JP2000080558A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】 織物を仕上げ加工機内に供給する段階と、
前記織物を第1方向に回転する第1被駆動手段を経て移動させる段階と、
第2方向に回転する第2被駆動手段を前記第1被駆動手段に隣接して設ける段階と、
前記第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける段階と、
前記移動する織物を前記研磨被覆ワイヤフィレットと接触するように調節する段階と、
前記織物が前記第1被駆動手段と前記第2被駆動フィレットとの間を通過するときに、前記織物の表面繊維を前記研磨被覆手段で刈り込む段階と、
によって構成される織物に軟らかい仕上げを施す方法。
【請求項2】 織物を仕上げ加工機内に供給する前記段階が、前記研磨被覆ワイヤフィレットとの一定した表面接触を達成するように前記織物に張力を付与する段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】 前記織物を前記第1被駆動手段上を経て移動させる前記段階が、前記第1被駆動手段をゴム面基礎で覆って摩擦緩衝表面を設ける段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】 前記織物の表面繊維を前記研磨被覆ワイヤフィレットで刈り込む段階が、前記ワイヤフィレットの各ワイヤに供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料を供給する段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】 前記移動する織物を前記研磨被覆ワイヤと接触するように調節する前記段階が、前記第1被駆動手段を前記第2被駆動手段に近づけるかまたはそこから遠ざけるように移動させる段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】 前記織物が前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段から離れるときに、前記織物から刈り込まれた繊維にブラシをかける段階を特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】 刈り込まれた繊維にブラシをかける前記段階の後に、前記織物を巻取りロールに誘導する段階によって構成されることを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】 前記織物を第1方向に回転する前記第1手段を経て移動させる前記段階が、ロールが時計回り方向に回転する段階によって構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項9】 第2方向に回転する第2被駆動手段を設ける前記段階が、シリンダが反時計回り方向に回転する段階によって構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項10】 前記第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける前記段階が、可撓性基部を貫通して伸長する複数の研磨被覆ワイヤを有するフィレットを前記第2被駆動手段の周囲に取り付ける段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項11】 前記仕上げ加工機から排出される前記織物がスエード仕上げを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項12】 前記織物を仕上げ加工機内に供給する前記段階が、軟らかい洗い晒しまたは褪色仕上げを施すためにデニム布を前記仕上げ加工機に供給して段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項13】 織物に軟らかい仕上げを施すための仕上げ加工機において、改良が、 前記織物を前記仕上げ加工機内に引き込む第1被駆動手段と、
仕上げ加工手段を設けるために前記第1被駆動手段に隣接して配置された第2被駆動手段であって、前記仕上げ加工手段が前記軟らかい仕上げを前記織物に施すためにそこに取り付けられた研磨被覆ワイヤフィレットを含んで成る前記第2被駆動手段と、
から成る仕上げ加工機。
【請求項14】 前記研磨被覆ワイヤ手段が複数のワイヤを有するフィレットから成り、前記ワイヤの各々に供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料の被覆を施されることを特徴とする請求項13記載の仕上げ加工機。
【請求項15】 仕上げ加工機でワイヤを使用して織物のパイル表面を起毛する方法において、
可撓性基部から伸長する複数の前記ワイヤを含み、各々の前記ワイヤが基端部に傾斜角が設けられているフィレットを設ける段階と、
前記ワイヤに研磨材を被覆する段階と、
前記織物に前記パイル表面の仕上げ加工を行なうために前記機械に前記研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける段階と、
によって構成される方法。
【請求項16】 前記方法が、前記研磨被覆ワイヤの各々に円形断面形状を与えることを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項17】 前記方法が前記織物にスエード調表面を製造する段階を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項18】 複数のワイヤを含むフィレットを設ける前記段階が、前記基端部に約80度の傾斜角を設ける段階を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項19】 前記フィレットから伸長する前記ワイヤを被覆する前記段階が、前記ワイヤに供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料を噴射する段階を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項20】 前記ワイヤに噴射する前記段階が、
前記ワイヤを被覆するためのアークスプレーガン手段を使用する段階と、
前記アークスプレーガン手段にアモルファスマトリックス内の硬質材料から成るワイヤを充填する段階と、
前記スプレーガンを前記ワイヤから予め定められた距離で前記ワイヤに指向させる段階と、
によって構成されることを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項21】 前記方法の前記仕上げ加工機がナッパを含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項22】 前記方法が、前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける段階によって構成されることを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項23】 前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物のループを起毛する段階によって構成されることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項24】 前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物のループを剪毛する段階によって構成されることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項25】 前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物にフリース仕上げを施す段階によって構成されることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項26】 織物のパイル表面を起毛する仕上げ加工機において、改良が、
可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み、各々の前記ワイヤの基端部に傾斜角が設けられているフィレットと、
研磨材被覆を施した各々の前記複数のワイヤと、
周囲を前記フィレットで覆うための表面を持つロール手段と、
前記パイル表面を製造するために未加工織物を前記研磨被覆ワイヤフィレットと接触するように引き込み配置する手段と、
から成る仕上げ加工機。
【請求項27】 前記複数のワイヤの各々が円形の断面形状を有することを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項28】 前記織物の前記パイル表面がスエード仕上げから成ることを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項29】 前記フィレットの前記複数のワイヤの各々が、前記基端部に約80度の傾斜角が設けられていることを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項30】 前記研磨材被覆ワイヤの各々が、供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料の被覆を含むことを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項31】 ナッパ仕上げ加工機を含むことを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項32】 前記複数の研磨被覆ワイヤが、前記織物の前記パイル表面を得るために予め定められた断面形状を有することを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項33】 前記織物の前記パイル表面が起毛ループから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
【請求項34】 前記織物の前記パイル表面が剪毛ループから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
【請求項35】 前記パイル表面がフリース仕上げから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
【請求項36】 ワイヤフィレットであって、
可撓性基部から伸張する複数のワイヤを含み、各々の前記ワイヤは基端部に傾斜角が設けられていて、
各々の前記ワイヤは供給ワイヤによりアークスプレーでの研磨被覆が施されることを特徴とするワイヤフィレット。
【請求項37】 前記研磨被覆は耐久性のある研磨剤を含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項38】 前記研磨被覆はタングステンカーバイドを含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項39】 前記研磨被覆は供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料を含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項40】 前記フィレットは仕上げ加工機のシリンダを包み込むのに十分な予め定められた長さを有することを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項41】 前記複数のワイヤの各々は円形断面形状を有することを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項42】 前記基端部の傾斜角は約80度であることを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項43】 前記複数のワイヤの各々は予め定められた断面形状を有することを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項44】 ナッパ加工される前記複数のワイヤの形状は、針先、半針、チゼルポイントまたは槌頭形先端を含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項45】 研磨被覆ワイヤフィレットの製造方法であって、
前記ワイヤフィレットから伸長する複数のワイヤを被覆するためのアークスプレーガン手段を使用する段階と、
前記アークスプレーガン手段に研磨材料から成る溶射ワイヤを充填する段階と、
前記スプレーガン手段を前記ワイヤから予め定められた距離で前記ワイヤに指向させる段階と、
前記スプレーガン手段からの研磨材料を前記ワイヤにスプレーする段階と、
によって構成されることを特徴とする研磨被覆ワイヤフィレットの製造方法。
【請求項46】 前記研磨材料をスプレーする段階は、タングステンカーバイド材をスプレーする段階を含むことを特徴とする請求項45記載の方法。
【請求項47】 前記研磨材料をスプレーする段階は、供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料をスプレーする段階を含むことを特徴とする請求項45記載の方法。
【請求項48】 ワイヤフィレットの製造方法であって、
複数のワイヤを可撓性基部に挿入する段階と、
前記複数のワイヤを基端部に傾斜角を設けるよう曲げる段階と、
前記複数のワイヤに研磨材料をアークスプレーすることにより研磨材料を被覆する段階であって、前記研磨材料はアモルファスマトリックス内の硬質材料を含む供給ワイヤにより提供される段階と、
によって構成されることを特徴とするワイヤフィレットの製造方法。
【請求項49】 前記複数のワイヤに被覆する段階は、
前記ワイヤを被覆するアークスプレーガン手段を供給する段階と、
前記アークスプレーガン手段に供給ワイヤを充填する段階と、
前記スプレーガン手段を前記ワイヤから予め定められた距離で前記ワイヤに指向させる段階と、
前記スプレーガン手段からの前記研磨材料を前記複数のワイヤにスプレーする段階と、
によって構成されることを特徴とする請求項48の方法。
【請求項50】 前記フィレットは予め定められた長さを有することを特徴とする請求項48に記載の方法。
【請求項51】 前記複数のワイヤの各々は予め定められた断面形状を有することを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項52】 前記複数のワイヤの各々は円形断面形状を有することを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項53】 前記基端部の傾斜角は、約80度であることを特徴とする請求項48の方法。
【請求項54】 前記複数のワイヤの形状は、針先、半針、チゼルポイントまたは槌頭形先端を含むことを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項1】 織物を仕上げ加工機内に供給する段階と、
前記織物を第1方向に回転する第1被駆動手段を経て移動させる段階と、
第2方向に回転する第2被駆動手段を前記第1被駆動手段に隣接して設ける段階と、
前記第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける段階と、
前記移動する織物を前記研磨被覆ワイヤフィレットと接触するように調節する段階と、
前記織物が前記第1被駆動手段と前記第2被駆動フィレットとの間を通過するときに、前記織物の表面繊維を前記研磨被覆手段で刈り込む段階と、
によって構成される織物に軟らかい仕上げを施す方法。
【請求項2】 織物を仕上げ加工機内に供給する前記段階が、前記研磨被覆ワイヤフィレットとの一定した表面接触を達成するように前記織物に張力を付与する段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】 前記織物を前記第1被駆動手段上を経て移動させる前記段階が、前記第1被駆動手段をゴム面基礎で覆って摩擦緩衝表面を設ける段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】 前記織物の表面繊維を前記研磨被覆ワイヤフィレットで刈り込む段階が、前記ワイヤフィレットの各ワイヤに供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料を供給する段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】 前記移動する織物を前記研磨被覆ワイヤと接触するように調節する前記段階が、前記第1被駆動手段を前記第2被駆動手段に近づけるかまたはそこから遠ざけるように移動させる段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】 前記織物が前記第1被駆動手段および前記第2被駆動手段から離れるときに、前記織物から刈り込まれた繊維にブラシをかける段階を特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】 刈り込まれた繊維にブラシをかける前記段階の後に、前記織物を巻取りロールに誘導する段階によって構成されることを特徴とする請求項6記載の方法。
【請求項8】 前記織物を第1方向に回転する前記第1手段を経て移動させる前記段階が、ロールが時計回り方向に回転する段階によって構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項9】 第2方向に回転する第2被駆動手段を設ける前記段階が、シリンダが反時計回り方向に回転する段階によって構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項10】 前記第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける前記段階が、可撓性基部を貫通して伸長する複数の研磨被覆ワイヤを有するフィレットを前記第2被駆動手段の周囲に取り付ける段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項11】 前記仕上げ加工機から排出される前記織物がスエード仕上げを含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項12】 前記織物を仕上げ加工機内に供給する前記段階が、軟らかい洗い晒しまたは褪色仕上げを施すためにデニム布を前記仕上げ加工機に供給して段階を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項13】 織物に軟らかい仕上げを施すための仕上げ加工機において、改良が、 前記織物を前記仕上げ加工機内に引き込む第1被駆動手段と、
仕上げ加工手段を設けるために前記第1被駆動手段に隣接して配置された第2被駆動手段であって、前記仕上げ加工手段が前記軟らかい仕上げを前記織物に施すためにそこに取り付けられた研磨被覆ワイヤフィレットを含んで成る前記第2被駆動手段と、
から成る仕上げ加工機。
【請求項14】 前記研磨被覆ワイヤ手段が複数のワイヤを有するフィレットから成り、前記ワイヤの各々に供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料の被覆を施されることを特徴とする請求項13記載の仕上げ加工機。
【請求項15】 仕上げ加工機でワイヤを使用して織物のパイル表面を起毛する方法において、
可撓性基部から伸長する複数の前記ワイヤを含み、各々の前記ワイヤが基端部に傾斜角が設けられているフィレットを設ける段階と、
前記ワイヤに研磨材を被覆する段階と、
前記織物に前記パイル表面の仕上げ加工を行なうために前記機械に前記研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける段階と、
によって構成される方法。
【請求項16】 前記方法が、前記研磨被覆ワイヤの各々に円形断面形状を与えることを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項17】 前記方法が前記織物にスエード調表面を製造する段階を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項18】 複数のワイヤを含むフィレットを設ける前記段階が、前記基端部に約80度の傾斜角を設ける段階を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項19】 前記フィレットから伸長する前記ワイヤを被覆する前記段階が、前記ワイヤに供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料を噴射する段階を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項20】 前記ワイヤに噴射する前記段階が、
前記ワイヤを被覆するためのアークスプレーガン手段を使用する段階と、
前記アークスプレーガン手段にアモルファスマトリックス内の硬質材料から成るワイヤを充填する段階と、
前記スプレーガンを前記ワイヤから予め定められた距離で前記ワイヤに指向させる段階と、
によって構成されることを特徴とする請求項19記載の方法。
【請求項21】 前記方法の前記仕上げ加工機がナッパを含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項22】 前記方法が、前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける段階によって構成されることを特徴とする請求項15記載の方法。
【請求項23】 前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物のループを起毛する段階によって構成されることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項24】 前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物のループを剪毛する段階によって構成されることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項25】 前記織物に予め定められたパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物にフリース仕上げを施す段階によって構成されることを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項26】 織物のパイル表面を起毛する仕上げ加工機において、改良が、
可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み、各々の前記ワイヤの基端部に傾斜角が設けられているフィレットと、
研磨材被覆を施した各々の前記複数のワイヤと、
周囲を前記フィレットで覆うための表面を持つロール手段と、
前記パイル表面を製造するために未加工織物を前記研磨被覆ワイヤフィレットと接触するように引き込み配置する手段と、
から成る仕上げ加工機。
【請求項27】 前記複数のワイヤの各々が円形の断面形状を有することを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項28】 前記織物の前記パイル表面がスエード仕上げから成ることを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項29】 前記フィレットの前記複数のワイヤの各々が、前記基端部に約80度の傾斜角が設けられていることを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項30】 前記研磨材被覆ワイヤの各々が、供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料の被覆を含むことを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項31】 ナッパ仕上げ加工機を含むことを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項32】 前記複数の研磨被覆ワイヤが、前記織物の前記パイル表面を得るために予め定められた断面形状を有することを特徴とする請求項26記載の仕上げ加工機。
【請求項33】 前記織物の前記パイル表面が起毛ループから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
【請求項34】 前記織物の前記パイル表面が剪毛ループから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
【請求項35】 前記パイル表面がフリース仕上げから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
【請求項36】 ワイヤフィレットであって、
可撓性基部から伸張する複数のワイヤを含み、各々の前記ワイヤは基端部に傾斜角が設けられていて、
各々の前記ワイヤは供給ワイヤによりアークスプレーでの研磨被覆が施されることを特徴とするワイヤフィレット。
【請求項37】 前記研磨被覆は耐久性のある研磨剤を含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項38】 前記研磨被覆はタングステンカーバイドを含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項39】 前記研磨被覆は供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料を含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項40】 前記フィレットは仕上げ加工機のシリンダを包み込むのに十分な予め定められた長さを有することを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項41】 前記複数のワイヤの各々は円形断面形状を有することを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項42】 前記基端部の傾斜角は約80度であることを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項43】 前記複数のワイヤの各々は予め定められた断面形状を有することを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項44】 ナッパ加工される前記複数のワイヤの形状は、針先、半針、チゼルポイントまたは槌頭形先端を含むことを特徴とする請求項36記載のワイヤフィレット。
【請求項45】 研磨被覆ワイヤフィレットの製造方法であって、
前記ワイヤフィレットから伸長する複数のワイヤを被覆するためのアークスプレーガン手段を使用する段階と、
前記アークスプレーガン手段に研磨材料から成る溶射ワイヤを充填する段階と、
前記スプレーガン手段を前記ワイヤから予め定められた距離で前記ワイヤに指向させる段階と、
前記スプレーガン手段からの研磨材料を前記ワイヤにスプレーする段階と、
によって構成されることを特徴とする研磨被覆ワイヤフィレットの製造方法。
【請求項46】 前記研磨材料をスプレーする段階は、タングステンカーバイド材をスプレーする段階を含むことを特徴とする請求項45記載の方法。
【請求項47】 前記研磨材料をスプレーする段階は、供給ワイヤのアモルファスマトリックスから得た硬質材料をスプレーする段階を含むことを特徴とする請求項45記載の方法。
【請求項48】 ワイヤフィレットの製造方法であって、
複数のワイヤを可撓性基部に挿入する段階と、
前記複数のワイヤを基端部に傾斜角を設けるよう曲げる段階と、
前記複数のワイヤに研磨材料をアークスプレーすることにより研磨材料を被覆する段階であって、前記研磨材料はアモルファスマトリックス内の硬質材料を含む供給ワイヤにより提供される段階と、
によって構成されることを特徴とするワイヤフィレットの製造方法。
【請求項49】 前記複数のワイヤに被覆する段階は、
前記ワイヤを被覆するアークスプレーガン手段を供給する段階と、
前記アークスプレーガン手段に供給ワイヤを充填する段階と、
前記スプレーガン手段を前記ワイヤから予め定められた距離で前記ワイヤに指向させる段階と、
前記スプレーガン手段からの前記研磨材料を前記複数のワイヤにスプレーする段階と、
によって構成されることを特徴とする請求項48の方法。
【請求項50】 前記フィレットは予め定められた長さを有することを特徴とする請求項48に記載の方法。
【請求項51】 前記複数のワイヤの各々は予め定められた断面形状を有することを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項52】 前記複数のワイヤの各々は円形断面形状を有することを特徴とする請求項48記載の方法。
【請求項53】 前記基端部の傾斜角は、約80度であることを特徴とする請求項48の方法。
【請求項54】 前記複数のワイヤの形状は、針先、半針、チゼルポイントまたは槌頭形先端を含むことを特徴とする請求項48記載の方法。
【0002】
【従来の技術】
スエード調織物を生産するための一般的な方法は、回転シリンダを備えた仕上げ加工機を使用するものである。シリンダの周囲に紙やすりなどの研磨布紙が巻き付けられる。織物は仕上げ加工機のシリンダと接触する状態で加工機内を通過し、スエード仕上げがもたらされる。しかし、スエード加工工程から生じるくずが紙やすりに詰まり、紙やすりを頻繁に交換しなければならない。紙やすりの頻繁な交換は費用のかかる動作不能時間を生み出し、この間、加工機による織物の仕上げ作業は停止する。
先行技術では、1965年3月23日にチャールズ バートランド(Charles Bertrand)に発行された米国特許第3,175,224号にナッピング機が記載されている。この機械は、2つのナッピングロールを回転シリンダとして使用する。ナッピングロールの1つは、布基部に取り付けられたかぎ形の端部を有する多数のワイヤまたはピンで構成される。かぎ形ピンは毛布などの織物の表面のドローイングを行ない、極めて高いナップを生成する。もう1つのナッピングロールは、一般的にカウンタパイルロールとして知られ、通常、ワイヤの先端がまっすぐで尖ったワイヤで構成される。しかし、この特許は、かぎ形ワイヤの動作から生じるけば立った繊維の乱れをタッキングまたは平滑化するための偏平のナイフ様またはチゼル様の端部を有するワイヤを開示する。さらに、この特許は、性能の向上を達成するためのワイヤなどの被覆を開示していない。
1960年5月24日にジョン ディー.ホリングスワース(John D. Hollingsworth)に発行された米国特許第2,937,412号には、綿、ウール、合成繊維などの織物繊維製品のカーディング(梳毛)およびオープニングを行なうためのカーディング歯が開示されている。丸形ワイヤは必要な長さに切断され、両端の角度方向がずれた概してU字形に成形される。各々のU字形ワイヤは、多数のパイルの布地から均等に構成される可撓性基礎に設置される。この特許は、ワイヤ歯の側部表面を粗くすることにより、カーディング作業または繊維オープニング作業を向上することを教示している。しかし、この方法は、業界で使用されたことがない。実際、カードワイヤの粗い縁端はカーディング作業にはマイナスである、というのが常識である。
側部表面を粗くすることは、40グリットの砥石車で十字形にワイヤに傷を付けることによって達成することができる。表面に傷が付いて粗くなる程度にだけ、砥石車をワイヤに接触させる。ホリングスワース(Hollingsworth)はさらに、表面を粗くする効果は実際には、わずかに粗いワイヤ表面に硬質クロムメッキを施すことによって達成されることを開示している。メッキは当初の粗さが尖頭部に沈積するその傾向を拡大し、それによって表面の粗さを強調する。ホリングスワース(Hollingsworth)はまた、ワイヤの表面に金属を噴射することによって同様の結果が得られ、カーディング作業用の著しい粗さを持つ表面が得られることを開示している。ホリングスワース(Hollingsworth)は、歯(またはワイヤ)を粗くすることによりカーディング機能に著しい向上が達成されることが明らかになったと述べているが、これが本当であるかは、カーディング事業分野の熟練者によって確認されていない。さらに、この特許は、金属被覆ワイヤを使用して織物に軟らかい仕上げ加工を提供する方法を教示していない。
1984年8月28日にミツヨシ トオルらに発行され、日本国芦屋のカナイ ヒロユキに譲渡された米国特許第4,467,505号には、2つの鈍角と2つの鋭角を囲む4つの等辺の実質的に菱形の断面形状を持ち、ワイヤの断面の鋭角の角点の半径が0.1mm未満の起毛機のワイヤクロージングが記載されている。パイルローラ上のワイヤは円形の断面形状を有する。起毛機で組になったローラを使用することにより、パイルローラのクロージングによって引き出される短パイルが、カウンタパイルローラのクロージングによって切断され、短パイルと高密度のスエード仕上げを生み出すことができる。基礎布におけるワイヤポイントの密度は、1平方インチ当たり150〜500ポイントの範囲内である。カウンタパイルローラ用のワイヤの別の実施例は、楕円形または扇形のいずれかの断面形状を持つタイプとすることができる。パイルローラの別の実施例は、楕円形の断面形状を持つタイプとすることができる。しかし、この特許は、スエード仕上げをより効率的に生み出すための金属被覆ワイヤを開示するものではない。
【従来の技術】
スエード調織物を生産するための一般的な方法は、回転シリンダを備えた仕上げ加工機を使用するものである。シリンダの周囲に紙やすりなどの研磨布紙が巻き付けられる。織物は仕上げ加工機のシリンダと接触する状態で加工機内を通過し、スエード仕上げがもたらされる。しかし、スエード加工工程から生じるくずが紙やすりに詰まり、紙やすりを頻繁に交換しなければならない。紙やすりの頻繁な交換は費用のかかる動作不能時間を生み出し、この間、加工機による織物の仕上げ作業は停止する。
先行技術では、1965年3月23日にチャールズ バートランド(Charles Bertrand)に発行された米国特許第3,175,224号にナッピング機が記載されている。この機械は、2つのナッピングロールを回転シリンダとして使用する。ナッピングロールの1つは、布基部に取り付けられたかぎ形の端部を有する多数のワイヤまたはピンで構成される。かぎ形ピンは毛布などの織物の表面のドローイングを行ない、極めて高いナップを生成する。もう1つのナッピングロールは、一般的にカウンタパイルロールとして知られ、通常、ワイヤの先端がまっすぐで尖ったワイヤで構成される。しかし、この特許は、かぎ形ワイヤの動作から生じるけば立った繊維の乱れをタッキングまたは平滑化するための偏平のナイフ様またはチゼル様の端部を有するワイヤを開示する。さらに、この特許は、性能の向上を達成するためのワイヤなどの被覆を開示していない。
1960年5月24日にジョン ディー.ホリングスワース(John D. Hollingsworth)に発行された米国特許第2,937,412号には、綿、ウール、合成繊維などの織物繊維製品のカーディング(梳毛)およびオープニングを行なうためのカーディング歯が開示されている。丸形ワイヤは必要な長さに切断され、両端の角度方向がずれた概してU字形に成形される。各々のU字形ワイヤは、多数のパイルの布地から均等に構成される可撓性基礎に設置される。この特許は、ワイヤ歯の側部表面を粗くすることにより、カーディング作業または繊維オープニング作業を向上することを教示している。しかし、この方法は、業界で使用されたことがない。実際、カードワイヤの粗い縁端はカーディング作業にはマイナスである、というのが常識である。
側部表面を粗くすることは、40グリットの砥石車で十字形にワイヤに傷を付けることによって達成することができる。表面に傷が付いて粗くなる程度にだけ、砥石車をワイヤに接触させる。ホリングスワース(Hollingsworth)はさらに、表面を粗くする効果は実際には、わずかに粗いワイヤ表面に硬質クロムメッキを施すことによって達成されることを開示している。メッキは当初の粗さが尖頭部に沈積するその傾向を拡大し、それによって表面の粗さを強調する。ホリングスワース(Hollingsworth)はまた、ワイヤの表面に金属を噴射することによって同様の結果が得られ、カーディング作業用の著しい粗さを持つ表面が得られることを開示している。ホリングスワース(Hollingsworth)は、歯(またはワイヤ)を粗くすることによりカーディング機能に著しい向上が達成されることが明らかになったと述べているが、これが本当であるかは、カーディング事業分野の熟練者によって確認されていない。さらに、この特許は、金属被覆ワイヤを使用して織物に軟らかい仕上げ加工を提供する方法を教示していない。
1984年8月28日にミツヨシ トオルらに発行され、日本国芦屋のカナイ ヒロユキに譲渡された米国特許第4,467,505号には、2つの鈍角と2つの鋭角を囲む4つの等辺の実質的に菱形の断面形状を持ち、ワイヤの断面の鋭角の角点の半径が0.1mm未満の起毛機のワイヤクロージングが記載されている。パイルローラ上のワイヤは円形の断面形状を有する。起毛機で組になったローラを使用することにより、パイルローラのクロージングによって引き出される短パイルが、カウンタパイルローラのクロージングによって切断され、短パイルと高密度のスエード仕上げを生み出すことができる。基礎布におけるワイヤポイントの密度は、1平方インチ当たり150〜500ポイントの範囲内である。カウンタパイルローラ用のワイヤの別の実施例は、楕円形または扇形のいずれかの断面形状を持つタイプとすることができる。パイルローラの別の実施例は、楕円形の断面形状を持つタイプとすることができる。しかし、この特許は、スエード仕上げをより効率的に生み出すための金属被覆ワイヤを開示するものではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記およびその他の目的は、織物を仕上げ加工機に供給する段階と、第1方向に回転する第1被駆動手段上で織物を移動させる段階と、第1被駆動手段に隣接し第2方向に回転する第2被駆動手段を提供する段階と、第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤ手段を取り付ける段階と、移動する織物を研磨被覆ワイヤ手段と接触するように調整する段階と、織物が第1被駆動手段と第2被駆動手段との間を通過するときに研磨被覆手段により織物の表面繊維を切断する段階とによって構成される、繊維に軟らかい仕上げを提供する方法によって達成される。織物を仕上げ加工機に供給する段階は、研磨被覆ワイヤ手段との一貫した表面接触が達成されるように織物に張力を与える段階を含む。織物を第1被駆動ローラ手段を経て移動させる段階は、第1被駆動手段をゴム面基礎で覆い、摩擦緩衝表面を設ける段階を含む。研磨被覆ワイヤ手段により織物の表面繊維を切断する段階は、ワイヤ手段の各ワイヤにタングステンカーバイドの被覆を設ける段階を含む。研磨被覆ワイヤ手段を第2被駆動手段に取り付ける段階は、可撓性基部を貫通して伸長する複数の研磨被覆ワイヤを有するフィレットを第2被駆動手段の周囲に取り付ける段階を含む。仕上げ加工機から排出される織物は、スエード仕上げを施されている。織物を仕上げ加工機に供給する段階は、軟らかい洗い晒しまたは褪色した仕上げを施すためにデニム布を仕上げ加工機に供給する段階を含む。
目的はさらに、織物を仕上げ加工機内へ引き込むための第1被駆動手段と、仕上げ加工手段を設けるために第1被駆動手段に隣接して配置された第2被駆動手段とから成る改善を含み、前記仕上げ加工手段は織物に軟らかい仕上げを生み出すために研磨被覆ワイヤ手段が取り付けられて成る、織物に軟らかい仕上げを生み出すための仕上げ加工機で達成される。研磨被覆ワイヤ手段は複数のワイヤを有するフィレットから成り、各ワイヤにはタングステンカーバイドを被覆する。
目的はさらに、可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み各々のワイヤの基端部に傾斜角が設けられているフィレットを設ける段階と、ワイヤに研磨材を被覆する段階と、研磨材を被覆したワイヤフィレットを織物のパイル表面に仕上げ加工を施す機械に取り付ける段階とによって構成される、仕上げ加工機で織物のパイル表面を起毛するためのワイヤの使用法によって達成される。この方法は、研磨材を被覆した各ワイヤを円形断面形状にする段階を含む。この方法は、織物にスエード調表面を形成する段階を含む。複数のワイヤを有する各々のフィレットを設ける段階は、基端部に約80度の傾斜角を設ける段階を含む。フィレットから伸長するワイヤを被覆する段階は、ワイヤにタングステンカーバイドを噴射する段階を含む。この方法は、予め定められた断面形状を有する研磨材被覆ワイヤを設ける段階を含む。織物に予め定められたパイル表面を形成するために予め定められた断面形状を有する研磨材被覆ワイヤを設ける段階は、織物を起毛する段階、織物を剪毛する段階、または織物にフリース仕上げをもたらす段階を含む。
目的はさらに、可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み、各々のワイヤの基端部に傾斜角が設けられ、複数のワイヤの各々が研磨材で被覆されたフィレットと、フィレットの周囲を包み込むための表面を設けるロール手段と、パイル表面を形成するために未加工織物を研磨材が被覆されたワイヤフィレットと接触するように引き込み配置する手段とによって構成される改善を備えた、織物のパイル表面を起毛する仕上げ加工機で達成される。複数のワイヤの各々は、円形断面形状を有する。生成される織物のパイル表面は、スエード仕上げを含む。フィレットの複数のワイヤは各々、基端部に約80度の傾斜角を有する。研磨材を被覆したワイヤは各々、タングステンカーバイド材の被覆を含む。仕上げ加工機は、所望する仕上げによってスエード調またはナッパ仕上げ加工機とすることができる。複数の研磨材被覆ワイヤは、織物にパイル表面を形成するために予め定められた形状断面を有する。織物のパイル表面は、起毛ループ、剪毛ループ、またはフリース仕上げを含む。
【課題を解決するための手段】
上記およびその他の目的は、織物を仕上げ加工機に供給する段階と、第1方向に回転する第1被駆動手段上で織物を移動させる段階と、第1被駆動手段に隣接し第2方向に回転する第2被駆動手段を提供する段階と、第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤ手段を取り付ける段階と、移動する織物を研磨被覆ワイヤ手段と接触するように調整する段階と、織物が第1被駆動手段と第2被駆動手段との間を通過するときに研磨被覆手段により織物の表面繊維を切断する段階とによって構成される、繊維に軟らかい仕上げを提供する方法によって達成される。織物を仕上げ加工機に供給する段階は、研磨被覆ワイヤ手段との一貫した表面接触が達成されるように織物に張力を与える段階を含む。織物を第1被駆動ローラ手段を経て移動させる段階は、第1被駆動手段をゴム面基礎で覆い、摩擦緩衝表面を設ける段階を含む。研磨被覆ワイヤ手段により織物の表面繊維を切断する段階は、ワイヤ手段の各ワイヤにタングステンカーバイドの被覆を設ける段階を含む。研磨被覆ワイヤ手段を第2被駆動手段に取り付ける段階は、可撓性基部を貫通して伸長する複数の研磨被覆ワイヤを有するフィレットを第2被駆動手段の周囲に取り付ける段階を含む。仕上げ加工機から排出される織物は、スエード仕上げを施されている。織物を仕上げ加工機に供給する段階は、軟らかい洗い晒しまたは褪色した仕上げを施すためにデニム布を仕上げ加工機に供給する段階を含む。
目的はさらに、織物を仕上げ加工機内へ引き込むための第1被駆動手段と、仕上げ加工手段を設けるために第1被駆動手段に隣接して配置された第2被駆動手段とから成る改善を含み、前記仕上げ加工手段は織物に軟らかい仕上げを生み出すために研磨被覆ワイヤ手段が取り付けられて成る、織物に軟らかい仕上げを生み出すための仕上げ加工機で達成される。研磨被覆ワイヤ手段は複数のワイヤを有するフィレットから成り、各ワイヤにはタングステンカーバイドを被覆する。
目的はさらに、可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み各々のワイヤの基端部に傾斜角が設けられているフィレットを設ける段階と、ワイヤに研磨材を被覆する段階と、研磨材を被覆したワイヤフィレットを織物のパイル表面に仕上げ加工を施す機械に取り付ける段階とによって構成される、仕上げ加工機で織物のパイル表面を起毛するためのワイヤの使用法によって達成される。この方法は、研磨材を被覆した各ワイヤを円形断面形状にする段階を含む。この方法は、織物にスエード調表面を形成する段階を含む。複数のワイヤを有する各々のフィレットを設ける段階は、基端部に約80度の傾斜角を設ける段階を含む。フィレットから伸長するワイヤを被覆する段階は、ワイヤにタングステンカーバイドを噴射する段階を含む。この方法は、予め定められた断面形状を有する研磨材被覆ワイヤを設ける段階を含む。織物に予め定められたパイル表面を形成するために予め定められた断面形状を有する研磨材被覆ワイヤを設ける段階は、織物を起毛する段階、織物を剪毛する段階、または織物にフリース仕上げをもたらす段階を含む。
目的はさらに、可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み、各々のワイヤの基端部に傾斜角が設けられ、複数のワイヤの各々が研磨材で被覆されたフィレットと、フィレットの周囲を包み込むための表面を設けるロール手段と、パイル表面を形成するために未加工織物を研磨材が被覆されたワイヤフィレットと接触するように引き込み配置する手段とによって構成される改善を備えた、織物のパイル表面を起毛する仕上げ加工機で達成される。複数のワイヤの各々は、円形断面形状を有する。生成される織物のパイル表面は、スエード仕上げを含む。フィレットの複数のワイヤは各々、基端部に約80度の傾斜角を有する。研磨材を被覆したワイヤは各々、タングステンカーバイド材の被覆を含む。仕上げ加工機は、所望する仕上げによってスエード調またはナッパ仕上げ加工機とすることができる。複数の研磨材被覆ワイヤは、織物にパイル表面を形成するために予め定められた形状断面を有する。織物のパイル表面は、起毛ループ、剪毛ループ、またはフリース仕上げを含む。
【0005】
【実施の形態】
本願の請求項は特に、本発明の内容を指摘し、明確に請求する。本発明の様々な目的、利点、および新規な特徴は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を読むことから、いっそう充分に明らかになるであろう。図中において、同様の部品は同様の符号で示されている。
ここで図1を参照すると、織物仕上げ加工機10を使用する本発明の好適な1実施例が示されている。処理される1巻きの織物12が、仕上げ加工機へ送り出すための送出し台11に取り付けられる。あるいは織物12は水槽(図示せず)から送り出すこともできる。仕上げ加工機10は、時計回り方向に作動する被駆動ゴムロール22と、反時計回り方向に作動するシリンダ24とから成る。シリンダ24はワイヤフィレット26で覆われ、フィレット26から伸長するワイヤ30は各々、以下で説明する研磨材被覆を有する。
織物12は、ワークボード18を経てテンションローラ17に掛け渡され、次いでピンチロール20とゴムロール22との間に送り込まれる。次に未加工織物12は、時計回り方向に回転する被駆動ゴムロール22と、反時計回り方向に回転するシリンダ24に取り付けられたワイヤフィレット26との間に進む。織物12は被駆動ロール22およびシリンダ24から出ると、ガイド28と織物くずを除去するためのクリーニングブラシ29との間を通過する。仕上げ加工された織物34は次に、仕上げ加工済みの織物34を加工機10から巻取りロール(図示せず)へ移動させるための出口被駆動ロール32に掛け渡される。未加工織物12は、スエードなどの軟らかい仕上げを施した仕上げ加工済み織物34として機械10から出てくる。あるいは、未加工織物12がデニムの場合は、洗い晒しまたは褪色仕上げを施されて機械10から出てくる。
仕上げ加工機10のゴムロール22には、ゴムロール22をシリンダ24に対して内側または外側へ移動することによってロール22とシリンダ24の間の空間を調節するために、被駆動ゴムロール22と協動するハンドホイール14がある。この調節により、仕上げ加工機10内を通過する織物12の仕上げに変化を持たせることができるので、この調節は重要である。
スエード仕上げの織物は、従来、紙やすりで覆ったシリンダ24を使用することによって得ていた。しかし、未加工織物が紙やすりと接触するときに、織物の粒子が除去され、紙やすり上に蓄積するために、紙やすりが効かなくなる。したがって、満足できるスエード仕上げを獲得し続けるためには、紙やすりを頻繁に交換しなければならず、その結果、かなりの仕上げ加工機の動作不能時間が生じる。図1の仕上げ加工機10は、仕上げ加工機10の動作不能時間をかなり削減し、その結果、仕上げ加工済み織物の出力が増大する。
仕上げ加工機10は、ニューヨーク州グローバーズビル(Gloversville, New York)のカーティン−ヘバート社(Curtin-Hebert Company)製造の710シリーズの仕上げ加工機を本発明に従って改良することによって実現することができる。仕上げ加工機10のシリンダ24のワイヤフィレット26は、マサチューセッツ州アンドーバ(Andover, Massachusetts)のレッドマン・カード・クロージング社(Redman Card Clothing Company)製造のモデルF100を使用することによって実現することができる。
図2および図3を参照すると、図2は、複数の被覆ワイヤ30が突出したフィレット26が取り付けられたシリンダ24の部分断面図である。ワイヤ30の先端部は、水平方向から約35度傾斜している(図5aの角度Xを参照)。図3は、フィレット26に挿入されたときに2本のワイヤ30となるU字形のステープル30の拡大斜視図である。フィレット26から伸長するステープルワイヤ30の各々の傾斜した端部には、タングステンカーバイドやその他の同様の硬質材料の研磨材被覆が施される。被覆は、ワイヤの外側先端から曲げの下まで、各ワイヤ30の周囲に伸長する。
図4を参照すると、フィレット26の一部分の基部31から伸長する多数の被覆ワイヤ30の拡大斜視図が示されている。図3に示すステープルが基部31に挿入され、密集したワイヤフィレット26が形成される。タングステンカーバイドコーティングなどの被覆27が、密集したフィレット26のワイヤ30に施される。フィレット26におけるワイヤ本数密度は、仕上げ加工される織物および仕上げの種類によって異なる。一般的にスエード仕上げの場合、1平方インチ当たり528本である。
次に図5(a)および図5(b)を参照すると、図5(a)は、フィレット26の基部31を貫通して上に伸長する被覆ワイヤ30の拡大側面図である。図5(b)は、図5(a)のワイヤの丸い断面形状を示す。フィレット26のワイヤの仕様を下表に定義するが、これらの仕様は織物および所望の仕上げによって変化する。
【実施の形態】
本願の請求項は特に、本発明の内容を指摘し、明確に請求する。本発明の様々な目的、利点、および新規な特徴は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を読むことから、いっそう充分に明らかになるであろう。図中において、同様の部品は同様の符号で示されている。
ここで図1を参照すると、織物仕上げ加工機10を使用する本発明の好適な1実施例が示されている。処理される1巻きの織物12が、仕上げ加工機へ送り出すための送出し台11に取り付けられる。あるいは織物12は水槽(図示せず)から送り出すこともできる。仕上げ加工機10は、時計回り方向に作動する被駆動ゴムロール22と、反時計回り方向に作動するシリンダ24とから成る。シリンダ24はワイヤフィレット26で覆われ、フィレット26から伸長するワイヤ30は各々、以下で説明する研磨材被覆を有する。
織物12は、ワークボード18を経てテンションローラ17に掛け渡され、次いでピンチロール20とゴムロール22との間に送り込まれる。次に未加工織物12は、時計回り方向に回転する被駆動ゴムロール22と、反時計回り方向に回転するシリンダ24に取り付けられたワイヤフィレット26との間に進む。織物12は被駆動ロール22およびシリンダ24から出ると、ガイド28と織物くずを除去するためのクリーニングブラシ29との間を通過する。仕上げ加工された織物34は次に、仕上げ加工済みの織物34を加工機10から巻取りロール(図示せず)へ移動させるための出口被駆動ロール32に掛け渡される。未加工織物12は、スエードなどの軟らかい仕上げを施した仕上げ加工済み織物34として機械10から出てくる。あるいは、未加工織物12がデニムの場合は、洗い晒しまたは褪色仕上げを施されて機械10から出てくる。
仕上げ加工機10のゴムロール22には、ゴムロール22をシリンダ24に対して内側または外側へ移動することによってロール22とシリンダ24の間の空間を調節するために、被駆動ゴムロール22と協動するハンドホイール14がある。この調節により、仕上げ加工機10内を通過する織物12の仕上げに変化を持たせることができるので、この調節は重要である。
スエード仕上げの織物は、従来、紙やすりで覆ったシリンダ24を使用することによって得ていた。しかし、未加工織物が紙やすりと接触するときに、織物の粒子が除去され、紙やすり上に蓄積するために、紙やすりが効かなくなる。したがって、満足できるスエード仕上げを獲得し続けるためには、紙やすりを頻繁に交換しなければならず、その結果、かなりの仕上げ加工機の動作不能時間が生じる。図1の仕上げ加工機10は、仕上げ加工機10の動作不能時間をかなり削減し、その結果、仕上げ加工済み織物の出力が増大する。
仕上げ加工機10は、ニューヨーク州グローバーズビル(Gloversville, New York)のカーティン−ヘバート社(Curtin-Hebert Company)製造の710シリーズの仕上げ加工機を本発明に従って改良することによって実現することができる。仕上げ加工機10のシリンダ24のワイヤフィレット26は、マサチューセッツ州アンドーバ(Andover, Massachusetts)のレッドマン・カード・クロージング社(Redman Card Clothing Company)製造のモデルF100を使用することによって実現することができる。
図2および図3を参照すると、図2は、複数の被覆ワイヤ30が突出したフィレット26が取り付けられたシリンダ24の部分断面図である。ワイヤ30の先端部は、水平方向から約35度傾斜している(図5aの角度Xを参照)。図3は、フィレット26に挿入されたときに2本のワイヤ30となるU字形のステープル30の拡大斜視図である。フィレット26から伸長するステープルワイヤ30の各々の傾斜した端部には、タングステンカーバイドやその他の同様の硬質材料の研磨材被覆が施される。被覆は、ワイヤの外側先端から曲げの下まで、各ワイヤ30の周囲に伸長する。
図4を参照すると、フィレット26の一部分の基部31から伸長する多数の被覆ワイヤ30の拡大斜視図が示されている。図3に示すステープルが基部31に挿入され、密集したワイヤフィレット26が形成される。タングステンカーバイドコーティングなどの被覆27が、密集したフィレット26のワイヤ30に施される。フィレット26におけるワイヤ本数密度は、仕上げ加工される織物および仕上げの種類によって異なる。一般的にスエード仕上げの場合、1平方インチ当たり528本である。
次に図5(a)および図5(b)を参照すると、図5(a)は、フィレット26の基部31を貫通して上に伸長する被覆ワイヤ30の拡大側面図である。図5(b)は、図5(a)のワイヤの丸い断面形状を示す。フィレット26のワイヤの仕様を下表に定義するが、これらの仕様は織物および所望の仕上げによって変化する。
次に図6を参照すると、ワイヤを被覆する好適な方法は、アークスプレーシステムを使用することによる。アークスプレーガン40にフィードワイヤ44を装填し、タングステンカーバイドまたはその他の同様に硬質の材料を含む要素から、この実施例用のワイヤを形成する。エアスプレーガン40の製造者の推薦に従って、噴射速度を制御する正しい電圧値を電流および空気圧と共に設定する。タングステンカーバイドまたはその他のアモルファスマトリックス内のその他の硬質材料を利用する溶射ワイヤ44を使用することにより、優れた研磨抵抗が得られる。この被覆27は研磨品質を与えるだけでなく、従来の手段より改善された摩耗抵抗をもたらす。フィレット26のワイヤ30に厚さ約0.002インチの被覆を施し、スプレーガンはワイヤ30の端部から約7.25インチの位置に配置する。スプレーガン40のパラメータは次の通りである。
透明ノズルキャップ、溝切りノズル、50PSIのエア、100アンペア、ワイヤ先端までの噴射距離7.25”、速度ダイヤル設定0.5;(毎分約3´〜5´のフィレット移動速度)
被覆前に、適正な結合を確保するために、フィードワイヤ44から油分やほこりを除去する。これは、ワイヤをアルコール浴に通すことによって達成することができる。
ワイヤ30に研磨性の摩耗抵抗表面を形成する方法としては、その他の溶射法や、機械的粗面加工に摩耗抵抗のための硬化処理を組み合わせるなどの方法も、同等に適用可能である。ワイヤ30に研磨材を被覆する方法としては、電気めっき法など、別の技法を使用することもできる。
スプレーガン40、制御卓、および電源装置(図示せず)を含むアークスプレーシステムは、ニューハンプシャー州コンコード(Concord, New Hampshire)のTAFA社製のモデル8830を使用して実現することができる。タングステンカーバイドのフィードワイヤ44は、ニューハンプシャー州コンコードのTAFA社製の97MXCを使用して実現することができる。フィードワイヤ44は、同じくニューハンプシャー州コンコードのTAFA社製のけい化クロム、マンガン、ほう素、および鉄から成るモデル95MXCを使用して実現することもできる。
図7を参照すると、織物をいずれかの方向に加工するために、どちらの方向にでも回転することができる多重ロール56、62、68、74を使用する、本発明に係る仕上げ加工機50の代替実施例が示されている。多重ロール56、62、68、74は相互に一直線に並列配置される。多重ロール56、62、68、74は各々、研磨被覆ワイヤフィレット52がそこに取り付けられて成る。ワイヤフィレット52は、図1でシリンダ24に取り付けられた被覆ワイヤフィレット26と同じである。多重ロール56、62、68、72の方向を逆転する場合には、多重ロールの各々のフィレット52の巻き掛けも逆転しなければならない。
遊び車の対54と58、60と64、66と70、72と76を、各ロール52、62、68、74の両側にそれぞれ配置する。ドライバロール56の目的は、ロールすれすれに織物がかすって通り、スエード調などの軟らかい仕上げが織物12にもたらされるようにすることである。次に織物は、ワイヤフィレット52と同様のワイヤフィレットを各々有する他の被駆動ロール62、68、74のそばを通過する。多重ロール56、62、68、74の各々が、織物78にスエード効果の漸進的な制御を達成する。固定位置遊び車53は、織物12を遊び車54に掛け渡すように誘導し、織物12をドライバロール56のワイヤフィレット52と接触するように配置する。ドライバロール56の遊び車54とは反対側の遊び車58は、ロール56のワイヤ表面と接触する織物の量を決定するために調節可能である。遊び車は織物を支持または移送する。他のロール62、68、74の両側の遊び車も同じ機能を果たす。仕上げ加工された織物78は、多重ロール仕上げ加工機50から巻取りロール(図示せず)へ排出される。
スエード加工機能を実行する仕上げ加工機50と同様の多重ロール仕上げ加工機は、イタリア国プラト(Prato, Italy)のコメット社(Comet S.P.A.)製のモデルPM/88を使用して実現することができる。多重ロール用のワイヤフィレットは、マサチューセッツ州アンドーバ(Andover, Massachusetts)のレッドマン・カード・クロージング社(Redman Card Clothing, Co., Inc.)製のモデルF100を使用して実現することができる。
次に図8Aおよび図8Bを参照すると、図8Aは、フィレット84の基部82を貫通して上に伸長するナッピング用の代替被覆ワイヤ80の拡大側面図であり、図8Bは、一般的に針先と呼ばれる図8Aのワイヤ80の先端の拡大側面図を示す。ナッピングワイヤでは、様々な仕上げを達成するために、半針、チゼルポイント、またはバンプ、茸形、または槌頭形先端など、その他の先端部が使用される。図8Aの被覆ナッパワイヤの仕様を下表に定義するが、こうした仕様は織物および所望の仕上げによって変化する。
透明ノズルキャップ、溝切りノズル、50PSIのエア、100アンペア、ワイヤ先端までの噴射距離7.25”、速度ダイヤル設定0.5;(毎分約3´〜5´のフィレット移動速度)
被覆前に、適正な結合を確保するために、フィードワイヤ44から油分やほこりを除去する。これは、ワイヤをアルコール浴に通すことによって達成することができる。
ワイヤ30に研磨性の摩耗抵抗表面を形成する方法としては、その他の溶射法や、機械的粗面加工に摩耗抵抗のための硬化処理を組み合わせるなどの方法も、同等に適用可能である。ワイヤ30に研磨材を被覆する方法としては、電気めっき法など、別の技法を使用することもできる。
スプレーガン40、制御卓、および電源装置(図示せず)を含むアークスプレーシステムは、ニューハンプシャー州コンコード(Concord, New Hampshire)のTAFA社製のモデル8830を使用して実現することができる。タングステンカーバイドのフィードワイヤ44は、ニューハンプシャー州コンコードのTAFA社製の97MXCを使用して実現することができる。フィードワイヤ44は、同じくニューハンプシャー州コンコードのTAFA社製のけい化クロム、マンガン、ほう素、および鉄から成るモデル95MXCを使用して実現することもできる。
図7を参照すると、織物をいずれかの方向に加工するために、どちらの方向にでも回転することができる多重ロール56、62、68、74を使用する、本発明に係る仕上げ加工機50の代替実施例が示されている。多重ロール56、62、68、74は相互に一直線に並列配置される。多重ロール56、62、68、74は各々、研磨被覆ワイヤフィレット52がそこに取り付けられて成る。ワイヤフィレット52は、図1でシリンダ24に取り付けられた被覆ワイヤフィレット26と同じである。多重ロール56、62、68、72の方向を逆転する場合には、多重ロールの各々のフィレット52の巻き掛けも逆転しなければならない。
遊び車の対54と58、60と64、66と70、72と76を、各ロール52、62、68、74の両側にそれぞれ配置する。ドライバロール56の目的は、ロールすれすれに織物がかすって通り、スエード調などの軟らかい仕上げが織物12にもたらされるようにすることである。次に織物は、ワイヤフィレット52と同様のワイヤフィレットを各々有する他の被駆動ロール62、68、74のそばを通過する。多重ロール56、62、68、74の各々が、織物78にスエード効果の漸進的な制御を達成する。固定位置遊び車53は、織物12を遊び車54に掛け渡すように誘導し、織物12をドライバロール56のワイヤフィレット52と接触するように配置する。ドライバロール56の遊び車54とは反対側の遊び車58は、ロール56のワイヤ表面と接触する織物の量を決定するために調節可能である。遊び車は織物を支持または移送する。他のロール62、68、74の両側の遊び車も同じ機能を果たす。仕上げ加工された織物78は、多重ロール仕上げ加工機50から巻取りロール(図示せず)へ排出される。
スエード加工機能を実行する仕上げ加工機50と同様の多重ロール仕上げ加工機は、イタリア国プラト(Prato, Italy)のコメット社(Comet S.P.A.)製のモデルPM/88を使用して実現することができる。多重ロール用のワイヤフィレットは、マサチューセッツ州アンドーバ(Andover, Massachusetts)のレッドマン・カード・クロージング社(Redman Card Clothing, Co., Inc.)製のモデルF100を使用して実現することができる。
次に図8Aおよび図8Bを参照すると、図8Aは、フィレット84の基部82を貫通して上に伸長するナッピング用の代替被覆ワイヤ80の拡大側面図であり、図8Bは、一般的に針先と呼ばれる図8Aのワイヤ80の先端の拡大側面図を示す。ナッピングワイヤでは、様々な仕上げを達成するために、半針、チゼルポイント、またはバンプ、茸形、または槌頭形先端など、その他の先端部が使用される。図8Aの被覆ナッパワイヤの仕様を下表に定義するが、こうした仕様は織物および所望の仕上げによって変化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る仕上げ加工機の好適な実施例を示す。
【図2】 ワイヤが突出したフィレットを具備し、ワイヤの端部が垂直方向から著しく傾斜しているシリンダの部分断面図を示す。
【図3】 本発明に従って形成されたフィレットに使用するように適応されたワイヤの形状の拡大斜視図である。
【図4】 本発明に従ってフィレットを形成する布基部から伸長する被覆ワイヤの一部分の拡大斜視図である。
【図5(a)】 本発明に係る仕上げ加工機に使用するフィレットから伸長する被覆ワイヤの拡大側面図である。
【図5(b)】 図5(a)に示す被覆ワイヤの拡大断面図である。
【図6】 フィレットのワイヤに研磨材被覆を施すアークスプレーガンを示す。
【図7】 本発明に係る被覆ワイヤのフィレットを各ロールに設けて成る多重ロールを使用する仕上げ加工機の代替実施例を示す。
【図8】 Aは、本発明に係るナッパ仕上げ加工機で使用するフィレットから伸長するナッピング用の被覆ワイヤの拡大側面図である。
Bは、針先として記載される図8Aに示すナッピング用ワイヤの先端部の拡大側面図である。
【図9】 各ロールを覆う被覆ワイヤフィレットを有する複数のロールから成るナッピング機を示す。
【符号の説明】
10 織物仕上げ加工機
12 織物
17 テンションローラ
11 送出し台
20 ピンチロール
22 被駆動ゴムロール
24 シリンダ
26 ワイヤフィレット
27 研磨材被覆
28 ガイド
30 ワイヤ
32 出口被駆動ロール
【図1】 本発明に係る仕上げ加工機の好適な実施例を示す。
【図2】 ワイヤが突出したフィレットを具備し、ワイヤの端部が垂直方向から著しく傾斜しているシリンダの部分断面図を示す。
【図3】 本発明に従って形成されたフィレットに使用するように適応されたワイヤの形状の拡大斜視図である。
【図4】 本発明に従ってフィレットを形成する布基部から伸長する被覆ワイヤの一部分の拡大斜視図である。
【図5(a)】 本発明に係る仕上げ加工機に使用するフィレットから伸長する被覆ワイヤの拡大側面図である。
【図5(b)】 図5(a)に示す被覆ワイヤの拡大断面図である。
【図6】 フィレットのワイヤに研磨材被覆を施すアークスプレーガンを示す。
【図7】 本発明に係る被覆ワイヤのフィレットを各ロールに設けて成る多重ロールを使用する仕上げ加工機の代替実施例を示す。
【図8】 Aは、本発明に係るナッパ仕上げ加工機で使用するフィレットから伸長するナッピング用の被覆ワイヤの拡大側面図である。
Bは、針先として記載される図8Aに示すナッピング用ワイヤの先端部の拡大側面図である。
【図9】 各ロールを覆う被覆ワイヤフィレットを有する複数のロールから成るナッピング機を示す。
【符号の説明】
10 織物仕上げ加工機
12 織物
17 テンションローラ
11 送出し台
20 ピンチロール
22 被駆動ゴムロール
24 シリンダ
26 ワイヤフィレット
27 研磨材被覆
28 ガイド
30 ワイヤ
32 出口被駆動ロール
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