JP2000081458A - 検査用回路基板装置 - Google Patents

検査用回路基板装置

Info

Publication number
JP2000081458A
JP2000081458A JP10252890A JP25289098A JP2000081458A JP 2000081458 A JP2000081458 A JP 2000081458A JP 10252890 A JP10252890 A JP 10252890A JP 25289098 A JP25289098 A JP 25289098A JP 2000081458 A JP2000081458 A JP 2000081458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
path forming
conductive path
inspection
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10252890A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Senoo
浩司 妹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP10252890A priority Critical patent/JP2000081458A/ja
Publication of JP2000081458A publication Critical patent/JP2000081458A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板の電気的検査に用いる検査用回路基
板装置であり、被検査回路基板とテスターとの間に介在
させて、相互に加圧して電気的導通をとった際、導電路
を初め検査用回路基板装置の全域において一様に加重変
形され、グリッド電極および導電路においては一様で安
定的な電気的接続が得られ、耐久性も優れた検査用回路
基板装置を提供する。 【解決手段】 被検査基板の検査用回路基板装置であっ
て、被検査基板の端子電極に対応するパターンに従って
接続電極が配置された回路基板と、当該回路基板の接続
電極上に形成された導電路形成部と荷重分散部とそれら
を相互に絶縁する絶縁部により形成される異方導電性コ
ネクター層とからなる検査用回路基板装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路装置を検査す
るために使用される検査用回路基板装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント回路基板などの実用に
供される回路装置においては、図12に示すように、回
路装置90の中央部に機能素子が高度の集積度で形成さ
れた機能素子領域91が設けられると共に、その周縁部
に機能素子領域91のための多数の端子電極92が配列
されてなる端子電極領域93が形成されるものと、端子
電極領域92が機能素子領域91に重なって設けられる
場合が有る。そして、最近においては、機能素子領域9
1の集積度の増大に伴って端子電極領域93の端子電極
数が一層増加し高密度化する傾向にある。
【0003】従来、このような実用に供される回路装置
に対する電気的検査においては、検査対象である回路装
置の端子電極と、検査用回路基板の接続電極との電気的
な接続を達成するために、回路装置の端子電極と検査用
回路基板の接続電極との間に、異方導電性シートを介在
させることが行われている。
【0004】この異方導電性シートは、厚み方向にのみ
導電性を示すもの、または加圧されたときに厚み方向に
のみ導電性を示す多数の加圧導電性導電部を有するもの
であり、種々の構造のものが知られている。例えば金属
粒子をエラストマー中に均一に分散して得られるもの
(特開昭51−93393号公報参照)、導電性磁性体
粒子をエラストマー中に不均一に分布させることによ
り、厚み方向に伸びる多数の導電路形成部と、これらを
相互に絶縁する絶縁部が形成されてなるもの(特開昭5
3−147772号公報、特開昭54−146873号
公報参照)、厚み方向に伸びる導電路形成部と絶縁部と
よりなり、導電路形成部の表面と絶縁部の表面との間に
段差が形成されたもの(特開昭61−250906号公
報参照)などが知られている。これらの中でも、導電路
形成部が絶縁部より突出した状態で形成されてなる異方
導電性シートは、小さいピッチで端子電極が配置されて
なる回路装置に対して、高い信頼性で検査用回路基板の
接続電極との電気的な接続を達成することができるた
め、好適である。
【0005】而して、このような異方導電性シートは、
それ自体が単独の製品として製造され、また単独で取り
扱われるものであって、電気的接続作業においては検査
用回路基板に対して特定の位置関係をもって保持固定す
ることが必要である。
【0006】然るに、独立した異方導電性シートを利用
して回路装置と検査用回路基板との電気的接続を達成す
る手段においては、接続されるべき電極の配列ピッチ、
すなわち互いに隣接する端子電極の中心間距離が小さく
なるに従って異方導電性シートの位置合わせおよび保持
固定が困難となる、という問題点がある。
【0007】また、一旦は所望の位置合わせおよび保持
固定が実現された場合においても、温度変化による熱履
歴の影響、すなわち熱膨張および熱収縮などの影響を受
けた場合には、検査用回路基板を構成する材料と異方導
電性シートを構成する材料との間で生ずる応力の程度が
異なるため、電気的接続状態が変化して安定な接続状態
が維持されない場合がある。
【0008】以上の問題点を解決するために、絶縁性の
弾性高分子物質中に導電性粒子が密に充填されてなる複
数の導電部が配置された異方導電性を有するコネクター
層が、検査用回路基板上の全ての接続電極を含む領域
(以下接続電極領域という)に一体的に形成されてなる
検査用回路基板装置が提案されている(特開平4−15
1889号公報参照)。
【0009】図13は、従来の検査用回路基板装置の一
例における検査時のテスターおよび被検査基板との関係
を示す図である。また図14,15はそれぞれ接続電極
領域の構成を示す説明用の断面図および平面図である。
これらの図において、80は検査用の回路基板であり、
この回路基板80の接続電極領域87の表面上には、複
数の接続電極81が、検査すべき回路装置の端子電極7
1のパターンと対掌のパターンに従って、回路基板80
の表面から僅かに突出した状態で形成されている。回路
基板80の裏面には、配線路82により接続電極81と
それぞれ対応する関係で電気的に接続された複数のグリ
ッド電極83が形成され、テスター側端子電極73と接
続される。この回路基板80の接続電極領域の表面に
は、異方導電性コネクター層84が一体的に形成されて
いる。この異方導電性コネクター層84においては、そ
の厚み方向に伸びる、弾性高分子物質中に導電性粒子が
密に充填されてなる多数の導電路形成部85が、接続電
極81上に位置された状態で、かつ、隣接する導電路形
成部85が相互に絶縁部86によって絶縁された状態で
形成されており、この導電路形成部85の各々は、絶縁
部86の表面から突出した状態とされている。
【0010】回路基板の検査においては、被検査回路基
板70とテスターの間に、当該検査用回路基板装置を介
在させ、被検査回路基板の端子電極71と当該検査用回
路基板装置の導電路形成部85とを接続し、さらに当該
検査用回路基板装置のグリッド電極83とテスターの端
子電極72とを接続し、相互に加圧して電気的接続を行
い、被検査回路基板の電気的検査を行うことができる。
【0011】このような検査用回路基板装置によれば、
回路基板80の接続電極領域の表面に異方導電性コネク
ター層82が一体的に形成されており、しかも接続電極
81に導電路形成部85が配置されているため、電気的
接続作業時に異方導電性コネクター層82の位置合わせ
および保持固定を行うことが不要で、所要の電気的接続
を確実に達成することができると共に、温度変化による
熱履歴などの環境の変化に対しても良好な電気的接続状
態が安定に維持され、従って、高い接続信頼性が得られ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
検査用回路基板装置においては、導電路形成部が絶縁部
から突出して配列されているため、回路基板の検査時に
被検査回路基板とテスターの相互の電気的接続を行うた
めに上下から力をかけた場合に、この部分に力が集中
し、逆に異方導電性コネクター層に導電路形成分がない
部分のグリッド電極には力が掛りにくくなり、十分な導
電性が得られないという問題が有った。また被検査回路
基板および検査用回路基板装置が加圧により変形するこ
とがあり、さらに力の不均一は大きくなり、導通性や耐
久性が不十分な電極が発生するという問題が有った。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
事情に基づき、従来の問題を解決するためになされたも
のである。すなわち本発明は、被検査基板の検査用回路
基板装置であって、被検査基板の端子電極に対応するパ
ターンに従って接続電極が配置された回路基板と、当該
回路基板の接続電極上に形成された導電路形成部と該接
続電極以外の位置に配置された荷重分散部とそれらを相
互に絶縁する絶縁部により形成される異方導電性コネク
ター層とからなる検査用回路基板装置を提供するもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の検査用回路基板装置は、
検査すべき回路基板装置における端子電極に対応するパ
ターンに従って接続電極が配置された回路基板と、導電
路形成部と荷重分散部とそれらを相互に絶縁する絶縁部
により形成される異方導電性コネクター層とからなるも
のである。前記回路基板は一方の面に被検査回路基板の
電極に対応するパターンに従って接続電極が配置された
接続電極領域を有し、他方の面には上記接続電極から配
線によって接続されたグリッド電極を有し、前記異方導
電性コネクター層は、上記回路基板の接続電極領域の表
面上に上記接続電極のパターンに従って配置される導電
路形成部と、該導電路形成部の存在が粗な領域あるいは
存在しない領域に配置される荷重分散部と、それらを相
互に絶縁するための絶縁部によって形成される。
【0015】以下、本発明の検査用回路基板装置につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の検査用回路基板装
置の一例における構成を示す説明用断面図である。この
図において、10は検査用の回路基板であり、この回路
基板10の表面上に、複数の接続電極11が、特定のパ
ターンに従って、回路基板10の表面から僅かに突出し
た状態で形成されている。この特定のパターンは、通常
検査対象である被検査回路基板の端子電極パターンと対
掌のパターンである。回路基板10の裏面には、例えば
電極間隔(ピッチ間隔)が2.54mm、1.80m
m、1.5mm、1.27mm,1.06mm,1.0
mm,0.8mm,0.75mm,0.65mm,0.
5mmなど規格化された標準格子点配列に従った配列
で、グリッド電極13が形成されており、接続電極11
は、配線路12によりそれぞれグリッド電極13の適宜
のものに接続されている。
【0016】このような回路基板10の表面には、異方
導電性コネクター層(以下、単に「コネクター層」とい
う。)20が一体的に接着乃至密着した状態で設けられ
ている。このコネクター層20においては、絶縁性の弾
性高分子物質中に、その厚み方向に伸びる導電性磁性体
粒子が充填された多数の導電路形成部21が、回路基板
10の接続電極11に対応するパターンに従って形成さ
れている。また該導電路形成部の存在が粗な領域あるい
は存在しない領域には、絶縁性の弾性高分子物質からな
る荷重分散部22が形成されている。隣接する導電路形
成部21および荷重分散部22の各々の間は、好ましく
は弾性高分子物質よりなる絶縁部23によって埋められ
ている。導電路形成部21および荷重分散部22の各々
は、好ましくは図2の(ロ)に示すように絶縁部23の
表面からそれぞれ高さh1,h2だけ突出した状態とさ
れている。そして、このコネクター層20は、導電路形
成部21の各々が対応する接続電極11上に位置された
状態で、回路基板10の表面上に配置されている。
【0017】このような各導電路形成部21において
は、好ましくは導電性磁性体粒子が厚み方向に並んだ状
態に配向されており、厚み方向に導電路が形成される。
この導電路形成部21は、無加圧状態で厚さ方向に電気
的に導通していてもよく、また厚み方向に加圧されて圧
縮されたときに抵抗値が減少して導電路が形成される加
圧導電路形成部とすることもできる。これに対して、絶
縁部23は、加圧されたときにも厚み方向に導電路が形
成されないものである。
【0018】導電路形成部21における導電性磁性体粒
子の充填割合は、通常5体積%以上とされ、好ましくは
25〜50体積%とされる。特に、形成すべき導電路形
成部21を加圧導電路形成部とする場合においては、導
電性粒子の割合が大きいことが好ましく、これにより、
加圧が小さいときにも確実に所期の電気的接続を達成す
ることができる。この割合が5体積%未満の場合には、
形成される導電路の抵抗値が高いものとなって、必要な
導電性が得られ難い。
【0019】導電路形成部21の各々の表面の面積は、
検査すべき回路装置(被検査回路基板)における対応す
る端子電極の表面の面積によって定められるが、対応す
る端子電極の表面の面積の10〜200%が好ましく、
さらに好ましくは20〜150%、より好ましくは30
〜100%、特に好ましくは40〜80%である。
【0020】コネクター層における荷重分散部22の配
置は、導電路形成部21が存在しない領域もしくはその
存在が粗な領域に散在していることが好ましい。その配
置としては、回路基板裏面の4つのグリッド電極に囲ま
れた最小の範囲を繰り返しの単位として、導電路形成部
以外の場所に大略規則的に配置されていることが好まし
く、さらに好ましくは裏面のグリッド電極に相当する位
置、および必要に応じてさらにその中間に配置される。
その中間の位置としては、グリッド電極に相当する位置
からの距離がグリッド電極間隔の1/n√2ないし1/n
(ただしnは1以上の数値)となる位置に等間隔に配置
されるのが好ましい。
【0021】本発明の検査用回路基板装置において、検
査時に被検査回路基板と重なる部分に存在する荷重分散
部22の被検査基板と接触する部分の面積の合計面積
は、上記検査時に被検査回路基板外形で囲まれる領域の
面積に対して5〜50%が好ましく、さらに好ましくは
7〜40%であり、特に好ましくは10〜30%であ
る。5%未満の場合には導電路形成部にかかる荷重が大
きくなり高い繰り返し耐久性が得られ難い。また50%
を超える場合には導電路形成部にかかる荷重が小さくな
り、必要な導電性が得られ難い。
【0022】荷重分散部22の各々の断面形状は特に制
限はないが、好ましくは円または長方形である。荷重分
散部22の被検査基板と接触する部分の一個あたりの面
積は、4つのグリッド電極の中心によって囲まれる最小
面積に対して1〜50%が好ましく、さらに好ましくは
2〜40%、特に好ましくは5〜30%である。
【0023】荷重分散部22の形成材料としては、導電
性を有する弾性高分子でもよいが、絶縁性の高分子であ
ることがより好ましい。絶縁性の高分子としては、絶縁
部と同様のものが使用できる。具体的には絶縁性の弾性
高分子物質が好ましい。かかる絶縁性の弾性高分子物質
としては、硬化性のものが好ましく、架橋構造を有する
高分子物質が好ましい。かかる架橋高分子物質を得るた
めに用いることができる硬化性の高分子物質用材料とし
ては、例えばシリコーンゴム、ポリブタジエンゴム、天
然ゴム、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合
体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、
エチレン−プロピレン共重合体ゴム、ウレタンゴム、ポ
リエステル系ゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒド
リンゴム、軟質液状エポキシゴムなどが挙げられる。
【0024】荷重分散部は、絶縁部と同時に成形しても
よく、またあらかじめ荷重分散部を形成した後絶縁部を
コネクター層と一体化するよう形成してもよい。荷重分
散部22の弾性率は、導電路形成部と荷重分散部の変形
量の差が小さくなるように選択することが好ましい。荷
重分散部22の弾性率は、導電路形成部の弾性率の15
〜200%が好ましく、さらに好ましくは25〜150
%、特に好ましくは30〜100%である。
【0025】導電路形成部21は、図2の(ロ)に示す
ように、絶縁部23より突出していることが好ましい。
この突出高さh1は、コネクター層20の全厚t(t=
h+t1、t1は絶縁部23の厚みである。)の5%以
上であることが好ましく、さらに好ましくは8%以上で
ある。また、コネクター層20における導電路形成部2
1の配置ピッチpの300%以下であることが好まし
く、さらに好ましくは200%以下である。また荷重分
散部22は、図2の(ロ)に示すように、絶縁部23よ
り突出していることが好ましい。この突出高さh2は、
導電路形成部21の突出高さh1の50〜150%であ
ることが好ましく、さらに好ましくは60〜120%、
特に好ましくは70〜100%である。このような条件
が充足されることにより、当該コネクター層20に作用
される加圧力が変化した場合にも、それによる導電路形
成部21の導電性の変化が十分に小さく制御される。
【0026】導電路形成部21は、導電性を有する弾性
高分子物質であることが好ましい。具体的には弾性高分
子物質中に導電性物質が配合されたものが好ましい。か
かる弾性高分子物質としては導電性のものでもよいが、
絶縁性のものでもよい。絶縁性の弾性高分子物質として
は、硬化性のものが好ましく、架橋構造を有する高分子
物質が好ましい。かかる架橋高分子物質を得るために用
いることができる硬化性の高分子物質用材料としては、
例えばシリコーンゴム、ポリブタジエンゴム、天然ゴ
ム、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体ゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、エチ
レン−プロピレン共重合体ゴム、ウレタンゴム、ポリエ
ステル系ゴム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリン
ゴム、軟質液状エポキシゴムなどが挙げられる。導電路
形成部21は、荷重分散部22に用いられる高分子物質
と同一のものを用いてもよく、また異なるものを用いる
こともできる。
【0027】具体的には、硬化処理前には液状もしくは
流動性であって、硬化処理後には回路基板10と密着状
態または接着状態を保持して回路基板10と一体となる
高分子物質材料が好ましい。このような観点から、液状
シリコーンゴム、液状ウレタンゴム、軟質液状エポキシ
ゴムなどが好適に用いられる。硬化処理としては、加熱
や紫外線等の放射線照射などが挙げられる。以上の高分
子物質用材料には、回路基板10に対する接着性を向上
させるために、シランカップリング剤、チタンカップリ
ング剤などの添加剤を添加することができる。
【0028】導電路形成部21を形成するために配合さ
れる導電性物質としては、導電性粒子が好ましい。導電
性粒子としては、その成形加工性の点から導電性磁性体
粒子が好ましい。導電性磁性体粒子としては、例えばニ
ッケル、鉄、コバルトなどの磁性を示す金属の粒子若し
くはこれらの合金の粒子、またはこれらの粒子に金、
銀、パラジウム、ロジウムなどのメッキを施したもの、
非磁性金属粒子若しくはガラスビーズなどの無機質粒子
またはポリマー粒子にニッケル、コバルトなどの導電性
磁性体のメッキを施したものなどが挙げられ、特に、接
触抵抗が小さいなどの電気的特性の点で金メッキが施さ
れた金属粒子を用いることが好ましい。また、磁気ヒス
テリシスを示さない点から、導電性超常磁性体よりなる
粒子も好ましく用いることができる。
【0029】また、導電性に支障を与えない範囲で、導
電性磁性体粒子の表面がシランカップリング剤、チタン
カップリング剤などのカップリング剤で処理されたもの
を適宜用いることができる。導電性磁性体粒子の表面が
カップリング剤で処理されることにより、当該導電性磁
性体粒子と導電路形成部用材料に用いられる硬化性の高
分子物質用材料との接着力が大きくなり、その結果、得
られる検査用回路基板装置は、繰り返しの使用における
耐久性が更に高いものとなる。
【0030】また、導電性磁性体粒子の粒径は、3〜2
00μmであることが好ましく、特に、10〜100μ
mであることが好ましい。これにより、形成される導電
路形成部21は加圧変形が容易なものとなり、当該導電
路形成部21において導電性磁性体粒子間に十分な電気
的な接触が得られる。
【0031】絶縁部23を構成する高分子物質として
は、荷重分散部22を構成する高分子物質として例示し
たものと同様のものが挙げられ、導電路形成部21に用
いられる高分子物質と同一のものまたは異なるものを用
いることができる。
【0032】上記の検査用回路基板装置によれば、コネ
クター層20の導電路形成部21には、被検査回路基板
の外形範囲内の導電路形成部が無い部分には一様な密度
で荷重分散部22が設けられており、この荷重分散部2
2によりグリッド電極にかかる荷重を一様に分散するた
め導電路形成部にかかる荷重は一様になり、その結果す
べての導電路において一様な電気的接続が得られる。ま
たグリッド電極とテスターの端子電極との接続も一様に
なり、全電極で確実な接続ができ、かつ耐久性も得られ
る。
【0033】上記の検査用回路基板装置の製造方法とし
ては、例えば導電路形成部成形用部材および非磁性体部
材を有する金型を用い、回路基板10上にコネクター層
20を形成することにより、製造することができる。図
3は、コネクター層20を形成するために用いられるコ
ネクター層形成用金型の一例における要部の構成を示す
説明用断面図である。このコネクター層形成用金型は、
一方の型(以下、「上型」という。)40と、これと対
となる他方の型(以下、「下型」という。)50と、こ
れらの間にキャビティCを形成するためのスペーサー5
4とにより構成されている。
【0034】上型40においては、磁性金属基板41の
下面に、回路基板10の接続電極11のパターンと対掌
のパターンに従って強磁性体により形成される導電路形
成部成形用部材42が配置され、この導電路形成部成形
用部材42以外の領域には非磁性体部材43が配置され
ており、非磁性体部材43の下面が、導電路形成部成形
用部材42の下面より高さh1だけ下方に突出した状態
とされている。非磁性体部材43にはコネクター層にお
ける荷重分散部22と対掌なパターンにしたがって、荷
重分散部22と同様な断面形状を有する非磁性体により
形成される荷重分散部形成用部材44が配置されてお
り、荷重分散部形成用部材44の下面は非磁性体部材4
3の下面より高さh2だけ上方に窪んだ状態とされてい
る。
【0035】一方、下型50においては、磁性金属基板
51上に、回路基板10の接続電極11のパターンと同
一のパターンに従って導電路形成部成形用部材52が配
置され、この導電路形成部成形用部材52以外の領域に
は非磁性体部材53が配置されており、この例において
は、非磁性体部材53の上面が、導電路形成部成形用部
材52の上面より上方に突出した状態とされている。導
電路形成部成形用部材52は、形成すべき導電路形成部
21と同等の断面形状を有する強磁性体により構成され
ている。
【0036】以上において、磁性金属基板41および磁
性金属基板51は、例えば、鉄、鉄−ニッケル合金、鉄
−コバルト合金、ニッケル、コバルトなどの強磁性金属
により構成されている。
【0037】導電路形成部成形用部材42および導電路
形成部成形用部材52を形成するための強磁性体材料と
しては、鉄、鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニ
ッケル、コバルトなどを用いることができる。
【0038】非磁性体部材43および非磁性体部材53
を形成するための非磁性体材料としては、銅などの非磁
性金属、ポリイミドなどの耐熱性樹脂などを用いること
ができるが、放射線によって硬化されて高分子物質とな
る材料、例えばアクリル系のドライフィルムレジスト、
エポキシ系の液状レジスト、ポリイミド系の液状レジス
トなどのフォトレジストなどは、フォトリソグラフィー
の手法を利用して容易に非磁性体部分を形成することが
できるので、これらを好適に用いることができる。
【0039】そして、上記の金型を用いて次のようにし
てコネクター層20が形成される。先ず、硬化処理前は
液状もしくは流動性で、硬化処理をすると絶縁性の弾性
高分子物質となる高分子物質用材料中に導電性磁性体粒
子を分散させて流動性の導電路形成部用材料を調製し、
これを用いて、金型のキャビティCにおける上型40の
導電路形成部成形用部材42と下型50の導電路形成部
成形用部材52との間の導電路形成部用キャビティ部分
Dに、導電路形成部用材料層60を形成する。
【0040】具体的には、図4に示すように、上型40
の導電路形成部成形用部材42の下面および下型50の
導電路形成部成形用部材52の上面の各々に、上記導電
路形成部用材料を印刷または塗布することにより、盛り
上げられた状態の塗布層61,62を形成した後、図5
に示すように、塗布層61と塗布層62とを対接させた
状態で、上型40をスペーサー54を介して下型50に
配置することにより、導電路形成部用材料層60を形成
する。
【0041】次に図6に示すように、電磁石63、64
を作動させ、金型のキャビティCにおける導電路形成部
用キャビティ部分D(図3参照)に形成された導電路形
成部用材料層60に、磁場を上下方向に作用させること
により、導電性磁性体粒子を導電路形成部用材料層60
の厚み方向に配向させる。
【0042】そして、この状態において、図7に示すよ
うに、例えば加熱して導電路形成部用材料層を硬化処理
することにより、導電路形成部21を形成する。導電路
形成部用材料層60の硬化処理は、平行磁場を作用させ
たままの状態で行うことが好ましいが、平行磁場の作用
を停止させた後に行うこともできる。導電路形成部用材
料層60に作用される平行磁場の強度は、金型の各導電
路形成部用キャビティ部分の平均で200〜10000
ガウスとなる大きさが好ましい。硬化処理は、使用され
る材料によって適宜選定されるが、通常、熱処理によっ
て行われる。具体的な加熱温度および加熱時間は、導電
路形成部用材料層60の高分子物質材料の種類、導電性
磁性体粒子の移動に要する時間などを考慮して適宜選定
される。例えば、高分子物質材料が室温硬化型シリコー
ンゴムである場合に、硬化処理は、室温で24時間程
度、40℃で2時間程度、80℃で30分間程度で行わ
れる。
【0043】その後、この導電路形成部21を上型40
の導電路形成部成形用部材42に保持させた状態で下型
50から離型させて下面側を露出させることにより、上
型40の導電路形成部成形用部材42上に導電路形成部
21が配置されてなるコネクター層形成用中間体45が
形成される。
【0044】一方、図8に示すように、検査用の回路基
板10の接続電極領域上に、硬化処理まえは液状もしく
は流動性であるが硬化処理によって絶縁性の弾性高分子
物質となる高分子物質材料よりなる絶縁部用材料層65
を形成する。図9に示すように、この絶縁部用材料層6
5が形成された回路基板10の接続電極領域上に、上記
で製造したコネクター層形成用中間体45を重ね合わ
せ、回路基板10の接続電極領域における接続電極11
に、コネクター層形成用中間体45の導電路形成部21
が対接した状態とする。このとき、接続電極11上の絶
縁部用材料層は、導電路形成部21によって当該領域か
ら排除され、接続電極11と導電路形成部21とが確実
に接続できる。また、上型における荷重分散部形成用凹
部44に絶縁部用材料が充填され、荷重分散部22が形
成される。
【0045】そして、この状態で絶縁部用材料層65を
硬化処理することにより荷重分散部22および絶縁部2
3を形成し、その後、上型40を離型させることによ
り、図10に示すように導電路形成部21の各々が対応
する接続電極11上に位置された状態で、かつ回路基板
10の高密度接続電極12に一体的に接着乃至密着した
状態でコネクター層20が形成される。絶縁部用材料層
65の硬化処理は、導電路形成部用材料層60の硬化処
理において示した条件と同様の条件で行うことができ
る。
【0046】図10は、本発明の検査用回路基板装置の
他の例における接続電極領域の構成を示す説明用断面図
である。この検査用回路基板装置においては、荷重分散
部22はグリッド電極間隔の半分の間隔を置いて配置さ
れ、荷重分散部22一個当たりの面積はグリッド電極間
隔と等しい間隔で配置される場合の4分の1とされる。
これにより、導電路形成部21と荷重分散部22の変形
量が等しく保たれる。
【0047】図11は、本発明の検査用回路基板装置の
他の例における接続電極領域の構成を示す説明用断面図
である。この検査用回路基板装置においては、荷重分散
部22は、導電路形成部を形成する弾性高分子材料より
高い弾性率を有する弾性高分子材料により形成されたも
ので、荷重分散部22の一個あたりの面積を小さくし、
加圧されたときの荷重分散部22と導電路形成部21の
変形量を等しく保つことができる。
【0048】以上、本発明の検査用回路基板装置の実施
の形態について説明したが、本発明はこれらに限定され
るものではなく、種々の変更が可能である。例えば、隣
接する4つのグリッド電極に囲まれる最小面積あたりの
荷重分散部突起の個数、荷重分散部突起の形状・断面
積、グリッド電極に対する位置は、グリッド電極の面
積、個数、導電路形成部の面積に応じて適宜選択するこ
とができる。
【0049】
【実施例】以下、本発明の検査用回路基板装置の具体的
な実施例について説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。
【0050】〈実施例〉各々の電極幅が0.3mm、電
極間ピッチが0.5mmの接続電極(11)を200本
有する回路基板(10)の接続電極領域に、下記のよう
にしてコネクター層(20)を形成することにより、図
1に示す構成の検査用回路基板装置Aを製造した。
【0051】〔導電部用材料の調製〕室温硬化型シリコ
ーンゴム100部に平均粒径30μmのニッケル粒子よ
りなる導電性磁性体粒子100部を混合することにより
導電路形成部用材料を調製した。
【0052】〔金型の作製〕下記の条件に従って、図3
に示す構成のコネクター層形成用金型を作製した。 基板(41,51):材質;鉄製,厚み5mm, 導電路形成部成形用部材(42,52):材質;ニッケ
ル,寸法;縦幅0.5mm,横幅0.1mm,厚み0.
2mm, 非磁性体部材(43,44,53)の材質:アクリル系
ドライフィルムレジスト硬化物, 非磁性体部材(43)の突出高さh1、h2:0.05
mm, スペーサー(54)の厚み:0.3mm
【0053】〔導電部用材料層の形成〕上記の金型の上
型(40)の下面に導電路形成部用材料を用いてスクリ
ーン印刷することにより、導電路形成部成形用部材(4
2)の下面に導電部用材料の塗布層(61)を形成する
と共に、下型(50)の上面に導電路形成部用材料を用
いてスクリーン印刷することにより、導電路形成部成形
用部材(52)の上面に導電部用材料の塗布層(62)
を形成し、その後、この上型(40)を、その塗布層
(61)が下型(50)の塗布層(62)に対接するよ
うスペーサー(54)を介して下型(50)に配置する
ことにより、上型(40)の導電路形成部成形用部材
(42)とこれに対応する下型(50)の導電路形成部
成形用部材(52)との間に導電部用材料層(60)を
形成した(図4,図5参照)。
【0054】〔導電部およびコネクター層形成用中間体
の形成〕導電部材料層(60)が形成された金型の上型
(40)の上面および下型(50)の下面に、電磁石
(63,64)を配置して動作させることにより、上下
方向に平行磁場を作用させ、そのまま状態で40℃にて
3時間放置して導電部材料層(60)を硬化させること
により導電路形成部(21)を形成し、その後、この導
電路形成部(21)を上型(40)の導電路形成部成形
用部材(42)に保持ささせた状態で下型(50)から
離型させて露出させることにより、コネクター層形成用
中間体(45)を形成した(図6,図7参照)。
【0055】〔絶縁部の形成〕回路基板(10)の接続
電極領域に、室温硬化型シリコーンゴムよりなる絶縁部
用材料層(65)を形成し、更に、コネクター層形成用
中間体(45)を、回路基板(10)の接続電極(1
1)と導電路形成部(21)とが対接するよう配置した
後、この状態で80℃にて1時間放置して絶縁部用材料
層(65)を硬化させることにより絶縁部(23)を形
成した(図8,図9参照)。
【0056】以上により得られた検査用回路基板装置A
は、コネクター層(20)の導電路形成部(21)の縦
幅Lが0.5mm、横幅Wが0.1mm(断面積S=
0.5mm2 )、突出高さh1、h2が50μm、絶縁
部(23)の厚みtが0.3mmのものであった。
【0057】<比較例>上型において荷重分散部形成用
部材44を非磁性体部材43で置き換えた金型を作製
し、このコネクター層形成用金型を用いたこと以外は実
施例と同様にして、図14、15に示す構成の荷重分散
部を有しない比較用の検査用回路基板装置Bを製造し
た。
【0058】〔実験例〕検査用回路基板装置Aおよび検
査用回路基板装置Bをそれぞれ、各々の電極幅が0.3
mm、電極ピッチが0.5mmの端子電極を200本有
する被検査回路装置Xとテスターの間に介在させ、各々
の電極を相互に接続し、接続電極の電気的接続における
抵抗値を測定したところ、検査用回路基板装置Aは0.
2〜1.0Ω、検査用回路基板装置Bは0.1〜500
Ωであった。検査用回路基板装置Aおよび検査用回路基
板装置Bを、それぞれ50000回繰り返して使用した
後に、それぞれのコネクター層の導電路形成部を顕微鏡
により観察したところ、検査用回路基板装置Aにおいて
異常は認められなかったが、検査用回路基板装置Bにお
いては導電路形成部の破損が認められた。また、接続電
極の電気的接続における抵抗値を測定したところ、検査
用回路基板装置Aは1Ωであったが、検査用回路基板装
置Bは1kΩを超えた。以上の結果から、本発明の検査
用回路基板装置Aは、接続信頼性が高く、しかも、繰り
返し耐久性に優れたものであることが確認された。
【0059】
【発明の効果】本発明の検査用回路基板装置によれば、
異方導電性コネクター層の表面の裏面から荷重がかかる
部分には荷重分散部が設定されており、導電路形成部お
よび荷重分散部には均一に荷重がかかるので、導電路形
成部は全域において一様に変形し、その結果、グリッド
電極および導電路においては一様で安定的な電気的接続
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の検査用回路基板装置の一例における
接続電極領域の構成を示す説明用断面図である。
【図2】 図1の検査用回路基板装置の一部を拡大して
示す説明用断面図である。
【図3】 本発明の検査用回路基板装置を製造するため
に用いられるコネクター層形成用金型の一例における要
部の構成を示す説明用断面図である。
【図4】 金型の上型および下型の導電路形成部成形用
部材に塗布層を形成した状態を示す説明図である。
【図5】 金型の導電部用キャビティ部分に導電路形成
部用材料層を形成した状態を示す説明図である。
【図6】 導電路形成部用材料層に平行磁場を作用させ
た状態を示す説明図である。
【図7】 導電路形成部を形成して、コネクター層形成
用中間体を形成する工程を示す説明図である。
【図8】 回路基板の接続電極領域上に絶縁部用材料層
が形成された状態を示す説明図である。
【図9】 回路基板の接続電極領域上にコネクター層形
成用中間体が配置された状態を示す説明図である。
【図10】 本発明の検査用回路基板装置の他の例にお
ける接続電極領域の構成を示す説明用断面図である。
【図11】 本発明の検査用回路基板装置の更に他の例
における接続電極領域の構成を示す説明用断面図であ
る。
【図12】 プリント回路基板よりなる回路装置の一例
の配置を示す説明図である。
【図13】 従来の検査用回路基板装置の一例における
被検査基板とテスターとの関係をを示す説明図である。
【図14】 従来の検査用回路基板装置の一例における
接続電極領域の構成を示す説明用断面図である。
【図15】 従来の検査用回路基板装置の一例における
接続電極領域の平面図である。
【符号の説明】
10 回路基板 11 接続電極 12 配線路 13 グリッド
電極 20 異方導電性コネクター層 21 導電路形
成部 22 加重分散部 23 絶縁部 40 一方の型(上型) 41 磁性金属
基板 42 導電路形成部成形用部材 43 非磁性体
部材 44 荷重分散部形成用部材 45 コネクター層形成用中間体 50 他方の型
(下型) 51 磁性金属基板 52 導電路形
成部成形用部材 53 非磁性体部材 54 スペーサ
ー 60 導電部用材料層 61,62 塗
布層 63,64 電磁石 65 絶縁部用
材料層 70 被検査基板 71 端子電極 72 テスター側電極領域 73 テスター
側接続電極 80 回路基板 81 接続電極 82 配線路 83 グリッド
電極 84 異方導電性コネクター層 85 導電路形
成部 86 絶縁部 87 接続電極
領域 90 回路装置 91 機能素子
領域 92 端子電極 93 端子電極領域 C キャビテ
ィ D 導電路形成部用キャビティ部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査基板の検査用回路基板装置であっ
    て、被検査基板の端子電極に対応するパターンに従って
    接続電極が配置された回路基板と、当該回路基板の接続
    電極上に形成された導電路形成部と該接続電極以外の位
    置に配置された荷重分散部とそれらを相互に絶縁する絶
    縁部により形成される異方導電性コネクター層とからな
    る検査用回路基板装置。
  2. 【請求項2】 前記回路基板は一方の面に被検査基板の
    電極に対応するパターンに従って配置された接続電極を
    有し、他方の面には上記接続電極から配線によって接続
    されたグリッド電極を有し、前記異方導電性コネクター
    層は、上記回路基板の接続電極のパターンに従って配置
    される導電路形成部と、回路基板上において接続電極が
    存在しない領域もしくはその存在が疎の領域に配置され
    る荷重分散部と、それらを相互に絶縁するための絶縁部
    によって形成されたものである請求項1記載の検査用回
    路基板装置。
  3. 【請求項3】 導電路形成部は絶縁性の弾性高分子中に
    導電性粒子が充填されてなり、相互に絶縁部によって絶
    縁された状態で複数配置され、荷重分散部は上記回路基
    板の接続電極が存在しない領域もしくはその存在が粗の
    領域に配置されることを特徴とする請求項1記載の検査
    用回路基板装置。
  4. 【請求項4】 導電路形成部は絶縁部の表面より突出し
    た状態で複数配置され、荷重分散部は絶縁部の表面より
    突出した状態で複数配置されることを特徴とする請求項
    1記載の検査用回路基板装置。
  5. 【請求項5】 荷重分散部は上記回路基板のグリッド電
    極中心に対応する位置、および必要に応じてそれ以外の
    位置に複数配置されることを特徴とする請求項1記載の
    検査用回路基板装置。
  6. 【請求項6】 検査用回路基板装置において、検査時に
    被検査基板と重なる領域における荷重分散部の被検査基
    板と接触する部分の総面積は、被検査基板の外形に囲ま
    れる面積の5〜50%であることを特徴とする請求項1
    記載の検査用回路基板装置。
  7. 【請求項7】 荷重分散部の被検査基板と接触する部分
    の一個当たりの面積は、4個のグリッド電極の中心点に
    よって囲まれる最小の面積の1〜50%であることを特
    徴とする請求項1記載の検査用回路基板装置。
JP10252890A 1998-09-07 1998-09-07 検査用回路基板装置 Pending JP2000081458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10252890A JP2000081458A (ja) 1998-09-07 1998-09-07 検査用回路基板装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10252890A JP2000081458A (ja) 1998-09-07 1998-09-07 検査用回路基板装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000081458A true JP2000081458A (ja) 2000-03-21

Family

ID=17243597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10252890A Pending JP2000081458A (ja) 1998-09-07 1998-09-07 検査用回路基板装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000081458A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101344802B1 (ko) 2012-11-30 2014-01-16 임영재 와이어 절단을 위한 더미가 형성된 와이어드 컨텍터 및 그 제조 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05159821A (ja) * 1991-03-27 1993-06-25 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 回路基板検査装置
JPH05273286A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd プリント配線板の電気検査用アダプターボードおよびそれを用いた電気検査方法
JPH0682531A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 回路基板検査用アダプター装置
JPH0943276A (ja) * 1995-05-23 1997-02-14 Tokyo Electron Ltd プローブ装置に用いられるプローブカードデバイス
JPH09260817A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 検査用回路基板装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05159821A (ja) * 1991-03-27 1993-06-25 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 回路基板検査装置
JPH05273286A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd プリント配線板の電気検査用アダプターボードおよびそれを用いた電気検査方法
JPH0682531A (ja) * 1992-08-31 1994-03-22 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 回路基板検査用アダプター装置
JPH0943276A (ja) * 1995-05-23 1997-02-14 Tokyo Electron Ltd プローブ装置に用いられるプローブカードデバイス
JPH09260817A (ja) * 1996-03-21 1997-10-03 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 検査用回路基板装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101344802B1 (ko) 2012-11-30 2014-01-16 임영재 와이어 절단을 위한 더미가 형성된 와이어드 컨텍터 및 그 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4930574B2 (ja) 異方導電性コネクター装置およびその製造方法並びに回路装置の検査装置
KR101030360B1 (ko) 이방 도전성 커넥터 장치 및 회로 장치의 검사 장치
WO2007072789A1 (ja) 異方導電性コネクター、及びこの異方導電性コネクターを備える検査装置用変換アダプタ及び検査装置、並びにこの異方導電性コネクターの製造方法
WO2007116826A1 (ja) 異方導電性コネクターおよび異方導電性コネクター装置
WO2007043350A1 (ja) 異方導電性コネクター装置および回路装置の検査装置
JP2001210402A (ja) 異方導電性シートおよびコネクター
JP3788258B2 (ja) 異方導電性コネクターおよびその応用製品
JP2004342597A (ja) 異方導電性シートおよびその製造方法、アダプター装置およびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置
JP3573120B2 (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法並びにその応用製品
JP2003077559A (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法並びにその応用製品
JP4507644B2 (ja) 異方導電性コネクター装置およびその製造方法並びに回路装置の検査装置
JP2000241498A (ja) 半導体素子接続装置、半導体素子検査装置および検査方法
JPH06249924A (ja) 回路基板検査用アダプター装置
JP2001050983A (ja) プローブカード
JP4470316B2 (ja) 異方導電性シートおよび回路装置の電気的検査装置
JP2001076541A (ja) 異方導電性シート
JP3674300B2 (ja) 半導体素子検査装置および検査方法
JP2000292484A (ja) 半導体素子接続装置、半導体素子検査装置および検査方法
JP2000081458A (ja) 検査用回路基板装置
JP2890911B2 (ja) 回路基板装置
JP2004055514A (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法並びに回路装置の検査装置
JP3111688B2 (ja) 回路基板検査用アダプター装置の製造方法並びに回路基板の検査方法および検査装置
WO2006043629A1 (ja) アダプター装置およびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置
JPH09223860A (ja) 検査用回路基板装置
JP2973268B2 (ja) 検査用回路基板装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080520