JP2000082864A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JP2000082864A
JP2000082864A JP10250866A JP25086698A JP2000082864A JP 2000082864 A JP2000082864 A JP 2000082864A JP 10250866 A JP10250866 A JP 10250866A JP 25086698 A JP25086698 A JP 25086698A JP 2000082864 A JP2000082864 A JP 2000082864A
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temperature
optical fiber
laser
semiconductor laser
wavelength
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Application number
JP10250866A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Toba
弘 鳥羽
Yasuhiro Suzuki
安弘 鈴木
Osamu Mikami
修 三上
Kazunori Yamada
和則 山田
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Tokai University
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Tokai University
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザの発振波長を、より容易に精度
良く所望の値とできるようにする。 【解決手段】 半導体レーザ101による外部共振器型
レーザにおいて、光ファイバ106と外部共振器を構成
するFG110とは、サブマウント111を介して温度
制御部112上に配置される。そして、半導体レーザ1
01は温度一定にされた状態で、温度制御部112によ
る光ファイバ106とFG110との温度制御状態にと
もなってモードホップのない状態で発振波長が変化す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コヒーレント光
通信や光波長多重通信、および光計測などに利用される
外部共振器型レーザを用いたレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コヒーレント光通信や光多重通信および
波長に関連した光計測では、発振波長を精密に制御しな
がら変化させる必要がある。特に、用途によっては、ス
ペクトル線幅を数10kHz程度以下に制御しつつ、所
定の発振波長に設定する必要がある(文献:Kouji Kiku
shima, Ko-ich Suto, Hiroshi Nakamoto, Hisao Yoshin
aga, Chisei Kishimoto, Masami Kawabe, Kiyomi Kumoz
aki, and Nori Shibata"Super-wide-band optical syst
ems", IEEE Photonics Technologies Letters,Vol.8,n
o.6,pp.839-841,1996)。従来、発振波長を精密に制御
することのできる光源としては、上記の文献に記載され
ている狭スペクトル線幅を有する半導体DFBレーザが
使用されている。この半導体DFBレーザの発振波長
は、温度とバイアス電流とを制御することで所望とする
値にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その半
導体DFBレーザの発振波長を所定の値に制御するため
には、まず、製造上の歩留りが問題となる。その半導体
DFBレーザでは、活性層を構成している膜厚や幅、ま
た、DFBレーザのブラッググレーティングの形状が変
化すると、出力するレーザ光の波長が変化するので、所
望とする発振波長のものを製造するのが難しい。また、
その半導体DFBレーザの発振波長は、温度によって制
御はできるが、温度によって変化しやすく、その温度依
存性は0.1nm/℃である。このため、0.01nm
程度以下の高精度な波長制御のもとに、所望の発振波長
とするためには、0.1℃以下の高精度な温度制御が必
要であった。
【0004】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、レーザの発振波長を、よ
り容易に精度良く所望の値とできるようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のレーザ装置
は、光導波方向の一端に反射防止膜が形成されて所望と
する第1の温度に制御された半導体レーザと、その半導
体レーザの反射防止膜形成面側に光入射端面が配置され
てその反射防止膜より出射される光に結合して所望とす
る第2の温度に制御された光ファイバと、その光ファイ
バの光出射端面に結合して配置されてやはり第2の温度
に制御された特定の波長のみを選択的に反射するファイ
バグレーティングとを備え、ファイバグレーティングで
外部共振器が構成され、第1の温度は一定とされた状態
で第2の温度にともなって変化する任意の波長のレーザ
光が出力されるようにした。このように構成したので、
半導体レーザの温度を固定して、光ファイバとファイバ
グレーティングの温度を変化させることで、発振するレ
ーザ光の波長はモードホップのない状態で変化する。ま
た、この発明のレーザ装置は、光導波方向の一端に反射
防止膜が形成された半導体レーザと、その半導体レーザ
を所望とする温度に制御する第1の温度制御手段と、半
導体レーザの反射防止膜形成面側に光入射端面が配置さ
れてその反射防止膜より出射される光に結合した光ファ
イバと、その光ファイバの光出射端面に結合して配置さ
れて特定の波長のみを選択的に反射するファイバグレー
ティングと、光ファイバおよびファイバグレーティング
を所望とする温度に制御する第2の温度制御手段とを備
え、ファイバグレーティングで外部共振器が構成され、
第1の温度制御手段が温度一定に制御した状態で第2の
温度制御手段の温度制御状態にともなって変化する任意
の波長のレーザが出力されるようにした。このように構
成したので、第1の温度制御手段により半導体レーザの
温度を固定した状態で、第2の温度制御手段により光フ
ァイバとファイバグレーティングの温度を変化させるこ
とで、発振するレーザ光の波長はモードホップのない状
態で変化する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図を
参照して説明する。 実施の形態1 図1は、この発明の第1の実施の形態におけるレーザ装
置の構成を示す構成図である。このレーザ装置は、ま
ず、次に示す部分から構成されたレーザモジュール10
0を備えている。まず、例えば、発振波長1.5μm帯
の半導体レーザ101を備えている。この半導体レーザ
101は、例えば、InGaAsP/InP系の化合物
半導体から各層を構成し、活性層に圧縮比が1%程度で
ある厚さ6nmのInGaAsPからなる井戸層と、厚
さ10nmのInGaAsPからなるバリア層とが8組
重ねられた多重量子井戸構造の、素子長300μmの半
導体レーザを用いればよい。そして、この半導体レーザ
101は、その一方の端面に反射防止膜102が形成さ
れている。なお、1.3μm帯など他の発振波長の半導
体レーザを用いるようにしても良い。
【0007】また、その半導体レーザ101は、サブマ
ウント103を介して温度制御部104上に配置されて
いる。この温度制御部104は、半導体レーザ101
を、例えば、室温25℃程度に一定に制御する。この実
施の形態1では、温度制御部104をペルチェ素子から
構成した。また、半導体レーザ101の反射防止膜10
2形成面側には結合用レンズ105が配置されている。
【0008】また、以上のように構成されたレーザモジ
ュール100の結合用レンズ105外側には、光ファイ
バ106が、その先端を結合用レンズ105方向に向け
て配置されている。この先端は斜めに切断されることに
より、光が入射する面が、半導体レーザ101方向に垂
直とならないようにしている。このようにすることで、
半導体レーザ101からの光が、その光ファイバ106
端面で反射し、半導体レーザ101に戻らないようにし
ている。
【0009】また、その光ファイバ106の他端に、光
ファイバ106と同一材料からなるファイバーグレーテ
ィング(Fiber Grating:FG)110を融着して備える
ようにした。このFG110は、例えば、光ファイバ1
06と同一の光ファイバのコアに周期的な屈折率変調を
形成したものである。すなわち、光ファイバー長手方向
に膨大な数のグレーティング層を形成したものであり、
特定波長(Bragg波長)の光のみを反射する光フィ
ルターとして機能する。ここで、FG110の反射率は
10%とし、その反射する波長の帯域幅は0.1nmで
ある。なお、FG110の先端には、光ファイバ106
aが融着されて延在している。
【0010】そして、この実施の形態1では、その光フ
ァイバ106とFG110も、サブマウント111を介
して温度制御部112上に配置されているようにした。
ここでは、その温度制御部112は、光ファイバ106
とFG110の温度を変化させるように制御する。そし
て、その温度制御部112の温度制御により、光ファイ
バ106aに得られるレーザの波長制御を行うようにし
た。なお、温度制御部112は、ペルチェ素子から構成
した。
【0011】そのレーザ装置では、半導体レーザ101
の反射防止膜102形成面から出射された光は、結合用
レンズ105を通して光ファイバ106に結合される。
その光ファイバ106に結合された光パワーの一部はF
G110により反射され、半導体レーザ101の反射防
止膜102が形成されていない面で再び反射される。こ
のように、半導体レーザ101の反射防止膜102が形
成されていない面と、FG110との間で、外部共振器
が構成されている。ここで、ここの実施の形態1では、
その共振器長を28cmとした。
【0012】ここで、そのレーザ装置の電流−出力特性
(a)とスペクトル特性(b)とを図2に示す。まず、
このレーザ装置は、しきい値電流28mAでレーザ発振
を始めた。また、供給した電流が〜100mAの範囲に
おいて、レーザ出力が変動するなどのキンクのない良好
な状態のレーザ発振が得られた。これは、半導体レーザ
101において、反射防止膜102形成面などにおい
て、不要な反射がほとんど発生していないことを示して
いる。また、このときの微分効率は0.2(mW/m
A)であった。また、発振波長は、1552.4nmで
あり、サイドモード抑圧比が50dB以下のシングルモ
ード発振が得られた。
【0013】上述したようなFGを用いた外部共振器型
レーザの発振波長は、FGと半導体レーザ後端面との光
路長(共振器長)で決定される共振器縦モードの1つ
を、FGの反射率の波長選択性におけるピーク波長λFG
で選択することにより決定される。FGはブラッグ反射
条件に当てはまる波長のみを反射する特性があり、これ
はその特性を用いたものである。このようなFGの特性
を利用し、これを外部共振器として用いた。そして、こ
の実施の形態1では、前述した温度制御部104により
半導体レーザ101を一定温度に制御し、FG110の
温度を温度制御部112で変化させるようにした。この
結果、この実施の形態1の半導体レーザは、温度制御部
112によるFG110の温度制御により、光ファイバ
106aに得られるレーザの発振波長を、モードホップ
のない状態で精密に制御できる。
【0014】半導体レーザでは、温度を変化させると発
振波長が変化する。ここで、半導体レーザ101部分の
温度Ta ,光倍が106からFG110までの部分の温
度Tf とし、次の条件でレーザ出力の測定を行った。ま
ず、第1の条件としては、Ta を25℃に一定とし、T
f を10〜30℃の範囲で変化させる。第2の条件とし
ては、Ta およびTf を同時に10〜30℃の範囲で変
化させる。第3の条件としては、Ta を10〜30℃の
範囲で変化させ、Tf 25℃に一定とする。
【0015】この測定結果を図3に示す。図3では、黒
丸が第1の条件の結果を示し、「×」が第2の条件の結
果を示し、「+」が第3の条件の結果を示している。半
導体レーザ101とFG110に同時に温度変化を与え
る第2の条件では、数℃毎に波長が不連続に変化するモ
ードホップが観測される。また、FG110に温度変化
を与えていない第3の条件では、波長変化量が小さく、
かつモードホップに基づく波長不連続点が存在してい
る。一方、半導体レーザ101に温度変化を与えずに、
FG110に温度変化を与えた第1の条件では、不連続
に波長が変化するモードホップがなく、温度変化に対し
てほぼリニアな波長変化が得られている。さらに、波長
変化量は、約0.013nm/℃であり、DFBレーザ
の波長変化の温度依存性(約0.1nm/℃)と比較し
て一桁小さく、高精度な波長制御が可能であることがわ
かる。
【0016】ここで、外部共振器型レーザの発振波長の
温度依存性について考察する。まず、FGを用いた外部
共振器型レーザの発振波長は、FGと半導体レーザ後端
面との光路長で決定される共振器縦モードの1つを、F
Gの反射率の波長選択特性におけるピーク波長λFGで選
択することにより決定される。ここで、半導体レーザ1
01部分の温度Ta ,をT1 からT2 に変化させた場合
における、半導体レーザ101部分の光路長変化にとも
なう波長変化をΔλaとする。また、光ファイバ106
からFG110までの部分の温度Tf を、それぞれT1
からT2 に変化させた場合、それらの光路長変化にとも
なう波長変化をΔλf とする。
【0017】さらに、温度Ta ,をT1 からT2 に変化
させた場合における、FG110の反射ピーク波長λFG
の変化をΔλFGとする。なお、上述の場合、T1 =10
℃,T2 =30℃である。このとき、Δλa およびΔλ
FGは、光ファイバ106およびFG110を構成してい
るファイバ材質の屈折率の温度依存性により決定され
る。従って、この実施の形態1において、光ファイバ1
06とFG110とは同一材料なので、Δλf =ΔλFG
が成立する。そして、レーザ発振したm番目の外部共振
器縦モード(波長λm )の波長変化量をΔλm とする
と、Δλm=Δλa+Δλf となる。
【0018】ここで、図4(a)に、半導体レーザ10
1部分の温度Ta を一定とし、光ファイバ106からF
G110までの部分の温度Tf を変化させた場合につい
て示す。これは、前述の第1の条件である。この場合、
FG110の反射ピーク波長が、温度変化にともなって
破線で示すλFGから実線で示すλFG+ΔλFGに変化す
る。そして、同時に、外部共振器縦モードmの波長は、
破線のピークで示すλmから黒く塗りつぶしたピークで
示すλm +Δλm に変化する。ここで、半導体レーザ1
01においては波長変化がないのでΔλa =0であり、
外部共振器縦モードmの波長λm の変化は、Δλm=Δ
λfとなる。そして、この共振器縦モードmの波長変化
Δλmは、前述したように、Δλf =ΔλFGなので、F
G110の反射ピーク波長の変化ΔλFGとほぼ一致す
る。
【0019】すなわち、温度変化にともなって変化し
た、「FG110の反射ピーク波長λFG+ΔλFG」と
「外部共振器縦モードmの波長λm +Δλm 」とが等し
くなる。この結果、上述した第1の条件においては、外
部共振器であるFG110より出射するレーザは縦モー
ドmのままであり、モードホップをともなわずにその波
長をλm からλm +Δλm まで変化させられることにな
る。従って、その第1の条件では、モードホップをとも
なわないので、温度変化に対応して連続的に発振長を変
化させることができる。
【0020】つぎに、図4(b)に、半導体レーザ10
1部分の温度Ta と、光ファイバ106からFG110
までの部分の温度Tf を同時に変化させた場合について
示す。これは、前述の第2の条件である。この場合、F
G110の反射ピーク波長が、温度変化にともなって破
線で示すλFGから実線で示すλFG+ΔλFGに変化する。
そして、同時に、外部共振器縦モードmの波長は、破線
のピークで示すλm から黒く塗りつぶしたピークで示す
λm +Δλm に変化する。しかしこの場合、半導体レー
ザ101においても波長変化が起こるので、外部共振器
縦モードmの波長λm の変化は、Δλm =Δλf +Δλ
a となる。すなわち、この場合、この共振器縦モードm
の波長変化Δλmは、FG110の反射ピーク波長の変
化ΔλFGに一致しない。
【0021】従って、この場合は、温度変化にともなっ
て変化した、「FG110の反射ピーク波長λFG+Δλ
FG」と「外部共振器縦モードmの波長λm +Δλm 」と
が等しくならない。そして、「FG110の反射ピーク
波長λFG+ΔλFG」は、モードが異なる「外部共振器縦
モードm−1の波長λm-1 +Δλm 」に等しくなり、異
なるモードのレーザ発振となる。この結果、この場合、
すなわち前述した第2の条件の場合、図3の「×」に示
すように、温度を変化させることにより発振波長が変化
していく中で、モードホップが起こることになる。この
結果、温度変化に対応して不連続に発振波長が変化する
ことになるので、この第2の条件に場合では、精密な波
長制御ができない。
【0022】次に、図4(c)に、半導体レーザ101
部分の温度Ta の温度Tf を変化させ、光ファイバ10
6からFG110までの部分の温度Tf を一定にした場
合について示す。これは、前述の第3の条件である。こ
の場合、FG110の反射ピーク波長は、温度変化がな
いので、破線で示す反射スペクトルも実線で示す反射ス
ペクトルも、そのピークはλFGと変化しない。一方で、
外部共振器縦モードmの波長は、破線のピークで示すλ
m から黒く塗りつぶしたピークで示すλm +Δλm に変
化する。この場合、半導体レーザ101において波長変
化が起こり、光ファイバ106では波長変化が起こらな
いので、外部共振器縦モードmの波長λm の変化は、Δ
λm =Δλa となる。すなわち、この場合でも、この共
振器縦モードmの波長変化Δλmは、FG110の反射
ピーク波長の変化ΔλFGに一致しない。
【0023】従って、この場合も、温度変化にともなっ
て変化した、「FG110の反射ピーク波長λFG」と
「外部共振器縦モードmの波長λm +Δλm 」とが等し
くならない。そして、「FG110の反射ピーク波長λ
FG+ΔλFG」は、モードが異なる「外部共振器縦モード
m−1の波長λm-1 +Δλm 」に等しくなり、異なるモ
ードのレーザ発振となる。この結果、この場合、すなわ
ち前述した第3の条件の場合、温度を変化させることに
よりモードホップが起こることになる。そして、この場
合、図3の「+」で示すように、発振波長はほとんど変
化しないなかで、モードホップが起こることになる。こ
のように、第3の条件でも、精密な波長制御ができな
い。
【0024】ここで、モードホップの温度間隔について
示す。波長変化が不連続に起こるモードホップは、温度
による発振波長の変化量とFGの反射波長の変化量との
差が、レーザの縦モード間隔δλと等しくなったときに
起こるとすると、次の(1)式が成り立つ。 δλ={(Δna・La)/(na・La+nf・Lf)ΔTa +(Δnf・Lf)/(na・La+nf・Lf)ΔTf +(Δnf)/(nf)ΔTf}・λ0 ・・・(1) ここで、λ0 は初期状態の発振波長、ΔTa は半導体レ
ーザ101(レーザの活性領域)における温度変化量、
ΔTf はFG110における温度変化量、naは半導体
レーザ101の屈折率、nf はFG110の屈折率、そ
して、Δna は半導体レーザ101の温度による屈折率
変化量、Δnf はFG110の温度による屈折率変化量
である。また、La は半導体レーザ101における光路
長、Lfは光ファイバ106における光路長である。
【0025】ここで、前述した第1の条件において、す
なわち、ΔTa =0,ΔTf =20の時は、その式
(1)を満たすΔTf とΔnf は互いに異符号となる。
FGの屈折率の変化量が温度の変化量と異符号であるこ
とは物理的に存在しない。従って、前述した第1の条件
においては、モードホップを起こす状態となる式(1)
を満たす解が存在しないことになる。すなわち、前述し
た第1の条件においては、モードホップが起きないこと
になる。これに対し、前述した第2,3の条件において
は、式(1)を満たす物理的に存在する解が得られる。
すなわち、前述した第2,3の条件においては、モード
ホップが起きることになる。これらのことは、前述した
ことに一致している。
【0026】以上説明したように、この実施の形態1で
は、まず、半導体レーザ101による外部共振器型レー
ザにおいて、半導体レーザ101と、光ファイバ106
および外部共振器を構成するFG110とは、個別に温
度制御するようにした。そして、半導体レーザ101の
温度は固定した状態で、光ファイバ106およびFG1
10の温度を変化させれば、レーザ装置の発振波長は、
その温度変化に対応して連続的に変化させることができ
る。この結果、この実施の形態1によれば、たとえ半導
体レーザ101自信の発振波長が、製造バラツキなどで
所望と値となっていなくても、レーザ装置の発振波長
を、精度良くかつ容易に所望の値とすることができる。
【0027】実施の形態2 以下、この発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は、この発明の第2の実施の形態におけるレーザ装
置の構成を示す構成図である。このレーザ装置は、ま
ず、次に示す部分から構成されたレーザモジュール50
0を備えている。まず、図5(a)に示すように、In
GaAsP/InP系の化合物半導体から各層が構成さ
れ、活性層に多重量子井戸構造が用いられた発振波長
1.5μm帯の半導体レーザ501を備えている。この
半導体レーザ501には、スポットサイズ変換器が集積
されている(文献:界 義久他著、1995年電子情報
通信学会,C−365、「スポットサイズ変換付きLD
のPLCとの結合及び動特性」)。そして、この半導体
レーザ501は、その一方の端面に反射防止膜502が
形成されている。
【0028】この、半導体レーザ501は、図5(b)
に模式的に示すように、その断面方向から見た場合、圧
縮比が1%程度である厚さ6nmのInGaAsPから
なる井戸層と、厚さ10nmのInGaAsPからなる
バリア層とが8組重ねられた多重量子井戸構造の活性層
501aに引き続いて、スポットサイズ変換器501b
を備えるようにしたものである。このスポットサイズ変
換器501bは、組成1.1μmのInGaAsPのバ
ルク状態から構成され、活性層501aとの接合部分よ
り、光が出射される反射防止膜502方向に向かって、
徐々に膜厚が薄くなるように形成されているものであ
る。このようにすることで、出射光のスポットサイズを
拡大して光ファイバのスポットサイズに近づけることが
でき、結合レンズなしでも低損失で光ファイバにレーザ
光を結合させることができる。なお、活性層501aも
スポットサイズ変換器501bも、ともに光路長は30
0μmとした。
【0029】また、図5(a)に示すように、その半導
体レーザ501は、サブマウント503を介して温度制
御部105上に配置されている。この温度制御部504
は、半導体レーザ501を、例えば、室温25℃程度に
一定に制御する。この実施の形態2では、温度制御部5
04をペルチェ素子から構成した。また、レーザモジュ
ール500の反射防止膜502形成面側には、光ファイ
バ506が、その先端を反射防止膜502形成面方向に
向けて配置されている。また、この実施の形態2におい
ても、その先端は斜めに切断されることにより、光が入
射する面が、半導体レーザ501方向に垂直とならない
ようにしている。このようにすることで、半導体レーザ
501からの光が、その光ファイバ506端面で反射
し、半導体レーザ501に戻らないようにしている。
【0030】また、以上のように構成されたレーザモジ
ュール500に結合された光ファイバ506の先端に、
光ファイバ506と同一材料からなるファイバーグレー
ティング(Fiber Grating:FG)510を融着して備
えるようにした。これは、前述した実施の形態1と同様
であり、ここでも、FG510の反射率は10%とし、
その反射する波長の帯域幅は0.1nmとした。なお、
FG510の先端には、光ファイバ506aが融着され
て延在している。
【0031】そして、この実施の形態2でも、その光フ
ァイバ506からFG510までを、サブマウント51
1を介して温度制御部512上に配置されているように
した。ここでは、その温度制御部512は、光ファイバ
506からFG510までの温度を変化させるように制
御する。そして、その温度制御部512の温度制御によ
り、光ファイバ506aに得られるレーザの波長制御を
行うようにした。なお、温度制御部512は、ペルチェ
素子から構成した。
【0032】この結果、この実施の形態2におけるレー
ザ装置においても、温度制御部512による光ファイバ
506からFG510までの温度制御により、光ファイ
バ506aに得られるレーザの発振波長を、モードホッ
プのない状態で精密に制御できる。このとき、温度制御
部514により、半導体レーザ501は、例えば25℃
と、室温程度に一定に制御しておく。この結果、この実
施の形態2においても、レーザ装置の発振波長を、精度
良くかつ容易に所望の値とすることができる。そして、
この実施の形態2では、結合用レンズを省略できるの
で、前述した実施の形態1より小型化が可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、光
導波方向の一端に反射防止膜が形成されて所望とする温
度に制御された半導体レーザと、その半導体レーザの反
射防止膜形成面側に光入射端面が配置されてその反射防
止膜より出射される光に結合して所望とする温度に制御
された光ファイバと、その光ファイバの光出射端面に結
合して配置されて光ファイバと同一温度に制御された特
定の波長のみを選択的に反射するファイバグレーティン
グとを備え、ファイバグレーティングで外部共振器が構
成され、半導体レーザの温度は一定とされた状態で光フ
ァイバおよびファイバグレーティングの温度にともなっ
て変化する任意の波長のレーザ光が出力されるようにし
た。このように構成したので、半導体レーザの温度を固
定して、光ファイバとファイバグレーティングの温度を
変化させると、発振するレーザ光は波長をモードホップ
することなく連続的に変化する。従って、温度によっ
て、精度良く容易に発振波長を制御できるので、この発
明によれば、レーザ装置の発振波長を、より容易に精度
良く所望の値とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態におけるレーザ
装置の構成を示す構成図である。
【図2】 図1のレーザ装置の電流−出力特性(a)と
スペクトル特性(b)とを示す特性図である。
【図3】 図1のレーザ装置の温度を変化にともなう発
振波長の変化の状態を示す特性図である。
【図4】 半導体レーザ101部分の温度Ta と光ファ
イバ106からFG110までの部分の温度Tf との変
化と、それぞれにおける反射スペクトルと共振器縦モー
ドの波長の変化について示す説明図である。
【図5】 この発明の第2の実施の形態におけるレーザ
装置の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
101…半導体レーザ、102…反射防止膜、103…
サブマウント、104…温度制御部、105…結合用レ
ンズ、106…光ファイバ、106a…光ファイ、11
0…ファイバーグレーティング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 安弘 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 三上 修 神奈川県平塚市北金目1117 学校法人東海 大学内 (72)発明者 山田 和則 神奈川県平塚市北金目1117 学校法人東海 大学内 Fターム(参考) 2H049 AA06 AA59 AA62 5F073 AA63 AA74 AA83 AB25 AB27 AB28 BA02 BA09 CA12 EA03 EA04 EA16 EA18 FA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波方向の一端に反射防止膜が形成さ
    れて所望とする第1の温度に制御された半導体レーザ
    と、 その半導体レーザの前記反射防止膜形成面側に光入射端
    面が配置されてその反射防止膜より出射される光に結合
    して所望とする第2の温度に制御された光ファイバと、 その光ファイバの光出射端面に結合して配置されて前記
    第2の温度に制御された特定の波長のみを選択的に反射
    するファイバグレーティングとを備え、 前記ファイバグレーティングで外部共振器が構成され、 前記第1の温度は一定とされた状態で前記第2の温度に
    ともなって変化する任意の波長のレーザ光が出力される
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ装置において、 前記半導体レーザの温度を制御する第1の温度制御手段
    と、 前記光ファイバをおよび前記ファイバグレーティングの
    温度を制御する第2の温度制御手段とを備えたことを特
    徴とするレーザ装置。
  3. 【請求項3】 光導波方向の一端に反射防止膜が形成さ
    れた半導体レーザと、 その半導体レーザを所望とする温度に制御する第1の温
    度制御手段と、 前記半導体レーザの前記反射防止膜形成面側に光入射端
    面が配置されてその反射防止膜より出射される光に結合
    した光ファイバと、 その光ファイバの光出射端面に結合して配置されて特定
    の波長のみを選択的に反射するファイバグレーティング
    と、 前記光ファイバおよび前記ファイバグレーティングを所
    望とする温度に制御する第2の温度制御手段とを備え、 前記ファイバグレーティングで外部共振器が構成され、 前記第1の温度制御手段が温度一定に制御した状態で前
    記第2の温度制御手段の温度制御状態にともなって変化
    する任意の波長のレーザが出力されることを特徴とする
    レーザ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項記載のレーザ
    装置において、 前記反射防止膜形成面より出射した光を前記光ファイバ
    に結合するための結合レンズが前記半導体レーザの反射
    防止膜形成面と前記光ファイバの前記光入射端面との間
    に配置されたことを特徴とするレーザ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3いずれか1項記載のレーザ
    装置において、 前記半導体レーザは、前記反射防止膜形成面側に出射す
    る光のスポットサイズを大きくする変換器を備えたこと
    を特徴とするレーザ装置。
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