JP2000080558A - 被覆ワイヤによる織物の表面仕上げの方法および装置 - Google Patents

被覆ワイヤによる織物の表面仕上げの方法および装置

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JP2000080558A JP10250002A JP25000298A JP2000080558A JP 2000080558 A JP2000080558 A JP 2000080558A JP 10250002 A JP10250002 A JP 10250002A JP 25000298 A JP25000298 A JP 25000298A JP 2000080558 A JP2000080558 A JP 2000080558A
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    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06CFINISHING, DRESSING, TENTERING OR STRETCHING TEXTILE FABRICS
    • D06C11/00Teasing, napping or otherwise roughening or raising pile of textile fabrics

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スエード調、起毛ループ、剪毛ループ、また
はフリース仕上げなどの軟らかい仕上げを織物に施し、
洗い晒しまたは褪色したデニムなどの褪色効果をもたら
す方法および装置を提供する。 【解決手段】 突出した複数のワイヤを有するフィレッ
トを仕上げ加工機のシリンダに巻き付ける。フィレット
から伸長するワイヤの外側端部は、垂直方向から約80
°傾斜する。ワイヤには、アークスプレーシステムによ
って施すことのできる研磨被覆を設ける。被覆はワイヤ
の外周に少なくともワイヤの曲げの直下からワイヤの外
側先端まで伸長する。織物は、回転するシリンダ上のワ
イヤに織物をいっそうすれすれに接触させるように調整
されるニップロールを通して駆動される。スエード仕上
げや洗い晒しまたは褪色デニム仕上げなど、同様の種類
の軟らかい仕上げを達成する代替実施態様は、各ロール
に被覆ワイヤフィレットを使用する多重ロール(または
キスロール)仕上げ加工機により達成される。ナッピン
グ機用のフィレットのワイヤも同様に、ナッパ仕上げ加
工機の作動効率を高めるために、研磨被覆をもうける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織物の表面仕上げを行
なう方法および装置に関し、さらに詳しくは、起毛ルー
プ、剪毛ループ、フリース仕上げ、またはスエード仕上
げを行なう織物の表面仕上げ用の研磨被覆ワイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スエード調織物を生産するための一般的
な方法は、回転シリンダを備えた仕上げ加工機を使用す
るものである。シリンダの周囲に紙やすりなどの研磨布
紙が巻き付けられる。織物は仕上げ加工機のシリンダと
接触する状態で加工機内を通過し、スエード仕上げがも
たらされる。しかし、スエード加工工程から生じるくず
が紙やすりに詰まり、紙やすりを頻繁に交換しなければ
ならない。紙やすりの頻繁な交換は費用のかかる動作不
能時間を生み出し、この間、加工機による織物の仕上げ
作業は停止する。先行技術では、1965年3月23日
にCharles Bertrandに発行された米国特許第3,17
5,224号にナッピング機が記載されている。この機
械は、2つのナッピングロールを回転シリンダとして使
用する。ナッピングロールの1つは、布基部に取り付け
られたかぎ形の端部を有する多数のワイヤまたはピンで
構成される。かぎ形ピンは毛布などの織物の表面のドロ
ーイングを行ない、極めて高いナップを生成する。もう
1つのナッピングロールは、一般的にカウンタパイルロ
ールとして知られ、通常、ワイヤの先端がまっすぐで尖
ったワイヤで構成される。しかし、この特許は、かぎ形
ワイヤの動作から生じるけば立った繊維の乱れをタッキ
ングまたは平滑化するための偏平のナイフ様またはチゼ
ル様の端部を有するワイヤを開示する。さらに、この特
許は、性能の向上を達成するためのワイヤなどの被覆を
開示していない。1960年5月24日にJohn D. Holl
ingsworthに発行された米国特許第2,937,412
号には、綿、ウール、合成繊維などの織物繊維製品のカ
ーディング(梳毛)およびオープニングを行なうための
カーディング歯が開示されている。丸形ワイヤは必要な
長さに切断され、両端の角度方向がずれた概してU字形
に成形される。各々のU字形ワイヤは、多数のパイルの
布地から均等に構成される可撓性基礎に設置される。こ
の特許は、ワイヤ歯の側部表面を粗くすることにより、
カーディング作業または繊維オープニング作業を向上す
ることを教示している。しかし、この方法は、業界で使
用されたことがない。実際、カードワイヤの粗い縁端は
カーディング作業にはマイナスである、というのが常識
である。側部表面を粗くすることは、40グリットの砥
石車で十字形にワイヤに傷を付けることによって達成す
ることができる。表面に傷が付いて粗くなる程度にだ
け、砥石車をワイヤに接触させる。Hollingsworthはさ
らに、表面を粗くする効果は実際には、わずかに粗いワ
イヤ表面に硬質クロムメッキを施すことによって達成さ
れることを開示している。メッキは当初の粗さが尖頭部
に沈積するその傾向を拡大し、それによって表面の粗さ
を強調する。Hollingsworthはまた、ワイヤの表面に金
属を噴射することによって同様の結果が得られ、カーデ
ィング作業用の著しい粗さを持つ表面が得られることを
開示している。Hollingsworthは、歯(またはワイヤ)
を粗くすることによりカーディング機能に著しい向上が
達成されることが明らかになったと述べているが、これ
が本当であるかは、カーディング事業分野の熟練者によ
って確認されていない。さらに、この特許は、金属被覆
ワイヤを使用して織物に軟らかい仕上げ加工を提供する
方法を教示していない。1984年8月28日にミツヨ
シ トオルらに発行され、日本国芦屋のカナイヒロユキ
に譲渡された米国特許第4,467,505号には、2
つの鈍角と2つの鋭角を囲む4つの等辺の実質的に菱形
の断面形状を持ち、イヤの断面の鋭角の角点の半径が
0.1mm未満の起毛機のワイヤクロージングが記載され
ている。パイルローラ上のワイヤは円形の断面形状を有
する。起毛機で組になったローラを使用することによ
り、パイルローラのクロージングによって引き出される
短パイルが、カウンタパイルローラのクロージングによ
って切断され、短パイルと高密度のスエード仕上げを生
み出すことができる。基礎布におけるワイヤポイントの
密度は、1平方インチ当たり150〜500ポイントの
範囲内である。カウンタパイルローラ用のワイヤの別の
実施例は、楕円形または扇形のいずれかの断面形状を持
つタイプとすることができる。パイルローラの別の実施
例は、楕円形の断面形状を持つタイプとすることができ
る。しかし、この特許は、スエード仕上げをより効率的
に生み出すための金属被覆ワイヤを開示するものではな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、スエード仕上げ加工機やナッパ仕上げ加工機な
ど、被覆ワイヤフィレットを使用する仕上げ加工機で生
産される織物に様々なパイル表面を形成するための費用
効果的で効率的な方法および装置を提供することであ
る。本発明の別の目的は、仕上げ加工機で被覆ワイヤフ
ィレットを使用して、スエード仕上げなどの軟らかい仕
上げを織物に形成する方法を提供することである。本発
明の別の目的は、仕上げ加工機で被覆ワイヤフィレット
を使用して、洗い晒しまたは褪色デニムなどの褪色効果
を織物に形成する方法を提供することである。本発明の
別の目的は、仕上げ加工機で被覆ワイヤフィレットを使
用して、織物に起毛ループパイル表面を形成する方法を
提供することである。本発明のさらに別の目的は、仕上
げ加工機で被覆ワイヤフィレットを使用して、織物に剪
毛ループパイル表面を形成する方法を提供することであ
る。本発明の別の目的は、仕上げ加工機で被覆ワイヤフ
ィレットを使用して、織物にフリース仕上げ表面を形成
する方法を提供することである。本発明の別の目的は、
時計回り方向に作動する被駆動ロールと、被覆ワイヤフ
ィレットが取り付けられ反時計回り方向に作動するシリ
ンダとを含み、被駆動ロールとシリンダの間を通過する
ときにスエード仕上げなどの軟らかい仕上げを織物に施
すように構成された仕上げ加工機を提供することであ
る。本発明の別の目的は、時計回り方向に作動する被駆
動ロールと、被覆ワイヤフィレットが取り付けられ反時
計回り方向に作動するシリンダとを含み、被駆動ロール
とシリンダの間を通過するときにデニム布に軟らかい洗
い晒しまたは褪色仕上げを施すように構成された仕上げ
加工機を提供することである。本発明のさらに別の目的
は、織物における予め定められたスエード仕上げの漸次
制御を行なうために、各ロールに被覆ワイヤフィレット
を備えた複数のロールを含む仕上げ加工機を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記およびその他の目的
は、織物を仕上げ加工機に供給する段階と、第1方向に
回転する第1被駆動手段上で織物を移動させる段階と、
第1被駆動手段に隣接し第2方向に回転する第2被駆動
手段を提供する段階と、第2被駆動手段に研磨被覆ワイ
ヤ手段を取り付ける段階と、移動する織物を研磨被覆ワ
イヤ手段と接触するするように調整する段階と、織物が
第1被駆動手段と第2被駆動手段との間を通過するとき
に研磨被覆手段により織物の表面繊維を切断する段階と
によって構成される、繊維に軟らかい仕上げを提供する
方法によって達成される。織物を仕上げ加工機に供給す
る段階は、研磨被覆ワイヤ手段との一貫した表面接触が
達成されるように織物に張力を与える段階を含む。織物
を第1被駆動ローラ手段を経て移動させる段階は、第1
被駆動手段をゴム面基礎で覆い、摩擦緩衝表面を設ける
段階を含む。研磨被覆ワイヤ手段により織物の表面繊維
を切断する段階は、ワイヤ手段の各ワイヤにタングステ
ンカーバイドの被覆を設ける段階を含む。研磨被覆ワイ
ヤ手段を第2被駆動手段に取り付ける段階は、可撓性基
部を貫通して伸長する複数の研磨被覆ワイヤを有するフ
ィレットを第2被駆動手段の周囲に取り付ける段階を含
む。仕上げ加工機から排出される織物は、スエード仕上
げを施されている。織物を仕上げ加工機に供給する段階
は、軟らかい洗い晒しまたは褪色した仕上げを施すため
にデニム布を仕上げ加工機に供給する段階を含む。目的
はさらに、織物を仕上げ加工機内へ引き込むための第1
被駆動手段と、仕上げ加工手段を設けるために第1被駆
動手段に隣接して配置された第2被駆動手段とから成る
改善を含み、前記仕上げ加工手段は織物に軟らかい仕上
げを生み出すために研磨被覆ワイヤ手段が取り付けられ
て成る、織物に軟らかい仕上げを生み出すための仕上げ
加工機で達成される。研磨被覆ワイヤ手段は複数のワイ
ヤを有するフィレットから成り、各ワイヤにはタングス
テンカーバイドを被覆する。目的はさらに、可撓性基部
から伸長する複数のワイヤを含み各々のワイヤの先端部
の角度がずれているフィレットを設ける段階と、ワイヤ
に研磨材を被覆する段階と、研磨材を被覆したワイヤフ
ィレットを織物のパイル表面に仕上げ加工を施す機械に
取り付ける段階とによって構成される、仕上げ加工機で
織物のパイル表面を起毛するためのワイヤの使用法によ
って達成される。この方法は、研磨材を被覆した各ワイ
ヤを円形断面形状にする段階を含む。この方法は、織物
にスエード調表面を形成する段階を含む。複数のワイヤ
を有する各々のフィレットを設ける段階は、角度がずれ
ている先端に約8度の傾斜角を設ける段階を含む。フィ
レットから伸長するワイヤを被覆する段階は、ワイヤに
タングステンカーバイドを噴射する段階を含む。この方
法は、予め定められた断面形状を有する研磨材被覆ワイ
ヤを設ける段階を含む。織物に予め定められたパイル表
面を形成するために予め定められた断面形状を有する研
磨材被覆ワイヤを設ける段階は、織物を起毛する段階、
織物を剪毛する段階、または織物にフリース仕上げをも
たらす段階を含む。目的はさらに、可撓性基部から伸長
する複数のワイヤを含み、各々のワイヤの先端部の角度
がずれており、複数のワイヤの各々が研磨材で被覆され
たフィレットと、フィレットの周囲を包み込むための表
面を設けるロール手段と、パイル表面を形成するために
未加工織物を研磨材が被覆されたワイヤフィレットと接
触するように引き込み配置する手段とによって構成され
る改善を備えた、織物のパイル表面を起毛する仕上げ加
工機で達成される。複数のワイヤの各々は、円形断面形
状を有する。生成される織物のパイル表面は、スエード
仕上げを含む。フィレットの複数のワイヤは各々、角度
がずれている先端部に約8度の斜角を有する。研磨材を
被覆したワイヤは各々、タングステンカーバイド材の被
覆を含む。仕上げ加工機は、所望する仕上げによってス
エード調またはナッパ仕上げ加工機とすることができ
る。複数の研磨材被覆ワイヤは、織物にパイル表面を形
成するために予め定められた形状断面を有する。織物の
パイル表面は、起毛ループ、剪毛ループ、またはフリー
ス仕上げを含む。
【0005】
【実施の形態】本願の請求項は特に、本発明の内容を指
摘し、明確に請求する。本発明の様々な目的、利点、お
よび新規な特徴は、添付の図面と併せて以下の詳細な説
明を読むことから、いっそう充分に明らかになるであろ
う。図中において、同様の部品は同様の符号で示されて
いる。ここで図1を参照すると、織物仕上げ加工機10
を使用する本発明の好適な1実施例が示されている。処
理される1巻きの織物12が、仕上げ加工機へ送り出す
ための送出し台20に取り付けられる。あるいは織物1
2は水槽(図示せず)から送り出すこともできる。仕上
げ加工機10は、時計回り方向に作動する被駆動ゴムロ
ール22と、反時計回り方向に作動するシリンダ24と
から成る。シリンダ24はワイヤフィレット26で覆わ
れ、フィレット26から伸長するワイヤ30は各々、以
下で説明する研磨材被覆を有する。織物12は、ワーク
ボード18を経てテンションローラ17に掛け渡され、
次いでピンチロール20とゴムロール22との間に送り
込まれる。次に未加工織物12は、時計回り方向に回転
する被駆動ゴムロール22と、反時計回り方向に回転す
るシリンダ24に取り付けられたワイヤフィレット26
との間に進む。織物12は被駆動ロール22およびシリ
ンダ24から出ると、ガイド28と織物くずを除去する
ためのクリーニングブラシ29との間を通過する。仕上
げ加工された織物34は次に、仕上げ加工済みの織物3
4を加工機10から巻取りロール(図示せず)へ移動さ
せるための出口被駆動ロール32に掛け渡される。未加
工織物12は、スエードなどの軟らかい仕上げを施した
仕上げ加工済み織物34として機械10から出てくる。
あるいは、未加工織物12がデニムの場合は、洗い晒し
または褪色仕上げを施されて機械10から出てくる。仕
上げ加工機10のゴムロール22には、ゴムロール22
をシリンダ24に対して内側または外側へ移動すること
によってロール22とシリンダ24の間の空間を調節す
るために、被駆動ゴムロール22と協動するハンドホイ
ール14がある。この調節により、仕上げ加工機10内
を通過する織物12の仕上げに変化を持たせることがで
きるので、この調節は重要である。スエード仕上げの織
物は、従来、紙やすりで覆ったシリンダ24を使用する
ことによって得ていた。しかし、未加工織物が紙やすり
と接触するときに、織物の粒子が除去され、紙やすり上
に蓄積するために、紙やすりが無効になる。したがっ
て、満足できるスエード仕上げを獲得し続けるために
は、紙やすりを頻繁な間隔で交換しなければならず、そ
の結果、かなりの仕上げ加工機の動作不能時間が生じ
る。図1の仕上げ加工機10は、仕上げ加工機10の動
作不能時間をかなり削減し、その結果、仕上げ加工済み
織物の出力が増大する。仕上げ加工機10は、本発明に
従って改良したニューヨーク州グローバーズビル(Glov
ersville, New York)のカーティン−ヘバート社(Curt
in-Hebert Company)製造の710シリーズの仕上げ加
工機によって実現することができる。仕上げ加工機10
のシリンダ24のワイヤフィレット26は、マサチュー
セッツ州アンドーバ(Andover, Massachusetts)のレッ
ドマン・カード・クロージング社(Redman Card Clothi
ng Company)製造のモデルF100によって実現するこ
とができる。図2および図3を参照すると、図2は、複
数の被覆ワイヤ30が突出したフィレット26が取り付
けられたシリンダ24の部分断面図である。ワイヤ30
の先端部は、水平方向から約35度傾斜している(図5
aの角度Xを参照)。図3は、フィレット26に挿入さ
れたときに2本のワイヤ30となるU字形のステープル
30の拡大斜視図である。フィレット26から伸長する
ステープルワイヤ30の各々の傾斜した端部には、タン
グステンカーバイドやその他の同様の硬質材料などの研
磨材被覆が施される。被覆は、ワイヤの外側先端から曲
げの下まで、各ワイヤ30の周囲に伸長する。図4を参
照すると、フィレット26の一部分の基部31から伸長
する多数の被覆ワイヤ30の拡大斜視図が示されてい
る。図3に示すステープルが基部31に挿入され、密集
したワイヤフィレット26が形成される。タングステン
カーバイドコーティングなどの被覆27が、密集したフ
ィレット26のワイヤ30に施される。フィレット26
におけるワイヤ本数密度は、仕上げ加工される織物およ
び仕上げの種類によって異なる。一般的にスエード仕上
げの場合、1平方インチ当たり528本である。次に図
5(a)および図5(b)を参照すると、図5(a)
は、フィレット26の基部31を貫通して上に伸長する
被覆ワイヤ30の拡大側面図である。図5(b)は、図
5(a)のワイヤの丸い断面形状を示す。フィレット2
6のワイヤの仕様を下表に定義するが、これらの仕様は
織物および所望の仕上げによって変化する。
【0006】
【表1】 フィレット用ワイヤの仕様 加工ピッチまたは角度(X): 35度 設置傾斜または角度(Y): 80度 ワイヤの高さ(A): 0.280インチ 曲げの高さ(B): 5/64インチ 傾斜端部の長さ(C): 5/64インチ ワイヤ径(D): 0.011インチ ワイヤの断面形状: 円形 ワイヤ本数密度: 1平方インチ当たり528本
【0007】次に図6を参照すると、ワイヤを被覆する
好適な方法は、アークスプレーシステムを使用すること
による。アークスプレーガン40にフィードワイヤ44
を装填し、タングステンカーバイドまたはその他の同様
に硬質の材料を含む要素から、この実施例用のワイヤを
形成する。エアスプレーガン40の製造者の推薦に従っ
て、噴射速度を制御する正しい電圧値を電流および空気
圧と共に設定する。タングステンカーバイドまたはその
他の非晶質マトリックス内のその他の硬質材料を利用す
る溶射ワイヤ44を使用することにより、優れた研磨抵
抗が得られる。この被覆27は研磨品質を与えるだけで
なく、従来の手段より改善された摩耗抵抗をもたらす。
フィレット26のワイヤ30に厚さ約0.002インチ
の被覆を施し、スプレーガンはワイヤ30の端部から約
7.25インチの位置に配置する。スプレーガン40の
パラメータは次の通りである。透明ノズルキャップ、溝
切りノズル、50PSIのエア、100アンペア、ワイ
ヤ先端までの噴射距離7.25”、速度ダイヤル設定
0.5;(毎分約3´〜5´のフィレット移動速度) 被覆前に、適正な結合を確保するために、フィードワイ
ヤ44から油分やほこりを除去する。これは、ワイヤを
アルコール浴に通すことによって達成することができ
る。ワイヤ30に研磨性の摩耗抵抗表面を形成する方法
としては、その他の溶射法や、機械的粗面加工に摩耗抵
抗のための硬化処理を組み合わせるなどの方法も、同等
に適用可能である。ワイヤ30に研磨材を被覆する方法
としては、電気めっき法など、別の技法を使用すること
もできる。スプレーガン40、制御卓、および電源装置
(図示せず)を含むアークスプレーシステムは、ニュー
ハンプシャー州コンコード(Concord, New Hampshire)
のTAFA社製のモデル8830によって実現すること
ができる。タングステンカーバイドのフィードワイヤ4
4は、ニューハンプシャー州コンコードのTAFA社製
の97MXCによって実現することができる。フィード
ワイヤ44は、同じくニューハンプシャー州コンコード
のTAFA社製のけい化クロム、マンガン、ほう素、お
よび鉄から成るモデル95MXCによって実現すること
もできる。図7を参照すると、織物をいずれかの方向に
加工するために、どちらの方向にでも回転することがで
きる多重ロール56、62、68、74を使用する、本
発明に係る仕上げ加工機50の代替実施例が示されてい
る。多重ロール56、62、68、74は相互に一直線
に並列配置される。多重ロール56、62、68、74
は各々、研磨被覆ワイヤフィレット52がそこに取り付
けられて成る。ワイヤフィレット52は、図1でシリン
ダ24に取り付けられた被覆ワイヤフィレット26と同
じである。多重ロール56、62、68、72の方向を
逆転する場合には、多重ロールの各々のフィレット52
の巻き掛けも逆転しなければならない。遊び車の対54
と58、60と64、66と70、72と76を、各ロ
ール52、62、68、74の両側にそれぞれ配置す
る。ドライバロール56の目的は、ロールすれすれに織
物がかすって通り、スエード調などの軟らかい仕上げが
織物12にもたらされるようにすることである。次に織
物は、ワイヤフィレット52と同様のワイヤフィレット
を各々有する他の被駆動ロール62、68、74のそば
を通過する。多重ロール56、62、68、74の各々
が、織物78にスエード効果の漸進的な制御を達成す
る。固定位置遊び車53は、織物12を遊び車54に掛
け渡すように誘導し、織物12をドライバロール56の
ワイヤフィレット52と接触するように配置する。ドラ
イバロール56の遊び車54とは反対側の遊び車58
は、ロール56のワイヤ表面と接触する織物の量を決定
するために調節可能である。遊び車は織物を支持または
移送する。他のロール62、68、74の両側の遊び車
も同じ機能を果たす。仕上げ加工された織物78は、多
重ロール仕上げ加工機50から巻取りロール(図示せ
ず)へ排出される。スエード加工機能を実行する仕上げ
加工機50と同様の多重ロール仕上げ加工機は、イタリ
ア国プラト(Prato, Italy)のコメット社(Comet S.
P.A.)製のモデルPM/88によって実現することが
できる。多重ロール用のワイヤフィレットは、マサチュ
ーセッツ州アンドーバ(Andover, Massachusetts)のレ
ッドマン・カード・クロージング社(Redman Card Clot
hing, Co., Inc.)製のモデルF100によって実現す
ることができる。次に図8Aおよび図8Bを参照する
と、図8Aは、フィレット84の基部82を貫通して上
に伸長するナッピング用の代替被覆ワイヤ80の拡大側
面図であり、図8Bは、一般的に針先と呼ばれる図8A
のワイヤ80の先端の拡大側面図を示す。ナッピングワ
イヤでは、様々な仕上げを達成するために、半針、チゼ
ルポイント、またはバンプ、茸形、または槌頭形先端な
ど、その他の先端部が使用される。図8Aの被覆ナッパ
ワイヤの仕様を下表に定義するが、こうした仕様は織物
および所望の仕上げによって変化する。
【0008】
【表2】 フィレット用ナッピングワイヤの仕様 加工ピッチまたは角度(X): 45度 設置傾斜または角度(Y): 80度 ワイヤの高さ(A): 0.443インチ 曲げの高さ(B): 3/16インチ ワイヤ径(D): 0.016インチ ワイヤの断面形状: 円形 ワイヤ本数密度: 1平方インチ当たり350本
【0009】代替被覆ワイヤ80は、織物のナッピング
のために、すなわち繊維を起毛し、バラバラにほぐし、
または刈り込む機能のために使用される。ナッピング用
の被覆ワイヤ80は、処理中に発生する糸くずが少な
く、より高いパイルを形成する。また、ナッピング用被
覆ワイヤ80は長持ちし、交換が必要になるまでの期間
がずっと長くなるので、ナッピング効率が向上する。図
8Aのナッピング用ワイヤの断面形状は円形である。被
覆ワイヤ80の先端86は、図8Bに示すように先が細
くなっており、針先と呼ばれる。しかし、当業者は、角
を丸くした菱形や偏菱形、楕円形、三角形、または矩形
など、その他の形状がナッピング用ワイヤに使用される
ことを理解する。次に図9について参照すると、パイル
ロール94およびカウンタパイルロール95など複数の
ロールから成り、各々のロールが被覆ワイヤフィレット
96、97で覆われた複動ナッパ仕上げ加工機を示す。
一般的に、12個のパイルロールと12個のカウンタパ
イルロールが交互に配置される。ロール95、97は、
時計回り方向に回転するシリンダ98の周囲に配置され
る一方、ロール94、95は反時計回り方向に回転す
る。フィレット96の端部が傾斜した被覆ワイヤは時計
回り方向を指し、フィレット97の被覆ワイヤは反時計
回り方向を指す。遊び車99、102は、織物の複動機
90へ送込み(IN)と吐出し(OUT)を誘導する。
正面ファンシ100はカウンタパイルロールをきれいに
し、後部ファンシ101はパイルロールをきれいにす
る。また、図9には、シリンダ90の回転を制御する内
歯車92およびワーカロール94を制御するワーカロー
ル歯車93をも示されている。このような複動ナッパ仕
上げ加工機は、ノースカロライナ州28613カノーバ
(Canover, NC 28613)のRFGエンタプライズ社(RFG
Enterprises, Inc.)製の24ロールナッパによって実
現することができる。以上、本発明を特定の実施例に関
して開示したが、本発明から逸脱することなく、開示し
た装置の多くの変形ができることは明らかであろう。し
たがって、添付する請求項の意図は、本発明の真の精神
および範囲内に該当するそうした変化例および変形例を
全て網羅することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る仕上げ加工機の好適な実施例を
示す。
【図2】 ワイヤが突出したフィレットを具備し、ワイ
ヤの端部が垂直方向から著しく傾斜しているシリンダの
部分断面図を示す。
【図3】 本発明に従って形成されたフィレットに使用
するように適応されたワイヤの形状の拡大斜視図であ
る。
【図4】 本発明に従ってフィレットを形成する布基部
から伸長する被覆ワイヤの一部分の拡大斜視図である。
【図5】 (a)は、本発明に係る仕上げ加工機に使用
するフィレットから伸長する被覆ワイヤの拡大側面図で
ある。(b)は、(a)に示す被覆ワイヤの拡大断面図
である。
【図6】 フィレットのワイヤに研磨材被覆を施すアー
クスプレーガンを示す。
【図7】 本発明に係る被覆ワイヤのフィレットを各ロ
ールに設けて成る多重ロールを使用する仕上げ加工機の
代替実施例を示す。
【図8】 Aは、本発明に係るナッパ仕上げ加工機で使
用するフィレットから伸長するナッピング用の被覆ワイ
ヤの拡大側面図である。Bは、針先として記載される図
8Aに示すナッピング用ワイヤの先端部の拡大側面図で
ある。
【図9】 各ロールを覆う被覆ワイヤフィレットを有す
る複数のロールから成るナッピング機を示す。
【符号の説明】
10 織物仕上げ加工機 12 織物 17 テンションローラ 20 送出し台 20 ピンチロール 22 被駆動ゴムロール 24 シリンダ 26 ワイヤフィレット 27 研磨材被覆 28 ガイド 30 ワイヤ 32 出口被駆動ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドニー ジェイ. トンプソン アメリカ合衆国 27409 ノースキャロラ イナ州 グリーンスボロ プリーザントリ ッジ 1548 Fターム(参考) 3B154 AB19 BA23 BA26 BB09 BB58 BC02 BC23 BC37 BF16 DA09

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物を仕上げ加工機内に供給する段階
    と、 前記織物を第1方向に回転する第1被駆動手段を経て移
    動させる段階と、 第2方向に回転する第2被駆動手段を前記第1被駆動手
    段に隣接して設ける段階と、 前記第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤ手段を取り付ける
    段階と、 前記移動する織物を前記研磨被覆ワイヤ手段と接触する
    ように調節する段階と、 前記織物が前記第1被駆動手段と前記第2被駆動との間
    を通過するときに、前記織物の表面繊維を前記研磨被覆
    手段で刈り込む段階と、によって構成される織物に軟ら
    かい仕上げを施す方法。
  2. 【請求項2】 織物を仕上げ加工機内に供給する前記段
    階が、前記研磨被覆ワイヤ手段との一定した表面接触を
    達成するように前記織物に張力を付与する段階を含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記織物を前記第1被駆動手段上を経て
    移動させる前記段階が、前記第1被駆動手段をゴム面基
    礎で覆って摩擦緩衝表面を設ける段階を含むことを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記織物の表面繊維を前記研磨被覆ワイ
    ヤ手段で刈り込む段階が、前記ワイヤ手段の各ワイヤに
    タングステンカーバイド被覆を設ける段階を含むことを
    特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記移動する織物を前記研磨被覆ワイヤ
    と接触するように調節する前記段階が、前記第1被駆動
    手段を前記第2被駆動手段に近づけるかまたはそこから
    遠ざけるように移動させる段階を含むことを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記織物が前記第1被駆動手段および前
    記第2被駆動手段から離れるときに、前記織物から刈り
    込まれた繊維にブラシをかける段階を特徴とする請求項
    1記載の方法。
  7. 【請求項7】 刈り込まれた繊維にブラシをかける前記
    段階の後に、前記織物を巻取りロールに誘導する段階に
    よって構成されることを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記織物を第1方向に回転する前記第1
    手段を経て移動させる前記段階が、ロールが時計回り方
    向に回転する段階によって構成されることを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 第2方向に回転する第2被駆動手段を設
    ける前記段階が、シリンダが反時計回り方向に回転する
    段階によって構成されることを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 前記第2被駆動手段に研磨被覆ワイヤ
    手段を取り付ける前記段階が、可撓性基部を貫通して伸
    長する複数の研磨被覆ワイヤを有するフィレットを前記
    第2被駆動手段の周囲に取り付ける段階を含むことを特
    徴とする請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記仕上げ加工機から排出される前記
    織物がスエード仕上げを含むことを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記織物を仕上げ加工機内に供給する
    前記段階が、軟らかい洗い晒しまたは褪色仕上げを施す
    ためにデニム布を前記仕上げ加工機に供給して段階を含
    むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 織物に軟らかい仕上げを施すための仕
    上げ加工機において、改良が、 前記織物を前記仕上げ
    加工機内に引き込む第1被駆動手段と、 仕上げ加工手段を設けるために前記第1被駆動手段に隣
    接して配置された第2被駆動手段であって、前記仕上げ
    加工手段が前記軟らかい仕上げを前記織物に施すために
    そこに取り付けられた研磨被覆ワイヤ手段を含んで成る
    前記第2被駆動手段と、から成る仕上げ加工機。
  14. 【請求項14】 前記研磨被覆ワイヤ手段が複数のワイ
    ヤを有するフィレットから成り、前記ワイヤの各々がタ
    ングステンカーバイド被覆を施されることを特徴とする
    請求項13記載の仕上げ加工機。
  15. 【請求項15】 仕上げ加工機でワイヤを使用して織物
    のパイル表面を起毛する方法において、 可撓性基部から伸長する複数の前記ワイヤを含み、各々
    の前記ワイヤが角度方向をずらした先端を備えたフィレ
    ットを設ける段階と、 前記ワイヤに研磨材を被覆する段階と、 前記織物に前記パイル表面の仕上げ加工を行なうために
    前記機械に前記研磨被覆ワイヤフィレットを取り付ける
    段階と、によって構成される方法。
  16. 【請求項16】 前記方法が、前記研磨被覆ワイヤの各
    々に円形断面形状を与えることを特徴とする請求項15
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記方法が前記織物にスエード調表面
    を生成する段階を含むことを特徴とする請求項15記載
    の方法。
  18. 【請求項18】 複数のワイヤを含むフィレットを設け
    る前記段階が、前記角度方向がずれている先端に約8度
    の傾斜角度を設ける段階を含むことを特徴とする請求項
    15記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記フィレットから伸長する前記ワイ
    ヤを被覆する前記段階が、前記ワイヤに前記タングステ
    ンカーバイド材を噴射する段階を含むことを特徴とする
    請求項15記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記ワイヤに噴射する前記段階が、 アークスプレーガン手段を使用して前記ワイヤを被覆す
    る段階と、 前記アークスプレーガン手段に溶射ワイヤを充填する段
    階であって、前記溶射ワイヤが前記タングステンカーバ
    イド材から成る段階と、 前記スプレーガンを前記ワイヤから予め定められた距離
    で前記ワイヤに指向させる段階と、によって構成される
    ことを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記方法の前記仕上げ加工機がナッパ
    を含むことを特徴とする請求項15記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記方法が、前記織物に予め定められ
    たパイル表面を施すために、予め定められた断面形状を
    持つ前記研磨被覆ワイヤを設ける段階によって構成され
    ることを特徴とする請求項15記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記織物に予め定められたパイル表面
    を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨
    被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物のループを起
    毛する段階によって構成されることを特徴とする請求項
    22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記織物に予め定められたパイル表面
    を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨
    被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物のループを剪
    毛する段階によって構成されることを特徴とする請求項
    22記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記織物に予め定められたパイル表面
    を施すために、予め定められた断面形状を持つ前記研磨
    被覆ワイヤを設ける前記段階が、前記織物にフリース仕
    上げを施す段階によって構成されることを特徴とする請
    求項22記載の方法。
  26. 【請求項26】 織物のパイル表面を起毛する仕上げ加
    工機において、改良が、 可撓性基部から伸長する複数のワイヤを含み、各々の前
    記ワイヤの先端部の角度がずれているフィレットと、 研磨材被覆を施した各々の前記複数のワイヤと、 周囲を前記フィレットで覆うための表面を持つロール手
    段と、 前記パイル表面を生成するために未加工織物を前記研磨
    被覆ワイヤフィレットと接触するように引き込み配置す
    る手段と、から成る仕上げ加工機。
  27. 【請求項27】 前記複数のワイヤの各々が円形の断面
    形状を有することを特徴とする請求項26記載の仕上げ
    加工機。
  28. 【請求項28】 前記織物の前記パイル表面がスエード
    仕上げから成ることを特徴とする請求項26記載の仕上
    げ加工機。
  29. 【請求項29】 前記フィレットの前記複数のワイヤの
    各々が、約8度の傾斜角度を有する前記角度がずれてい
    る先端部を含むことを特徴とする請求項26記載の仕上
    げ加工機。
  30. 【請求項30】 前記研磨材被覆ワイヤの各々が、タン
    グステンカーバイド材の被覆を含むことを特徴とする請
    求項26記載の仕上げ加工機。
  31. 【請求項31】 ナッパ仕上げ加工機を含むことを特徴
    とする請求項26記載の仕上げ加工機。
  32. 【請求項32】 前記複数の研磨被覆ワイヤが、前記織
    物の前記パイル表面を得るために予め定められた断面形
    状を有することを特徴とする請求項26記載の仕上げ加
    工機。
  33. 【請求項33】 前記織物の前記パイル表面が起毛ルー
    プから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加
    工機。
  34. 【請求項34】 前記織物の前記パイル表面が剪毛ルー
    プから成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加
    工機。
  35. 【請求項35】 前記パイル表面がフリース仕上げから
    成ることを特徴とする請求項32記載の仕上げ加工機。
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