JP2000082866A - 窒化物半導体レ―ザ素子及びその製造方法 - Google Patents

窒化物半導体レ―ザ素子及びその製造方法

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JP2000082866A
JP2000082866A JP10518099A JP10518099A JP2000082866A JP 2000082866 A JP2000082866 A JP 2000082866A JP 10518099 A JP10518099 A JP 10518099A JP 10518099 A JP10518099 A JP 10518099A JP 2000082866 A JP2000082866 A JP 2000082866A
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sapphire substrate
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laser device
layer
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Tatsuya Hiwatari
竜也 樋渡
Hidetoshi Matsumoto
秀俊 松本
Shinichiro Kaneko
信一郎 金子
Shinichiro Yano
振一郎 矢野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒化物半導体レーザ素子における光共振面の
形成技術に関する問題点を解消し、活性層に悪影響を与
えることなくしかも歩留まり良く光共振面を作製するこ
とができる手段を提供することを目的とする。 【解決手段】 サファイア基板1の上面に少なくとも窒
化物半導体層よりなるn型層3と活性層4とp型層5と
が順に積層された窒化物半導体レーザ素子10におい
て、素子用ウエハの活性層4が形成されていない領域で
あって活性層4に形成される光共振面の延長方向に、窒
化物半導体層側からサファイア基板1内に達する第1の
割溝S1を不連続状に形成し、この第1の割溝S1に沿
ってウエハを割ることによって、活性層4の割れ面に光
共振面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は窒化物半導体よりな
る窒化物半導体レーザ素子及びその製造方法に関し、よ
り詳しくは窒化物半導体レーザ素子における光共振面の
形成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの記録密度は、光ディスクに
集光される光ビームのスポットサイズが小さい程高くな
り、光ビームのスポットサイズは光の波長の二乗に比例
する。このため、光ディスクの記録密度を上げるために
は光源である半導体レーザ装置の発振波長を短くするこ
とが必要である。
【0003】現在CDには、主として波長780mm
(赤外)領域で発光するGaAlAs半導体レーザ装置
が用いられ、CDより記録密度の高いDVDには、波長
650nm(赤色)領域で発光するInGaAlP半導
体レーザ装置が用いられている。さらにDVDの記録密
度を上げて高い品質の画像を記録するためには、波長の
短い青色領域で発光する半導体レーザ装置が必要であ
る。
【0004】このような半導体レーザ装置を実現できる
半導体レーザ材料として、近年開発された窒化物半導体
(InX AlY Ga1−X−Y N,0≦X,0≦
Y,X+Y≦0)が注目をあびている。
【0005】半導体レーザ素子を作製するには、半導体
層にレーザを発振させるための光共振面を形成すること
が重要である。光共振面はレーザを発振させるために平
坦な鏡面状のものであることが必要であるが、従来のG
aAs系及びInGaAlP系の化合物半導体よりなる
半導体レーザは、結晶の性質上劈開性を有しており、こ
の劈開性を利用した切断面をレーザ素子の光共振面とし
ている。
【0006】一方、窒化物半導体は六方晶系であり、従
来のGaAs系と異なり劈開性を有していない。さら
に、窒化物半導体はサファイア基板の表面に成長形成さ
れることが多く、サファイアもまた結晶の性質上劈開面
を有していない。従って、窒化物半導体でレーザ素子を
作製する場合、GaAs系のように劈開面を光共振面と
することは困難である。
【0007】そこで、このような問題点を解消し劈開性
を有さない窒化物半導体に共振面を形成する技術が、特
開平8−153931号公報、特開平8−222807
号公報等に提案されている。
【0008】特開平8−153931号公報に記載のも
のは、サファイア基板を特定の面方位で割ることによっ
て窒化物半導体層に光共振面を作製することができると
いう知見に基づいて案出されたもので、これによって、
劈開性のないサファイア基板上に積層した窒化物半導体
層から劈開面と同様の光共振面が得られレーザ発振が可
能となる。
【0009】また特開平8−222807号公報に記載
のものは、p型層を活性層に達しない深さでエッチング
することにより第1の割溝を形成し、サファイア基板裏
面側の第1の割溝と対向する位置にダイサーやスクライ
ブにより第2の割溝を形成するものである。
【0010】この状態でローラなどを用いてウエハを割
ることによって、従来のように割れ面の傾斜や欠けなど
を発生させることなく、第1の割溝と第2の割溝との間
で真っ直ぐに割れ、劈開性の無い窒化物半導体層におい
て割られた面を劈開面のような状態にすることができる
とされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平8−
222807号公報に記載の方法は、光共振面となる活
性層に達しない程度にp型層を反応性イオンエッチング
やイオンミリング等の手法によりエッチングして第1の
割溝を形成する必要があり、エッチングレートの制御に
技術を伴う。第1の割溝の深さが浅すぎると所定の効果
を得ることができず、またエッチングが活性層にまで達
してしまうと、半導体レーザ素子の発光領域に光共振面
が形成されず、レーザ発振ができないという問題があ
る。また、半導体層側に形成される第1の割溝には5μ
m程度の幅があるため、切断時の条件によっては第1の
割溝の中心から割れず、傾斜してしまう場合もある。
【0012】さらに、活性層上の一部をエッチングする
ことになるので、活性層上のp型層の層厚にばらつきが
生じることになり、レーザ発振特性にばらつきが生じる
という問題もある。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、レーザ発振特性の優れた窒化物半導体レーザ素
子の提供及び活性層に悪影響を与えることなくしかも歩
留まり良く光共振面を作製することができる製造方法の
提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、サファイア基
板の上面に少なくとも窒化物半導体層よりなるn型層と
活性層とp型層とが順に積層された窒化物半導体レーザ
素子の製造方法であって、前記活性層が形成されていな
い領域であって前記活性層に形成される光共振面の延長
方向に、形成される光共振面の延長線上であり前記窒化
物半導体層側から前記サファイア基板内に達する割溝を
不連続状に形成し、この割溝に沿って前記ウエハを割る
ことによって、前記活性層の割れ面に光共振面を形成す
ることを特徴とする。
【0015】このような手段によって、サファイア基板
の上面に少なくとも窒化物半導体よりなるn型層と活性
層とp型層とが順に積層された窒化物半導体レーザ素子
において、活性層に悪影響を与えることなくしかも安定
的に光共振面を作製することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、サファイア基板の上面に少なくとも窒化物半導体層
よりなるn型層と活性層とp型層とが順に積層された窒
化物半導体レーザ素子であって、前記活性層が形成され
ていない領域であって前記活性層端面に形成された光共
振面の延長方向に、窒化物半導体層の一部または全部が
除去された割溝形成用切欠部が形成されていることを特
徴とする窒化物半導体レーザ素子である。
【0017】これによって、割溝形成用切欠部からダイ
ヤモンドカッターによるスクライブやエッチングなどの
手段によってサファイア基板に幅5μm程度の割溝を形
成することができるようになり、ローラやブレーキング
装置などで押し割ることで劈開面に似た割れ面が安定的
に形成できる。
【0018】請求項2に記載の発明は、サファイア基板
の上面に少なくとも窒化物半導体層よりなるn型層と活
性層とp型層とが順に積層された窒化物半導体レーザ素
子であって、前記活性層が形成されていない領域であっ
て前記活性層端面に形成された光共振面の延長方向に、
前記サファイア基板上面が露出した割溝形成用切欠部が
形成されていることを特徴とする窒化物半導体レーザ素
子である。
【0019】本発明は、割溝形成用切欠部を、サファイ
ア基板上面が露出した状態に形成することにより、特に
請求項1記載の発明の作用に加え、サファイア基板の表
面に形成する割溝の形成が容易になり、さらに割溝を直
接基板に形成することができるので、割溝を形成する際
に割溝部以外の窒化物半導体層にダメージを与える可能
性を取り除くことができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、前記サファイア
基板の光共振面の延長方向に対する長さの50%以上の
領域を前記割溝形成用切欠部とした請求項1または2記
載の窒化物半導体レーザ素子である。
【0021】割溝形成用切欠部の長さがサファイア基板
の光共振面の延長方向に対する長さの50%未満であっ
ても割れ面は割溝の延長線上に直線性良く形成される
が、この割溝形成用切欠部の長さを50%以上の領域と
することによって、この割溝形成用切欠部に形成した割
溝に沿って押し割ったときの割れ面が極めて直線性の良
いものとなり、割れ面の平滑性をさらに向上させること
ができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、サファイア基板
の上面に少なくとも窒化物半導体層よりなるn型層と活
性層とp型層とが順に積層された窒化物半導体レーザ素
子の製造方法であって、窒化物半導体レーザ素子用ウエ
ハの前記活性層が形成されていない領域であって前記活
性層に形成される光共振面の側面位置に、窒化物半導体
層の一部または全部が除去された割溝形成用切欠部を形
成し、同割溝形成用切欠部に、形成される光共振面の延
長線上となる割溝を形成し、次いで、前記割溝に沿って
前記ウエハを割ることによって、前記活性層の割れ面に
光共振面を形成することを特徴とする窒化物半導体レー
ザ素子の製造方法である。
【0023】この発明によれば、窒化物半導体層の一部
または全部が除去された割溝形成用切欠部を形成し、こ
こに割溝を形成すれば、サファイア基板の表面に形成す
る割溝の形成が容易になる。また、窒化物半導体層の一
部または全部が除去された割溝形成用切欠部に割溝を形
成することで、窒化物半導体層を除去せずに割溝を形成
する場合に比べ、割溝を形成する際に割溝部以外の窒化
物半導体層にダメージを与える可能性を取り除くことが
できる。
【0024】請求項5に記載の発明は、サファイア基板
の上面に少なくとも窒化物半導体層よりなるn型層と活
性層とp型層とが順に積層された窒化物半導体レーザ素
子の製造方法であって、窒化物半導体レーザ素子用ウエ
ハの前記活性層が形成されていない領域であって前記活
性層に形成される光共振面の側面位置に、窒化物半導体
層の一部または全部が除去された割溝形成用切欠部を形
成し、前記サファイア基板の裏面側の前記割溝形成用切
欠部と対向する位置に、形成される光共振面の延長線上
となる割溝を形成し、次いで、前記割溝に沿って前記ウ
エハを割ることによって、前記活性層の割れ面に光共振
面を形成することを特徴とする窒化物半導体レーザ素子
の製造方法である。
【0025】割溝形成用切欠部と対向するサファイア基
板の裏面側であれば、光共振面を形成する活性層が形成
された部分にも割溝を形成することができ、窒化物半導
体層側の割溝形成用切欠部に割溝を形成する場合より
も、割溝形成領域を大きくすることができるため、サフ
ァイア基板の窒化物半導体層側からローラやブレーキン
グ装置などで容易に押し割ることができるようになる。
また、割溝形成用切欠部と対向するサファイア基板の裏
面側に割溝を形成することにより、基板を押し割るブレ
ーキング部の全領域に割溝を形成することが可能となる
ため、割れ面が直進性の良いものとなり、この割れ面の
一部である光共振面の平滑性を向上させることができ
る。
【0026】請求項6に記載の発明は、サファイア基板
の上面に少なくとも窒化物半導体層よりなるn型層と活
性層とp型層とが順に積層された窒化物半導体レーザ素
子の製造方法であって、窒化物半導体レーザ素子用ウエ
ハの前記活性層が形成されていない領域であって前記活
性層に形成される光共振面の側面位置に、窒化物半導体
層の一部または全部が除去された割溝形成用切欠部を形
成し、同割溝形成用切欠部に、形成される光共振面の延
長線上となる第1の割溝を形成し、さらに、前記サファ
イア基板の裏面側の前記第1の割溝と対向する位置に、
形成される光共振面の延長線上となる第2の割溝を形成
し、次いで、前記第1の割溝及び第2の割溝に沿って前
記ウエハを割ることによって、前記活性層の割れ面に光
共振面を形成することを特徴とする窒化物半導体レーザ
素子の製造方法である。
【0027】この発明によれば、割溝形成用切欠部に第
1の割溝を形成し、さらにこの第1の割溝と対向するサ
ファイア基板の裏面側の位置に第2の割溝を形成し、こ
れらの第1及び第2の割溝に沿ってローラやブレーキン
グ装置などで押し割ることによって、第1及び第2の割
溝に沿ってサファイア基板はより割れやすくなるため、
割れ面は直進性の良いものとなり、この割れ面の一部で
ある光共振面の平滑性をさらに向上させることができ
る。
【0028】請求項7に記載の発明は、前記割溝の長さ
を、前記サファイア基板の光共振面の延長方向に対する
長さの50%以上とした請求項4から6のいずれかに記
載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法である。
【0029】サファイア基板の光共振面の延長方向の5
0%以上の長さを有する割溝とすることによって、この
割溝に沿って押し割ったときの割れ面が極めて直進性の
良いものとなり、この割れ面の一部である光共振面の平
滑性をさらに向上させることができる。
【0030】請求項8に記載の発明は、前記サファイア
基板の厚みが50〜200μmであって、かつ前記サフ
ァイア基板に形成された割溝深さがサファイア基板の厚
みの10%以下であること特徴とするものである。
【0031】サファイア基板の厚みは窒化物半導体層の
形成条件や基板のサイズなどによっても異なるが、サフ
ァイア基板上に窒化物半導体レーザ素子構造を形成した
場合、基板に割溝を形成しその割溝に沿って基板を割り
非常に平坦な光共振面を形成するためには、50〜20
0μmの範囲が好ましく、また、割溝の深さはサファイ
ア基板の厚みの10%以下であることが望ましい。割溝
の深さがサファイア基板の厚みの10%超であると割溝
形成時に基板の割れが発生し良好な光共振面が得られな
くなるので上記範囲が望ましい。
【0032】請求項9に記載の発明は、前記窒化物半導
体層をサファイア基板のC面上に成長させることを特徴
とするものである。サファイア基板のC面上に窒化物半
導体層を成長させることで、サファイア基板のC面上に
成長する窒化物半導体層のC面がサファイア基板のC面
と対向する形で結晶成長し、サファイア基板のC面上に
成長した窒化物半導体層の表面もC面となる。このよう
に、サファイア基板のC面状に窒化物半導体層を成長さ
せると、サファイア基板のC軸と窒化物半導体層のC軸
の方向が一致する。サファイア基板と窒化物半導体層の
C軸を一致させた基板を用いて窒化物半導体レーザ構造
が形成されたウエハに割溝を形成し、その割溝に沿って
ウエハーを割ることにより非常に凹凸が少ない平坦な光
共振面を形成できるという作用を有する。
【0033】請求項10に記載の発明は、サファイア基
板に形成する割溝を、サファイア基板の面方位(数1)
に沿った方向に成することを特徴とする請求項4から9
のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法
である。窒化物半導体レーザ構造が形成されたウエハを
割って光共振面を形成するために形成する割溝を、上記
の面方位に沿った方向に形成することで、サファイア基
板の結晶性を利用してウエハを割ることができ、非常に
凹凸が少ない平坦な光共振面を形成できるという作用を
有する。ここで、面方位(数1)は、互いに等価な6個
の面方位を含むものである。
【0034】請求項11に記載の発明は、サファイア基
板に形成する割溝を、サファイア基板の面方位(数2)
に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
法である。窒化物半導体レーザ構造が形成されたウエハ
を割って光共振面を形成するために形成する割溝を、上
記の面方位に沿った方向に形成することで、サファイア
基板の結晶性を利用してウエハを割ることができ、非常
に凹凸が少ない平坦な光共振面を形成できるという作用
を有する。ここで、面方位(数2)は、互いに等価な6
個の面方位を含むものである。
【0035】請求項12に記載の発明は、サファイア基
板に形成する割溝を、窒化物半導体層の面方位(数3)
に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
法である。窒化物半導体レーザ構造が形成されたウエハ
を割って光共振面を形成するために形成する割溝を、上
記の面方位に沿った方向に形成することで、窒化物半導
体層の結晶性を利用してウエハを割ることができ、非常
に凹凸が少ない平坦な光共振面を形成できるという作用
を有する。ここで、面方位(数3)は、互いに等価な6
個の面方位を含むものである。
【0036】請求項13に記載の発明は、サファイア基
板に形成する割溝を、窒化物半導体層の面方位(数4)
に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
法である。窒化物半導体レーザ構造が形成されたウエハ
を割って光共振面を形成するために形成する割溝を、上
記の面方位に沿った方向に形成することで、窒化物半導
体層の結晶性を利用してウエハを割ることができ、非常
に凹凸が少ない平坦な光共振面を形成できるという作用
を有する。ここで、面方位(数4)は、互いに等価な6
個の面方位を含むものである。
【0037】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0038】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態の窒化物半導体レーザ素子10を示す斜視図であ
る。図中1はサファイア基板、2はサファイア基板1の
上に形成されたAlNからなるバッファ層、3はSiド
ープn型AlGaN層からなるn型層、4はノンドープ
のInGaN層からなる活性層、5はMgドープp型A
lGaN層からなるp型層、6はSiO2からなる電流
狭窄層、7はTiとAuの積層構造からなるp電極で、
これらバッファ層2,n型層3,活性層4,p型層5,
電流狭窄層6,p電極7がサファイア基板1の上面に順
に積層されている。
【0039】8はn型層3の上面に形成されたNiとA
uの積層構造からなるn電極、9はn型層3及びバッフ
ァ層2を一部除去し、サファイア基板1の上面を露出状
態とした割溝形成用切欠部で、この割溝形成用切欠部9
は活性層4が形成されていない領域であって活性層4端
面に形成された光共振面の延長線上となる側面位置に形
成されている。
【0040】割溝形成用切欠部9は、後述するように、
ブレーキング装置などで半導体素子用ウエハを押し割る
ことによって活性層4の端面に光共振面を形成するため
の幅200μm程度の割溝を形成するためのもので、こ
の割溝形成用切欠部9の底面、すなわちサファイア基板
1の上面に形成すべき光共振面の延長線上となるように
割溝が形成される。このようにサファイア基板1の上面
が露出した状態とすることにより、特に、サファイア基
板1の表面に形成する割溝の形成が容易になる。
【0041】これによって、割溝形成用切欠部9に形成
されたこの割溝で、半導体素子用ウエハをブレーキング
装置などで押し割る際に割溝に沿った割れ面が光共振面
となるように誘発することができ、従来のような割れ面
の傾斜や欠け、さらには活性層への悪影響を無くすこと
ができる。
【0042】次いで図2〜図13を参照して、上記図1
に示す窒化物半導体レーザ素子10の具体的な製造方法
について説明する。
【0043】まず、図2の(a)および(a)のA−A
線断面図である(b)に示すように、サファイア基板1
の上面に、レーザ素子化した際のバッファ層2,n型層
3,活性層4,p型層5を形成するためのGaN系結晶
膜、すなわち、バッファ層膜2−1,n型層膜3−1,
活性層膜4−1,p型層膜5−1をMOCVD法により
順次積層し、最上部に電流狭窄層6を形成するためのS
iO2膜6−1をプラズマCVD法により形成する。
【0044】次いで、図3の(a)および(a)のA−
A線断面図である(b)に示すように、最上層にあるS
iO2膜6−1の一部をSiO2膜表面に所定の形状のマ
スクを形成しエッチングによって一部除去し、所定間隔
を開けて不連続状に割溝形成用切欠部9となる部分を除
去する。さらに、図4の(a)および(a)のA−A線
断面図である(b)に示すように、エッチングによりS
iO2膜6−1を除去した部分のみ、バッファ層膜2−
1,n型層膜3−1,活性層膜4−1,p型層膜5−1
を除去し、サファイア基板1上面が露出した状態とす
る。したがって、この時点で図1に示す割溝形成用切欠
部9が形成されたこととなる。
【0045】次いで、図5の(a)、(a)のA−A線
断面図である(b)および(a)のB−B線断面図であ
る(c)に示すように、図1に示すn電極8を形成する
ため、割溝形成用切欠部9形成領域以外でn型層3を露
出させる部分の最上層にあるSiO2膜6−1をSiO2
膜表面に所定の形状のマスクを形成しエッチングによっ
て除去する(図5の(c)参照)。さらに、図6の
(a)、(a)のA−A線断面図である(b)および
(a)のB−B線断面図である(c)に示すように、S
iO2膜6−1を除去した部分のみをn型層膜3−1が
露出するまでエッチングにより除去する。
【0046】次いで、図7の(a)、(a)のA−A線
断面図である(b)および(a)のB−B線断面図であ
る(c)に示すように、活性層膜4−1に電流を狭窄し
て注入するために、p型層膜5−1上のSiO2膜6−
1の一部を、SiO2膜表面に所定の形状のマスクを形
成しエッチングすることによって、ストライプ状に除去
する。
【0047】さらに、図8の(a)、(a)のA−A線
断面図である(b)および(a)のB−B線断面図であ
る(c)に示すように、n型層膜3−1及びp型層膜5
−1上にそれぞれp電極7及びn電極8を形成する。こ
れによって、図9に示すように、従来の半導体レーザ素
子用ウエハに割溝形成用切欠部9が不連続状に形成され
た本発明の窒化物半導体素子用ウエハが完成する。
【0048】次いで、このようにして形成された窒化物
半導体レーザ素子用ウエハを押し割ることによって、図
1に示す窒化物半導体レーザ素子10を形成する手順に
ついて説明する。
【0049】まず、上記窒化物半導体レーザ素子用ウエ
ハを一次分割して光共振面を形成する手段について説明
する。図10の(a)および(a)のC−C線断面図で
ある(b)に示すように、活性層4が形成されていない
領域であって活性層4に形成される光共振面の側面位置
に形成された割溝形成用切欠部9に、ダイヤモンドカッ
ターを用いたスクライバーによって、光共振面形成方向
と一致するように、第1の割溝S1を形成する。
【0050】なおここで、第1の割溝S1の切り込み深
さd及びその幅wは、サファイア基板1の厚さが50〜
200μmの条件では、それぞれ割溝S1の切り込み深
さdはサファア基板1の厚さの10%以下でその幅wは
5μm程度が望ましい。
【0051】次いで、図11に示すように、第1の割溝
S1の対向する位置でブレーキング装置を用いブレーキ
ングカッターBLでウエハを押し割ることによって、図
12に示すようにウエハの一次分割が完了する。
【0052】このように本発明の方法によれば、従来の
ように割れ面の傾斜や欠けを生じさせることなく、第1
の割溝S1の方向に沿った面、すなわち光共振面を形成
しようとする面が割れ面となるように高い確度で誘発さ
れ、ウエハ全体が図面の横方向に割れることとなる。こ
の割れ面は、サファイア基板1面も、また活性層4端面
に形成された光共振面も、従来のGaAs系やInGa
AlP系の化合物半導体の劈開面に近似した平坦性の高
い面が得られる。
【0053】さらに、図13の(a)および(a)のA
−A線断面図である(b)に示すように、この分割され
た窒化物半導体レーザ素子用ウエハに縦方向の第2の割
溝S2をダイヤモンドカッターを用いたスクライバーに
よって形成する。この状態で前記同様の手段でブレーキ
ング装置等を用いブレーキングカッターBLで押し割る
ことによって図1に示す窒化物半導体レーザ素子10が
完成する。
【0054】次いで、サファイア基板表面に形成する第
1の割溝の方向とサファイア基板の面方位及び窒化物半
導体層の面方位の関係について説明する。
【0055】サファイア基板のC面上に窒化物半導体層
を成長させることで、サファイア基板のC面上に成長す
る窒化物半導体層のC面がサファイア基板のC面と対向
する形で結晶成長し、サファイア基板のC面上に成長し
た窒化物半導体層の表面もC面となる。このように、サ
ファイア基板のC面状に窒化物半導体層を成長させる
と、サファイア基板のC軸と窒化物半導体層のC軸の方
向が一致する。サファイア基板と窒化物半導体層のC軸
を一致させた基板を用いて窒化物半導体レーザ構造が形
成されたウエハに割り溝を形成し、その割溝に沿ってウ
エハーを割ることにより非常に凹凸が少ない平坦な光共
振面を形成することができる。
【0056】また、サファイア基板のC面上に窒化物半
導体層を成長させた窒化物半導体レーザ構造が形成され
たウエハの、活性層4が形成されていない領域であって
活性層4に形成される光共振面の側面位置に形成された
割溝形成用切欠部9にダイヤモンドカッターを用いたス
クライバーによって、第1の割溝S1を形成し、その割
溝の方向をサファイア基板の面方位(数1)に一致させ
ることにより、サファイア基板の結晶性を利用してウエ
ハを割ることができ、非常に凹凸が少ない平坦な光共振
面を形成できる。
【0057】また、第1の割溝S1の方向をサファイア
基板の面方位(数2)に一致させることによっても、サ
ファイア基板の結晶性を利用してウエハを割ることがで
きる。
【0058】さらに、サファイア基板のC面上に窒化物
半導体層を成長させた窒化物半導体レーザ構造が形成さ
れたウエハの、活性層4が形成されていない領域であっ
て活性層4に形成される光共振面の側面位置に形成され
た割溝形成用切欠部9にダイヤモンドカッターを用いた
スクライバーによって、第1の割溝S1を形成し、その
割溝の方向を窒化物半導体層の面方位(数3)に一致さ
せることにより、窒化物半導体層の結晶性を利用してウ
エハを割ることができ、非常に凹凸が少ない平坦な光共
振面を形成できる。
【0059】また、第1の割溝S1の方向を窒化物半導
体層面方位(数4)に一致させることによっても、サフ
ァイア基板の結晶性を利用してウエハを割ることができ
る。
【0060】(実施の形態2)図14は本発明の別の実
施の形態の窒化物半導体レーザ素子10a用ウエハの斜
視図である。図14に示す窒化物半導体レーザ素子10
aは第1実施の形態において説明した窒化物半導体レー
ザ素子10とほぼ同様のものであるが、サファイア基板
1の光共振面の延長方向に対する長さの50%以上の領
域を割溝形成用切欠部9aとしたもの、すなわち割溝形
成用切欠部9aの長さL1をそれ以外の領域の光共振面
の延長方向の長さL2以上としたものである。
【0061】そして、この割溝形成用切欠部9aに、図
10において説明したのと同様の第1の割溝S1を形成
する。次いで、図11に示すように、第1の割溝S1の
対向する位置でブレーキング装置を用いブレーキングカ
ッターBLでウエハを押し割ることによって、図12に
示すようにウエハの一次分割が完了する。その後の手順
は第1実施の形態と同様につき、ここでの説明を省略す
る。
【0062】このように、サファイア基板1の光共振面
の延長方向に対する長さの50%以上の領域を割溝形成
用切欠部9aとすることによって、この割溝形成用切欠
部9aに形成した第1の割溝S1に沿って押し割ったと
きの割れ面が極めて直線性の良いものとなり、割れ面の
平滑性をさらに向上させることができる。
【0063】なお、割溝形成用切欠部9aに形成した第
1の割溝S1に代えて、図15(a)及び(a)のC−
C断面図である(b)に示すように、この割溝形成用切
欠部9aと対向するサファイア基板1の裏面側の位置に
割溝S3を形成し、図16に示すように、サファイア基
板1の窒化物半導体層側からブレーキング装置を用いブ
レーキングカッターBLでウエハを押し割ることもでき
る。
【0064】この場合、割溝形成用切欠部9aと対向す
るサファイア基板1の裏面側であれば、光共振面を形成
する活性層が形成された部分にも割溝S3を形成するこ
とができるため、窒化物半導体層側の割溝形成用切欠部
9aに割溝S1を形成する場合よりも、割溝形成領域を
大きくすることができ、サファイア基板1の窒化物半導
体層側からローラやブレーキング装置などで容易に押し
割ることができるようになる。また、割溝形成用切欠部
9aと対向するサファイア基板1の裏面側に割溝S3を
形成することにより、基板を押し割るブレーキング部の
全領域に割溝S3を形成することが可能となるため、割
れ面が直進性の良いものとなり、この割れ面の一部であ
る光共振面の平滑性を向上させることができる。
【0065】あるいは、割溝形成用切欠部9aに形成し
た第1の割溝S1に加えて、図17(a)及び(a)の
C−C断面図である(b)に示すように、この第1の割
溝S1と対向するサファイア基板1の裏面側の位置に第
2の割溝S3を形成し、図18に示すように、サファイ
ア基板1の裏面側からブレーキング装置を用いウエハを
押し割ることもできる。
【0066】この場合、サファイア基板1の窒化物半導
体層側に形成した第1の割溝S1及び裏面側に形成した
第2の割溝に沿ってサファイア基板1はより割れやすく
なるため、割れ面は極めて直進性の良いものとなり、こ
の割れ面の一部である光共振面の平滑性をさらに向上さ
せることができる。
【0067】なお、第1の割溝S1及び第2の割溝S3
の長さは、サファイア基板1の光共振面の延長方向に対
する長さの50%以上としておくのが望ましい。サファ
イア基板1の光共振面の延長方向の50%以上の長さを
有する割溝とすることによって、この割溝に沿って押し
割ったときの割れ面が極めて直進性の良いものとなり、
この割れ面の一部である光共振面の平滑性をさらに向上
させることができる。
【0068】
【実施例】本実施例は、有機金属気相成長法を用いて成
長した窒化ガリウム系半導体層により作製される窒化物
半導体レーザを示すものである。
【0069】(実施例1)本実施例を図1を参照しなが
ら説明する。
【0070】まず、基板表面がC面であり、表面を鏡面
に仕上げたサファイア基板1を反応管内の基板ホルダー
に載置した後、サファイア基板1の表面温度を1100
℃に10分間保ち、水素ガスを流しながら基板を加熱す
ることにより、基板1の表面に付着している有機物の汚
れや水分を取り除くためのクリーニングを行う。
【0071】次に、サファイア基板1の表面温度を60
0℃にまで降下させ、主キャリアガスとしての窒素ガス
を10リットル/分、アンモニアを5リットル/分、ト
リメチルアルミニウム(以下、「TMA」と記す)を含
むTMA用のキャリアガスを20cc/分で流しなが
ら、AlNからなるバッファ層2を25nmの厚さとな
るように成長させる。
【0072】ついで、TMAのキャリアガスの供給を止
めて1050℃まで昇温させた後、主キャリアガスとし
て、窒素ガスを9リットル/分、水素ガスを0.95リ
ットル/分で流しながら、新たにトリメチルガリウム
(以下、「TMG」と記す)用のキャリアガスを4cc
/分、Si源である10ppmのSiH4(モノシラ
ン)ガスを10cc/分で流しながら60分間成長させ
て、SiをドープしたGaNからなる第1のn型層を2
μmの厚さで成長させる。このとき、第1のn型層のキ
ャリア濃度は1×1018cm-3であった。
【0073】第1のn型層の成長後、引き続いて主キャ
リアガスとTMG用のキャリアガスとSiH4ガスをそ
のままの流量で流しながら、TMA用のキャリアガスを
6cc/分の流量で流して12分間成長させて、Siを
ドープしたAlGaNからなる第2のn型層を0.4μ
mの厚さで成長させる。このとき、第2のn型層のキャ
リア濃度は1×1018cm-3であった。
【0074】第2のn型層の成長後、引き続いて主キャ
リアガスとTMG用のキャリアガスとをそのままの流量
で流しながら、TMA用のキャリアガスを止めて、Si
H4ガスの流量を50cc/分に変更して3分間流し
て、SiをドープしたGaNからなる第3のn型層を
0.1μmの厚さで成長させる。このとき、第3のn型
層のキャリア濃度は5×1018cm-3であった。
【0075】第1のn型層と第2のn型層でn型層3が
形成される。
【0076】n型層3を成長形成後、TMG用のキャリ
アガスとSiH4ガスを止め、基板1の表面温度を75
0℃まで降下させた後、5層構造の多重量子井戸構造の
活性層を成長させる。多重量子構造の障壁層の成長条件
としては、主キャリアガスとして窒素ガスを10リット
ル/分、TMG用のキャリアガスを2cc/分、トリメ
チルインジウム(以下、「TMI」と記す)用のキャリ
アガスを70cc/分で流しながら30秒間成長させ
て、ノンドープのInGaNからなる障壁層を6nmの
厚さで成長させる。井戸層の成長条件としては、主キャ
リアガスとして窒素ガスを10リットル/分、TMG用
のキャリアガスを2cc/分、TMI用のキャリアガス
を200cc/分で流しながら15秒間成長させて、ノ
ンドープのInGaNからなる井戸層を3nmの厚さで
成長させる。これらの障壁層と井戸層の5層構造からな
る多重量子井戸構造層で活性層4が形成される。
【0077】さらに、活性層4の成膜後、TMI用のキ
ャリアガスとTMG用のキャリアガスを止め、サファイ
ア基板1の表面温度を1050℃まで上昇させ、新たに
主キャリアガスとして窒素ガスを9リットル/分、水素
ガスを0.94リットル/分、TMG用のキャリアガス
を4cc/分、Mg源であるビスシクロペンタジエニル
マグネシウム(以下、「Cp2Mg」と記す)用のキャ
リアガスを50cc/分で流しながら3分間成長させ
て、MgをドープしたGaNからなる第1のp型層を
0.1μmの厚さで成長させる。
【0078】次に、主キャリアガスとTMG用のガスと
Cp2Mg用のガスをそのまま流しながら、これに加え
てTMA用のキャリアガスを6cc/分で流しながら1
6分間成長させて、MgをドープしたAlGaNからな
る第2のp型層を0.4μmの厚さで成長させる。
【0079】引き続き、TMA用のキャリアガスのみを
止め、1050℃にて18分間成長させ、Mgをドープ
したGaNからなる第3のp型層を0.6μmの厚さで
成長させる。この第1のp型層と第2のp型層と第3の
p型層でp型層5が形成される。そして、p型層成長後
には、原料ガスであるTMG用のキャリアガスとアンモ
ニアを止め、窒素ガスと水素ガスをそのままの流量で流
しながら室温まで冷却した後、ウエハを反応管から取り
出す。
【0080】このようにして形成した窒化ガリウム系化
合物半導体からなる量子井戸構造を含む積層構造に対し
て、その表面上にプラズマCVD法によりSiO2膜を
堆積させる。SiO2膜の成膜条件は、基板温度を35
0℃とし、酸素ガスを4cc/分、テトラエチルオルソ
シリケートを100cc/分で流しながら、RFパワー
250Wで30分成膜し、1μmの厚さのSiO2膜6
−1を形成する。
【0081】次に、このように形成したウエハにレーザ
構造を形成し、半導体レーザ素子を作製する。
【0082】まず、基板を割って光共振面を形成するた
め割溝を形成する部分に割溝形成用切欠部を形成するた
め窒化物半導体層を除去する。窒化物半導体層を除去す
る方法として、まず除去する部分のSiO2膜6−1を
ウェットエッチングにより除去し、所定の形状のマスク
を形成し、その後ドライエッチングによりp型層5、活
性層4、第3のn型層、第2のn型層及び第1のn型層
の一部を除去し、第1のn型層を露出させる。
【0083】次に、n型電極を形成する部分を第1のn
型層が露出するまで窒化物半導体層を除去する。窒化物
半導体層を除去する方法として、まず除去する部分のS
iO 2膜6−1をウェットエッチングにより除去し、所
定の形状のマスクを形成し、その後ドライエッチングに
より窒化物半導体層を除去する。
【0084】次に、活性層4に電流を狭窄して注入する
ために、p型層5上のSiO2膜6−1をストライプ状
に除去する。SiO2膜6−1の除去は、所定のストラ
イプ形状のマスクを形成し、ウエットエッチングにより
行う。
【0085】このようにしてエッチングにより露出させ
た第1のn型電極の表面上にNiとAuの積層構造から
成るn電極8を蒸着法により形成する。さらに、同様に
してp型層5の上のSiO2膜6−1がストライプ状に
除去された部分の上に、TiとAuの積層構造から成る
p電極7を蒸着法により形成する。
【0086】この後、サファイア基板1の裏面を研磨し
て50μmにまで薄くする。研磨後、窒化物半導体レー
ザ構造が形成されたウエハをレーザ素子に分割する。
【0087】まず、割溝形成用切欠部にスクライブ装置
を用いてp型層5上に形成したストライプ状のパターン
に対して垂直方向に第1の割溝を形成する。このとき形
成される第1の割溝の方向は、サファイア基板1の面方
位(数1)に一致している。また、割溝の形状は溝幅5
μm、溝深さ5μmである。
【0088】この割溝に沿って、割溝の反対側からブレ
ーキング装置を用いてウエハを圧し割る。このようにし
て形成した端面をレーザ素子の光共振面とする。割溝は
平行方向に600μmピッチで形成しレーザ素子の共振
器長を600μmとした。
【0089】次に、p型層5上に形成したストライプ状
のパターンに対して平行な方向に、レーザ素子単体に分
割できるように400μmピッチでスクライブ装置を用
いて第2の割溝を形成する。この割溝に沿って割溝の反
対側からブレーキング装置を用いて圧し割り、窒化物半
導体レーザ素子を作製した。これにより600μm×4
00μmサイズの窒化物半導体レーザ素子が作製され
る。
【0090】この窒化物半導体レーザ素子に通電を行い
レーザ発振を試みたところ、ウエハから得られたレーザ
素子の80%以上が、しきい値電流100mAで発振波
長400nmのレーザ発振が確認された。しきい値電流
のばらつきも±10%以内と良好であった。また、レー
ザー光の形状についても単峰性の安定したビーム形状が
得られた。
【0091】さらに、この光共振面の形成方法はエッチ
ングにより光共振面を形成する方法に比べ、容易に窒化
物半導体層及びサファイア基板共にばらつき無く平滑な
面を形成できるため、高スループットで歩留まり良く窒
化物半導体レーザ素子を作製することができる。
【0092】(実施例2)実施例1において、サファイ
ア基板1を割って光共振面を形成するため割溝を形成す
る際、窒化物半導体層の除去を、まず除去する部分のS
iO2膜6−1をウェットエッチングにより除去し、所
定の形状のマスクを形成し、その後ドライエッチングに
よりp型層5、活性層4、第2のn型層及び第1のn型
層、バッファー層2を除去し、サファイア基板1の表面
を露出させる。それ以外は、実施例1と同様にして半導
体レーザ素子を作製した。
【0093】この窒化物半導体レーザ素子に通電を行い
レーザ発振を試みたところ、ウエハから得られたレーザ
素子の80%以上が、しきい値電流100A以下で発振
波長400nmのレーザ発振が確認された。
【0094】(実施例3)実施例2において、サファイ
ア基板1の裏面を研磨して基板厚を薄くする工程におい
て、基板厚を200μmにまで薄くしたもので、その他
は実施例2と同様にして半導体レーザ素子を作製した。
【0095】この窒化物半導体レーザ素子に通電を行い
レーザ発振を試みたところ、ウエハから得られたレーザ
素子の80%以上が、しきい値電流100mA以下で発
振波長400nmのレーザ発振が確認された。
【0096】(実施例4)実施例2において、割溝形成
用切欠部にスクライブ装置を用いてp型層5上に形成し
たストライプ状のパターンに対して垂直方向に第1の割
溝を形成する工程において、第1の割溝の方向をサファ
イア基板の面方位(数2)に一致させた以外は、実施例
1と同様にして半導体レーザ素子を作製した。
【0097】この窒化物半導体レーザ素子に通電を行い
レーザ発振を試みたところ、ウエハから得られたレーザ
素子の80%以上が、しきい値電流100mA以下で発
振波長400nmのレーザ発振が確認された。
【0098】(実施例5)実施例2において、割溝形成
用切欠部にスクライブ装置を用いてp型層5上に形成し
たストライプ状のパターンに対して垂直方向に第1の割
溝を形成する工程において、第1の割溝の方向を窒化物
半導体層の面方位(数3)に一致させた以外は、実施例
1と同様にして半導体レーザ素子を作製した。
【0099】この窒化物半導体レーザ素子をヒートシン
クに設置し、液体窒素温度で通電を行いレーザ発振を試
みたところ、ウエハから得られたレーザ素子の80%以
上が、しきい値電流800〜900mAで発振波長43
0nmのレーザ発振が確認された。
【0100】(実施例6)実施例2において、割溝形成
用切欠部にスクライブ装置を用いてp型層5上に形成し
たストライプ状のパターンに対して垂直方向に第1の割
溝を形成する工程において、第1の割溝の方向を窒化物
半導体層の面方位(数4)に一致させた以外は、実施例
1と同様にして半導体レーザ素子を作製した。
【0101】この窒化物半導体レーザ素子をヒートシン
クに設置し、液体窒素温度で通電を行いレーザ発振を試
みたところ、ウエハから得られたレーザ素子の80%以
上が、しきい値電流100A以下で発振波長400nm
のレーザ発振が確認された。
【0102】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、窒化物半
導体レーザ素子における従来の問題点を解消し、活性層
に悪影響を与えることなくしかも歩留まり良く光共振面
を作製することができる。
【0103】とくに、窒化物半導体層の一部または全部
が除去された割溝形成用切欠部を形成し、ここに第1の
割溝を形成することにより、サファイア基板の表面に形
成する割溝の形成が容易になり、さらに窒素化物半導体
層の一部または全部が除去された割溝形成用切欠部に割
溝を形成することで、窒素化物半導体層を除去せずに割
溝を形成する場合に比べ、割溝を形成する際に割溝部以
外の窒化物半導体層にダメージを与える可能性を取り除
くことができる。
【0104】また、サファイア基板の裏面側に割溝を形
成することにより、割れ面が直進性の良いものとなり、
この割れ面の一部である光共振面の平滑性を向上させる
ことができる。さらに、これらの割溝の長さをサファイ
ア基板の光共振面の延長方向に対する長さの50%以上
とすることによって、この割溝に沿って押し割ったとき
の割れ面が極めて直進性の良いものとなり、この割れ面
の一部である光共振面の平滑性をさらに向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である窒化物半導体レー
ザ素子を示す斜視図
【図2】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図3】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図4】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図5】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図6】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図7】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図8】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工程
を示す説明図
【図9】本発明の一実施の形態である窒化物半導体レー
ザ素子用ウエハの斜視図
【図10】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工
程を示す説明図
【図11】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工
程を示す説明図
【図12】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工
程を示す説明図
【図13】図1に示す窒化物半導体レーザ素子の製造工
程を示す説明図
【図14】本発明の別の実施の形態である窒化物半導体
レーザ素子用ウエハの斜視図
【図15】図14に示す窒化物半導体レーザ素子の製造
工程を示す説明図
【図16】図14に示す窒化物半導体レーザ素子の製造
工程を示す説明図
【図17】図14に示す窒化物半導体レーザ素子の製造
工程を示す説明図
【図18】図14に示す窒化物半導体レーザ素子の製造
工程を示す説明図
【符号の説明】
1 サファイア基板 2 バッファ層 2−1 バッファ層膜 3 n型層 3−1 n型層膜 4 活性層 4−1 活性層膜 5 p型層 5−1 p型層膜 6 電流狭窄層 6−1 SiO2膜 7 p電極 8 n電極 9,9a 割溝形成用切欠部 S1,S2,S3 割溝 10,10a 窒化物半導体レーザ素子 d 割溝切り込み深さ w 割溝幅 BL ブレーキングカッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 信一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 矢野 振一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サファイア基板の上面に少なくとも窒化物
    半導体層よりなるn型層と活性層とp型層とが順に積層
    された窒化物半導体レーザ素子であって、前記活性層が
    形成されていない領域であって前記活性層端面に形成さ
    れた光共振面の延長方向に、窒化物半導体層の一部また
    は全部が除去された割溝形成用切欠部が形成されている
    ことを特徴とする窒化物半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】サファイア基板の上面に少なくとも窒化物
    半導体層よりなるn型層と活性層とp型層とが順に積層
    された窒化物半導体レーザ素子であって、前記活性層が
    形成されていない領域であって前記活性層端面に形成さ
    れた光共振面の延長方向に、前記サファイア基板上面を
    露出させた割溝形成用切欠部が形成されていることを特
    徴とする窒化物半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】前記サファイア基板の光共振面の延長方向
    に対する長さの50%以上の領域を前記割溝形成用切欠
    部とした請求項1または2記載の窒化物半導体レーザ素
    子。
  4. 【請求項4】サファイア基板の上面に少なくとも窒化物
    半導体層よりなるn型層と活性層とp型層とが順に積層
    された窒化物半導体レーザ素子の製造方法であって、窒
    化物半導体レーザ素子用ウエハの前記活性層が形成され
    ていない領域であって前記活性層に形成される光共振面
    の側面位置に、窒化物半導体層の一部または全部が除去
    された割溝形成用切欠部を形成し、同割溝形成用切欠部
    に、形成される光共振面の延長線上となる割溝を形成
    し、次いで、前記割溝に沿って前記ウエハを割ることに
    よって、前記活性層の割れ面に光共振面を形成すること
    を特徴とする窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  5. 【請求項5】サファイア基板の上面に少なくとも窒化物
    半導体層よりなるn型層と活性層とp型層とが順に積層
    された窒化物半導体レーザ素子の製造方法であって、窒
    化物半導体レーザ素子用ウエハの前記活性層が形成され
    ていない領域であって前記活性層に形成される光共振面
    の側面位置に、窒化物半導体層の一部または全部が除去
    された切欠部を形成し、前記サファイア基板の裏面側の
    前記切欠部と対向する位置に、形成される光共振面の延
    長線上となる割溝を形成し、次いで、前記割溝に沿って
    前記ウエハを割ることによって、前記活性層の割れ面に
    光共振面を形成することを特徴とする窒化物半導体レー
    ザ素子の製造方法。
  6. 【請求項6】サファイア基板の上面に少なくとも窒化物
    半導体層よりなるn型層と活性層とp型層とが順に積層
    された窒化物半導体レーザ素子の製造方法であって、窒
    化物半導体レーザ素子用ウエハの前記活性層が形成され
    ていない領域であって前記活性層に形成される光共振面
    の側面位置に、窒化物半導体層の一部または全部が除去
    された割溝形成用切欠部を形成し、同割溝形成用切欠部
    に、形成される光共振面の延長線上となる第1の割溝を
    形成し、さらに、前記サファイア基板の裏面側の前記第
    1の割溝と対向する位置に、形成される光共振面の延長
    線上となる第2の割溝を形成し、次いで、前記第1の割
    溝及び第2の割溝に沿って前記ウエハを割ることによっ
    て、前記活性層の割れ面に光共振面を形成することを特
    徴とする窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  7. 【請求項7】前記割溝の長さを、前記サファイア基板の
    光共振面の延長方向に対する長さの50%以上とした請
    求項4から6のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素
    子の製造方法。
  8. 【請求項8】前記サファイア基板の厚みが50〜200
    μmであって、かつ前記サファイア基板に形成された割
    溝の深さがサファイア基板の厚みの10%以下であるこ
    とを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の窒化
    物半導体レーザ素子の製造方法。
  9. 【請求項9】前記窒化物半導体層をサファイア基板のC
    面上に成長させることを特徴とする請求項4から8のい
    ずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方法。
  10. 【請求項10】サファイア基板に形成する割溝を、サフ
    ァイア基板の面方位 【数1】 に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
    9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
    法。
  11. 【請求項11】サファイア基板に形成する割溝を、サフ
    ァイア基板の面方位 【数2】 に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
    9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
    法。
  12. 【請求項12】サファイア基板に形成する割溝を、窒化
    物半導体層の面方位 【数3】 に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
    9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
    法。
  13. 【請求項13】サファイア基板に形成する割溝を、窒化
    物半導体層の面方位 【数4】 に沿った方向に形成することを特徴とする請求項4から
    9のいずれかに記載の窒化物半導体レーザ素子の製造方
    法。
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