JP4131176B2 - シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法 - Google Patents

シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4131176B2
JP4131176B2 JP2003049644A JP2003049644A JP4131176B2 JP 4131176 B2 JP4131176 B2 JP 4131176B2 JP 2003049644 A JP2003049644 A JP 2003049644A JP 2003049644 A JP2003049644 A JP 2003049644A JP 4131176 B2 JP4131176 B2 JP 4131176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ingot
silicon melt
inert gas
flow rate
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003049644A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004256359A (ja
Inventor
森林 符
直樹 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumco Corp
Original Assignee
Sumco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumco Corp filed Critical Sumco Corp
Priority to JP2003049644A priority Critical patent/JP4131176B2/ja
Publication of JP2004256359A publication Critical patent/JP2004256359A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4131176B2 publication Critical patent/JP4131176B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、石英るつぼに貯留されたシリコン融液からシリコン単結晶のインゴット(以下、単にインゴットという。)を引上げるときの、不活性ガスの流速を制御する装置及びその流速を制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シリコン単結晶の製造方法として、インゴットをチョクラルスキー法(以下、CZ法という)により引上げる方法が知られている。このCZ法は、石英るつぼに貯留されたシリコン融液に種結晶を接触させ、石英るつぼ及び種結晶を回転させながら種結晶を引上げることにより、円柱状のインゴットを製造する方法である。
【0003】
一方、半導体集積回路を製造する工程において、歩留りを低下させる原因として酸化誘起積層欠陥(Oxidation-induced Stacking Fault、以下、OSFという。)の核となる酸素析出物の微小欠陥や、結晶に起因したパーティクル(Crystal Originated Particle、以下、COPという。)や、或いは侵入型転位(Interstitial-type Large Dislocation、以下、L/Dという。)の存在が挙げられている。OSFは、結晶成長時にその核となる微小欠陥が導入され、半導体デバイスを製造する際の熱酸化工程等で顕在化し、作製したデバイスのリーク電流の増加等の不良原因になる。またCOPは、鏡面研磨後のシリコンウェーハをアンモニアと過酸化水素の混合液で洗浄したときにウェーハ表面に出現する結晶に起因したピットである。このウェーハをパーティクルカウンタで測定すると、このピットも本来のパーティクルとともに光散乱欠陥として検出される。
【0004】
このCOPは電気的特性、例えば酸化膜の経時絶縁破壊特性(Time Dependent dielectric Breakdown、TDDB)、酸化膜耐圧特性(Time Zero Dielectric Breakdown、TZDB)等を劣化させる原因となる。またCOPがウェーハ表面に存在するとデバイスの配線工程において段差を生じ、断線の原因となり得る。そして素子分離部分においてもリーク等の原因となり、製品の歩留りを低くする。更にL/Dは、転位クラスタとも呼ばれたり、或いはこの欠陥を生じたシリコンウェーハをフッ酸を主成分とする選択エッチング液に浸漬するとピットを生じることから転位ピットとも呼ばれる。このL/Dも、電気的特性、例えばリーク特性、アイソレーション特性等を劣化させる原因となる。この結果、半導体集積回路を製造するために用いられるシリコンウェーハからOSF、COP及びL/Dを減少させることが必要となっている。
【0005】
このOSF、COP及びL/Dを有しない無欠陥のシリコンウェーハを切出すためのシリコン単結晶インゴットの製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。一般に、インゴットを速い速度で引上げると、インゴット内部に空孔型点欠陥の凝集体が支配的に存在する領域[V]が形成され、インゴットを遅い速度で引上げると、インゴット内部に格子間シリコン型点欠陥の凝集体が支配的に存在する領域[I]が形成される。このため上記製造方法では、インゴットを最適な引上げ速度で引上げることにより、上記点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域[P]からなるシリコン単結晶を製造できるようになっている。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第6,045,610号明細書に対応する特開平11−1393号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の特許文献1に示されたシリコン単結晶インゴットの製造方法では、インゴットとシリコン融液との固液界面近傍での鉛直方向の温度勾配が均一になるように制御する必要があり、この制御はシリコン融液の残量の変化や対流の変化による影響を受けるため、インゴットの直胴部の長手方向に、無欠陥で高品質の部分を拡大することは困難であった。
本発明の目的は、不活性ガス給排手段によりチャンバ内の不活性ガスの流量や圧力を変更することなく、引上げられるインゴットの無欠陥で高品質の部分をその長手方向に拡大できる、シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、図1及び図7に示すように、チャンバ11内に設けられシリコン融液12が貯留された石英るつぼ13と、石英るつぼ13の外周面を包囲しシリコン融液12を加熱するヒータ18と、シリコン融液12から引上げられるインゴット25の外周面を包囲しかつ下端がシリコン融液12表面から間隔をあけて上方に位置する筒部37とこの筒部37の下部内方に膨出して設けられた膨出部41とを有する熱遮蔽部材36と、チャンバ11の上部からチャンバ11の内部に不活性ガスを供給して膨出部41とインゴット25の間に不活性ガスを流下させる不活性ガス給排手段28とを備えたシリコン単結晶引上げ装置の改良である。
その特徴ある構成は、不活性ガスをインゴット25外周面に接するシリコン融液12表面に吹付けてシリコン融液12表面をインゴット25から離れる方向に流すガス吹付け手段43を更に備え、ガス吹付け手段43がシリコン融液12の対流12bの変化に応じて上記吹付けられる不活性ガスの流速を調整することによりインゴット25とシリコン融液12との固液界面12cが上凸状となるように制御されたところにある。
【0009】
この請求項1に記載された不活性ガスの流速制御装置では、インゴット25外周面に接するシリコン融液12表面近傍のシリコン融液12、即ちインゴット25外周面及びシリコン融液12表面の境界部分であるメニスカス12a近傍のシリコン融液12に所定の対流12bが発生しているときに、ガス吹付け手段43が、インゴット25外周面に接するシリコン融液12表面に吹付ける不活性ガスの流速を増大させる。これによりメニスカス12a表面を流下する不活性ガスの流速が増大するので、シリコン融液12には、メニスカス12a近傍で下降しかつシリコン融液12及びインゴット25間の固液界面12cの中心近傍で上昇する比較的大きな対流12bが発生し、固液界面12cが上凸状になって、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配が大きくなる。この結果、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配と、固液界面12cの周縁近傍の鉛直方向の温度勾配との差が小さくなるので、引上げられるインゴット25はその長手方向に無欠陥で高品質の部分が拡大される。
【0010】
請求項3に係る発明は、図1及び図7に示すように、シリコン融液12を貯留する石英るつぼ13を所定の回転速度で回転させ、シリコン融液12から引上げられるインゴット25を包囲しかつ下端がシリコン融液12表面から間隔をあけて上方に位置する筒部37とこの筒部37の下部内方に膨出して設けられた膨出部41とを有する熱遮蔽部材36を設け、チャンバ11の上部からチャンバ11の内部に不活性ガスを供給して膨出部41とインゴット25の間に不活性ガスを流下させつつ、インゴット25内が格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体の存在しないパーフェクト領域となる引上げ速度でインゴット25を引上げるシリコン単結晶引上げ方法の改良である。
その特徴ある構成は、不活性ガスをインゴット25外周面に接するシリコン融液12表面に吹付けてシリコン融液12表面をインゴット25から離れる方向に流し、シリコン融液12の対流12bの変化に応じて上記吹付けられる不活性ガスの流速を調整することによりインゴット25とシリコン融液12との固液界面12cが上凸状となるように制御するところにある。
【0011】
この請求項3に記載された不活性ガスの流速制御方法では、メニスカス12a近傍のシリコン融液12に所定の対流12bが発生しているときに、インゴット25外周面に接するシリコン融液12表面に吹付ける不活性ガスの流速を増大させる。これによりメニスカス12a表面を流下する不活性ガスの流速が増大するので、シリコン融液12には、メニスカス12a近傍で下降しかつシリコン融液12及びインゴット25間の固液界面12cの中心近傍で上昇する比較的大きな対流12bが発生し、固液界面12cが上凸状になって、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配が大きくなる。この結果、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配と、固液界面12cの周縁近傍の鉛直方向の温度勾配との差が小さくなるので、引上げられるインゴット25はその長手方向に無欠陥で高品質の部分が拡大される。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図7に本発明のシリコン単結晶引上げ装置10を示す。この引上げ装置10のチャンバ11内には、シリコン融液12を貯留する石英るつぼ13が設けられ、この石英るつぼ13の外周面は黒鉛サセプタ14により被覆される。石英るつぼ13の下面は上記黒鉛サセプタ14を介して支軸16の上端に固定され、この支軸16の下部はるつぼ駆動手段17に接続される。るつぼ駆動手段17は図示しないが石英るつぼ13を回転させる第1回転用モータと、石英るつぼ13を昇降させる昇降用モータとを有し、これらのモータにより石英るつぼ13が所定の方向に回転し得るとともに、上下方向に移動可能となっている。石英るつぼ13の外周面は石英るつぼ13から所定の間隔をあけてヒータ18により包囲され、このヒータ18は保温筒19により包囲される。ヒータ18は石英るつぼ13に投入された高純度のシリコン多結晶体を加熱・融解してシリコン融液12にする。
【0013】
またチャンバ11の上端には円筒状のケーシング21が接続される。このケーシング21には引上げ手段22が設けられる。引上げ手段22はケーシング21の上端部に水平状態で旋回可能に設けられた引上げヘッド(図示せず)と、このヘッドを回転させる第2回転用モータ(図示せず)と、ヘッドから石英るつぼ13の回転中心に向って垂下されたワイヤケーブル23と、上記ヘッド内に設けられワイヤケーブル23を巻取り又は繰出す引上げ用モータ(図示せず)とを有する。ワイヤケーブル23の下端にはシリコン融液12に浸してインゴット25を引上げるための種結晶24が取付けられる。
【0014】
更にチャンバ11にはこのチャンバ11のインゴット側に不活性ガスを供給しかつ上記不活性ガスをチャンバ11のるつぼ内周面側から排出するガス給排手段28が接続される。ガス給排手段28は一端がケーシング21の周壁に接続され他端が上記不活性ガスを貯留するタンク(図示せず)に接続された供給パイプ29と、一端がチャンバ11の下壁に接続され他端が真空ポンプ(図示せず)に接続された排出パイプ30とを有する。供給パイプ29及び排出パイプ30にはこれらのパイプ29,30を流れる不活性ガスの流量を調整する第1及び第2流量調整弁31,32がそれぞれ設けられる。
【0015】
一方、引上げ用モータの出力軸(図示せず)にはエンコーダ(図示せず)が設けられ、るつぼ駆動手段17には支軸16の昇降位置を検出するエンコーダ(図示せず)が設けられる。2つのエンコーダの各検出出力はコントローラ(図示せず)の制御入力に接続され、コントローラの制御出力は引上げ手段22の引上げ用モータ及びるつぼ駆動手段の昇降用モータにそれぞれ接続される。またコントローラにはメモリ(図示せず)が設けられ、このメモリにはエンコーダの検出出力に対するワイヤケーブル23の巻取り長さ、即ちインゴット25の引上げ長さが第1マップとして記憶される。また、メモリには、インゴット25の引上げ長さに対する石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面レベルが第2マップとして記憶される。コントローラは、引上げ用モータにおけるエンコーダの検出出力に基づいて石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面を常に一定のレベルに保つように、るつぼ駆動手段17の昇降用モータを制御するように構成される。
【0016】
インゴット25の外周面と石英るつぼ13の内周面との間には、インゴット25の外周面を包囲する熱遮蔽部材36が設けられる。この熱遮蔽部材36は円筒状に形成されヒータ18からの輻射熱を遮る筒部37と、この筒部37の上縁に連設され外方に略水平方向に張り出すフランジ部38とを有する。上記フランジ部38を保温筒19上に載置することにより、筒部37の下縁がシリコン融液12表面から所定の距離だけ上方に位置するように熱遮蔽部材36はチャンバ11内に固定される。また筒部37の下部には、この筒部37の内方に膨出しかつ内部に断熱部材42を有する膨出部41が設けられる。この筒部37及び膨出部41はC(黒鉛)により、或いは表面にSiCがコーティングされた黒鉛等により作られる。
【0017】
図1〜図6に示すように、インゴット25の外周面と膨出部41の内周面との間にはガス吹付け手段43の複数のノズル44が挿入される。ガス吹付け手段43は、上記複数のノズル44と、これらのノズル44に円筒状のガス導入管46を通して接続されたタンク(図示せず)と、ガス導入管46に設けられた流速調整弁(図示せず)とを有する。複数のノズル44はインゴット25外周面及びシリコン融液12表面の境界部分であるメニスカス12aに接近し(図1)、インゴット25の円周方向に所定の間隔をあけて配設される(図6)。またノズル44は、インゴット25の外周面に相応する曲率半径で湾曲する円弧状のノズル本体44aと、このノズル本体44aと円筒状のガス導入管46とを連結しノズル本体44aからガス導入管46に向うに従ってその横断面形状が円弧状から円筒状に次第に変形するように形成された連結管44bとからなる(図2〜図5)。ノズル本体44aの下端にはシリコン融液12表面のメニスカス12aに対向する円弧状の吹出口44c(図1、図2及び図4)が設けられる。この吹出口44cから吹出された不活性ガスは、図1に示すようにインゴット25外周面に接するシリコン融液12表面に吹付けられる、即ち所定の曲率半径で湾曲するメニスカス12a表面を流下した後に、シリコン融液12表面をインゴット25から離れる方向(インゴット25の半径方向外向き)に流れるように構成される。
【0018】
また上記タンクは、この実施の形態では、上記不活性ガス給排手段28の不活性ガス貯留タンクと共用である。なお、上記タンクは、不活性ガス給排手段の不活性ガス貯留タンクと別個に設けられた不活性ガス貯留タンクであってもよい。ガス導入管46は下端が連結管44bの上端に接続され上端がチャンバ11外に突出して上記タンクに接続される。またガス導入管46はノズル44の位置を調整するためにチャンバ11の円周方向及び半径方向とガス導入管46の長手方向に移動できるようにチャンバ11に取付けられる。更に流速調整弁はチャンバ11外のガス導入管46にそれぞれ設けられ、吹出口44cから吹出される不活性ガスの流速を調整するように構成される。なお、ガス導入管46の孔面積と連結管44bの孔面積はほぼ同一に形成され(図3及び図5)、吹出口44cの孔面積はガス導入管46の孔面積や連結管44bの孔面積より小さく形成される(図3〜図5)。また上記ノズル44及びガス導入管46はC(黒鉛)により、或いは表面にSiCがコーティングされた黒鉛等により作られる。更に図7の符号47は引上げ中のインゴット25の直径及び外周面の状態を検出するセンサである。このセンサ47はチャンバ11の肩部に石英るつぼ13を臨むように取付けられる。
【0019】
このように構成された装置を用いてインゴットを引上げる方法を説明する。
先ず、シリコン融液12を貯留する石英るつぼ13を所定の回転速度で回転させ、チャンバ11上部からチャンバ11内に不活性ガスを供給して、熱遮蔽部材36の筒部37とインゴット25との間のリング状空間に不活性ガスを流下させつつ、そのシリコン融液12からインゴット25を引上げる。このインゴット25は、インゴット25内が格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体の存在しないパーフェクト領域となる引上げ速度で引上げられる。即ち、インゴット25は、CZ法によりチャンバ11(ホットゾーン炉)内のシリコン融液12からボロンコフ(Voronkov)の理論に基づいた所定の引上げ速度プロファイルで引上げられる。
【0020】
一般的に、CZ法によりシリコン融液12からインゴット25を引上げると、インゴット25内には、点欠陥(point defect)と点欠陥の凝集体(agglomerates:三次元欠陥)が発生する。点欠陥は空孔型点欠陥と格子間シリコン型点欠陥という2つの一般的な形態がある。空孔型点欠陥は、1つのシリコン原子がシリコンの結晶格子の格子点から離脱して発生した空孔による点欠陥である。一方、シリコン原子がシリコンの結晶格子の格子点以外の位置(インタースチシャルサイト)で発見されると、これが格子間シリコン型点欠陥になる。
【0021】
点欠陥は一般的にシリコン融液12とインゴット25の間の接触面、即ち固液界面12cで形成される。しかし、インゴット25を連続的に引上げることによって固液界面12cであった部分は引上げとともに冷却していく。この冷却中に、空孔型点欠陥又は格子間シリコン型点欠陥が拡散し或いは対消滅反応する。約1100℃まで冷却した時点での過剰な点欠陥が空孔型点欠陥の凝集体(vacancy agglomerates)又は格子間シリコン型点欠陥の凝集体(interstitial agglomerates)を形成する。これらの凝集体は三次元構造である。
【0022】
空孔型点欠陥の凝集体は、前述したCOPの他に、LSTD(Laser Scattering Tomograph Defects)又はFPD(Flow Pattern Defects)と呼ばれる欠陥を含み、格子間シリコン型点欠陥の凝集体は前述したL/Dと呼ばれる欠陥を含む。FPDとは、インゴット25をスライスして作製されたシリコンウェーハを30分間セコ(Secco)エッチング液で化学エッチングしたときに現れる特異なフローパターンを呈する痕跡の源であり、LSTDとは、シリコン単結晶内に赤外線を照射したときにシリコンとは異なる屈折率を有し散乱光を発生する源である。
【0023】
ボロンコフの理論は、欠陥の数が少ない高純度インゴット25を成長させるために、インゴット25の引上げ速度をV(mm/分)、インゴット25とシリコン融液12の界面12c(固液界面)近傍におけるインゴット25中の引上げ方向の温度勾配をG(℃/mm)とするときに、V/G(mm2/分・℃)を制御することである。この理論では、図8に示すように、V/Gを横軸にとり、空孔型点欠陥濃度と格子間シリコン型点欠陥濃度を同一の縦軸にとって、V/Gと点欠陥濃度との関係を図式的に表現し、空孔領域と格子間シリコン領域の境界がV/Gによって決定されることを説明している。より詳しくは、V/G比が臨界点以上では空孔型点欠陥濃度が優勢なインゴット25が形成される反面、V/G比が臨界点以下では格子間シリコン型点欠陥濃度が優勢なインゴット25が形成される。図8において、[I]は格子間シリコン型点欠陥が支配的であって、格子間シリコン型点欠陥の凝集体が存在する領域((V/G)1以下)を示し、[V]はインゴット25内での空孔型点欠陥が支配的であって、空孔型点欠陥の凝集体が存在する領域((V/G)2以上)を示し、[P]は空孔型点欠陥の凝集体及び格子間シリコン型点欠陥の凝集体が存在しないパーフェクト領域((V/G)1〜(V/G)2)を示す。領域[P]に隣接する領域[V]にはOSF核を形成する領域[OSF]((V/G)2〜(V/G)3)が存在する。
【0024】
このパーフェクト領域[P]は更に領域[PI]と領域[PV]に分類される。[PI]はV/G比が上記(V/G)1から臨界点までの領域であり、[PV]はV/G比が臨界点から上記(V/G)2までの領域である。即ち、[PI]は領域[I]に隣接し、かつ侵入型転位を形成し得る最低の格子間シリコン型点欠陥濃度未満の格子間シリコン型点欠陥濃度を有する領域であり、[PV]は領域[V]に隣接し、かつOSFを形成し得る最低の空孔型点欠陥濃度未満の空孔型点欠陥濃度を有する領域である。なお、上記OSFは、結晶成長時にその核となる微小欠陥が導入され、半導体デバイスを製造する際の熱酸化工程等で顕在化し、作製したデバイスのリーク電流の増加等の不良原因になる。
【0025】
図1に戻って、シリコン融液12からインゴット25を引上げる際には、ガス吹付け手段43の流速調整弁によりガス導入管46の開度を変更して、ノズル44の吹出口44cからメニスカス12aの表面を流下する不活性ガスの流速を変化させることにより、メニスカス12a近傍のシリコン融液12に発生している対流を変化させる。なお、このメニスカス12a近傍のシリコン融液12に発生する対流の変化は、予めシミュレーションによるインゴット25の引上げや、実験によるインゴット25の引上げ等により求めておく。
【0026】
具体的には、メニスカス12a近傍であって固液界面12c下方のシリコン融液12に図11に示すような小さくかつ遅い対流12bが発生している場合には、ガス吹付け手段43の流速調整弁によりガス導入管46の開度を狭めて、ノズル44の吹出口44cからメニスカス12aの表面を流下する不活性ガスの流速を増大させる。この結果、上記メニスカス12a近傍であって固液界面12c下方のシリコン融液12に発生していた対流12bは、上記不活性ガスの流速の増大に伴って図1に示すように大きくかつ速くなり、メニスカス12a近傍で下降しかつ固液界面12cの中心近傍で上昇するようになるので、固液界面12cが上凸状になり、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配が大きくなる。従って、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配と、固液界面12cの周縁近傍の鉛直方向の温度勾配との差が小さくなるので、引上げられるインゴット25はその径方向及びその長手方向にわたって無欠陥で高品質となる。
【0027】
一方、メニスカス12a近傍であって固液界面12cから離れたシリコン融液12表面近くに図12に示すような大きくかつ速い対流12bが発生している場合には、ガス吹付け手段43の流速調整弁によりガス導入管46の開度を拡げて、ノズル44の吹出口44cからメニスカス12aの表面を流下する不活性ガスの流速を低下させる。この結果、上記メニスカス12a近傍であって固液界面12cから離れたシリコン融液12表面近くに発生していた対流12bは、上記不活性ガスの流速の低下に伴って図1に示す位置まで移動し、メニスカス12a近傍で下降しかつ固液界面12cの中心近傍で上昇するようになるので、固液界面12cが上凸状になり、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配が大きくなる。従って、固液界面12cの中心近傍の鉛直方向の温度勾配と、固液界面12cの周縁近傍の鉛直方向の温度勾配との差が小さくなるので、引上げられるインゴット25はその径方向及びその長手方向にわたって無欠陥で高品質となる。このようにシリコン融液12の対流12bの変化に応じてガス吹付け手段43の流速調整弁によりガス導入管46の開度を狭めたり、或いは拡げることにより、引上げられるインゴット25の無欠陥で高品質の部分をその長手方向に拡大できる。
【0028】
なお、メニスカス12a表面を流下する不活性ガスの流速は、不活性ガス給排手段28によりチャンバ11内の不活性ガスの流量や圧力を変更することによっても調整できるけれども、この方法では速やかに固液界面12aが上凸状にならず、応答性が悪いのに対し、上述のようにガス吹付け手段43の流速調整弁によりメニスカス12a表面を流下する不活性ガスの流速を調整すると、速やかに固液界面12cが上凸状になり、応答性が良好である。またシリコン融液12表面を流れる不活性ガスの流速を局所的に調整するため、即ちシリコン融液12表面のうちメニスカス12a表面という極めて狭い部分の不活性ガスの流速を調整するため、インゴット25の結晶内の酸素濃度等の全体的品質に与える影響を最小限に抑えることができる。
【0029】
図9は本発明の第2の実施の形態を示す。図9において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、ガス吹付け手段63のガス導入管66が略逆L字状に形成され、膨出部41の下方から筒部37の外方を通るように配管される。またノズル64は略伏せL字状に形成され、下端に吹出口64cを有するノズル本体64aと、このノズル本体64aとガス導入管66を連結する連結管64bとからなる。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された装置を用いてインゴット25を引上げると、インゴット25及び膨出部41間の不活性ガスの流れがガス導入管66により乱されない。またガス吹付け手段63のガス導入管66を第1の実施の形態のガス導入管より太く形成できるため、ガス導入管の孔面積を吹出口64cの孔面積に対して大きく形成することにより、メニスカス12a表面における不活性ガスの流速を大幅に増加できる。この結果、速やかに固液界面12cが上凸状になる。上記以外の動作は第1の実施の形態とほぼ同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0030】
図10は本発明の第3の実施の形態を示す。図10において図1と同一符号は同一部品を示す。
この実施の形態では、ガス吹付け手段83のガス導入管86が膨出部41を鉛直方向に貫通して配管される。ガス導入管86は、下部が膨出部41の鉛直方向に延びる貫通孔87に遊挿され上端がチャンバ外に突出する鉛直管86aと、基端が鉛直管86aの下端に接続され先端がインゴット25外周面に向って略水平方向に延びる水平管86bとからなる。またノズル84は略伏せL字状に形成され、下端に吹出口84cを有するノズル本体84aと、このノズル本体84aの上端と水平管86bの先端を連結する連結管84bとからなる。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成された装置を用いてインゴット25を引上げると、チャンバの肩部に石英るつぼ13を臨むように取付けられかつ引上げ中のインゴット25の直径及び外周面の状態を検出するセンサが、この引上げ中のインゴット25の直径及び外周面の状態をガス吹付け手段83のガス導入管86に遮られることなく確実に視認できる。上記以外の動作は第1の実施の形態とほぼ同様であるので、繰返しの説明を省略する。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、ガス吹付け手段が不活性ガスをインゴット外周面に接するシリコン融液表面に吹付けてシリコン融液表面をインゴットから離れる方向に流すとともに、シリコン融液の対流の変化に応じて上記吹付けられる不活性ガスの流速を調整するので、メニスカス近傍のシリコン融液に所定の対流が発生しているときに、ガス吹付け手段がインゴット外周面に接するシリコン融液表面に吹付ける不活性ガスの流速を増大させると、メニスカスの表面を流下する不活性ガスの流速が増大する。この結果、シリコン融液には、メニスカス近傍で下降しかつシリコン融液及びインゴット間の固液界面の中心近傍で上昇する比較的大きな対流が発生するので、固液界面が上凸状になる。従って、固液界面の中心近傍の鉛直方向の温度勾配と、固液界面の周縁近傍の鉛直方向の温度勾配との差が小さくなるので、引上げられるインゴットはその長手方向に無欠陥で高品質の部分が拡大される。
【0032】
一方、不活性ガス給排手段によりチャンバ内の不活性ガスの流量や圧力を変更して固液界面を上凸状にしようとすると、速やかに固液界面が上凸状にならず応答性が悪いのに対し、本発明のガス吹付け手段により上記吹付ける不活性ガスの流速を調整すると、速やかに固液界面が上凸状になり、応答性が良好である。またシリコン融液表面を流れる不活性ガスの流速を局所的に調整するため、即ちシリコン融液表面のうちメニスカス表面という極めて狭い部分の不活性ガスの流速を調整するため、インゴットの結晶内の酸素濃度等の全体的品質に与える影響を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の引上げ装置を示す図7のA部拡大断面図。
【図2】その装置のノズル先端部を示す要部斜視図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図2のC−C線断面図。
【図5】図2のD−D線断面図。
【図6】図1のE−E線断面図。
【図7】その引上げ装置の縦断面構成図。
【図8】ボロンコフの理論に基づいた、V/G比が臨界点以上で空孔型点欠陥濃度が優勢なインゴットが形成され、V/G比が臨界点以下で格子間シリコン型点欠陥濃度が優勢なインゴットが形成されることを示す図。
【図9】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する断面図。
【図10】本発明の第3実施形態を示す図1に対応する断面図。
【図11】従来のメニスカス近傍のシリコン融液に小さくかつ遅い対流が発生した状態を示す図1に対応する断面図。
【図12】従来のメニスカスから離れたシリコン融液の表面近傍に大きくかつ速い対流が発生した状態を示す図1に対応する断面図。
【符号の説明】
10 シリコン単結晶引上げ装置
11 チャンバ
12 シリコン融液
12b 対流
12c 固液界面
13 石英るつぼ
18 ヒータ
25 インゴット
28 ガス給排手段
36 熱遮蔽部材
37 筒部
41 膨出部
43,63,83 ガス吹付け手段
44,64,84 ノズル
44c,64c,84c 吹出口
46,66,86 ガス導入管

Claims (3)

  1. チャンバ(11)内に設けられシリコン融液(12)が貯留された石英るつぼ(13)と、前記石英るつぼ(13)の外周面を包囲し前記シリコン融液(12)を加熱するヒータ(18)と、前記シリコン融液(12)から引上げられるインゴット(25)の外周面を包囲しかつ下端が前記シリコン融液(12)表面から間隔をあけて上方に位置する筒部(37)と前記筒部(37)の下部内方に膨出して設けられた膨出部(41)とを有する熱遮蔽部材(36)と、前記チャンバ(11)の上部から前記チャンバ(11)の内部に不活性ガスを供給して前記膨出部(41)と前記インゴット(25)の間に不活性ガスを流下させる不活性ガス給排手段(28)とを備えたシリコン単結晶引上げ装置において、
    前記不活性ガスを前記インゴット(25)外周面に接する前記シリコン融液(12)表面に吹付けて前記シリコン融液(12)表面を前記インゴット(25)から離れる方向に流すガス吹付け手段(43,63,83)を更に備え、
    前記ガス吹付け手段(43,63,83)が前記シリコン融液(12)の対流(12b)の変化に応じて前記吹付けられる不活性ガスの流速を調整することにより前記インゴット(25)と前記シリコン融液(12)との固液界面(12c)が上凸状となるように制御されたことを特徴とする不活性ガスの流速制御装置。
  2. ガス吹付け手段(43,63,83)が、インゴット(25)外周面及びシリコン融液(12)表面の境界部分に接近しかつ吹出口(44c,64c,84c)が前記シリコン融液(12)に対向して設けられた複数のノズル(44,64,84)と、前記複数のノズル(44,64,84)にガス導入管(46,66,86)を通して接続され前記不活性ガスを貯留するタンクと、前記ガス導入管(46,66,86)に設けられ前記吹出口(44c,64c,84c)から吹出される前記不活性ガスの流速を調整する流速調整弁とを有する請求項1記載の不活性ガスの流速制御装置。
  3. シリコン融液(12)を貯留する石英るつぼ(13)を所定の回転速度で回転させ、前記シリコン融液(12)から引上げられるインゴット(25)を包囲しかつ下端が前記シリコン融液(12)表面から間隔をあけて上方に位置する筒部(37)と前記筒部(37)の下部内方に膨出して設けられた膨出部(41)とを有する熱遮蔽部材(36)を設け、前記チャンバ(11)の上部から前記チャンバ(11)の内部に不活性ガスを供給して前記膨出部(41)と前記インゴット(25)の間に不活性ガスを流下させつつ、前記インゴット(25)内が格子間シリコン型点欠陥の凝集体及び空孔型点欠陥の凝集体の存在しないパーフェクト領域となる引上げ速度で前記インゴット(25)を引上げるシリコン単結晶引上げ方法において、
    前記不活性ガスを前記インゴット(25)外周面に接する前記シリコン融液(12)表面に吹付けて前記シリコン融液(12)表面を前記インゴット(25)から離れる方向に流し、
    前記シリコン融液(12)の対流(12b)の変化に応じて前記吹付けられる不活性ガスの流速を調整することにより前記インゴット(25)と前記シリコン融液(12)との固液界面(12c)が上凸状となるように制御することを特徴とする不活性ガスの流速制御方法。
JP2003049644A 2003-02-26 2003-02-26 シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法 Expired - Lifetime JP4131176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003049644A JP4131176B2 (ja) 2003-02-26 2003-02-26 シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003049644A JP4131176B2 (ja) 2003-02-26 2003-02-26 シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004256359A JP2004256359A (ja) 2004-09-16
JP4131176B2 true JP4131176B2 (ja) 2008-08-13

Family

ID=33115299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003049644A Expired - Lifetime JP4131176B2 (ja) 2003-02-26 2003-02-26 シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4131176B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5391735B2 (ja) * 2009-03-02 2014-01-15 株式会社Sumco 単結晶引き上げ装置
JP5428608B2 (ja) * 2009-07-15 2014-02-26 株式会社Sumco シリコン単結晶の育成方法
KR101193682B1 (ko) * 2010-01-13 2012-10-22 주식회사 엘지실트론 단결정 성장장치
KR101343505B1 (ko) 2011-09-16 2013-12-20 주식회사 엘지실트론 단결정 잉곳 제조 방법 및 장치
CN103966668A (zh) * 2014-05-30 2014-08-06 江苏中电振华晶体技术有限公司 一种基于保护气氛控制棒状蓝宝石晶体直径的生长方法
CN115341279B (zh) * 2022-08-23 2024-04-02 包头晶澳太阳能科技有限公司 一种单晶断棱线处理方法及单晶棒

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004256359A (ja) 2004-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7282095B2 (en) Silicon single crystal pulling method
JP3627498B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
KR100679135B1 (ko) 실리콘 단결정 인양 장치의 열 차폐 부재
KR100811297B1 (ko) 실리콘 단결정 제조 방법
JP4131176B2 (ja) シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法
JP4193503B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
KR100331552B1 (ko) 잉곳-용융물 경계의 중앙 및 가장자리에서의 온도구배의 조절에 의한 단결정 실리콘 잉곳의 제조를 위한 초크랄스키 풀러, 상기 초크랄스키 풀러용 열차단체 및 상기 초크랄스키 풀러의 개량방법.
JP4193500B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP2003055092A (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
TWI784314B (zh) 單晶矽的製造方法
JP4207498B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP2001089294A (ja) 点欠陥の凝集体が存在しないシリコン単結晶の連続引上げ法
JP4102966B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP4168725B2 (ja) シリコン単結晶引上げ装置の不活性ガスの流速制御装置及びその流速制御方法
KR101540567B1 (ko) 단결정 잉곳, 이를 제조하는 방법 및 장치
JP4360069B2 (ja) シリコン単結晶の育成方法
KR100558156B1 (ko) 실리콘 단결정의 육성 방법
JP4211334B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP4211335B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP3890861B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP2004059408A (ja) シリコン単結晶の引上げ装置及びその引上げ方法
JP2003055091A (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP2003002783A (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP2000086384A (ja) シリコン単結晶の引上げ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080430

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4131176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term