JP2000086384A - シリコン単結晶の引上げ方法 - Google Patents

シリコン単結晶の引上げ方法

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JP2000086384A JP10257762A JP25776298A JP2000086384A JP 2000086384 A JP2000086384 A JP 2000086384A JP 10257762 A JP10257762 A JP 10257762A JP 25776298 A JP25776298 A JP 25776298A JP 2000086384 A JP2000086384 A JP 2000086384A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 V/G1値が格子間シリコン型グローイン欠
陥領域に入っても、過飽和な格子間シリコン濃度を低く
抑えることができ、凝集開始温度を低下させることがで
き、更に転位クラスタのサイズを小さくすることができ
る。 【解決手段】 石英るつぼ14に貯留されたシリコン融
液13からシリコン単結晶11を引上げる。このシリコ
ン単結晶11の引上げ速度をV(mm/分)、シリコン
の融点から1300℃までの温度範囲における結晶軸方
向の温度勾配をG1(℃/mm)とするとき、シリコン
単結晶11の中心から外周までの全ての位置で、 0.18(mm2/分・℃) ≦ V/G1 < 0.2(m
2/分・℃) の条件でシリコン単結晶11を引上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン単結晶を
引上げて育成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造に用いられるシリコン
単結晶ウェーハは主としてチョクラルスキー法(以下、
CZ法という)により製造される。CZ法とは、石英る
つぼ内のシリコン融液に種結晶を浸し、石英るつぼ及び
種結晶を回転させながら種結晶を引上げることにより、
円柱状のシリコン単結晶を育成するものである。このC
Z法により育成したシリコン単結晶をスライスしてウェ
ーハを作製し、このウェーハに熱酸化処理を施したとき
にOSFリングと呼ばれる酸化誘起積層欠陥を生じるこ
とがある。このOSFリングは引上げ速度が速くなるに
従ってシリコン単結晶の外周側に移動することが知られ
ている。
【0003】一方、シリコン単結晶の引上げ速度をV
(mm/分)とし、シリコン融液表面から1300℃ま
での高温域における引上げ軸方向の結晶内温度勾配の平
均値をG1(℃/mm)とするとき、V/G1で表される
比によりOSFリングの径は外方拡散(単結晶の内部か
ら外側に向う拡散)の影響のある外周部を除き、一義的
に決定される。即ち、V/G1値を制御することによ
り、OSFリングを所定の位置に発生させたり、或いは
消滅させることができる。シリコン単結晶の径方向の位
置を横軸とし、V/G1値を縦軸としてシリコン単結晶
内の欠陥分布を図8に示す。図8から明らかなように、
V/G1値が0.20(mm2/分・℃)未満の領域で
は、シリコン単結晶の径方向全域において格子間シリコ
ン型グローイン欠陥である転位クラスタが発生し、V/
1値が0.20(mm2/分・℃)より大きくなるに従
って無欠陥領域、OSFリング領域、空孔型グローイン
欠陥(COP、FPD、LSTD等)領域の順に領域が
変化する。
【0004】ここで、OSF(oxidation induced stac
king fault)とは、育成したシリコン単結晶をスライス
して得られたウェーハを酸化性雰囲気下で高温熱処理
(900〜1200℃)したときにウェーハの表面近傍
に発生する酸化誘起積層欠陥であり、この明細書に記載
したOSFリング領域にはOSFの核がリング状に存在
している領域を示している。またCOP(cristal-orig
inated particles)とは、SC−1洗浄後にレーザパー
ティクルカウンタでパーティクルとしてカウントされた
底の深いエッチピットである。更にFPD(flow patte
rn defect)とは、シリコン融液13から引上げられた
シリコン単結晶から切り出したシリコンウェーハを30
分間化学エッチング(Seccoエッチング液)したときに
現れる特異なフローパターンを呈する痕跡の源であり、
赤外散乱欠陥(LSTD:infraredlight scattering t
omograph defect)とは、シリコン単結晶内に赤外線を
照射したときにシリコンとは異なる屈折率を有し散乱光
を発生する源である。
【0005】上記V/G1値はシリコン単結晶内の軸方
向温度勾配が中心部に比して外周部で大きいため、一般
に右下がりとなる(図8の一点鎖線で示す。)けれど
も、シリコン単結晶がシリコン融液付近の高温領域で冷
却され難い構造のCZ炉では、V/G1値は径方向に一
定か若しくは若干増大する傾向になる。従って、このよ
うなCZ炉を使用し、かつ結晶中心部でV/G1値を無
欠陥領域に存在させておけば、V/G1値は径方向全域
において無欠陥領域から外れず、OSFリングが消滅し
かつ転位クラスタが発生しないシリコン単結晶を得るこ
とができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のシ
リコン単結晶が高温領域で冷却され難い構造のCZ炉を
使用しても、無欠陥領域は狭いため、シリコン単結晶の
径制御とV/G1値の制御の両立は難しく、シリコン単
結晶の直径が大きくなると、更に難しくなる。このた
め、シリコン単結晶の一部が格子間シリコン型グローイ
ン欠陥領域に入ってしまい、シリコン単結晶内に転位ク
ラスタが発生する場合があった。本発明の目的は、V/
1値が格子間シリコン型グローイン欠陥領域に入って
も、過飽和な格子間シリコン濃度を低く抑えることがで
き、凝集開始温度を低下させることができ、更に転位ク
ラスタのサイズを小さくすることができる、シリコン単
結晶の引上げ方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはシリコン単
結晶引上げ停止実験を行って、格子間シリコン型グロー
イン欠陥(転位クラスタ)と結晶熱履歴との関係を調べ
た。上記実験は直径150mmのシリコン単結晶をモリ
ブデン製の熱遮蔽部材を用いたCZ炉により、OSFリ
ングが内側に消滅する条件で400mm引上げ、その後
1時間停止し、再度上記と同じ条件で600mmまで引
上げることにより行った。次にこのシリコン単結晶を縦
割りミラー加工し、無撹拌セコエッチングした後、光学
顕微鏡観察、透過型電子顕微鏡(TEM:transmission
electron microscope)観察及びX線トポグラフ観察を
行った。その結果、無撹拌セコエッチング後にはフロー
パターンを伴うエッチピットと、フローパターンを伴わ
ないエッチピットと、比較的小さな皿状のエッチピット
の3種類が観察され、またTEM観察によりエッチピッ
トは転位クラスタであることを確認した。図9にシリコ
ン単結晶の引上げを1時間停止した際の位置及び温度と
エッチピットの大きさとの関係を示した。図9から明ら
かなように、停止した際の温度が1300℃以上と、1
100℃付近でエッチピットの構造が複雑に重なり合い
そのサイズが大きくなっている。本発明者らはこれらの
温度でのエッチピットのサイズをいかに小さくまた低密
度にするかということに着目して本発明をなすに至っ
た。
【0008】請求項1に係る発明は、図1に示すよう
に、石英るつぼ14に貯留されたシリコン融液13から
シリコン単結晶11を引上げる方法の改良である。その
特徴ある構成は、単結晶11の引上げ速度をV(mm/
分)、シリコンの融点から1300℃までの温度範囲に
おける結晶軸方向の温度勾配をG1(℃/mm)とする
とき、単結晶11の中心から外周までの全ての位置で、 0.18(mm2/分・℃) ≦ V/G1 < 0.2(m
2/分・℃) の条件で単結晶11を引上げるところにある。
【0009】この請求項1に記載されたシリコン単結晶
の引上げ方法では、シリコンの融点(シリコン融液13
表面)から1300℃の温度範囲で点欠陥の濃度変化が
著しいため、V/G1値が0.18(mm2/分・℃)未
満では格子間シリコン濃度が高くなり凝集した転位クラ
スタのサイズが大きくなる。一方、V/G1値が2.0
(mm2/分・℃)を越えると狭い無欠陥領域及びOS
Fリングの発生する領域に入ってしまうため、シリコン
単結晶11の中心から外周までの全ての位置で、V/G
1値が上記条件を満たすことが必要である。また格子間
シリコンの濃度を低くするためには、可能な限りV/G
1値が0.2(mm2/分・℃)に近いことが望ましいの
で、結晶軸方向の温度勾配G1はシリコン単結晶11の
中心から外周までの径方向の均一性が高いことが必要で
ある。一方、製造コストの観点からシリコン単結晶11
の引上げ速度は速いほど好ましいため、温度勾配G1
高いことが必要である。この結果、温度勾配G1の径方
向の均一性が高く、かつ温度勾配G1の値そのものが高
い熱環境下で、シリコン単結晶11の中心から外周まで
の全ての位置で、V/G1値が上記条件でシリコン単結
晶11を引上げることにより、過飽和な格子間シリコン
濃度を低く抑えることができ、凝集開始温度を低下させ
ることができ、更に転位クラスタのサイズを小さくする
ことができる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図2に示すように、1100℃から8
00℃までの温度範囲における冷却時間をT(分)とす
るとき、T ≦ 250(分)の条件で単結晶11を引
上げることを特徴とする。この請求項2に記載されたシ
リコン単結晶の引上げ方法では、1100〜800℃の
温度範囲において格子間シリコンが過飽和な状態となっ
て凝集する。従って、上記温度範囲の通過時間を短くす
ることにより転位クラスタのサイズを小さくすることが
できる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
係る発明であって、更に図2に示すように、1300℃
から1100℃までの温度範囲における結晶軸方向の温
度勾配をG2(℃/mm)とするとき、G2 ≦ 2.0
(℃/mm)の条件で単結晶11を引上げることを特徴
とする。この請求項3に記載されたシリコン単結晶の引
上げ方法では、1300〜1100℃の温度範囲で徐冷
することにより、シリコン単結晶11内の等温線分布を
下に凸となるように逆転させることにより、格子間シリ
コンのシリコン単結晶11外周面側から内部への拡散を
抑制でき、格子間シリコンと空孔との対消滅時間を長く
できるので、点欠陥濃度を低減できる。ここで対消滅と
は、点欠陥である格子間シリコン及び空孔の過飽和度に
応じて生じる点欠陥同士の反応であり、上記過飽和点欠
陥が凝集を開始する直前に高温側で上記反応が烈しくな
り、上記点欠陥濃度が低下することをいう。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1に示すような引上げ装置
10を用いてシリコン単結晶11を引上げる。この引上
げ装置10のチャンバ12内には、シリコン融液13を
貯留する石英るつぼ14が設けられ、この石英るつぼ1
4の外面は黒鉛サセプタ16により被覆される。石英る
つぼ14の下面は上記黒鉛サセプタ16を介して支軸1
7の上端に固定され、この支軸17の下部はるつぼ駆動
手段18に接続される。るつぼ駆動手段18は図示しな
いが石英るつぼ14を回転させる第1回転用モータと、
石英るつぼ14を昇降させる昇降用モータとを有し、こ
れらのモータにより石英るつぼ14が所定の方向に回転
し得るとともに、上下方向に移動可能となっている。石
英るつぼ14の外周面は石英るつぼ14から所定の間隔
をあけてヒータ19により包囲され、このヒータ19は
保温筒21により包囲される。ヒータ19は石英るつぼ
14に投入された高純度のシリコン多結晶体を加熱・溶
融してシリコン融液13にする。
【0013】またチャンバ12の上端には円筒状のケー
シング22が接続される。このケーシング22には引上
げ手段23が設けられる。引上げ手段23はケーシング
22の上端部に水平状態で旋回可能に設けられた引上げ
ヘッド(図示せず)と、このヘッドを回転させる第2回
転用モータ(図示せず)と、ヘッドから石英るつぼ14
の回転中心に向って垂下されたワイヤケーブル23a
と、上記ヘッド内に設けられワイヤケーブル23aを巻
取り又は繰出す引上げ用モータ(図示せず)とを有す
る。ワイヤケーブル23aの下端にはシリコン融液13
に浸してシリコン単結晶11を引上げるための種結晶2
4が取付けられる。
【0014】本実施の形態の特徴ある構成は、シリコン
単結晶11の引上げ速度をV(mm/分)、シリコンの
融点から1300℃までの温度範囲における結晶軸方向
の温度勾配をG1(℃/mm)とするとき、シリコン単
結晶11の中心から外周までの全ての位置で、 0.18(mm2/分・℃) ≦ V/G1 < 0.2(mm2/分・℃)… の条件でシリコン単結晶11を引上げるところにある。
上記V/G1値を上記範囲に限定したのは、0.18
(mm2/分・℃)未満では格子間シリコンの濃度が高
くなり凝集した転位クラスタのサイズが大きくなってし
まうためであり、2.0(mm2/分・℃)を越えると
狭い無欠陥領域、OSFリングの発生する領域に入って
しまうためである。
【0015】シリコン単結晶11の外周面と石英るつぼ
14の内周面との間にはシリコン単結晶11を包囲する
熱遮蔽部材26が設けられる。この熱遮蔽部材26はシ
リコン単結晶11の上部から中央にかけて包囲する直胴
部26aと、この直胴部26aの下端に連設され上方に
向うに従って直径が小さくなるコーン部26bと、内周
縁が直胴部26aの上縁に接続され水平に延びて外周縁
が保温筒21の上面に達するフランジ部26cとを備え
る。コーン部26bの下端はシリコン融液13表面から
間隔をあけて上方に位置し、コーン部26bの傾斜角度
は水平面に対して45度、好ましくは30〜60度の範
囲に設定される。また直胴部26a、コーン部26b及
びフランジ部26cはMo,W,C等により形成される
ことが好ましい。上記熱遮蔽部材26はフランジ部26
cを保温筒21の上面に載置することにより固定され
る。
【0016】チャンバ12にはこのチャンバ12のシリ
コン単結晶側に不活性ガスを供給しかつ上記不活性ガス
をチャンバ12のるつぼ内周面側から排出するガス給排
手段27が接続される。ガス給排手段27は一端がケー
シング22の周壁に接続され他端が上記不活性ガスを貯
留するタンク(図示せず)に接続された供給パイプ28
と、一端がチャンバ12の下壁に接続され他端が真空ポ
ンプ(図示せず)に接続された排出パイプ29とを有す
る。供給パイプ28及び排出パイプ29にはこれらのパ
イプ28,29を流れる不活性ガスの流量を調整する第
1及び第2流量調整弁31,32がそれぞれ設けられ
る。
【0017】また引上げ用モータの出力軸(図示せず)
にはロータリエンコーダ(図示せず)が設けられ、るつ
ぼ駆動手段18には石英るつぼ14内のシリコン融液1
3の重量を検出する重量センサ(図示せず)と、支軸1
7の昇降位置を検出するリニヤエンコーダ(図示せず)
とが設けられる。ロータリエンコーダ、重量センサ及び
リニヤエンコーダの各検出出力はコントローラ(図示せ
ず)の制御入力に接続され、コントローラの制御出力は
引上げ手段23の引上げ用モータ及びるつぼ駆動手段1
8の昇降用モータにそれぞれ接続される。またコントロ
ーラにはメモリ(図示せず)が設けられ、このメモリに
はロータリエンコーダの検出出力に対するワイヤケーブ
ル23aの巻取り長さ、即ちシリコン単結晶11の引上
げ長さが第1マップとして記憶され、重量センサの検出
出力に対する石英るつぼ14内のシリコン融液13の液
面レベルが第2マップとして記憶される。コントローラ
は重量センサの検出出力に基づいて石英るつぼ14内の
シリコン融液13の液面を常に一定のレベルに保つよう
に、るつぼ駆動手段18の昇降用モータを制御するよう
に構成される。
【0018】このように構成されたシリコン単結晶の引
上げ方法の動作を説明する。1420℃(シリコン融液
表面)から1300℃の温度範囲ではシリコン単結晶1
1内の点欠陥の濃度変化が著しいので、V/G1値が
0.18(mm2/分・℃)未満では格子間シリコン濃
度が高くなり、凝集した転位クラスタのサイズが大きく
なる。一方、V/G1値が2.0(mm2/分・℃)を越
えると狭い無欠陥領域及びOSFリングの発生する領域
に入ってしまうため、シリコン単結晶11の中心から外
周までの全ての位置で、V/G1値が上記の条件を満
たすことが必要である。また格子間シリコンの濃度を低
くするためには、可能な限りV/G1値が0.2(mm2
/分・℃)に近いことが望ましいので、結晶軸方向の温
度勾配G1はシリコン単結晶11の中心から外周までの
径方向の均一性が高いことが必要である。一方、製造コ
ストの観点からシリコン単結晶11の引上げ速度は速い
ほど好ましいため、温度勾配G1が高いことが必要であ
る。
【0019】V/G1値が上記の範囲内で引上げ速度
を最大にするためには、上記温度範囲にあるシリコン単
結晶11の下部を熱遮蔽部材26のコーン部26bによ
り包囲し、高温のシリコン融液13からの輻射熱により
コーン部26bの温度が上昇するか、又はシリコン融液
13からの輻射熱若しくはシリコン単結晶11からの放
熱をコーン部26bが反射することにより、シリコン単
結晶11から急激な放熱が抑制される。この結果、シリ
コン単結晶11の外周部の急激な温度低下を阻止できる
ので、シリコン単結晶11内の結晶軸方向の温度勾配が
その中心から外周にわたって略均一になる。従って、坂
道拡散や対消滅の反応時間がシリコン単結晶11内の径
方向にわたって略均一になり、結晶径方向の点欠陥の濃
度分布が均一になるので、V/G1値が格子間シリコン
型グローイン欠陥領域に入っていても、V/G1値が上
記の範囲になるように引上げ速度V及び温度勾配G1
を設定すれば、過飽和な格子間シリコン濃度を低く抑え
ることができ、凝集開始温度を低下させることができ、
更に転位クラスタのサイズを小さくすることができる。
【0020】図2〜図4は本発明の第2の実施の形態を
示す。図2において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、熱遮蔽部材46がシリコン融液1
3から引上げられるシリコン単結晶11の上部を包囲す
るアッパ部材47と、シリコン単結晶11の下部を包囲
するロア部材48と、ロア部材48をアッパ部材47に
所定の間隔をあけて連結する複数本の連結部材49とを
備える。アッパ部材47は直筒部47aと、この直筒部
47aの下縁に設けられ上方に向うに従って直径が小さ
くなって直筒部47aに収容されるアッパコーン部47
bとを有する。直筒部47aの上端には外方に略水平方
向に張り出すフランジ部47cが一体的に設けられ、こ
のフランジ部47cを保温筒21上に載置することによ
り熱遮蔽部材46が固定される。またロア部材48は上
方に向うに従って直径が小さくなるコーン状に形成さ
れ、ロア部材48の下端はシリコン融液13表面から間
隔をあけて上方に位置する。アッパコーン部47b及び
ロア部材48の傾斜角度は水平面に対して45度、好ま
しくは30〜60度の範囲に設定される。
【0021】また連結部材49はこの実施の形態では3
本であり、各連結部材49は直胴部47aの下端から垂
下される。アッパコーン部47bの下端には上方に延び
る円筒状の第1取付部47dがアッパコーン部47bと
一体的に設けられ、この第1取付部47dはボルト41
及びナット42(図3)により直胴部47aの下部内周
面に取付けられる。ロア部材48の下端には上方に延び
る3本の第2取付部48aが上記3本の連結部材49に
対向してロア部材48と一体的に設けられ、これらの第
2取付部材48aはボルト43及びナット44により連
結部材49の下部に取付けられる。上記アッパ部材4
7、ロア部材48及び連結部材49はMo,W,C等に
より形成されることが好ましい。
【0022】本実施の形態の特徴ある構成は、下記の
〜の3つの条件でシリコン単結晶11を引上げるとこ
ろにある。 (ア)第1の実施の形態と同様に、シリコン単結晶11の
引上げ速度をV(mm/分)、シリコンの融点から13
00℃までの温度範囲における結晶軸方向の温度勾配を
1(℃/mm)とするとき、シリコン単結晶11の中
心から外周までの全ての位置で、 0.18(mm2/分・℃) ≦ V/G1 < 0.2(m
2/分・℃)… の条件でシリコン単結晶11を引上げる。 (イ)1100℃から800℃までの温度範囲における冷
却時間をT(分)とするとき、 T ≦ 250(分)… の条件でシリコン単結晶11を引上げる。 (ウ)1300℃から1100℃までの温度範囲における
結晶軸方向の温度勾配をG2(℃/mm)とするとき、 G2 ≦ 2.0(℃/mm)… の条件でシリコン単結晶11を引上げる。
【0023】上記において冷却時間Tを250分以下
としたのは、250分を越えると、1100℃から80
0℃までの温度範囲でシリコン単結晶11が徐冷されて
シリコン単結晶11内の転位クラスタの凝集が進み、巨
大化するからである。また上記において結晶軸方向の
温度勾配G2を2.0℃/mm以下としたのは、2.0
℃/mmを越えるとシリコン単結晶11が急冷されて格
子間シリコンと空孔との対消滅反応が十分に進行しない
ためである。
【0024】このように構成されたシリコン単結晶の引
上げ方法の動作を説明する。1420℃(シリコン融液
表面)から1300℃の温度範囲では、第1の実施の形
態と同様にシリコン単結晶11内の点欠陥の濃度変化が
著しいので、V/G1値が0.18(mm2/分・℃)未
満では格子間シリコン濃度が高くなり、凝集した転位ク
ラスタのサイズが大きくなる。一方、V/G1値が2.
0(mm2/分・℃)を越えると狭い無欠陥領域及びO
SFリングの発生する領域に入ってしまうため、シリコ
ン単結晶11の中心から外周までの全ての位置で、V/
1値が上記の条件を満たすことが必要である。また
格子間シリコンの濃度を低くするためには、可能な限り
V/G1値が0.2(mm2/分・℃)に近いことが望ま
しいので、結晶軸方向の温度勾配G1はシリコン単結晶
11の中心から外周までの径方向の均一性が高いことが
必要である。一方、製造コストの観点からシリコン単結
晶11の引上げ速度は速いほど好ましいため、温度勾配
1が高いことが必要である。
【0025】V/G1値が上記の範囲内で引上げ速度
を最大にするためには、上記温度範囲にあるシリコン単
結晶11の下部を熱遮蔽部材46のロア部材48により
包囲し、高温のシリコン融液13からの輻射熱によりロ
ア部材48の温度が上昇するか、又はシリコン融液13
からの輻射熱若しくはシリコン単結晶11からの放熱を
ロア部材48が反射することにより、シリコン単結晶1
1から急激な放熱が抑制される(図3のA部)。この結
果、シリコン単結晶11の外周部の急激な温度低下を阻
止できるので、シリコン単結晶11内の結晶軸方向の温
度勾配G1がその中心から外周にわたって略均一にな
る。従って、坂道拡散や対消滅の反応時間がシリコン単
結晶11内の径方向にわたって略均一になり、結晶径方
向の点欠陥の濃度分布が均一になるので、V/G1値が
格子間シリコン型グローイン欠陥領域に入っていても、
V/G1値が上記の範囲になるように引上げ速度V及
び温度勾配G1を設定すれば、過飽和な格子間シリコン
濃度を低く抑えることができ、凝集開始温度を低下させ
ることができ、更に転位クラスタのサイズを小さくする
ことができる。
【0026】またシリコン単結晶11の中間部、即ちロ
ア部材48とアッパ部材47の間の開放された部分は、
図2の実線矢印で示すようにヒータ19からの輻射熱が
照射されて保温され(図3のB部)、シリコン単結晶1
1の中央上部のアッパコーン部47bにより包囲された
部分は、図2の破線矢印で示すように、シリコン融液1
3からの輻射熱がアッパコーン部47bの下面で反射し
て照射されて保温される(図3のC部)。即ち、シリコ
ン単結晶11が1300〜1100℃の温度範囲では結
晶軸方向の温度勾配G2が2.0(℃/mm)以下とな
ってシリコン単結晶11が徐冷されるので、シリコン単
結晶11内の等温線分布が下に凸となるように逆転し、
格子間シリコン型グローイン欠陥である格子間シリコン
がシリコン単結晶11の外周面側から内方に拡散するの
を抑制できる。この結果、格子間シリコンと空孔との対
消滅時間を長くできるので、点欠陥濃度を低減できる。
【0027】更にシリコン単結晶11のアッパ部材47
により包囲された部分のうちアッパコーン部47bによ
り包囲された中央上部以外の上部は、ヒータ19からの
輻射熱がアッパ部材47の直胴部47aの外面により遮
られて照射されず、このシリコン単結晶11の上部は急
冷される(図3のD部)。即ち、シリコン単結晶11が
1100〜800℃の温度範囲では、格子間シリコンが
過飽和な状態となって凝集する。しかし、上記温度範囲
の通過時間(冷却時間)Tを250分以下と短くするこ
とにより転位クラスタのサイズを小さくすることができ
る。
【0028】
【実施例】次に本発明の実施例を詳しく説明する。 <実施例1>図1に示すようなシリコン単結晶の引上げ
装置10を用いて外径150mmのシリコン単結晶11
を引上げた。この装置10の熱遮蔽部材26の各寸法は
以下の通りである。直胴部26aの直径及び高さは35
0mm及び280mmであった。またコーン部26bの
下端及び上端の直径は350mm及び190mmであ
り、高さは80mmであった。即ちコーン部26bの傾
斜角度は水面に対して45度であった。更にコーン部2
6bの下端とシリコン融液13との間隔は20mmとし
た。なお、上記熱遮蔽部材26はMoにより形成した。
【0029】<実施例2>図2に示すようなシリコン単
結晶11の引上げ装置40を用いて実施例1と同様にし
て、外径150mmのシリコン単結晶11を引上げた。
この装置の熱遮蔽部材46の各寸法は以下の通りであ
る。ロア部材48の下端及び上端の直径は190mm及
び270mmであり、高さは40mmであった。即ちロ
ア部材48の傾斜角度は水平面に対して45度であっ
た。またアッパ部材47の直胴部47aの直径及び高さ
は350mm及び100mmであった。アッパコーン部
47bの下端及び上端の直径は350mm及び190m
mであり、高さは80mmであった。即ちアッパコーン
部47bの傾斜角度は水面に対して45度であった。更
にアッパ部材47とロア部材48との間隔は150mm
とし、ロア部材48の下端とシリコン融液13との間隔
は20mmとした。なお、上記熱遮蔽部材46は実施例
1と同様にMoにより形成した。
【0030】<比較例1>図5に示すようなシリコン単
結晶の引上げ装置1を用いて外径150mmのシリコン
単結晶11を引上げた。この装置1の熱遮蔽部材6はシ
リコン単結晶11の上部から中央にかけて包囲する直胴
部6aと、この直胴部6aの下端に連設され下方に向う
に従って直径が小さくなるコーン部6bと、内周縁が直
胴部6aの上縁に接続され水平に延びて外周縁が保温筒
21の上面に達するフランジ部6cとを備える。この熱
遮蔽部材6の各寸法は以下の通りである。直胴部6aの
直径及び高さは350mm及び200mmであった。ま
たコーン部6bの上端及び下端の直径は350mm及び
190mmであり、高さは80mmであった。即ちコー
ン部6bの傾斜角度は水面に対して45度であった。更
にコーン部6bの下端とシリコン融液13との間隔は2
0mmとした。なお、上記熱遮蔽部材6はMoにより形
成した。上記以外は実施例1と同一に構成し、また図5
において図1と同一符号は同一部品を示す。
【0031】<比較試験及び評価>実施例1、実施例2
及び比較例1の各引上げ装置にて直径150mmのシリ
コン単結晶を引上げ速度0.6mm/分で600mmそ
れぞれ引上げたときのシリコン単結晶中の温度分布を総
合熱伝導解析プログラムにてシミュレーション計算し、
比較を行った。即ち、シリコン単結晶をシリコン融液か
ら0.6mm/分の速度でそれぞれ引上げたときに、シ
リコン融液表面から1300℃となる位置でシリコン単
結晶の中心から径方向の各点の結晶軸方向の温度勾配G
1を順次求め、更に温度勾配G1よりV/G1値をそれぞ
れ算出した。その結果を図6及び図7に示す。また実施
例1、実施例2及び比較例1のシリコン単結晶をスライ
スして得られたウェーハを無撹拌セコエッチングした
後、光学顕微鏡観察、透過型電子顕微鏡観察及びX線ト
ポグラフ観察を行って、転位クラスタの数及びエッチピ
ットの大きさを測定した。
【0032】図6から明らかなように、比較例1ではシ
リコン単結晶内のうち外周面近傍にて温度勾配G1が上
昇し、シリコン単結晶内のうち外周面近傍にてV/G1
値が0.18未満に下降したため、転位クラスタの数は
5×103個/cm3と多く、エッチピットの大きさは平
均20〜40μmと比較的大きかった。これに対し、実
施例1ではシリコン単結晶の半径方向のどの位置でも温
度勾配G1及びV/G1値がともに略一定であり、転位ク
ラスタの数は3×103個/cm3と少なく、エッチピッ
トの大きさは平均15〜30μmと小さかった。また、
実施例2ではシリコン単結晶の半径方向のどの位置でも
温度勾配G1及びV/G1値がともに略一定であり、転位
クラスタの数は2×103個/cm3と実施例1より更に
少なく、エッチピットの大きさは平均10〜15μmと
実施例1より更に小さかった。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、シ
リコン融液から引上げられるシリコン単結晶の引上げ速
度をV(mm/分)、シリコンの融点から1300℃ま
での温度範囲における結晶軸方向の温度勾配をG1(℃
/mm)とするとき、単結晶の中心から外周までの全て
の位置で、 0.18(mm2/分・℃) ≦ V/G1 < 0.2(m
2/分・℃) の条件で単結晶を引上げたので、温度勾配G1の径方向
の均一性が高く、かつ温度勾配G1の値そのものが高い
熱環境下で、過飽和な格子間シリコン濃度を低く抑える
ことができ、凝集開始温度を低下させることができ、更
に転位クラスタのサイズを小さくすることができる。
【0034】また1100℃から800℃までの温度範
囲における冷却時間をT(分)とするとき、T ≦ 2
50(分)の条件でシリコン単結晶を引上げれば、この
温度範囲において格子間シリコンが過飽和な状態となっ
て凝集するけれども、上記温度範囲の通過時間を短くす
ることにより転位クラスタのサイズを小さくすることが
できる。更に1300℃から1100℃までの温度範囲
における結晶軸方向の温度勾配をG2(℃/mm)とす
るとき、G2 ≦ 2.0(℃/mm)の条件でシリコン
単結晶を引上げれば、即ち1300〜1100℃の温度
範囲で徐冷すれば、シリコン単結晶内の等温線分布を下
に凸となるように逆転させることにより、格子間シリコ
ン型グローイン欠陥である格子間シリコンのシリコン単
結晶外周面側から内部への拡散を抑制でき、格子間シリ
コンと空孔との対消滅時間を長くできるので、点欠陥濃
度を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態及び実施例1のシリコン単
結晶を引上げる装置を示す断面構成図。
【図2】本発明の第2実施形態及び実施例2を示す図1
に対応する断面構成図。
【図3】図2のE部拡大断面図。
【図4】その引上げ装置の熱遮蔽部材を含む要部斜視
図。
【図5】比較例1を示す図1に対応する断面構成図。
【図6】実施例1、実施例2及び比較例1のシリコン単
結晶の中心から径方向への距離の変化に対するシリコン
単結晶内の結晶軸方向の温度勾配G1の変化を示す図。
【図7】実施例1、実施例2及び比較例1のシリコン単
結晶の中心から径方向への距離の変化に対するV/G1
値の変化を示す図。
【図8】横軸をシリコン単結晶の中心から径方向への距
離とし、縦軸をV/G1値としたときのシリコン単結晶
内の欠陥分布を示す図。
【図9】シリコン単結晶の引上げを1時間停止した際の
位置及び温度とエッチピットの大きさとの関係を示した
図。
【符号の説明】
11 シリコン単結晶 13 シリコン融液 14 石英るつぼ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/208 H01L 21/208 P Fターム(参考) 4G077 AA02 BA04 CF10 EH06 EH09 PA10 PF51 PF55 5F053 AA12 AA13 AA21 BB04 BB13 DD01 FF04 GG01 RR03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石英るつぼ(14)に貯留されたシリコン融
    液(13)からシリコン単結晶(11)を引上げる方法におい
    て、前記単結晶(11)の引上げ速度をV(mm/分)、シ
    リコンの融点から1300℃までの温度範囲における結
    晶軸方向の温度勾配をG1(℃/mm)とするとき、単
    結晶(11)の中心から外周までの全ての位置で、 0.18(mm2/分・℃) ≦ V/G1 < 0.2(m
    2/分・℃) の条件で前記単結晶(11)を引上げることを特徴とするシ
    リコン単結晶の引上げ方法。
  2. 【請求項2】 1100℃から800℃までの温度範囲
    における冷却時間をT(分)とするとき、 T ≦ 250(分) の条件で前記単結晶(11)を引上げる請求項1記載のシリ
    コン単結晶の引上げ方法。
  3. 【請求項3】 1300℃から1100℃までの温度範
    囲における結晶軸方向の温度勾配をG2(℃/mm)と
    するとき、 G2 ≦ 2.0(℃/mm) の条件で前記単結晶(11)を引上げる請求項1又は2記載
    のシリコン単結晶の引上げ方法。
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