JP2000085218A - 記録制御装置および記録装置 - Google Patents

記録制御装置および記録装置

Info

Publication number
JP2000085218A
JP2000085218A JP20265899A JP20265899A JP2000085218A JP 2000085218 A JP2000085218 A JP 2000085218A JP 20265899 A JP20265899 A JP 20265899A JP 20265899 A JP20265899 A JP 20265899A JP 2000085218 A JP2000085218 A JP 2000085218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
data
value
image data
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20265899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4323622B2 (ja
Inventor
Sohei Tanaka
壮平 田中
Masafumi Wataya
雅文 綿谷
Noriyuki Suzuki
範之 鈴木
Hiroshi Uemura
寛 植村
Nobuyuki Tsukada
伸幸 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20265899A priority Critical patent/JP4323622B2/ja
Publication of JP2000085218A publication Critical patent/JP2000085218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4323622B2 publication Critical patent/JP4323622B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続アドレスあるいは隣接したアドレスから
展開された画像データを読み出して記録ヘッドに転送さ
せて高速印字を行うことである。 【解決手段】 I/FDMAブロック105が画像デー
タをDRAM106領域内の離散したアドレスにダイレ
クトメモリアクセスにより転送して展開した後、ヘッド
DMAブロック108がDRAM106領域内の画像デ
ータを前記記録ヘッドの配列方向に連続するアドレスで
読み出し記録ヘッド103に転送する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルスキャン
印字方式の記録ヘッドが記録すべき記録データを記憶す
るバッファへの記録データ書き込みを制御する記録制御
装置および該記録制御装置を備える記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の記録ヘッドとして複
数の記録素子を備えたドットインパクト方式,サーマル
方式,インクジェット方式を用いた記録装置は、記録用
紙の搬送方向と直行する方向に記録ヘッドを移動させな
がら印字を行い、1行印字を終えた段階で記録ヘッドの
幅分だけ記録用紙を搬送し、その繰り返しで記録する方
式(シリアルスキャン方式)が一般的である。
【0003】この際、記録する画像データは記録ヘッド
の幅に相当するデータが順次記録ヘッドに転送され、1
画素に相当する距離を移動する度に記録素子が駆動さ
れ、画像を形成する。
【0004】〔従来のデータ格納処理1〕図19は、こ
の種の記録装置の記録ヘッドの記録動作を説明する模式
図である。
【0005】この図に示すように、記録ヘッドは縦32
ドット分を同時に記録することができ、記録可能な最大
用紙サイズ内に横1024ドット分が、スキャンするこ
とで記録することができる様に構成されている。
【0006】この場合において、記録する画像データ
は、DRAM等の記憶素子に保存されており、従来は、
図20に示すようなアドレスに格納されていた。
【0007】図20は、この種の記録装置で記録される
画像データを格納する記憶媒体のマップを説明する図で
ある。なお、インタフェース等から受信するデータは記
録ヘッドのスキャン方向順で転送されることが多いので
横方向に連続したアドレスに格納される。
【0008】この例では、まず最初の縦8ドット分の帯
状のデータが「0000H」番地から「03FFH」番
地までに格納する。そして、次の縦8ドット横1024
ドット分の帯状のデータが「0400H」番地から「0
7FFH」番地までに格納される。
【0009】このようにして次々に帯状のデータを格納
して行き、この例では印字用のバッファメモリとして
「0000H」から「13FFH」番地までの5120
バイトを1個の記録ヘッドに対して割り当てているので
帯状のデータが5本できたところで次のデータを受け付
けることができなくなる。
【0010】記録ベッドの縦の幅は32ドット分持ち、
4本の帯状のデータを一度に記録するので、読み出すデ
ータは「0000H」,「0400H」,「0800
H」,「0C00H」という各帯状データの先頭番地か
ら順に記録ヘッドが1画素に相当する距離を移動する度
に各アドレスを1加算したアドレスから順次読み出す複
数(4個)のメモリバンドを管理する制御を行ってい
た。
【0011】すなわち、「0000H」,「0400
H」,「0800H」,「0C00H」の各アドレスか
らデータを読み出し、次に記録ヘッド1画素分移動し、
「0001H」,「0401H」,「0801H」,
「0C01H」の各アドレスからデータを読み出す処理
を、アドレス「03FFH」,「07FFH」,「0B
FFH」,「0FFFH」まで行うことにより、1スキ
ャンのデータ読み出しが完了する。
【0012】このようにして記録ヘッドが1度スキャン
すると4本の帯状のバッファメモリ領域は空状態となる
ので、停止していたインタフェースからの次のデータを
再び「0000H」番地から格納し始める。
【0013】次に、記録ヘッドはもう一度4本の帯状の
データが蓄えられるのを待ち、「1000H」,「00
00H」,「0400H」,「0800H」という各帯
状データの先頭番地から順に記録ヘッドが1画素に相当
する距離を移動する度に各アドレスを1加算したアドレ
スから順次読み出して記録を行っていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】〔従来のデータ格納処
理2〕しかし、上記従来のデータ格納処理1のメモリア
ドレスの格納方法では、順次読み出すメモリアドレスが
不連続となるのでDRAMの高速ページモードによるメ
モリアクセスができない。なお、スキャンの移動速度が
比較的遅い場合には、高速ページモードによるメモリア
クセスを必要とはしないが、より高速でかつ高密度で記
録を実行するシステムを構築しようとすると、高速ペー
ジモードによるメモリアクセスの使用が前提となる。
【0015】そのために、格納アドレスの並びを読み出
す順に1加算されたアドレスに格納する必要があり、図
21に示すように、一旦記録されるデータの順に並べ替
えて格納していた。
【0016】図21は、この種の記録装置で記録される
画像データを格納する他の記憶媒体のマップを説明する
図である。
【0017】図21に示すデータの格納で4パス印字を
行う場合、従来より印字品位を向上するために同じデー
タを複数のパスに分けて記録する制御を用いているが、
最初のパスでは「0000H」,「0001H」,「0
002H」,「0003H」のアドレスからデータを読
み込み、記録ヘッドが1画素に相当する距離を移動する
度に「0004H」,「0005H」,「0006
H」,「0007H」と順に1ずつ加算したアドレスで
データをメモリから読み出すことができるが、次のパス
では「0001H」,「0002H」,「0003
H」,「1000H」と離れた不連続なアドレスからデ
ータを読み出すこととなり、途中で高速ページモード転
送がとぎれる頻度が高くなる。
【0018】また、従来のデータ格納処理1と同じよう
に複数のメモリバンドを管理するアドレス生成ブロック
が必要となるので、より回路規模が大きくなってしまう
等の問題点があった。
【0019】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る発明の目的は、入力され
る記録情報中の画像データの格納アドレスを記録ヘッド
が印字する際に連続アドレスで読み出し可能なアドレス
に変換して印字バッファへ展開することにより、連続ア
ドレスあるいは隣接したアドレスから展開された画像デ
ータを読み出して記録ヘッドに転送させて高速印字を行
える記録制御装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、記録媒体上を往復動して印字する記録ヘッド(図1
に示す色別の記録ヘッド103)が記録すべき記録デー
タを記憶する複数の印字バッファ(図1に示すDRAM
106)への記録データ書き込みを制御する記録制御装
置であって、入力される記録情報を受信する受信手段
(図1に示すインタフェースブロック104)と、前記
受信手段が受信した前記記録情報中から連続した縦mド
ット×横nドット分の画像データを前記印字バッファ内
の離散したアドレスに転送して展開する展開手段(図1
に示すインタフェースDMAブロック105)と、前記
印字バッファ内の画像データを前記記録ヘッドの配列方
向に連続するアドレスで読み出し前記記録ヘッドに転送
するデータ転送手段(図1に示すヘッドDMAブロック
108)とを有するものである。
【0021】本発明に係る第2の発明は、記録媒体上を
往復動して印字する記録ヘッド(図1に示す色別の記録
ヘッド103)が記録すべき記録データを記憶する複数
の印字バッファ(図1に示すDRAM106)への記録
データ書き込みを制御する記録制御装置であって、入力
される記録情報を受信する受信手段(図1に示すI/F
ブロック104)と、前記受信手段が受信した前記記録
情報中から連続した縦mドット×横nドット分の画像デ
ータを前記印字バッファ内の離散したアドレスに転送し
て展開する展開手段(図1に示すI/FDMAブロック
105)と、前記展開手段により前記印字バッファに展
開された画像データを所定ブロック分読み出して水平方
向成分と垂直方向成分との配列を逆転して前記印字バッ
ファに再展開するデータ変換手段(図14に示すHV変
換DMAブロック802)と、前記データ変換手段によ
り再展開された前記印字バッファ内の画像データを前記
記録ヘッドの配列方向に連続するアドレスで読み出し前
記記録ヘッドに転送するデータ転送手段(図1に示すヘ
ッドDMAブロック108)とを有するものである。
【0022】本発明に係る第3の発明は、前記展開手段
(図1に示すI/FDMAブロック105)は、最初の
データを配置するアドレスを設定する展開開始アドレス
設定手段(図3に示す先頭アドレス設定レジスタ20
4)と、縦方向のデータ量に相当する回数分をカウント
する第1のカウント手段(図3に示す縦カウンタ20
1)と、データを離散して配置する離散値を設定する第
1の離散値設定手段(図3に示すレジスタ208)と、
横方向のデータ量に相当する回数分をカウントする第2
のカウント手段(図3に示す横カウンタ202)と、デ
ータを離散して配置する離散値を設定する第2の離散値
設定手段(図3に示すレジスタ211)と、展開アドレ
スを一旦ラッチするラッチ手段(図3に示すアドレスラ
ッチ206)と、前記展開開始アドレス設定手段の設定
値、もしくは前記展開開始アドレス設定手段の設定値と
該第1の離散値設定手段の設定値とを順次加算した数値
のいずれかを画像データの配置アドレスとする展開アド
レス発生手段(図3に示すセレクタ205)と、前記展
開開始アドレス設定手段による設定値と前記第2の離散
値設定手段の設定値とを加算した数値を、前記展開開始
アドレス設定手段に書き込む書込み手段(図3に示すア
ドレス領域判断ブロック212,209)と、前記第1
のカウント手段によるカウント終了を演算処理装置(図
1に示すCPU102)に伝えると同時にDMA転送を
停止させる第1の信号(IF−DMA−END)を発生
する第1の信号発生手段とを有するものである。
【0023】本発明に係る第4の発明は、前記書込み手
段(図3に示すアドレス領域判断ブロック212,20
9)は、前記複数の印字バッファに対して、それぞれ領
域毎に先頭アドレス(図4に示すレジスタ301にセッ
トされる)と最終アドレス(レジスタ302にセットさ
れる)を設定するアドレス設定手段(図4に示すレジス
タ301,302)と、前記展開開始アドレス設定手段
の設定値と前記第1の離散値設定手段の設定値とを順次
加算した数値が、現在配置を行っている印字バッファの
最終アドレスを超えたことを判断する第1の判断手段
(図4に示す減算器303)と、前記第1の判断手段に
より現在配置を行っている印字バッファの最終アドレス
を超えたと判断された場合に、該超えた量を算出する第
1の演算手段(図4に示す減算器303)と、前記第1
の演算手段により算出された算出値を現在配置を行って
いる印字バッファの先頭番地に加算した値を画像データ
の配置アドレスとする第1の選択手段(図4に示すセレ
クタ305)と、前記展開開始アドレス設定手段による
設定値と前記第2の離散値設定手段の設定値とを加算し
た値が、現在配置を行っている印字バッファの最終アド
レスを超えたかを判断する第2の判断手段(図4に示す
減算器304)と、前記第2の判断手段により現在配置
を行っている印字バッファの最終アドレスを超えたと判
断された場合に、該超えた量を算出する第2の演算手段
(図4に示す減算器304)と、前記第2の演算手段に
より算出された算出値を現在配置を行っている印字バッ
ファの先頭番地に加算した値を画像データの配置アドレ
スとする第2の選択手段(図4に示すセレクタ305)
とを有するものである。
【0024】本発明に係る第5の発明は、前記展開開始
アドレス設定手段(先頭アドレス設定レジスタ204)
は、前記連続した縦mドット×横nドット分の画像デー
タ中の前記mがデータ処理ビット幅の自然数倍(H)の
場合は、前記縦mドット×横nドット分の画像データを
加算した値を展開開始アドレスとするように設定(CP
U102により)されるものである。
【0025】本発明に係る第6の発明は、前記展開開始
アドレス設定手段(先頭アドレス設定レジスタ204)
は、印字バッファの容量(c)と、画像データの横幅ド
ット数(n)と、変換レジスタ群の数(b)から演算式
L=c÷b÷nに基づいて導出される値Lを順次加算し
た値を設定するものである。
【0026】本発明に係る第7の発明は、前記データ変
換手段(図14に示すHVDMA変換ブロック802)
は、最初の変換データが位置するアドレスを設定する変
換開始アドレス設定手段と、変換レジスタ数に相当する
回数分離散して配置されているデータをアクセスするた
めに離散値を設定する第3の離散値設定手段(図14に
示す転送アドレスブロック905)と、前記変換開始ア
ドレス設定手段により設定されるアドレスあるいは該ア
ドレスと前記第3の離散値設定手段により設定される前
記離散値とを順次加算したアドレスをアクセスアドレス
とする変換アドレス発生手段(図14に示すアドレスラ
ッチ907)と、横方向のデータ量に相当する回数分だ
け離散して配置されているデータをアクセスするために
離散値を設定する第4の離散値設定手段(図14に示す
レジスタ909)と、前記変換開始アドレス設定手段に
より設定されるアドレスと前記第4の離散値設定手段に
より設定される離散値とを加算した数値を前記変換開始
アドレス設定手段に書き込む書込み手段(図14に示す
アドレス領域判断ブロック911)と、横方向のデータ
に相当する回数を設定し、該変換開始アドレス設定手段
に書き込む毎にカウントする第2のカウント手段(図1
4に示すHV変換回数ブロック904)と、前記第2の
カウント手段によるカウント終了を演算処理装置に伝え
ると同時にDMA転送を停止させる第2の信号(HV−
DMA−END信号)を発生する第2の信号発生手段
(図14に示すHV変換回数ブロック904が兼ねる)
とを有するものである。
【0027】本発明に係る第8の発明は、前記変換開始
アドレス設定手段により設定されるアドレスと前記第3
の離散値設定手段により設定される離散値とを順次加算
した数値が現在配置を行っている印字バッファの最終ア
ドレスを超えたかを判断する第3の判断手段(図14に
示すアドレス領域判断ブロック912)と、前記第3の
判断手段により現在配置を行っている印字バッファの最
終アドレスを超えたと判断された場合に、該超えた量を
算出する第3の演算手段(図14に示すアドレス領域判
断ブロック912が兼ねる)と、前記第3の演算手段に
より算出された算出値を現在配置を行っている印字バッ
ファの先頭番地に加算した値を画像データの配置アドレ
スとする第2の選択手段(図14に示すセレクタ90
8)と、前記変換開始アドレス設定手段により設定され
るアドレスと前記第4の離散値設定手段により設定され
る離散値とを順次加算した数値が現在配置を行っている
印字バッファの最終アドレスを超えたかを判断する第4
の判断手段(図14に示すアドレス領域判断ブロック9
11)と、前記第4の判断手段により現在配置を行って
いる印字バッファの最終アドレスを超えたと判断された
場合に、該超えた量を算出する第4の演算手段(図14
に示すアドレス領域判断ブロック911が兼ねる)と、
前記第4の演算手段により算出された算出値を現在配置
を行っている印字バッファの先頭番地に加算した値を画
像データの配置アドレスとする第3の選択手段(図1に
示す転送アドレス905)とを有するものである。
【0028】本発明に係る第9の発明は、前記印字バッ
ファ(図1に示すDRAM106)は、連続したアドレ
スもしくは隣接したアドレスから、データを読み出すも
しくは書き込む場合、比較的アクセス時間が速いメモリ
素子で構成するものである。
【0029】本発明に係る第10の発明は、記録ヘッド
(図1に示す色別の記録ヘッド103)を走査して記録
媒体に印字を行う記録装置において、記録ヘッドを搭載
して走査させるキャリッジ(図18に示すキャリッジH
C)と、前記記録ヘッドが記録すべき記録データを記憶
する複数の印字バッファへの記録データの書込みを制御
する記録制御装置(図1に示す印字バッファ制御回路1
01)とを有し、該記録制御装置は、入力される記録情
報を受信する受信手段(図1に示すインタフェースブロ
ック104)と、前記受信手段が受信した前記記録情報
中から連続した縦mドット×横nドット分の画像データ
を前記印字バッファ内の離散したアドレスに転送して展
開する展開手段(図1に示すインタフェースDMAブロ
ック105)と、前記印字バッファ内の画像データを前
記記録ヘッドの配列方向に連続するアドレスで読み出し
前記記録ヘッドに転送するデータ転送手段(図1に示す
ヘッドDMAブロック108)とを有するものである。
【0030】本発明に係る第11の発明は、記録ヘッド
(色別の記録ヘッド103)を走査して記録媒体に印字
を行う記録装置において、記録ヘッドを搭載して走査さ
せるキャリッジ(図18に示すキャリッジHC)と、前
記記録ヘッドが記録すべき記録データを記憶する複数の
印字バッファへの記録データの書込みを制御する記録制
御装置(図1に示す印字バッファ制御回路101)とを
有し、該記録制御装置は、入力される記録情報を受信す
る受信手段(図1に示すインタフェースブロック10
4)と、前記受信手段が受信した前記記録情報中から連
続した縦mドット×横nドット分の画像データを前記印
字バッファ内の離散したアドレスに転送して展開する展
開手段(図1に示すインタフェースDMAブロック10
5)と、前記展開手段により前記印字バッファに展開さ
れた画像データを所定ブロック分読み出して水平方向成
分と垂直方向成分との配列を逆転して前記印字バッファ
に再展開するデータ変換手段(図1に示す画像データ変
換ブロック109)と、前記データ変換手段により再展
開された前記印字バッファ内の画像データを前記記録ヘ
ッドの配列方向に連続するアドレスで読み出し前記記録
ヘッドに転送するデータ転送手段(図1に示すヘッドD
MAブロック108)とを有するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面を参
照して本発明の実施形態を説明する。
【0032】図1は、本発明の第1実施形態を示す記録
制御装置の要部構成を説明するブロック図であり、印字
データを格納する印字バッファ制御回路に対応する。
【0033】図において、101は印字バッファ制御回
路、104はFIFOメモリで構成されるインタフェー
スブロック(I/Fブロック)で、インタフェースから
受信する画像データを含むデータを受け取り、一旦デー
タを保持し、データの処理等を行うマイクロプロセッサ
102が一旦保持されたデータの中から制御コードを解
析し(データの通路G1参照)、インタフェースDMA
ブロック105を制御してデータの中から画像データの
みをDRAM106に割り付けられた印字バッファに転
送する(データの通路G2参照)。
【0034】記録ヘッドの並び順と合致したDRAM1
06上のデータはヘッドDMAブロック108を起動す
ることにより、四色分の記録ヘッド103に転送され
(データの通路G5参照)、印字が可能となる。その間
に、複数パスで印字する際のデータの間引き処理等は画
像データ変換ブロック109の設定に応じて行われる。
【0035】各ブロックの動作を制御するのはシーケン
サ110が行う。シーケンサ110には記録ヘッド10
3の移動位置を示すエンコーダ信号EN−aとエンコー
ダ信号EN−bが入力されている。
【0036】DRAM106のデータ転送のルートとし
て、データの通路G2が有りそれぞれの調停をアービタ
ブロック(アービタ)111が行っている。
【0037】なお、1個の記録ヘッド用の印字バッファ
の容量は5120バイトなので、第1の記録ヘッドのバ
ッファアドレスは「0000H」〜「13FFH」と割
り付け、第2の記録ヘッドのバッファアドレスは「14
00H」〜「27FFH」と割り付け、第3の記録ヘッ
ドのバッファアドレスは「2800H」〜「3BFF
H」と割り付け、第4の記録ヘッドのバッファアドレス
は「3C00H」〜「4FFFH」と割り付ける。
【0038】図2は、図1に示したDRAM106に配
置される記録データの構造を説明する図である。
【0039】例えば、図2に示すごとく、1個の記録ヘ
ッド用の印字バッファの容量を「0000H」から「1
3FFH」の5120バイトとし、1回のスキャンで印
字する横幅中のライン数を1024本とすると、縦40
ドット分のデータを格納するバッファ領域を確保するこ
とができ、インタフェース等から転送され書き込まれる
データは、「0000H」,「0005H」,「000
AH」,・・・・のアドレスの順で格納され、横幅いっ
ぱい蓄えられたら、「0001H」,「0006H」,
「000BH」,・・・・のアドレスの順で格納され、
その後も同様に「13FFH」まで蓄えられる。
【0040】印字データの読み出しは、最初は「000
0H」,「0001H」,「0002H」,「0003
H」の32ドット分のデータが連続して読み出され、記
録ヘッドが1画素に相当する距離を移動すると「000
5H」,「0006H」,「0007H」,「0008
H」の32ドット分のデータを読み出すことになる。
【0041】4パス印字を行うとして、記録ヘッドが1
スキャン行うと、一番上の縦8ドット横1024ドット
の「0000H」,から「13F6H」の5個同期アド
レスに格納されたデータは全て記録を終えているので、
次のインタフェースからのデータの格納が可能となる。
この時データの格納アドレスは「0005H],「00
0AH」,「000FH」……のアドレスの順で格納さ
れる。
【0042】次の行の印字には、「0001H」,「0
002H」,「0003H」,「0004H」からで、
またその次の行は、「0002H」,「0003H」,
「0004H,「0005H」から読み出すことにな
り、記録ヘッドへのデータ転送のアドレスは、常に1加
算したアドレスで、読み出され、DRAMの高速ページ
モードアクセス可能となる頻度が非常に高くなり、常に
安定して高速転送が可能である。
【0043】次に、図3〜図8を参照して、図1の各ブ
ロックの動作について説明する。
【0044】図3は、図1に示したインタフェースDM
Aブロック105の内部を詳細に示すブロック図であ
る。
【0045】図において、201は縦カウンタで、連続
して転送される列画像データのドット数を転送するのに
必要な転送回数を設定し、1バイトのデータが来る度に
カウントするカウンタである。202は横カウンタで、
連続して転送される横のドット数分の画像データを転送
するのに必要な転送回数を設定し、縦のドット数に相当
するデータを転送する度にカウントするカウンタであ
る。
【0046】203はデータラッチで、インタフェース
ブロック104から来る画像データを一旦保持する。2
04は先頭アドレス設定レジスタで、転送されたデータ
をDRAM106の所定のアドレスに格納するために、
その最初のアドレスを指定するレジスタである。
【0047】205はアドレスセレクタ(セレクタ)
で、後述するアドレスラッチタイミング信号生成回路2
07からの出力に基づいて先頭アドレス設定レジスタ2
04に設定されたアドレスとアドレス領域判断ブロック
209の出力とのいずれかを選択して出力するセレクタ
である。206はアドレスラッチで、現在転送された画
像データをDRAM106に蓄えアドレスを一旦保持す
る。なお、アドレス領域判断ブロック209は、現在の
格納アドレスにレジスタ208に設定される第1のアド
レス加算値を加算した値が決められた格納領域から外れ
ないようにするものであり、詳細については、図4を用
いて後述する。
【0048】207はアドレスラッチタイミング信号生
成回路で、インターフェスブロック104から来るデー
タラッチ信号IF−LATCH及び縦カウンタ201の
カウントアップ信号よりセレクタ205の切替え信号と
アドレスおよびデータラッチ信号を生成する。
【0049】208は第1のアドレス加算値を蓄えるレ
ジスタで、縦に連続したデータを蓄えるときに、格納ア
ドレスの離散値を示し、CPU102により設定する。
210はアドレスの上位を比較するアドレス比較ブロッ
クで、現在ラッチしているアドレスと加算された次のア
ドレスを比較してDRAM106の同ページ領域内にあ
るかどうかを判断して、シーケンサ110に伝え、同ペ
ージ領域内であれば、DRAM106の高速ページ転送
モードで転送する。
【0050】211は第2のアドレス加算値を蓄えるレ
ジスタで、横に連続したデータを蓄えるときに、格納ア
ドレスの離散値を示し、CPU102により設定する。
212はアドレス領域判断ブロックで、現在の格納アド
レスにレジスタ211の第2のアドレス加算値を加算し
た値が決められた格納領域から外れないようにするもの
である。213はデコーダで、CPU102から各レジ
スタにデータを書き込むときに必要となる信号を発生す
る。
【0051】図4は、図3に示したアドレス領域判断ブ
ロック209,212の構成を説明するブロック図であ
る。
【0052】図において、301は印字バッファの先頭
番地を示すレジスタで、CPU102により書き替え可
能である。302は印字バッファの終了番地を示すレジ
スタで、CPU102により書き替え可能である。30
3は減算器で、終了番地レジスタ302の内容から現在
のアドレスに加算値を足して得られる次のアドレスを引
いた値がプラスになった場合(次のアドレスが最終番地
を超えなかった場合)、Borrowが発生しないの
で、セレクタ305は次のアドレスを選択する。
【0053】次に、終了番地レジスタ302の内容から
現在のアドレスに加算値を足して得られる次のアドレス
を引いた値が、マイナスになった場合(次のアドレスが
最終番地を超えた場合)、減算器304は、先頭番地レ
ジスタ301の値から先ほどのマイナスの値を引いた
(すなわち、超えた量を足した)値を出力し、Borr
owが発生しているので、セレクタ305はこの値を次
のアドレスとして選択する。
【0054】図3に示す横カウンタ202のカウントア
ップでDMA転送回数が終了したことを示す信号IF−
DMA−END及び信号IF−IRQが発生し、シーケ
ンサ110及びCPU102が終了を知る。このブロッ
クで、縦32ビット横1024ビット分の帯状の画像デ
ータが順次インタフェースから転送されてくる場合に、
図2に示したデータの配置を行うには、先頭アドレス設
定レジスタ204の転送アドレスの初期値は「0000
H」を設定し、第1のアドレス加算値(縦方向での加算
値)を蓄えるレジスタ208には「1」を、第2のアド
レス加算値(横方向での加算値)を蓄えるレジスタ21
1には「0005H」を設定し、縦カウンタ201には
「4」(縦32ビットを8ビット幅のインタフェースで
転送するには4回必要)を設定し、横カウンタ202に
は「1024」を設定することで、インタフェースが1
バイト受ける毎にDRAMアドレスが更新されDRAM
106に書込まれる。
【0055】このようにして1024回データの転送が
終了すると割り込みが発生するので、CPU102は次
のインタフェースから来るデータの解析を始める。そし
て、引き続き画像データが転送される場合には、先頭ア
ドレス設定レジスタ202を「0005H」に変更し、
他のレジスタはそのままで、再びDMA転送を開始す
る。これを順次繰り返すことで、DRAM106上に記
録データが図2に示すように格納される。
【0056】図5は、図1に示したヘッドDMAブロッ
ク108の内部を詳細に示すブロック図である。
【0057】図において、ヘッドDMAブロック108
は、第1から第4の記録ヘッドにデータを転送するため
に各ヘッド毎の画像データを蓄えた領域の先頭番地を示
す第1から第4の転送アドレス指定ブロック401,4
02,403,404と、ヘッド毎の転送タイミング
(HEAD信号線)に合わせて切り替わる書込用のセレ
クタ405と読み出し用のセレクタ406と、現在の転
送アドレスを保持するアドレスラッチ408等を備え
る。
【0058】407はセレクタで、次のアドレスとし
て、アドレス加算値1を保持するレジスタ409の設定
値と、アドレスラッチ408が保持している現在の転送
アドレスとを加算した値を用いるか、転送アドレスを切
り替えラスタ毎の先頭アドレスをラッチするかを選択す
る。
【0059】410はレジスタで、レジスタ211のア
ドレス加算値を保持し、各ヘッド毎のラスタ毎の先頭番
地の間隔を設定するレジスタとして機能し、各ヘッドの
1ラスタの先頭番地をアドレスラッチ408に転送を終
えると加算した値が次のラスタの先頭番地として、現在
選択されているヘッド用の転送アドレスに書き込まれ
る。
【0060】411はアドレスの比較回路で、今の転送
アドレスと次の転送アドレスとがDRAM106の同一
ページ内にあるかを判定する回路として機能し、この出
力信号に基づいてDRAM106の高速ページモードア
クセスかそうでないかを判断し、高速ページモードアク
セスと通常のメモリアクセスとをアービタブロック11
1が切り替える。
【0061】412はデコーダで、バスCPU−BUS
を解析して各レジスタへのデータ書き込み用信号を発生
する。413はセレクタで、デコーダ412の指示によ
り、第1から第4の転送アドレスへの書き込みデータ線
の切り替えを行う。
【0062】414はアドレス領域判断ブロックで、次
のアドレスとしてアドレス加算値を保持するレジスタ4
09の設定値と、アドレスラッチ408が保持している
現在の転送アドレスとを加算した値が各記録ヘッド毎に
割り当てた印字バッファ内に収まるように判断するブロ
ックである。
【0063】415はアドレス領域判断ブロックで、各
ヘッド毎のラスタ毎の先頭番地を蓄えている第1から第
4の転送アドレスの値に、レジスタ410が保持してい
るアドレス加算値を加算した値が各記録ヘッド毎に割り
当てた印字バッファ内に収まるように判断するブロック
である。
【0064】図6は、図5に示したヘッドDMAブロッ
ク108内のアドレス領域判断ブロック414,415
の詳細を説明するブロック図である。
【0065】図において、501は第1の記録ヘッドに
割り付けた印字バッファの先頭番地を示すレジスタで、
CPU102により書き替え可能である。502は第2
の記録ヘッドに割り付けた印字バッファの先頭番地を示
すレジスタで、CPU102により書き替え可能であ
る。503は第3の記録ヘッドに割り付けた印字バッフ
ァの先頭番地を示すレジスタで、CPU102により書
き替え可能である。504は第4の記録ヘッドに割り付
けた印字バッファの先頭番地を示すレジスタで、CPU
102により書き替え可能である。
【0066】505は第1の記録ヘッドに割り付けた印
字バッファの最終番地を示すレジスタで、CPU102
により書き替え可能である。506は第2の記録ヘッド
に割り付けた印字バッファの最終番地を示すレジスタ
で、CPU102により書き替え可能である。507は
第3の記録ヘッドに割り付けた印字バッファの最終番地
を示すレジスタで、CPU102により書き替え可能で
ある。508は第4の記録ヘッドに割り付けた印字バッ
ファの最終番地を示すレジスタで、CPU102により
書き替え可能である。
【0067】509はセレクタで、現在の色信号HEA
Dにより印字バッファとして機能するレジスタ501〜
504の先頭番地の内の1つを選択する。510はセレ
クタで、現在の色信号HEADにより印字バッファとし
て機能するレジスタ505〜508の最終番地の内の1
つを選択する。
【0068】511は減算器で、セレクタ510により
選択された終了番地から、現在のアドレスに加算値を足
した次のアドレスを引いた値がプラスになった(次のア
ドレスが最終番地を超えなかった場合)、Borrow
が発生しないので、セレクタ512は現在のアドレスに
加算値を足した次のアドレスを選択し出力する。
【0069】一方、セレクタ510により選択された終
了番地から、現在のアドレスに加算値を足した次のアド
レスを引いた値がマイナスになった場合(次のアドレス
が最終番地を超えた場合)、減算器513は、セレクタ
509により選択された先頭番地から、先ほどの減算器
511が出力するマイナスの値を引いた値(すなわち超
えた量を足した値)を出力し、Borrowが発生して
いるので、セレクタ512はこの値を次のアドレスとし
て選択し出力する。
【0070】以下、図7を参照して、画像データ変換ブ
ロック109の構成および動作について説明する。
【0071】図7は、図1に示した画像データ変換ブロ
ック109の構成を説明する詳細ブロック図である。な
お、画像データ変換ブロック109は複数パスで印字を
する際に、例えば2パスの場合には同じ位置を2度記録
ヘッドが通るので、記録データを間引かなければ2倍の
記録を行ってしまう。このため50%の画像データをマ
スクする必要がある。
【0072】図において、601はマスク用データを蓄
えるメモリ(マスクデータ格納メモリ)で、各ヘッド毎
に4バイトずつ記録データが信号線IN−DATAから
入力され、マスク用データ(マスクパターン)を蓄える
メモリ601の出力と記録データとがANDゲート60
2によりアンドされ、そのアンド出力がデータ線OUT
−DATAから出力される。なお、マスクデータは、C
PU102により書き替えが可能であり、セレクタ60
3はCPU102からの書き替えの時メモリ601のア
ドレスバスにCPU102のアドレスバスを接続する。
【0073】マスクデータは、各記録ヘッド毎に1バイ
トのデータを転送する度に変更するので、ヘッド毎の読
み出しアドレスを記憶した、第1スタートアドレス(第
1転送アドレス)レジスタ604,第2スタートアドレ
ス(第2転送アドレス)レジスタ605,第3スタート
アドレス(第3転送アドレス)レジスタ606,第4ス
タートアドレス(第4転送アドレス)レジスタ607が
用意され、信号線HEADによりセレクタ608が切り
替える。
【0074】609は加算器で、1バイト毎に各アドレ
スレジスタ604〜607を更新するために、読み出し
セレクタ608の出力とレジスタ610のアドレス加算
値とを加算して、その結果をアドレス領域判断ブロック
611に出力する。
【0075】アドレス領域判断ブロック611から出力
されたアドレスは、セレクタ612を介して、第1スタ
ートアドレスレジスタ604から第4スタートアドレス
レジスタ607のデータ線に接続し、セレクタ613が
ラッチタイミング信号ADR−LTのタイミングで、ヘ
ッド選択信号線HEADにより選択されたレジスタに対
して書き込む。
【0076】第1スタートアドレスレジスタ604から
第4スタートアドレスレジスタ607の初期アドレスは
CPU102により書き替え可能であり、デコーダ61
4により割り当てられたレジスタに対しCPU102の
データバスを接続して書き込む。このようにしてマスク
データ格納メモリ601のアドレスが次々と更新されて
行く。
【0077】図8は、図7に示した画像データ変換ブロ
ック109のアドレス領域判断ブロック611の詳細構
成を説明するブロック図である。
【0078】図において、701は印字バッファの先頭
番地を示すレジスタで、CPU102により書き替え可
能に構成されている。702は印字バッファの最終番地
を示すレジスタで、CPU102により書き換え可能で
ある。703は減算器で、レジスタ702の内容から現
在のアドレスに加算値を足して得られる次のアドレスを
引いた値が、プラスになった場合(次のアドレスが最終
番地を超えなかった場合)、Borrowが発生しない
ので、セレクタ704は次のアドレスを選択する。次
に、レジスタ702の内容から現在のアドレスに加算値
を足して得られる次のアドレスを引いた値が、マイナス
になった場合(次のアドレスが最終番地を超えた場合)
減算器705は、先頭番地レジスタ701の値から先ほ
どのマイナスの値を引いた(すなわち、超えた量を足し
た)値を出力し、Borrowが発生しているので、セ
レクタ704はこの値を次のアドレスとして選択する。
【0079】図9〜図11は、図1に示したシーケンサ
110の信号線と各ブロックの動作を説明するタイミン
グチャートで、図1〜図5と同一のものには同一の符号
を付してある。
【0080】図9は、図1に示したインタフェースDM
Aブロック105の動作を説明するためのタイミングチ
ャートであり、図3と同一のものには同一の符号を付し
てある。
【0081】この図に示すように、1バイトのデータを
受け取る度に1パルス発生するIF−LATCH信号比
より、先ず、現在の先頭アドレス設定レジスタ204の
内容「0000H」がセレクタ205を介して、アドレ
スラッチ206に「0000H」とラッチされると、同
時に、縦カウンタ201の内容は、「1」減算された
「2」となる。そして、次の1バイトが受信されると、
現在のアドレスを蓄えているアドレスラッチ206の内
容「0000H」にレジスタ208に設定される第1の
アドレス加算値の内容「1」を加算した値がセレクタ2
05を介してアドレスラッチ206に「0001H」が
ラッチされ、縦カウンタ201は「1」となる。
【0082】続いて、データが4バイト転送されると、
縦カウンタ201は「0」から「3」に戻り、横カウン
タ202が「1」減算され「1022」となり、先頭ア
ドレス設定レジスタ204の値は、初期値「0000
H」にレジスタ211に設定される第2のアドレス加算
値「0005H」を加算した値「000AH」が書き戻
される。
【0083】このようにして縦カウンタ201と横カウ
ンタ202による縦のカウントダウンと横のカウントダ
ウンが進み、ともに「0」から元の設定値に戻るだけデ
ータを受信すると、信号線IF−IRQの状態が変化
し、CPU102に対し縦32ドット×横1024ドッ
トのデータを受信し終えたことを伝える。
【0084】図10は、図1に示したヘッドDMAブロ
ック108(図5)の動作を説明するためのタイミング
チャートであり、図6と同一のものには同一の符号を付
してあり、第1から第4の記録ヘッドに各々4バイトず
つデータを転送する場合に対応する。
【0085】この図に示すように、先ず、信号HEAD
が「0」の時で、かつ、4バイト単位の転送タイミング
である信号HEAD−LT1の先頭の1パルス目のタイ
ミングの時に、信号線HEAD−SELが「LOW」状
態であると、第1転送アドレス401の設定値(例では
「0000H」)がアドレスラッチ408にラッチさ
れ、その後の3パルスのタイミングでは、信号HEAD
−SELは「HI」状態で、レジスタ409の第1アド
レス加算値の設定値、例えば「1」ずつ加算されたアド
レスが、アドレスラッチ408にラッチされる。
【0086】その後、信号HEAD−LT2が1パルス
発生し、第1転送アドレスの内容が第2のアドレス加算
値の値、例えば「5」加算されると、同時に信号HEA
Dが「1」に切り替わり、第2記録ヘッドにデータ転送
するための動作が始まる。
【0087】図11は、図1に示した画像データ変換ブ
ロック109の動作を説明するためのタイミングチャー
トであり、図7と同一のものには同一の符号を付してあ
る。
【0088】この図に示すように、ヘッドDMAブロッ
ク108と同じ第1から第4の記録ヘッドを選択する信
号線HEADと画像データにマスクをかけるデータを蓄
えたマスクメモリ501のアドレス信号を発生するため
に1個の記録ヘッドにつき4バイトのアドレスを発生す
るために信号線ADRS−LTが1記録ヘッドにつき4
パルス発生する。このようにして、1パルス毎に図6に
示す各レジスタ503〜504はレジスタ409に設定
される加算値の値ずつ増えて書き換わる。
【0089】〔第2実施形態〕図12は、本発明の第2
実施形態を示す記録制御装置の要部構成を説明するブロ
ック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付し
てある。
【0090】図12において、インタフェースDMAブ
ロック105の設定で、図3中の先頭アドレス204を
「0000H」にし、縦カウンタ201を「1」に設定
し、横カウンタ202を「128」に設定し、データ受
信を行いDRAM106上に図13に示す配列でデータ
を蓄える。107は変換回路ブロック(HVDMAブロ
ック)で、画像データのH/V変換とDMAとを処理す
る。
【0091】図13は、図12に示したDRAM106
に配置される記録データの構造を説明する図である。
【0092】図13において、インタフェースから入力
される縦1ドット×横1024ドットで来るデータをこ
のようなデータ配置を行い、後述するHV変換を実行す
ると、図2と同じ配列となるので、第1実施形態で詳述
したように、記録ヘッドのデータ転送が行える。
【0093】図14は、図12に示した変換回路ブロッ
ク107の内部の詳細構成を説明するブロック図であ
る。
【0094】この図に示すように、図12において、変
換回路ブロック107は、DRAM106に蓄えられた
図13に示したラスタ順次のデータを一旦縦方向の8バ
イト分を読み出し、HV変換レジスタ群901に書き込
む。HV変換レジスタ群901は、1バイト書き込む毎
に切り替わる書き込みセレクタ902と、1バイト読み
出す度に、切り替わる読み出しセレクタ903とで、D
RAM106のデータバスに接続される。セレクタ90
2,903の切り替え信号を発生する手段として、3ビ
ットのカウンタ913があり、1バイトの転送の度にカ
ウントアップする。このHV変換レジスタ群901を用
いて、書き込まれたデータを90°時計方向に回転して
読み出すことができ、DRAM106から読み出した8
バイトのアドレスと同じアドレスに書き戻すことで8×
8ドット分のHV変換ができる。
【0095】この8×8ドットのサイズを1個HV変換
の単位とすると、1スキャンの横幅中の1024ドット
のデータは、128ブロックHV変換すればいいので、
HV変換回数を設定するブロック904には「128」
を設定する。次に、転送アドレスの先頭番地(図13の
例では、「0000H」)を転送アドレスブロック90
5に設定し、アドレス加算値を保持するレジスタ906
には「0005H」を設定すると、「0000H」,
「0005H」,……,「001EH」,「0023
H」の順に縦方向の8バイト分のアドレスがアドレスラ
ッチ907に順次保持され、その番地のデータがDRA
Mデータバスに出力されるたびに、HV変換レジスタ群
901がデータを取り込む。
【0096】そして、HV変換後のデータをDRAM1
06に書き出す場合も同様にして、先ず、転送アドレス
ブロック905からアドレスが出力されアドレスラッチ
907に保持される。アドレスラッチ907のラッチタ
イミングとカウンタ913のカウントアップタイミング
(すなわち、1バイトのデータ読み出し及び書き込みタ
イミング)は、HV−LT信号線で、シーケンサ110
から供給される。
【0097】1単位8バイト分のHV変換中は加算後の
アドレスデータと転送アドレスレジスタの値とを切り替
えるセレクタ908は常に加算後のアドレス値側が選択
されている。その後はレジスタ906に設定される加算
値に基づいてHV変換レジスタ群901に書き込むとき
と同じアドレスが発生し、HV変換レジスタ群901か
ら読み出したデータがメモリに書き戻される。
【0098】これで、1単位のHV変換が終了し、次の
横のブロックのアドレスを出力するにはレジスタ909
上の加算値の設定が「0028H」であれば、次のHV
変換ブロックの先頭アドレスとして「0028H」が転
送アドレスブロック905に保持され、その後はHV変
換が実行される。
【0099】そして、HV変換ブロックの個数が設定値
である128個を終了すると、HVDMA終了割込みが
発生し、CPU102に縦8ドット横1024ドットの
HV変換が終了したことを伝える。アドレスラッチ90
7の入力側には次のアドレスが待機しているので、アド
レスラッチの入力と出力のデータの上位ビットを比較す
る比較回路910の出力はDRAM106の高速ページ
モードアクセスかそうでないかを判断し高速ページモー
ドアクセスと通常のメモリアクセスとを切り替える制御
をアービタブロック111が行う。
【0100】また、アドレス演算の際にメモリのデータ
格納領域を越えた場合アドレスを元に戻すために、アド
レス領域判断ブロック911とアドレス領域判断ブロッ
ク912とが演算ブロックの後に挿入されている。CP
U102は割込み信号を受けて、次のエリアのHV変換
を実行するためにはセレクタ902の転送アドレスの初
期値を「0001H」とし、以下他の設定は同様とする
ことで、図13に配置された画像データは、HV変換
後、図2に示すものと同様となる。
【0101】このように図12において、インタフェー
スブロック104から受信する画像データを含むデータ
を受け取り、一旦データを保持し、データの処理等を行
うCPU102が一旦保持されたデータの中から制御コ
ードを解析し(データの通路G1参照)、インタフェー
スDMAブロック105を制御してデータの中から画像
データのみをDRAM106に割り付けられた印字バッ
ファに転送(データの通路G2参照)し、DRAM10
6の印字バッファ上のデータをHVDMAブロック10
7で読み取り(データの通路G4参照)、データ変換
後、再び印字バッファに書き戻す(データの通路G5参
照)。
【0102】図15は、図12に示したHV変換DMA
ブロック107の動作を説明するタイミングチャート
で、図14と同一のものには同一の符号を付してある。
【0103】この図に示すように、変換回路を書き込む
(例では128)と同時に信号HV−LTが8パルス単
位で発生し、8パルスの内最初の1パルス目のタイミン
グで、信号HV−LT−SELが「Low」なること
で、転送アドレスブロック905の設定値(最初の設定
値は「0」)がアドレスラッチ907にラッチされ、後
の7パルスのタイミングでは、信号HV−LT−SEL
が「Hi」で1パルス毎にレジスタ906の第1のアド
レス加算値の設定値(例では「5」)ずつ加算されたア
ドレスがアドレスラッチ907にラッチされる。
【0104】次の8パルスの先頭の1パルス目のタイミ
ングで、再び信号HV−LT−SELを「Low」にす
ると、先ほどの8パルスの先頭のタイミングでラッチし
たアドレスと同じ値(例では「0」)がラッチされる。
そして、合計16パルスが終わったタイミングで、信号
線HV−B−LTに1パルス発生し、このタイミング
で、転送アドレスブロック905には第2のアドレス加
算値(レジスタ909に設定される)の設定値(例では
「28H」)分加算された値がラッチされ、これと同時
にHV変換回数ブロック904の内部にあるカウンタは
「1」減算され、「127」となる。
【0105】この一連の動作が転送回数分実行されたタ
イミングで、転送回数カウンタは「0」となり信号HV
−IRQが発生する。
【0106】ここまでの制御で、印字バッファ上には図
2と同じ構造のデータ配置が完成するので、以下ヘッド
DMAのブロック108と、画像データ変換ブロック1
09の設定及び動作は第1実施形態と同様にすれば、記
録ヘッドに対してデータを転送することができる。
【0107】〔第3実施形態〕図16,図17は、本発
明の第3実施形態を示す記録制御装置に配置される記録
データの配置状態を示す図である。
【0108】上記第2実施形態では、インタフェースD
MAブロック105及びHV変換DMAブロック107
の横方向のドット数を「1024(この装置が記録可能
な横幅の最大値)」と規定してDMA転送回数を設定し
ていたが、インタフェースから来る制御コードの中には
横幅のドット数を示す数値があるので、その数値を用い
て印字バッファを構成した場合、すなわち、具体的な数
値をあげて一例を示すならば、横幅のドット数を「51
2」とした場合、同じ容量だけ印字バッファを確保した
場合のデータ配置図16に示すようになり、この配置を
実現するためには、(A)縦8ドットデータが来る(H
V変換を必要としない)場合は、インタフェースブロッ
ク105の縦カウンタ201にDMA転送回数として
「512」に設定する。次に、インタフェースブロック
のデータラッチ203に対して第1アドレス加算値とし
て「0AH」に設定する。
【0109】次に、ヘッドDMAブロック108のレジ
スタ410にアドレス加算値として「0AH」を設定す
る。すなわち、インタフェースブロックのDMA転送回
数は横幅のドット数であり、インタフェースDMAブロ
ック105のレジスタ208に設定される第1アドレス
加算値とヘッドDMAブロック108のレジスタ410
に設定される第2アドレス加算値は同じであり、以下の
式で導き出せる。
【0110】1個の記録ヘッドに割り当てた印字バッフ
ァの要量をAとし、横幅のドット数をBとすれば、アド
レス加算値Xは、A÷B=5120÷512=10=
(0AH)で導き出せる。
【0111】一方、縦1ドットデータ(図17参照)で
来る(HV変換を必要とする)場合は、インタフェース
ブロック105の縦カウンタ201にDMA転送回数と
して「64」に設定する。次に、インタフェースブロッ
クレジスタ208に第1アドレス加算値として「50
H」に設定する。次に、HV変換DMAブロック107
のHV変換回数ブロック904を「64」に設定する。
次に、HV変換DMAブロック107のレジスタ906
に第1アドレス加算値として「0AH」に設定する。次
に、HV変換DMAブロック107のレジスタ909に
第2アドレス加算値として「50H」に設定する。次
に、ヘッドDMAブロック108のレジスタ410に第
2アドレス加算値として「0AH」に設定する。
【0112】すなわち、インタフェースDMAブロック
105のDMA転送回数は、HV変換DMAブロック1
07のHV変換回数ブロック904と同じで、横幅のド
ット数÷8で導き出され、HV変換DMAブロック10
7のレジスタ906のアドレス加算値とヘッドDMAブ
ロック108のレジスタ410のアドレス加算値は同じ
で、1個の記録ヘッドに割り当てた印字バッファの容量
をAとし、横幅のドット数をBとすれば、アドレス加算
値Xは、A÷B=5120÷512=10=(0AH)
で導き出せ、インタフェースDMAブロック105のレ
ジスタ208の第1アドレス加算値とHV変換DMAブ
ロック107のレジスタ909に設定される第2アドレ
ス加算値410は同じで、アドレス加算値Yは、X×8
=10×8=80=(50H)で導き出せる。
【0113】〔第4実施形態〕上記実施形態ではインタ
フェースから来るデータの形態が、縦8ドット×横幅に
相当するドット数の場合および縦1ドット×横幅に相当
するドット数に対応が可能だが、任意の縦ドット数で来
るデータ形態に対しては以下に説明する変更が必要とな
る。以下、その実施形態について説明する。
【0114】上記第2実施形態の説明で、図12に示し
たインタフェースDMAブロック105の設定値の内、
縦カウンタ201を「1」にし、横カウンタ202を
「128」にし、レジスタ208の第1のアドレス加算
値を「1」にし、レジスタ211の第2のアドレス加算
値を「28H」としていたが、縦カウンタ201を「1
28」にし、横カウンタ202を「1」にし、第1のア
ドレス加算値を保持するレジスタ208を「28H」に
し、第2のアドレス加算値を保持するレジスタ211の
値を「1」としても印字バッファ上には同様に格納する
ことが可能となるので、例えば縦4ドット×横1024
ドットの場合、上記の例で、横のカウンタを「4」にす
れば、図12のデータ配置で格納することが可能とな
る。
【0115】図18は、本発明の記録制御装置を適用し
た記録装置を示す図であり、上記各実施形態で説明が成
された記録制御構成としての印字バッファ制御回路10
1を備えた記録装置に対応する。
【0116】この記録装置にはさらに、キャリッジHC
上にインクタンク部70と記録ヘッド部60とが着脱可
能な記録ヘッドカートリッジ、このキャリッジや被記録
媒体80を搬送するための搬送ローラ等を駆動する駆動
源としてのモータ81、駆動源からの動力をキャリッジ
に伝えるためのキャリッジ軸85等を有している。
【0117】記録ヘッドとしては、液路中のインクに熱
を与えることで気泡を発生させて吐出口からインクを吐
出するバブルジェット方式の記録ヘッドであっても、ピ
エゾ素子を駆動することでインクを吐出する方式のヘッ
ドであってもよい。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜第3,第7,第9,第10の該記録制御装置の発明に
よれば、記録ヘッドの印字に伴って読み出すべき最適な
アドレス状態で連続した縦mドット×横nドット分の画
像データを印字バッファに展開でき、展開された画像デ
ータをDRAM等でも高速に読み出して効率よく記録ヘ
ッドに転送させて高速印字が行えるという効果を奏す
る。
【0119】また、第4〜第6,第8,第11の該記録
制御装置の発明によれば、印字バッファの形態を画像デ
ータの横幅に応じて変更することが容易で、且つ効率よ
く使用できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す記録制御装置の要
部構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したDRAMに配置される記録データ
の構造を説明する図である。
【図3】図1に示したインタフェースDMAブロックの
内部を詳細に示すブロック図である。
【図4】図3に示したアドレス領域判断ブロックの構成
を説明するブロック図である。
【図5】図1に示したヘッドDMAブロックの内部を詳
細に示すブロック図である。
【図6】図5に示したヘッドDMAブロック内のアドレ
ス領域判断ブロックの詳細を説明するブロック図であ
る。
【図7】図1に示した画像データ変換回路の構成を説明
する詳細ブロック図である。
【図8】図7に示した画像データ変換ブロックのアドレ
ス領域判断ブロックの詳細構成を説明するブロック図で
ある。
【図9】図1に示したインタフェースDMAの動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図10】図1に示したヘッドDMAブロックの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図11】図1に示した画像データ変換ブロックの動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態を示す記録制御装置の
要部構成を説明するブロック図である。
【図13】図12に示したDRAMに配置される記録デ
ータの構造を説明する図である。
【図14】図1に示したHVDMAブロックの内部の詳
細構成を説明するブロック図である。
【図15】図12に示したHV変換DMAブロックの動
作を説明するタイミングチャートである。
【図16】本発明の第3実施形態を示す記録制御装置に
配置される記録データの配置状態を示す図である。
【図17】本発明の第3実施形態を示す記録制御装置に
配置される記録データの配置状態を示す図である。
【図18】本発明の記録制御装置を適用した記録装置を
示す図である。
【図19】この種の記録装置の記録ヘッドの記録動作を
説明する模式図である。
【図20】この種の記録装置で記録される画像データを
格納する記憶媒体のマップを説明する図である。
【図21】この種の記録装置で記録される画像データを
格納する他の記憶媒体のマップを説明する図である。
【符号の説明】
101 印字バッファ制御回路 102 CPU 103 記録ヘッド 104 I/Fブロック 105 I/FDMAブロック 106 DRAM 107 変換回路ブロック 108 ヘッドDMAブロック 109 画像データ変換ブロック 110 シーケンサ 111 アービタブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 範之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 植村 寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 塚田 伸幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上を往復動して印字する記録ヘ
    ッドが記録すべき記録データを記憶する複数の印字バッ
    ファへの記録データ書き込みを制御する記録制御装置で
    あって、 入力される記録情報を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記記録情報中から連続した縦
    mドット×横nドット分の画像データを前記印字バッフ
    ァ内の離散したアドレスに転送して展開する展開手段
    と、 前記印字バッファ内の画像データを前記記録ヘッドの配
    列方向に連続するアドレスで読み出し前記記録ヘッドに
    転送するデータ転送手段と、を有することを特徴とする
    記録制御装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体上を往復動して印字する記録ヘ
    ッドが記録すべき記録データを記憶する複数の印字バッ
    ファへの記録データ書き込みを制御する記録制御装置で
    あって、 入力される記録情報を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記記録情報中から連続した縦
    mドット×横nドット分の画像データを前記印字バッフ
    ァ内の離散したアドレスに転送して展開する展開手段
    と、 前記展開手段により前記印字バッファに展開された画像
    データを所定ブロック分読み出して水平方向成分と垂直
    方向成分との配列を逆転して前記印字バッファに再展開
    するデータ変換手段と、 前記データ変換手段により再展開された前記印字バッフ
    ァ内の画像データを前記記録ヘッドの配列方向に連続す
    るアドレスで読み出し前記記録ヘッドに転送するデータ
    転送手段と、を有することを特徴とする記録制御装置。
  3. 【請求項3】 前記展開手段は、最初のデータを配置す
    るアドレスを設定する展開開始アドレス設定手段と、 縦方向のデータ量に相当する回数分をカウントする第1
    のカウント手段と、データを離散して配置する離散値を
    設定する第1の離散値設定手段と、 横方向のデータ量に相当する回数分をカウントする第2
    のカウント手段と、データを離散して配置する離散値を
    設定する第2の離散値設定手段と、 展開アドレスを一旦ラッチするラッチ手段と、前記展開
    開始アドレス設定手段の設定値、もしくは前記展開開始
    アドレス設定手段の設定値と該第1の離散値設定手段の
    設定値とを順次加算した数値のいずれかを画像データの
    配置アドレスとする展開アドレス発生手段と、 前記展開開始アドレス設定手段による設定値と前記第2
    の離散値設定手段の設定値とを加算した数値を、前記展
    開開始アドレス設定手段に書き込む書込み手段と、 前記第1のカウント手段によるカウント終了を演算処理
    装置に伝えると同時にDMA転送を停止させる第1の信
    号を発生する第1の信号発生手段と、を有することを特
    徴とする請求項1記載の記録制御装置。
  4. 【請求項4】 前記書込み手段は、前記複数の印字バッ
    ファに対して、それぞれ領域毎に先頭アドレスと最終ア
    ドレスを設定するアドレス設定手段と、 前記展開開始アドレス設定手段の設定値と前記第1の離
    散値設定手段の設定値とを順次加算した数値が、現在配
    置を行っている印字バッファの最終アドレスを超えたこ
    とを判断する第1の判断手段と、 前記第1の判断手段により現在配置を行っている印字バ
    ッファの最終アドレスを超えたと判断された場合に、該
    超えた量を算出する第1の演算手段と、 前記第1の演算手段により算出された算出値を現在配置
    を行っている印字バッファの先頭番地に加算した値を画
    像データの配置アドレスとする第1の選択手段と、 前記展開開始アドレス設定手段による設定値と前記第2
    の離散値設定手段の設定値とを加算した値が、現在配置
    を行っている印字バッファの最終アドレスを超えたかを
    判断する第2の判断手段と、 前記第2の判断手段により現在配置を行っている印字バ
    ッファの最終アドレスを超えたと判断された場合に、該
    超えた量を算出する第2の演算手段と、 前記第2の演算手段により算出された算出値を現在配置
    を行っている印字バッファの先頭番地に加算した値を画
    像データの配置アドレスとする第2の選択手段と、を有
    することを特徴とする請求項3記載の記録制御装置。
  5. 【請求項5】 前記展開開始アドレス設定手段は、前記
    連続した縦mドット×横nドット分の画像データ中の前
    記mがデータ処理ビット幅の自然数倍(L)の場合は、
    前記縦mドット×横nドット分の画像データを加算した
    値を展開開始アドレスとするように設定されることを特
    徴とする請求項3記載の記録制御装置。
  6. 【請求項6】 前記展開開始アドレス設定手段は、印字
    バッファの容量(c)と、画像データの横幅ドット数
    (n)と、変換レジスタ群の数(b)から演算式L=c
    ÷b÷nに基づいて導出される値Lを順次加算した値を
    設定することを特徴とする請求項3記載の記録制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記データ変換手段は、最初の変換デー
    タが位置するアドレスを設定する変換開始アドレス設定
    手段と、 変換レジスタ数に相当する回数分離散して配置されてい
    るデータをアクセスするために離散値を設定する第3の
    離散値設定手段と、 前記変換開始アドレス設定手段により設定されるアドレ
    スあるいは該アドレスと前記第3の離散値設定手段によ
    り設定される前記離散値とを順次加算したアドレスをア
    クセスアドレスとする変換アドレス発生手段と、 横方向のデータ量に相当する回数分だけ離散して配置さ
    れているデータをアクセスするために離散値を設定する
    第4の離散値設定手段と、 前記変換開始アドレス設定手段により設定されるアドレ
    スと前記第4の離散値設定手段により設定される離散値
    とを加算した数値を前記変換開始アドレス設定手段に書
    き込む書込み手段と、 横方向のデータに相当する回数を設定し、該変換開始ア
    ドレス設定手段に書き込む毎にカウントする第2のカウ
    ント手段と、 前記第2のカウント手段によるカウント終了を演算処理
    装置に伝えると同時にDMA転送を停止させる第2の信
    号を発生する第2の信号発生手段と、 を有することを特徴とする請求項2記載の記録制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記変換開始アドレス設定手段により設
    定されるアドレスと前記第3の離散値設定手段により設
    定される離散値とを順次加算した数値が現在配置を行っ
    ている印字バッファの最終アドレスを超えたかを判断す
    る第3の判断手段と、 前記第3の判断手段により現在配置を行っている印字バ
    ッファの最終アドレスを超えたと判断された場合に、該
    超えた量を算出する第3の演算手段と、 前記第3の演算手段により算出された算出値を現在配置
    を行っている印字バッファの先頭番地に加算した値を画
    像データの配置アドレスとする第2の選択手段と、 前記変換開始アドレス設定手段により設定されるアドレ
    スと前記第4の離散値設定手段により設定される離散値
    とを順次加算した数値が現在配置を行っている印字バッ
    ファの最終アドレスを超えたかを判断する第4の判断手
    段と、 前記第4の判断手段により現在配置を行っている印字バ
    ッファの最終アドレスを超えたと判断された場合に、該
    超えた量を算出する第4の演算手段と、 前記第4の演算手段により算出された算出値を現在配置
    を行っている印字バッファの先頭番地に加算した値を画
    像データの配置アドレスとする第3の選択手段と、を有
    することを特徴とする請求項7記載の記録制御装置。
  9. 【請求項9】 前記印字バッファは、連続したアドレス
    もしくは隣接したアドレスから、データを読み出すもし
    くは書き込む場合、比較的アクセス時間が速いメモリ素
    子で構成することを特徴とする請求項1,2,4,6,
    8のいずれかに記載の記録制御装置。
  10. 【請求項10】 記録ヘッドを走査して記録媒体に印字
    を行う記録装置において、 記録ヘッドを搭載して走査させるキャリッジと、 前記記録ヘッドが記録すべき記録データを記憶する複数
    の印字バッファへの記録データの書込みを制御する記録
    制御装置とを有し、 該記録制御装置は、入力される記録情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段が受信した前記記録情報中から連続した縦
    mドット×横nドット分の画像データを前記印字バッフ
    ァ内の離散したアドレスに転送して展開する展開手段
    と、 前記印字バッファ内の画像データを前記記録ヘッドの配
    列方向に連続するアドレスで読み出し前記記録ヘッドに
    転送するデータ転送手段と、を有することを特徴とする
    記録装置。
  11. 【請求項11】 記録ヘッドを走査して記録媒体に印字
    を行う記録装置において、 記録ヘッドを搭載して走査させるキャリッジと、 前記記録ヘッドが記録すべき記録データを記憶する複数
    の印字バッファへの記録データの書込みを制御する記録
    制御装置とを有し、 該記録制御装置は、入力される記録情報を受信する受信
    手段と、 前記受信手段が受信した前記記録情報中から連続した縦
    mドット×横nドット分の画像データを前記印字バッフ
    ァ内の離散したアドレスに転送して展開する展開手段
    と、 前記展開手段により前記印字バッファに展開された画像
    データを所定ブロック分読み出して水平方向成分と垂直
    方向成分との配列を逆転して前記印字バッファに再展開
    するデータ変換手段と、 前記データ変換手段により再展開された前記印字バッフ
    ァ内の画像データを前記記録ヘッドの配列方向に連続す
    るアドレスで読み出し前記記録ヘッドに転送するデータ
    転送手段と、を有することを特徴とする記録装置。
JP20265899A 1998-07-17 1999-07-16 記録装置 Expired - Fee Related JP4323622B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20265899A JP4323622B2 (ja) 1998-07-17 1999-07-16 記録装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20315298 1998-07-17
JP10-203152 1998-07-17
JP20265899A JP4323622B2 (ja) 1998-07-17 1999-07-16 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000085218A true JP2000085218A (ja) 2000-03-28
JP4323622B2 JP4323622B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=26513514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20265899A Expired - Fee Related JP4323622B2 (ja) 1998-07-17 1999-07-16 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4323622B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209163A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd メモリシステム制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005209163A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd メモリシステム制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4323622B2 (ja) 2009-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5315691A (en) Print control apparatus
EP0690410B1 (en) Printer having scroll print buffer and printing method
JP3337684B2 (ja) プリンタ制御システム
JP3533895B2 (ja) シリアルプリンタ及びシリアルプリンタにおけるイメージバッファアクセス方法
US5467437A (en) Recording apparatus
JP2000280564A (ja) 印刷方法及び印刷システム
US5963713A (en) Printer using direct memory access and refreshing
JP2000085218A (ja) 記録制御装置および記録装置
US6897976B2 (en) Record control apparatus and recording apparatus
US6793312B2 (en) Ink jet recording apparatus and method for controlling ink jet recording apparatus
JPS58117036A (ja) 印字制御装置
JP4218131B2 (ja) デジタルプリンタ
JPH0858080A (ja) 画像記録方法とその装置
JPH07304213A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JPH09300735A (ja) 印字制御装置
JP2001096854A (ja) 印刷処理装置および印刷処理方法
JP2003211739A (ja) 記録装置及び記録制御方法
JPH09174952A (ja) カラープリンタ
JP3703273B2 (ja) 画像データ変換装置、画像データ変換装置を具えた印字装置および画像データ変換方法
JP3706726B2 (ja) 記録装置
JPS5941051A (ja) 文字パタ−ン発生装置
JPH0645252B2 (ja) ラスタスキヤン式プリンタ制御装置
JPH10211736A (ja) 印刷出力装置
JP2001076131A (ja) 画像データ処理装置
JPH05212913A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090519

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4323622

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees