JP2000077368A - チャック機構よりウエハを取り外す方法 - Google Patents

チャック機構よりウエハを取り外す方法

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JP2000077368A
JP2000077368A JP25916098A JP25916098A JP2000077368A JP 2000077368 A JP2000077368 A JP 2000077368A JP 25916098 A JP25916098 A JP 25916098A JP 25916098 A JP25916098 A JP 25916098A JP 2000077368 A JP2000077368 A JP 2000077368A
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JP
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wafer
suction plate
chuck mechanism
pressure
hollow shaft
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JP25916098A
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English (en)
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Kazuo Kobayashi
一雄 小林
Yamato Sako
大和 左光
Satoru Ide
悟 井出
Hiroaki Kida
浩章 喜田
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Okamoto Machine Tool Works Ltd
Original Assignee
Okamoto Machine Tool Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワックスフリ−のバキュ−ムチャック機構よ
りウエハの取り外しの失敗がないようにする。 【解決手段】 回転中空軸の下部に軸承されたヘッド内
に吸着板を備えるチャック機構の吸着板に減圧により吸
着されたウエハを吸着板より取り外す方法において、回
転中空軸の減圧を止め、回転中空軸の軸内に圧力流体を
導入してウエハの表面に圧力をかけてウエハの脱離を図
った後、ウエハの側面よりウエハと吸着板の間に圧力流
体を吹き付けて前記吸着板よりウエハを取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研磨装置のバキュ
ームチャックよりウエハを取り外す方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハの研磨方法としては、例え
ば、図4示す研磨装置1を用い、回転軸2に軸承された
円盤状金属板またはセラミック板の表面に研磨布3aが
貼付された研磨盤(プラテンとも言う)3の研磨パッド
3a表面に、モ−タ−により回転される軸4に軸承され
たヘッド5に備え付けられた取付板6にワックス接着剤
Sで貼り付けたウエハwを押圧し、軸2と4を正逆方向
に、または同方向に回転させてウエハを研磨している
(「砥粒加工学会誌」、Vol.38,No.3,19
94年5月号、18−20頁、「砥粒加工学会誌」、V
ol.39,No.4,1995年7月号、190−1
93頁参照)。
【0003】このワックス接着剤を用いるウエハの研磨
方法は、ホットメルトさせたワックスでウエハを取付
板に貼付する。研磨終了後、取付板を新しいものと取
り換える。取り外したウエハに付着しているワックス残
を次のパタ−ニング工程にもっていく前にワックスをウ
エハから除去することが必要であり、工程が長く面倒で
あるので、図3に示すように、モ−タ−Mにより回転さ
れる中空軸4に軸承されたヘッド5内に小孔6a,6
a,…を多数穿った吸着板6を備えるバキュ−ムチャッ
ク機構が提案され、実用化されている。
【0004】研磨装置1の中空軸4 内はロ−タリ−バル
ブ7およびバルブ8を介して真空ポンプ(図示せず)に
接続され前記ウエハwを吸着板6に吸着する。チャック
機構にチャックされたウエハwは研磨パッド3aに押圧
され、軸2と4を正逆方向に、または同方向に回転させ
てウエハwは研磨される。研磨されたウエハは、バルブ
8を止め、ついでバルブ13を開き、洗浄液をウエハに
供給してウエハ上に付着している研磨剤や研磨屑を溶
解、除去し、洗浄後、バルブ13を閉め、チャック機構
をウエハ受台上に移動させた後、バルブ11を開き、加
圧気体をウエハに吹き付けることによりウエハを乾燥さ
せるとともにチャック機構よりウエハを取り外し、受台
に研磨されたウエハを載せる(特開平10−34523
号、同10−163138号、同9−300209号、
同9−70750号、同10−199838号等公報参
照)。
【0005】しかしながら、中空軸4への加圧気体のみ
の供給では、何時でも完全にウエハをチャック機構から
取り外すことはできず、時々、ウエハの一部がチャック
機構に付着していることがあり、作業者が手でウエハを
取り外す必要があることが判明した。特に、ウエハの直
径が8インチ、12インチと大口径となるにつれてかか
るウエハの取り外しミスが起きる機会が増加する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ワックスレ
スのウエハの取り付けであるバキュ−ム吸着方法であっ
て、しかもウエハの径が大口径であってもチャック機構
からのウエハの取り外しが容易な方法の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転中空軸の
下部に軸承されたヘッド内に吸着板を備えるチャック機
構の吸着板に減圧により吸着されたウエハを吸着板より
取り外す方法において、回転中空軸の減圧を止め、回転
中空軸の軸内に圧力流体を導入してウエハの表面に圧力
をかけてウエハの脱離を図った後、ウエハの側面よりウ
エハと吸着板の間に圧力流体を吹き付けて前記吸着板よ
りウエハを取り外す方法を提供するものである。
【0008】
【作用】ウエハ研磨後、チャック機構の回転中空軸内に
導入された圧力流体のウエハにかかる面圧力でウエハの
大部分の面がチャック機構の吸着板より外れ、かろうじ
て洗浄液残や減圧の影響でウエハの一部分がチャック機
構にくっついてぶら下がっている部分を、ウエハの側面
よりウエハと吸着板の間に供給される圧力流体の圧力に
よりチャック機構から取り外す。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明をさら
に詳細に説明する。図1は、本発明の実施に用いる研磨
装置におけるウエハチャック機構の断面図、図2はチャ
ック機構からウエハが外され、受台に載せられる状態を
示す平面図である。図中、1 は研磨装置、2 は回転軸、
3 は研磨盤(プラテン)、3aは研磨パッド、4は回転
軸、5 はヘッド、6は吸着板、6aは小孔、7 はロ−タ
リ−バルブ、8はバルブ、9は減圧管、9′はトラッ
プ、10は加圧気体供給管、11はバルブ、13はバル
ブ、14は液体供給用管、15はエヤ−シリンダ−、1
6はモ−タ−、17は受台、18はエヤ−シリンダ−、
19は加圧流体供給ノズルである。
【0010】研磨盤3の研磨パッドにチャック機構の吸
着板6に吸着されたウエハを5〜800g/cm2 の圧
力で押圧し、研磨盤の軸2を30〜800rpmで、チ
ャック機構の軸4を30〜1000rpmの回転数で回
転させてウエハの所望量研磨仕上げした後、両軸の回転
を止め、チャック機構を上方に移動させ、ついで管14
よりウエハ表面に水を供給してウエハ表面を洗浄する。
次に、受台17の上にウエハが2〜3mm離れた位置と
なるようチャック機構を移動する。チャック機構の中空
軸4 への減圧管9の真空を止め、ついで減圧管9より加
圧液体を、または管10より加圧気体を吸着板にチャッ
クされているウエハ表面に供給すると、ウエハの表面積
の大部分が吸着板より離れ、一部分がウエハと吸着板間
の残存する減圧または水泡により吸着板から離れない状
態となっている。
【0011】このウエハの状態で、前記加圧気体または
加圧液体の供給を止め、ついで、ウエハの側面よりノズ
ル19から加圧液体をウエハ側面およびウエハとチャッ
ク機構の吸着板の間に吹き付け、ウエハの吸着板からの
剥離を完全なものとし、ウエハをチャック機構から受台
17へと移す。ついで、ウエハを載せた受台17をエヤ
−シリンダ−18で下降させ、チャック機構の管9を減
圧することによりノズル19から供給されている加圧液
体を管9を経てチャック機構外へ排出し、管9内の洗浄
を行う。
【0012】管9または管10から供給される加圧液体
または加圧気体の圧力は、消防法の関係から免許のいら
ない6.0kg/cm2 G以下、すなわち0.5〜5.
5kg/cm2 G、好ましくは1.0〜2.0kg/c
2 Gである。管19から供給される加圧液体または加
圧気体の圧力は、消防法の関係から0.5〜6kg/c
2 G、好ましくは1.5〜2.5kg/cm2 Gであ
る。好ましくは、管20から供給される加圧液体の圧力
が、管9または10より供給される加圧流体の圧力より
若干高くするのがよい。
【0013】加圧液体としては、水が好ましいが、アン
モニア水、水酸化カリウム水溶液、塩酸水溶液、過酸化
水素水等ウエハの洗浄液でもよい。加圧気体としては空
気、チッソガス、ヘリウムガス、炭酸ガス、アルゴンガ
ス等の加圧気体が用いることができる。中でも加圧空気
が安価で好ましい。ノズル19より供給する加圧液体の
量は、ウエハの単位面積当たり、1〜20cc/分/c
2 が好ましい。
【0014】
【実施例】実施例1 直径700mmのポリエステル繊維研磨パッドに、直径
300mmの一次研磨されたシリコンウエハを吸着(7
00mmHg減圧)したチャック機構を押圧(60g/
cm2 )し、軸2を時計回り方向に400rpm回転,
軸4を逆時計回り方向に800rpm回転させて、加工
速度1.2μm/分でパッドの上に水を供給しながら10
分間研磨仕上げを行った。
【0015】ついで、両軸の回転を止め、チャック機構
を上方に移動させた後、ノズル19よりウエハに水を5
cc/分/cm2 の割合で1分間吹き付けウエハ側面お
よび表面を洗浄した。次に、受台22の上にウエハが2
〜3mm離れた位置となるようチャック機構を移動し、
減圧管9の真空を止め、ついで管10より1.0kg/
cm2 Gの加圧空気を吸着板にチャックされているウエ
ハ表面に0.5分供給し、加圧空気の供給を停止した。
【0016】さらに、ウエハが吸着板から離れない状態
となっているウエハに、ノズル19より1.5kg/c
2 Gの加圧水をウエハの側面およびウエハとチャック
機構の吸着板の間に5cc/分/cm2 の量0.5分間
吹き付け、ウエハの吸着板からの剥離を完全なものと
し、ウエハをチャック機構から受台17へと移した。受
台を下降させた後、管9を減圧し、ノズル19から供給
されている加圧水を吸引し、管9の洗浄するとともに、
吸着板6の洗浄も行った。
【0017】比較例1 実施例1において、管10からの加圧空気の供給時間を
1.5分とし、研磨されたウエハの側面からのノズル1
9からの加圧水の吹き付けを行わない場合、研磨された
ウエハがチャック機構から離れない確率は、8%(10
0枚中,8枚)であった。
【0018】
【発明の効果】本発明のウエハのチャック機構からの取
り外し方法は、ウエハの径が大きくなってもウエハはチ
ャック機構の吸着板から完全に剥離するので、従来のよ
うにウエハのチャック機構からの剥離が不充分であると
の機械装置からのブザ−を聞いて作業者がウエハのチャ
ック機構から剥離されてないウエハを手作業で剥離する
必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエハのチャック機構の断面図である。
【図2】チャック機構からウエハが外され、受台に載せ
られる状態を示す平面図である。
【図3】研磨装置の断面図である。
【図4】研磨装置の平面図である。
【符号の説明】
1 研磨装置 w ウエハ 2 回転軸 3 研磨盤 3′ 研磨パッド 4 チャック機構の回転軸 5 ヘッド 6 吸着板 9 減圧管 10 加圧気体供給管 17 ウエハ受台 19 加圧液体供給ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜田 浩章 神奈川県厚木市上依知3009番地 株式会社 岡本工作機械製作所半導体事業部内 Fターム(参考) 5F031 CA02 FA12 GA22 HA13 HA32 MA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中空軸の下部に軸承されたヘッド内
    に吸着板を備えるチャック機構の吸着板に減圧により吸
    着されたウエハを吸着板より取り外す方法において、回
    転中空軸の減圧を止め、回転中空軸の軸内に圧力流体を
    導入してウエハの表面に圧力をかけてウエハの脱離を図
    った後、ウエハの側面よりウエハと吸着板の間に圧力流
    体を吹き付けて前記吸着板よりウエハを取り外す方法。
  2. 【請求項2】 中空回転軸に導入される圧力流体が、圧
    力0.5〜5.5kg/cm2 Gの加圧空気であり、ウ
    エハの側面より吹き付ける圧力流体が、圧力1.0〜
    6.0kg/cm2 Gの加圧水である、請求項1に記載
    のウエハの取り外し方法。
JP25916098A 1998-08-31 1998-08-31 チャック機構よりウエハを取り外す方法 Pending JP2000077368A (ja)

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