JP3456424B2 - レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置 - Google Patents
レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置Info
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Description
びレーザ溶接装置に係り、特に被溶接箇所である溶接ラ
インに沿って溶接用レーザビームを相対的に移動させて
成るレーザ溶接方法及びレーザ溶接装置に関する。
たる金属板等の被溶接箇所に対し照射して溶接するもの
であり、溶接幅の狭い精密な溶接が可能であることか
ら、従来よりその開発が進められている。
の焦点を被溶接箇所の溶接開始位置に位置決めし、かか
る焦点位置が被溶接箇所の溶接ラインに沿って相対的に
移動するように、レーザ出力手段又は被溶接物を移動さ
せて行われる。このとき、溶接用レーザビームの焦点位
置は、一定の溶接深度(被溶接物のレーザ照射面から溶
融が進行する方向に沿った深さ)で溶接が行われてい
た。
ては、被溶接物のレーザ照射面上にキーホールが生じ、
その内側で被溶接物を構成する素材が溶融し、被溶接箇
所が埋められて溶接が行われる。しかしながら、従来の
レーザ溶接に際しては、溶接ライン(被溶接箇所に沿っ
たライン)に沿ってキーホールが不安定に発生する場合
があった。即ち、溶接用レーザビームに対して相対的に
被溶接物が移動する場合に、キーホールの大きさに変化
が生じ、一定の大きさとならなかった。
ホールや気泡が発生する原因となり、溶接強度の低下の
影響を及ぼす恐れがあった。
を改善し、特に連続移動溶接時に溶接ラインに沿って安
定したキーホールを生じ得るレーザ溶接方法及びレーザ
溶接装置を提供することを、その目的とする。
め、本願発明では、被溶接箇所に沿って溶接用レーザビ
ームを相対的に移動させて成るレーザ溶接方法におい
て、溶接用レーザビームを二方向から同時に照射すると
共に、これらの溶接用レーザビームの焦点位置を溶接深
度方向に振動させて溶接を行う、という構成を採ってい
る。
溶接用レーザビームの溶接深度方向の振動周期を等しく
して溶接を行っても良く、また、各溶接用レーザビーム
の振動周期の位相差を0に設定すると共に、各溶接用レ
ーザビームの振動の中心位置を溶接深度方向について異
なる位置に設定して溶接を行っても良い。さらに、各溶
接用レーザビームの溶接深度方向の振幅を等しくして溶
接を行っても良い。
に対して被溶接箇所に沿って相対的にレーザの焦点位置
が移動する際に、一定の周期で当該焦点位置を溶接深度
(被溶接物のレーザ照射面から溶融が進行する方向に沿
った深さ)方向に振動させて溶接を行う。
ルの変化は、被溶接物の材質や厚さ、レーザ強度等の影
響により変動するある周期に基づいている場合があり、
溶接用レーザビームを一定周期で変動させることによ
り、キーホールの周期的な変化に積極的に干渉させて、
溶接状態の安定化を図っている。
調査により判明している場合には、共振をさけるため
に、判明している波の周期と振動付勢手段の振動の周期
とを異なる周期に設定しても良い。
振動付勢手段の振動の周期とを等しく設定し、キーホー
ルが大きくなるときに合わせて溶接用レーザビームの深
度を浅くすることにより、相互の変動の波がうち消さ
れ、溶接状態の安定化が図られる。
溶接用レーザビームを相対的に移動させて成るレーザ溶
接装置において、溶接用レーザビームを出射する溶接用
レーザ出力部と、溶接用レーザビームの焦点位置を被溶
接箇所に合わせて集光する集光ビーム用光学系とを備
え、集光ビーム用光学系が、溶接用レーザビームの焦点
位置を溶接深度方向に振動させる振動付勢手段を備える
という構成を採っている。しかも、溶接用レーザ出力部
を二つ備え、各溶接用レーザ出力部に個別に対応する集
光ビーム用光学系を有する。
ーム用光学系の振動付勢手段の動作制御を行う制御手段
を備え、この制御手段が、各振動付勢手段の振動周期を
等しくする周期均一化機能を有する構成としても良い。
溶接用レーザビームの振動の中心位置を溶接深度方向に
ついて異なる位置に設定し、制御手段が、各振動付勢手
段の振動周期の位相差を0に設定する位相均一化機能を
有する構成としても良い。
振動付勢手段の振動の振幅を均一に設定することが望ま
しい。
動付勢手段は、一定の周期で凹面と凸面とに繰り返し切
り替わる反射面を備える溶接用レーザビーム用の可変型
ミラーを有することが望ましい。
ーザ出力部から溶接用レーザビームが出射され、集光ビ
ーム用光学系により被溶接箇所の溶接開始位置に集光さ
れる。
って相対的にレーザの焦点位置が移動する際に、振動付
勢手段によって、一定の周期で当該焦点位置を溶接深度
(被溶接物のレーザ照射面から溶融が進行する方向に沿
った深さ)方向に振動させることにより、無振動状態で
生じる溶接深度の波に積極的に干渉させて、溶接状態の
安定化を図っている。
と同様に、キーホールの変動周期が試験や調査により判
明している場合には、共振をさけるために、判明してい
る波の周期と振動付勢手段の振動の周期とを異なる周期
に設定しても良い。
振動付勢手段の振動の周期とを等しく設定し、キーホー
ルが大きくなるときに合わせて溶接用レーザビームの深
度を浅くすることにより、相互の変動の波がうち消さ
れ、溶接状態の安定化が図られる。
た目的を達成しようとするものである。
に従って順次説明する。
物100の被溶接箇所に沿って溶接用レーザビームを相
対的に移動させて成るレーザ溶接装置10であって、第
1と第2の溶接用レーザビームA,Bをそれぞれ出射す
る二器の溶接用レーザ出力部1,2と、各溶接用レーザ
ビームA,Bの各々の焦点位置を被溶接箇所に合わせて
各々集光する二つの集光ビーム用光学系4,6と、各溶
接用レーザ出力部1,2と各集光ビーム用光学系4,6
とを保持するビーム集光ケース5と、被溶接物100を
保持すると共にその被溶接箇所に沿った方向eに搬送す
る移動ステージ7とを備えている。
射方向を下向きにした状態でビーム集光ケース5の上端
部に固定装備されている。これら各溶接用レーザ出力部
1,2には、YAGレーザが使用されている。これらの
溶接用レーザ出力部1,2の出力ビームは、移動中の被
溶接物100上の被溶接箇所に各々の集光ビーム用光学
系4,6を介して照射される。このレーザ溶接装置10
では、移動ステージ7により被溶接物100を移動させ
ているが、被溶接物100を固定してビーム集光ケース
5全体を移動させるようにしてもよい。
用レーザ出力部1,2の下方には、集光ビーム用光学系
4,6が装備されている。各集光ビーム用光学系4,6
は、それぞれ、溶接用レーザビームA,Bの焦点位置を
溶接深度方向fに振動させる振動付勢手段としての可変
型ミラー41,61と、各可変型ミラー41,61に反
射された溶接用レーザビームA,Bをそれぞれ被溶接物
100の被溶接箇所に向けて反射する集光ミラー42,
62とを含む構成となっている。
接用レーザ出力部1,2の溶接用レーザビームA,Bの
出射方向先に位置しており、その一方の端部には反射面
41a,61aを備えている。これら各反射面41a,
61aは可撓性を有しており、各可変型ミラー41,6
1の内部であって各反射面41a,61aの背後には、
それぞれピエゾ素子41b、61bが装備されている。
を印加することにより伸縮変形するため、各反射面41
a,61aは、背後から引っ張られ或いは押圧されて凹
面,平面又は凸面の状態に変形する。図2(A)は反射
面41a,61aが凹面の状態を示し、この場合、反射
光は集光され、集光ミラー42,62による焦点距離は
短くなる。図2(B)は反射面41a,61aが平面の
状態を示し、この場合、レーザ光はそのまま反射され、
集光ミラー42,62による焦点距離は図2(A)の場
合よりも長くなる。図2(C)は反射面41a,61a
が凸面の状態を示し、この場合、反射光は拡散され、集
光ミラー42,62による焦点距離は図2(B)の場合
よりも長くなる。
は、各々のピエゾ素子41b、61bに振動電圧を印加
することにより、各反射面41a,61aを振動させる
ことができ、各溶接用レーザビームA,Bの集光される
焦点の位置を振動させることが可能となっている。
もその反射面の断面形状が放物線に沿った放物面鏡であ
り、その焦点距離は254[mm]に設定されている。そし
て、これらは、各可変型ミラー41,61に反射された
溶接用レーザビームA,Bのそれぞれの進行先に位置し
てビーム集光ケース5に固定装備されており、各溶接用
レーザビームA,Bを移動ステージ7上に固定された被
溶接物100に反射する。
物の100のほぼ同一の被溶接箇所で各溶接用レーザビ
ームA,Bを集光するが、厳密には、各集光ミラー4
2,62によって集光される各溶接用レーザビームA,
Bの焦点位置(各可変型ミラー41,61によって焦点
位置はいずれも振動しているが、その振動の中心となる
位置)は、溶接深度方向fに沿った線上であって当該線
上において幾分ずれた(ずれ量は1〜5[mm])位置とな
るように各集光ミラー42,62の向きが設定されてい
る。即ち、溶接用レーザビームAの焦点位置が溶接用レ
ーザビームBの焦点位置よりも幾分下方となるように設
定されている。
る溶接用レーザビームA,Bは、その進行方向が溶接振
動方向f(被溶接物100の上面に対してほぼ垂直方
向)と一致するように当該各集光ミラー42,62の向
きが設定されている(図1では、図示の都合上いずれも
傾斜して描かれているが実際上は、垂直方向となる)。
42,62までの距離は、ほぼ上述の焦点距離となるよ
うに設定されている。
とが開口した箱体であり、上部の開口部5aには、前述
のごとく溶接用レーザ出力部1,2が装備される。ま
た、下部の開口部5bは、移動ステージ7上の被溶接物
100に対向する位置に設けられており、前述した各集
光ミラー42,62に反射された各溶接用レーザビーム
A,Bは、この開口部5bを通過して被溶接物100に
照射される。
線で示した支持部材51によりその両端部が移動ステー
ジ7上に位置するように支持されており、支持部材51
は、ビーム集光ケース5を、移動ステージ7から離間近
接をはかれるよう昇降自在に保持すると共に紙面表裏方
向に往復自在に保持する図示を省略した焦点位置調整機
構を有している。
置する載置台71を上部に有しており、その載置台71
上には、被溶接物100を固定するための万力構造の固
定手段72を備えている。また、載置台71は、被溶接
物100を被溶接箇所に沿って搬送するためのガイドレ
ール73上に保持されている。即ち、載置台71は、ガ
イドレール73に沿って移動自在に係合しており、ま
た、その近傍には、載置台を移動させるための図示しな
い移動付勢手段が装備されている。かかる構成により、
載置台71上の被溶接物100は、外部入力された一定
の速度で、方向eに沿って搬送される。なお、被溶接物
100は、載置台71上に固定する際に、搬送方向とそ
の被溶接箇所に沿った方向とが一致するように固定す
る。
図示を省略したが、図3に示すように、前述した各集光
ビーム光学系4,6の可変型ミラーの動作制御を行う制
御手段8を備えている。この制御手段8は、外部入力を
受け付けて任意の周波数で振動波形を作成する振動波形
発生手段81と、振動波形を信号化して出力するインタ
ーフェース82と、その信号を受けて各可変型ミラー4
1,61(図3中可変型ミラー61は図示を省略)のピ
エゾ素子41bに振動電圧を印加するコントローラ83
とを備える構成となっている。
ラー41,61の振動周期を等しくする周期均一化機能
と、各可変型ミラー41,61の振動周期の位相差を0
に設定する位相均一化機能とを有している。また、振動
波形発生手段81には、コントローラー83を介して各
可変型ミラー41,61の反射面41a,61aの振幅
を等しくする振幅均一化機能が備えられている。
及び振幅を入力する図示しない操作パネルを有してお
り、被溶接物の素材や厚さ等に応じた周波数振幅を入力
することができる。かかる数値を入力すると、上記各機
能により、被溶接箇所において、各溶接用レーザビーム
A,Bの焦点は、均一の間隔を維持しながら溶接深度方
向fに沿って振動することとなる(図4)。
説明する。
0をその被溶接箇所の方向とガイドレール73の方向と
が一致するように固定する。また、各溶接用レーザビー
ムA,Bが被溶接箇所上に照射されるように、溶接位置
調整機構によりビーム集光ケース5を位置決めする。ま
た、振動波形発生手段81に所定の周波数と振幅とを入
力する。
溶接用レーザビームA,Bの出力と移動ステージ7によ
る被溶接物100の移動を同時に開始する。これによ
り、被溶接箇所に沿って各溶接用レーザビームA,Bが
同時に照射され溶接が行われる。
用レーザビームA,Bの焦点位置が、同一の溶接振動方
向に沿った直線上で均一の間隔を維持しながら振動して
(図3参照)溶接が行われる。
キーホールの変化が生じる場合であっても、溶接用レー
ザビームA,Bの焦点位置が溶接深度方向fに沿って一
定周期で変動するため、キーホールの周期的な変化に積
極的に干渉し、溶接状態の安定化が図られる。
ザ強度等の影響によりキーホールがある周期に基づいて
変動していることが試験や調査により判明している場合
には、共振をさけるために、判明している波の周期と異
なる周期を振動波形発生手段81に入力しても良い。
各可変型ミラー41,61の振動の周期とを等しく設定
し、キーホールが大きくなるときに合わせて溶接用レー
ザビームA,Bの深度を浅くして、相互の変動の波がう
ち消させ、溶接状態の安定化を図っても良い。
は、各溶接用レーザビームA,Bの振動する焦点の振動
中心が溶接深度方向fに沿って幾分ずれるように設定さ
れているが、これらの焦点位置が一致するように設定し
てもよい。この場合、前述した波形発生装置81には、
位相均一化機能に替えて、各可変型ミラー41,61の
振動周期の位相差をπとする(半周期分ずらす)位相差
設定機構を設けることが望ましい。これにより、各溶接
用レーザビームA,Bの焦点位置が交互に上下動を繰り
返しながら溶接が行われる(図5)。
に溶接ラインに沿ったキーホールの変化が生じ不安定と
なる場合であっても、溶接用レーザビームの焦点位置が
溶接深度方向に沿って一定周期で変動するため、キーホ
ールの周期的な変化に積極的に干渉し、溶接状態の安定
化が図られる。
ローホールや気泡を低減し、溶接強度の低下の影響を有
効に回避しうるという従来にない優れたレーザ溶接方法
及びレーザ溶接装置を提供することができる。
を示す概略構成図である。
示す図で、図2(A)は反射面が凹面となる状態を示
し、図2(B)は反射面が平面となる状態を示し、図2
(C)は反射面が凸面となる状態を示す。
ブロック図である。
振動する各溶接用レーザビームを示す説明図である。
た状態で焦点位置が振動する各溶接用レーザビームを示
す説明図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビーム
を相対的に移動させて成るレーザ溶接方法において、 前記溶接用レーザビームを二方向から同時に照射すると
共に、これら各溶接用レーザビームの焦点位置を溶接深
度方向に振動させて溶接を行うことを特徴とするレーザ
溶接方法。 - 【請求項2】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビーム
を相対的に移動させて成るレーザ溶接方法において、 前記溶接用レーザビームを二方向から同時に照射すると
共に、これら各溶接用レーザビームの焦点位置を溶接深
度方向に振動させ、かつ、前記溶接深度方向の振動周期
を等しくして溶接を行うことを特徴とするレーザ溶接方
法。 - 【請求項3】 前記各溶接用レーザビームの振動周期の
位相差を0に設定すると共に、前記各溶接用レーザビー
ムの振動の中心位置を前記溶接深度方向について異なる
位置に設定して溶接を行うことを特徴する請求項2記載
のレーザ溶接方法。 - 【請求項4】 前記各溶接用レーザビームの前記溶接深
度方向の振幅を等しくして溶接を行うことを特徴とする
請求項2又は3記載のレーザ溶接方法。 - 【請求項5】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビーム
を相対的に移動させて成るレーザ溶接装置において、 前記溶接用レーザビームをそれぞれ出射する二つの溶接
用レーザ出力部と、 これらの溶接用レーザビームのそれぞれの焦点位置を前
記被溶接箇所に合わせて集光する二つの集光ビーム用光
学系と、 これらの集光ビーム用光学系にそれぞれ備えられ前記溶
接用レーザビームの焦点位置を溶接深度方向に振動させ
る二つの振動付勢手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ溶接装置。 - 【請求項6】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビーム
を相対的に移動させて成るレーザ溶接装置において、 前記溶接用レーザビームをそれぞれ出射する二つの溶接
用レーザ出力部と、 これらの溶接用レーザビームのそれぞれの焦点位置を前
記被溶接箇所に合わせて集光する二つの集光ビーム用光
学系と、 これらの集光ビーム用光学系にそれぞれ備えられ前記溶
接用レーザビームの焦点位置を溶接深度方向に振動させ
る二つの振動付勢手段と、 これらの振動付勢手段の動作制御を行うと共に当該各振
動付勢手段の振動周期を等しくする周期均一化機能を有
する制御手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ溶接装置。 - 【請求項7】 前記集光ビーム用光学系が、前記各溶接
用レーザビームの振動の中心位置を前記溶接深度方向に
ついて異なる位置に設定し、 前記制御手段が、前記各振動付勢手段の振動周期の位相
差を0に設定する位相均一化機能を有することを特徴す
る請求項6記載のレーザ溶接装置。 - 【請求項8】 前記各振動付勢手段の振動の振幅を均一
に設定したことを特徴とする請求項6又は7記載のレー
ザ溶接装置。 - 【請求項9】 前記振動付勢手段が、一定の周期で凹面
と凸面とに繰り返し切り替わる反射面を備える前記溶接
用レーザビーム用の可変型ミラーを有することを特徴と
する請求項5,6,7又は8記載のレーザ溶接装置。 - 【請求項10】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビー
ムを相対的に移動させて成るレーザ溶接装置において、 前記溶接用レーザビームを出射する溶接用レーザ出力部
と、 前記溶接用レーザビームの焦点位置を前記被溶接箇所に
合わせて集光する集光ビーム用光学系とを備え、 前記集光ビーム用光学系が、前記溶接用レーザビームの
焦点位置を溶接深度方向に振動させる振動付勢手段を備
え、 前記振動付勢手段が、一定の周期で凹面と凸面とに繰り
返し切り替わる反射面を備える前記溶接用レーザビーム
用の可変型ミラーを有することを特徴とするレーザ溶接
装置。 - 【請求項11】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビー
ムを相対的に移動させて成るレーザ溶接方法において、 二つの溶接用レーザ出力部からの前記溶接用レーザビー
ムを同時に前記被溶接箇所に照射すると共に、外部入力
を受け付けて任意の周波数で振動波形を作成する振動波
形発生手段を持つ制御装置を用い、前記溶接用レーザビ
ームの焦点位置を溶接深度方向に振動させて溶接を行う
ことを特徴とするレーザ溶接方法。 - 【請求項12】 被溶接箇所に沿って溶接用レーザビー
ムを相対的に移動させて成るレーザ溶接装置において、 前記溶接用レーザビームをそれぞれ出射する二つの溶接
用レーザ出力部と、 これらの溶接用レーザビームのそれぞれの焦点位置を前
記被溶接箇所に合わせて集光する二つの集光ビーム用光
学系と、 この集光ビーム用光学系に備えられ前記溶接用レーザビ
ームの焦点位置を溶接深度方向に振動させる振動付勢手
段と、 この振動付勢手段の振動周期を制御する外部入力を受け
付けて任意の周波数で振動波形を作成する振動波形発生
手段を備えた制御手段と、 を備えたことを特徴とするレーザ溶接装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29301098A JP3456424B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置 |
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