【図1】降伏比におよぼすフェライト分率の影響を示す
図
図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 稔 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4K032 AA01 AA04 AA05 AA11 AA14 AA16 AA19 AA21 AA22 AA23 AA27 AA29 AA31 AA35 AA36 BA01 CA02 CB02 CC03 CC04 CD02 CD03
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.02〜0.18%,
Si:0.05〜0.5%,Mn:0.6〜1.7%、
Al:0.08%以下で、残部がFeおよび不可避不純
物からなる鋼を、1000℃以上に加熱後、Ar3 変
態点以上の温度域において圧下率が50%以上の熱間圧
延を行った後、続いて、Ar3 以上の温度から冷却速
度2℃/秒以上の予備冷却を開始し、その後、Ar3
以下Ar3 - 100℃以上の温度(予備冷却停止温度T
℃)において予備冷却を一旦中断し、(1)式を満足す
る時間t(秒)の間待機した後、再び3℃/sec 以上
15℃/sec 以下の冷却速度で400〜600℃の温
度域まで加速冷却することを特徴とする低降伏比鋼の製
造方法。 30≦(1−exp(−(exp(−3.9−11/△T)*t)3/2 ))* (65+0.34*△T−0.0012*△T2 )≦75…(1) ここで、△T:Ar3 と予備冷却停止温度T(℃)の
温度差(=Ar3 −T),t:待機時間(秒) - 【請求項2】 上記合金成分組成に加え、Cu:0.0
5〜1.0%,Ni:0.05〜0.8%,Cr:0.
05〜1.0%、Mo:0.01〜1.0%,Nb:
0.005〜0.1%,V:0.005〜0.1%およ
びTi:0.005〜0.03%のうち一種または二種
以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の低降
伏比鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25406998A JP2000087138A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 低降伏比鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25406998A JP2000087138A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 低降伏比鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000087138A true JP2000087138A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17259798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25406998A Pending JP2000087138A (ja) | 1998-09-08 | 1998-09-08 | 低降伏比鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000087138A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007056294A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Kobe Steel Ltd | 低降伏比高強度高靭性鋼板の製造方法 |
JP2012102393A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-05-31 | Jfe Steel Corp | 非調質低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 |
JP2014177669A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Jfe Steel Corp | 非調質低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-09-08 JP JP25406998A patent/JP2000087138A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007056294A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Kobe Steel Ltd | 低降伏比高強度高靭性鋼板の製造方法 |
JP4630158B2 (ja) * | 2005-08-23 | 2011-02-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 低降伏比高強度高靭性鋼板の製造方法 |
JP2012102393A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-05-31 | Jfe Steel Corp | 非調質低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 |
JP2014177669A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Jfe Steel Corp | 非調質低降伏比高張力厚鋼板およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA3182702A1 (en) | Steel sheet for manufacturing press hardened parts, press hardened part having a combination of high strength and crash ductility, and manufacturing methods thereof | |
JP5143473B2 (ja) | Haz靱性に優れた高強度低降伏比鋼板の製造方法 | |
JP2008189973A (ja) | 強度−伸びバランスに優れた高靭性高張力鋼板の製造方法 | |
JP2003119543A (ja) | 塑性歪による靭性劣化の少ない溶接構造用鋼材およびその製造方法 | |
JP2002047532A (ja) | 溶接性に優れた高張力鋼板およびその製造方法 | |
JPH10237547A (ja) | 高延性高強度冷延鋼板及びその製造方法 | |
JP2000087138A (ja) | 低降伏比鋼の製造方法 | |
JP2000239743A (ja) | 板厚方向材質差の小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法 | |
JP2003129175A (ja) | 加工性・亜鉛めっき性の良好な建築金具用高強度熱延鋼板 | |
JP2000144320A (ja) | 鉄筋用異形棒鋼およびその製造方法 | |
JP2001247930A (ja) | 耐震性および耐火性に優れた圧延形鋼とその製造方法 | |
JPH08209239A (ja) | −50℃以下の脆性亀裂伝播停止特性を有する低温用厚鋼材の製造方法 | |
JP2000054064A (ja) | 溶接性および靱性にすぐれた高張力厚鋼板およびその製造方法 | |
JP2008208439A (ja) | 強度−伸びバランスに優れた高靭性高張力鋼板の製造方法 | |
JP2000256737A (ja) | 低降伏比高張力厚鋼材の製造方法 | |
JP2003277829A (ja) | 高靭性高張力鋼材の製造方法 | |
JPH0813083A (ja) | 溶接性の優れた建築用低降伏比耐火鋼板およびその製造方法 | |
JP3546721B2 (ja) | 板厚方向材質差の小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法 | |
JP2000087137A (ja) | 低降伏比鋼の製造方法 | |
JP2002363642A (ja) | 低降伏比で靭性に優れた圧延h形鋼の製造方法 | |
JP3666457B2 (ja) | 板厚方向材質差が小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法 | |
JP2000178644A (ja) | 板厚方向材質差の小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法 | |
JP3911834B2 (ja) | 板厚方向材質差の小さい低降伏比高張力鋼材の製造方法 | |
JPH11172328A (ja) | 低降伏比形鋼の製造方法 | |
JP3475866B2 (ja) | 耐震性に優れた建築用鋼材及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |