JP2000084715A - ハンマードリル - Google Patents
ハンマードリルInfo
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- JP2000084715A JP2000084715A JP10261891A JP26189198A JP2000084715A JP 2000084715 A JP2000084715 A JP 2000084715A JP 10261891 A JP10261891 A JP 10261891A JP 26189198 A JP26189198 A JP 26189198A JP 2000084715 A JP2000084715 A JP 2000084715A
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- JP
- Japan
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- lever
- rotation
- slide
- bit
- slide lever
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D16/00—Portable percussive machines with superimposed rotation, the rotational movement of the output shaft of a motor being modified to generate axial impacts on the tool bit
- B25D16/006—Mode changers; Mechanisms connected thereto
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D2211/00—Details of portable percussive tools with electromotor or other motor drive
- B25D2211/003—Crossed drill and motor spindles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D2216/00—Details of portable percussive machines with superimposed rotation, the rotational movement of the output shaft of a motor being modified to generate axial impacts on the tool bit
- B25D2216/0007—Details of percussion or rotation modes
- B25D2216/0023—Tools having a percussion-and-rotation mode
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D2216/00—Details of portable percussive machines with superimposed rotation, the rotational movement of the output shaft of a motor being modified to generate axial impacts on the tool bit
- B25D2216/0007—Details of percussion or rotation modes
- B25D2216/0038—Tools having a rotation-only mode
Abstract
(57)【要約】
【課題】 3つのモードを2つのレバーで切り換えても
OFF−OFF状態を発生させない。 【解決手段】 ビットへの回転伝達を切り換える回転レ
バー8には面取部52が形成され、ビットへの打撃作動
を切り換えるスライドレバー9には、回転レバー8に合
致する切欠部53と平面部54とが形成される。スライ
ドレバー9の下限位置(打撃伝達位置)で回転レバー8
が切欠部53に嵌合した状態では、回転レバー8は回転
遮断位置にあり、スライドレバー9は上限位置(打撃遮
断位置)へのスライドを阻止され、回転レバー8の面取
部52が右端位置(回転伝達位置)でスライドレバー9
の上限位置では、平面部54が面取部52に近接して、
回転レバー8の回転遮断位置への回転操作が阻止され
る。
OFF−OFF状態を発生させない。 【解決手段】 ビットへの回転伝達を切り換える回転レ
バー8には面取部52が形成され、ビットへの打撃作動
を切り換えるスライドレバー9には、回転レバー8に合
致する切欠部53と平面部54とが形成される。スライ
ドレバー9の下限位置(打撃伝達位置)で回転レバー8
が切欠部53に嵌合した状態では、回転レバー8は回転
遮断位置にあり、スライドレバー9は上限位置(打撃遮
断位置)へのスライドを阻止され、回転レバー8の面取
部52が右端位置(回転伝達位置)でスライドレバー9
の上限位置では、平面部54が面取部52に近接して、
回転レバー8の回転遮断位置への回転操作が阻止され
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングの先端
に装着したビットとモータとの間に、前記ビットを回転
させる回転伝達機構と、前記ビットに打撃を伝達する打
撃伝達機構とを夫々設けたハンマードリルに関する。
に装着したビットとモータとの間に、前記ビットを回転
させる回転伝達機構と、前記ビットに打撃を伝達する打
撃伝達機構とを夫々設けたハンマードリルに関する。
【0002】
【従来の技術】上記回転伝達機構と打撃伝達機構とに
は、両機構の伝達及び遮断状態を切り換える切換部材が
夫々設けられ、この切換部材の位置によりハンマードリ
ルの動作モードが変更可能となっている。例えば、本件
出願人の先願に係る特開平9−57650号公報には、
スライド位置によりビットへの回転伝達をON/OFF
させる第一切換部材としてのスリーブと、同じくスライ
ド位置により打撃伝達に係るピストンの運動をON/O
FFさせる第二切換部材としてのリンク部材とを夫々設
け、このスリーブとリンク部材とのスライド位置を、ハ
ウジングの外部で回転操作される操作部材としての切換
ツマミにより同時に制御することで、ビットに打撃及び
回転を伝達する「打撃+回転モード」、打撃のみ伝達す
る「打撃モード」との2モードに加え、ビットを空転状
態にして角度修正を可能とする「ニュートラル」を選択
可能とした大型(クランク方式を採用するタイプ)のハ
ンマードリルが開示されている。
は、両機構の伝達及び遮断状態を切り換える切換部材が
夫々設けられ、この切換部材の位置によりハンマードリ
ルの動作モードが変更可能となっている。例えば、本件
出願人の先願に係る特開平9−57650号公報には、
スライド位置によりビットへの回転伝達をON/OFF
させる第一切換部材としてのスリーブと、同じくスライ
ド位置により打撃伝達に係るピストンの運動をON/O
FFさせる第二切換部材としてのリンク部材とを夫々設
け、このスリーブとリンク部材とのスライド位置を、ハ
ウジングの外部で回転操作される操作部材としての切換
ツマミにより同時に制御することで、ビットに打撃及び
回転を伝達する「打撃+回転モード」、打撃のみ伝達す
る「打撃モード」との2モードに加え、ビットを空転状
態にして角度修正を可能とする「ニュートラル」を選択
可能とした大型(クランク方式を採用するタイプ)のハ
ンマードリルが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような大型のハン
マードリルにおいても、使い勝手を考慮すれば、動作モ
ードは、「打撃+回転モード」「打撃モード」の2モー
ドに、回転のみ伝達する「回転モード」を加えた3モー
ドとするのが望ましい。しかし、上記切換ツマミの構造
では「回転モード」の選択が不可能で、打撃伝達機構や
回転伝達機構の基本構造を維持したまま3モードを実現
しようとすると、設計変更が多くなってコストアップに
も繋がる。そこで、回転伝達側のスリーブと打撃伝達側
のリンク部材とを夫々単独で操作し、これを組み合わせ
れば、操作部材が2つになるものの、3モードは実現す
ることができる。ところが操作部材を2つとすると、夫
々回転又は打撃伝達の遮断状態(OFF状態)が存在す
るため、各操作部材の位置によってはOFF−OFF状
態が発生し、使い勝手が悪くなってしまう。
マードリルにおいても、使い勝手を考慮すれば、動作モ
ードは、「打撃+回転モード」「打撃モード」の2モー
ドに、回転のみ伝達する「回転モード」を加えた3モー
ドとするのが望ましい。しかし、上記切換ツマミの構造
では「回転モード」の選択が不可能で、打撃伝達機構や
回転伝達機構の基本構造を維持したまま3モードを実現
しようとすると、設計変更が多くなってコストアップに
も繋がる。そこで、回転伝達側のスリーブと打撃伝達側
のリンク部材とを夫々単独で操作し、これを組み合わせ
れば、操作部材が2つになるものの、3モードは実現す
ることができる。ところが操作部材を2つとすると、夫
々回転又は打撃伝達の遮断状態(OFF状態)が存在す
るため、各操作部材の位置によってはOFF−OFF状
態が発生し、使い勝手が悪くなってしまう。
【0004】そこで、請求項1に記載の発明は、このよ
うなOFF−OFF状態の発生なしに2つのレバーで3
つのモード切換を可能とし、使い勝手に優れたハンマー
ドリルを提供することを目的としたものである。
うなOFF−OFF状態の発生なしに2つのレバーで3
つのモード切換を可能とし、使い勝手に優れたハンマー
ドリルを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、前記ハウジングの外部
に、前記第一切換部材を操作可能な第一操作部材と、前
記第二切換部材を操作可能な第二操作部材とを夫々設け
て、前記第一操作部材の操作により前記ビットへの回転
伝達とその遮断とを、前記第二操作部材の操作により前
記ビットへの打撃伝達とその遮断とを夫々可能とする一
方、前記第一操作部材と第二操作部材との間に、何れか
一方の操作部材が回転又は打撃の遮断位置にある場合に
のみ他方の操作部材と連係し、前記他方の操作部材の回
転又は打撃の遮断位置への移動を阻止するロック手段を
設けたことを特徴とするものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1の目的に加えて、ロック手段を簡単に
構成するために、第一操作部材と第二操作部材との何れ
か一方を円盤状の回転レバー、他方を前記回転レバーと
の接線方向でスライドするスライドレバーとし、ロック
手段を、前記スライドレバーの端縁に凹設され、前記ス
ライドレバーの回転又は打撃の伝達位置で前記回転レバ
ーの周縁が合致して前記スライドレバーのスライドを阻
止する切欠部と、前記回転レバーの周縁の一部に形成さ
れ、前記回転レバーの回転又は打撃の伝達位置で前記ス
ライドレバー側にあって前記スライドレバーのスライド
を許容し、前記スライドレバーの回転又は打撃の遮断位
置で前記スライドレバーの端縁と対応して前記回転レバ
ーの回転を阻止する面取部としたものである。
に、請求項1に記載の発明は、前記ハウジングの外部
に、前記第一切換部材を操作可能な第一操作部材と、前
記第二切換部材を操作可能な第二操作部材とを夫々設け
て、前記第一操作部材の操作により前記ビットへの回転
伝達とその遮断とを、前記第二操作部材の操作により前
記ビットへの打撃伝達とその遮断とを夫々可能とする一
方、前記第一操作部材と第二操作部材との間に、何れか
一方の操作部材が回転又は打撃の遮断位置にある場合に
のみ他方の操作部材と連係し、前記他方の操作部材の回
転又は打撃の遮断位置への移動を阻止するロック手段を
設けたことを特徴とするものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1の目的に加えて、ロック手段を簡単に
構成するために、第一操作部材と第二操作部材との何れ
か一方を円盤状の回転レバー、他方を前記回転レバーと
の接線方向でスライドするスライドレバーとし、ロック
手段を、前記スライドレバーの端縁に凹設され、前記ス
ライドレバーの回転又は打撃の伝達位置で前記回転レバ
ーの周縁が合致して前記スライドレバーのスライドを阻
止する切欠部と、前記回転レバーの周縁の一部に形成さ
れ、前記回転レバーの回転又は打撃の伝達位置で前記ス
ライドレバー側にあって前記スライドレバーのスライド
を許容し、前記スライドレバーの回転又は打撃の遮断位
置で前記スライドレバーの端縁と対応して前記回転レバ
ーの回転を阻止する面取部としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はハンマードリルの全体図、
図2は内部機構を示す一部縦断面図で、倒L字形のハン
マードリル1において、2は本体ハウジングで、その前
方(図1の左側)には、チャック機構3によって後述す
るツールホルダに着脱可能に装着されるビット4が突出
している。又、本体ハウジング2の下方(図1,2の下
側)には、モータ5が縦に内蔵されるモータハウジング
6が連結されている。7はグリップを形成するハンドル
ハウジング、8,9は本体ハウジング2の側方に設けら
れ、モード切換を行う第一、第二操作部材としての回転
レバーとスライドレバーで、回転レバー8に対してスラ
イドレバー9はその接線方向で上下にスライド可能とな
っている。又、モータ5のモータ軸10は、ギヤハウジ
ング11及びクランクハウジング12によりモータ軸1
0と平行に軸支される中間シャフト13とクランクシャ
フト14とのギヤ15,16に夫々噛合している。まず
中間シャフト13は、本体ハウジング2と同軸で回動可
能に軸支される筒状のシリンダ17に遊嵌するベベルギ
ヤ18と噛合しており、ベベルギヤ18の前方には、第
一切換部材としてのロックスリーブ19が、シリンダ1
7にスプライン結合されて回転は一体で、軸方向にはス
ライド自在に配置されている。このロックスリーブ19
は、前方でシリンダ17に遊嵌されるストッパリング2
3との間のコイルバネ24によって後方へ付勢され、後
端にベベルギヤ18の内周に形成された連結歯18a,
18a・・に噛合可能な係止歯20,20・・を形成す
る一方、前端に、フランジ21を周設してその前方外周
にも係止歯22,22・・を形成している。
に基づいて説明する。図1はハンマードリルの全体図、
図2は内部機構を示す一部縦断面図で、倒L字形のハン
マードリル1において、2は本体ハウジングで、その前
方(図1の左側)には、チャック機構3によって後述す
るツールホルダに着脱可能に装着されるビット4が突出
している。又、本体ハウジング2の下方(図1,2の下
側)には、モータ5が縦に内蔵されるモータハウジング
6が連結されている。7はグリップを形成するハンドル
ハウジング、8,9は本体ハウジング2の側方に設けら
れ、モード切換を行う第一、第二操作部材としての回転
レバーとスライドレバーで、回転レバー8に対してスラ
イドレバー9はその接線方向で上下にスライド可能とな
っている。又、モータ5のモータ軸10は、ギヤハウジ
ング11及びクランクハウジング12によりモータ軸1
0と平行に軸支される中間シャフト13とクランクシャ
フト14とのギヤ15,16に夫々噛合している。まず
中間シャフト13は、本体ハウジング2と同軸で回動可
能に軸支される筒状のシリンダ17に遊嵌するベベルギ
ヤ18と噛合しており、ベベルギヤ18の前方には、第
一切換部材としてのロックスリーブ19が、シリンダ1
7にスプライン結合されて回転は一体で、軸方向にはス
ライド自在に配置されている。このロックスリーブ19
は、前方でシリンダ17に遊嵌されるストッパリング2
3との間のコイルバネ24によって後方へ付勢され、後
端にベベルギヤ18の内周に形成された連結歯18a,
18a・・に噛合可能な係止歯20,20・・を形成す
る一方、前端に、フランジ21を周設してその前方外周
にも係止歯22,22・・を形成している。
【0007】一方、シリンダ17の前端には、中間スリ
ーブ25と、前端でビット4を装着するツールホルダ2
6とが夫々順に遊嵌されると共に、ボール27,27・
・によってシリンダ17と中間スリーブ25、ツールホ
ルダ26とが互いに一体回転可能に連結されている。こ
のうち中間スリーブ25は、ロックスリーブ23の最前
方位置を規制し、ツールホルダ26は、クランクハウジ
ング12に外周をスプライン結合されてスライドのみ可
能なロックリング28をコイルバネ30を介して後方へ
付勢している。又、ロックリング28の後端には、ロッ
クスリーブ19前端の係止歯22,22・・に噛合可能
なロック歯29,29・・が形成されている。
ーブ25と、前端でビット4を装着するツールホルダ2
6とが夫々順に遊嵌されると共に、ボール27,27・
・によってシリンダ17と中間スリーブ25、ツールホ
ルダ26とが互いに一体回転可能に連結されている。こ
のうち中間スリーブ25は、ロックスリーブ23の最前
方位置を規制し、ツールホルダ26は、クランクハウジ
ング12に外周をスプライン結合されてスライドのみ可
能なロックリング28をコイルバネ30を介して後方へ
付勢している。又、ロックリング28の後端には、ロッ
クスリーブ19前端の係止歯22,22・・に噛合可能
なロック歯29,29・・が形成されている。
【0008】そして、回転レバー8は、図3の如く、ク
ランクハウジング12の側方に突設させた筒部12aに
回動自在に装着されると共に、筒部12aを貫通してシ
リンダ17側へ伸びるチェンジピン31を偏心状態で突
設しており、チェンジピン31は、ロックスリーブ19
のフランジ21の後方に係止して、後方へ付勢されるロ
ックスリーブ19の移動を規制している。ここでは、チ
ェンジピン31が最前方へ位置する場合には、ロックス
リーブ19も最前方にあって、係止歯22,22・・を
ロックリング28のロック歯29,29・・と噛合させ
(図3の位置)、ここから回転レバー8を90°回転さ
せた場合には、チェンジピン31は偏心量だけ後退して
ロックスリーブ19の後退を許容し、係止歯22,22
・・とロック歯29,29・・との噛合を解除させる。
このとき後端の係止歯20,20・・もベベルギヤ18
の連結歯18a,18a・・とは噛合しない。そして、
ここから更に回転レバー8を90°回転させてチェンジ
ピン31が最後方へ位置する場合には、ロックスリーブ
19も最後方にあって、後端の係止歯20,20・・が
ベベルギヤ18の連結歯18a,18a・・に噛合する
ものとなる。
ランクハウジング12の側方に突設させた筒部12aに
回動自在に装着されると共に、筒部12aを貫通してシ
リンダ17側へ伸びるチェンジピン31を偏心状態で突
設しており、チェンジピン31は、ロックスリーブ19
のフランジ21の後方に係止して、後方へ付勢されるロ
ックスリーブ19の移動を規制している。ここでは、チ
ェンジピン31が最前方へ位置する場合には、ロックス
リーブ19も最前方にあって、係止歯22,22・・を
ロックリング28のロック歯29,29・・と噛合させ
(図3の位置)、ここから回転レバー8を90°回転さ
せた場合には、チェンジピン31は偏心量だけ後退して
ロックスリーブ19の後退を許容し、係止歯22,22
・・とロック歯29,29・・との噛合を解除させる。
このとき後端の係止歯20,20・・もベベルギヤ18
の連結歯18a,18a・・とは噛合しない。そして、
ここから更に回転レバー8を90°回転させてチェンジ
ピン31が最後方へ位置する場合には、ロックスリーブ
19も最後方にあって、後端の係止歯20,20・・が
ベベルギヤ18の連結歯18a,18a・・に噛合する
ものとなる。
【0009】一方、クランクシャフト14は、その上端
平面に偏心ピン32を上方へ突設しており、偏心ピン3
2は、コネクティングロッド33を介してシリンダ17
に内挿するピストン34(図3に図示)に連結されて、
クランクシャフト14の回転をピストン34の往復動に
変換するクランク機構を構成している。又、シリンダ1
7におけるピストン34の前方には、空気室35を介し
て打撃子36と中間子37とがスライド自在に内挿さ
れ、ピストン34の往復動に従い、打撃子36が空気バ
ネの作用でピストン34に連動して往復動し、ビット4
の後端に当接する中間子37を打撃子36が打撃するこ
とで、ビット4への打撃伝達を可能としている。又、ク
ランクシャフト14のギヤ16は、クランクシャフト1
4に遊挿されて常態では回転は別体で、上方に一対のピ
ン38,38を突設している。更に、図4に示すよう
に、クランクシャフト14には、軸方向に一対のキー溝
39,39が形成され、これらのキー溝39,39に、
キー40,40を介して第二切換部材としての連結スリ
ーブ41が、回転は一体で軸方向にスライド可能に外装
されると共に、コイルバネ44によってギヤ16側へ付
勢され、連結スリーブ41のギヤ16側の面には、ギヤ
16のピン38,38が挿入可能な連結孔42,42が
凹設されている。
平面に偏心ピン32を上方へ突設しており、偏心ピン3
2は、コネクティングロッド33を介してシリンダ17
に内挿するピストン34(図3に図示)に連結されて、
クランクシャフト14の回転をピストン34の往復動に
変換するクランク機構を構成している。又、シリンダ1
7におけるピストン34の前方には、空気室35を介し
て打撃子36と中間子37とがスライド自在に内挿さ
れ、ピストン34の往復動に従い、打撃子36が空気バ
ネの作用でピストン34に連動して往復動し、ビット4
の後端に当接する中間子37を打撃子36が打撃するこ
とで、ビット4への打撃伝達を可能としている。又、ク
ランクシャフト14のギヤ16は、クランクシャフト1
4に遊挿されて常態では回転は別体で、上方に一対のピ
ン38,38を突設している。更に、図4に示すよう
に、クランクシャフト14には、軸方向に一対のキー溝
39,39が形成され、これらのキー溝39,39に、
キー40,40を介して第二切換部材としての連結スリ
ーブ41が、回転は一体で軸方向にスライド可能に外装
されると共に、コイルバネ44によってギヤ16側へ付
勢され、連結スリーブ41のギヤ16側の面には、ギヤ
16のピン38,38が挿入可能な連結孔42,42が
凹設されている。
【0010】そして、連結スリーブ41のスライド位置
は、連結スリーブ41の上端に周設されたフランジ43
に係止するピン46の位置で決定される。このピン46
は、クランクハウジング12に軸支される回転盤45の
偏心位置に突設されるもので、回転盤45の反対側に
は、同じく偏心位置に円形の突起47が突設されてお
り、突起47は、本体ハウジング2と回転盤45との間
に収容されるL字状の切換レバー48の一端側に形成し
た長孔49に挿入している。又、切換レバー48の他端
は、本体ハウジング2に上下に形成された長孔2aを貫
通してネジ50によりスライドレバー9に連結されてい
る。よって、スライドレバー9を下限位置へ押し下げる
と、スライドレバー9の他端が突起47を介して回転盤
45を図2において左回転させ、反対側のピン46を同
様に左回転させることで下方側への移動量が得られるた
め、コイルバネ44で付勢される連結スリーブ41は押
し下げられ、連結孔42,42にピン38,38が挿入
してギヤ16と連結される(図4)。よって、モータ軸
10と噛合するギヤ16の回転は連結スリーブ41を介
してクランクシャフト14に伝わり、ピストン34を往
復動させる。逆に、スライドレバー9を上限位置へ押し
上げると、スライドレバー9の他端が回転盤45を図2
において右回転させ、ピン46を右回転させることで上
方側への移動量が得られるため、連結スリーブ41は押
し上げられ、連結孔42,42とピン38,38との一
体が解かれてギヤ16が空転し、クランクシャフト14
へモータ軸10の回転は伝わらない(図5)。
は、連結スリーブ41の上端に周設されたフランジ43
に係止するピン46の位置で決定される。このピン46
は、クランクハウジング12に軸支される回転盤45の
偏心位置に突設されるもので、回転盤45の反対側に
は、同じく偏心位置に円形の突起47が突設されてお
り、突起47は、本体ハウジング2と回転盤45との間
に収容されるL字状の切換レバー48の一端側に形成し
た長孔49に挿入している。又、切換レバー48の他端
は、本体ハウジング2に上下に形成された長孔2aを貫
通してネジ50によりスライドレバー9に連結されてい
る。よって、スライドレバー9を下限位置へ押し下げる
と、スライドレバー9の他端が突起47を介して回転盤
45を図2において左回転させ、反対側のピン46を同
様に左回転させることで下方側への移動量が得られるた
め、コイルバネ44で付勢される連結スリーブ41は押
し下げられ、連結孔42,42にピン38,38が挿入
してギヤ16と連結される(図4)。よって、モータ軸
10と噛合するギヤ16の回転は連結スリーブ41を介
してクランクシャフト14に伝わり、ピストン34を往
復動させる。逆に、スライドレバー9を上限位置へ押し
上げると、スライドレバー9の他端が回転盤45を図2
において右回転させ、ピン46を右回転させることで上
方側への移動量が得られるため、連結スリーブ41は押
し上げられ、連結孔42,42とピン38,38との一
体が解かれてギヤ16が空転し、クランクシャフト14
へモータ軸10の回転は伝わらない(図5)。
【0011】尚、ここでは、回転盤45の表裏に突設さ
れるピン46と突起47との位置は、突起47に対して
ピン46の方が図2の右回転側へ変位した位置設定とな
っており、連結スリーブ41を上限位置にスライドさせ
ると、ピン46が図2での左半分(最上方位置)を超え
て若干右半分側へ移動するものとなる(図9に示す)。
これは、この位置までピン46を移動させると、ピン4
6が係止する連結スリーブ41によって当該位置で下方
へ付勢されることで、ピン46の戻りを阻止する右回転
方向への付勢力が効果的に得られるストッパとなり、偶
発的な回転盤45の左回転、即ちスライドレバー9の下
限位置へのスライドが防止されて当該モード維持の安定
が得られるからである。又、回転レバー8は、図2及び
図6等に示す如く、チェンジピン31が設けられる偏心
側に、回転位置の目印となる矢印51が付記されると共
に、当該側に面取部52が形成される。一方、スライド
レバー9は、前方上側に回転レバー8の円形に合致する
切欠部53と、その下側で回転レバー8側へ張り出す平
面部54とを夫々形成して、これら面取部52等により
ロック手段を構成しており、図6(A)のように、スラ
イドレバー9の下限位置で回転レバー8の円形が切欠部
53に嵌合した状態では、スライドレバー9は回転レバ
ー8によって上限位置へのスライド操作がロックされ、
同図(B)のように回転レバー8の面取部52が後端へ
位置する場合にのみ、スライドレバー9の上限位置への
スライド操作が可能となる。同様に、同図(C)のよう
にスライドレバー9の上限位置では、スライドレバー9
の平面部54が面取部52に対向するため、回転レバー
8の回転操作がロックされ、スライドレバー9が下限位
置にあって切欠部53が面取部52と対向する同図
(B)の位置に戻した場合にのみ回転レバー8の回転操
作が可能となる。
れるピン46と突起47との位置は、突起47に対して
ピン46の方が図2の右回転側へ変位した位置設定とな
っており、連結スリーブ41を上限位置にスライドさせ
ると、ピン46が図2での左半分(最上方位置)を超え
て若干右半分側へ移動するものとなる(図9に示す)。
これは、この位置までピン46を移動させると、ピン4
6が係止する連結スリーブ41によって当該位置で下方
へ付勢されることで、ピン46の戻りを阻止する右回転
方向への付勢力が効果的に得られるストッパとなり、偶
発的な回転盤45の左回転、即ちスライドレバー9の下
限位置へのスライドが防止されて当該モード維持の安定
が得られるからである。又、回転レバー8は、図2及び
図6等に示す如く、チェンジピン31が設けられる偏心
側に、回転位置の目印となる矢印51が付記されると共
に、当該側に面取部52が形成される。一方、スライド
レバー9は、前方上側に回転レバー8の円形に合致する
切欠部53と、その下側で回転レバー8側へ張り出す平
面部54とを夫々形成して、これら面取部52等により
ロック手段を構成しており、図6(A)のように、スラ
イドレバー9の下限位置で回転レバー8の円形が切欠部
53に嵌合した状態では、スライドレバー9は回転レバ
ー8によって上限位置へのスライド操作がロックされ、
同図(B)のように回転レバー8の面取部52が後端へ
位置する場合にのみ、スライドレバー9の上限位置への
スライド操作が可能となる。同様に、同図(C)のよう
にスライドレバー9の上限位置では、スライドレバー9
の平面部54が面取部52に対向するため、回転レバー
8の回転操作がロックされ、スライドレバー9が下限位
置にあって切欠部53が面取部52と対向する同図
(B)の位置に戻した場合にのみ回転レバー8の回転操
作が可能となる。
【0012】以上の如く構成されたハンマードリル1に
おいては、スライドレバー9の下限位置で回転レバー8
を、チェンジピン31が最前方へ位置する図2,3及び
図6(A)の位置へ回転させると、先述の如く、ベベル
ギヤ18と離反したロックスリーブ19はロックリング
28と係止してその回転をロックし、シリンダ17とツ
ールホルダ26との回転をロックする状態となる。一
方、スライドレバー9の下限位置に伴い、連結スリーブ
41も下限にあって図4のようにクランクシャフト14
をギヤ16と連結し、クランクシャフト14を回転させ
る。よって、ビット4にはベベルギヤ18の回転が伝達
されず、ピストン34の往復動による打撃子36からの
打撃のみ伝わる「打撃モード」となる。尚、スライドレ
バー9は、切欠部53への回転レバー8の周縁の嵌合に
より上限位置(OFF位置)への移動を規制される。次
に、ここから回転レバー8を図6(B)及び図7,8の
位置へ180°回転させると、先述の如く、チェンジピ
ン31の後方側への移動に伴い、ロックスリーブ19は
ロックリング28から離反して後退し、ベベルギヤ18
と噛合するため、中間シャフト13の回転がベベルギヤ
18を介してロックスリーブ19に伝わり、ロックスリ
ーブ19と一体のシリンダ17及びツールホルダ26を
回転させる。よって、ビット4には回転が伝達され、ピ
ストン34の往復動による打撃に回転を加えた「打撃+
回転モード」となる。
おいては、スライドレバー9の下限位置で回転レバー8
を、チェンジピン31が最前方へ位置する図2,3及び
図6(A)の位置へ回転させると、先述の如く、ベベル
ギヤ18と離反したロックスリーブ19はロックリング
28と係止してその回転をロックし、シリンダ17とツ
ールホルダ26との回転をロックする状態となる。一
方、スライドレバー9の下限位置に伴い、連結スリーブ
41も下限にあって図4のようにクランクシャフト14
をギヤ16と連結し、クランクシャフト14を回転させ
る。よって、ビット4にはベベルギヤ18の回転が伝達
されず、ピストン34の往復動による打撃子36からの
打撃のみ伝わる「打撃モード」となる。尚、スライドレ
バー9は、切欠部53への回転レバー8の周縁の嵌合に
より上限位置(OFF位置)への移動を規制される。次
に、ここから回転レバー8を図6(B)及び図7,8の
位置へ180°回転させると、先述の如く、チェンジピ
ン31の後方側への移動に伴い、ロックスリーブ19は
ロックリング28から離反して後退し、ベベルギヤ18
と噛合するため、中間シャフト13の回転がベベルギヤ
18を介してロックスリーブ19に伝わり、ロックスリ
ーブ19と一体のシリンダ17及びツールホルダ26を
回転させる。よって、ビット4には回転が伝達され、ピ
ストン34の往復動による打撃に回転を加えた「打撃+
回転モード」となる。
【0013】そして、この「打撃+回転モード」からス
ライドレバー9を図6(C)及び図9の上限位置へスラ
イドさせると、先述の如く、切換レバー48の上昇に伴
う回転盤45の右回転でピン46が連結スリーブ41を
上方へ移動させ、ギヤ16とクランクシャフト14との
連結を解除するため、クランクシャフト14は回転せ
ず、ピストン34も往復動しない。よって、ビット4に
打撃は伝わらず、中間シャフト13、ベベルギヤ18、
ロックスリーブ19を介したシリンダ17及びツールホ
ルダ26の回転のみ伝わる「回転モード」となる。この
とき、回転レバー8は、面取部52がスライドレバー9
の平面部54に近接しているため、スライドレバー9を
下限位置へスライドさせない限り、平面部54の干渉に
より他の位置への操作(OFF位置への操作)は行えな
い。
ライドレバー9を図6(C)及び図9の上限位置へスラ
イドさせると、先述の如く、切換レバー48の上昇に伴
う回転盤45の右回転でピン46が連結スリーブ41を
上方へ移動させ、ギヤ16とクランクシャフト14との
連結を解除するため、クランクシャフト14は回転せ
ず、ピストン34も往復動しない。よって、ビット4に
打撃は伝わらず、中間シャフト13、ベベルギヤ18、
ロックスリーブ19を介したシリンダ17及びツールホ
ルダ26の回転のみ伝わる「回転モード」となる。この
とき、回転レバー8は、面取部52がスライドレバー9
の平面部54に近接しているため、スライドレバー9を
下限位置へスライドさせない限り、平面部54の干渉に
より他の位置への操作(OFF位置への操作)は行えな
い。
【0014】尚、図2や図7の状態から回転レバー8を
下側へ90°回転させて、チェンジピン31を図10,
11の中間位置へ移動させると、ロックスリーブ19は
ロックリング28とベベルギヤ18との双方に噛合しな
いニュートラル位置となり、シリンダ17とツールホル
ダ26とは空転状態となるため、モータ5を停止した状
態でビット4をツールホルダ26ごと適宜回転させて角
度を設定し、再びチェンジピン31を前方側へ90°回
転させれば、図2と同様にロックリング28とロックス
リーブ19との噛合により修正した角度でツールホルダ
26とビット4とは固定される。よって、タガネ等角度
を固定して使用するビットにおいて使い易い「打撃モー
ド」が得られる。又、ニュートラル位置でも、回転レバ
ー8の周縁がスライドレバー9の切欠部53に嵌合して
スライドレバー9を下限位置で規制するため、クランク
シャフト14とギヤ16との連結によるピストン34の
往復動は維持され、回転と打撃とが共にOFF−OFF
状態となるのが回避される。
下側へ90°回転させて、チェンジピン31を図10,
11の中間位置へ移動させると、ロックスリーブ19は
ロックリング28とベベルギヤ18との双方に噛合しな
いニュートラル位置となり、シリンダ17とツールホル
ダ26とは空転状態となるため、モータ5を停止した状
態でビット4をツールホルダ26ごと適宜回転させて角
度を設定し、再びチェンジピン31を前方側へ90°回
転させれば、図2と同様にロックリング28とロックス
リーブ19との噛合により修正した角度でツールホルダ
26とビット4とは固定される。よって、タガネ等角度
を固定して使用するビットにおいて使い易い「打撃モー
ド」が得られる。又、ニュートラル位置でも、回転レバ
ー8の周縁がスライドレバー9の切欠部53に嵌合して
スライドレバー9を下限位置で規制するため、クランク
シャフト14とギヤ16との連結によるピストン34の
往復動は維持され、回転と打撃とが共にOFF−OFF
状態となるのが回避される。
【0015】このように上記形態によれば、回転レバー
8とスライドレバー9との夫々の操作により、「打撃モ
ード」「打撃+回転モード」「回転モード」の3つのモ
ードを選択可能となるのに加え、ロック手段による回転
レバー8とスライドレバー9との連係で、一方のレバー
のOFF位置では他方が確実にOFF位置への移動を阻
止されるため、2つのレバーを用いた場合でも打撃と回
転とが共に伝達されないOFF−OFF状態の発生を回
避できて各モードが簡単且つ正確に選択でき、使い勝手
の良いハンマードリル1が得られる。又、ロック手段
を、面取部52を備えた回転レバー8と、その接線方向
でスライドし、切欠部53を備えたスライドレバー9と
で構成したことで、両レバーの必要なロックが簡単且つ
合理的に実現できる。尚、上記形態では、回転を回転レ
バー8で、打撃をスライドレバー9で夫々切り換えるも
のとしているが、このレバーの回転とスライドとの構造
は互いに逆にしても良く、又、両レバーとも回転レバー
としたり、スライドレバーとしたりしても差し支えな
い。更に、各レバーの操作による具体的な回転及び打撃
伝達機構も、上記形態に限定するものでなく適宜変更可
能である。
8とスライドレバー9との夫々の操作により、「打撃モ
ード」「打撃+回転モード」「回転モード」の3つのモ
ードを選択可能となるのに加え、ロック手段による回転
レバー8とスライドレバー9との連係で、一方のレバー
のOFF位置では他方が確実にOFF位置への移動を阻
止されるため、2つのレバーを用いた場合でも打撃と回
転とが共に伝達されないOFF−OFF状態の発生を回
避できて各モードが簡単且つ正確に選択でき、使い勝手
の良いハンマードリル1が得られる。又、ロック手段
を、面取部52を備えた回転レバー8と、その接線方向
でスライドし、切欠部53を備えたスライドレバー9と
で構成したことで、両レバーの必要なロックが簡単且つ
合理的に実現できる。尚、上記形態では、回転を回転レ
バー8で、打撃をスライドレバー9で夫々切り換えるも
のとしているが、このレバーの回転とスライドとの構造
は互いに逆にしても良く、又、両レバーとも回転レバー
としたり、スライドレバーとしたりしても差し支えな
い。更に、各レバーの操作による具体的な回転及び打撃
伝達機構も、上記形態に限定するものでなく適宜変更可
能である。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、第一操
作部材と第二操作部材との2つの操作部材により3つの
モードを切換可能となるのは勿論、2つの操作部材であ
っても、ロック手段による両操作部材の連係で、一方の
操作部材のOFF位置では他方の操作部材が確実にOF
F位置への移動を阻止され、OFF−OFF状態の発生
が回避されるため、各モードが簡単且つ正確に選択で
き、使い勝手の良いハンマードリルが得られる。請求項
2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、両
操作部材の形状の選択と夫々に形成される切欠部と面取
部とによって、ロック手段が簡単且つ合理的に構成可能
となる。
作部材と第二操作部材との2つの操作部材により3つの
モードを切換可能となるのは勿論、2つの操作部材であ
っても、ロック手段による両操作部材の連係で、一方の
操作部材のOFF位置では他方の操作部材が確実にOF
F位置への移動を阻止され、OFF−OFF状態の発生
が回避されるため、各モードが簡単且つ正確に選択で
き、使い勝手の良いハンマードリルが得られる。請求項
2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、両
操作部材の形状の選択と夫々に形成される切欠部と面取
部とによって、ロック手段が簡単且つ合理的に構成可能
となる。
【図1】ハンマードリルの全体図である。
【図2】打撃モードの内部機構を示す断面説明図であ
る。
る。
【図3】打撃モードのレバー部分の構造を示す断面説明
図である。
図である。
【図4】打撃伝達状態のクランク機構を示す説明図であ
る。
る。
【図5】打撃非伝達状態のクランク機構を示す説明図で
ある。
ある。
【図6】(A)打撃モードの両レバーの位置説明図であ
る。 (B)打撃+回転モードの両レバーの位置説明図であ
る。 (C)回転モードの両レバーの位置説明図である。
る。 (B)打撃+回転モードの両レバーの位置説明図であ
る。 (C)回転モードの両レバーの位置説明図である。
【図7】打撃+回転モードの内部機構を示す断面説明図
である。
である。
【図8】打撃+回転モードのレバー部分の構造を示す断
面説明図である。
面説明図である。
【図9】回転モードの内部機構を示す断面説明図であ
る。
る。
【図10】ニュートラル状態の内部機構を示す断面説明
図である。
図である。
【図11】ニュートラル状態のレバー部分の構造を示す
断面説明図である。
断面説明図である。
1・・ハンマードリル、2・・本体ハウジング、4・・
ビット、5・・モータ、8・・回転レバー、9・・スラ
イドレバー、13・・中間シャフト、14・・クランク
シャフト、15,16・・ギヤ、17・・シリンダ、1
8・・ベベルギヤ、19・・ロックスリーブ、23・・
ストッパリング、26・・ツールホルダ、28・・ロッ
クリング、31・・チェンジピン、34・・ピストン、
41・・連結スリーブ、45・・回転盤、46・・ピ
ン、48・・切換レバー。
ビット、5・・モータ、8・・回転レバー、9・・スラ
イドレバー、13・・中間シャフト、14・・クランク
シャフト、15,16・・ギヤ、17・・シリンダ、1
8・・ベベルギヤ、19・・ロックスリーブ、23・・
ストッパリング、26・・ツールホルダ、28・・ロッ
クリング、31・・チェンジピン、34・・ピストン、
41・・連結スリーブ、45・・回転盤、46・・ピ
ン、48・・切換レバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲村 真 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 Fターム(参考) 2D058 AA14 CA06 CB12 CB14 CC23 3C036 EE27
Claims (2)
- 【請求項1】 ハウジングの先端に装着したビットとモ
ータとの間に、前記ビットを回転させる回転伝達機構
と、前記ビットに打撃を伝達する打撃伝達機構とを夫々
設け、前記回転伝達機構に、前記ビットへの回転を伝達
及び遮断可能な第一切換部材を、前記打撃伝達機構に、
前記ビットへの打撃を伝達及び遮断可能な第二切換部材
を夫々設けたハンマードリルであって、 前記ハウジングの外部に、前記第一切換部材を操作可能
な第一操作部材と、前記第二切換部材を操作可能な第二
操作部材とを夫々設けて、前記第一操作部材の操作によ
り前記ビットへの回転伝達とその遮断とを、前記第二操
作部材の操作により前記ビットへの打撃伝達とその遮断
とを夫々可能とする一方、前記第一操作部材と第二操作
部材との間に、何れか一方の操作部材が回転又は打撃の
遮断位置にある場合にのみ他方の操作部材と連係し、前
記他方の操作部材の回転又は打撃の遮断位置への移動を
阻止するロック手段を設けたことを特徴とするハンマー
ドリル。 - 【請求項2】 第一操作部材と第二操作部材との何れか
一方が円盤状の回転レバーで、他方が前記回転レバーと
の接線方向でスライドするスライドレバーであり、ロッ
ク手段が、前記スライドレバーの端縁に凹設され、前記
スライドレバーの回転又は打撃の伝達位置で前記回転レ
バーの周縁が合致して前記スライドレバーのスライドを
阻止する切欠部と、前記回転レバーの周縁の一部に形成
され、前記回転レバーの回転又は打撃の伝達位置で前記
スライドレバー側にあって前記スライドレバーのスライ
ドを許容し、前記スライドレバーの回転又は打撃の遮断
位置で前記スライドレバーの端縁と対応して前記回転レ
バーの回転を阻止する面取部とからなる請求項1に記載
のハンマードリル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26189198A JP3609626B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ハンマードリル |
US09/395,478 US6176321B1 (en) | 1998-09-16 | 1999-09-14 | Power-driven hammer drill having an improved operating mode switch-over mechanism |
DE19944294A DE19944294B4 (de) | 1998-09-16 | 1999-09-15 | Fremdkraftgetriebener Bohrhammer mit verbessertem Betriebsmodusumschalter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26189198A JP3609626B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ハンマードリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084715A true JP2000084715A (ja) | 2000-03-28 |
JP3609626B2 JP3609626B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=17368211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26189198A Expired - Fee Related JP3609626B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ハンマードリル |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6176321B1 (ja) |
JP (1) | JP3609626B2 (ja) |
DE (1) | DE19944294B4 (ja) |
Cited By (5)
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JP2010155292A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Makita Corp | 打撃工具 |
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