JPH09260817A - 検査用回路基板装置 - Google Patents

検査用回路基板装置

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JPH09260817A
JPH09260817A JP8064155A JP6415596A JPH09260817A JP H09260817 A JPH09260817 A JP H09260817A JP 8064155 A JP8064155 A JP 8064155A JP 6415596 A JP6415596 A JP 6415596A JP H09260817 A JPH09260817 A JP H09260817A
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JP
Japan
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path forming
conductive path
conductive
circuit board
forming portion
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JP8064155A
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Inventor
Hisao Igarashi
久夫 五十嵐
Mutsuhiko Yoshioka
睦彦 吉岡
Yasuhiro Mori
康博 森
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/102Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by bonding of conductive powder, i.e. metallic powder

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  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繰り返して使用するときにも、当該導電路形
成部に早期に故障が生じることがなくて耐久性に優れた
検査用回路基板装置を提供すること。 【解決手段】 回路基板と、この回路基板の接続電極領
域の表面上に一体的に設けられた異方導電性コネクター
層とよりなり、異方導電性コネクター層は、弾性高分子
物質中に導電性粒子が充填されてなる複数の導電路形成
部が、相互に絶縁部によって絶縁された状態で、かつ当
該絶縁部の表面より突出した状態で、特定のパターンに
従って配置されてなり、導電路形成部の各々は、導電性
粒子の充填割合が5体積%以上である高密度部分と、こ
の高密度部分に隣接して形成された導電性粒子の充填割
合が1体積%以下である低密度部分とを有してなり、導
電路形成部の厚み方向と垂直な断面において、導電路形
成部全体の面積に占める低密度部分の面積の割合が20
〜80%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路装置を検査す
るために使用される検査用回路基板装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリント回路基板などの実用に
供される回路装置においては、図12に示すように、回
路装置90の中央部に機能素子が高度の集積度で形成さ
れた機能素子領域91が設けられると共に、その周縁部
に機能素子領域91のための多数の端子電極92が配列
されてなる端子電極領域93が形成される。そして、現
在においては、機能素子領域91の集積度の増大に伴っ
て端子電極領域93の端子電極数が一層増加し高密度化
する傾向にある。
【0003】このような実用に供される回路装置の電気
的検査においては、検査対象である回路装置の端子電極
と、検査用回路基板の接続電極との電気的な接続を達成
するために、従来、回路装置の端子電極領域と、検査用
回路基板の接続電極領域との間に、異方導電性シートを
介在させることが行われている。
【0004】この異方導電性シートは、厚み方向にのみ
導電性を示すもの、または加圧されたときに厚み方向に
のみ導電性を示す多数の加圧導電性導電部を有するもの
であり、種々の構造のもの、例えば金属粒子をエラスト
マー中に均一に分散して得られるもの(特開昭51−9
3393号公報参照)、導電性磁性体粒子をエラストマ
ー中に不均一に分布させることにより、厚み方向に伸び
る多数の導電路形成部と、これらを相互に絶縁する絶縁
部が形成されてなるもの(特開昭53−147772号
公報、特開昭54−146873号公報参照)、厚み方
向に伸びる導電路形成部と絶縁部とよりなり、導電路形
成部の表面と絶縁部の表面との間に段差が形成されたも
の(特開昭61−250906号公報参照)が知られて
いる。これらの中でも、導電路形成部が絶縁部より突出
した状態で形成されてなる異方導電性シートは、小さい
ピッチで端子電極が配置されてなる回路装置に対して、
高い信頼性で検査用回路基板の接続電極との電気的な接
続を達成することができるため、好適である。
【0005】而して、このような異方導電性シートは、
それ自体が単独の製品として製造され、また単独で取り
扱われるものであって、電気的接続作業においては検査
用回路基板に対して特定の位置関係をもって保持固定す
ることが必要である。
【0006】然るに、独立した異方導電性シートを利用
して回路装置と検査用回路基板との電気的接続を達成す
る手段においては、接続されるべき電極の配列ピッチ、
すなわち互いに隣接する端子電極の中心間距離が小さく
なるに従って異方導電性シートの位置合わせおよび保持
固定が困難となる、という問題点がある。
【0007】また、一旦は所望の位置合わせおよび保持
固定が実現された場合においても、温度変化による熱履
歴の影響、すなわち熱膨張および熱収縮などの影響を受
けた場合には、検査用回路基板を構成する材料と異方導
電性シートを構成する材料との間で生ずる応力の程度が
異なるため、電気的接続状態が変化して安定な接続状態
が維持されない、という問題点がある。
【0008】以上の問題点を解決するために、絶縁性の
弾性高分子物質中に導電性粒子が密に充填されてなる複
数の導電部が配置された異方導電性を有するコネクター
層が、検査用回路基板の接続電極領域に一体的に形成さ
れてなる検査用回路基板装置が提案されている(特開平
4−151889号公報参照)。
【0009】図13は、従来の検査用回路基板装置の一
例における接続電極領域の構成を示す説明用断面図であ
る。この図において、80は検査用の回路基板であり、
この回路基板80の接続電極領域の表面上には、複数の
接続電極81が、検査すべき回路装置の端子電極のパタ
ーンと対掌のパターンに従って、回路基板80の表面か
ら僅かに突出した状態で形成されている。回路基板80
の裏面には、配線路82により接続電極81とそれぞれ
対応する関係で電気的に接続された複数のグリッド電極
83が形成されている。この回路基板80の接続電極領
域の表面には、異方導電性コネクター層84が一体的に
形成されている。この異方導電性コネクター層84にお
いては、その厚み方向に伸びる、弾性高分子物質中に導
電性粒子が密に充填されてなる多数の導電路形成部85
が、接続電極81上に位置された状態で、かつ、隣接す
る導電路形成部85が相互に絶縁部86によって絶縁さ
れた状態で形成されており、この導電路形成部85の各
々は、絶縁部86の表面から突出した状態とされてい
る。
【0010】このような検査用回路基板装置によれば、
回路基板80の接続電極領域の表面に異方導電性コネク
ター層82が一体的に形成されており、しかも接続電極
81に導電路形成部83が配置されているため、電気的
接続作業時に異方導電性コネクター層82の位置合わせ
および保持固定を行うことが不要で、所要の電気的接続
を確実に達成することができると共に、温度変化による
熱履歴などの環境の変化に対しても良好な電気的接続状
態が安定に維持され、従って、高い接続信頼性が得られ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
検査用回路基板装置においては、これを繰り返して使用
すると、異方導電性コネクター層82の導電路形成部8
3に早期に故障が生じて長い使用寿命が得られない、と
いう問題がある。
【0012】本発明は、以上のような事情に基づいてな
されたものであって、その目的は、回路基板の接続電極
領域の表面上に導電路形成部を有する異方導電性コネク
ター層が一体的に形成されてなる検査用回路基板装置で
あって、繰り返して使用するときにも、当該導電路形成
部に早期に故障が生じることがなくて耐久性に優れた検
査用回路基板装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の検査用回路基板
装置は、検査すべき回路装置における端子電極領域の端
子電極に対応する特定のパターンに従って接続電極が配
置された接続電極領域を有する回路基板と、この回路基
板の接続電極領域の表面上に一体的に設けられた異方導
電性コネクター層とよりなり、前記異方導電性コネクタ
ー層は、その厚み方向に伸びる、絶縁性の弾性高分子物
質中に導電性粒子が充填されてなる複数の導電路形成部
が、相互に絶縁部によって絶縁された状態で、かつ当該
絶縁部の表面より突出した状態で、前記特定のパターン
に従って配置されてなり、導電路形成部の各々は、前記
導電性粒子の充填割合が5体積%以上である厚み方向に
伸びる高密度部分と、この高密度部分に隣接して形成さ
れた、前記導電性粒子の充填割合が1体積%以下である
厚み方向に伸びる低密度部分とを有してなり、導電路形
成部の厚み方向と垂直な断面において、導電路形成部全
体の面積に占める低密度部分の面積の割合が20〜80
%であることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の検査用回路基板装
置について詳細に説明する。図1は、本発明の検査用回
路基板装置の一例における接続電極領域の構成を示す説
明用断面図である。この図において、10は検査用の回
路基板であり、この回路基板10の接続電極領域の表面
上に、複数の接続電極11が、特定のパターンに従っ
て、回路基板10の表面から僅かに突出した状態で形成
されている。この特定のパターンは、検査対象である回
路装置の端子電極パターンと対掌のパターンである。回
路基板10の裏面には、例えばピッチ間隔が2.54m
m、1.80mm若しくは1.27mmの規格化された
標準格子点配列に従った配列で、グリッド電極13が形
成されており、接続電極11は、配線路12によりそれ
ぞれグリッド電極13の適宜のものに接続されている。
【0015】このような回路基板10の接続電極領域の
表面には、異方導電性コネクター層(以下、単に「コネ
クター層」という。)20が一体的に接着乃至密着した
状態で設けられている。このコネクター層20において
は、その厚み方向に伸びる、絶縁性の弾性高分子物質中
に導電性磁性体粒子が充填された多数の導電路形成部2
1が、回路基板10の接続電極11に対応するパターン
に従って形成されると共に、隣接する導電路形成部21
の各々は、弾性高分子物質よりなる絶縁部25によって
相互に絶縁されており、しかも、導電路形成部21の各
々は絶縁部25の表面から高さhだけ突出した状態とさ
れている。そして、このコネクター層20は、導電路形
成部21の各々が対応する接続電極11上に位置された
状態で、回路基板10の表面上に配置されている。
【0016】コネクター層20の個々の導電路形成部2
1は、図2にも示すように、導電性磁性体粒子の充填密
度が高い厚み方向に伸びる高密度部分22,23と、こ
の高密度部分22,23よりも導電性磁性体粒子の充填
密度が低い厚み方向に伸びる低密度部分24とにより構
成されている。図示の例では、導電路形成部21は、縦
幅がLで横幅がWの矩形の柱状の形態を有しており、導
電路形成部21における両側部分にそれぞれ高密度部分
22,23が形成され、これらの高密度部分22,23
の間の中央部分に低密度部分24がいわばサンドイッチ
状に挟まれた状態で形成されている。
【0017】このような各導電路形成部21の高密度部
分22,23においては、好ましくは導電性磁性体粒子
が厚み方向に並んだ状態に配向されており、厚み方向に
導電路が形成される。この導電路形成部21は、厚み方
向に加圧されて圧縮されたときに抵抗値が減少して導電
路が形成される、加圧導電路形成部とすることもでき
る。これに対して、絶縁部25は、加圧されたときにも
厚み方向に導電路が形成されないものである。
【0018】導電路形成部21の高密度部分22,23
における導電性磁性体粒子の充填割合は、5体積%以上
とされ、好ましくは25〜50体積%とされる。特に、
形成すべき導電路形成部21を加圧導電路形成部とする
場合においては、導電性粒子の割合が大きいことが好ま
しく、これにより、加圧が小さいときにも確実に所期の
電気的接続を達成することができる。この割合が5体積
%未満の場合には、形成される導電路の抵抗値が高いも
のとなって、必要な導電性が得られない。
【0019】導電路形成部21の低密度部分24におけ
る導電性磁性体粒子の充填割合は、1体積%以下、好ま
しくは0.5体積%以下とされる。この割合が1体積%
を超える場合には、当該部分の柔軟性が小さいものとな
るため、導電路形成部21全体の加圧変形性が小さくな
り、高い繰り返し耐久性が得られない。
【0020】導電路形成部21は、その厚み方向と垂直
な断面において、当該導電路形成部21全体の面積S
(S=L×W)に占める低密度部分の面積S1(S1=
L×W1)の割合〔(S1/S)×100〕が20〜8
0%とされ、好ましくは40〜60%とされる。この割
合が20%未満の場合には、導電路形成部21全体の加
圧変形性が小さくなり、高い繰り返し耐久性が得られな
い。一方、この割合が80%を超える場合には、高密度
部分の断面積が小さいものとなるため、形成される導電
路の抵抗値が高いものとなって、必要な導電性が得られ
ない。
【0021】また、図示のように、複数の高密度部分2
2,23を低密度部分24を介して並ぶよう配置する場
合には、高密度部分22,23における当該高密度部分
22,23が並ぶ方向(図において横方向)の幅W2と
導電路形成部21全体の幅Wとの比(W1/W)が0.
2〜0.5であることが好ましい。
【0022】導電路形成部21の各々の表面の面積は、
検査すべき回路装置における対応する端子電極の表面の
面積によって定められるが、具体的には、対応する端子
電極の表面の面積の40〜80%であることが好まし
い。
【0023】導電路形成部21の突出高さhは、コネク
ター層20の全厚t(t=h+t1、t1は絶縁部25
の厚みである。)の8%以上であることが好ましく、ま
た、コネクター層20における導電路形成部21の配置
ピッチpの300%以下であることが好ましい。このよ
うな条件が充足されることにより、当該コネクター層2
0に作用される加圧力が変化した場合にも、それによる
導電路形成部21の導電性の変化が十分に小さく制御さ
れる。
【0024】導電路形成部21を構成する絶縁性の弾性
高分子物質としては、架橋構造を有する高分子物質が好
ましい。かかる架橋高分子物質を得るために用いること
ができる硬化性の高分子物質用材料としては、例えばシ
リコーンゴム、ポリブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイ
ソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴム、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴ
ム、クロロプレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、軟質
液状エポキシゴムなどが挙げられる。
【0025】具体的には、硬化処理前には液状であっ
て、硬化処理後には回路基板10と密着状態または接着
状態を保持して回路基板10と一体となる高分子物質材
料が好ましい。このような観点から、液状シリコーンゴ
ム、液状ウレタンゴム、軟質液状エポキシゴムなどが好
適に用いられる。以上の高分子物質用材料には、回路基
板10に対する接着性を向上させるために、シランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤などの添加剤を添加
することができる。
【0026】導電路形成部21の導電性磁性体粒子とし
ては、例えばニッケル、鉄、コバルトなどの磁性を示す
金属の粒子若しくはこれらの合金の粒子、またはこれら
の粒子に金、銀、パラジウム、ロジウムなどのメッキを
施したもの、非磁性金属粒子若しくはガラスビーズなど
の無機質粒子またはポリマー粒子にニッケル、コバルト
などの導電性磁性体のメッキを施したものなどが挙げら
れ、特に、接触抵抗が小さいなどの電気的特性の点で金
メッキが施された金属粒子を用いることが好ましい。ま
た、磁気ヒステリシスを示さない点から、導電性超常磁
性体よりなる粒子も好ましく用いることができる。
【0027】また、導電性に支障を与えない範囲で、導
電性磁性体粒子の表面がシランカップリング剤、チタン
カップリング剤などのカップリング剤で処理されたもの
を適宜用いることができる。導電性磁性体粒子の表面が
カップリング剤で処理されることにより、当該導電性磁
性体粒子と導電路形成部用材料に用いられる硬化性の高
分子物質用材料との接着力が大きくなり、その結果、得
られる検査用回路基板装置は、繰り返しの使用における
耐久性が更に高いものとなる。
【0028】また、導電性磁性体粒子の粒径は、3〜2
00μmであることが好ましく、特に、10〜100μ
mであることが好ましい。これにより、形成される導電
路形成部21は加圧変形が容易なものとなり、当該導電
路形成部21において導電性磁性体粒子間に十分な電気
的な接触が得られる。
【0029】絶縁部25を構成する高分子物質として
は、導電路形成部21を構成する高分子物質として例示
したものと同様のものが挙げられ、導電路形成部21に
用いられる高分子物質と同一のものまたは異なるものを
用いることができる。
【0030】上記の検査用回路基板装置によれば、コネ
クター層20の導電路形成部21には、導電路が形成さ
れる高密度部分22,23に隣接して導電性磁性体粒子
の充填密度の低い低密度部分24が形成されており、こ
の低密度部分24は十分に柔軟で高い可変形性を有する
ため、導電路形成部21全体の加圧変形性が大きくな
り、その結果、繰り返して使用したときにも、導電路形
成部21に早期に故障が生じることがなくて優れた耐久
性が得られる。
【0031】上記の検査用回路基板装置は、導電路形成
部成形用部材および非磁性体部材を有する特定のコネク
ター層形成用金型によって回路基板10上にコネクター
層20を形成することにより、製造することができる。
図3は、コネクター層20を形成するために用いられる
コネクター層形成用金型の一例における要部の構成を示
す説明用断面図である。このコネクター層形成用金型
は、一方の型(以下、「上型」という。)40と、これ
と対となる他方の型(以下、「下型」という。)50
と、これらの間にキャビティCを形成するためのスペー
サー57とにより構成されている。
【0032】上型40においては、磁性金属基板41の
下面に、回路基板10の接続電極11における特定のパ
ターンと対掌のパターンに従って導電路形成部成形用部
材42が配置され、この導電路形成部成形用部材42以
外の領域には非磁性体部材46が配置されており、非磁
性体部材46の下面が、導電路形成部成形用部材42の
下面より高さhだけ下方に突出した状態とされている。
導電路形成部成形用部材42は、形成すべき導電路形成
部21の高密度部分22,23の断面形状と同等の断面
形状を有する強磁性体部分43,44と、低密度部分2
4の断面形状と同等の断面形状を有する非磁性体部分4
5とにより構成されている。
【0033】一方、下型50においては、磁性金属基板
51上に、回路基板10の接続電極11における特定の
パターンと同一のパターンに従って導電路形成部成形用
部材52が配置され、この導電路形成部成形用部材52
以外の領域には非磁性体部材56が配置されており、こ
の例においては、非磁性体部材56の上面が、導電路形
成部成形用部材52の上面より上方に突出した状態とさ
れている。導電路形成部成形用部材52は、形成すべき
導電路形成部21の高密度部分22,23の断面形状と
同等の断面形状を有する強磁性体部分53,54と、低
密度部分24の断面形状と同等の断面形状を有する非磁
性体部分55とにより構成されている。
【0034】以上において、磁性金属基板41および磁
性金属基板51は、例えば、鉄、鉄−ニッケル合金、鉄
−コバルト合金、ニッケル、コバルトなどの強磁性金属
により構成されている。
【0035】導電路形成部成形用部材42の強磁性体部
分43,44および導電路形成部成形用部材52の強磁
性体部分53,54を形成するための強磁性体材料とし
ては、鉄、鉄−ニッケル合金、鉄−コバルト合金、ニッ
ケル、コバルトなどを用いることができる。
【0036】導電路形成部成形用部材42の非磁性体部
分45、導電路形成部成形用部材55の非磁性体部分5
5、非磁性体部材46および非磁性体部材56を形成す
るための非磁性体材料としては、銅などの非磁性金属、
ポリイミドなどの耐熱性樹脂などを用いることができる
が、放射線によって硬化されて高分子物質となる材料、
例えばアクリル系のドライフィルムレジスト、エポキシ
系の液状レジスト、ポリイミド系の液状レジストなどの
フォトレジストなどは、フォトリソグラフィーの手法を
利用して容易に非磁性体部分を形成することができるの
で、これらを好適に用いることができる。
【0037】そして、上記の金型を用いて次のようにし
てコネクター層20が形成される。先ず、硬化処理によ
って絶縁性の弾性高分子物質となる高分子物質用材料中
に導電性磁性体粒子を分散させて、流動性の混合物より
なる導電路形成部用材料を調製し、これを用いて、金型
のキャビティCにおける上型40の導電路形成部成形用
部材42と下型50の導電路形成部成形用部材52との
間の導電路形成部用キャビティ部分Dに、導電路形成部
用材料層を形成する。
【0038】具体的には、図4に示すように、上型40
の導電路形成部成形用部材42の下面および下型50の
導電路形成部成形用部材52の上面の各々に、導電路形
成部用材料を塗布することにより、盛り上げられた状態
の塗布層61,62を形成した後、図5に示すように、
塗布層61と塗布層62とを対接させた状態で、上型4
0をスペーサー57を介して下型50に配置することに
より、導電路形成部用材料層60を形成する。
【0039】導電路形成部用材料の塗布層61,62を
形成する方法としては、特定のパターンの開口部を有す
るスクリーン印刷用マスクを作製し、このマスクを用い
て導電路形成部用材料をスクリーン印刷することにより
形成する方法を好適に用いることができる。
【0040】このようにして金型のキャビティCにおけ
る導電路形成部用キャビティ部分D(図3参照)に形成
された導電路形成部用材料層60に、磁場を上下方向に
作用させることにより、導電性磁性体粒子を導電路形成
部用材料層60の厚み方向に配向させる。
【0041】具体的には、図6に示すように、上型40
の上面および下型50の下面に電磁石63,64を配置
してこの電磁石63,64を動作させることにより、上
型40の導電路形成部成形用部材42の強磁性体部分4
3,44からこれに対応する下型50の導電路形成部成
形用部材52の強磁性体部分53,54に向かう方向に
平行磁場が作用し、その結果、導電路形成部用材料層6
0中に分散されていた導電性磁性体粒子が、強磁性体部
分43,44とこれに対応する強磁性体部分53,54
との間の位置に集合し、更に厚み方向に並ぶように配向
する。これにより、導電路形成部用材料層60には、高
密度部分22,23となる部分とその中間の低密度部分
24となる部分が形成される。
【0042】そして、この状態において、図7に示すよ
うに、例えば加熱して導電路形成部用材料層を硬化処理
することにより、高密度部分22,23と低密度部分2
4とよりなる導電路形成部21を形成し、その後、この
導電路形成部21を上型40の導電路形成部成形用部材
42に保持させた状態で下型50から離型させて下面側
を露出させることにより、上型40の導電路形成部成形
用部材42上に導電路形成部21が配置されてなるコネ
クター層形成用中間体47が形成される。
【0043】導電路形成部用材料層60の硬化処理は、
平行磁場を作用させたままの状態で行うことが好ましい
が、平行磁場の作用を停止させた後に行うこともでき
る。導電路形成部用材料層60に作用される平行磁場の
強度は、金型の各導電路形成部用キャビティ部分の平均
で200〜10000ガウスとなる大きさが好ましい。
硬化処理は、使用される材料によって適宜選定される
が、通常、熱処理によって行われる。具体的な加熱温度
および加熱時間は、導電路形成部用材料層60の高分子
物質材料の種類、導電性磁性体粒子の移動に要する時間
などを考慮して適宜選定される。例えば、高分子物質材
料が室温硬化型シリコーンゴムである場合に、硬化処理
は、室温で24時間程度、40℃で2時間程度、80℃
で30分間程度で行われる。
【0044】導電路形成部21を上型40の導電路形成
部成形用部材42に保持させた状態で下型50から離型
させるためには、下型50の離型性を上型40より大き
くしておけばよく、例えば、上型40の下面に塗布する
離型剤よりも離型効果の高い離型剤を下型50の上面に
塗布すればよい。
【0045】一方、図8に示すように、検査用の回路基
板10の接続電極領域上に、硬化処理によって絶縁性の
弾性高分子物質となる高分子物質材料よりなる絶縁部用
材料層65を形成し、図9に示すように、この絶縁部用
材料層65が形成された回路基板10の接続電極領域上
に、コネクター層形成用中間体47を重ね合わせること
により、回路基板10の接続電極領域における接続電極
11に、コネクター層形成用中間体47の導電路形成部
21が対接した状態とする。このとき、接続電極11上
の絶縁部用材料層は、導電路形成部21によって当該領
域から排除される。
【0046】そして、この状態で絶縁部用材料層65を
硬化処理することにより絶縁部25を形成し、その後、
上型40を離型させることにより、導電路形成部21の
各々が対応する接続電極11上に位置された状態で、か
つ回路基板10の高密度接続電極12に一体的に接着乃
至密着した状態でコネクター層20が形成される。絶縁
部用材料層65の硬化処理は、導電路形成部用材料層6
0の硬化処理において示した条件と同様の条件で行うこ
とができる。
【0047】以上の方法においては、上型40の導電路
形成部成形用部材42と下型50の導電路形成部成形用
部材52との間の導電路形成部用キャビティ部分Dに導
電路形成部用材料層60を形成し、上下方向に磁場を作
用させることにより、導電路形成部用キャビティ部分D
においては、磁力線の方向が互いに対向する導電路形成
部成形用部材42および導電路形成部成形用部材52に
よって拘束されるので、厳密に導電路形成部用材料層6
0の厚み方向にのみ磁場が作用されることとなり、その
結果、導電性磁性体粒子を導電路形成部用材料層60の
厚み方向に確実に配向させることができる。
【0048】また、上型40の導電路形成部成形用部材
42上に導電路形成部21が形成されてなるコネクター
層形成用中間体47を、絶縁部用材料層65が形成され
た回路基板10の接続電極領域上に、接続電極11と導
電路形成部21とが対接するよう配置した状態で、絶縁
部用材料層65を硬化処理することにより絶縁部25を
形成するので、接続電極11上に導電路形成部21が確
実に接触した状態で、コネクター層20を回路基板10
の接続電極領域上に一体的に形成することができる。
【0049】以上において、例えば下型50が強磁性体
のみからなるものである場合には、磁力線の方向が上型
40から下型50に向かって拡開する方向となるため、
導電路形成部21の形成領域を厳密に制御することが困
難となる。
【0050】図10は、本発明の検査用回路基板装置の
他の例における接続電極領域の構成を示す説明用断面図
である。この検査用回路基板装置においては、コネクタ
ー層20の絶縁部25に、その表面から高さHだけ突出
する複数の柱状突出部分26が形成されている。その他
は、図1に示す検査用回路基板装置と同様の構成であ
る。絶縁部25の柱状突出部分26の突出高さHは、導
電路形成部21の突出高さhの70〜100%であるこ
とが好ましい。
【0051】このような柱状突出部分26を絶縁部25
に形成する場合には、形成される柱状突出部分26の表
面面積の合計が、導電路形成部21の表面面積の合計の
100〜200%であることが好ましい。
【0052】このような柱状突出部分26を有する絶縁
部25を形成することにより、コネクター層20に作用
される圧力は、柱状突出部分26に分散されて導電路形
成部21のみに集中することが防止され、これにより、
繰り返しの使用における耐久性が更に高いものとなる。
【0053】図11は、本発明の検査用回路基板装置の
他の例における接続電極領域の構成を示す説明用断面図
である。この検査用回路基板装置においては、コネクタ
ー層20の絶縁部25における各導電路形成部21の周
辺部分に、他の部分の表面から高さh1だけ突出し、導
電路形成部21よりは高さh2だけ低い筒状突出部分2
7が形成されている。
【0054】このような筒状突出部分27を絶縁部25
に形成する場合には、筒状突出部分27の幅d1が導電
路形成部21の幅dの120%以上であることが好まし
い。また、導電路形成部21の筒状突出部分27の表面
からの突出高さh2は、検査すべき回路装置における絶
縁層と端子電極との高さの差に相当する高さで設定さ
れ、筒状突出部分27の突出高さh1は、通常、導電路
形成部21の筒状突出部分27の表面からの突出高さh
2の100%以上であることが好ましい。
【0055】このような筒状突出部分27を有する絶縁
部25を形成することにより、導電路形成部21を加圧
したときには、当該導電路形成部21が変形すると共に
筒状突出部分27も変形するので、導電路形成部21に
かかる力が緩和され、これにより、導電路形成部21の
耐久性を向上させることができる。また、このような筒
状突出部分27が形成されたコネクター層20を具えた
検査用回路基板装置においては、端子電極の表面の面積
が極めて小さい回路装置や、あるいは、端子電極の表面
の面積が小さく、しかも端子電極の周囲に当該端子電極
よりも高く突出した例えばレジスト硬化物よりなる絶縁
層を有する回路装置に対しても、安定した電気的接続を
達成することができる。
【0056】以上、本発明の検査用回路基板装置の実施
の形態について説明したが、本発明はこれらに限定され
るものではなく、種々の変更が可能である。例えば、導
電路形成部における高密度部分および低密度部分の数、
高密度部分および低密度部分の形状、高密度部分と低密
度部分との配置は、導電路形成部の形状、寸法に応じて
適宜選択することができる。
【0057】
【実施例】以下、本発明の検査用回路基板装置の具体的
な実施例について説明するが、本発明はこれに限定され
るものではない。
【0058】〈実施例〉各々の幅が0.3mm、電極ピ
ッチが0.5mmの接続電極(11)を200本有する
回路基板(10)の接続電極領域に、下記のようにして
コネクター層(20)を形成することにより、図1に示
す構成の検査用回路基板装置Aを製造した。
【0059】〔導電部用材料の調製〕室温硬化型シリコ
ーンゴム100部に平均粒径30μmのニッケル粒子よ
りなる導電性磁性体粒子100部を混合することにより
導電路形成部用材料を調製した。
【0060】〔金型の作製〕下記の条件に従って、図3
に示す構成のコネクター層形成用金型を作製した。 基板(41,51):材質;鉄製,厚み5mm, 導電路形成部成形用部材(42,52)の磁性体部分
(43,44,53,54):材質;ニッケル,寸法;
縦幅0.5mm,横幅0.1mm,厚み0.2mm, 導電路形成部成形用部材(42,52)の非性体部分
(45,55):材質;アクリル系ドライフィルムレジ
スト硬化物,寸法;縦幅0.5mm,横幅0.1mm,
厚み0.2mm, 非磁性体部材(46,56)の材質:アクリル系ドライ
フィルムレジスト硬化物, 非磁性体部材(46)の突出高さh:0.05mm, スペーサー(57)の厚み:0.3mm
【0061】〔導電部用材料層の形成〕上記の金型の上
型(40)の下面に導電路形成部用材料を用いてスクリ
ーン印刷することにより、導電路形成部成形用部材(4
2)の下面に導電部用材料の塗布層(61)を形成する
と共に、下型(50)の上面に導電路形成部用材料を用
いてスクリーン印刷することにより、導電路形成部成形
用部材(52)の上面に導電部用材料の塗布層(62)
を形成し、その後、この上型(40)を、その塗布層
(61)が下型(50)の塗布層(62)に対接するよ
うスペーサー(57)を介して下型(50)に配置する
ことにより、上型(40)の導電路形成部成形用部材
(42)とこれに対応する下型(50)の導電路形成部
成形用部材(52)との間に導電部用材料層(60)を
形成した(図4,図5参照)。
【0062】〔導電部およびコネクター層形成用中間体
の形成〕導電部材料層(60)が形成された金型の上型
(40)の上面および下型(50)の下面に、電磁石
(63,64)を配置して動作させることにより、上下
方向に平行磁場を作用させ、そのまま状態で40℃にて
3時間放置して導電部材料層(60)を硬化させること
により導電路形成部(21)を形成し、その後、この導
電路形成部(21)を上型(40)の導電路形成部成形
用部材(42)に保持ささせた状態で下型(50)から
離型させて露出させることにより、コネクター層形成用
中間体(47)を形成した(図6,図7参照)。
【0063】〔絶縁部の形成〕回路基板(10)の接続
電極領域に、室温硬化型シリコーンゴムよりなる絶縁部
用材料層(65)を形成し、更に、コネクター層形成用
中間体(47)を、回路基板(10)の接続電極(1
1)と導電路形成部(21)とが対接するよう配置した
後、この状態で80℃にて1時間放置して絶縁部用材料
層(65)を硬化させることにより絶縁部(25)を形
成した(図8,図9参照)。
【0064】以上により得られた検査用回路基板装置A
は、コネクター層(20)の導電路形成部(21)の縦
幅Lが0.5mm、横幅Wが0.1mm(断面積S=
0.5mm2 )、突出高さhが50μm、低密度部分の
横幅W1が0.1mm(断面積S1=0.5mm2 )、
絶縁部(25)の厚みtが0.3mmのものである。
【0065】<比較例>上型および下型の導電路形成部
成形用部材全体がニッケルにより構成されたコネクター
層形成用金型を作製し、このコネクター層形成用金型を
用いたこと以外は実施例と同様にして、図13に示す構
成の比較用の検査用回路基板装置Bを製造した。
【0066】〔実験例〕検査用回路基板装置Aおよび検
査用回路基板装置Bについて、各々の幅が0.3mm、
電極ピッチが0.5mmの端子電極を200本有する被
検査回路装置Xに接続し、接続電極の電気的接続におけ
る抵抗値を測定したところ、検査用回路基板装置Aは
0.4Ω、検査用回路基板装置Bは0.3Ωであった。
検査用回路基板装置Aおよび検査用回路基板装置Bを、
それぞれ50000回繰り返して使用した後に、それぞ
れのコネクター層の導電路形成部を顕微鏡により観察し
たところ、検査用回路基板装置Aにおいては異常は認め
られなかったが、検査用回路基板装置Bにおいては導電
路形成部の破損が認められた。また、接続電極の電気的
接続における抵抗値を測定したところ、検査用回路基板
装置Aは1Ω、検査用回路基板装置Bは1kΩであっ
た。以上の結果から、本発明の検査用回路基板装置A
は、接続信頼性が高く、しかも、繰り返し耐久性に優れ
たものであることが確認された。
【0067】
【発明の効果】本発明の検査用回路基板装置によれば、
異方導電性コネクター層の導電路形成部には、導電性磁
性体粒子の充填密度の高い高密度部分に隣接して導電性
磁性体粒子の充填密度の低い低密度部分が形成されてお
り、この低密度部分は十分に柔軟で高い可変形性を有す
るため、導電路形成部全体の加圧変形性が大きくなり、
その結果、繰り返して使用したときにも、導電路形成部
に早期に故障が生じることがなくて優れた耐久性が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査用回路基板装置の一例における接
続電極領域の構成を示す説明用断面図である。
【図2】図1の検査用回路基板装置の一部を拡大して示
す説明用断面図である。
【図3】本発明の検査用回路基板装置を製造するために
用いられるコネクター層形成用金型の一例における要部
の構成を示す説明用断面図である。
【図4】金型の上型および下型の導電路形成部成形用部
材に塗布層を形成した状態を示す説明図である。
【図5】金型の導電部用キャビティ部分に導電路形成部
用材料層を形成した状態を示す説明図である。
【図6】導電路形成部用材料層に平行磁場を作用させた
状態を示す説明図である。
【図7】導電路形成部を形成して、コネクター層形成用
中間体を形成する工程を示す説明図である。
【図8】回路基板の接続電極領域上に絶縁部用材料層が
形成された状態を示す説明図である。
【図9】回路基板の接続電極領域上にコネクター層形成
用中間体が配置された状態を示す説明図である。
【図10】本発明の検査用回路基板装置の他の例におけ
る接続電極領域の構成を示す説明用断面図である。
【図11】本発明の検査用回路基板装置の更に他の例に
おける接続電極領域の構成を示す説明用断面図である。
【図12】プリント回路基板よりなる回路装置の一例の
配置を示す説明図である。
【図13】従来の検査用回路基板装置の一例における構
成を示す説明用断面図である。
【符号の説明】
10 回路基板 11 接続電極 12 配線路 13 グリッド
電極 20 異方導電性コネクター層 21 導電路形
成部 22,23 高密度部分 24 低密度部
分 25 絶縁部 26 柱状突出
部分 27 筒状突出部分 40 一方の型(上型) 41 磁性金属
基板 42 導電路形成部成形用部材 43,44 強
磁性体部分 45 非磁性体部分 46 非磁性体
部材 47 コネクター層形成用中間体 50 他方の型
(下型) 51 磁性金属基板 52 導電路形
成部成形用部材 53,54 強磁性体部分 55 非磁性体
部分 56 非磁性体部材 57 スペーサ
ー 60 導電部用材料層 61,62 塗
布層 63,34 電磁石 65 絶縁部用
材料層 80 回路基板 81 接続電極 82 配線路 83 グリッド
電極 84 異方導電性コネクター層 85 導電路形
成部 86 絶縁部 90 回路装置 91 機能素子領域 92 端子電極 93 端子電極領域 C キャビテ
ィ D 導電路形成部用キャビティ部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/00 H05K 3/00 T

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査すべき回路装置における端子電極領
    域の端子電極に対応する特定のパターンに従って接続電
    極が配置された接続電極領域を有する回路基板と、この
    回路基板の接続電極領域の表面上に一体的に設けられた
    異方導電性コネクター層とよりなり、 前記異方導電性コネクター層は、その厚み方向に伸び
    る、絶縁性の弾性高分子物質中に導電性粒子が充填され
    てなる複数の導電路形成部が、相互に絶縁部によって絶
    縁された状態で、かつ当該絶縁部の表面より突出した状
    態で、前記特定のパターンに従って配置されてなり、 導電路形成部の各々は、前記導電性粒子の充填割合が5
    体積%以上である厚み方向に伸びる高密度部分と、この
    高密度部分に隣接して形成された、前記導電性粒子の充
    填割合が1体積%以下である厚み方向に伸びる低密度部
    分とを有してなり、導電路形成部の厚み方向と垂直な断
    面において、導電路形成部全体の面積に占める低密度部
    分の面積の割合が20〜80%であることを特徴とする
    検査用回路基板装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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