JP2000084684A - エネルギービーム溶接装置及びエネルギービーム溶接方法 - Google Patents

エネルギービーム溶接装置及びエネルギービーム溶接方法

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JP2000084684A
JP2000084684A JP10255763A JP25576398A JP2000084684A JP 2000084684 A JP2000084684 A JP 2000084684A JP 10255763 A JP10255763 A JP 10255763A JP 25576398 A JP25576398 A JP 25576398A JP 2000084684 A JP2000084684 A JP 2000084684A
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energy beam
welding
angle
welding method
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Rui Toyoda
類 豊田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギービームを回転運動させつつ、溶接
線に沿って移動させる従来の溶接方法では、溶接線の両
側において入熱量が対称に配分されず、溶接ビードが非
対称形となり、美観上良くなかった。 【解決手段】 溶接線9に沿って、移動させつつ、エネ
ルギービーム2を溶接線9に対して角度αで交差する方
向に往復運動させる。更に、この角度αを(α)と(1
80°−α)とに前記振動の周期に同期して切替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合金めっき鋼板、
特にめっき膜の沸点が母材の融点以上である合金めっき
鋼板の重ね継手溶接方法に関し、エネルギービームを振
動させつつ溶接を行う方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来のエネルギービーム溶接
方法を示す図で、特開平2−142690号公報に示さ
れたものと類似のものを示している。図20のエネルギ
ービーム溶接方法は、図示しないエネルギービーム源か
ら供給されるエネルギービーム2を加工レンズ3を用い
て合金めっき鋼板5を2枚重ねた継手構造物の溶接箇所
に集光照射し、エネルギービーム2を溶接予定線9上を
溶接進行方向4へ走査することによって、溶接ビード8
が形成され、貫通溶接が行われる。このときエネルギー
ビーム2は溶接線に直交する方向に1次元的に若干往復
振動させている。102はこのように往復振動している
ビーム2を示し、100はその軌跡である。ビーム2を
振動させる方法はいろいろあるが、例えば加工レンズ3
をわずかに振動(揺動)させるとか、図示しない可動ミ
ラーを振動させてビームの方向を変える方法などが行わ
れている。
【0003】また、エネルギービームとしては、CO2
レーザ、YAGレーザ、電子ビーム等を用いることで、
単一材質の鋼板(めっきなどがされていない鋼板)など
の重ね継手構造物に対して貫通溶接が可能で、良好な溶
接結果が得られる。
【0004】ところで、自動車用フューエルタンクで使
用されるPb−Sn合金めっき鋼板(ターンめっき鋼板
とも呼ばれる)、すず−亜鉛合金めっき鋼板、アルミ合
金めっき鋼板、ニッケル合金めっき鋼板、亜鉛−ニッケ
ル合金めっき鋼板、クロム合金めっき鋼板等では、めっ
き膜の材質の沸点温度が母材の融点温度より高い。以
下、この発明でいう合金めっき鋼板とは上記のようにめ
っき膜の材質の沸点温度が母材の融点温度より高いめっ
き鋼板のことをいう。
【0005】上記のような合金めっき鋼板5に、図20
のような溶接を行った場合の溶接品質は図21に示すよ
うに、斜線で示した溶接ビード縦断面18、溶接ビード
横断面19の断面形状を観察することで調べることがで
きる。図20の溶接方法を合金めっき鋼板に適用した場
合、溶接ビード縦断面形状は図22に示すように、めっ
きの巻き込み20やブローホール21が多数発生し、溶
接ビード8の表面の荒れ22や溶接ビード裏面の荒れ2
3がひどくなる(以下、めっき成分の巻き込み、ブロー
ホール、表面や裏面の荒れを総称して溶接欠陥と呼
ぶ)。溶接ビード横断面形状も、図23に示すように、
図22と同様の溶接欠陥が発生している。もちろん、溶
接を行う上での種々の条件、例えばビーム出力、溶接
(送り)速度、振動させる振幅と周波数、使用するガス
の種類、ガスの送り量などが最適条件を満たした場合に
はよい結果が得られるとはいえ、フューエルタンクのよ
うにピンホールさえ許されない溶接の場合、条件の許容
幅が極めて狭く、よい溶接結果を得る事はきわめて困難
であった。
【0006】そこで、さらに改良した方法が特開平10
−71480号公報に開示されている。これを図24、
25に示す。図24は上記特開平10−71480号公
報に開示された溶接方法の概要図で、図25は図24の
方法における溶接ビームの軌跡の一例を示した図であ
り、その軌跡は円運動(図25の例)、楕円運動もしく
は8の字運動とすることが開示されている。このように
振動を2次元で実行し、溶接の進行中にビーム2の照射
を2度受ける点(図25のA点)が存在するように送り
速度や振幅などを調整する事により、ブローホールの少
ないよい溶接結果を得る事ができると説明されている。
【0007】このように、図24、25の方法は図20
の方法に比べると優れた溶接結果を得る事ができるが、
ビームを2次元的に駆動しなければならないため、その
駆動機構およびこの駆動機構を制御する制御装置が図2
0の1次元的な駆動方法によるものの場合よりも複雑と
なり、コストの点、さらには操作の容易さの面でも不利
となることは否めない。又、図25から明らかなよう
に、軌跡100の形が溶接線9の両側に於いて非対称と
なるので、溶接ビード8の盛り上がりも対称とならず、
機能上問題が無いとはいえ美観的には不満が残るという
問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、めっき
膜の沸点が母材の融点以上である合金めっき鋼板の重ね
溶接などに適用する場合、従来のエネルギービーム溶接
方法の内、ビームを1次元駆動する方法は、 1)めっき成分の巻き込みやブローホール等の溶接欠陥
が発生しやすく、よい溶接結果を得るための溶接条件の
許容幅が狭く、高品質の溶接継手が容易に得られないと
いう問題があった。
【0009】又、従来のエネルギービーム溶接方法の
内、ビームを2次元的に駆動する方法は、 2)合金めっき鋼板に対してよい溶接結果を得る事がで
きるものの、構成の複雑さから、コスト、操作上不利で
ある。 3)軌跡が溶接線の両側で対称とならず、仕上がり美観
に不満が残る。という問題点があった。
【0010】この発明は、合金めっき鋼板の重ね溶接に
おいて、コストの低いビームの1次元的駆動方法による
ものでありながら、2次元的駆動方法と同様に、溶接条
件の許容幅が広く、よい溶接結果を得やすく、かつ、軌
跡が溶接線の両側で対称となるエネルギービーム溶接方
法を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明によるエネルギ
ービーム溶接方法は、重ねた複数の鋼板に有効ビーム径
dmmのエネルギービームを照射する手順と、前記エネ
ルギービームを溶接線に角度αで交差する方向に周波数
fHz、振幅ammで直線的に往復振動させつつ溶接線
に沿って所定の送り速度Vmm/minで送る手順を含
むエネルギービーム溶接方法において、前記直線的往復
振動の前記溶接線に対する前記角度を前記往復振動の周
期に同期して(α)と(180度−α)とに切り替える
手順を含むものである。前記角度を前記往復振動の周期
に同期して(α)と(180度−α)とに切り替える手
順を採用する事は、ビームが1次元駆動であるにもかか
わらず溶接結果を2次元駆動のものに近づけるよう作用
する。
【0012】又、複数の鋼板のうち、少なくとも1枚
は、めっき膜材質の沸点温度が母材の融点温度より高い
材質のめっき層を有する合金めっき鋼板としたものであ
る。合金めっき鋼板の合金めっき材質の存在は、この発
明の方法の溶接品質向上効果を、より顕著にする作用が
ある。
【0013】また、直線的往復振動の溶接線に対する角
度を30度〜60度としたものである。角度を30〜6
0度とすることは、溶接品質をもっともよくする作用が
ある。
【0014】又、往復振動の溶接線に対する角度を切り
替える手順を、エネルギービームが振動の最大振幅位置
に移動したときに行うものである。ビームが最大振幅位
置に移動したときにビームの角度を切り替える事は溶接
線から離れた最大振幅付近での入熱量を、溶接線付近で
の入熱量に比して低減するので、溶接品質を向上する作
用がある。
【0015】又、往復振動の角度の切替を、振動の1サ
イクルに2回ずつ、振動の両端の最大振幅位置にビーム
が移動するたびに行うものである。角度の切替を、振動
の1サイクルに2回ずつ、振動の最大振幅位置にビーム
が移動したとき行うことは、送り方向に対する入熱の変
動量を減少し、溶接品質を向上するように作用する。
【0016】又、ビームの直線的往復振動の方向の溶接
線に対する角度αを30°≦α≦60°の範囲内で、ま
た、振動の周波数は 20 ≦f≦ 160の範囲内で V/(f×60)≦d+a(cosα) を満足する送り速度V、振動周波数f、振動振幅a、ビ
ーム径dとするものである。各設定値を上記の範囲内に
設定する事は、溶融池の温度を最適にし、よい溶接条件
を生み出すように作用する。
【0017】また、この発明によるエネルギービーム溶
接装置は、有効ビーム径dmmのエネルギービームを照
射するエネルギービーム照射器と、前記エネルギービー
ムを溶接線と交差する方向に周波数fHz、振幅amm
で往復振動させる振動装置と、前記エネルギービームを
溶接線に沿って所定の送り速度Vmm/minで送る送
り装置とを有するエネルギービーム溶接装置において、
前記振動装置はその振動角度αをαと180°−αとの
2つの角度を前記振動の周期に同期して切り替える切替
機構を有するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はめっき膜の
沸点が母材の融点以上である合金めっき鋼板5の重ね継
手を、本発明の実施の形態1のエネルギービーム溶接方
法により溶接中の概略図である。
【0019】この溶接では、合金めっき鋼板はPb−8
%Sn合金めっき鋼板(めっき量:40g/m2)を用
い、エネルギービームにCO2レーザを用いた。この溶
接の溶接条件を下記に示す。 レーザ出力 4.5[kw] 溶接速度 1000〜6000[mm/min] 加工ガス流量 アルゴンガス 20[L/min] 焦点位置 ±0[mm] ビームの振動周波数 0及び30〜140[Hz] 振動振幅 0.5〜1[mm] 振動角度α 45° ビームの送り方向 戻り方向
【0020】図において、2は加熱するためのエネルギ
ービームを示している。3はエネルギービーム2を絞る
レンズ(加工レンズともいう)である。4は溶接の進行
方向を示す説明補助線である。5はめっき膜の沸点が母
材の融点以上であるめつき層を有する合金めっき鋼板
(上下2枚あり以下単に合金めっき鋼板という)であ
る。6は合金めっき鋼板5を構成する鋼板、7は同じく
合金めっき層、8は溶接したあとの溶接ビード、9は溶
接を行う予定の溶接予定線(単に溶接線ともいう)であ
る。10はエネルギービーム2の軌跡を示している。3
2はビーム2の振動している状態を示している。15は
ビーム2を振動させるとともに、その振動方向の溶接線
9に対する角度を切替る事ができる振動方向切替機構で
ある。
【0021】図1のビームの軌跡10の拡大図を図2に
示す。詳細は後述するが図2は説明の都合上、軌跡10
を実際に見られる軌跡に比して簡素化して表している。
図2において説明の必要上、101は振動の第1工程、
102は第2工程、103は第3工程、104は第4工
程と称する。第1工程101〜第4工程104でビーム
の振動1サイクルが完結し、1サイクルの間に移動する
距離が1サイクルの間の溶接の進む距離(1サイクルの
速度vmm/1サイクル)を表すものである。各工程の
矢印はビームのスポット20が進む方向を示している。
なお、第1工程101と第3工程103のときのビーム
の送り方向が溶接送り方向と逆の場合を“ビームの送り
方向が戻り方向である”と言い、その逆の方向であると
きを“ビームの送り方向が進み方向である”というもの
とする。分速で表される送り速度Vmm/min、振動
の周波数fHz、上記1サイクルの速度vmm/1サイ
クルの間にはv=V/(60×f)の関係がある。
【0022】図2の軌跡10を得る方法について説明す
るため、ビーム2の動きを図3に単独(溶接速度を含ま
ないという意味)で示す。図3は送り速度Vをゼロとし
た場合のビーム2の振動方向を示しており、(ア)図は
溶接線9に対して振動の角度が(180°−α)である
場合、(イ)図は溶接線9に対して角度が(α)である
場合を示している。図3の例ではスポット20は常に送
り方向とは逆の方向(即ち戻り方向)に振動するように
仕組まれている。
【0023】図2のビームの振動方向は図3の(ア)
(イ)の2つの状態を瞬間的に切り替えてできたもので
あり、その切替は振動方向切替機構15によって行われ
る。ここでビームの振動そのものは直線的(1次元的)
である。そしてビームのスポット20が図3のア図の振
動振幅の下端の位置から上端の位置への移動が第1工程
101、ア図の振動方向からイ図の振動方向へ切り変わ
る工程が第2工程102、イ図の振動振幅の上端位置か
ら下端位置への移動が第3工程103、イ図の振動方向
αの状態からア図の振動方向の状態へ戻るのが第4工程
104である。図3の振動の角度(α)、(180度−
α)がそのまま図2に現れるわけではない。なぜならス
ポット20が振動によって戻り方向に戻る間に送りによ
ってある程度進むからである。
【0024】スポット20の動きをさらに詳しく説明す
るため、図4にタイムチャートを示す。図4の(a)図
は溶接線9に対するビームの振動角度の時間変化を示
し、図中101〜104は図2の第1工程101〜第4
工程104を示している。(b)図は(a)図の時間に
対応するビームスポット20の速度(振動による速度)
を表している。(c)図は(a)図の時間に対応するビ
ームスポット20の振動幅上の位置の変化を表してい
る。
【0025】図4の(a)図から明らかなように振動角
度の切替(第2工程102、第4工程104)は第1工
程101、第3工程103の所用時間に比して1/10
以下の短い時間で行われる。したがって図2の102、
104は時間が短いのでビームスポット20によって鋼
板5はほとんど加熱されない。
【0026】これらの動作手順を図5のフローチャート
によつて説明する。図5において、ステップS01で
は、鋼板をビームスポット20の位置に対して相対的に
溶接を進める方向に送りはじめる。ステップS02で
は、まずビームの振動角度を図3(ア)に相当する(1
80度−α)に設定する。この時ビームスポット20は
図3(ア)の最下位置にあるようにする。ステップS0
3では、図2の第1工程101のビーム照射を行う。即
ち図の下方から上方へと移動する。やがてビームスポッ
トが図3(ア)の上端の位置に達する。ステップS04
でビームの振動角度をα°に切替える。即ち第2工程1
02によつて図3(イ)の状態にする。次にステップS
05でビームを図の上方から下方へと移動させる。即ち
第3工程103に相当する。やがてビームが図3(イ)
の下端に達する。ステップS06でビームの角度を(1
80°−α°)に戻す。即ち第4工程104に相当す
る。次にステップS03へともどり同様のサイクルを繰
り返す。
【0027】図2の状態から、送り速度を実際の溶接に
適した送り速度まで低下させた場合の軌跡10を図6に
示す。図2の場合に比して軌跡10が溶接線9と交差す
る角度が浅くなっているが、さらに特徴的な点は軌跡が
互いに交差する点(図中A)が生じている点である。送
り速度を遅くすればするほどA点は溶接線9に近い位置
へ移動することは明らかである。このように2度照射さ
れる点が存在するような送り速度を選択する事によつて
鋼板5は2度照射されて高温となり、溶接欠陥が少なく
なる。
【0028】必ず、交点Aが生じるようにするには図6
から容易に求められるように、切替がごく短時間で行わ
れるならば、 (1サイクルの間のスポット20の移動距離)−(1回
の角度切替によってスポット20が移動する距離)≦0 である事が必要であるから、 V/(f×60)−2a(cosα)+a(cosα)≦0 V/(f×60)≦a(cosα) ……(1) が成立する。
【0029】この溶接方法によって溶接品質が向上する
動作について説明する。先ず、図7に示すように重ね面
の合金めっき層7の溶融めっき24は、ビームの振動の
撹拌作用により、溶融しためっき金属は微細化29され
て溶融池25に混入する。微細化した溶融めっき29の
一部はエネルギービーム2の直接照射により、キーホー
ル27からめっき成分の蒸気26として出てくる。この
めっき成分の蒸気26は一部はプラズマ化するが、ビー
ムの振動により、ビーム移動速度が速く、照射位置も常
に移動しているため、そのプラズマ30の温度は低く、
エネルギービームをほとんど吸収しない。
【0030】次に、図8に示すようにエネルギービーム
2が図に向かって左方に移動し、ここでもプラズマ30
の温度は低く、ビームの振動により、ビーム移動速度が
速く、照射位置も常に移動しているため、安定にビーム
エネルギーが合金めっき鋼板へ到達し、ビームの振動に
より、キーホール27は大きく安定に開いた状態を保
つ。微細化した溶融めっき29は、品質に悪影響を与え
ない微細化しためっきの巻き込み11となる。その後、
図7の状態になり以下このサイクルを繰り返す。
【0031】以上のような溶接欠陥発生抑制機構によ
り、品質低下の原因であるめっき成分の巻き込みやブロ
ーホールの発生が抑えられ、溶接ビード表面の荒れや溶
接ビード裏面の荒れも生じなくなり、高品質の溶接ビー
ド横断面形状が得ることができる。
【0032】上記の説明において、エネルギービームは
CO2レーザに限定するものでなく、YAGレーザや電
子ビームなどの他の波長のレーザでもよい。また振動の
方向は図3に示すように常に戻り方向であるとしたが、
進み方向であっても構わない。参考として進み方向に振
動させる場合の溶接軌跡を図9に示す。角度の切替の瞬
間にスポット20は送り方向と反対側へ戻る事になる点
が図2の場合と異なる。
【0033】実施の形態2.実施の形態1の図4の
(a)に示したビームスポットの速度変化は、説明の都
合上単純化して図示したものであり、実際の装置では、
有限の質量を有するミラーを駆動してビームを振動させ
るので、その速度変化は例えば図10に示すようにサイ
ン波に近いものとなる。この場合、図2の軌跡10の直
線で示した第1工程部分、第3工程部分は図11に示す
ような曲線の形になる。そして図11の状態から送り速
度を小さくする事によって図12の10に示すような軌
跡を得る。図12の軌跡10は良い溶接結果を得るとき
の実際の軌跡に近いものである。
【0034】図12の軌跡10における点Aは、ビーム
スポット20が溶接の工程中において2度同じ個所を通
過する点を示しており、このA点が溶接線9に近い位置
に存在する事がよい溶接品質を得る上で重要である。し
かし、点Aを溶接線9に近づけるには、送り速度を低く
する必要がある(即ち、送り速度ゼロのとき点Aが溶接
線9の上になる)ので、作業効率の低下を招くことにな
る。実際にはビームスポット20の直径dはゼロではな
いので、ビームが重なる範囲は図13に示すようにある
広がり25を持っている。この広がり25の一部が溶接
線9に接するように諸条件を決定すれば、ほぼ満足する
結果を得る事ができる。又、角度αの範囲は30〜60
゜とするのがよい。
【0035】実施の形態3.実施の形態1の図1で説明
した振動方向切替機構15の構造について、振動方向切
替機構15の構造を模式的に示す図14により説明す
る。図において61は図示しない回転軸に軸支されある
角度範囲内で回転可能な回転台、62は回転台61の上
に立てられた板ばねで1次元振動駆動機構(電磁ソレノ
イド)63によって駆動されて振動するものである。電
磁ソレノイド63は図示しない制御回路からビームを振
動させる所定の周波数の電気信号を受ける。64は板ば
ね62の上部に斜めに取り付けられたビーム反射ミラー
である。65は説明のため図示した入射ビームの光軸、
66と67はビーム反射ミラー64によって反射された
ビームの広がりを示し、68は振動の振幅を示してい
る。
【0036】又、71は回転台61を所定の角度(例え
ばα)方向に回転させておくスプリングであり、図14
は回転台61が角度αの状態にある場合を示している。
72はスプリング71の力に抗して回転台を所定の角度
(例えば180度−α)に回転させる電磁ソレノイドで
ある。板ばね62が振動する結果、ビーム反射ミラー6
4が振動するときの振動の軸は図14に向かって水平で
ある。一方回転台の回転の軸は図に向かって垂直であ
る。即ち両軸は直交している。
【0037】次に、電磁ソレノイド72が駆動されて回
転台61が180度−αとなった場合を図15に示す。
図において69は回転台61の角度変化に伴って振動の
方向が変化した振動振幅を示している。かくして実施の
形態1の図3(ア)(イ)各図の振動の状態が出力され
る。回転台61の回転角度(即ちミラー64の角度)と
振動の方向の角度とは同一になるわけではないが簡単な
法則によって所定の関係に保たれることは明白なので、
詳細な説明は省略する。しかしながらここで重要な点
は、回転台61は2つの角度位置をとることができるも
のの、その間の中間の位置はとることができない点にあ
る。この構成によりきわめて単純で信頼性が高く操作の
容易なエネルギービーム溶接装置とする事ができるので
ある。この溶接方法が、合金めっき鋼板に限らず、めっ
きのない鋼板にも有効である事は言うまでもない。
【0038】
【実施例】実施例1.実施の形態1の溶接方法を実施し
たデータ例を示す。合金めっき鋼板はPb−8%Sn合
金めっき鋼板(めっき量:40g/m2)を用い、エネ
ルギービームにCO2レーザを用いた。 d=1[mm] V=1000〜6000[mm/min] f=0及び30〜140[Hz] a=1[mm]の場合と、0.5[mm]の場合の2例 α=45゜ a=1[mm]、V=4000[mm/min]、f=
50[Hz]とした場合におけるビームの振動軌跡10
を図16に示す。又、図中点線で囲む範囲41は溶接開
始後第1工程で加熱する範囲、点線で囲む範囲42は第
3工程で加熱する範囲を示し、両者が重なってハッチン
グした範囲43が2度加熱されている事を示している。
【0039】上記の条件における溶接品質は、溶接ビー
ド表裏面および内部の観察と、X線透過法で評価を行っ
た。その結果を図17、図18に示す。これらの図よ
り、本発明によるビームの振動を行った場合、めっき成
分の巻き込み、ブローホール、溶接ビード表裏面の荒れ
等の溶接欠陥が発生しない範囲が相当程度広いことがわ
かる。但し、ビーム出力を一定として実験したため、溶
接速度が2000mm/minより遅い場合は、ビーム
エネルギーの投入量が多すぎて穴あきとなり、溶接速度
が3000〜4000mm/minより速い場合は、ビ
ームエネルギーの投入量が少なすぎて非貫通となる。
【0040】本発明の溶接方法による良好な溶接品質の
溶接ビード横断面形状は図19に示すものとなり、品質
に悪影響を与えるめっき成分の巻き込み、ブローホー
ル、溶接ビード表裏面の荒れ等の溶接欠陥は発生してい
ない。実施の形態1で説明した条件式(1)は実際には
図16に示すビームスポット20の直径dを考慮して下
記のようにする事ができる。 V/(f×60)−2a(cosα)+a(cosα)≦d V/(f×60)≦d+a(cosα) ……(2)
【0041】
【発明の効果】以上のようにこの発明による合金めっき
鋼板の溶接方法によれば、ビームの駆動方法は装置が簡
素となる1次元的駆動でありながら、その振動角度を切
替る事により、 1)めっき成分の巻き込みやブローホール等の溶接欠陥
が発生しにくく、よい溶接結果を得るための溶接条件の
許容幅が広く、高品質の溶接継手が容易に得られる。
【0042】2)装置の構成が簡素である。 3)軌跡が溶接線の両側で対称となり、仕上がりが美観
的に満足できる。という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるエネルギービー
ム溶接方法の概略図である。
【図2】 図1の溶接方法の溶接軌跡を説明する図であ
る。
【図3】 図1の溶接方法におけるビームの振動角度の
説明図である。
【図4】 図1の溶接方法におけるビームの動きの説明
図である。
【図5】 図1の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】 図1の溶接方法の実際的な軌跡の説明図であ
る。
【図7】 図1の溶接方法による溶接の動作説明図であ
る。
【図8】 図1の溶接方法による溶接の動作説明図であ
る。
【図9】 振動の第1工程と第3工程によるビームの移
動方向を溶接送り方向(進み方向)に一致させたときの
軌跡を説明する図である。
【図10】 本発明の実施の形態2によるエネルギービ
ーム溶接方法におけるビームの動きの説明図である。
【図11】 図10のビームの動きに対する軌跡を説明
する図である。
【図12】 図11において送り速度を遅くした場合の
図である。
【図13】 図11の重ね点Aの詳細説明図である。
【図14】 振動方向切替機構の構成図である。
【図15】 振動方向切替機構の動作説明図である。
【図16】 本発明の実施例1によるエネルギービーム
溶接方法の溶接軌跡説明図である。
【図17】 実施例1によるエネルギービーム溶接方法
の溶接結果を示す図である。
【図18】 実施例1によるエネルギービーム溶接方法
の溶接結果を示す図である。
【図19】 実施例1によるエネルギービーム溶接方法
における溶接部横断面説明図である。
【図20】 従来のエネルギービーム溶接方法の概略図
である。
【図21】 図20の溶接ビード断面の説明図である。
【図22】 図20のエネルギービーム溶接方法におけ
る溶接ビード縦断面形状の模式図である。
【図23】 図20のエネルギービーム溶接方法におけ
る溶接ビード横断面形状の模式図である。
【図24】 従来の他のエネルギービーム溶接方法の概
略図である。
【図25】 図24の溶接軌跡の説明図である。
【符号の説明】
2 エネルギービーム、 3 加
工レンズ、5 合金めっき鋼板、
7 合金めっき層、9 溶接予定線(溶接線)、
10 ビーム軌跡、15 振動方向切
替機構

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ねた複数の鋼板に有効ビーム径dmm
    のエネルギービームを照射する手順と、前記複数の鋼板
    を互いに溶接する溶接線に対して前記エネルギービーム
    を角度αで交差する方向に周波数fHz、振幅ammで
    直線的に往復振動させつつ溶接線に沿って所定の送り速
    度Vmm/minで送る手順とを含むエネルギービーム
    溶接方法において、 前記直線的往復振動の前記溶接線に対する前記角度αを
    前記往復振動の周期に同期して(α°)と(180°−
    α°)とに切替える手順を含むものであることを特徴と
    するエネルギービーム溶接方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の複数の鋼板のうち、少
    なくとも1枚は、めっき膜材質の沸点温度が母材の融点
    温度より高い材質のめっき層を有する合金めっき鋼板で
    あることを特徴とするエネルギービーム溶接方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の往復振動の角度αは、
    30°以上、60°以下であることを特徴とするエネル
    ギービーム溶接方法。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の往復振動の角度を切替
    える手順は、エネルギービームが前記振動の途中に前記
    振動の最大振幅位置に移動した瞬間に行うことを特徴と
    するエネルギービーム溶接方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の往復振動の角度の切替
    えは、前記振動の1サイクル毎に2回、前記振動の両側
    の最大振幅位置に移動する毎に行うことを特徴とするエ
    ネルギービーム溶接方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のエネルギービーム溶接
    方法において、送り速度Vmm/minが 1500≦
    V≦4500、ビームの直線的往復振動の方向の溶接線
    に対する角度αを30°≦α≦60°振動の周波数は
    20 ≦f≦ 160の範囲内において V/(f×60)≦d+a(cosα) を満足する送り速度V、振動周波数f、振動振幅a、ビ
    ーム径dとすることを特徴とするエネルギービーム溶接
    方法。
  7. 【請求項7】 有効ビーム径dmmのエネルギービーム
    を照射するエネルギービーム照射器と、前記エネルギー
    ビームを溶接線に角度αで交差する方向に周波数fH
    z、振幅ammで直線的に往復振動させる振動装置と、
    前記エネルギービームを溶接線に沿って所定の送り速度
    Vmm/minで送る送り装置とを有するエネルギービ
    ーム溶接装置において、 前記振動装置はその振動角度αを前記(α°)と(18
    0°−α°)との2つの角度を前記振動の周期に同期し
    て切替える切替機構を有するものであることを特徴とす
    るエネルギービーム溶接装置。
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