JPH0774172A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0774172A
JPH0774172A JP21886593A JP21886593A JPH0774172A JP H0774172 A JPH0774172 A JP H0774172A JP 21886593 A JP21886593 A JP 21886593A JP 21886593 A JP21886593 A JP 21886593A JP H0774172 A JPH0774172 A JP H0774172A
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oxide film
silicon oxide
forming
metal wiring
semiconductor device
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Yukio Morozumi
幸男 両角
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多層配線構造の集積回路等に於いて、金属配線
の被覆性やスルーホールでの接触特性,層間膜や保護膜
の密着性を改善し、電気特性,歩留りや信頼性の向上を
図り、高品質な微細半導体装置の安定供給を可能にす
る。 【構成】第1の金属配線13上の第1のシリコン酸化膜
14と第1の塗布ガラス15の所望量をエッチバックし
2プラズマ処理後、第2のシリコン酸化膜16を積層
し、金属酸化膜を含む第2の塗布ガラス22をスピンコ
ートしてからフォトリソを行い、第2のシリコン酸化膜
16層内だけにウェットエッチでテーパーをつけたスル
ーホールの開孔を行い、HFとHNO3の混酸でライト
エッチをしてから、第2の金属配線17を施す。 【効果】層間絶縁膜の構造を規制し、有機塗布ガラスと
シリコン酸化膜の密着性の向上を図り、更に寸法精度の
良いスルーホールパターンを形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にサブミクロン以下に微細化された金属配線上
に積層構造を有する絶縁膜及びスルーホールの形成に関
する。
【0002】
【従来の技術】LSI等の半導体装置は多機能,集積化
の面から多層構造の金属配線が用いられ、例えばSi基
板の不純物層,不純物がドーピングされたPolySi
やシリサイド層からAlあるいはこれらの合金等でなる
第1の金属配線でコンタクトを取り出し、更にシリコン
酸化膜等の層間絶縁膜に形成されたスルーホールを介し
て、Al合金等の金属でなる第2の金属配線へ接続をと
っている。微細化が進みスルーホールがハーフミクロン
以下になるとアスペクト比の増大により段差部やスルー
ホールへの第2の金属配線の付き回りが厳しくなり、歩
留まり,ホール抵抗やマイグレーション等を含め半導体
装置の電気特性や信頼性を確保することが難しく、層間
絶縁膜や保護絶縁膜の平坦化が重要となってくる。
【0003】従来の半導体装置の製造方法を図2によっ
て説明するが、例えばAl合金を用いた2層配線構造の
CMOS−LSIは、トランジスタや抵抗等の半導体素
子が作り込まれたSi基板11上の選択酸化や気相成長
を用いたシリコン酸化膜によるフィールド絶縁膜12の
コンタクトホールを介して、Al合金等でなる第1の金
属配線13を施す。次に層間絶縁膜として、例えば特公
昭51−21753,特開昭63−208243やS.
Wolf,SILICON PROCESSING F
OR THE VLSI ERA,RATTICE P
RESS,section4.4.9,に示されるよう
にSiH4 あるいはTEOS[Si(OC254]と
2 ,O3やN2 Oの様な酸化性ガスをプラズマや熱反
応させた第1のシリコン酸化膜14を5000〜700
0Å程度気相成長させ、更に微細化構造に於ける平坦化
の必要性から有機溶剤にシロキサンポリマー等を溶かし
た塗布ガラス15をスピンコートし、第1の金属配線1
3に支障ない温度でアニ−ルする。次に該塗布ガラス1
5とシリコン酸化膜14の所望量をドライエッチング
し、第2のシリコン酸化膜16を1000〜2000Å
成長させ層間絶縁膜総厚みとして5〜6000Åとす
る。次にフォトレジストをマスクにスルーホールを開孔
する。この開孔工程は、まず、HFとNH4Fの水溶液
で等方性のウェットエッチングを行なった後、CH
3,CF4やC26等やこれらの混合ガスを用いたドラ
イエッチングで異方性エッチングを施すことにより、テ
ーパーのついたホール形状が形成される。レジスト剥離
後Al合金をスパッタし、フォトエッチングで第2の金
属配線17を施す。次に最終保護絶縁膜を形成するが、
ストレスと配線の横方向容量の緩和や信頼性を確保する
為、シリコン酸化膜18を3000Å程度気相成長した
後、塗布ガラス19をスピンコートしアニ−ルする。次
にシリコン酸化膜20を約3000Åとプラズマ反応に
よる厚みが10000Å程度のシリコン窒化膜21を気
相成長させ、更に前記積層絶縁膜を選択エッチングし、
外部電極取り出し用のボンディングパッド部を開孔して
いる。場合によりモールド時のストレス緩和の為にポリ
イミド樹脂等を積層してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
に於いては、まずスルーホールのアスペクト比が0.7
以上になるとスルーホール領域で第2の金属配線17の
付き回りが悪くなるのでホール開孔時は4000Å以上
のウェットエッチングを行ない、大きなテーパー化を行
なう必要となる。この時、スルーホールと第1金属配線
14のパターン上の重なり余裕は集積上制限され0.2
〜0.5μm程度しか許されず、よって横方向のサイド
エッチにより第1金属配線13の側壁に溜った塗布ガラ
ス15が急激にエッチングされボイド23となり、ここ
にかかる第2の金属配線17が断切れをおこし易く、歩
留まりやマイグレーション等の信頼性の点で問題となっ
ていた。又、有機系の塗布ガラスは、厚膜塗布が出来る
ので平坦性に優れるものの、この上に積層されるシリコ
ン酸化膜に対し密着性が低く、後工程や積層される絶縁
膜等のストレスにより、シリコン酸化膜や保護絶縁膜の
膨れや剥がれが問題となっていた。
【0005】一方、0.5μm程度のホールパターンを
形成するフォトリソ工程に於いては、Al合金でなる第
1の金属配線13表面からのハレーションにより、精度
のよいホールが形成されず寸法ばらつきや変形が量産上
で問題となっていた。
【0006】更に、スルーホールの開孔に於いて、最初
のウェットエッチングの際、第1と第2のシリコン酸化
膜14,16の間にサイドエッチが入りここにもボイド
が形成されることがあり、カバレージや信頼性が問題と
なっていた。更にホールの開孔を行うドライエッチング
では、第1のシリコン酸化膜14を開孔後に第1の金属
配線13のAlが露出された時点から、AlとFを含む
ポリマー25が付着し、これはレジスト剥離工程や各種
ガスによるプラズマやスパッタエッチングでも除去が困
難で、ホール抵抗の増加や金属配線の付回りを更に低下
させる原因となっている。有機アルカリに浸漬させて除
去する方法もあるが、ホール内のAl配線もエッチング
されてしまう為、有効な対策がなく問題となっていた。
【0007】しかるに本発明は係る問題点を解決するも
ので、層間絶縁膜の構造を規制し、有機塗布ガラスとシ
リコン酸化膜の密着性の向上を図り、更に寸法精度の良
いスルーホールパターンを形成することにより多層配線
を構造を有する微細半導体装置の量産安定供給と信頼性
向上を図ることを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、多層配線構造を有する半導体装置に於いて、
少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導体基
板上に第1の金属配線を形成する工程、第1のシリコン
酸化膜を形成する工程、塗布ガラスを積層する工程、該
塗布ガラスと第1シリコン酸化膜の所定膜厚をエッチバ
ックする工程、第1のシリコン酸化膜より厚く第2のシ
リコン酸化膜を積層する工程、フォトレジストをマスク
にして第2のシリコン酸化膜の途中まで等方性エッチン
グし、更に残りの第2シリコン酸化膜と第1のシリコン
酸化膜を異方性エッチングしスルーホールを開孔する工
程、第2の金属配線を形成する工程を具備したことを特
徴とする。
【0009】本発明の半導体装置の製造方法は、多層配
線構造を有する半導体装置に於いて、少なくとも、所望
表面に素子領域が形成された半導体基板上に第1の金属
配線を形成する工程、第1のシリコン酸化膜を形成する
工程、塗布ガラスを積層する工程、該塗布ガラスと第1
のシリコン酸化膜の所定膜厚をエッチバックする工程、
2 ,O3 もしくはN2Oの何れかを含むガスによる酸
化処理を施す工程、第2のシリコン酸化膜を積層する工
程、フォトレジストをマスクにして第2シリコン酸化膜
と第1のシリコン酸化膜にスルホールを開孔する工程、
第2の金属配線を形成する工程を具備したことを特徴と
する。
【0010】本発明の半導体装置の製造方法は、多層配
線構造を有する半導体装置に於いて、少なくとも、所望
表面に素子領域が形成された半導体基板上に第1の金属
配線を形成する工程、シリコン酸化膜による層間絶縁膜
を形成後フォトレジストをマスクにしてスルーホールを
開孔する工程、HNO3とHFの混合液でライトエッチ
ングした後第2の金属配線を形成する工程を具備したこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法は、多層配
線構造を有する半導体装置に於いて、少なくとも、所望
表面に素子領域が形成された半導体基板上に第1の金属
配線を形成する工程、シリコン酸化膜による層間絶縁膜
を形成後、金属もしくはその酸化膜を含む塗布ガラスを
積層する工程、フォトレジストパターンをマスクにスル
ーホールを開孔する工程、該塗布ガラスを除去する工
程、第2の金属配線を形成する工程を具備したことを特
徴とする。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
装置の最終金属配線上の保護絶縁膜の形成に於いて、少
なくとも、シリコン酸化膜を形成する工程、塗布ガラス
を積層する工程、該塗布ガラスとシリコン酸化膜の所定
膜厚をエッチバックする工程、O2,O3もしくはN2
による加熱処理あるいはプラズマ処理を施す工程、シリ
コン酸化膜を積層する工程、プラズマ反応によるシリコ
ン窒化膜を成長する工程を具備したことを特徴とする。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係わる半導体装置の一実施
例を説明する為の工程概略断面図であり、例えば、Al
合金を用いた2層金属配線構造でハーフミクロンルール
のSiゲートCMOS−LSIに適用した場合に於い
て、MOSトランジスタや抵抗等の半導体素子が形成さ
れたシリコン基板11上の選択熱酸化や気相成長による
シリコン酸化膜を積層したフィールド絶縁膜12等にコ
ンタクトホールを形成し、Ti,TiNやTiWの様な
バリアメタルと1.5%以下のCuを含むAl合金を4
000〜6000Åスパッタしてから、Cl2とBCl3
ガスを用いたドライエッチャーで該スパッタ膜を選択エ
ッチングし第1の金属配線13を施した。次に層間絶縁
膜として、まずTEOSとO2を350〜450℃の減
圧状態(1〜20torr)でプラズマ気相反応させ第
1のシリコン酸化膜14を2500〜4000Å気相成
長させた。続いて有機溶剤にメチルシロキサンポリマー
を溶解させ約4000rpmでスピンコートした後、1
00〜250℃で溶剤をある程度蒸発させてから400
〜450℃のN2分囲気で20〜60分のアニールを行
うと、第1の金属配線13領域上の平坦部には500〜
2000Å、段差部や溝部にはその段差量に応じて第1
の塗布ガラス15が溜まる。次に、C26とHeの混合
ガスにより1.0〜2.0torr,150〜500w
のドライエッチャーでエッチバックを行い、少なくとも
第1の金属配線13領域上の第1の塗布ガラス15と第
1のシリコン酸化膜14の1000〜2000Åを除去
する。このエッチバックでは、平坦性確保の点から塗布
ガラス15とシリコン酸化膜14の選択比Nの低いエッ
チング条件が好しく1.2以下とした。
【0014】エッチバックはこの他に、CHF3とCF4
の混合ガスによって100〜300mtorr,400
〜800wのエッチング条件でも試作したが、ほぼ同じ
様に選択比の低い処理が出来た。続いて、枚葉式装置を
用いRFパワー100〜450W,0.2〜0.8to
rrのO2プラズマ中に10〜60秒間晒し、表面を親
水性とし、40000Å以上の厚みで第2のシリコン酸
化膜16を第1のシリコン酸化膜14と同条件で気相成
長させた(図1(a))。従来この工程や後工程で、第
2のシリコン酸化膜16と塗布ガラス15の間で膨れが
発生していたが、プラズマによる酸化処理を行ったもの
は膨れが皆無となった。尚処理時間は5秒以上で密着改
善効果が認められるが、90秒以上行なうと第1の塗布
ガラスにクラックが発生する場合がある。叉、バッチ式
の装置を用いて、約1kw,0.8〜1.2torrで
3分位のO2プラズマ処理を行っても密着向上効果はあ
るが、ウェハー間の密着ばらつきが大きく、叉効果を上
げる為長時間処理を行うとクラックが発生するウェハー
もあり、制御性に難点がある。続いて、有機溶剤にシラ
ノールと3〜10%の酸化チタン(TiO,TiO2
を含有させた液を約4000rpmでスピンコートさせ
300〜400℃30分以上の窒素雰囲気でアニールを
行ない、屈折率が1.5〜1.8位である500〜10
00Åの第2の塗布ガラス22を積層させ、これにフォ
トリソ工程で約0.5μmホールのフォトレジストパタ
ーンを形成した。この時、第2の塗布ガラス22の介在
により従来に比べ第1のAl配線13によるハレーショ
ンの影響が少なくなり、寸法ばらつきは0.1μmと従
来より大幅に改善された。続いてHF(約49%水溶
液):NH4F(約40%水溶液)=1:10(20〜
40℃)を用いて、第2のシリコン酸化膜16の300
0〜4000Å相当を選択ウェットエッチングし、続い
てCHF3,C26ガスを用いてRFパワー500〜9
50w,80〜300mtorrの圧力で第1の金属配
線13上に残ったシリコン酸化膜14,16を、30〜
100%のオーバオエッチ時間をかけて異方的に選択ド
ライエッチングしスルーホールを開孔し、更にレジスト
剥離を行った(図1(b))。次にHFに10〜80倍
のHNO3(60%以上水溶液)を混合した水溶液に浸
漬させると、ポリマー25はきれいに除去され、更に第
2の塗布ガラス16も除去されるが、ホール内のAl合
金配線13のエッチングはほとんどない。続いて、スパ
ッタ装置内で200〜500wで30〜90秒のRFス
パッタエッチを行いホール内のAl合金配線13表面の
自然酸化膜を除去後、連続して第1の金属配線13と同
じAl合金を8000〜10000Åの厚みでスパッタ
成長させ、該スパッタ膜を選択エッチングし第2の金属
配線17とした(図1(c))。次に保護膜として、T
EOSを用いたプラズマ酸化膜18を2000〜400
0Å気相成長させ、その上に第1の塗布ガラス15と同
様な塗布ガラス19を積層させ、続いて第2の金属配線
17上の塗布ガラス19を所望量エッチバックする。尚
このエッチバックは、ボンディングパッドの開孔にウェ
ットエッチを用いた時のサイドエッチを防ぐ為や、LS
Iをウェハーからカットしてチップにした場合、側面か
ら有機塗布ガラスを介して侵入する水分を防ぐのに効果
がある。次に100〜200W,0.20〜0.8to
rrで10〜30秒間O2プラズマに晒し、再度プラズ
マによるシリコン酸化膜20を2000〜4000Åを
気相成長し、更にSiH4とNH3をプラズマ反応させた
シリコン窒化膜21を5000Å以上積層させ、外部へ
の電極取り出しの為にボンディングパッド部を開孔した
(図1(d))。
【0015】この様にして製造された半導体装置は、第
1のシリコン酸化膜14が約500〜3000Å,第2
のシリコン酸化膜16が約4000〜6000Åとな
り、第2のシリコン酸化膜16の膜層内のみにウェット
エッチングによるスルーホールが開孔される為、塗布ガ
ラス15や第1のシリコン酸化膜14と第2のシリコン
酸化膜16の層間にサイドエッチによるボイドがなくな
り、ホール領域に於ける第2の金属配線17の被覆性が
改善した。又ホール内に従来は残っていたポリマー25
もなくなった上、寸法精度や形状が安定することにより
金属配線間の接触性や被覆性が改善し、電気特性や長期
信頼性の向上が図れた。一方、塗布ガラス上のシリコン
酸化膜あるいは保護絶縁膜の膨れや剥がれも有機塗布ガ
ラスの酸化処理によって皆無となり、パーティクル低
減,歩留りや耐湿性の向上が図れ、量産性や信頼性改善
に寄与できた。
【0016】この他、塗布ガラス15に対するシリコン
酸化膜の密着性の向上を図る方法として、O2プラズマ
処理の他に種々の実験をした結果、450℃以上のハロ
ゲンランプによる加熱炉でO2、もしくはO2に4%以上
のO3を混合させて30秒以上の処理を行う方法や、N2
にN2Oを10%以上添加したプラズマ処理、例えば枚
葉処理装置で50〜350℃に加熱した100〜300
Wで10〜60秒程度の処理を施してやることも有効と
判り、塗布ガラス工程での剥がれ問題が解決された。こ
れらの処理は、枚葉,バッチ式あるいは加熱方式もラン
プに限られずヒーター加熱炉等を用いたものでも効果を
見いだした。これらは、FTIR分析から、有機塗布ガ
ラスの表面のメチル基が酸素あるいは水酸基で適度に置
き換わっていることが確認され、この様に親水性を示す
処理であれば効果が認められ、プラズマ,ランプ加熱や
ヒーター加熱等応用が広く又常圧減圧等に規制されな
い。
【0017】尚、実施例で説明した気相成長のシリコン
酸化膜は、ノンドープに限られず、リンやボロン等の不
純物を添加した膜、あるいはTEOSに限らずSiH4
を用いたプラズマ,減圧や常圧気相成長膜も当然適用で
きるものである。又、Tiの酸化物を含む塗布ガラス2
2をフォトリソ時の反射防止膜として用いたが、この他
Ta,MoやCoの様な高融点金属の酸化膜や窒化膜、
あるいはPZT,PLZTの様な高誘電材料を含んだ高
屈折率の塗布ガラスも応用できる。更に、金属配線構造
としては、実施例で示したAl−Cu合金に限られずT
i,W,Mo等の高融点金属や半導体あるいはこれらの
化合物を含む場合、あるいはバリアメタルやキャップメ
タルの有無に係わらず、2層以上の多層配線構造や更に
微細化された半導体装置にも応用できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、特に多層配
線構造の集積回路等に於いて、金属配線の被覆性や接触
性,スルーホールの寸法精度,層間膜や保護膜の密着性
等を改善し、電気特性,歩留りや信頼性の向上がなさ
れ、高品質な微細半導体装置の安定供給を可能にするも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明に係わる半導体装置の
製造方法を示す工程概略断面である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法に係わる概略断面
図である。
【符号の説明】
11 Si基板 12 フィールド絶縁膜 13 第1の金属配線 14 第1のシリコン酸化膜 15,19 塗布ガラス 16 第2のシリコン酸化膜 17 第2の金属配線 18,20 シリコン酸化膜 21 シリコン窒化膜 22 第2の塗布ガラス 23,24 ボイド 25 ポリマー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多層配線構造を有する半導体装置に於い
    て、少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導
    体基板上に第1の金属配線を形成する工程、第1のシリ
    コン酸化膜を形成する工程、塗布ガラスを積層する工
    程、該塗布ガラスと第1シリコン酸化膜の所定膜厚をエ
    ッチバックする工程、第1のシリコン酸化膜より厚く第
    2のシリコン酸化膜を積層する工程、フォトレジストを
    マスクにして第2のシリコン酸化膜の途中まで等方性エ
    ッチングし、更に残りの第2シリコン酸化膜と第1のシ
    リコン酸化膜を異方性エッチングしスルーホールを開孔
    する工程、第2の金属配線を形成する工程を具備したこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】多層配線構造を有する半導体装置に於い
    て、少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導
    体基板上に第1の金属配線を形成する工程、第1のシリ
    コン酸化膜を形成する工程、塗布ガラスを積層する工
    程、該塗布ガラスと第1のシリコン酸化膜の所定膜厚を
    エッチバックする工程、O2 ,O3 もしくはN2Oの何
    れかを含むガスによる酸化処理を施す工程、第2のシリ
    コン酸化膜を積層する工程、フォトレジストをマスクに
    して第2シリコン酸化膜と第1のシリコン酸化膜にスル
    ホールを開孔する工程、第2の金属配線を形成する工程
    を具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の酸化処理は、O2もしくは
    2Oを含むガス中でプラズマ処理を行なうことを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載のO2もしくはO3を含むガス
    中でランプ加熱することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】多層配線構造を有する半導体装置に於い
    て、少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導
    体基板上に第1の金属配線を形成する工程、シリコン酸
    化膜による層間絶縁膜を形成後フォトレジストをマスク
    にしてスルーホールを開孔する工程、HNO3 とHFの
    混合液でライトエッチングした後第2の金属配線を形成
    する工程を具備したことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】多層配線構造を有する半導体装置に於い
    て、少なくとも、所望表面に素子領域が形成された半導
    体基板上に第1の金属配線を形成する工程、シリコン酸
    化膜による層間絶縁膜を形成後、金属もしくはその酸化
    膜を含む塗布ガラスを積層する工程、フォトレジストパ
    ターンをマスクにスルーホールを開孔する工程、該塗布
    ガラスを除去する工程、第2の金属配線を形成する工程
    を具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体装置の最終金属配線上の保護絶縁膜
    の形成に於いて、少なくとも、シリコン酸化膜を形成す
    る工程、塗布ガラスを積層する工程、該塗布ガラスとシ
    リコン酸化膜の所定膜厚をエッチバックする工程、O
    2 ,O3 もしくはN2Oによる加熱処理あるいはプラズ
    マ処理を施す工程、シリコン酸化膜を積層する工程、プ
    ラズマ反応によるシリコン窒化膜を成長する工程を具備
    したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6337268B1 (en) 1999-12-27 2002-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing contact structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6337268B1 (en) 1999-12-27 2002-01-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing contact structure
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