JP2000082740A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000082740A
JP2000082740A JP11211229A JP21122999A JP2000082740A JP 2000082740 A JP2000082740 A JP 2000082740A JP 11211229 A JP11211229 A JP 11211229A JP 21122999 A JP21122999 A JP 21122999A JP 2000082740 A JP2000082740 A JP 2000082740A
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film
silicon oxide
oxide film
wiring
hole
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Yukio Morozumi
幸男 両角
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 層間絶縁膜のクラック発生を防ぎ金属配線の
平坦性を確保し、貫通孔開孔のため湿式エッチを可能に
し、テーパ化で貫通孔エッジ部における配線の段差被覆
性向上や腐食対策、トランジスタ特性の改善を施し、微
細化多層配線構造の半導体装置製造方法を提供する。 【解決手段】 素子領域が形成された半導体基板11上
にAl−Cu合金の第1金属配線層13を形成し、Si
とOを含むガスをプラズマ反応させて第1のSi
膜14を形成し、次にSiHとOを含むガスを
熱反応させて、第2のSiO膜15を積層させる。そ
の後積層絶縁膜の所定膜厚をエッチバックし塗付硝子膜
16を積層し、第1金属配線上の塗布硝子膜を全てエッ
チバックした後、第3のSiO膜17を積層し、レジ
スト18をマスクにしてHFとNHFの混合水溶液で
第3、第1SiO膜を湿式エッチし、次に残った第1
SiO膜をドライエッチして貫通孔を形成後、第2金
属配線19を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にサブミクロン程度に微細化された多層配線構
造に於ける平坦性及びスルーホールの被覆性、並びにト
ランジスタ特性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層配線構造を持った微細半導体
装置の製造方法は、例えば図2の如く、トランジスタや
抵抗等の半導体素子が作り込まれたシリコン基板11上
のフィールド絶縁膜12等を介して、素子から電極取り
出し用のコンタクトホールを開孔した後、Al合金等を
約0.5〜1.0μmの厚みにスパッタリングし、フォ
トエッチングにより所望形状にパターニングした第1の
金属配線13を形成した後、層間絶縁膜として、SiH
4とO2やN2Oの様な支燃性ガスをプラズマや熱反応さ
せたシリコン酸化膜24を0.5〜0.8μm程度気相
成長させ、更に微細化構造に於ける平坦化の必要性から
アルコール類にシラノールとP25等を溶かした塗布ガ
ラス膜16をスピンコートし、第1の金属配線13に支
障ない温度でアニールする。この時塗布ガラス膜中に混
入させるP25は1〜5mol%の濃度で、塗布ガラス
膜のストレス緩和と耐クラック効果を向上させる為であ
る。次に該塗布ガラス膜16とシリコン酸化膜24を、
CF4、CHF3やC26ガス等を用いてドライエッチン
グしたスルーホールを開孔後、Al合金をスパッタリン
グしフォトエッチングした第2の金属配線19を施し、
更にパシベーション膜20を積層し、最後に外部電極取
り出し用のパッド部を開孔している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
に於いては、まずSiH4と支燃性ガスで気相成長させ
たシリコン酸化膜24は、第1の金属配線13のスペー
スが微細化されてくるとカスピングを生じ、塗布ガラス
膜16をスピンコートしてもスペースにボイド22が形
成されたり、平坦性も好ましくない。又アスペクト比が
約0.7以上にもなる為、仮にシリコン酸化膜24の付
き回りが良くても、第1金属配線13のスペース部に
は、該配線厚み相当のU字型の溝が形成されるので、こ
こに塗布ガラスの液溜まりが出来、例えば0.8〜1.
6μmの特定スペースには、塗布ガラス膜16が0.5
μm以上にも厚くなりクラック21が発生してしまう。
【0004】一方、スルーホールの開孔時、シリコン酸
化膜24はドライエッチャーにより異方性エッチングさ
れるので、スルーホールの側面はほぼ垂直になり、エッ
ジ部分での第2の金属配線17のステップカバレージが
悪く、コンタクトやエレクトロマイグレーションの劣
化、断線更にはパシベーション膜20のボイド23等に
より信頼性、歩留りが問題となっている。尚HF系の水
溶液でウェットエッチングを施して等方的なテーパーを
かけることも試みられてきたが、金属配線上の塗布ガラ
ス膜16は高温アニールが出来ないので、HF系水溶液
に対するエッチング速度が極めて大きく、サイドエッチ
ングが異常に進んでしまう為に採用が出来なかった。
【0005】この他の層間膜平坦化には、フォトレジス
トを用いたエッチバック法やスパッタしながら薄膜成長
するバイアス気相成長法があるが、ダメージの他に特定
スペースのみ平坦化がなされるので、実際のデバイスは
多様な寸法が配置されていたり、下部のゲート電極や配
線に用いるPoly−Si等の2重、3重の段差が、第
一の金属配線と平行あるいはクロスして走る為、実用量
産化適用が困難であった。
【0006】また更に、第2の金属配線19は、吸湿し
易い塗布ガラス膜16と直に接触する構造となり、工程
途中に侵入した水分とP25でリン酸が形成され、Al
等の金属配線が腐蝕されたり、この反応過程の水素イオ
ンやOHイオン、水分がフィールド酸化膜中に侵入し、
素子分離用の寄生MOSトランジスタの反転耐圧を変化
させてしまう問題が生じていた。図3は、Nch側寄生
MOSトランジスタの電流テール特性を示すものである
が、通常特性aに対し、bは反転耐圧が低下したものの
特性である。
【0007】しかるに本発明は、かかる問題点を解決す
るもので、層間絶縁膜のクラックの発生を防ぎ金属配線
の平坦性を確保しながら、スルーホール開孔の為のウェ
ットエッチング処理を可能ならしめ、テーパー化により
スルーホールエッジ部に於ける金属配線のステップカバ
レージの向上やコロージョン対策、更にトランジスタ特
性の改善を施し、多層配線を有する徴細半導体装置の安
定供給と信頼性向上を図ることを目的としたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、多層配線構造を有する半導体装置に於いて、
少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導体基
板上に第1の金属配線層を形成する工程、有機シランと
2を含むガスをプラズマ気相反応させた第1のシリコ
ン酸化膜を形成する工程、有機シランとO3を含むガス
を熱気相反応させた第2のシリコン酸化膜を積層させる
工程、前記積層絶縁膜の所定膜厚をエッチバックする工
程、塗布ガラス膜を積層する工程、該塗布ガラス膜の所
定膜厚をエッチバックする工程、第3のシリコン酸化膜
を積層する工程、スルーホールを開孔後第2の金属配線
を形成する工程を具備したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1に基づいて詳細に
説明する。サブミクロンルールのAl2層構造のSiゲ
ートCMOSLSIに適用した場合に於いて、トランジ
スタや抵抗等の半導体素子が作り込まれたシリコン基板
11上の選択熱酸化や気相成長シリコン酸化膜によるフ
ィールド絶縁膜12を介し、電極取り出しの為コンタク
トホールを開孔した後、Al−Cu合金を約0.6μm
の厚みでスパッタリングしてから、Cl2等のハロゲン
ガスを含むドライエッチャーでパターニングし、第1の
金属配線13を施した。次に層間絶縁膜として、まず3
70〜400℃でTEOS[Si(OC254]とO2
を380℃、約9torrでプラズマ気相反応させ約
0.6μmの第1のシリコン酸化膜14成長させた後、
続いてO2キャリアでO3とTEOSを60〜100to
rr、380℃で減圧熱反応させ第2のシリコン酸化膜
15を0.4μm積層させた(図1(a))。これらの
シリコン酸化膜は従来のSiH4を用いたものに比べカ
スピングがなく、特に第1のシリコン酸化膜は、均一性
も良くち密で耐コンタミ性にも優れ、圧縮応力(例えば
Siウェハーに成長したとき凸形に反る)を持つ。又第
2のシリコン酸化膜は段差部での付き回りはほば100
%で、溝部への埋まり込みも良好であるが、引張り応力
を有しOH基を多く含む。続いてCHF3、CF4とAr
等によるプラズマエッチャーで約0.45μm異方性エ
ッチバックし、平坦部の第2のシリコン酸化膜15を除
去し、第1の金属配線13のスペースに側壁として残
す。続いて塗布ガラス膜16をスピンコートしてから約
100℃のN2雰囲気で300分アニールすると、第1
の金属配線13上には約5〜700Å、段差部や溝部に
は厚くても0.4μm以下の塗布ガラスが溜まり、従来
の様に極端に厚くなる領域はなく平坦化がなされる(図
1(b))。次に、1×10-4torr程度のAr雰囲
気中で400Wの高周波バイアスをかけスパッタエッチ
ングし、少なくとも第1の金属配線13上の塗布ガラス
膜16は除去する。この塗布ガラス膜16を除去する工
程に於いては、反応性イオンエッチャー等を用いても良
いが、塗布ガラス膜のエッチング速度が気相成長のシリ
コン酸化膜よりかなり大きい為に平坦性が劣るので、ス
パッタエッチングやイオンミーリングの様な物理的に除
去出来るものか、選択性の低いエッチャーが好しい。次
に、第1のシリコン酸化膜14と同じ方法により約10
00Åの厚みで第3のシリコン酸化膜17を成長させる
(図1(c))。続いて第1と第2の金属配線のコンタ
クトをとるスルーホールを開孔する為に、フォトレジス
ト18をマスクにしてまずHF、NH4Fとの混合水溶
液により約2500Å分の第3、第1のシリコ3上には
約5〜700Å、段差部や溝部には厚くても0.4μm
以下の塗布ガラスが溜まり、従来の様に極端に厚くなる
領域はなく平坦化がなされる(図1(b))。次に、1
×10-4torr程度のAr雰囲気中で400Wの高周
波バイアスをかけスパッタエッチングし、少なくとも第
1の金属配線13上の塗布ガラス膜16は除去する。こ
の塗布ガラス膜16を除去する工程に於いては、反応性
イオンエッチャー等を用いても良いが、塗布ガラス膜の
エッチング速度が気相成長のシリコン酸化膜よりかなり
大きい為に平坦性が劣るので、スパッタエッチングやイ
オンミーリングの様な物理的に除去出来るものか、選択
性の低いエッチャーが好しい。次に、第1のシリコン酸
化膜14と同じ方法により約1000Åの厚みで第3の
シリコン酸化膜17を成長させる(図1(c))。続い
て第1と第2の金属配線のコンタクトをとるスルーホー
ルを開孔する為に、フォトレジスト18をマスクにして
まずHF、NH4Fとの混合水溶液により約2500Å
分の第3、第1のシリコン酸化膜17、14をウェット
エッチングし、続けてCHF3、CF4とHeガスを用い
300mtorrの圧力で残った第1のシリコン酸化膜
14を選択ドライエッチングしスルーホールを開孔した
(図1(d))。この時スルーホールエッジ部は等方的
に、又下部は異方的にエッチングされている。続いてフ
ォトレジスト18を剥離後、Al−Cu合金を約1.0
μmの厚みでスパッタリング、フォトエッチングし第2
の金属配線19とし、その後プラズマナイトライドのパ
シベーション膜20を成長し、更に外部電極取り出し用
のパッド部を開孔してある(図1(e))。この様にし
て製造された半導体装置は、0.5μm以上の特定スペ
ースに限定される事なく多層配線構造に関わる全体の平
坦化を図ることが出来、又スルーホールエッジ部に於け
る第2の金属配線の被覆性が改善された。更に、塗布ガ
ラス膜と第2の金属配線の接触がない構造となりAlコ
ロージョンにも強く、水素イオン等のコンタミ発生もな
くなり従来の様に第2の配線下の寄生トランジスタの反
転耐圧の低下問題も無くなった上に、図3のcの如く反
転耐圧も更に向上した。尚、第3のシリコン酸化膜17
の厚みは数百Åで良いが、膜厚制御性等から500Å以
上が適当であった。第3のシリコン酸化膜の代わりにシ
リコン窒化膜等の絶縁膜も適用が考えられる。又第1と
第2のシリコン酸化膜の厚み構成比のポイントは、形状
結果の他、積層にした時トータルストレスが圧縮方向に
なる様にしないと、あとのエッチングやアニール工程
で、該シリコン酸化膜にクラックが入ってしまうことが
分かった。この他に第2のシリコン酸化膜15の成長を
減圧だけでなく常圧の加熱反応でも実施したが、同様な
平坦効果が得られた。又配線構造としては、Al配線の
上下に高融点金属やそのケイ化物、窒化物等をコンタク
トバリアーやハレーション防止の為に積層した場合、あ
るいはそれ等の単独配線にも適用できる。又、多層構造
は金属同志の配線に限らず、多結晶やアモルファスSi
の様な半導体や金属シイリサイドあるいはTiN等の導
電物質等を用いたものにも適用可能である。
【0010】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、特に多層配
線構造の集積回路等に於いて、デザインルールに限定さ
れず配線層間膜の平坦化を行ない、スルーホール部の配
線カバレージ向上、Al等のコロージョン防止、更にト
ランジスタ等電気特性の安定化を図り、歩留りが良く高
品質な微細半導体の安定供給を可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体装置製造方法の実施例を
示すための概略断面図である。
【図2】 従来の半導体装置製造方法に係わる概略断面
図。
【図3】 寄生MOSトランジスタの電流テール特性図
である。
【符号の説明】
11・・・シリコン基板 12・・・フィールド絶縁膜 13・・・第1の金属配線 14・・・・・第1のシリコン酸化膜 15・・・・・第2のシリコン酸化膜 16・・・・・塗布ガラス膜 17・・・・・第3のシリコン酸化膜 18・・・・・フォトレジスト 19・・・・・第2の金属配線 20・・・・・パシベーション膜 21・・・・・クラック 22、23・・ボイド 24・・・・・シリコン酸化膜
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月12日(1999.8.1
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、多層配線構造を有する半導体装置の製造方法
であって、半導体基板上方に第1の金属配線を形成する
工程と、前記第1の金属配線上に、有機シランと酸素と
を含むガスをプラズマ気相反応させて第1のシリコン酸
化膜を形成する工程と、有機シランとオゾンとを含むガ
スを熱気相反応させて第2のシリコン酸化膜を形成する
工程と、前記積層されたシリコン酸化膜を所定量エッチ
バックする工程と、塗布ガラス膜を形成するとともに、
この塗布ガラス膜を所定量エッチバックすることによ
り、少なくとも第1の金属配線上の塗布ガラス膜をすべ
て除去する工程と、第3のシリコン酸化膜を形成する工
程と、前記第1の金属配線上にスルーホールを形成する
工程と、前記第1の金属配線と接続される第2の金属配
線を形成する工程と、をこの順序で有することを特徴と
する。また、前記半導体装置の製造方法は、前記スルー
ホールを形成する工程はウエットエッチング処理工程を
含むことを特徴とする。また、前記半導体装置の製造方
法において、前記スルーホールを形成する工程はウエッ
トエッチング処理工程とドライエッチング処理工程の両
方を含むことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1に基づいて詳細に
説明する。サブミクロンルールのAl2層構造のSiゲ
ートCMOSLSIに適用した場合に於いて、トランジ
スタや抵抗等の半導体素子が作り込まれたシリコン基板
11上の選択熱酸化や気相成長シリコン酸化膜によるフ
ィールド絶縁膜12を介し、電極取り出しの為コンタク
トホールを開孔した後、Al−Cu合金を約0.6μm
の厚みでスパッタリングしてから、Cl2等のハロゲン
ガスを含むドライエッチャーでパターニングし、第1の
金属配線13を施した。次に層間絶縁膜として、まず3
70〜400℃でTEOS[Si(OC254]とO2
を380℃、約9torrでプラズマ気相反応させ約
0.6μmの第1のシリコン酸化膜14成長させた後、
続いてO2キャリアでO3とTEOSを60〜100to
rr、380℃で減圧熱反応させ第2のシリコン酸化膜
15を0.4μm積層させた(図1(a))。これらの
シリコン酸化膜は従来のSiH4を用いたものに比べカ
スピングがなく、特に第1のシリコン酸化膜は、均一性
も良くち密で耐コンタミ性にも優れ、圧縮応力(例えば
Siウェハーに成長したとき凸形に反る)を持つ。又第
2のシリコン酸化膜は段差部での付き回りはほば100
%で、溝部への埋まり込みも良好であるが、引張り応力
を有しOH基を多く含む。続いてCHF3、CF4とAr
等によるプラズマエッチャーで約0.45μm異方性エ
ッチバックし、平坦部の第2のシリコン酸化膜15を除
去し、第1の金属配線13のスペースに側壁として残
す。続いて塗布ガラス膜16をスピンコートしてから約
100℃のN2雰囲気で300分アニールすると、第1
の金属配線13上には約5〜700Å、段差部や溝部に
は厚くても0.4μm以下の塗布ガラスが溜まり、従来
の様に極端に厚くなる領域はなく平坦化がなされる(図
1(b))。次に、1×10-4torr程度のAr雰囲
気中で400Wの高周波バイアスをかけスパッタエッチ
ングし、少なくとも第1の金属配線13上の塗布ガラス
膜16は除去する。この塗布ガラス膜16を除去する工
程に於いては、反応性イオンエッチャー等を用いても良
いが、塗布ガラス膜のエッチング速度が気相成長のシリ
コン酸化膜よりかなり大きい為に平坦性が劣るので、ス
パッタエッチングやイオンミーリングの様な物理的に除
去出来るものか、選択性の低いエッチャーが好しい。次
に、第1のシリコン酸化膜14と同じ方法により約10
00Åの厚みで第3のシリコン酸化膜17を成長させる
(図1(c))。続いて第1と第2の金属配線のコンタ
クトをとるスルーホールを開孔する為に、フォトレジス
ト18をマスクにしてまずHF、NH4Fとの混合水溶
液により約2500Å分の第3、第1のシリコン酸化膜
17、14をウェットエッチングし、続けてCHF3
CF4とHeガスを用い300mtorrの圧力で残っ
た第1のシリコン酸化膜14を選択ドライエッチングし
スルーホールを開孔した(図1(d))。この時スルー
ホールエッジ部は等方的に、又下部は異方的にエッチン
グされている。続いてフォトレジスト18を剥離後、A
l−Cu合金を約1.0μmの厚みでスパッタリング、
フォトエッチングし第2の金属配線19とし、その後プ
ラズマナイトライドのパシベーション膜20を成長し、
更に外部電極取り出し用のパッド部を開孔してある(図
1(e))。この様にして製造された半導体装置は、
0.5μm以上の特定スペースに限定される事なく多層
配線構造に関わる全体の平坦化を図ることが出来、又ス
ルーホールエッジ部に於ける第2の金属配線の被覆性が
改善された。更に、塗布ガラス膜と第2の金属配線の接
触がない構造となりAlコロージョンにも強く、水素イ
オン等のコンタミ発生もなくなり従来の様に第2の配線
下の寄生トランジスタの反転耐圧の低下問題も無くなっ
た上に、図3のcの如く反転耐圧も更に向上した。尚、
第3のシリコン酸化膜17の厚みは数百Åで良いが、膜
厚制御性等から500Å以上が適当であった。第3のシ
リコン酸化膜の代わりにシリコン窒化膜等の絶縁膜も適
用が考えられる。又第1と第2のシリコン酸化膜の厚み
構成比のポイントは、形状結果の他、積層にした時トー
タルストレスが圧縮方向になる様にしないと、あとのエ
ッチングやアニール工程で、該シリコン酸化膜にクラッ
クが入ってしまうことが分かった。この他に第2のシリ
コン酸化膜15の成長を減圧だけでなく常圧の加熱反応
でも実施したが、同様な平坦効果が得られた。又配線構
造としては、Al配線の上下に高融点金属やそのケイ化
物、窒化物等をコンタクトバリアーやハレーション防止
の為に積層した場合、あるいはそれ等の単独配線にも適
用できる。又、多層構造は金属同志の配線に限らず、多
結晶やアモルファスSiの様な半導体や金属シイリサイ
ドあるいはTiN等の導電物質等を用いたものにも適用
可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層配線構造を有する半導体装置に於い
    て、少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導
    体基板上に第1の金属配線層を形成する工程、有機シラ
    ンとO2を含むガスをプラズマ気相反応させた第1のシ
    リコン酸化膜を形成する工程、有機シランとO3を含む
    ガスを熱気相反応させた第2のシリコン酸化膜を積層さ
    せる工程、前記積層絶縁膜の所定膜厚をエッチバックす
    る工程、塗布ガラス膜を積層する工程、該塗布ガラス膜
    の所定膜厚をエッチバックする工程、第3のシリコン酸
    化膜を積層する工程、スルーホールを開孔後第2の金属
    配線を形成する工程を具備したことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1と第2のシリコン酸化膜の初期膜厚
    の構成比が、積層時に圧縮応力となるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100878402B1 (ko) 2007-07-25 2009-01-13 삼성전기주식회사 다층 배선을 구비한 반도체 장치 및 그 형성 방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100878402B1 (ko) 2007-07-25 2009-01-13 삼성전기주식회사 다층 배선을 구비한 반도체 장치 및 그 형성 방법

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